JPH06177360A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法

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JPH06177360A
JPH06177360A JP5093005A JP9300593A JPH06177360A JP H06177360 A JPH06177360 A JP H06177360A JP 5093005 A JP5093005 A JP 5093005A JP 9300593 A JP9300593 A JP 9300593A JP H06177360 A JPH06177360 A JP H06177360A
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region
peripheral circuit
concentration impurity
gate electrode
forming
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JP5093005A
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Inventor
Hiroshi Onoda
宏 小野田
Natsuo Ajika
夏夫 味香
Yuuichi Kunori
勇一 九ノ里
Makoto Oi
誠 大井
Atsushi Fukumoto
敦 福本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10B20/00Read-only memory [ROM] devices
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/40Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the peripheral circuit region
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/40Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the peripheral circuit region
    • H10B41/42Simultaneous manufacture of periphery and memory cells
    • H10B41/49Simultaneous manufacture of periphery and memory cells comprising different types of peripheral transistor

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 読出速度などの性能を損なうことなく高電圧
周辺回路領域のトランジスタの高耐圧化を図る。 【構成】 この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置
は、高電圧周辺回路と低電圧周辺回路とを備えている。
そして、高電圧周辺回路領域に形成されたトランジスタ
の少なくともドレイン領域側の低濃度不純物領域72の
チャネル長方向の長さが、低電圧周辺回路形成領域に形
成されたトランジスタの低濃度不純物領域72のチャネ
ル長方向の長さよりも長くなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、不揮発性半導体記憶
装置およびその製造方法に関し、特に、読出速度などの
性能を損なうことなく、高電圧が印加される高電圧周辺
回路のトランジスタの高耐圧化を実現し得る不揮発性半
導体記憶装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、不揮発性半導体記憶装置にお
いては、現在のLSIの標準電源電圧である5V系以外
に10V程度以上(約10V〜約20V)の高電圧を使
用する回路が設けられている。これは、絶縁膜で囲まれ
たフローティングゲート電極に電荷の注入あるいは引出
しを行なうために、チャネルホットエレクトロン注入
(CHE注入)あるいはFN(Fowler−Nord
heim)トンネル注入など強電界を必要とする物理現
象を用いているためである。
【0003】以下、従来の不揮発性半導体記憶装置の一
例として、大容量のEEPROM(Electrica
lly Erasable and Programm
able Read Only Memory)として
注目されているフラッシュメモリを挙げ、それについて
詳しく説明する。
【0004】まず、図44〜図46を用いて、フラッシ
ュメモリの概略構成および動作について説明していく。
図44は、フラッシュメモリを構成する1つのメモリト
ランジスタの断面構造を示す部分断面図である。図44
に示されるフラッシュメモリのトランジスタはスタック
ゲート型と呼ばれる。図45は、従来のスタックゲート
型フラッシュメモリの平面的配置を示す概略平面図であ
る。図46は、図45におけるA−A線に沿う部分断面
図である。
【0005】図44および図46を参照して、シリコン
基板上に設けられたp型不純物領域183の主表面上に
は、n型ドレイン領域184とn型ソース領域185と
が間隔を隔てて形成されている。これらのn型ドレイン
領域184とn型ソース領域185との間に挟まれた領
域には、チャネル領域が形成されるようにコントロール
ゲート電極186とフローティングゲート電極187と
が形成されている。フローティングゲート電極187
は、チャネル領域上に100Å程度の膜厚を有するゲー
ト絶縁膜190を介在して形成されている。
【0006】コントロールゲート電極186は、フロー
ティングゲート電極187から電気的に分離されるよう
に、フローティングゲート電極187上に層間絶縁膜1
88を介在して形成されている。フローティングゲート
電極187は、多結晶シリコンによって形成されてい
る。コントロールゲート電極186は、多結晶シリコン
あるいは多結晶シリコンと高融点金属との積層膜から形
成されている。フローティングゲート電極187および
コントロールゲート電極186を覆うように酸化膜18
9が形成されており、この酸化膜189上にはスムース
コート膜195が形成されている。
【0007】n型ドレイン領域184上に位置するスム
ースコート膜195には、コンタクトホールが設けられ
ている。このコンタクトホール内表面上およびスムース
コート膜195上には、ビット線191が形成されてい
る。それにより、ビット線191は、n型ドレイン領域
184と電気的に接続される。この部分がドレインコン
タクト部196となる。
【0008】次に、図45を参照して、コントロールゲ
ート電極186は相互に接続されて横方向(行方向)に
延びるようにワード線として形成されている。ビット線
191は、ワード線186と直交するように配置され、
縦方向(列方向)に並ぶn型ドレイン領域184を相互
に接続する。ビット線191は、上記のように、ドレイ
ンコンタクト部196において、各n型ドレイン領域1
84に電気的に接続されている。n型ソース領域185
は、ワード線186が延びる方向に沿って延在し、ワー
ド線186とフィールド酸化膜192とによって囲まれ
た領域に形成されている。各n型ドレイン領域184も
ワード線186とフィールド酸化膜192とによって囲
まれた領域に形成されている。
【0009】以上のような構成を有するフラッシュメモ
リの動作について図44を用いて説明する。まず、書込
時には、n型ドレイン領域184に6〜8V程度の電圧
D、コントロールゲート電極186に10〜15V程
度の電圧VG が印加される。このとき、n型ソース領域
185とp型不純物領域183とは接地電位に保持され
る。それにより、メモリトランジスタのチャネル領域に
は、数100μA程度の電流が流れる。
【0010】ソース領域からドレイン領域に流れた電子
のうちドレイン近傍で加速された電子は、この近傍で高
いエネルギを有する電子、いわゆるチャネルホットエレ
クトロンとなる。この電子は、コントロールゲート電極
186に印加された電圧VGによる電界によって、図4
4において矢印(1)に示されるように、フローティン
グゲート電極187に注入される。このようにしてフロ
ーティングゲート電極187に電子の蓄積が行なわれ、
メモリトランジスタのしきい値電圧Vt h が所定値より
も高くなる。このように、しきい値電圧Vt h が所定値
よりも高くなった状態が書込まれた状態、“0”と呼ば
れる。通常、この書込動作には数〜数10μsを要す
る。
【0011】次に、消去動作について説明する。消去時
には、n型ソース領域185に10〜12V程度の電圧
S が印加され、コントロールゲート電極186とp型
不純物領域183とは接地電位に保持される。そして、
n型ドレイン領域184はフローティング状態に保持さ
れる。フローティングゲート電極187中の電子は、図
44における矢印(2)に示されるように、n型ソース
領域185に印加された電圧VS による電界によって、
薄いゲート絶縁膜190をトンネル現象によって通過す
る。
【0012】それにより、フローティングゲート電極1
87中の電子が引き抜かれることになる。このようにし
てフローティングゲート電極187中の電子が引き抜か
れることによって、メモリトランジスタのしきい値電圧
t h が所定値よりも低くなる。このしきい値電圧V
t h が所定値よりも低い状態が、消去された状態、
“1”と呼ばれる。各メモリトランジスタのソース領域
は、図45に示されるように、相互に接続されているた
め、この消去動作によってすべてのメモリセル内の情報
を一括消去することが可能となる。この消去動作には、
通常数100μS〜数秒を要する。
【0013】次に、読出動作について説明する。読出時
には、コントロールゲート電極186に5V程度の電圧
G ′、n型ドレイン領域184に1〜2V程度の電圧
D′が印加される。このとき、メモリトランジスタの
チャネル領域に電流が流れるかどうか、すなわちメモリ
トランジスタがオン状態かオフ状態かによって上記の
“1”、“0”の判定が行なわれる。この読出動作に
は、通常約100nsを要する。
【0014】以上説明したように、フラッシュメモリな
どの不揮発性半導体記憶装置の動作には、高電圧が必要
となる。そのため、周辺回路には、高電圧で動作する回
路が設けられている。このように、高電圧で動作する周
辺回路を、本明細書においては、「高電圧周辺回路」と
称することとする。この高電圧周辺回路は、上記のフラ
ッシュメモリにおいては、主に書込、消去動作などメモ
リセルに高電圧を印加する際に使用される。
【0015】一方、周辺回路には、通常の低電圧(たと
えば5V程度の電圧)で動作する回路も設けられてい
る。この低電圧で動作する周辺回路を、本明細書におい
ては、「低電圧周辺回路」と称することとする。以上説
明したように、周辺回路には、高電圧周辺回路と低電圧
周辺回路との2種類の回路が存在する。
【0016】従来から、上記の周辺回路の基本素子とし
ては、一般に図47に示されるようなLDD(Ligh
tly Doped Drain)型トランジスタが用
いられてきた。図47は、従来から周辺回路の基本素子
として用いられてきたLDD型トランジスタの一例を示
す断面図である。
【0017】図47を参照して、p型半導体基板201
の主表面には、チャネル領域205を規定するようにn
型低濃度不純物領域206a,207aが所定間隔を隔
