JPH061769U - 気筒別独立インジェクションポンプの取付構造 - Google Patents

気筒別独立インジェクションポンプの取付構造

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Publication number
JPH061769U
JPH061769U JP4003792U JP4003792U JPH061769U JP H061769 U JPH061769 U JP H061769U JP 4003792 U JP4003792 U JP 4003792U JP 4003792 U JP4003792 U JP 4003792U JP H061769 U JPH061769 U JP H061769U
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JP
Japan
Prior art keywords
injection pump
cylinder
flange
cylinder block
mounting structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP4003792U
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English (en)
Inventor
徹 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
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Publication of JPH061769U publication Critical patent/JPH061769U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各気筒間の噴射量のバラツキを抑え、破壊を
防止する。 【構成】 気筒別に配設されたインジェクションポンプ
11にシリンダブロック12にボルト止めするためのフ
ランジ13を形成する。シリンダブロック12にインジ
ェクションポンプの本体14を嵌合させる保持部15を
設ける。フランジ13とシリンダブロック12とを結合
するノックピン16を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、気筒別独立インジェクションポンプの取付構造に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプにおいては、気筒数と同数のプランジャ を内蔵した分配型のインジェクションポンプの他、各気筒毎に別個のインジェク ションポンプを設ける構成が提案されている(例えば「小型多気筒ディーゼルエ ンジン」,実開平1−91069号公報)。
【0003】 図3及び図4に示すように、従来この種の気筒別独立インジェクションポンプ 1は、各気筒(図示せず)の近傍に配設され、一本のカムシャフト2によりそれ ぞれ駆動されてインジェクションパイプ3を介してインジェクションノズル4に 燃料を圧送し、各燃焼室(図示せず)に燃料を噴射するようになっている。イン ジェクションポンプ1の下端部にはカム5に係合するローラタペット6が設けら れていると共に、噴射量制御のためのガバナ(図示せず)に適宜接続されたコン トロールリンク7が上下方向中央部に連結されており、その径方向(図中左右方 向)移動により燃料噴射量が増減されるようになっている。そして図4に示した ように、インジェクションポンプ1の上部にはフランジ8が形成されており、ボ ルト9によりシリンダブロックの取付部10に取り付けられている。
【0004】 この気筒別独立インジェクションポンプ1を設けることによって、インジェク ションパイプ3の長さをできるかぎり短くでき、インジェクションポンプ1とイ ンジェクションノズル4との間のデッドボリュームが減少して、燃料の噴射遅れ が短縮され、機関性能の向上が図られるものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところで上記従来の気筒別独立インジェクションポンプ1においては、取り付 け位置のバラツキ(図3中間隔Pの不均一)やコントロールリンク7の寸法精度 等によって、各気筒毎に噴射量のバラツキ(不均率)が生じるという問題があっ た。不均率が大きくなると機関の振動、出力特性、黒煙、白煙等が発生してしま うため、不均率は極力小さくすることが要求される。
【0006】 また図4に示したように、インジェクションポンプ1はカム5の回転により、 図中二点鎖線にて示したように本体が曲がるような力が働いて、特にフランジ8 の下面位置において破壊が生じてしまうおそれがある。
【0007】 そこで本考案は、上記事情に鑑み、噴射量のバラツキを抑え、しかも破壊のお それがない気筒別独立インジェクションポンプの取付構造を提供すべく創案され たものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、気筒別に配設されたインジェクションポンプにシリンダブロックに ボルト止めするためのフランジを形成し、シリンダブロックにインジェクション ポンプの本体を嵌合させる保持部を設けると共に、上記フランジとシリンダブロ ックとを結合するノックピンを設けたものである。
【0009】
【作用】
上記構成によって、インジェクションポンプはフランジを介してボルトにより シリンダブロックに支持される。保持部は、インジェクション本体を径方向に拘 束して気筒列方向の位置決めを行うと共に曲げ力に抗する。ノックピンは、イン ジェクションポンプの周方向の位置決めを行う。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。
【0011】 図1及び図2は、本考案に係わる気筒別独立インジェクションポンプの取付構 造の一実施例を示したものである。この取付構造は、気筒別に配設されたインジ ェクションポンプ11の上部に、シリンダブロック12にボルト止めするための フランジ13が形成され、シリンダブロック12にインジェクションポンプ11 の本体14を嵌合させる保持部15が設けられていると共に、フランジ13とシ リンダブロック12とを結合するためのノックピン16が設けられて成る。
【0012】 インジェクションポンプ11は、円柱状の本体14にデリベリバルブ17が二 本のボルト18にて取り付けられ、下端部に設けられたローラタペット19がカ ムシャフトのカム5に係合して駆動されることにより、燃料を高圧にて圧送(噴 射)するようになっている。またフランジ13の下方には制御軸(コントロール リンクピン)20が設けられ、コントロールリンク7により作動されることで燃 料噴射量が増減されるようになっている。
