JPH06177766A - D/a変換回路 - Google Patents

D/a変換回路

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JPH06177766A
JPH06177766A JP4325543A JP32554392A JPH06177766A JP H06177766 A JPH06177766 A JP H06177766A JP 4325543 A JP4325543 A JP 4325543A JP 32554392 A JP32554392 A JP 32554392A JP H06177766 A JPH06177766 A JP H06177766A
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JP
Japan
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current
switch means
channel transistor
current path
circuit
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JP4325543A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Kasai
和彦 笠井
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Publication date
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Publication of JPH06177766A publication Critical patent/JPH06177766A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の目的は、スタンバイ時における消費
電流を削減し、バッテリの消費電力を抑えることが可能
なD/A変換回路を提供することである。 【構成】電源Vccとアナログ信号を出力するための出力
端OUT の相互間には、電流源を構成するPチャネルトラ
ンジスタ21、スイッチ素子22、23が順次直列接続されて
いる。Pチャネルトランジスタ21のゲートには基準電圧
Vrefが供給され、スイッチ素子23には、コードデータCD
の1ビットが供給されている。スイッチ素子22にはD/
A変換動作を行わないスタンバイ時に出力されるパワー
ダウン信号PDS が供給されており、このパワーダウン信
号PDS に応じてスイッチ素子22がオフされると、電流通
路が遮断され、バッテリの電力消費が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタル/アナロ
グ(D/A)変換回路に係わり、例えばバッテリによっ
て駆動される携帯用パーソナル・コンピュータ等の電子
機器に適用されるD/A変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナル・コンピュータ等の電
子機器は、電源として商用電源を使用した製品が多数を
占め、バッテリを使用する製品は少なかった。このた
め、各部品の総消費電流が多いにも係わらず、商用電源
を使用した電子機器は、各部品の低消費電流化は図られ
ていなかった。
【0003】しかし、例えばノートブック型パーソナル
・コンピュータなどに代表されるようにバッテリ駆動を
前提として、より小型、軽量で長時間使用可能な製品の
開発が望まれている。小型、軽量化、使用可能時間の長
期化を図るためには、バッテリの性能改善に加えて、バ
ッテリへの負担軽減、すなわち、電子機器を構成する個
々の部品の低消費電力化が必要とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時、ノー
トブック型パーソナル・コンピュータにCRT表示装置
の駆動機能を付加し、パーソナル・コンピュータの画像
処理能力を向上させる試みが行われている。すなわち、
この種のノートブック型パーソナル・コンピュータはC
RT表示装置が接続可能とされ、このパーソナル・コン
ピュータによって処理した画像情報を、パーソナル・コ
ンピュータに内蔵されたD/A変換回路によってアナロ
グ信号に変換し、この変換出力によってCRT表示装置
に画像情報を表示している。
【0005】しかし、上記従来のD/A変換回路は、低
