JPH06178036A - 遠隔データ登録システム及びファクシミリ装置 - Google Patents

遠隔データ登録システム及びファクシミリ装置

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JPH06178036A
JPH06178036A JP4331960A JP33196092A JPH06178036A JP H06178036 A JPH06178036 A JP H06178036A JP 4331960 A JP4331960 A JP 4331960A JP 33196092 A JP33196092 A JP 33196092A JP H06178036 A JPH06178036 A JP H06178036A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ファクシミリ装置にすでに登録されているデー
タ群を、遠隔データ登録により使用者の意志とは関係な
く書き換えられることを防止する。 【構成】通信回線網に通信アダプタ2と端末ファクシミ
リ装置3とが接続されている。通信アダプタ2はPC1
と公衆回線との間にあり、PC1からファクシミリ3に
設定するデータを送信し、また、ファクシミリ3の機能
を読み出し、PC1にその情報を出力する。ファクシミ
リ3は、そこで設定されているスイッチの状態に応じて
通信アダプタ2からの機能要求に対して機能の有無を応
答するため、使用者がスイッチを操作することで、通信
アダプタからの遠隔データ登録を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばパーソナルコ
ンピュータ等のセンタ機器を用いて、公衆回線網等に接
続された端末ファクシミリ装置のリモートデータ登録・
保守を行うシステム及びそれを構成するファクシミリ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置に対して、ユー
ザが所定のデータをあらかじめ登録しておく機能が備え
られている。これらのデータは通信を介して読み出し・
書き込みを行うことができた。このようなリモートデー
タ登録・保守を行う場合、端末ファクシミリはセンタ機
器からの登録データの書き込みを無条件に許していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、公衆回
線網を利用したファクシミリ装置へのリモート登録・保
守において、対象となる端末ファクシミリのデータに対
して、センタ機器から無条件にデータの書き込みを許可
した場合、端末ユーザの意図しないデータに書き変えら
れてしまうことがあった。
【0004】また、センタ側からは、端末ファクシミリ
に設定されたデータを自由に読み出すことができた。こ
れは、本来そのような情報を知り得ない立場にいる使用
者であっても、端末ファクシミリに設定された情報を秘
匿できないという問題となる。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みて成されたもの
で、端末ファクシミリにおいて、その使用者の意志に反
したデータがセンタから登録されることを防ぐ遠隔デー
タ登録システム及びファクシミリ装置を提供することを
目的とする。
【0006】また、遠隔データ登録を行う側にあって
も、登録できるデータや、読み出せるデータを制限する
遠隔データ登録システムを提供することを他の目的とす
る。
【0007】
【発明が解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のファクシミリ装置は次のような構成からな
る。
【0008】通信回線に接続され、該通信回線を介して
の設定データの読み出しと書き込みとが行える保守機能
を有するファクシミリ装置であって、スイッチ手段と、
該スイッチ手段により設定された状態に応じて、有する
機能を宣言する機能データを作成する作成手段と、前記
機能データを送信する手段とを備える。
【0009】また、本発明の遠隔データ登録システムは
次のような構成からなる。
【0010】通信回線で接続されたセンタと端末とから
なる遠隔データ登録システムであって、前記センタは、
遠隔データ登録の対象となるデータの範囲を入力する範
囲入力手段と、該入力手段により入力された範囲に応じ
てデータ入力を制限する制限手段と、該制限手段による
制限のもとで遠隔データ登録の対象となるデータを入力
するデータ入力手段とを備える。
【0011】あるいは、通信回線で接続されたセンタと
ファクシミリ装置とからなる遠隔データ登録システムで
あって、ファクシミリ装置は、その動作状況データを記
録する記録手段と、データを受信する受信手段と、受信
データを解析する手段と、前記記録手段により記録され
た動作状況データを処理して応答する処理手段とを備
え、センタは、ファクシミリ装置へと送信するデータを
指示する指示手段と、該指示手段による指示に従ってフ
ァクシミリ装置へとデータを送信する手段と、受信した
データを出力する手段とを備える。
【0012】
【作用】 上記構成により、本発明のファクシミリ装置
は、スイッチ手段の設定に応じて、ファクシミリ側で遠
隔データ登録機能の有無と遠隔データ登録の書き込みの
可・不可を送信する。
【0013】また、本発明の遠隔データ登録システム
は、センタで、登録対象となるデータを制限することが
できる。
【0014】
【実施例】[実施例1]図1(a)及び(b)ともに、
本実施例のリモートデータ登録(RMD)システムのブ
ロック図である。本システムは、登録データを管理する