てて形成されている。チャネル領域205上には、ゲー
ト絶縁膜202を介在してゲート電極204が形成され
ている。また、p型半導体基板201主表面には、上記
のn型低濃度不純物領域206a,207aのp型半導
体基板201表面における端部よりもゲート電極204
から離れた位置に端部を有し、ゲート電極204から遠
ざかる方向に延びるn型高濃度不純物領域206b,2
07bが形成されている。
【0018】このn型高濃度不純物領域206bと上記
のn型低濃度不純物領域206aとでn型ドレイン領域
206が構成されている。また、n型低濃度不純物領域
207aとn型高濃度不純物領域207bとでn型ソー
ス領域207が構成されている。p型半導体基板201
上には、層間絶縁膜209が形成されており、この層間
絶縁膜209においてn型ドレイン領域206上に位置
する部分にコンタクトホールが設けられている。このコ
ンタクトホール内表面から層間絶縁膜209上にかけて
配線層211が形成されている。
【0019】以上のように、周辺回路の基本素子として
LDD型トランジスタを用いることによって、高耐圧性
を確保しようとしてきたが、近年の素子の微細化に伴
い、上記のLDD型トランジスタを用いても高耐圧を確
保することが困難となってきている。ここで、トランジ
スタの耐圧について説明することとする。
【0020】トランジスタの耐圧には、一般にオフ耐圧
と呼ばれるものとオン耐圧と呼ばれるものとがある。オ
フ耐圧とは、ゲート電極に印加される電圧が0Vのとき
のソース・ドレイン間耐圧(BVD S 0 )のことであ
り、オン耐圧とは、ゲート電極に印加される電圧を変え
た場合のソース・ドレイン間耐圧の最小値(BVD S
をいうものである。通常のトランジスタにおいては、B
D S ≧BVD S 0 であるので、トランジスタの動作電
圧(ソース・ドレイン間)VD S は、少なくとも次の条
件を満たさなければならない。VD S >BVD S ところで、トランジスタの動作時のソース・ドレイン間
耐圧は、E.Sun,J.Moll,J.Berge
r,and B.Alders,“Breakdown
Mechanism in Short−Chann
el MOSTransistors,”IEEE T
ech Dig,Int.Electron Devi
ce Meet,Washington D.C.19
78,p.478.によってその機構が解析されている
ように、寄生バイポーラ効果の1種である。図48は、
寄生バイポーラ効果を説明するための説明図である。短
チャネルMOSFETにおいて、ドレイン電圧を増加す
ると、チャネル方向の電界がドレイン近傍で著しく大き
くなりアバランシェブレークダウンが起こる。それによ
り、大量の電子・ホール対が生成される。
【0021】この生成されたキャリアのうち、ホール
は、図48に示されるように、p型シリコン基板301
側に流れ基板電流(Is u B )となる他、一部はn型ソ
ース領域303に流入する。このn型ソース領域303
に流入するホール電流によって、n型ソース領域303
近傍の電圧が押し下げられ、ソース領域−基板間のpn
接合のビルトインポテンシャルより大きくなるとソース
領域−基板間のpn接合に順方向の電流が流れ始める。
【0022】すなわち、n型ソース領域303からp型
シリコン基板301に電子が流入することとなる。この
結果、ソース−基板−ドレインからなる寄生バイポーラ
トランジスタ動作が起こる。これがMOSトランジスタ
の耐圧降伏現象となる。なお、図48において、チャネ
ル領域上にはゲート絶縁膜304を介在してゲート電極
305が形成されている。また、チャネル領域を規定す
るようにソース領域303およびドレイン領域302が
形成されている。
【0023】上記の耐圧降伏の条件としては、次の式を
挙げることができる。 IH ×Rs u b >Vb u i l d - i n 上式において、IH は、ソース領域に流入する電流を示
しており、Rsub は、基板−ソース領域間のホール電流
が流れ込む経路に沿った抵抗を示している。また、V
b u i l d - i n は、ソース領域−基板間のpn接合の
ビルトインポテンシャルを示している。
【0024】以上の説明より、トランジスタの耐圧を向
上させるためには、アバランシェブレークダウンにより
生じるホール電流を減少させることが肝要であるといえ
る。発生したホール電流の大部分からなる基板電流(I
s u b )は、アバランシェブレークダウン現象の直接の
バロメータである。また、ホットキャリア劣化の予測に
用いられる重要なパラメータでもある。この基板電流
は、ドレイン領域近傍のチャネル方向の最大電界強度に
強く依存し、一般に次式で表わされる。
【0025】Is u b ∝Id・Emn + 1 上式において、Idは、ドレイン電流を示し、Emはチ
ャネル方向の最大電界強度を示している。また、n≒7
である。したがって、上記の式より、基板電流(ホール
電流)を減少させるためには最大電界強度Emを減少さ
せる必要があるといえる。
【0026】最大電界強度Emを減少させるための1つ
の方法としてはLDD型トランジスタにおいては、低濃
度不純物領域の幅を大きくすることが考えられる。それ
により、低濃度不純物領域にも十分空乏層を延ばすこと
ができ、その部分における電界強度を減少させることが
可能となる。図49は、小柳,兼子,清水,応用物理学
会講演予稿集(1983年秋)に開示された、低濃度不
純物領域幅とチャネル方向位置による電界強度との関係
を示す図である。
【0027】図49において、LS W は、低濃度不純物
領域のチャネル長方向の幅を示している。図49に示さ
れるように、低濃度不純物領域幅を大きくすることによ
って、この場合であればチャネル水平方向電界εY の最
大値が減少しているのがわかる。すなわち、最大電界強
度が減少していることになる。なお、図51は、トラン
ジスタのソース・ドレイン間耐圧とドレイン領域の濃度
(/cm3 )との関係を示しているが、一般に、ドレイ
ン領域の濃度が低くなれば、ソース・ドレイン領域間の
耐圧は向上しているのがわかる。
【0028】以上、説明してきたように、トランジスタ
の耐圧BVD S を向上させるためには、その耐圧を決定
している寄生バイポーラ効果を抑制することが必要であ
る。そのためには、ホール電流を減少させなければなら
ない。それには最大電界強度Emを小さく抑える必要が
ある。そのための1つの方法として、LDD型のトラン
ジスタの低濃度不純物領域幅を大きくすることが有効で
あるといえる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、周辺
回路において、ソース・ドレイン間耐圧を十分確保でき
るように、ドレイン領域近傍の低濃度不純物領域の幅を
一律に大きくした場合には、次のような問題点が生じる
こととなる。
【0030】図50は、ドレイン電流ID (mA)と、
低濃度不純物領域幅(μm)との関係を示す図である。
低濃度不純物領域の抵抗は、相対的に高いため、この低
濃度不純物領域の幅を大きくすることによってその部分
の抵抗値を増大させてしまう。それにより、図50に示
されるように、低濃度不純物領域幅を大きくすることに
よって、ドレイン電流を減少させてしまう。
【0031】すなわち、動作速度を低減させてしまうこ
とになる。その結果、トランジスタの駆動能力を劣化さ
せるといった問題点が生じる。この問題点は、特に読出
時間に大きく影響する。すなわち、低電圧周辺回路と高
電圧周辺回路とを一律に上記のようにドレイン領域近傍
の低濃度不純物領域の幅を大きくすることによって、結
果として読出速度などの性能を劣化させることとなって
しまう。一方、書込動作あるいは消去動作に関しては、
電子の注入あるいは引き抜きに要する時間が大部分を占
めるため、周辺回路に使用されるトランジスタの駆動能
力にはあまり依存しないといえる。
【0032】また、上記のように低濃度不純物領域幅を
大きくすることによって、素子自体の面積が増大する。
それにより、周辺回路の面積が増大し、チップ面積の増
大を招くといった問題点も考えられる。
【0033】この発明は、上記の内容に鑑みなされたも
のであり、この発明の一つの目的は、低電圧周辺回路に
おけるトランジスタの読出速度などの性能を損なうこと
なく高電圧周辺回路におけるトランジスタの高耐圧化を
実現し得る不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
を提供することにある。
【0034】この発明の他の目的は、チップ面積の増大
を招くことなくかつ読出速度などの性能を損なうことな
く周辺回路におけるトランジスタの高耐圧化を実現し得
る不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法を提供す
ることにある。
【0035】この発明のさらに他の目的は、従来の製造
工程に余分な工程を付け加えることなく周辺回路におけ
るトランジスタを高耐圧化することが可能となる不揮発
性半導体記憶装置の製造方法を提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】この発明に基づく不揮発
性半導体記憶装置は、1つの局面では、情報を記憶する
ためのメモリセルアレイと、メモリセルアレイの動作を
制御する周辺回路とを有し、この周辺回路は、相対的に
高電圧が印加される第1のトランジスタを有する高電圧
周辺回路と、相対的に低電圧が印加される第2のトラン
ジスタを有する低電圧周辺回路とを含んでいる。そし
て、第1のトランジスタの第1のチャネル領域を規定す
るように第1導電型の半導体基板の主表面に形成された
第2導電型の一対の第1の低濃度不純物領域と、この第
1のチャネル領域上に絶縁膜を介在して形成された第1
のゲート電極と、半導体基板主表面において、第1の低
濃度不純物領域の第1のチャネル領域側の端部よりも第
1の距離だけ第1のゲート電極から離れた位置に端部を
有し、第1のゲート電極から遠ざかる方向に延びる第2
導電型の一対の第1の高濃度不純物領域と、第2のトラ
ンジスタの第2のチャネル領域を規定するように半導体
基板の主表面に形成された第2導電型の一対の第2の低
濃度不純物領域と、第2のチャネル領域上に絶縁膜を介
在して形成された第2のゲート電極と、半導体基板主表
面において、第2の低濃度不純物領域の第2のチャネル
領域側の端部よりも、第1の距離より短い第2の距離だ
け第2のゲート電極から離れた位置に端部を有し、第2
のゲート電極から遠ざかる方向に延びる第2導電型の一
対の第2の高濃度不純物領域とを備えている。
【0037】この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置
は、他の局面では、第1のトランジスタの第1のチャネ
ル領域を規定するように第1導電型の半導体基板の主表
面に形成された第2導電型の第1および第2の低濃度不
純物領域と、第1のチャネル領域上に絶縁膜を介在して
形成された第1のゲート電極と、第2のトランジスタの
第2のチャネル領域を規定するように半導体基板の主表
面に形成された第2導電型の第3および第4の低濃度不
純物領域と、第2のチャネル領域上に絶縁膜を介在して
形成された第2のゲート電極と、第3の低濃度不純物領
域の第2のチャネル領域側の端部よりも第2のゲート電
極から離れた位置に端部を有し、第2のゲート電極から
遠ざかる方向に延びる第2導電型の第1の高濃度不純物
領域とを備えている。
【0038】この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置