消費電流化の対策が成されていず、D/A変換動作を行
わないスタンバイ状態においても電流が流れていた。こ
のため、バッテリの消費電力を抑えることが困難なもの
であった。
【0006】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたものであり、その目的とするところは、スタンバ
イ状態において、バッテリの消費電力を抑えることが可
能なD/A変換回路を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、所定の電流
を出力する電流源と、論理信号に応じて導通され、前記
電流源から供給される電流を出力するスイッチ手段と、
このスイッチ手段と前記電流源の相互間に位置する電流
通路に設けられ、消費電流を抑えるための制御信号によ
って非導通状態とされ、前記電流通路を遮断する遮断手
段とを具備している。
【0008】また、この発明は、論理信号に応じて導通
され、電流を出力するスイッチ手段と、このスイッチ手
段の電流通路に設けられ、前記スイッチ手段に電流を供
給する電流源回路と、この電流源回路を駆動する基準電
圧を発生するとともに、消費電流を抑えるための制御信
号により前記電流源回路を停止して前記電流通路を遮断
する基準電圧発生手段とを具備している。
【0009】さらに、この発明は、差動対を構成する同
一導電型の第1、第2のスイッチ手段と、論理信号に応
じて前記第1、第2のスイッチ手段を交互に駆動し、前
記第1のスイッチ手段から電流を出力させるための差動
信号を生成するとともに、消費電流を抑えるための制御
信号により、前記第1のスイッチ手段を非導通状態に設
定する論理回路と、前記第2のスイッチ手段の電流通路
に設けられ、前記制御信号に応じて前記電流通路を遮断
する遮断手段とを具備している。
【0010】また、この発明は、電流通路の一端に第1
の電流源が接続され、電流通路の他端に出力端が接続さ
れた第1導電型の第1のスイッチ手段と、電流通路の一
端に第2の電流源が接続され、前記第1のスイッチ手段
の電流通路の一端の電位によって導通制御される第2導
電型の第2のスイッチ手段と、これら第1、第2のスイ
ッチ手段の電流通路の一端相互間に電流通路が接続さ
れ、論理信号によって導通制御される第3のスイッチ手
段と、前記第2のスイッチ手段の電流通路の他端に接続
され、消費電流を抑えるための制御信号により第2のス
イッチ手段の電流通路を遮断し、この第2のスイッチ手
段の電流通路の一端の電位によって前記第1のスイッチ
手段を非導通状態とする遮断手段とを具備している。
【0011】
【作用】すなわち、この発明において、遮断手段は論理
信号に応じて導通され、電流源から供給される電流を出
力するスイッチ手段との相互間に設けられ、この遮断手
段を消費電流を抑えるための制御信号によって非導通状
態として、電流通路を遮断している。したがって、D/
A変換動作を行わないスタンバイ状態において、消費電
流を削減できる。
【0012】また、論理信号に応じて導通されるスイッ
チ手段に電流を供給する電流源回路は、基準電圧発生手
段によって駆動される。この基準電圧発生手段は、消費
電流を抑えるための制御信号により停止され、これと共
に電流源回路が停止され、スイッチ手段の電流通路が遮
断される。したがって、この構成によってもスタンバイ
状態において、消費電流を削減できる。
【0013】さらに、差動対を構成する同一導電型の第
1、第2のスイッチ手段を有する回路において、論理回
路は、論理信号に応じて第1、第2のスイッチ手段を交
互に駆動し、第1のスイッチ手段から電流を出力させる
ための差動信号を生成すると共に、消費電流を抑えるた
めの制御信号により、第1のスイッチ手段を非導通状態
に設定する。さらに、第2のスイッチ手段の電流通路に
設けられた遮断手段は、電源電圧の低下に応じて出力さ
れる制御信号に応じて第2のスイッチ手段の電流通路を
遮断する。したがって、スタンバイ時は、第1、第2の
スイッチ手段の電流通路が共に遮断されるため、消費電
流を削減できる。
【0014】また、電流を出力する出力側パスとしての
第1導電型の第1のスイッチ手段と、ダミ側ーパスとし
ての第2導電型の第2のスイッチ手段はカスコード回路
を構成している。これら第1、第2のスイッチ手段の電
流通路の一端に接続された第1、第2の電流源は第1、
第2のスイッチ手段にそれぞれ所定の電流を供給する。
第1、第2のスイッチ手段の電流通路の一端相互間に接
続された第3のスイッチ手段は論理信号によって導通制
