JPH06176327A - クリーニングカードおよびその製造方法 - Google Patents

クリーニングカードおよびその製造方法

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JPH06176327A
JPH06176327A JP35125192A JP35125192A JPH06176327A JP H06176327 A JPH06176327 A JP H06176327A JP 35125192 A JP35125192 A JP 35125192A JP 35125192 A JP35125192 A JP 35125192A JP H06176327 A JPH06176327 A JP H06176327A
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cleaning
card
cleaning card
woven fabric
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英俊 神崎
Naoki Kanamori
直樹 金森
Kazuya Kindo
和也 金堂
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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CHIKAMI MIRUTETSUKU KK
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】読み取りヘッドを簡便に清掃するためのクリー
ニングカードにおいて、繰り返し使用しても汚れを除去
する機能が低下しにくいとともに、読み取り装置の通過
が容易で、且つ製造方法も簡便なものを提供する。 【構成】このクリーニングカードは、繊維が相互に交絡
し且つ密に接触してなる不織布のみで構成してある。そ
の表面には1デニール以下の細い繊維fを多数有し、内
部には多数の空間jを有する。この不織布の表面が読み
取りヘッドに接触するしながら移動すると、ヘッドの表
面に付着している汚れの微粒子が不織布表面の繊維fに
掃き取られて、内部にある空間jに速やかに取り込まれ
る。これにより、読み取りヘッドに付着している汚れが
容易に除去されるとともに、除去された汚れがカードの
表面に残らない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気的または光学的に
情報が記録されたカードから情報を読み取るためのヘッ
ド(以下、『読み取りヘッド』と称する)を、簡便に清
掃することができるクリーニングカード及びその製造法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、公衆電話、現金自動支払機、また
は自動改札機など、種々の情報が記録されたカードが挿
入されるカード読み取り装置が多方面で使用されてい
る。このような装置の読み取りヘッドには、塵や異物が
付着したり、長期間の使用によってはヘッドの摩耗によ
り剥がれ落ちた金属粉等が付着したりする。そのため、
読み取りヘッドを定期的に点検したり、清掃したりする
必要がある。
【0003】このような点検や清掃を読み取り装置を分
解して行うためには、多大な労力を要するとともに、長
い時間装置が使用できなくなるという問題があり、通常
は、挿入されるカードと同形状のクリーニングカード
を、読み取り装置に挿入してヘッドに接触させることに
より、点検や清掃を行うのが一般的である。このような
クリーニングカードの従来品としては、例えば実開昭5
7−204520号公報、実開平2−89608号公
報、実開平3−5211号公報に記載されているよう
に、合成樹脂、金属、紙、織物、不織布などを薄板状に
成形した剛性及び弾性を有する支持体に、クリーニング
機能を有する不織布、立毛布帛等のクリーニングシート
を貼り付けたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のクリーニン
グカードは、支持体によりその剛性及び弾性が保持され
ているため、折れ、曲がり、ヘタリ等によりカード読み
取り装置を通過できなくなるという問題は生じないが、
繰り返し使用でカードの表面にヘッドから汚れの微粒子
が付着することにより、汚れを拭い去る機能が著しく低
下するため、耐久性が充分でないという問題点があっ
た。
【0005】この問題点を解決するために、支持体に貼
り付けるクリーニングシートを厚くして、ヘッドから拭
い取った微粒子をシートの内部にもぐり込ませ、シート
の表面に出さないようにすることも考えられるが、カー
ド読み取り装置におけるカード導入口の厚みが決まって
いるために、この方法には限界がある。また、このよう
な従来のクリーニングカードでは、クリーニングシート
に洗浄用の薬剤を含浸させて使用する場合があるが、こ
の場合、薬剤により支持体とシートとを接合している接
着剤が溶出したり、支持体からシートが剥離したりする
危険性があるため、汚れを除去する機能が低下したり、
クリーニングカードが読み取り装置を通過できなくなる
ことがある。