【0013】 フランジ13は、四隅にボルト穴21が形成された略長方形を呈する板で成り 、シリンダブロック12のポンプ取付部22の上端面に形成された取付座23に 接合するようになっている。この取付座23には、フランジ13のボルト穴21 に合致するネジ孔(図示せず)が形成されている。そしてポンプ本体14の下部 には、高精度に加工された嵌合周面部24が成形され、保持部15に嵌合するよ うになっている。
【0014】 またフランジ13のボルト穴21の近傍にはピン穴25が形成され、取付座2 3に立設圧入されたノックピン16を挿通させるようになっている。このノック ピンは、フランジ13の側に植設しておき、シリンダブロックに孔を形成してこ れに挿入させるものとしてもよい。
【0015】 次に本実施例の作用を説明する。
【0016】 インジェクションポンプ11をシリンダブロック12に取り付けるに際して、 フランジ13のピン穴25に、ノックピン16を挿入させつつ、ポンプ本体14 の嵌合周面部24をシリンダブロック12の保持部15に嵌合させる。これでイ ンジェクションポンプ11は、保持部15により気筒列方向Aに位置決めされる と共に、ノックピン16によって周方向Bに位置決めされる。そしてボルト穴2 1とネジ穴とを同軸上に合わせてボルト(図示せず)を挿入螺合することにより 、インジェクションポンプ11をシリンダブロック12に固定する。
【0017】 このように、フランジ13によりインジェクションポンプ11をシリンダブロ ック12にボルト止めすると共に、シリンダブロック12に形成した保持部15 とポンプ本体14の嵌合周面部24とを嵌合させ、フランジ13のピン穴25に 取付座23に立てたノックピン16を挿入させるようにしたので、ボルト締結に よる組み立ての精度にかかわりなく気筒列方向A及び周方向Bの位置決めが正確 になされ、コントロールリンク7による噴射制御が誤差なく行われて、各気筒の 間の噴射量のバラツキを抑えることができる。
【0018】 また本体14の下部をシリンダブロック12に嵌合させて径方向に拘束させた ことで、カム5の回転による曲げ方向の力に有効に抗することができ、インジェ クションポンプ11のフランジ13の下面における破壊が防止できる。なお保持 部を取付座23の内側に形成して、ポンプ本体14の上部を嵌合させるようにし ても、本実施例に準じた効果が期待できる。
【0019】 さらにカム5の回転力をローラタペット19が受ける構造においては、カムシ ャフトの回転軸心とローラタペットの回転軸心とが完全に平行になるように組み 付けることが望ましいが、本考案の構成によれば、この平行精度を充分高めるこ とができるので、ローラタペットの寿命向上及びカムプロフィール面の摩耗防止 が達成できる。
【0020】
【考案の効果】
以上要するに本考案によれば、次のような優れた効果を発揮する。
【0021】 インジェクションポンプの上部にシリンダブロックにボルト止めするためのフ ランジを形成し、シリンダブロックにインジェクションポンプの本体を嵌合させ る保持部を設けると共に、フランジとシリンダブロックとを結合するノックピン を設けたので、取り付けの位置を正確にでき、燃料噴射量のバラツキを抑えるこ とができると共に、カムの曲げ力によるインジェクションポンプの破壊を防止で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる気筒別独立インジェクションポ
ンプの取付構造の一実施例を示した側面図である。
【図2】図1の上面図である。
【図3】従来の気筒別独立インジェクションポンプを示
した側面図である。
【図4】従来の気筒別独立インジェクションポンプの取
付構造を示した側面図である。
【符号の説明】
11 インジェクションポンプ 12 シリンダブロック 13 フランジ 14 ポンプ本体(インジェクションポンプの本体) 15 保持部 16 ノックピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気筒別に配設されたインジェクションポ
    ンプにシリンダブロックにボルト止めするためのフラン
    ジを形成し、上記シリンダブロックに上記インジェクシ
    ョンポンプの本体を嵌合させる保持部を設けると共に、
    上記フランジとシリンダブロックとを結合するノックピ
    ンを設けたことを特徴とする気筒別独立インジェクショ
    ンポンプの取付構造。
JP4003792U 1992-06-11 1992-06-11 気筒別独立インジェクションポンプの取付構造 Pending JPH061769U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4003792U JPH061769U (ja) 1992-06-11 1992-06-11 気筒別独立インジェクションポンプの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4003792U JPH061769U (ja) 1992-06-11 1992-06-11 気筒別独立インジェクションポンプの取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH061769U true JPH061769U (ja) 1994-01-14

Family

ID=12569715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4003792U Pending JPH061769U (ja) 1992-06-11 1992-06-11 気筒別独立インジェクションポンプの取付構造

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JP (1) JPH061769U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011064074A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Kubota Corp 多気筒ディーゼルエンジン

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4817517B1 (ja) * 1969-03-26 1973-05-30

Patent Citations (1)

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JPS4817517B1 (ja) * 1969-03-26 1973-05-30

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