は、さらに他の局面では、第1のトランジスタは、第2
導電型の第2の高濃度不純物領域をさらに備えている。
そして、この第2の高濃度不純物領域は、第2の低濃度
不純物領域の第1のチャネル領域側の端部よりも第1の
距離だけ第1のゲート電極から離れた位置に端部を有
し、第1のゲート電極から遠ざかる方向に延びる。ま
た、第1の高濃度不純物領域の第2のチャネル領域側の
端部は、第3の低濃度不純物領域の第2のチャネル領域
側の端部よりも前記第1の距離より小さい第2の距離だ
け第2のゲート電極から離れている。
【0039】この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置
の製造方法によれば、1つの局面では、まず半導体基板
主表面における高電圧周辺回路形成領域に第1のウェル
領域および第2のウェル領域を形成し、半導体基板主表
面における低電圧周辺回路形成領域に第3のウェル領域
および第4のウェル領域を形成する。そして、第1,第
2,第3および第4のウェル領域上の所定位置に絶縁膜
を介してゲート電極を形成する。そして、第1および第
3のウェル領域を覆い第2および第4のウェル領域を露
出させるようにレジストパターンを形成し、このレジス
トパターンおよびゲート電極をマスクとして用いて低濃
度不純物領域を形成する。そして、ゲート電極側壁に第
1のサイドウォール絶縁膜を形成する。第4のウェル領
域を露出させるようにレジストパターンを形成し、この
レジストパターン、ゲート電極および第1のサイドウォ
ール絶縁膜をマスクとして用いて第4のウェル領域に第
1の高濃度不純物領域を形成する。そして、この第1の
サイドウォール絶縁膜上に第2のサイドウォール絶縁膜
を形成する。第2のウェル領域を露出させるようにレジ
ストパターンを形成し、このレジストパターンと、第1
および第2のサイドウォール絶縁膜と、ゲート電極とを
マスクとして用いて第2のウェル領域に第2の高濃度不
純物領域を形成する。そして、第1および第3のウェル
領域にソース/ドレイン領域を形成する。
【0040】この発明に基づく不揮発性半導体装置の製
造方法によれば、他の局面では、まず半導体基板主表面
における高電圧周辺回路形成領域に第1のウェル領域お
よび第2のウェル領域を形成し、半導体基板主表面にお
ける低電圧周辺回路形成領域に第3のウェル領域および
第4のウェル領域を形成する。そして、第1,第2,第
3および第4のウェル領域上の所定位置に絶縁膜を介在
してゲート電極を形成する。そして、第1および第3の
ウェル領域を覆い第2および第4のウェルを露出させる
ようにレジストパターンを形成し、このレジストパター
ンおよびゲート電極をマスクとして用いて低濃度不純物
領域を形成する。そして、ゲート電極側壁にサイドウォ
ール絶縁膜を形成する。第2のウェル領域上に形成され
るトランジスタのソース領域および第4のウェル領域を
露出させるようにレジストパターンを形成し、このレジ
ストパターン、ゲート電極およびサイドウォール絶縁膜
をマスクとして用いて、第2のウェル領域上に形成され
るトランジスタのソース領域および第4のウェル領域に
第1の高濃度不純物領域を形成する。そして、第1およ
び第3のウェル領域にソース/ドレイン領域を形成す
る。そして、第1,第2,第3および第4のウェル領域
上に層間絶縁膜を形成する。この層間絶縁膜の所定位置
に、第1の高濃度不純物領域あるいは低濃度不純物領域
の一部を露出させるコンタクトホールを形成する。この
コンタクトホールを通して不純物を導入することによっ
て、第2および第4のウェル領域に第2の高濃度不純物
領域を形成する。
【0041】この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置
の製造方法によれば、さらに他の局面では、まず半導体
基板主表面おける高電圧周辺回路形成領域に第1のウェ
ル領域および第2のウェル領域を形成し、半導体基板の
主表面における低電圧周辺回路領域に第3のウェル領域
および第4のウェル領域を形成する。この第1,第2,
第3および第4のウェル領域上の所定位置に絶縁膜を介
在してゲート電極を形成する。そして、第1および第3
のウェル領域を覆い第2および第4のウェル領域を露出
させるようにレジストパターンを形成し、このレジスト
パターンおよびゲート電極をマスクとして用いて低濃度
不純物領域を形成する。そして、ゲート電極側壁にサイ
ドウォール絶縁膜を形成する。そして、第4のウェル領
域を露出させるようにレジストパターンを形成し、この
レジストパターン、ゲート電極およびサイドウォール絶
縁膜をマスクとして用いて第1の高濃度不純物領域を形
成する。そして、第1および第3のウェル領域にソース
/ドレイン領域を形成する。第1,第2,第3および第
4のウェル領域上に層間絶縁膜を形成する。この層間絶
縁膜の所定位置に、第1の高濃度不純物領域あるいは低
濃度不純物領域の一部を露出させるコンタクトホールを
形成し、このコンタクトホールを通して不純物を導入す
ることによって、第2および第4のウェル領域に第2の
高濃度不純物領域を形成する。
【0042】
【作用】この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置によ
れば、高電圧周辺回路の低濃度不純物領域の半導体基板
の主表面におけるチャネル長方向の長さが、低電圧周辺
回路におけるトランジスタの低濃度不純物領域のチャネ
ル長方向の長さよりも大きくなるように形成されてい
る。それにより、高電圧周辺回路のトランジスタを高耐
圧化することが可能となる。また、このとき、低電圧周
辺回路のトランジスタの低濃度不純物領域幅は、従来と
同様に形成されているため、低電圧周辺回路のトランジ
スタの駆動能力が損なわれるといったことも阻止でき
る。
【0043】この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置
は、他の局面では、高電圧周辺回路のトランジスタのソ
ース/ドレイン領域の少なくとも一方には、低濃度不純
物領域のみが形成されている。このとき、低電圧周辺回
路のトランジスタのソース/ドレイン領域の少なくとも
一方には、低濃度不純物領域および高濃度不純物領域が
形成されている。それにより、高電圧周辺回路の低濃度
不純物領域のチャネル長方向の長さを実質的に長くする
ことが可能となる。その結果、高電圧周辺回路内のトラ
ンジスタの耐圧を向上させることが可能となる。このと
き、低電圧周辺回路のトランジスタの駆動能力は損なわ
れない。
【0044】この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置
の製造方法によれば、1つの局面では、低電圧周辺回路
の高濃度不純物領域を、ゲート電極および第1のサイド
ウォール絶縁膜をマスクとして用いて形成し、高電圧周
辺回路の高濃度不純物領域を、第1のサイドウォール絶
縁膜上に形成された第2のサイドウォール絶縁膜および
ゲート電極をマスクとして用いて形成している。それに
より、第2のサイドウォール絶縁膜の幅によって、高濃
度不純物領域のチャネル領域側の端部の位置を制御する
ことが可能となる。すなわち、高電圧周辺回路における
トランジスタの低濃度不純物領域のチャネル長方向の長
さを、低電圧周辺回路におけるトランジスタの低濃度不
純物領域のチャネル長方向の長さよりも第2のサイドウ
ォール絶縁膜の底面幅だけ大きくすることが可能とな
る。
【0045】この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置
の製造方法によれば、他の局面では、第2のウェル領域
に形成されるトランジスタのソース領域および第4のウ
ェル領域を露出するようにレジストパターンを形成し、
このレジストパターン、ゲート電極およびサイドウォー
ル絶縁膜をマスクとして用いて高濃度不純物領域を形成
している。それにより、高電圧周辺回路におけるソース
領域のみに第1の高濃度不純物領域が形成されることに
なる。その結果、高電圧周辺回路に形成されるトランジ
スタのドレイン領域側の低濃度不純物領域のチャネル方
向の長さを、低電圧周辺回路に形成されるドレイン領域
側の低濃度不純物領域のチャネル方向の長さよりも長く
することが可能となる。
【0046】この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置
の製造方法によれば、さらに他の局面では、第4のウェ
ル領域を露出させるようにレジストパターンを形成し、
このレジストパターン、ゲート電極およびサイドウォー
ル絶縁膜をマスクとして用いて第1の高濃度不純物領域
を形成している。それにより、低電圧周辺回路のトラン
ジスタのみに第1の高濃度不純物領域が形成されること
になる。その結果、高電圧周辺回路に形成されるトラン
ジスタの低濃度不純物領域のチャネル方向の幅を、低電
圧周辺回路に形成されるトランジスタの低濃度不純物領
域のチャネル方向の幅よりも大きくすることが可能とな
る。
【0047】
【実施例】以下、この発明に基づく実施例について、図
1〜図43を用いて説明する。図1は、この発明に基づ
く一実施例における不揮発性半導体記憶装置のブロック
図である。図1を参照して、この不揮発性半導体記憶装
置は、記憶すべきメモリセルのアドレスが入力されるア
ドレスバッファ107と、コラム(column)アド
レスが入力されるコラムデコーダ108と、ロウ(ro
w)アドレスが入力されるロウデコーダ109と、ワー
ド線の電位を切換える高電圧スイッチ110と、データ
の入出力を行なうための入出力バッファ111と、書込
データを保持するための書込回路112と、読出された
データを増幅するためのセンスアンプ113と、所定の
ビット線を選択するためのYゲート114と、マトリッ
クス状に配列されたメモリセルからなるメモリセルアレ
イ115と、メモリセルアレイ115に与える高電圧を
制御する高電圧制御回路120と、制御信号が入力され
る制御信号バッファ121と、各種の動作を制御するた
めの制御回路122と、メモリセルアレイ115を構成
するメモリセル(メモリトランジスタ)のソース電位を
切換えるアレイソーススイッチ123を含んでいる。
【0048】上記の構成を有する不揮発性半導体記憶装
置ににおいて、高電圧周辺回路領域101は、高電圧ス
イッチ110と、書き込み回路112と、Yゲート11
4と、アレイソーススイッチ123と、高電圧制御回路
120とを含んでいる。そして、周辺回路形成領域にお
いて、高電圧周辺回路領域以外の領域が低電圧周辺回路
領域102となる。
【0049】メモリセルアレイ115には、複数のメモ
リトランジスタ119が形成されている。各メモリトラ
ンジスタ119は、1本のビット線116とワード線1
17との 交差部に位置している。そして、各メモリト
ランジスタ119のドレイン領域がビット線116に接
続され、コントロールゲート電極がワード線117に接
続されている。また、各メモリトランジスタ119のソ
ース領域はソース線118に共通に接続され、ソース線
118の一端はアレイソーススイッチ123に接続され
ている。
【0050】次に、以上のように構成された不揮発性半
導体記憶装置の動作について説明する。この不揮発性半
導体記憶装置の動作は、書込、消去、読出の各々に分け
られるが、書込動作の前には、必ず全アドレスのメモリ
トランジスタに含まれている情報の消去を行なう必要が
ある。
【0051】まず書込動作について説明する。書込を行
ないたいアドレスのアドレスデータはアドレスバッファ
107を介して入力され、書込を可能とする制御信号は
制御信号バッファ121を介して入力される。次に、高
電圧制御回路120に高電圧VP P を与える。入力され