御され、第1、第2のスイッチ手段を論理信号に応じて
導通する。第2のスイッチ手段の電流通路の他端に接続
された遮断手段は、消費電流を抑えるための制御信号に
より第2のスイッチ手段の電流通路を遮断し、この第2
のスイッチ手段の電流通路の一端の電位によって前記第
1のスイッチ手段を非導通状態とする。したがって、こ
の構成によっても、スタンバイ時は、第1、第2のスイ
ッチ手段の電流通路が共に遮断されるため、消費電流を
削減できる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。
【0016】図2は、この発明に係わるD/A変換回路
を概略的に示すものである。このD/A変換回路は複数
の単位ブロック111 、112 〜11n によって構成さ
れている。これら単位ブロック111 、112 〜11n
は後述するように、主としてコードデータCDのビット位
置に対応して所定の電流を出力する電流源、コードデー
タCDによってオン、オフ状態が切換え設定されるスイッ
チ素子、およびD/A変換動作を行わないスタンバイ時
に、図示せぬ信号発生回路から消費電流を抑えるために
供給されるパワーダウン信号PDS によってオフ状態とさ
れるスイッチ素子によって構成されている。これら単位
ブロック111 、112 〜11n の出力端OUT は並列接
続され、この出力端OUT と例えば接地間には抵抗Rが接
続されている。したがって、コードデータCDに応じて各
単位ブロック111 、112 〜11n から出力されるア
ナログ信号は抵抗Rによって合成されて出力される。
【0017】図1は、この発明の第1の実施例を示すも
のであり、単位ブロックの構成を示すものである。同図
(a)は電流源をPチャネルトランジスタによって構成
した場合を示し、同図(b)は電流源をNチャネルトラ
ンジスタによって構成した場合を示している。
【0018】図1(a)において、電源Vccと出力端OU
T の相互間には、電流源を構成するPチャネルトランジ
スタ21、スイッチ素子22、23が順次直列接続され
ている。前記Pチャネルトランジスタ21のゲートには
基準電圧Vrefが供給され、スイッチ素子22にはスタン
バイ時に、図示せぬ信号発生回路から出力される消費電
流を抑えるためのパワーダウン信号PDS が供給されてい
る。さらに、スイッチ素子23には、コードデータCDの
1ビットが供給されている。前記出力端OUT と接地間に
は、抵抗Rが接続されている。
【0019】図1(b)において、電源Vccと出力端OU
T の相互間には、抵抗Rが接続されている。出力端OUT
と接地間には、電流源を構成するスイッチ素子31、3
2、Nチャネルトランジスタ33が順次直列接続されて
いる。前記Nチャネルトランジスタ33のゲートには基
準電圧Vrefが供給され、スイッチ素子32には前記パワ
ーダウン信号PDS が供給されている。さらに、スイッチ
素子31には、コードデータCDの1ビットが供給されて
いる。図1(a)(b)の動作はほぼ同一であるため、
図1(a)について説明する。
【0020】図1(a)において、基準電圧Vrefが供給
されるPチャネルトランジスタ21は常時次導通し、所
定の電流を出力している。D/A変換を行う場合のよう
に、スタンバイ以外のアクティブ時には、前記信号発生
回路からパワーダウン信号PDS は出力されていず、スイ
ッチ素子22は導通状態となっている。スイッチ素子2
3はコードデータがハイレベルの場合導通される。した
がって、スイッチ素子23が導通された場合、出力端OU
T に所定のアナログ信号が出力される。
【0021】一方、D/A変換を行わないスタンバイ時
において、信号発生回路からパワーダウン信号PDS が出
力され、スイッチ素子22は非導通状態となる。したが
って、電流経路が遮断されるため、電力消費が防止され
る。
【0022】ここで、パワーダウン信号PDS によって制
御されるスイッチ素子22の接続位置に付いて検討す
る。スイッチ素子22を例えばMOSトランジスタによ
って構成した場合、このスイッチ素子22のスイッチン
グ・ノイズを考えると、電源VccとPチャネルトランジ
スタ21の相互間にスイッチ素子22を接続した場合、
Pチャネルトランジスタ21のソース電位が変動する。
すなわち、Pチャネルトランジスタ21のゲート・ソー
ス間電位VGSが変動することとなる。これに対して、図
1(a)に示す構成の場合、スイッチング・ノイズによ
る電圧変動はPチャネルトランジスタ21のドレイン・