PC1と、PC1と通信回線との間に介する通信アダプ
タ2であるRMDセンタFAX3と、通信回線に接続さ
れた端末ファクシミリ3であるFAX2より構成され
る。
【0015】図2は端末ファクシミリ3の構成を示すブ
ロック図である。
【0016】図において、11は公衆回線網の制御を行
う網制御装置、12はデジタル信号とアナログ信号の変
調及び復調を行うモデム、13はファクシミリ装置全体
の制御を行うCPU、14はCPUが実行するプログラ
ム等を格納するROM、15はワークエリアとして使用
される、あるいは、短縮電話番号リストや発信人名等の
リモート登録データが登録されるRAM、16はオペレ
ータの操作を受け付ける操作パネル、17は原稿の読み
取りを行なう読取装置、18は記録紙への情報の印字を
行なう記録装置、19は通話を行なうための電話機、2
0はRMDの登録や読み出しを禁止/許可するためのス
イッチである。
【0017】RAM15には、図6のような領域が含ま
れている。すなわち、RMDスイッチの状態に応じた値
が書き込まれるRMDデータ領域41、書き込み禁止ス
イッチの状態に応じた値が書き込まれる書き込み禁止デ
ータ領域42、サービスRMDスイッチの値が書き込ま
れるサービスRMDデータ領域43、サービス読み出し
許可スイッチ状態に応じた値が書き込まれるサービス読
み出し許可データ領域44である。これら各スイッチ
は、2値データとして入力されるソフトウエアスイッチ
であっても良いが、本実施例ではRMDスイッチ20に
備えられた機械・電気的なスイッチである。
【0018】上記の構成において、オペレータはPC1
に内蔵されたプログラムを実行するなどして、端末ファ
クシミリにリモート登録したいデータ、あるいは、端末
ファクシミリにすでに登録されている読み出したいデー
タ等を指定して入力する。PC1はその入力に従って、
入力されたデータや、リモート登録に関するデータ登
録、あるいはデータ読みだしといった命令を、RS23
2Cインターフェースを通じて通信アダプタ2に送りつ
ける。
【0019】それを入力された通信アダプタ2は、入力
データを基にリモート登録ファイルを作成し、所定の制
御手順に従って端末ファクシミリ3にファイルされたデ
ータを送信する。この所定の制御手順としては、本実施
例ではバイナリ手順に準ずる。すなわち、まず、送信相
手の機能を交換するフェーズの後、登録すべきあるいは
読み出すべきデータを送りつけるフェーズに移行する。
【0020】この、各フェーズにおける通信アダプタ2
と端末ファクシミリ3との伝送制御手順手順を示す図
が、図3〜図5である。
【0021】図3は、送信相手の機能を得る機種宣言フ
ェーズである。アダプタ2が端末ファクシミリ3に発呼
すると、端末ファクシミリ3はNSF(非標準装置),
CSI(被呼局識別),DIS(ディジタル識別信号)
を機種宣言初期識別としてアダプタ2に送りつける。リ
モートデータ登録に関する機能は、このNSF中の1ビ
ットしてその有無を識別される。
【0022】通信アダプタ2は、機種宣言識別を受信す
ると、それに対して、NSS(非標準装置設定),TS
I(送信局識別),DCS(ディジタル命令信号)を機
種要求命令として送信する。端末ファクシミリ3はそれ
にMCF(メッセージ確認)で応答し、アダプタ2も同
様にMCFを応答する。以上で機種確認フェーズを終
え、次なるフェーズに移行する。
【0023】リモートデータ登録の場合には、次なるフ
ェーズは図4に示されたデータ登録フェーズである。通
信アダプタ2は、端末ファクシミリ3から送信されたN
SFに対して、登録データをNSSとともに端末ファク
シミリ3に送りつける。端末ファクシミリ3は正常に受
信するかぎりMCFを応答する。データを送り終えたな
ら、端末ファクシミリ3に対してDCN(回線切断命
令)を送信して終了する。
【0024】また、リモートデータ読み出しであれば、
図5に示されたデータ読みだしフェーズに移行する。通
信アダプタ2は、端末ファクシミリ3からNSFを受信
するとNSSによりデータを要求する。端末ファクシミ
リ3は、NSC(非標準装置命令)とともにデータを要
求されたデータを送り出し、送るべきデータが終了する
とNSFを送信する。通信アダプタ2は、NSCを受信
するとMCFを送りつけ、要求するデータが終了したな
らDCNを送信して終了する。
【0025】上記の機種宣言フェーズにおいて、通信ア
ダプタ2からの呼を受けた端末ファクシミリ3は、図7
のフローチャートの手順で機種を宣言する。図7のフロ
ーチャートはそれ以後のファクシミリ3、すなわちそれ
を制御するCPU13による処理手順を示している。
【0026】まず、待機状態において、ある一定時間間
隔でRMDスイッチ20の状態を見に行き、ONであれ
ば“1”(オンとも呼ぶ)を、OFFであれば“0”
(オフとも呼ぶ)をRAM15のRMDデータ41に書
き込む。
【0027】図7はこの状態から開始されている。図に
おいて、ステップS301で呼が着くことを調べ続け、
呼が着いたならばステップS302でメモリ15のRM
Dデータ41をテストする。
【0028】RMDデータがオン(1)になっていたら
ステップS303に進み、図3のNSF51のRMD機
能有りのビットを“1”にして機種宣言初期識別を送出
する。
【0029】逆に、RMDスイッチがオフ(0)になっ
ていたらステップS304に進み、RMD機能有りのビ
ットを“0”にして機種宣言初期識別を送出する。
【0030】このようにして機種宣言初期識別が通信ア
ダプタ2に送りつけられ、通信アダプタ2は端末ファク
シミリ3にRMD機能があるか否かを判定する。
【0031】そして、RMD機能有りのビットが“1”