たアドレスデータは、ロウデコーダ109によりデコー
ドされて1本のワード線が選択される。一方、入力され
た高電圧VP P は、高電圧制御回路120で制御されて
高電圧スイッチ110に印加される。
【0052】選択されたワード線の高電圧スイッチ11
0は、その選択されたワード線を高電圧にし、他の非選
択のワード線の高電圧スイッチは0Vを出力する。一
方、入出力バッファ111を介して入力されたデータ
は、書込回路112においてラッチされる。この書込回
路112は、コラムデコーダ108により選択されたY
ゲート114を介して、情報“0”を書込むビットを含
むビット線に高電圧VB Lを、また情報“1”を書込む
ビットを含むビット線には0Vの電位を印加する。この
とき、ソース線118の電位は、制御回路122から出
力された信号に基づいて切換えられたアレイソーススイ
ッチ123によって0Vに維持される。
【0053】次に、一括消去動作について説明する。一
括消去は、高電圧制御回路120に高電圧を印加し、一
括消去を可能にする制御信号を制御信号バッファ121
に入力することによって行なわれる。入力された高電圧
は高電圧制御回路120で制御されアレイソーススイッ
チ123に与えられる。アレイソーススイッチ123は
制御回路122からの制御信号、すなわち消去開始の信
号を受けて、ソース線118に高電圧VP P を出力す
る。
【0054】このとき、メモリセルアレイ115のワー
ド線117のすべてはその電位が0Vであり、ビット線
116のすべてはフローティング状態に維持されてい
る。この状態では、すべてのメモリトランジスタのソー
ス領域は高電圧VP P 、コントロールゲート電極は0
V、ドレイン領域はフローティング状態となっている。
【0055】これによって、各メモリトランジスタのフ
ローティングゲート電極とソース領域との間に高電界が
発生し、フローティングゲート電極に含まれている電子
がトンネル現象によってソース領域に移動する。それに
より、メモリトランジスタのしきい値電圧は消去動作前
よりも低くなる。
【0056】次に、読出動作について説明する。読出動
作においては、読出したい情報を保持するメモリセルの
アドレスを指定するアドレスデータがアドレスバッファ
107に書込まれる。そして書込動作と同様の動作によ
ってメモリセルアレイ115の1本のワード線117が
選択される。一方、コラムデコーダ108によってデコ
ードされた情報に基づいて、Yゲート114によって所
定のビット線116が選択される。選択されたワード線
117だけが電源電圧Vc c となり、他のワード線の電
位は0Vとなっている。
【0057】そうして選択されたワード線117に接続
しているメモリトランジスタがON状態(低しきい値電
圧)か、OFF状態(高しきい値電圧)かを、選択され
たビット線116に接続されたセンスアンプ113で検
出する。そして、ON状態なら情報“1”でOFF状態
なら情報“0”を、入出力バッファ111を介して外部
に出力する。
【0058】以上のような構造を有し、動作を行なう不
揮発性半導体記憶装置の構造について以下により詳しく
説明する。図2は、上記の構成を有するこの発明に基づ
く第1の実施例における不揮発性半導体記憶装置の高電
圧周辺回路領域(a)、低電圧周辺回路領域(b)およ
びメモリセルアレイ(c)を示す部分断面図である。
【0059】図2を参照して、高電圧周辺回路領域にお
いては、p型シリコン基板1の主表面にnウェル11お
よびpウェル13がそれぞれ形成されている。nウェル
11内には、ソース/ドレイン領域78がチャネル領域
を規定するように形成されている。そしてチャネル領域
上にはシリコン酸化膜41を介してゲート電極47が形
成されている。ゲート電極47の側壁には第1および第
2のサイドウォール絶縁膜73,74が形成されてい
る。
【0060】一方、pウェル領域13内には、チャネル
領域を規定するように低濃度不純物領域72が形成され
ており、チャネル領域上にはシリコン酸化膜41を介し
てゲート電極47が形成されている。低濃度不純物領域
72よりもゲート電極47から離れた位置に端部を有
し、ゲート電極47から遠ざかる方向に延びる高濃度不
純物領域76aが形成されている。また、上層の配線層
とのコンタクト部に、オーミックコンタクトをとるため
の高濃度不純物領域99が形成されている。ゲート電極
47の側壁には、第1のサイドウォール絶縁膜73およ
び第2のサイドウォール絶縁膜74が形成されている。
【0061】またゲート電極47上にはシリコン酸化膜
61、シリコン窒化膜62、スムースコート膜63がそ
れぞれ形成されている。これらの層にはコンタクトホー
ルが形成されており、このコンタクトホール内表面から
スムースコート膜63上にわたってアルミニウム配線層
65が所定形状に形成されている。このアルミニウム配
線層65上およびスムースコート膜63上には、さらに
スムースコート膜67が形成されている。このスムース
コート膜67にも所定位置にコンタクトホールが設けら
れ、このコンタクトホール内表面からスムースコート膜
67上にわたってアルミニウム配線層69が形成されて
いる。
【0062】一方、低電圧周辺回路領域に形成されるト
ランジスタも上記の高電圧周辺回路領域に形成されるト
ランジスタとほぼ同様の構造である。しかし、本実施例
においては、高濃度不純物領域76,76aのチャネル
領域側端部からチャネル長方向に突出した部分の低濃度
不純物領域72,72aのチャネル長方向の長さ(以
下、単に「低濃度不純物領域のチャネル長方向の長さ」
と称する)が、高電圧周辺回路領域に形成された低濃度
不純物領域72の長さよりも短くなっている。それ以外
の構造は、上記の高電圧周辺回路領域に形成されるトラ
ンジスタと同様である。
【0063】また、メモリセルアレイ内には、pウェル
13が形成されており、pウェル13表面には、チャネ
ル領域を規定するようにソース領域56およびドレイン
領域58がそれぞれ形成されている。そしてチャネル領
域上にはシリコン酸化膜29を介してフローティングゲ
ート電極49が形成されており、フローティングゲート
電極49上には、この場合であれば3層構造の層間絶縁
膜が形成されている。この層間絶縁膜上にはコントロー
ルゲート電極51が形成されている。コントロールゲー
ト電極51上には、シリコン酸化膜61、シリコン窒化
膜62およびスムースコート膜63がそれぞれ形成され
ている。
【0064】このスムースコート膜63のドレイン領域
58上に位置する部分にコンタクトホールが設けられ、
コンタクトホール内表面からスムースコート膜63上に
わたってアルミニウム配線層65が形成されている。こ
のアルミニウム配線層65とドレイン領域58とのコン
タクト部には、オーミックコンタクトをとるための不純
物領域99が形成されている。アルミニウム配線層65
上にはスムースコート膜67が形成されており、このス
ムースコート膜67上には所定形状にパターニングされ
たアルミニウム配線層69が形成されている。
【0065】以上説明したように、低電圧周辺回路領域
における低濃度不純物領域72のチャネル長方向の長さ
よりも高電圧周辺回路領域に形成されたトランジスタの
低濃度不純物領域72aのチャネル長方向の長さを長く
することによって、高電圧周辺回路領域に形成されたト
ランジスタの耐圧を向上させることが可能となる。ま
た、このとき、低電圧周辺回路領域に形成されたトラン
ジスタの低濃度不純物領域のチャネル長方向の長さは、
従来とほぼ同様であるため、読出動作などの動作を従来
と同様の速度で行なうことが可能となる。すなわち、低
電圧周辺回路に形成されたトランジスタの読出速度など
の諸特性を劣化させることなく、高電圧周辺回路に形成
されたトランジスタの高耐圧性を確保することが可能と
なる。
【0066】次に、図3および図4を用いて、高電圧周
辺回路および低電圧周辺回路に形成されたそれぞれのト
ランジスタの構造についてより詳しく説明する。図3
は、高電圧周辺回路領域に形成された1つのトランジス
タを示す断面図およびそのトランジスタにおける不純物
の濃度分布を示す図である。図3を参照して、低濃度不
純物領域72aのpウェル13表面近傍における端部
は、ゲート電極47a下に位置し、高濃度不純物領域7
6aのpウェル13表面近傍における端部は、第2のサ
イドウォール絶縁膜74a下に位置している。
【0067】すなわち、第2のサイドウォール絶縁膜7
4aを設けることによって、この第2のサイドウォール
絶縁膜74aの底面の長さ分だけ低濃度不純物領域72
aのチャネル長方向の長さL3を長くすることが可能と
なる。それにより、耐圧を向上させることが可能とな
る。この場合の高濃度不純物領域76aの濃度は、好ま
しくは、102 1 (/cm3 )程度である。また、低濃
度不純物領域72aの濃度は、好ましくは、10
1 8 (/cm3 )程度である。また、チャネル領域の濃
度は、好ましくは、101 7 (/cm3 )程度となって
いる。
【0068】
【表1】
【0069】表1に示される各値は、以下の各実施例に
おいても適用される。また、本実施例では、第1および
第2のサイドウォール絶縁膜73a,74aの底面のチ
ャネル長方向の長さL5と、低濃度不純物領域72aの
チャネル長方向の長さL3とはほぼ等しくなっている。
【0070】上記の高電圧周辺回路に形成されるトラン
ジスタに対し、低電圧周辺回路に形成されるトランジス
タは、図4に示されている。図4は、低電圧周辺回路に
形成されるトランジスタの断面図およびそのトランジス
タの不純物濃度分布を示す図である。
【0071】図4を参照して、低電圧周辺回路に形成さ
れるトランジスタの低濃度不純物領域72のpウェル1
3表面近傍の端部は、ゲート電極47下に位置し、高濃
度不純物領域76のpウェル13表面近傍の端部は、第
1のサイドウォール絶縁膜73下に位置している。した
がって、上記の高電圧周辺回路に形成されたトランジス
タの低濃度不純物領域72のチャネル長方向の長さL3
よりも、低電圧周辺回路に形成されたトランジスタの低
濃度不純物領域72のチャネル長方向の長さL4の方が
短くなっている。それにより、読出速度などの特性を劣
化させることはないといえる。
【0072】このとき、高濃度不純物領域76の濃度
は、好ましくは、約102 1 (/cm 3 )程度であり、
低濃度不純物領域72の濃度は、好ましくは、101 8
(/cm3 )程度となっている。また、チャネル領域の
濃度は、好ましくは、101 7(/cm3 )程度となっ
ている。なお低電圧周辺回路に形成されるトランジスタ
のゲート電極47幅Lg(μm),チャネル長L2,低
濃度不純物領域72のチャネル長方向の長さL4は、上
記の表1に示されている。また、上記の表1に示される
各値に関しては、以下の各実施例においても適用され
る。
【0073】次に、図11〜図37を用いて、上記の構
造を有する第1の実施例における不揮発性半導体記憶装
置の製造方法について説明する。図11〜図37は、上
記の構造を有する第1の実施例における不揮発性半導体
記憶装置の製造工程の第1工程〜第27工程を示す断面
図である。なお、説明の便宜上、図11〜図26は、周
辺回路領域(I)とメモリセルアレイ領域(II)とを
併記している。そして、図27〜図32は、高電圧周辺
回路領域(a)と低電圧周辺回路領域(b)とを併記し
ている。図33と図34とは高電圧周辺回路領域(a)
と、低電圧周辺回路領域(b)と、メモリセルアレイ領
域(c)とを併記している。そして図35〜図37は、
周辺回路領域(I)とメモリセルアレイ領域(II)と
を併記している。
【0074】まず図11を参照して、p型で<100>