ソース間電位VDSの変動となって現れる。
【0023】すなわち、図3に示すMOSトランジスタ
の静特性において、飽和領域におけるゲート・ソース間
電位VGSとドレイン・ソース間電位VDSのノイズの影響
度を比較すると、トランジスタのドレイン・ソース間電
流IDSに大きな影響を与えるのはゲート・ソース間電位
GSであり、ドレイン・ソース間電位VDSの変動がドレ
イン・ソース間電流IDSに与える影響は極めて少ない。
したがって、図1(a)に示す構成の場合、スイッチ素
子22のスイッチング・ノイズによるPチャネルトラン
ジスタ21のドレイン・ソース間電流IDSの変動を少な
くできる。
【0024】図1(b)に示す回路についても、スイッ
チ素子32をNチャネルトランジスタ33と接地間に設
けず、Nチャネルトランジスタ33とスイッチ素子31
の相互間に設けることにより、同様の理由によって、N
チャネルトランジスタ33のドレイン・ソース間電流I
DSの変動を少なくできる。
【0025】図4、図5はこの発明の第2の実施例を示
すものであり、単位ブロックの構成を示すものである。
図4は電流源をPチャネルトランジスタによって構成し
た場合を示し、図5は電流源をNチャネルトランジスタ
によって構成した場合を示している。
【0026】図4において、電源Vccと出力端OUT の相
互間には、電流源を構成するPチャネルトランジスタ4
1、スイッチ素子42が順次直列接続されている。出力
端OUT と接地間には、抵抗Rが接続されている。前記ス
イッチ素子42には、コードデータCDの1ビットが供給
され、Pチャネルトランジスタ41のゲートには基準電
圧発生回路43の出力端が接続されている。電源Vccと
基準電圧発生回路43の相互間にはスイッチ素子44が
設けられ、電源VccとPチャネルトランジスタ41のゲ
ート相互間にはスイッチ素子45が設けられている。こ
れらスイッチ素子44、45には、スタンバイ時に図示
せぬ信号発生回路から出力されるパワーダウン信号PDS
が供給されている。前記スイッチ素子44はパワーダウ
ン信号PDS に応じて基準電圧発生回路43の動作を停止
させるものであり、スイッチ素子45はパワーダウン信
号PDS に応じてPチャネルトランジスタ41のゲートを
プルアップするものである。
【0027】図5において、電源Vccと出力端OUT の相
互間には、抵抗Rが接続されている。出力端OUT と接地
間には、スイッチ素子51、電流源を構成するNチャネ
ルトランジスタ52が順次直列接続されている。スイッ
チ素子51には、コードデータCDの1ビットが供給さ
れ、Nチャネルトランジスタ52のゲートには基準電圧
発生回路53の出力端が接続されている。基準電圧発生
回路53と接地間にはスイッチ素子54が設けられ、N
チャネルトランジスタ52のゲートと接地間にはスイッ
チ素子55が設けられている。これらスイッチ素子5
4、55には、スタンバイ時に図示せぬ信号発生回路か
ら出力されるパワーダウン信号PDS が供給されている。
前記スイッチ素子54はパワーダウン信号PDS に応じて
基準電圧発生回路53の動作を停止させるものであり、
スイッチ素子55はパワーダウン信号PDS に応じてPチ
ャネルトランジスタ51のゲートをプルダウンさせるも
のである。
【0028】次に、図4に示す回路の動作について説明
する。D/A変換動作を行うアクティブ時において、図
示せぬ信号発生回路からはパワーダウン信号PDS が出力
されていないため、スイッチ素子44は導通状態、スイ
ッチ素子45は非導通状態となっている。このため、基
準電圧発生回路43にはスイッチ素子44を介して電源
が供給され、基準電圧発生回路43からは基準電圧Vref
が出力される。この基準電圧Vrefは、Pチャネルトラン
ジスタ41が設定電流を流すような所定の中間電位とさ
れている。この状態において、コードデータCDのレベル
に応じて、スイッチ素子42が導通されると、出力端OU
T にアナログ信号が出力される。
【0029】一方、D/A変換動作を行わないスタンバ
イ時には、電圧検出回路からパワーダウン信号PDS が出
力され、スイッチ素子44は非導通状態、スイッチ素子
45は導通状態となる。このため、基準電圧発生回路4
3は非動作状態となり、Pチャネルトランジスタ41の
ゲートはスイッチ素子45によって電源電圧Vccにプル
アップされる。したがって、Pチャネルトランジスタ4
1は非導通状態となり、電流経路が遮断されるため、電
力消費が防止される。
【0030】図5に示す回路の動作も図4に示す回路と