のときだけ、データ登録/要求フェーズに移行する。
【0032】RMD機能有りのビットが“0”なら、通
信アダプタ2はDCN(切断終了信号)を端末ファクシ
ミリ3に送信し通信を断つ。
【0033】以上の手順により、端末ファクシミリ3で
は、本来備えている機能とは別に、スイッチを操作する
ことで、センタからのリモートデータ登録を拒むことが
でき、ファクシミリ使用者の意図とは異なったデータを
登録されることを防止できる。 (変形例1)図1及び図2の構成のシステムにおいて、
センタ、すなわち通信アダプタ2に対してリモート登録
機能はないと知らせるのではなく、データの登録あるい
は書き換えを禁止する方法もある。書き込みが禁じられ
ている場合には、登録されているデータの読み出しは可
能となる。そのために、RMDスイッチに加えて、スイ
ッチ20に割り当てられている書き込み禁止スイッチを
使用する。
【0034】ファクシミリ3は、待機状態において、あ
る一定時間間隔でRMDスイッチと書き込み禁止スイッ
チの状態を見に行き、ONであれば“1”を、OFFで
あれば“0”をそれぞれRAM15のRMDデータ41
と書き込み禁止データ42とに書き込む。図8のフロー
チャートはそれ以後のファクシミリ3、すなわちそれを
制御するCPU13による処理手順を示している。
【0035】図において、まず、ステップS401で
は、通信アダプタ2からの着呼を調べる。電話回線等か
らの着信を検知した場合には、ステップS402に進
み、RMDデータ41をテストする。RMDデータがオ
ン(1)のときにはステップS403に進んで、書き込
み禁止データ42をテストする。
【0036】ステップS403において、書き込み禁止
データがオン(1)ならば、ステップS404で、図3
のNSF51のRMD機能有りのビットを“1”に、書
き込み禁止ビットを“1”にして機種宣言初期識別を送
出する。
【0037】書き込み禁止データがオフ(0)ならば、
図3のNSF51のRMD機能有りのビットを“1”、
書き込み禁止ビットを“0”にして機種宣言初期識別を
送出する。
【0038】一方、ステップS402において、RMD
データがオフ(1)になっていたら、ステップS406
によりNSF51のRMD機能有りのビットを“0”に
して機種宣言初期識別を送出する。
【0039】以上のようにして、端末ファクシミリ3に
おいて、リモートデータ登録機能のをセンタ側に使用さ
せないのではなく、データの書き込みを禁止することも
できる。この状態にあっては、センタ側ではデータの書
き換えはできないものの、すでに登録されているデータ
がどのような値を持つものかを知ることができる。 (変形例2)本実施例のシステムにおいて、センタ、す
なわち通信アダプタ2に対してリモート登録機能はない
と知らせることを端末ファクシミリの一般使用者に許さ
ず、装置のメンテナンスを行うサービス担当者等の一部
に限定し、一般使用者にはデータの登録あるいは書き換
えを禁止することもできる。書き込みが禁じられている
場合には、登録されているデータの読み出しは可能とな
る。そのために、実施例2のRMDスイッチに代えて、
スイッチ20に割り当てられているサービスRMDスイ
ッチを使用する。このスイッチは一般ユーザにはその使
用が禁じられるため、装置内部の普通は操作できない場
所に設置するなどの考慮がひつようとなる。
【0040】ファクシミリ3は、待機状態において、あ
る一定時間間隔でRMDスイッチと書き込み禁止スイッ
チの状態を見に行き、ONであれば“1”を、OFFで
あれば“0”をそれぞれRAM15のRMDデータ41
と書き込み禁止データ42とに書き込む。図8のフロー
チャートはそれ以後のファクシミリ3、すなわちそれを
制御するCPU13による処理手順を示している。
【0041】図において、まず、ステップS501で
は、通信アダプタ2からの着呼を調べる。電話回線等か
らの着信を検知した場合には、ステップS502に進
み、サービスRMDデータ43をテストする。サービス
RMDデータがオン(1)のときにはステップS503
に進んで、書き込み禁止データ42をテストする。
【0042】ステップS503において、書き込み禁止
データがオン(1)ならば、ステップS504で、図3
のNSF51のRMD機能有りのビットを“1”に、書
き込み禁止ビットを“1”にして機種宣言初期識別を送
出する。
【0043】書き込み禁止データがオフ(0)ならば、
図3のNSF51のRMD機能有りのビットを“1”、
書き込み禁止ビットを“0”にして機種宣言初期識別を
送出する。
【0044】一方、ステップS502において、サービ
スRMDデータがオフ(1)になっていたら、ステップ
S506によりNSF51のRMD機能有りのビットを
“0”にして機種宣言初期識別を送出する。
【0045】以上のようにして、端末ファクシミリ3に
おいて、リモートデータ登録機能のをセンタ側に使用さ
せないのではなく、データの書き込みを禁止することも
できる。この状態にあっては、センタ側ではデータの書
き換えはできないものの、すでに登録されているデータ
がどのような値を持つものかを知ることができる。
【0046】また、リモートデータ登録機能の有無は、
端末ファクシミリの使用者が決定するのではない。これ
は、たとえば端末ファクシミリの設置時などに決定し、
その後の勝手な変更をすることができない。
【0047】また、RMDスイッチとして、一般ユーザ
に使用できないサービスRMDスイッチと一般ユーザ用
のそれとを用意し、RMD登録機能の有無はそれらスイ
ッチの論理積で与えるようにしても良い。 (変形例3)本実施例のシステムにおいて、更に、一般
の使用者に操作できないサービス読み出し許可スイッチ