のシリコン基板1の主表面上に、300Å程度の膜厚を
有するシリコン酸化膜3を形成する。次に、シリコン酸
化膜3上に、減圧CVD(Chemical Vapo
r Deposition)法により、500Å程度の
膜厚を有するシリコン窒化膜5を形成する。そして、シ
リコン窒化膜5上にレジスト7を堆積し、フォトリソグ
ラフィ技術およびエッチング技術を用いて、nウェルを
形成すべき領域上のシリコン窒化膜5を除去する。この
レジスト7をマスクとして用いて、p型シリコン基板1
にリン(P)をイオン注入する。条件は60KeV,
1.0×101 3 /cm2 である。その後、レジスト7
を除去する。
【0075】そして、図12を参照して、シリコン窒化
膜5をマスクとして用いて、熱酸化処理を施すことによ
って5000Å程度の膜厚を有する酸化膜9を形成す
る。その後、シリコン窒化膜5を除去する。そして、こ
の酸化膜9をマスクとして用いて、pウェルを形成する
領域上にボロン(B)をイオン注入する。条件は100
KeV,4.0×101 2 /cm2 である。
【0076】次に、図13を参照して、シリコン基板1
に注入した上記の不純物を拡散し、nウェル11および
pウェル13を形成する。条件は1200℃で6時間で
ある。そして、フィールド酸化膜9を除去する。その
後、図14に示すように、シリコン基板1への主表面
に、300Å程度の膜厚を有するシリコン酸化膜15、
500Å程度の膜厚を有する多結晶シリコン膜17、1
000Å程度の膜厚を有するシリコン窒化膜19、レジ
スト21を形成する。そしてフォトリソグラフィ技術を
用いてフィールド酸化膜を形成すべき領域上に位置する
シリコン窒化膜19および多結晶シリコン膜17を選択
的に除去する。
【0077】次に、図15を参照して、レジスト21を
除去した後、シリコン窒化膜19をマスクとして、70
00Å程度の膜厚を有するフィールド酸化膜27を形成
する。そして、シリコン窒化膜19および多結晶シリコ
ン膜17を除去する。次に、上記の状態のシリコン基板
1の主表面上にレジスト(図示せず)を形成し、pウェ
ル領域13のみレジストを除去する。そして、このレジ
ストをマスクとして用いて、p+ チャネルストッパ層2
5形成のためのボロンをイオン注入する。条件は270
KeV,3.5×101 2 /cm2 である。それによ
り、p+ チャネルストッパ層25が形成される。
【0078】次に、図16を参照して、シリコン酸化膜
15を除去し、シリコン基板1の主表面全面上に、熱酸
化法を用いて100Å程度の膜厚を有するシリコン酸化
膜29を形成する。そして、シリコン酸化膜29上に、
CVD法を用いて1000Å程度の膜厚を有する多結晶
シリコン膜31を形成する。この多結晶シリコン膜31
がフローティングゲート電極となる。この多結晶シリコ
ン膜31上にレジスト33を形成し、図17に示される
ように、周辺回路形成領域にあるレジスト33を除去す
る。そして、このレジスト33をマスクとして用いて、
周辺回路形成領域上に位置する多結晶シリコン膜31を
除去する。図18は、図17に示されるメモリセル領域
のB−B線に沿ってみた断面を示す図である。
【0079】次に、図19に示されるように、シリコン
基板1の主表面全面上にCVD法によって、150Å程
度の膜厚有するシリコン酸化膜35を形成する。このシ
リコン酸化膜35上にCVD法を用いて150Å程度の
膜厚を有するシリコン窒化膜37を形成する。その後、
周辺回路領域に形成するnチャネルトランジスタ、pチ
ャネルトランジスタの2種類のトランジスタのしきい値
電圧を制御するために、レジストプロセスを用いて、ま
ずnチャネルトランジスタの素子形成領域のみレジスト
を除去する。そして、このレジストをマスクにしてシリ
コン窒化膜37をエッチングし、ボロン(B)を50K
eV,1×101 2 /cm2 の条件で注入し、さらにシ
リコン酸化膜35とシリコン酸化膜29とをエッチング
除去する。これと同様の工程をpチャネルトランジスタ
について行なう。注入条件としては、ボロン(B)を2
0KeV,2×101 2 /cm2 である。
【0080】その後、図20を参照して、熱酸化法によ
って200Å程度の膜厚を有するシリコン酸化膜41を
形成する。周辺回路領域に形成されたシリコン酸化膜4
1は、トランジスタのゲート酸化膜となる。また、この
酸化処理によって、メモリセル領域の上面に形成されて
いるシリコン窒化膜37の最表面は、約20Å程度の膜
厚を有するシリコン酸化膜42に変換される。
【0081】次に、図21を参照して、シリコン酸化膜
41およびシリコン酸化膜42上に、CVD法を用いて
2500Å程度の膜厚を有する多結晶シリコン膜43を
形成する。この多結晶シリコン膜43は、メモリセルア
レイ領域においてはコントロールゲート電極となり、周
辺回路領域においてはゲート電極となる。この多結晶シ
リコン膜43上にレジスト45を堆積し、このレジスト
45に所定のパターニングを施す。そしてレジスト45
をマスクとして多結晶シリコン膜43をエッチングし、
図22に示されるように、ゲート電極47を形成する。
その後、レジスト45を除去する。
【0082】次に、図23を参照して、シリコン基板1
の主表面全面上にレジスト53を堆積する。このレジス
ト53に所定のパターニングを施し、レジスト53をマ
スクとして用いて、メモリセルアレイ領域にある多結晶
シリコン膜43、シリコン酸化膜42、シリコン窒化膜
37、シリコン酸化膜35、多結晶シリコン膜31を順
次エッチング除去する。それにより、コントロールゲー
ト電極51およびフローティングゲート電極49が形成
されることになる。図24は、図23におけるC−C線
に沿って見た断面を示す図である。
【0083】次に、図25を参照して、上記のレジスト
53を除去した後、再びシリコン基板1の主表面全面上
にレジスト55を堆積する。そしてこのレジスト55に
所定のパターニングを施し、メモリセルアレイ領域のソ
ース領域上に位置するレジスト55を除去する。そして
このレジスト55をマスクとして用いて、リン(P)お
よび砒素(As)を注入することによって、メモリトラ
ンジスタのソース領域56を形成する。
【0084】次に、レジスト55を除去した後、図26
に示されるように、シリコン基板1の主表面全面上にレ
ジスト57を堆積する。このレジスト57に所定のパタ
ーニングを施すことによって、メモリセルアレイ領域の
ドレイン領域上に位置するレジスト57をエッチング除
去する。そして、このレジスト57をマスクとして用い
て、ホロン(B)および砒素(As)を注入することに
よって、メモリトランジスタのドレイン領域58を形成
する。
【0085】以下の工程を説明するために、便宜上、周
辺回路領域における高電圧周辺回路領域(a)と低電圧
周辺回路領域(b)とを併記することとする。
【0086】図27を参照して、上記のレジスト57を
除去した後、シリコン基板1の主表面全面上にレジスト
71を堆積する。このレジスト71に所定のパターニン
グを施すことによって、図27に示されるように、高電
圧周辺回路領域および低電圧周辺回路領域のpウェル1
3上に位置するレジスト71を除去する。そして、この
レジスト71およびゲート電極47,47aをマスクと
して用いてリン(P)をイオン注入し、低濃度不純物領
域72,72aを形成する。条件は、60KeV,2×
101 3 /cm2 である。
【0087】次に、上記のレジスト71を除去し、CV
D法を用いて1500Å程度の膜厚を有するシリコン酸
化膜を、シリコン基板1の主表面全面上に形成する。こ
のシリコン酸化膜に異方性エッチング処理を施すことに
よって、図28に示されるように、ゲート電極47,4
7a側壁に第1のサイドウォール絶縁膜73,73aを
形成する。
【0088】次に、図29を参照して、シリコン基板1
の主表面全面上にレジスト75を堆積する。このレジス
ト75に所定のパターニングを施すことによって、低電
圧周辺回路領域のpウェル13上に位置するレジスト7
5を除去する。そして、レジスト75、ゲート電極47
および第1のサイドウォール絶縁膜73をマスクとして
用いて、砒素(As)をイオン注入することによって、
高濃度不純物領域76を形成する。条件は、35Ke
V,4×101 5 /cm2 である。
【0089】次に、上記のレジスト75を除去した後、
CVD法を用いて、1500Å程度の膜厚を有するシリ
コン酸化膜を、シリコン基板1の主表面全面上に形成す
る。この酸化膜に異方性エッチング処理を施すことによ
って、図30に示されるように、第1のサイドウォール
絶縁膜73,73a上に第2のサイドウォール絶縁膜7
4,74aを形成する。このように第2のサイドウォー
ル絶縁膜74,74aを形成することによって、第1の
サイドウォール絶縁膜73,73aのみの場合と比べる
と、トータルのサイドウォール絶縁膜の底面の長さは、
ほぼ2倍となっている。
【0090】次に、図31を参照して、シリコン基板1
の主表面全面上にレジスト77を堆積する。このレジス
ト77に所定のパターニングを施すことによって、高電
圧周辺回路領域のpウェル13上に位置するレジスト7
7を除去する。そして、レジスト77、ゲート電極47
a、第1および第2のサイドウォール絶縁膜73a,7
4aをマスクとして用いて、砒素(As)をイオン注入
することによって、高濃度不純物領域76aを形成す
る。条件は35KeV,4×101 5 /cm2 である。
【0091】このように第1および第2のサイドウォー
ル絶縁膜73a,74aをマスクとして用いることによ
って、高濃度不純物領域76aのゲート電極47a側の
端部がゲート電極47から離れる距離を、低電圧周辺回
路領域における高濃度不純物領域76のゲート電極47
側の端部がゲート電極47から離れる距離よりも大きく
形成することが可能となる。この距離は、サイドウォー
ル絶縁膜74,74aの底面の幅によって制御すること
が可能となる。それにより、高電圧周辺回路領域のトラ
ンジスタの耐圧を向上させることが可能となる。
【0092】次に、上記のレジスト77を除去した後、
図32に示されるように、シリコン基板1の主表面全面
上にレジスト79を堆積する。このレジスト79に所定
のパターニングを施すことによって、低電圧周辺回路領
域および高電圧周辺回路領域のnウェル11上に位置す
るレジスト79を除去する。そして、レジスト79、ゲ
ート電極47、第1および第2のサイドウォール絶縁膜
73,74をマスクとして用いて、BF2 をイオン注入
することによって、ソース/ドレイン領域78を形成す
る。条件は、20KeV,2.0×101 5 /cm2
ある。
【0093】次に、図33を参照して、上記のレジスト
79を除去した後、シリコン酸化膜61、シリコン窒化
膜62およびスムースコート膜63をそれぞれ形成す
る。次に、図34を参照して、ソース/ドレイン領域7
8上および高濃度不純物領域76,76a上、ドレイン
領域58上に位置する領域に、コンタクトホール66を
形成する。
【0094】そして、シリコン基板1の主表面全面上に
レジスト81を堆積する。このレジスト81に所定のパ
ターニングを施すことによって、低電圧周辺回路領域お
よび高電圧周辺回路領域のpウェル領域13上に位置す
るレジスト81およびメモリセルアレイ領域に形成され
たレジスト81を除去する。そして、リン(P)をイオ
ン注入することによって、オーミックコンタクトをとる
ための高濃度不純物領域99,99aを形成する。条件
は60KeV,2.0×101 4 /cm2 である。
【0095】次に、図35を参照して、スムースコート
膜63上に、スパッタリング法を用いてアルミニウム配
線層65を形成する。それにより、コンタクトホール6