ほぼ同一である。すなわち、D/A変換動作を行うアク
ティブ時においては、図示せぬ信号発生回路からはパワ
ーダウン信号PDS が出力されていないため、スイッチ素
子54は導通状態、スイッチ素子55は非導通状態とな
っている。このため、Nチャネルトランジスタ52は基
準電圧発生回路53から出力される基準電圧Vrefによっ
て導通される。この状態において、コードデータCDのレ
ベルに応じて、スイッチ素子51が導通されると、出力
端OUT にアナログ信号が出力される。
【0031】一方、D/A変換動作を行わないスタンバ
イ時には、パワーダウン信号PDS によって、スイッチ素
子54は非導通状態、スイッチ素子55は導通状態とな
る。このため、基準電圧発生回路53は非動作状態とな
り、Nチャネルトランジスタ52のゲートはスイッチ素
子55によって接地電位にプルダウンされる。したがっ
て、Nチャネルトランジスタ52は非導通状態となり、
電流経路が遮断されるため、電力消費が防止される。
【0032】図6、図7はこの発明の第3の実施例を示
すものであり、単位ブロックの構成を示すものである。
この実施例は差動型のD/A変換回路を示すものであ
り、図6は差動対をPチャネルトランジスタによって構
成した場合を示し、図7は差動対をNチャネルトランジ
スタによって構成した場合を示している。
【0033】図6において、差動対を構成するPチャネ
ルトランジスタ61、62の電流通路の一端は電流源6
3を介して電源Vccに接続されている。差動対を構成す
るPチャネルトランジスタ61、62のうち、出力側パ
スを構成するPチャネルトランジスタ61の電流通路の
他端は出力端OUT に接続されている。出力端OUT と接地
間には抵抗Rが接続されている。また、ダミー側パスを
構成するPチャネルトランジスタ62の電流通路の他端
と接地間には、遮断用のNチャネルトランジスタ64の
電流通路が接続されている。
【0034】一方、ナンド回路65の入力端にはコード
データCD、およびパワーダウン信号PDS が供給されてい
る。このナンド回路65の出力端は前記Pチャネルトラ
ンジスタ61のゲートに接続されるとともに、インバー
タ回路66を介して、前記Pチャネルトランジスタ62
のゲートに接続されている。さらに、前記Nチャネルト
ランジスタ64のゲートにはパワーダウン信号PDS が供
給されている。この回路の場合、スタンバイ時には、パ
ワーダウン信号PDS はローレベルとなる。
【0035】図7において、差動対を構成するNチャネ
ルトランジスタ71、72のうち、出力側パスを構成す
るNチャネルトランジスタ71の電流通路の一端は出力
端OUT に接続されている。出力端OUT と電源Vccの相互
間には抵抗Rが接続されている。また、ダミー側パスを
構成するNチャネルトランジスタ72の電流通路の一端
と電源Vccの相互間には、遮断用のPチャネルトランジ
スタ73の電流通路が接続されている。差動対を構成す
るNチャネルトランジスタ71、72の電流通路の他端
は電流源74を介して接地されている。
【0036】一方、ノア回路75の入力端にはコードデ
ータCD、およびパワーダウン信号PDS が供給されてい
る。このノア回路75の出力端は前記Nャネルトランジ
スタ71のゲートに接続されるとともに、インバータ回
路76を介して、前記Nチャネルトランジスタ72のゲ
ートに接続されている。さらに、前記Pチャネルトラン
ジスタ73のゲートにはパワーダウン信号PDS が供給さ
れている。この回路の場合、スタンバイ時には、パワー
ダウン信号PDS はハイレベルとなる。
【0037】次に、図6に示す回路の動作について説明
する。アクティブ時には、図示せぬ信号発生回路から出
力されるパワーダウン信号PDS はハイレベルとなってお
り、Nチャネルトランジスタ64は導通状態となってい
る。また、ナンド回路65の一方入力端にはハイレベル
のパワーダウン信号PDS が供給されている。このため、
ナンド回路65の出力レベルはコードデータCDのレベル
に応じて変化する。すなわち、コードデータCDがハイレ
ベルの場合、ナンド回路65の出力はローレベルとな
る。したがって、出力側パスのPチャネルトランジスタ
62は導通、ダミー側パスを構成するPチャネルトラン
ジスタ64は非導通状態となり、アナログ信号が出力さ
れる。また、コードデータCDがローレベルの場合、ナン
ド回路65の出力はローレベルとなる。したがって、出
力側パスのPチャネルトランジスタ62は非導通、ダミ
ー側パスを構成するPチャネルトランジスタ64は導通