を、RMDスイッチと書き込み禁止スイッチに加えて利
用することもできる。このサービス読み出し許可スイッ
チは、一般ユーザにはその使用が禁じられるため、装置
内部の普通は操作できない場所に設置するなどの考慮が
必要となる。図10は、ファクシミリ装置3のCPU1
3による、機種宣言初期識別送信時の処理を示すフロー
チャートである。
【0048】まず、待機状態において、ある一定間隔で
RMDスイッチ、書き込み禁止スイッチ、サービス読み
出し許可スイッチの状態を見に行き、ONであれば
“1”を、OFFであれば“0”をそれぞれRAM40
のRMDデータ41、書き込み禁止データ42、サービ
ス読み出し許可データ44に書き込む。フローチャート
はこの時点から開始される。
【0049】ステップS601においては、電話回線等
からの着信を調べ、検知した場合ステップS602に進
み、RMDデータ41を参照して、RMDスイッチがオ
ン(1)のときステップS603に進む。
【0050】ステップS603においてはサービス読み
出し許可データ44をテストし、オン(1)のときに
は、ステップS605で、図3のNSF51のRMD機
能有りのビットを“1”、書き込み禁止ビットを“1”
にして機種宣言初期識別を送出する。
【0051】一方、サービス読み出し許可データがオフ
(0)のときにはステップS604で書き込み禁止デー
タ42をテストする。書き込み禁止データがオン(1)
ならばステップS605に進む。
【0052】書き込み禁止データ42がオフ(0)なら
ばステップS606で、図3のNSF51のRMD機能
有りのビットを“1”、書き込み禁止ビットを“0”に
して機種宣言初期識別を送出する。
【0053】ステップS602における判定でRMDデ
ータがオフ(0)であったなら、ステップS607で、
図3のNSF51のRMD機能有りのビットを“0”に
して機種宣言初期識別を送出する。
【0054】以上のようにして、端末ファクシミリ3は
スイッチの設定に応じた機種宣言初期設定を通信アダプ
タ2に送信する。それを受信した通信アダプタ2は、N
SFのRMD機能ビット及び書き込み禁止ビットを参照
し、その設定に応じてつぎのフェーズに移行し、データ
登録あるいは読み出し等を行う。こうすることで、端末
ファクシミリにあっても、一般のユーザが勝手に遠隔デ
ータ登録による書き込み許可することができなくなり、
すでに登録されているデータを保護することができる。
【0055】なお、本実施例ではRMDスイッチは金物
であるとしたが、RMDスイッチがプログラムやオペレ
ータのコンソール入力等によるソフトウエアスイッチで
も良い。この場合、前述した各スイッチの値を読み込む
データ領域41〜44には、RMDスイッチのデータが
登録されるごとに、そのデータが書き込まれる。
【0056】
【他の実施例】[実施例2] <構成>図11は、第3の実施例のシステム構成を示す
図である。図において、リモート登録・読み出しセンタ
(リモートホスト)100側は、パーソナルコンピュー
タ(PC)1とRS232Cインターフェース内蔵のセ
ンターファクシミリ(通信アダプタ)2とから構成さ
れ、公衆回線を介してリモートファクシミリ端末3が接
続されている。この構成は図1に示された構成と実質的
に同一である。
【0057】PC1は、RMDパソコンと呼ばれ、リモ
ートデータの入力や編集,保存などのファクシミリへの
登録データの編集・管理と、センターファクシミリとの
データ通信とを行う。RMDパソコンでリモート登録シ
ステムを構築するには、図12に示すホストプログラム
(RMDHOST.EXEなる名称) 213と、機種および画面デー
タベース(DB)211・212、保存ファイルなどの
ファイル214とCRT、プリンタなどの周辺機器、及
び通信アダプタ2とのRS232Cによる接続を司るプ
ログラム(RSHND)215等により構成される。
【0058】ホストプログラム213は、それが実行さ
れることで、 1.オペレータによるデータ入力 2.センターファクシミリとのデータの送受信 3.CRTへの表示(画面DBによりメニュー画面が構
成される) 4.プリンタ出力 5.登録データの保存,読み込み(機種データベース2
11に対してアクセスする) 6.登録データの編集 などをサポートする。
【0059】本システムのファクシミリ端末3は複数台
備えられており、各機種毎に固有のデータ入力形式やデ
ータ形態を有している。そのため、あるいは今後開発さ
れるであろうファクシミリ装置の機種に対してリモート
登録システムをサポートするため、センタ100では、
システムのファクシミリ端末の入力形式やデータ形態は
データベースで管理する。これらデータベースから得ら
れる情報により登録操作、登録データのチェックを行
い、ファクシミリ端末の機種を意識させずにリモート登
録システムを構成している。
【0060】データベースは、機種に依存しない画面構
成を管理する画面データベース212と、機種毎の固有
データを管理する機種データベース211の2つが存在
する。データベースの構成は、機種データベースを図1
3〜図15、画面データベースを図16に示した。
【0061】機種データベース(以下、DBと称する)
211は、図13に示したように機種DB2111とユ
ーザDB2112の2つのDBに分けられる。機種DB
2111は、ユーザDB2112にデータを入力させる
ためのデータを有している。ユーザDB2112は複数
のテーブルからなり、各テーブルに実際のファクシミリ
端末の登録/読み出しデータを格納しており、データの
テンポラリバッファとして使用される。
【0062】本システムでは、データ登録時に“入力レ
