JPH0617810U - 二軸以上多軸加工装置の軸芯間位置決め装置 - Google Patents

二軸以上多軸加工装置の軸芯間位置決め装置

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JPH0617810U
JPH0617810U JP5533192U JP5533192U JPH0617810U JP H0617810 U JPH0617810 U JP H0617810U JP 5533192 U JP5533192 U JP 5533192U JP 5533192 U JP5533192 U JP 5533192U JP H0617810 U JPH0617810 U JP H0617810U
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axis
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gear
adjustment
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JP5533192U
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行彦 高橋
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行彦 高橋
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】被加工物の2箇所以上に二軸以上多軸加工具を
介して同時加工を行った場合に、加工具位置を表示し、
加工具位置を再現可能とする。 【構成】この二軸以上多軸加工装置は、主軸より中間歯
車群を介して駆動される工具軸を偏心位置に有すると共
に、手動で回転されて工具位置を変更できる数個の調整
用チャンバー2(3)を有する。調整用チャンバー2
(3)に回転位置を検出する検出手段11と、検出値を
表示する各表示部12とを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、被加工物の2箇所以上に、二軸以上多軸加工具を介して、同時加工 を行った場合に、当該2箇所以上の加工具位置を表示し、前記加工具位置を再現 可能とした二軸以上多軸加工装置の軸芯間位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、多軸加工装置の軸芯間の位置決め装置、例えば、ドリル工具・タップ工 具(以下、原則としてドリルで説明する。)において、各ドリルの軸芯間の位置 決めをする場合、通例として、各調整用チャンバーを目視、又は勘を頼りとして 回転し、前記各調整用チャンバーを所定の位置に回転した後、この移動位置でボ ルト、挿入ピン等の締付手段により、固定する方法が採用されていた。
【0003】 尚、被加工物の1箇所の位置決め装置としては、例えば、実公平1−7404 5号の「芯出し工具」があり、その要旨は、チャック部、胴部及び工具からなる 芯出し工具において、胴部の外側面には表示ランプを設け、チャック部内に電池 を内蔵し、胴部には工具を着脱可能な状態でチャックを介してチャック部の中心 軸と同芯に固定した構成にある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記、従来の経験、勘を頼とする構成では、その位置決め調整(軸芯間の位置 決め)に、大変な熟練、又は作業時間を要する課題があり、改良されるべき点で ある。
【0005】 また前記先行技術の考案は、単軸の芯出しであり、多軸芯間の位置決めには、 不向である。即ち、構造が複雑となり、汎用工具への採用には、些か問題である こと、又は電気的検出機構であり、回転工具との関係上、例えば、電気的に改良 すべき点が考えられること、等の課題が挙げられる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、多軸加工装置の軸芯間をワンタッチで調整できること、即 ち、軸芯間を簡易に再現できること、又は熟練を要さず、かつ瞬時に軸芯間を再 現できること、等を意図し、下記の構成を採用した。
【0007】 即ち、本考案の二軸以上多軸加工装置の軸芯間位置決め装置は、 本体に回転自在に垂設され、かつ締付手段を介して、前記回転移動位置で固定 される数個の調整用チャンバーと、 この各調整用チャンバー用に装備されている回転駆動用の各歯車群と、 この各歯車群の出力歯車軸に垂設された各工具と、 前記各調整用チャンバーの回転位置を検出する各検出手段と、 この各検出手段の検出値を表示する各表示部と、 で構成されている。
【0008】
【作用】
以下、本考案の作用(軸芯間の位置決め)を説明する。
【0009】 本体に回転自在に設けられた多数の調整用チャンバーを、それぞれ手動操作を 介して回転させ、各調整チャンバーより垂設されているドリルの位置、即ち、軸 芯間を変化させる。
【0010】 そして、各ドリルが、被加工物に対するそれぞれの所定位置まで移動したとき に、各調整用チャンバーをロックすると、各ドリルは所定位置に設定され、その 各設定位置はカウンター表示される。この状態で主軸を駆動することによって被 加工物の所定の2箇所に、同時にドリル加工(一例である。限定されず)を行う ことができる。
【0011】 その後、カウンター表示が、同じになるように設定することにより、同一の条 件におけるドリル加工を再現できる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0013】 1は加工装置(図示せず)の本体で、この本体1には回転自在に数個の調整用 チャンバー2、3、・・・・・(以下、単に2、3とする。)が垂設されており 、この調整用チャンバー2、3はボルト等の締付手段4を介して、所定の回転位 置に固定される。
【0014】 具体的には、締付手段4の締付解除により、調整用チャンバー2、3を、例え ば、手動操作を介して回転し、所定位置に移動した後、前記締付手段4の緊締に より前記調整用チャンバー2、3は固定される構成となっている。
【0015】 図中5、6、・・・・・(以下、単に5、6とする。)はドリルを示しており 、当該ドリル5、6は前記調整用チャンバー2、3に垂設されており、当該調整 用チャンバー2、3と同時回転し、かつドリル5、6の軸芯間Aが決定される。
【0016】 尚、ドリル5、6への駆動伝達は、例えば、図2に示す駆動伝達手段が採用さ れており、主軸7から歯車群8を介して、それぞれドリル駆動用の歯車9、10 に伝達され、ドリル5、6を回転駆動する構造となっている。
【0017】 そして、前記調整用チャンバー2、3には、それぞれ当該調整用のチャンバー 2、3の回転数を検出する検出手段11が設けられているとともに、この検出値 を表示するカウンター等の表示部12が設けられている。また図中13は検出値 の伝達手段を示す。
【0018】 以下、検出手段11、表示部12、伝達手段13の代表例を、図3〜図7を基 に説明する。
【0019】 先ず、図3の例は、検出手段11を、調整用チャンバー2、3の外周面に繞設 された回転位置検出用の検出歯車111、伝達手段13を、中間歯車113又は 連結歯車(図示せず)、又表示部12をカウンター表示112とする。
【0020】 そして、前記検出歯車113を介して、カウンター表示112をダブル方式で 表示する例を示しているが、この例に限定されない。
【0021】 また図4の例は、検出手段11を、調整用チャンバー2、3の外周面、伝達手 段113をベルト、チェーン等の捲装媒体213及び回転軸213a、又は表示 部12をカウンター表示112とする。
【0022】 そして、調整用チャンバー2、3の回転を、捲装媒体213及び回転軸213 aを介して、カウンター表示する構成である。尚ベルト213のスリップ防止手 段を設ける構成がよい。
【0023】 図5の例は、前記図3とほぼ同じ構成であり、伝達手段13に歯車伝達機構3 13を採用した構成である。
【0024】 更に図6の例は、検出手段11をマイクロスイッチ211、伝達手段13をコ ード213、又は表示部12をデジタル表示とする。
【0025】 そして、マイクロスイッチ211による調整用チャンバー2、3の回転数の検 出値をコード213を介して、デジタル表示212にて表示する構成を示してい る。
【0026】 又図7の例は、検出手段11を、位置決め目印411、表示部12を、例えば 、本体1の外周面にそれぞれ設けたスケール等の回転数字手段412とする。
【0027】 そして、調整用チャンバー2、3の回転により、位置決め目印411が移動す る。その後、回転停止による位置決め目印411の停止位置を、回転数字手段4 12を介して読み取る構成である。
【0028】 尚、以上の図3〜図7の検出手段11、表示部12等の構成は、前述の如く、 一例である故、同じ機構を備えた他の構成も本考案の権利内容に含まれる。
【0029】 図中Wは、被加工物を示す。
【0030】
【考案の効果】
本考案は、各調整用チャンバーの回転位置を、各検出手段、各伝達手段を介し て、各表示部に表示、かつ記憶できる構成としたので、下記の効果を有する。
【0031】 (1)多軸加工装置の軸芯間位置決めが、ワンタッチで、かつ確実にできる。
【0032】 (2)従来の如く、熟練及び勘を要さない。即ち、加工作業(段取り)の簡略化 、スピード化等に大いに役立つ。
【0033】 (3)在来の多軸加工装置に、僅かな改良で装置できる。
【0034】 (4)構造簡単で、故障少なく、かつ確動的である。
【0035】 (5)低コストで装置できる。
【0036】 (6)便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の正面図である。
【図2】ドリルの駆動伝達の一例を示す拡大斜視図であ
る。
【図3】検出手段、表示部を検出歯車、カウンター表示
とする一例を示す模式図である。
【図4】検出手段、表示部を調整用チャンバーの外周
面、カウンター表示とする一例を示す模式図である。
【図5】図3の変形例を示す模式図である。
【図6】検出手段、表示部をマイクロスイッチ、デジタ
ル表示とする一例を示す模式図である。
【図7】検出手段、表示部を位置決め目印、回転数字手
段とする一例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 本体 2 調整用チャンバー 3 調整用チャンバー 4 締付手段 5 ドリル 6 ドリル 7 主軸 8 歯車群 9 ドリル駆動用の歯車 10 ドリル駆動用の歯車 11 検出手段 12 表示部 13 伝達手段 A 軸芯間