状態となり、アナログ信号は出力されない。
【0038】一方、スタンバイ時には、図示せぬ信号発
生回路から出力されるパワーダウン信号PDS がローレベ
ルとなるため、ナンド回路65はコードデータCDのレベ
ルに係わらず、ハイレベルを出力する。したがって、P
チャネルトランジスタ62は非導通状態、Pチャネルト
ランジスタ63は導通状態となる。しかし、Nチャネル
トランジスタ64も非導通状態となるため、全ての電流
経路が遮断され、電力消費が防止される。
【0039】図7に示す回路の動作も図6に示す回路と
ほぼ同一である。すなわち、アクティブ時には、図示せ
ぬ信号発生回路から出力されるパワーダウン信号PDS は
ローレベルとなっており、Pチャネルトランジスタ73
は導通状態となっている。また、ノア回路75の一方入
力端にはローレベルのパワーダウン信号PDS が供給され
ているため、ノア回路75の出力レベルはコードデータ
CDのレベルに応じて変化する。すなわち、コードデータ
CDがハイレベルの場合、ナンド回路65の出力はローレ
ベルとなる。したがって、出力側パスのNチャネルトラ
ンジスタ71は非導通、ダミー側パスを構成するNチャ
ネルトランジスタ72は導通状態となり、アナログ信号
が出力されない。また、コードデータCDがローレベルの
場合、ノア回路75の出力はハイレベルとなる。したが
って、出力側パスのNチャネルトランジスタ71は導
通、ダミー側パスを構成するNチャネルトランジスタ7
2は非導通状態となり、アナログ信号が出力される。
【0040】一方、スタンバイ時には、図示せぬ信号発
生回路から出力されるパワーダウン信号PDS がハイレベ
ルとなるため、ノア回路75はコードデータCDのレベル
に係わらず、ローレベルを出力する。したがって、Nチ
ャネルトランジスタ71は非導通状態、Nチャネルトラ
ンジスタ72は導通状態となる。しかし、Pチャネルト
ランジスタ73も非導通状態となるため、全ての電流経
路が遮断され、電力消費が防止される。
【0041】図8、図9はこの発明の第4の実施例を示
すものであり、単位ブロックの構成を示すものである。
この実施例はカスコード回路が付加された差動型のD/
A変換回路を示すものであり、図8は出力側パスをPチ
ャネルトランジスタによって構成した場合を示し、図9
は出力側パスをNチャネルトランジスタによって構成し
た場合を示している。
【0042】図8において、出力側パスを構成するPチ
ャネルトランジスタ81の電流通路の一端と電源Vccの
相互間には電流源82が接続され、ダミー側パスを構成
するNチャネルトランジスタ83の電流通路の一端と電
源Vccの相互間には電流源84が接続されている。前記
Pチャネルトランジスタ81のゲートは、Nチャネルト
ランジスタ83の電流通路の一端に接続され、前記Nチ
ャネルトランジスタ83のゲートは前記Pチャネルトラ
ンジスタ81の電流通路の一端に接続されてカスコード
回路を構成している。これらPチャネルトランジスタ8
1、Nチャネルトランジスタ83の電流通路の一端相互
間にはNチャネルトランジスタ85の電流通路が接続さ
れている。このNチャネルトランジスタ85のゲートに
はコードデータCDが供給される。
【0043】また、前記Pチャネルトランジスタ81の
電流通路の他端は出力端OUT に接続され、この出力端OU
T と接地間には抵抗Rが接続されている。さらに、前記
Nチャネルトランジスタ83の電流通路の他端と接地間
にはパワーダウン信号PDS によって制御されるスイッチ
素子86が接続されている。
【0044】図9において、出力側パスを構成するNチ
ャネルトランジスタ91の電流通路の一端は出力端OUT
に接続され、この出力端OUT と電源Vccの相互間には抵
抗Rが接続されている。ダミー側パスを構成するPチャ
ネルトランジスタ92の電流通路の一端と電源Vccの相
互間にはパワーダウン信号PDS によって制御されるスイ
ッチ素子93が接続されている。前記Nチャネルトラン
ジスタ91のゲートは、前記Pチャネルトランジスタ9
2の電流通路の他端に接続され、Pチャネルトランジス
タ92のゲートは前記Nチャネルトランジスタ91の電
流通路の他端に接続されてカスコード回路を構成してい
る。これらNチャネルトランジスタ91、Pチャネルト
ランジスタ92の電流通路の他端相互間にはNチャネル
トランジスタ94の電流通路が接続されている。このN
チャネルトランジスタ94のゲートにはコードデータCD
が供給される。
【0045】また、前記Nチャネルトランジスタ91の