ベル”の設定を行い、入力されたレベルに応じて登録で
きる項目を調整する機能を備えている。そのために、デ
ータの登録/変更時には、各“入力レベル”に対応し
て、データを機種DB内に設定する。機種DBの内容は
図14の通りで、メニュー画面の作成データ、入力パラ
メータそしてメッセージなどを設定してある。ユーザD
Bは、図15のように、各登録項目のデータを格納する
ためのテーブルにより構成されている。
【0063】画面DBは、図16のように、機種に依存
しない画面メニューの構成と入力パラメータ、メッセー
ジの出力などを管理する。 <リモートデータ登録>さて、リモート登録を実行する
ためには、まずPC1においてホストプログラム(RMDHO
ST.EXE) を起動する。これにより、図17に示された手
順で、メニュー画面を表示する。
【0064】ホストプログラムを起動すると、最初にス
テップS1701で、リモート登録またはリモート保守
のモード選択(図18参照)画面を表示する。図18
中、タイトルライン181は、メニュー画面の先頭には
必ず表示される。オペレータによりこの画面からリモー
ト登録が選択されると、ステップS1703に進み、登
録制限のための登録レベル選択メニューを表示する。こ
の時のメニュー画面は、図19に示したもので、オペレ
ータはレベル1,2,3のどれかを選択する。
【0065】登録レベルは、 レベル1:一般登録 ユーザデータ(ポーリングIDを除く)、発信人名称、
ワンタツチ/短縮ダイヤル レベル2:一般登録+追加登録 ユーザデータ(ポーリングIDを除く)、発信人名称、
ワンタツチ/短縮ダイヤル、グループダイヤル、F網ダ
イヤル、メールポスト、親展ボックス、中継グループ、
ユーザソフトSW レベル3:一般登録+追加登録+サービスデータ登録 ユーザデータ、発信人名称、ワンタツチ/短縮ダイヤ
ル、グループダイヤル、F網ダイヤル、メールポスト、
親展ボックス、中継グループ、ユーザソフトSW、サー
ビスソフトSWの3レベルに分けられる。
【0066】ここでは、登録レベルを項目単位で制限し
ているが、実際には、ユーザデータのポーリングID
は、レベル3より登録可能で、またワンタツチ/短縮ダ
イヤルの送信スピードや海外通信モードなど詳細なパラ
メータの登録は、レベル2より可能になる。
【0067】登録レベルが選択されるとステップS17
04に進み、リモート登録のコマンドメニュー画面(図
20・21参照)を表示する。ホストプログラムの起動
直後には、ファクシミリ端末の機種名が判らないため、
その時に表示するコマンドメニュー画面は、図20のよ
うに新規登録,データ受信,データ読み出しの3項目だ
けが選択可能である。新規登録等で、ファクシミリ端末
の機種名を選択することにより図21の画面を表示す
る。
【0068】ステップS1704によるメニュー表示中
に、コマンドメニュー中から変更登録が選択されると、
ステップS1705に進み、各登録レベルに応じて、そ
れぞれ図22・図23・図24の登録メニュー画面を表
示する。このための情報は、機種DB2111のメニュ
ー画面作成情報(図14)にあり、同時に登録メニュー
より各項目の登録処理またはコマンドメニューに遷移す
るための情報も一緒に格納されている。ステップS17
12は、ステップS1704における選択に応じてステ
ップS1705〜S1711に分岐して行われる処理の
その後に続く処理を選択させる。ここで、ステップS1
713に進んだ場合、ステップS1705〜ステップS
1712の処理のループが形成されるが、ここにおいて
は、ステップS1705〜S1711の中から、直前の
ステップS1704で選択されたコマンドについての処
理が選択されて行われる。
【0069】オペレータにより、登録メニューからワン
タツチ/短縮ダイヤルの登録が選択されると、ステップ
S1713において、図25あるいは図26のような登
録のためのメニュー画面を表示し、登録データの入力を
待つ。登録項目は、登録レベル1とレベル2とレベル3
とでは異なり、図25はレベル1の、図26はレベル2
のためのものである。そのための登録画面作成情報は機
種DB(図14)に格納されている。入力が終えると、
再びメニュー画面に戻して入力を行わせる。
【0070】ステップS1704の直後からステップS
1713はオペレータが必要な登録データを入力し終え
るまで繰り返し行われる。オペレータによる登録作業が
終了したらステップS1704に戻って、コマンド選択
メニュー画面を表示し、入力を待つ。また、オペレータ
は、データ入力の繰り返しの中で必要に応じてデータプ
リントを選択することができ、その場合には、ステップ
S1714でデータを印刷出力する。
【0071】コマンドメニューに戻った状態において、
すなわち図21のコマンド選択画面からデータ送信が選
択されると、センターファクシミリ(通信アダプタ2)
にRS232Cインターフェースを介して登録データを
送出する。この後のセンタファクシミリとファクシミリ
端末との通信の手順は実施例1で説明したものと同様で
ある。こうしてリモート登録作業が終了する。登録デー
タは、各登録項目のコマンドとデータの形式で送信され
る。この例を図27に示した。各コマンドには登録レベ
ルが設定され、それはデータベースに登録された登録レ
ベルに対応している。図27において、たとえば、ワン
タッチ/短縮ダイヤル番号のコマンドは“DI”であ
り、そのコマンドに入力されたデータ“01”が続いて
“DT01”なるデータとして送信される。
【0072】以上説明したように、本実施例のリモート
登録システムにおいては、データ登録作業をするオペレ
ータが登録しようとする情報に応じて登録レベルを選択