6を介して、アルミニウム配線層65と、メモリセルア
レイ領域内のドレイン領域58および周辺回路領域内の
ソース領域、ドレイン領域とを電気的に接続する。そし
て、アルミニウム配線層65に所定のパターニングを施
す。
【0096】次に、図36を参照して、シリコン基板1
の主表面全面上にスムースコート膜67を形成する。こ
のスムースコート膜67の所定位置にスルーホール70
を形成する。そして、スムースコート膜67上にアルミ
ニウム配線層69を形成する。このアルミニウム配線層
69とアルミニウム配線層65とはスルーホール70を
介して電気的に接続されている。そして、図37に示さ
れるように、アルミニウム配線層69に所定のパターニ
ングを施す。以上の工程を経て、図2に示される不揮発
性半導体記憶装置が形成される。
【0097】次に、図5〜図7を用いて、この発明に基
づく不揮発性半導体記憶装置の第2の実施例について説
明する。図5は、この発明に基づく第2の実施例におけ
る不揮発性半導体記憶装置の部分断面図である。本実施
例における特徴部分は、図5を参照して、高電圧周辺回
路に形成されたトランジスタのドレイン領域側に低濃度
不純物領域72aのみが形成され、高濃度不純物領域7
6aがドレイン領域側に形成されていないことである。
【0098】このように、ドレイン領域側に高濃度不純
物領域76aが形成されないことによって、ドレイン領
域側における低濃度不純物領域72aのチャネル長方向
の実質的な長さを長くすることが可能となる。それによ
り、高電圧周辺回路に形成されたトランジスタの耐圧を
向上させることが可能となる。
【0099】次に、図6および図7を用いて、高電圧周
辺回路領域に形成されたトランジスタと低電圧周辺回路
領域に形成されたトランジスタの構造およびそのトラン
ジスタの不純物濃度分布についてより詳しく説明する。
図6は、高電圧周辺回路領域に形成されたトランジスタ
を示す部分断面図および不純物濃度分布を示す図であ
る。
【0100】図6を参照して、高電圧周辺回路領域に形
成されるトランジスタのドレイン領域側(D)には、低
濃度不純物領域72aのみが形成されている。それに対
し、ソース領域側(S)には、低濃度不純物領域72a
および高濃度不純物領域76aが形成されている。図6
には示されていないが、ソース領域およびドレイン領域
には、上層の配線層とのコンタクト部に、オーミックコ
ンタクトをとるための高濃度不純物領域99,99aが
形成されている。
【0101】したがって、高電圧周辺回路に形成された
トランジスタのドレイン側は、変則的なLDD構造とな
っていると解釈してもよい。それにより、低濃度不純物
領域72aのチャネル長方向の長さL3を実質的に長く
確保することが可能となる。それにより、電界集中を緩
和でき、高電圧周辺回路領域に形成されたトランジスタ
の耐圧を向上させることが可能となる。なお、ドレイン
領域側にのみ高濃度不純物領域76aが形成されてもよ
い。
【0102】このとき、高濃度不純物領域76aの濃度
は、好ましくは、102 1 (/cm 3 )程度であり、低
濃度不純物領域72aの濃度は、101 8 (/cm3
程度である。また、チャネル領域の濃度は、10
1 7 (/cm3 )程度である。また、ソース領域(S)
とドレイン領域(D)とに形成された低濃度不純物領域
72aの濃度は、好ましくは同じ濃度である。また、上
記の高濃度不純物領域99aの濃度は、好ましくは、1
1 9 〜102 1 (/cm3 )程度である。
【0103】一方、低電圧周辺回路に形成されるトラン
ジスタは、図7を参照して、図4に示される上記の第1
の実施例における低電圧周辺回路領域に形成されるトラ
ンジスタとほぼ同様の構造を示しており、その濃度分布
についてもほぼ同様である。上記の第1の実施例におけ
る低電圧周辺回路形成領域に形成されたトランジスタと
の相違点は、本実施例における低電圧周辺回路領域に形
成されたトランジスタのゲート電極47の側壁には、第
1のサイドウォール絶縁膜73のみが形成されている点
である。
【0104】それ以外の構造に関しては、上記の第1の
実施例における低電圧周辺回路領域に形成されたトラン
ジスタと同様である。したがって、上記の第1の実施例
の場合と同様に、低電圧周辺回路に形成されたトランジ
スタの読出速度などの諸特性を劣化させることなく、高
電圧周辺回路に形成されたトランジスタの高耐圧性を確
保することが可能となる。なお、上記の低電圧周辺回路
に形成されるトランジスタのソース/ドレイン領域に
は、それらの少なくとも一方のみに高濃度不純物領域7
6および低濃度不純物領域72の双方が形成されていて
もよい。
【0105】次に、図38〜図40を用いて、上記の構
造を有するこの発明に基づく第2の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。図3
8〜図40は、上記の第2の実施例の製造方法における
特徴的な工程を示す断面図である。
【0106】まず、上記の第1の実施例と同様の工程を
経て、高電圧周辺回路領域および低電圧周辺回路領域に
ゲート電極47を形成する。そして、図38に示される
ように、シリコン基板1の主表面全面上にレジスト71
を形成する。このレジスト71に所定のパターニングを
施すことによって、高電圧周辺回路領域および低電圧周
辺回路領域のpウェル13上に位置するレジスト71を
除去する。そして、レジスト71およびゲート電極4
7,47aをマスクとして用いて、リン(P)をイオン
注入することによって、低濃度不純物領域72,72a
を形成する。条件は、60KeV,2×101 3 /cm
2 である。
【0107】次に、図39を参照して、上記のレジスト
71を除去した後、CVD法を用いて、1500Å程度
の膜厚を有するシリコン酸化膜を、シリコン基板1の主
表面上に形成する。このシリコン酸化膜に異方性エッチ
ング処理を施すことによって、第1のサイドウォール絶
縁膜73,73aを形成する。
【0108】次に、図40を参照して、シリコン基板1
の主表面全面上にレジスト95を堆積する。このレジス
ト95に所定のパターニング処理を施すことによって、
低電圧周辺回路領域のpウェル13上および高電圧周辺
回路領域のpウェル13上におけるソース領域上に位置
するレジスト95を除去する。そして、レジスト95、
ゲート電極47,47aおよび第1のサイドウォール絶
縁膜73,73aをマスクとして用いて、砒素(As)
をイオン注入することによって、高濃度不純物領域7
6,76aを形成する。条件は、35KeV,4×10
1 5 /cm2 である。
【0109】このようにして高濃度不純物領域76,7
6aを形成することによって、高電圧周辺回路領域にお
けるドレイン領域側には高濃度不純物領域76,76a
は形成されないことになる。それにより、高電圧周辺回
路に形成されたトランジスタの低濃度不純物領域72a
のチャネル長方向の長さL3を、低電圧周辺回路領域に
形成されたトランジスタのドレイン領域側の低濃度不純
物領域72のチャネル長方向の長さL4よりも長くする
ことが可能となる。
【0110】それにより、高電圧周辺回路領域に形成さ
れたトランジスタの耐圧を向上させることが可能とな
る。また、このとき、読出速度などの諸特性は従来のも
のとほぼ同等のものが得られる。さらに、従来の工程に
余分な工程を付加えることなく、高電圧周辺回路領域に
おけるトランジスタを高耐圧化できる。
【0111】以上のようにして高濃度不純物領域76,
76aを形成した後は、上記の第1の実施例と同様の工
程を経て図5に示される不揮発性半導体記憶装置が得ら
れる。
【0112】次に、図8〜図10を用いて、この発明に
基づく不揮発性半導体記憶装置の第3の実施例について
説明する。図8は、この発明に基づく第3の実施例にお
ける不揮発性半導体記憶装置を示す部分断面図である。
【0113】図8を参照して、本実施例における特徴部
分は、高電圧周辺回路領域に形成されたトランジスタの
ソース/ドレイン領域双方が、低濃度不純物領域のみで
形成されていることである。それにより、少なくともド
レイン領域側の低濃度不純物領域72のチャネル長方向
の長さを長く確保することが可能となる。また、ソース
/ドレイン領域双方の濃度をほぼ等しいものとしている
ため、上記の第2の実施例に比べて、ソース/ドレイン
領域に電圧が均等に分担されることになる。
【0114】それにより、結果として、第2の実施例よ
りもソース/ドレイン領域間の耐圧を向上させることが
可能となる。また、本実施例においては、ソース/ドレ
イン領域の濃度が低いため、さらにソース/ドレイン領
域間の耐圧を向上させることも可能となる。さらに、本
実施例における不純物領域の構造も、上記の第2の実施
例と同様、高濃度不純物領域99の存在による変則的な
LDD構造と見ることも可能である。それ以外の構造に
関しては、上記の第1の実施例と同様である。
【0115】次に、図9および図10を用いて、本実施
例における高電圧周辺回路領域に形成されたトランジス
タおよび低電圧周辺回路領域に形成されたトランジスタ
の構造についてより詳しく説明する。図9は、本実施例
における高電圧周辺回路領域に形成されたトランジスタ
を示す部分断面図およびその不純物領域の不純物濃度分
布を示す図である。図10は、本実施例における低電圧
周辺回路領域に形成されたトランジスタの部分断面図お
よびその不純物領域の不純物濃度分布を示す図である。
【0116】まず図9を参照して、高電圧周辺回路領域
に形成されたトランジスタは、上述のように、ソース/
ドレイン領域双方に、低濃度不純物領域72aのみが形
成されている。このような構造とすることによって、上
述のように、耐圧を向上させることが可能となる。この
とき、低濃度不純物領域72aの濃度は、101 8 (/
cm3 )程度であり、チャネル領域の濃度は、101 7
(/cm3 )程度である。
【0117】次に、図10を参照して、低電圧周辺回路
領域に形成されたトランジスタは、上記の第2の実施例
における低電圧周辺回路領域に形成されたトランジスタ
と同様の構造および不純物濃度分布を有している。した
がって、本実施例においても、上記の第2の実施例と同
様に動作速度などの諸特性を劣化させることなく高電圧
周辺回路領域に形成されたトランジスタを高耐圧化でき
る。
【0118】なお、本実施例においても、低電圧周辺回
路に形成されたトランジスタのソース/ドレイン領域に
は、それらの少なくとも一方のみに高濃度不純物領域7
6および低濃度不純物領域72の双方が形成されていて
もよい。
【0119】次に、図41〜図43を用いて、上記の構
造を有する第3の実施例における不揮発性半導体記憶装
置の製造方法について説明する。図41〜図43は、こ
の発明に基づく第3の実施例における不揮発性半導体記
憶装置の特徴的な製造工程を示す断面図である。
【0120】まず、図41を参照して、上記の第2の実
施例と同様の工程を経て、低濃度不純物領域72,72
aを形成する。そして、図41に示されるレジスト71
を除去した後、図42を参照して、p型シリコン基板1
主表面全面上に、CVD法を用いて、1500Å程度の
膜厚を有するシリコン酸化膜を形成する。このシリコン
酸化膜に異方性エッチング処理を施すことによって、ゲ
ート電極47,47a側壁に第1のサイドウォール絶縁
膜73,73aを形成する。
【0121】次に、図43を参照して、シリコン基板1
の主表面全面上にレジスト97を形成する。このレジス
ト97に所定のパターニングを施すことによって、低電
圧周辺回路領域におけるpウェル13上に位置するレジ
スト97を除去する。そして、レジスト97、ゲート電
極47および第1のサイドウォール絶縁膜73をマスク