電流通路の他端と接地間には電流源95が接続され、前
記Pチャネルトランジスタ92の電流通路の他端と接地
間には電流源96が接続されている。
【0046】次に、図8に示す回路の動作について説明
する。アクティブ時には、図示せぬ信号発生回路からパ
ワーダウン信号PDS は出力されていない。したがって、
スイッチ素子86は導通状態となっている。この状態に
おいて、コードデータCDがハイレベルの場合、Nチャネ
ルトランジスタ85は導通状態となる。このため、Pチ
ャネルトランジスタ81のゲート電位とソース電位は同
電位となり、VGSが閾値以下となるため、Pチャネルト
ランジスタ81は非導通となる。
【0047】また、コードデータCDがローレベルの場
合、Nチャネルトランジスタ85は非導通状態となる。
このため、Pチャネルトランジスタ81のゲート電位と
ソース電位に電位差が生じ、Pチャネルトランジスタ8
1が導通して出力端OUT にアナログ信号が出力される。
ここで、ダミー側パスに設けられた電流源84よりも出
力側パスに設けられた電流源82に流れる電流量の方を
多くしておけば、ソース電位よりもゲート電位が閾値以
上となり、確実にPチャネルトランジスタ81を導通状
態とすることができる。しかも、Pチャネルトランジス
タ81とNチャネルトランジスタ83はカスコード接続
されているため、出力端OUT の電圧変動に対する電流量
の変動を抑えることができる。
【0048】一方、スタンバイ時には、図示せぬ信号発
生回路からパワーダウン信号PDS が出力され、スイッチ
素子86が非導通状態とされる。すると、Pチャネルト
ランジスタ81のゲート電位が上昇し、Pチャネルトラ
ンジスタ81は非導通状態となる。したがって、コード
データCDに係わらず、パワーダウン信号PDS のみによっ
て出力側パスおよびダミー側パスの全ての電流通路を遮
断でき、電力消費を防止できる。
【0049】図9に示す回路の動作は図8に示す回路と
ほぼ同様である。アクティブ時には、図示せぬ信号発生
回路からパワーダウン信号PDS は出力されていない。し
たがって、スイッチ素子93は導通状態となっている。
この状態において、コードデータCDがハイレベルの場
合、Nチャネルトランジスタ94は導通状態となる。こ
のため、Nチャネルトランジスタ91のゲート電位とソ
ース電位は同電位となり、VGSが閾値以下となるため、
Nチャネルトランジスタ91は非導通となる。
【0050】また、コードデータCDがローレベルの場
合、Nチャネルトランジスタ94は非導通状態となる。
このため、Nチャネルトランジスタ91のゲート電位と
ソース電位に電位差が生じ、Nチャネルトランジスタ9
1が導通して出力端OUT にアナログ信号が出力される。
電流源95、96の電流量の関係を図8に示す回路のよ
うに設定すれば、Nチャネルトランジスタ91を確実に
導通できる。
【0051】一方、スタンバイ時には、図示せぬ信号発
生回路からパワーダウン信号PDS が出力され、スイッチ
素子93が非導通状態とされる。すると、Nチャネルト
ランジスタ91のゲート電位が下降し、Nチャネルトラ
ンジスタ91は非導通状態となる。したがって、コード
データCDに係わらず、パワーダウン信号PDS のみによっ
て出力側パスおよびダミー側パスの全ての電流通路を遮
断でき、電力消費を防止できる。尚、この発明の用途
は、ノートブック型パーソナル・コンピュータに限定さ
れるものではなく、省電力化が必要な他の電子機器にも
適用可能である。その他、この発明の要旨を変えない範
囲において、種々変形実施可能なことは勿論である。
【0052】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、D/A変換を行わないスタンバイ時に、コードデー
タの内容に係わらず、電流通路を遮断することにより、
バッテリの消費電力を抑えることが可能なD/A変換回
路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示すものであり、同
図(a)、同図(b)はそれぞれ異なる導電型のトラン
ジスタによって構成した回路図。
【図2】この発明が適用されるD/A変換回路の全体構
成を示す構成図。
【図3】図1の動作を説明するために示すMOSトラン
ジスタの特性図。
【図4】この発明の第2の実施例を示す回路図。
【図5】この発明の第2の実施例を示すものであり、図
4と異なる導電型のトランジスタによって構成した場合
を示す回路図。