することができる。このことにより、データの登録作業
を限定して行うことが可能になり、過って書き換えるべ
きでないデータを書き換えるといった事故を防止するこ
とができる。 <リモートデータ読み出し>また、本実施例の装置にお
いては、端末ファクシミリ3からデータを読み出す際に
もレベルによる対象データの制限を行うことができる。
この処理もPC1がホストプログラム213を実行する
ことによって実現されるもので、これも図17で説明す
る。ステップS1701からS1704まではデータ登
録とまったく同じ手順である。ステップS1704にお
いて、コマンドメニューからデータ受信を選択された時
点から説明する。
【0073】図20または図21のメニューからデータ
受信が選択されると、ステップS1710に進む。ここ
で、機種名が指定され、接続番号が入力されると、登録
レベルに応じた読み出しコマンドをセンタファクシミリ
2に送出する。このコマンド例を図29に示す。図29
のコマンドは、登録レベルに応じて送出され、各コマン
ドのレベルが登録レベルより小さいときは、読み出しコ
マンドを送出する。
【0074】PC1からコマンドが送出され、センター
ファクシミリ2を介してファクシミリ端末3と通信し、
登録データを読み出すと、センターファクシミリ2に蓄
積された読み出しデータをPC1は受け取り、そのデー
タを機種データベースに蓄積する。
【0075】このように、リモートデータ読み出し時に
読み出しデータをレベルにより制限することができる。
これにより、PC1のオペレータが、ファクシミリ端末
3より必要以上のデータを読み出すことを防ぐことが可
能になる。 (変形例)実施例2の変形例を説明する。本実施例は、
実施例1と同様に図11,図12により構成されるシス
テムである。以下に、本実施例の動作に関して述べる。
【0076】1.図12のホストプログラム(RMDHOST.E
XE) をPC1上で起動し、登録レベル選択まで移行する
(実施例2と同様)。
【0077】2.各登録レベルを入力するのだが、レベ
ル入力時にパスワードの入力を促す画面(図30参照)
を表示する。
【0078】3.入力されたパスワードが、前もって設
定されたものと違うと、先の処理に進めない。
【0079】4.パスワードが正しいときだけ次の処理
に移行する。
【0080】5.次処理への移行後は、実施例2と同様
である。
【0081】この処理は図31にかかれているとおりで
ある。図において、ステップS1701〜S1714ま
で、図17と同じ記号が割り当てられている処理ブロッ
クは図17で説明したと同じ処理内容である。ステップ
S1703とステップS1704との間にある、ステッ
プS3101及びS3102が本変形例に特有な処理で
あり、前述の動作2(ステップS3101)及び動作4
(ステップS3102)に対応している。
【0082】以上により、オペレータによるリモート登
録の実行時、登録レベルの選択をパスワードによってす
るため、レベル入力の誤りやオペレータの故意による過
った項目の設定を防ぐことができる。
【0083】[実施例3]従来ファクシミリのメインテ
ナンスにおいては、メインテナンス要員が定期的に顧客
を訪れるというやり方をしており、時間と労力がかなり
必要であった。本実施例においては、遠隔データ登録機
能を利用して端末ファクシミリの情報を得てファクシミ
リの使用状況を把握することにより、メインテナンスに
おけるコストを削減することを目的とする。
【0084】図1は本実施例のリモートデータ登録シス
テムのブロック図である。このシステムは実施例1のシ
ステムと同じものであり、登録データを管理するPC
1,RMDセンターファクシミリ(通信アダプタ)2,
端末ファクシミリ3より構成される。
【0085】図2は端末側ファクシミリの構成を示すブ
ロック図である。
【0086】図において、11は公衆回線網の制御を行
なう網制御装置、12はデジタル信号とアナログ信号の
変調及び復調を行うモデム、13はファクシミリ装置全
体の制御を行なうCPU、14はプログラムを格納する
ROM、15は枠エリアとしてのRAM、16は操作を
受け付ける操作パネル、17は原稿の読み取りを行なう
読取装置、18は記録紙への情報の印字を行なう記録装
置、19は通話を行なうための電話機、20はRMDの
登録や読み出しを禁止/許可するためのスイッチであ
る。RAM15には、図32に示したとおり、A4サイ
ズとB4サイズの各々について送信した枚数と受信した
枚数とを記憶するカウンタ領域321〜324及び送信
回数を記憶するカウンタ領域325が割り当てられてい
る。これらカウンタを総称してP.G.Pカウンタと呼
ぶ。
【0087】本実施例のリモート登録システムにおいて
は、センタファクシミリ(通信アダプタ)2と端末ファ
クシミリ3との間のリモート登録の手順は、実施例1と
同様、図3〜図5に示されたものとなっている。
【0088】本実施例における端末ファクシミリ3の動
作を、図34のフローチャートにしたがって説明する。
図34の処理は、CPU13により、ROM14に格納
されたプログラムが実行されることで実現される。な
お、端末ファクシミリ3は、A4サイズとB4サイズの
読み取り/記録が可能であるものとする。 <紙数等の計数>端末ファクシミリ3の通常の画像送信
・受信操作時には、メモリ15に確保された、送信/受
信した積算枚数を紙サイズごとに記憶する送信紙数カウ
ンタ/受信紙数カウンタに紙の枚数が記録される。
【0089】送信紙数カウンタには、1ページの画像送
信処理後に送信したサイズに応じた枚数が記録される。
つまり、A4送信時にはA4送信カウンタ41をインク
リメントし、B4送信時にはB4送信カウンタ42をイ