【0006】さらに、支持体とクリーニングシートとは
異なった素材のものであるため、これに起因して、洗浄
剤が乾燥するとシートにカールが発生し、再使用できな
くなることもある。一方、両側に読み取りヘッドのある
カード読み取り装置の場合には、支持体を挟んでその両
面にクリーニングシートを貼り付けたクリーニングカー
ドが必要であるが、この場合には上記問題点に加えて、
製造工程が複雑になりコストが高くなるという問題点も
ある。
【0007】本発明は、このような従来のクリーニング
カードが有する解決すべき課題に着目してなされたもの
であり、繰り返し使用しても汚れを除去する機能が低下
しにくいとともに、読み取り装置の通過が容易で、且つ
製造工程も簡便なクリーニングカードとその製造方法と
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1のクリーニングカードは、繊維が相互に交
絡し且つ密に接触してなる不織布のみで構成され、この
不織布の内部に多数の空間を有することを特徴とするも
のである。請求項2のクリーニングカードは、前記不織
布の表面に1デニール以下の繊維を多数有することを特
徴とするものである。
【0009】請求項3の方法は、熱可塑性繊維が相互に
交絡してなり内部に多数の空間を有する不織布を、加熱
したロールにより圧延して板状に成形した後に、所定形
状に裁断することを特徴とするものである。請求項4の
方法は、前記ロールがエンボスロールであることを特徴
とするものである。
【0010】このクリーニングカードにおいて不織布を
なす繊維としては、熱可塑性繊維が好ましく、ポリエス
テル系合成繊維(芳香族ポリエステル系合成繊維を含
む)、ポリアミド系合成繊維(芳香族ポリアミド系合成
繊維を含む)、アクリル系合成繊維、ポリビニルアルコ
ール系合成繊維、およびポリオレフィン系合成繊維等が
挙げられる。
【0011】このクリーニングカードは、その表面に1
デニール以下の細い繊維を多数有していると、読み取り
ヘッドの表面に付着している汚れの微粒子を容易に拭き
取ることができるため好ましい。したがって、1デニー
ル以下の繊維のみからなる不織布で本発明のクリーニン
グカードを構成してもよいが、1デニールを超える太さ
の繊維を含有していてもよい。
【0012】特に、不織布の内部を構成する繊維が1デ
ニールを超える適度な太さのものであると、内部に形成
される空間が適度に大きくなるため好ましい。このよう
な不織布の内部を構成する繊維としては、ポリエステル
系合成繊維(芳香族ポリエステル系合成繊維を含む)、
ポリアミド系合成繊維(芳香族ポリアミド系合成繊維を
含む)、アクリル系合成繊維、ポリビニルアルコール系
合成繊維、ポリオレフィン系合成繊維等の熱可塑性繊
維、ベンベルグ、レーヨン、アセテート等のセルロース
系化学繊維、木綿、羊毛等の天然繊維が挙げられるが、
熱可塑性繊維であることが好ましい。
【0013】1デニールを超える繊維を含有する場合、
その含有量は、クリーニングカードを構成する不織布の
全重量に対して90重量%以下、好ましくは70重量%
以下とする。上記のように、本発明のクリーニングカー
ドは、表面が例えば1デニール以下の細い繊維からな
り、内部が1デニールを超える適度な太さの繊維からな
り、内部に適度な大きさの空間がある不織布で構成され
ることが好ましいが、このような不織布は、以下に示す
特殊な構造のアクリル系合成繊維により容易に形成され
る。
【0014】このアクリル系合成繊維は、長さ方向に沿
って伸びる多数の細長い空隙を内部に有するものであっ
て、前記空隙の横断面形状が不特定であるものである。
その横断面の電子顕微鏡写真(4,000倍)を図1
に、縦断面の電子顕微鏡写真(4,000倍)を図2に
示す。図1において、黒い部分aが前記空隙の断面であ
り、その形状は、ほぼ円形状のもの、偏平状のもの、そ
の縁が屈曲を繰り返しているものと様々であり、断面積
も大きいもの、小さいものと一定でなく、不特定な横断
面を有する多数の細長い空隙が繊維内に不規則に存在し
ていることが分かる。
【0015】図2において、同様に、黒い部分bが前記
空隙であり、この各空隙が繊維の長さ方向に沿ってほぼ
平行に延びていることが分かる。このような繊維は、外
力の作用により例えば1デニール以下の微細繊条に分割
することができる。この分割を容易にするために、前述
の細長い空隙の長さは、60μm以上であることが好ま
しい。
【0016】また、この細長い空隙は、その隣合うもの
同士が部分的に空孔により連結されていてもよい。さら
に、繊維の一横断面におけるこの細長い空隙の数は、前
述のような外力による微細繊条への分割が容易になされ
るためには、100個以上存在することが好ましい。こ
のようなアクリル系合成繊維は、アクリル系重合体から
以下のようにして製造される。
【0017】アクリル系重合体としては、50重量%
(以下、『%』は、特記しない限り『重量%』を示す)
以上のアクリロニトリル単位(以下、『AN』と略称す
る。)と、ANと共重合可能な他のモノマーとの重合
体、またはこれらの重合体を混合した混合重合体があ
る。ANが50%より少ない場合は、アクリル系重合体
が本来有する非溶融性であり且つ熱可塑性であるという