【図6】この発明の第3の実施例を示す回路図。
【図7】この発明の第3の実施例を示すものであり、図
6と異なる導電型のトランジスタによって構成した場合
を示す回路図。
【図8】この発明の第4の実施例を示す回路図。
【図9】この発明の第4の実施例を示すものであり、図
8と異なる導電型のトランジスタによって構成した場合
を示す回路図。
【符号の説明】
22、23、31、32、42、44、45、51、5
4、55、86、93…スイッチ素子、21、31、4
1、52…電流源を構成するトランジスタ、61、7
1、82、84、95、96…電流源、OUT …出力端、
R…抵抗、CD…コードデータ、PDS …パワーダウン信
号、43、53…基準電圧発生回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の電流を出力する電流源と、 論理信号に応じて導通され、前記電流源から供給される
    電流を出力するスイッチ手段と、 このスイッチ手段と前記電流源の相互間に位置する電流
    通路に設けられ、消費電流を抑えるための制御信号によ
    って非導通状態とされ、前記電流通路を遮断する遮断手
    段とを具備することを特徴とするD/A変換回路。
  2. 【請求項2】 論理信号に応じて導通され、電流を出力
    するスイッチ手段と、 このスイッチ手段の電流通路に設けられ、前記スイッチ
    手段に電流を供給する電流源回路と、 この電流源回路を駆動する基準電圧を発生するととも
    に、消費電流を抑えるための制御信号により前記電流源
    回路を停止して前記電流通路を遮断する基準電圧発生手
    段とを具備することを特徴とするD/A変換回路。
  3. 【請求項3】 差動対を構成する同一導電型の第1、第
    2のスイッチ手段と、 論理信号に応じて前記第1、第2のスイッチ手段を交互
    に駆動し、前記第1のスイッチ手段から電流を出力させ
    るための差動信号を生成するとともに、消費電流を抑え
    るための制御信号により、前記第1のスイッチ手段を非
    導通状態に設定する論理回路と、 前記第2のスイッチ手段の電流通路に設けられ、前記制
    御信号に応じて前記電流通路を遮断する遮断手段とを具
    備することを特徴とするD/A変換回路。
  4. 【請求項4】 電流通路の一端に第1の電流源が接続さ
    れ、電流通路の他端に出力端が接続された第1導電型の
    第1のスイッチ手段と、 電流通路の一端に第2の電流源が接続され、前記第1の
    スイッチ手段の電流通路の一端の電位によって導通制御
    される第2導電型の第2のスイッチ手段と、 これら第1、第2のスイッチ手段の電流通路の一端相互
    間に電流通路が接続され、論理信号によって導通制御さ
    れる第3のスイッチ手段と、 前記第2のスイッチ手段の電流通路の他端に接続され、
    消費電流を抑えるための制御信号により第2のスイッチ
    手段の電流通路を遮断し、この第2のスイッチ手段の電
    流通路の一端の電位によって前記第1のスイッチ手段を
    非導通状態とする遮断手段とを具備することを特徴とす
    るD/A変換回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0905597A1 (en) * 1997-09-25 1999-03-31 Siemens Aktiengesellschaft A method and apparatus for reducing the bias current in a reference voltage circuit
JP2011050007A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Sony Corp Da変換器及び固体撮像装置
US20120194374A1 (en) * 2011-02-01 2012-08-02 Advantest Corporation Digital to analog converter

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US8704692B2 (en) * 2011-02-01 2014-04-22 Advantest Corporation Digital to analog converter

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