として用いて、砒素(As)をイオン注入することによ
って、高濃度不純物領域76を形成する。条件は、35
KeV,4×101 5 /cm2 である。それにより、従
来の製造方法に余分な工程を付加えることなく高電圧周
辺回路領域におけるトランジスタを高耐圧化できる。
【0122】以上のようにして高濃度不純物領域76を
形成した後は、上記の第1の実施例と同様の工程を経
て、図8に示される不揮発性半導体記憶装置が得られ
る。
【0123】なお、上記の第1の実施例においては、p
チャネルトランジスタのソース/ドレイン領域の形成
を、第2のサイドウォール絶縁膜74,74a形成後に
行なっているが、第1のサイドウォール絶縁膜73,7
3a形成後に行なってもよい。また、上記の各実施例に
おいては、nチャネルトランジスタに本発明を適用した
が、pチャネルトランジスタにも本発明は適用可能であ
る。
【0124】さらに、上記の実施例においては、nチャ
ネルトランジスタのドレイン領域近傍の低濃度不純物領
域72,72a形成のための不純物イオンとしてリン
(P)イオンを用いたが、砒素(As)イオンを用いて
もよい。さらに、pチャネルトランジスタのソース/ド
レイン領域形成のための不純物イオンとして、BF2
用いたが、ボロン(B)を用いてもよい。
【0125】さらに、上記第1の実施例においては、第
1および第2のサイドウォール絶縁膜73,73a,7
4,74aの底面の幅が同一であったが、それに限ら
ず、自由に選択して最適化することも可能である。さら
に、上記の第2の実施例においては、高電圧周辺回路領
域におけるnチャネルトランジスタのゲート電極47a
と、上層配線層とのコンタクト部との間の距離は、サイ
ドウォール絶縁膜73aの底面の幅以上の幅であればよ
く、それ以上のものであれば自由に選択できる。さら
に、上記の第3の実施例においては、高電圧周辺回路領
域に形成されたnチャネルトランジスタのドレイン領域
側およびソース領域側のゲート電極47aとコンタクト
部との距離は、サイドウォール絶縁膜73aの底面の幅
以上の値で自由に選択できる。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に基づく
不揮発性半導体記憶装置によれば、低電圧周辺回路領域
に形成されたトランジスタの駆動能力を損なうことな
く、高電圧周辺回路領域に形成されたLDD型のトラン
ジスタを高耐圧化することが可能となる。それにより、
より高性能かつ信頼性の高い不揮発性半導体記憶装置を
得ることが可能となる。
【0127】また、この発明に基づく不揮発性半導体記
憶装置の製造方法によれば、1つの局面では、従来の製
造工程に特別な工程を付け加えることなく、高電圧周辺
回路領域におけるLDD型のトランジスタを高耐圧化す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づく一実施例における不揮発性半
導体記憶装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】この発明に基づく第1の実施例における不揮発
性半導体記憶装置を示す部分断面図(a)、(b)、
(c)である。
【図3】この発明に基づく第1の実施例における高電圧
周辺回路領域に形成されたトランジスタを示す断面図お
よび不純物濃度分布を示す図である。
【図4】この発明に基づく第1の実施例における低電圧
周辺回路領域に形成されたトランジスタの断面図および
不純物濃度分布を示す図である。
【図5】この発明に基づく第2の実施例における不揮発
性半導体記憶装置を示す部分断面図(a)、(b)、
(c)である。
【図6】この発明に基づく第2の実施例における高電圧
周辺回路領域に形成されたトランジスタの断面図および
不純物濃度分布を示す図である。
【図7】この発明に基づく第2の実施例における低電圧
周辺回路領域に形成されたトランジスタの断面図および
不純物濃度分布を示す図である。
【図8】この発明に基づく第3の実施例における不揮発
性半導体記憶装置を示す部分断面図(a)、(b)、
(c)である。
【図9】この発明に基づく第3の実施例における高電圧
周辺回路領域に形成されたトランジスタの断面図および
その不純物濃度分布を示す図である。
【図10】この発明に基づく第3の実施例における低電
圧周辺回路領域に形成されたトランジスタの断面図およ
び不純物濃度分布を示す図である。
【図11】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第1工程を示す断面図
(I),(II)である。
【図12】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第2工程を示す断面図
(I),(II)である。
【図13】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第3工程を示す断面図
(I),(II)である。
【図14】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第4工程を示す断面図
(I),(II)である。
【図15】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第5工程を示す断面図
(I),(II)である。
【図16】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第6工程を示す断面図
(I),(II)である。
【図17】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第7工程を示す断面図
(I),(II)である。
【図18】図17に示されるB−B線に沿って見た断面
を示す図である。
【図19】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第8工程を示す断面図
(I),(II)である。
【図20】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第9工程を示す断面図
(I),(II)である。
【図21】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第10工程を示す断面
図(I),(II)である。
【図22】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第11工程を示す断面
図(I),(II)である。
【図23】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第12工程を示す断面
図(I),(II)である。
【図24】図23におけるC−C線に沿って見た断面を
示す図である。
【図25】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第13工程を示す断面
図(I),(II)である。
【図26】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第14工程を示す断面
図(I),(II)である。
【図27】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第15工程を示す断面
図(a),(b)である。
【図28】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第16工程を示す断面
図(a),(b)である。
【図29】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第17工程を示す断面
図(a),(b)である。
【図30】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第18工程を示す断面
図(a),(b)である。
【図31】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第19工程を示す断面
図(a),(b)である。
【図32】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第20工程を示す断面
図(a),(b)である。
【図33】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第21工程を示す断面
図(a),(b),(c)である。
【図34】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第22工程を示す断面
図(a),(b),(c)である。
【図35】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第23工程を示す断面
図(I),(II)である。
【図36】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第24工程を示す断面
図(I),(II)である。
【図37】この発明に基づく第1の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第25工程を示す断面
図(I),(II)である。
【図38】この発明に基づく第2の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第15工程を示す断面
図(a),(b)である。
【図39】この発明に基づく第2の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第16工程を示す断面
図(a),(b)である。
【図40】この発明に基づく第2の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第17工程を示す断面
図(a),(b)である。
【図41】この発明に基づく第3の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第15工程を示す断面
図(a),(b)である。
【図42】この発明に基づく第3の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第16工程を示す断面
図(a),(b)である。
【図43】この発明に基づく第3の実施例における不揮
発性半導体記憶装置の製造工程の第17工程を示す断面
図(a),(b)である。
【図44】従来の不揮発性半導体記憶装置におけるメモ
リトランジスタを示す断面図である。
【図45】従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセル
アレイの部分平面図である。
【図46】図45におけるA−A線に沿って見た断面を
示す図である。
【図47】従来の不揮発性半導体記憶装置の周辺回路領
域に形成されたLDD型のトランジスタを示す断面図で
ある。
【図48】寄生バイポーラ効果を説明するためのトラン
ジスタの断面図である。
【図49】トランジスタのチャネル方向の位置と、チャ
ネル水平方向の電界強度との関係を示す図である。
【図50】LDD型のトランジスタの低濃度不純物領域
幅(μm)とドレイン電流(mA)との関係を示す図で
ある。
【図51】トランジスタのドレイン領域濃度(/c
3 )とソース・ドレイン間耐圧(V)との関係を示す
図である。
【符号の説明】
1 p型シリコン基板 3,9,15,29,35,41,42,61 シリコ