ンクリメントする。
【0090】受信紙数カウンタには、1ページの記録処
理後に記録紙サイズに応じた枚数が記録される。つま
り、A4受信時にはA4受信カウンタ43をインクリメ
ントし、B4受信時にはB4受信カウンタ44をインク
リメントする。また、1送信毎に送信回数カウンタ45
をインクリメントする。これらカウンタの値は電源OF
F時に消去されないようバックアップされている。 <リモートカウンタ読み出し>上記のようにして記録さ
れたカウンタ群を、通信を介してPC1により読み出す
ために、次のような処理が行われる。
【0091】リモートでファクシミリのP.G.P.カ
ウンタ(41〜45)の読み出しを実行するために、P
C1上でカウンタ読み出しのためのプログラムを起動す
る。図33は、こうして起動されたプログラムによりP
C1に表示された画面の図である。オペレータはこのメ
ニュー画面にしたがって必要な項目を入力する。
【0092】入力が済むと、PC1は、センタファクシ
ミリ(通信アダプタ)2に送信するメッセージを作成
し、それを送信することになる。
【0093】図33において、オペレータが接続番号を
入力し、P.G.P.カウンタ読み出しの実行を選択し
てリターンキーを押下すると、それをセンタファクシミ
リ2に知らせるためのメッセージを送りつける。
【0094】リモート読み出しを実行する側(センタフ
ァクシミリ2)は、それを受けて端末ファクシミリ3と
の通信を、図3〜図5の制御手順に従って開始する。
【0095】まず、公衆回線網上に接続されているファ
クシミリ3に対して発呼する。回線がつながったらリモ
ート登録の機種宣言フェーズ(図3)に移行するが、図
34のフローチャートに、端末ファクシミリ3が呼を受
けてから処理が示されている。
【0096】端末ファクシミリ3はステップS3401
でセンタファクシミリ2からの着呼を調べ、あればステ
ップS3402に進む。
【0097】ステップS3402では、図3の手順で機
種宣言フェーズの通信を行う。この手順は、実施例1で
説明したとおりである。
【0098】この後、ステップS3403においては、
端末ファクシミリ3はリモート登録機能有りの宣言を図
3のNSF(標準機能宣言)51の中で行い、機種宣言
初期識別をセンタファクシミリ2に送信する。
【0099】一方、センタファクシミリ2はNSFを受
信すると、P.G.P.カウンタ読み出しコマンド(P
D)を、RMDデータ要求コマンドであるNSS(非標
準機能宣言)により送出する。
【0100】端末ファクシミリ3は受信するNSS信号
をステップS3404でテストする。もしPDコマンド
を受信したなら、データ読みだしフェーズに移行し、ス
テップS3407において、P.G.P.カウンタのデ
ータをNSC(非標準機能宣言)により送信する。
【0101】こうしてカウンタの読み出しを終了する
と、センタファクシミリ2はP.G.P.カウンタデー
タ受信後、図5に示されたデータ読み出しフェーズの手
順にしたがって、DCN(切断命令)を送出し、回線を
開放し(ステップS3410)、P.G.P.カウンタ
のデータをPC上に表示する。 <リモートカウンタリセット>リモートでファクシミリ
のP.G.P.カウンタ(41〜45)のリセットを実
行することもできる。そのために、PC1上でプログラ
ムを起動し、そのプログラムによってオペレータは接続
番号を入力し、P.G.P.データ初期化の実行を選択
し指示する。これは、図33のメニューにしたがって行
われることは、読み出しとまったく同じである。PC1
上でリターンキーを押下すると、センタファクシミリ2
から公衆回線網上に接続されている端末ファクシミリ3
に対して発呼する。これを受けた端末ファクシミリにお
ける処理は、図34である。
【0102】ステップS3401〜S3403までは読
み出しと同じ手順であり、この後データ登録フェーズに
移行するセンタファクシミリ2はステップS3403に
よるNSF受信後、P.G.P.カウンタリセットコマ
ンド(MP)をRMDデータ登録コマンドであるNSS
(非標準機能宣言)により送出する。
【0103】端末ファクシミリ3は、受信したNSSを
ステップS3404〜S3405で調べ、P.G.P.
リセットコマンドであるとステップS3408に進み、
MCFを送出するとともに、P.G.P.カウンタ(4
1〜45)のデータを全てリセットする。
【0104】センタファクシミリ2はMCF受信後、図
4の手順にしたがってDCN(切断命令)を送出し、回
線を開放する。 <リモートカウンタセット>リモートでファクシミリの
P.G.P.カウンタ(41〜45)を所望の値にセッ
トすることも実行できる。そのために、PC1上でプロ
グラムを起動し、そのプログラムによってオペレータは
接続番号を入力し、P.G.P.データ初期化の実行を
選択し指示する。これは、図33のメニューにしたがっ
て行われることは、読み出しとまったく同じである。P
C1上でリターンキーを押下すると、センタファクシミ
リ2から公衆回線網上に接続されている端末ファクシミ
リ3に対して発呼する。これを受けた端末ファクシミリ
における処理は、図34である。
【0105】ステップS3401〜S3403までは読
み出し・リセットと同じ手順であり、この後データ登録
フェーズに移行するセンタファクシミリ2はステップS
3403によるNSF受信後、P.G.P.カウンタデ
ータセットコマンド(MP)をRMDデータ登録コマン
ドであるNSS(非標準機能宣言)により送出する。こ
の際、セットする値を共に送信するのはもちろんであ
る。
【0106】端末ファクシミリ3は、受信したNSSを
ステップS3404〜S3406で調べ、P.G.P.