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に回転自在に垂設され、かつ締付手
    段を介して、前記回転移動位置で固定される数個の調整
    用チャンバーと、 この各調整用チャンバー用に装備されている回転駆動用
    の各歯車群と、 この各歯車群の出力歯車軸に垂設された各工具と、 前記各調整用チャンバーの回転位置を検出する各検出手
    段と、 この各検出手段の検出値を表示する各表示部と、 で構成されている二軸以上多軸加工装置の軸芯間位置決
    め装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の検出手段が、 調整用チャンバーの外周面に、繞設された回転位置検出
    の検出歯車と、 この検出歯車に噛合する中間歯車と、 この中間歯車の回転数を表示するカウンターと、 で構成されている請求項1の二軸以上多軸加工装置の軸
    芯間位置決め装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の検出手段が、 調整用チャンバーとカウンターの回転軸との間に張装さ
    れたベルト、チェーン等の捲装媒体と、 この捲装媒体を介して、前記調整用チャンバーの回転数
    を表示する前記カウンターと、 で構成されている請求項1の二軸以上多軸加工装置の軸
    芯間位置決め装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の検出手段が、 調整チャンバーの外周面に表示した位置決め目印と、 この位置決め目印と符合する本体に設けた回転数字手段
    と、 で構成されている請求項1の二軸以上多軸加工装置の軸
    芯間位置決め装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の検出手段が、 調整用チャンバーに設けたマイクロスイッチと、 このマイクロスイッチの検出値を表示する表示手段と、 で構成されている請求項1の二軸以上多軸加工装置の軸
    芯間位置決め装置。
JP5533192U 1992-08-06 1992-08-06 二軸以上多軸加工装置の軸芯間位置決め装置 Pending JPH0617810U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5246750A (en) * 1975-10-09 1977-04-13 Matsushita Graphic Commun Syst Inc Frequency detection circuit
JPS60477A (ja) * 1983-05-20 1985-01-05 Fuji Xerox Co Ltd 定着器用紙剥離装置
JPH04122505A (ja) * 1990-09-10 1992-04-23 Saburo Watanabe 多軸ボール盤等の回転軸間距離及び回転軸の角度表示装置

Patent Citations (3)

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