ン酸化膜 11 nウェル 13 pウェル 47,204,305 ゲート電極 51,186 コントロールゲート電極 49,187 フローティングゲート電極 73 第1のサイドウォール絶縁膜 74 第2のサイドウォール絶縁膜 72,207a,206a 低濃度不純物領域 76,76a,99,96,98,206b,207b
高濃度不純物領域
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/10 481 7210−4M 29/788 29/792 H01L 29/78 371 (72)発明者 大井 誠 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社エル・エス・アイ研究所内 (72)発明者 福本 敦 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社エル・エス・アイ研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記憶するためのメモリセルアレイ
    と、前記メモリセルアレイの動作を制御する周辺回路と
    を有し、 前記周辺回路は、相対的に高電圧が印加される第1のト
    ランジスタを有する高電圧周辺回路と、相対的に低電圧
    が印加される第2のトランジスタを有する低電圧周辺回
    路とを含む不揮発性半導体記憶装置であって、 前記第1のトランジスタの第1のチャネル領域を規定す
    るように第1導電型の半導体基板の主表面に形成された
    第2導電型の一対の第1の低濃度不純物領域と、 前記第1のチャネル領域上に絶縁膜を介在して形成され
    た第1のゲート電極と、 前記半導体基板主表面において、前記第1の低濃度不純
    物領域の前記第1のチャネル領域側の端部よりも第1の
    距離だけ前記第1のゲート電極から離れた位置に端部を
    有し、前記第1のゲート電極から遠ざかる方向に延びる
    第2導電型の一対の第1の高濃度不純物領域と、 前記第2のトランジスタの第2のチャネル領域を規定す
    るように前記半導体基板の主表面に形成された第2導電
    型の一対の第2の低濃度不純物領域と、 前記第2のチャネル領域上に絶縁膜を介在して形成され
    た第2のゲート電極と、 前記半導体基板主表面において、前記第2の低濃度不純
    物領域の前記第2のチャネル領域側の端部よりも前記第
    1の距離より短い第2の距離だけ前記第2のゲート電極
    から離れた位置に端部を有し、前記第2のゲート電極か
    ら遠ざかる方向に延びる第2導電型の一対の第2の高濃
    度不純物領域と、 を備えた不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 情報を記憶するためのメモリセルアレイ
    と、前記メモリセルアレイの動作を制御する周辺回路と
    を有し、 前記周辺回路は、相対的に高電圧が印加される第1のト
    ランジスタを有する高電圧周辺回路と、相対的に低電圧
    が印加される第2のトランジスタを有する低電圧周辺回
    路とを含む不揮発性半導体記憶装置であって、 前記第1のトランジスタの第1のチャネル領域を規定す
    るように第1導電型の半導体基板の主表面に形成された
    第2導電型の第1および第2の低濃度不純物領域と、 前記第1のチャネル領域上に絶縁膜を介在して形成され
    た第1のゲート電極と、 前記第2のトランジスタの第2のチャネル領域を規定す
    るように前記半導体基板の主表面に形成された第2導電
    型の第3および第4の低濃度不純物領域と、 前記第2のチャネル領域上に絶縁膜を介在して形成され
    た第2のゲート電極と、 前記第3の低濃度不純物領域の前記第2のチャネル領域
    側の端部よりも前記第2のゲート電極から離れた位置に
    端部を有し、前記第2のゲート電極から遠ざかる方向に
    延びる第2導電型の第1の高濃度不純物領域と、 を備えた不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のトランジスタは第2導電型の
    第2の高濃度不純物領域をさらに備え、前記第2の高濃
    度不純物領域は、前記第2の低濃度不純物領域の前記第
    1のチャネル領域側の端部よりも第1の距離だけ前記第
    1のゲート電極から離れた位置に端部を有し、前記第1
    のゲート電極から遠ざかる方向に延び、 前記第1の高濃度不純物領域の前記第2のチャネル領域
    側の端部は、前記第3の低濃度不純物領域の前記第2の
    チャネル領域側の端部よりも前記第1の距離より小さい
    第2の距離だけ前記第2のゲート電極から離れている、
    請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 情報を記憶するためのメモリセルアレイ
    と、前記メモリセルアレイの動作を制御する周辺回路と
    を有し、 前記周辺回路は、相対的に高電圧が印加される第1のト
    ランジスタを有する高電圧周辺回路と、相対的に低電圧
    が印加される第2のトランジスタを有する低電圧周辺回
    路とを含む不揮発性半導体記憶装置の製造方法であっ
    て、 半導体基板主表面における前記高電圧周辺回路形成領域
    に第1のウェル領域および第2のウェル領域を形成し、
    前記半導体基板主表面における前記低電圧周辺回路形成
    領域に第3のウェル領域および第4のウェル領域を形成
    する工程と、 前記第1,第2,第3および第4のウェル領域上の所定
    位置に絶縁膜を介在してゲート電極を形成する工程と、 前記第1および第3のウェル領域を覆い前記第2および
    第4のウェル領域を露出させるようにレジストパターン
    を形成し、このレジストパターンおよび前記ゲート電極
    をマスクとして用いて低濃度不純物領域を形成する工程
    と、 前記ゲート電極側壁に第1のサイドウォール絶縁膜を形
    成する工程と、 前記第4のウェル領域を露出させるようにレジストパタ
    ーンを形成し、このレジストパターン、前記ゲート電極
    および前記第1のサイドウォール絶縁膜をマスクとして
    用いて前記第4のウェル領域に第1の高濃度不純物領域
    を形成する工程と、 前記第1のサイドウォール絶縁膜上に第2のサイドウォ
    ール絶縁膜を形成する工程と、 前記第2のウェル領域を露出させるようにレジストパタ
    ーンを形成し、このレジストパターン、前記第1および
    第2のサイドウォール絶縁膜、前記ゲート電極をマスク
    として用いて前記第2のウェル領域に第2の高濃度不純
    物領域を形成する工程と、 前記第1および第3のウェル領域にソース/ドレイン領
    域を形成する工程と、 を備えた不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 情報を記憶するためのメモリセルアレイ
    と、前記メモリセルアレイの動作を制御する周辺回路と
    を有し、 前記周辺回路は、相対的に高電圧が印加される第1のト
    ランジスタを有する高電圧周辺回路と、相対的に低電圧
    が印加される第2のトランジスタを有する低電圧周辺回
    路とを含む不揮発性半導体記憶装置の製造方法であっ
    て、 半導体基板主表面における前記高電圧周辺回路形成領域
    に第1のウェル領域および第2のウェル領域を形成し、
    前記半導体基板主表面における前記低電圧周辺回路形成
    領域に第3のウェル領域および第4のウェル領域を形成
    する工程と、 前記第1,第2,第3および第4のウェル領域上の所定
    位置に絶縁膜を介在してゲート電極を形成する工程と、 前記第1および第3のウェル領域を覆い前記第2および
    第4のウェル領域を露出させるようにレジストパターン
    を形成し、このレジストパターンおよび前記ゲート電極
    をマスクとして用いて低濃度不純物領域を形成する工程
    と、 前記ゲート電極側壁にサイドウォール絶縁膜を形成する
    工程と、 前記第2のウェル領域上に形成されるトランジスタのソ
    ース領域および前記第4のウェル領域を露出させるよう
    にレジストパターンを形成し、このレジストパターン、
    前記ゲート電極および前記サイドウォール絶縁膜をマス
    クとして用いて、前記第2のウェル領域上に形成される
    トランジスタのソース領域側および第4のウェル領域に
    第1の高濃度不純物領域を形成する工程と、 前記第1および第3のウェル領域にソース/ドレイン領
    域を形成する工程と、 前記第1,第2,第3および第4のウェル領域上に層間
    絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜の所定位置に、前記第1の高濃度不純物
    領域あるいは前記低濃度不純物領域の一部を露出させる
    コンタクトホールを形成する工程と、 前記コンタクトホールを通して不純物を導入することに
    よって、第2および第4のウェル領域に第2の高濃度不
    純物領域を形成する工程と、 を備えた不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 情報を記憶するためのメモリセルアレイ
    と、前記メモリセルアレイの動作を制御する周辺回路と
    を有し、 前記周辺回路は、相対的に高電圧が印加される第1のト
    ランジスタを有する高電圧周辺回路と、相対的に低電圧
    が印加される第2のトランジスタを有する低電圧周辺回
    路とを含む不揮発性半導体記憶装置の製造方法であっ
    て、 半導体基板主表面における前記高電圧周辺回路形成領域
    に第1のウェル領域および第2のウェル領域を形成し、
    前記半導体基板主表面における前記低電圧周辺回路形成
    領域に第3のウェル領域および第4のウェル領域を形成
    する工程と、 前記第1,第2,第3および第4のウェル領域上の所定
    位置に絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、 前記第1および第3のウェル領域を覆い前記第2および
    第4のウェル領域を露出させるようにレジストパターン
    を形成し、このレジストパターンおよび前記ゲート電極
    をマスクとして用いて低濃度不純物領域を形成する工程
    と、 前記ゲート電極側壁にサイドウォール絶縁膜を形成する
    工程と、 前記第4のウェル領域を露出させるようにレジストパタ
    ーンを形成し、このレジストパターン、前記ゲート電極
    および前記サイドウォール絶縁膜をマスクとして用いて
    第1の高濃度不純物領域を形成する工程と、 前記第1および第3のウェル領域にソース/ドレイン領
    域を形成する工程と、 前記第1,第2,第3および第4のウェル領域上に層間
    絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜の所定位置に、前記第1の高濃度不純物
    領域あるいは前記低濃度不純物領域の一部を露出させる
    コンタクトホールを形成する工程と、 前記コンタクトホールを通して不純物を導入することに
    よって、第2および第4のウェル領域に第2の高濃度不
    純物領域を形成する工程と、 を備えた不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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