カウンタデータセットコマンドであるとステップS34
09に進み、MCFを送出するとともに、NSSと共に
受信したデータをP.G.P.カウンタ(41〜45)
にセットする。
【0107】センタファクシミリ2はMCF受信後、図
4の手順にしたがってDCN(切断命令)を送出し、回
線を開放する。
【0108】このようにして、リモートデータ登録の手
順を用いて、ファクシミリの使用状態などのメンテナン
スデータを通信を介して読み出すことや書き込むことが
できる。このため、このため、装置を点検するための労
力を節約することができ、経費の節減にもなる。なお、
本実施例では、対象となるデータを送受信した用紙の枚
数カウンタとしたが、これに限られるものではないこと
はもちろんである。
【0109】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる遠
隔データ登録システム及びファクシミリ装置は、端末フ
ァクシミリにおいて、その使用者の意志に反したデータ
がセンタから登録されることを防ぐことができるという
効果がある。
【0111】また、遠隔データ登録を行う側にあって
も、登録できるデータや、読み出せるデータを制限する
ことができ、誤りや故意によるデータ信頼性低下を防止
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】リモートデータ登録システムの構成図である。
【図2】端末ファクシミリ装置のブロック図ある。
【図3】機種宣言フェーズの手順を示した図である。
【図4】データ登録/要求フェーズの手順を示した図で
ある。
【図5】データ読み出しフェーズの手順を示した図であ
る。
【図6】実施例1の端末ファクシミリ装置のRAMの構
成図である。
【図7】実施例1の端末ファクシミリ装置の動作フロー
チャートである。
【図8】実施例1の端末ファクシミリ装置の動作フロー
チャートである。
【図9】実施例1の端末ファクシミリ装置の動作フロー
チャートである。
【図10】実施例1の端末ファクシミリ装置の動作フロ
ーチャートである。
【図11】実施例2のリモート登録システムの構成図で
ある。
【図12】実施例2におけるパーソナルコンピュータの
ファイル構成と周辺機器の図である。
【図13】機種データベースの構成(機種DBとユーザ
DB)図である。
【図14】機種データベースの構成(機種DB)図であ
る。
【図15】機種データベースの構成(ユーザDB)図で
ある。
【図16】画面データベースの構成と画面DBの参照メ
ニュー画面を示した図である。
【図17】リモート登録時のPCによる処理手順のフロ
ーチャートである。
【図18】モード選択のメニュー画面の図である。
【図19】登録レベル選択メニュー画面の図である。
【図20】コマンド選択メニュー画面の図である。
【図21】コマンド選択メニュー画面の図である。
【図22】登録メニュー画面の図(レベル1)である。
【図23】登録メニュー画面の図(レベル2)である。
【図24】登録メニュー画面の図(レベル3)である。
【図25】ワンタツチ/短縮ダイヤル登録メニューの図
(レベル1)である。
【図26】ワンタツチ/短縮ダイヤル登録メニューの図
(レベル2)である。
【図27】リモート登録コマンド例の図である。
【図28】リモート読み出しメニュー画面の図である。
【図29】リモート読み出しコマンド例の図である。
【図30】登録レベル選択メニュー画面(パスワード設
定あり)の図である。
【図31】リモート登録時のPCによる処理手順のフロ
ーチャートである。
【図32】実施例3の端末ファクシミリの記憶部におけ
るP.G.P.カウンタの説明図である。
【図33】PC上のP.G.P.表示画面の図である。
【図34】端末ファクシミリ装置の動作フローチャート
である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ、 2 センタファクシミリ(通信アダプタ)、 3 端末ファクシミリ、 11 網制御装置、 12 モデム、 13 CPU、 14 ROM、 15 RAMである。
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 明美 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 齋藤 斉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線に接続され、該通信回線を介し
    ての設定データの読み出しと書き込みとが行える保守機
    能を有するファクシミリ装置であって、 スイッチ手段と、 該スイッチ手段により設定された状態に応じて、有する
    機能を宣言する機能データを作成する作成手段と、 前記機能データを送信する手段と、 を備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ手段は設定データ保守機能
    の有無を設定し、前記作成手段は設定データ保守機能の
    有無を宣言するデータを作成することを特徴とする請求
    項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ手段は設定データ保守機能
    の有無と設定データの書き込み禁止とを設定するもので
    あり、前記作成手段は設定データ保守機能の有無と、設
    定データの書き込み禁止とを宣言するデータを作成する
    ことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチ手段として、更にもうひと
    つの設定データ保守機能の有無を設定するスイッチを有
    し、前記作成手段は設定データ保守機能の有無を、2つ
    の設定データ保守機能の有無を設定するスイッチ状態の
    論理積に基づいて設定することを特徴とする請求項3記
    載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチ手段として、更にもうひと
    つの書き込み禁止スイッチを有し、前記作成手段は書き
    込み禁止であることを、2つの書き込み禁止スイッチ状
    態の論理和に基づいて設定することを特徴とする請求項
    3記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 通信回線で接続されたセンタと端末とか
    らなる遠隔データ登録システムであって、 前記センタは、遠隔データ登録の対象となるデータの範
    囲を入力する範囲入力手段と、 該入力手段により入力された範囲に応じてデータ入力を
    制限する制限手段と、 該制限手段による制限のもとで遠隔データ登録の対象と
    なるデータを入力するデータ入力手段と、 を備えることを特徴とする遠隔データ登録システム。
  7. 【請求項7】 前記データの範囲は所定のコードに対応
    してあらかじめ定められており、パスワードを入力する
    手段を更に備え、入力されたパスワードが、前記所定の
    コードに対応して予め設定された値と一致した場合に、
    遠隔データ登録の対象となるデータの範囲を設定するこ
    とを特徴とする請求項6記載の遠隔データ登録システ
    ム。
  8. 【請求項8】 通信回線で接続されたセンタとファクシ
    ミリ装置とからなる遠隔データ登録システムであって、 ファクシミリ装置は、その動作状況データを記録する記
    録手段と、 データを受信する受信手段と、 受信データを解析する手段と、 前記記録手段により記録された動作状況データを処理し
    て応答する処理手段と、 を備え、 センタは、ファクシミリ装置へと送信するデータを指示
    する指示手段と、 該指示手段による指示に従ってファクシミリ装置へとデ
    ータを送信する手段と、 受信したデータを出力する手段と、 を備えることを特徴とする遠隔データ登録システム。
  9. 【請求項9】 前記処理手段は、前記記録手段により記
    録された動作状況データを読み出し、応答としてそのデ
    ータを送信することを特徴とする請求項8記載の遠隔デ
    ータ登録システム。
  10. 【請求項10】 前記処理手段は、前記記録手段により
    記録された動作状況データを、受信したデータとして得
    た値で更新することを特徴とする請求項8記載の遠隔デ
    ータ登録システム。
  11. 【請求項11】 前記処理手段は、前記記録手段により
    記録された動作状況データを初期化することを特徴とす
    る請求項8記載の遠隔データ登録システム。
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JPH09259079A (ja) * 1996-03-25 1997-10-03 Canon Inc 通信制御装置、通信制御方法、及び、メモリ

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