熱特性が失われ、成形体の圧縮成形時に形態の保持が困
難となる。ANの含有量には上限がなくANの100%
重合体であっても良い。また、アクリル系重合体が混合
物である場合も、ANの含有量は混合重合体の重量を基
準にして50%以上含まれていることが必要である。
【0018】ANと共重合可能なモノマーとしては、従
来より知られている例えば、アクリル酸、メタクリル酸
及びそのエステル(アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル等)、酢
酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリルアミ
ド、メタメタクリルアミド、メタクリロニトリル、アリ
ルスルホン酸、メタリルスルホン酸、スチレンスルホン
酸、ビニルピリジン、N、N−ジメチルアミノエチルメ
タクリレートなどがある。
【0019】上記アクリル系重合体とポリアルキレング
リコールを、従来より知られているアクリル系重合体の
溶剤、例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド、ジメチルスルホキシド、ロダン塩濃厚水溶液、
塩化亜鉛濃厚水溶液、硝酸水溶液などの溶剤に溶解して
紡糸原液を調製する。紡糸原液中のアクリル系重合体濃
度は、溶剤によって最適濃度は異なるが、概ね10〜3
0%が好ましい。
【0020】このポリアルキレングリコールの添加は、
アクリル系合成繊維に前述の細長い空隙を形成するため
の重要な要件である。このポリアルキレングリコール
は、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとが、
重量比で80:20〜20:80の範囲内で共重合され
たランダム型共重合体、或いはブロック型共重合体であ
り、その数平均分子量は5,000〜50,000、好
ましくは6,000〜20,000である。
【0021】数平均分子量が5,000より小さい場合
には、繊維の長さ方向に連続して延びる細長い空隙が形
成されず、ごく微細なほぼ球状の空隙を有する多孔質繊
維となる。一方、その数平均分子量が50,000を超
えると、巨大な筋状の空洞を有する繊維となり、しかも
繊維の横断面において、多くても高々数十個の空洞部を
有する繊維となる。このような繊維では、外力による微
細繊条への分割が困難となり、本発明の成形体用の繊維
には適さない。繊維の長さ方向に沿って延び、横断面で
の断面形状が不特定の形状である細長い空隙を有する繊
維が得られるためには、数平均分子量が10,000〜
20,000であるものが、特に好ましい。
【0022】更に、上記ポリアルキレングリコールを溶
解して調製した紡糸原液は、その後少なくとも4時間熟
成する。このことが、繊維の長さ方向に沿って連続した
細長い空隙を多数有するアクリル系合成繊維を得るため
に必要な条件である。ここで、熟成とは、上記アクリル
系重合体とポリアルキレングリコールとを溶解して調製
した紡糸原液を、激しく攪拌したり、振動したりするこ
となく、例えば静置しておくことや穏やかに送液するこ
とである。
【0023】このようにポリアルキレングリコールを添
加した紡糸原液を熟成することにより、どの様な理由で
前述のような細長い空隙が形成されるのか定かではない
が、以下のように推測される。すなわち、紡糸原液の熟
成によりポリアルキレングリコールの凝集が生じ、紡糸
原液が管の中を通って紡糸口金の細孔からその凝固媒体
中へ紡糸されるときに、紡糸原液に剪断力が作用してポ
リアルキレングリコールの微細な筋が形成される。そし
て、アクリル系重合体は凝固し、ポリアルキレングリコ
ールの凝固しないという両者の凝固特性の相違により、
両重合体の相分離によって前記のような複雑な形状をし
た空隙が生じるものと考えられる。この熟成時間は、4
時間以上であればより長い時間であってもよいが、4〜
10時間であることが好ましい。
【0024】ポリアルキレングリコールの添加量は、ア
クリル系重合体に対して、5〜20%、好ましくは10
〜15%とする。その添加量が5%より少ない場合に
は、前述の細長い空隙が少なくなり、20%を超えると
これが多くなりすぎ、繊維の製造工程で繊維がより細い
微細繊条に分割されたり、安定な紡糸ができなくなる等
の問題を生じる。その添加量が10〜15%であると、
前記細長い空隙の数、紡糸の安定性等において最もバラ
ンスがとれるため好ましい。
【0025】前記紡糸原液を、紡糸口金を通して紡糸原
液の凝固媒体中に押し出し、凝固糸条に水洗、延伸、乾
燥、熱処理等の各種処理を施せば、長さ方向に沿って延
びる多数の細長い空隙を内部に有するアクリル系合成繊
維が形成される。この時、紡糸原液に添加されたポリア
ルキレングリコールは、凝固、水洗、延伸等の過程で凝
固糸条体から溶出される。
【0026】ここで、採用する紡糸方法は、湿式紡糸、
乾式紡糸、或いは乾湿式紡糸等いずれの方法でもよく、
紡糸後は凝固糸条体からポリアルキレングリコールを溶
出するために、水性媒体中で延伸、水洗することが好ま
しい。このようなアクリル系合成繊維は、外力を受ける
ことにより容易にその一部が微細繊条へ分割するととも
に、分割された微細繊条同士、未分割アクリル系合成繊
維同士、および分割された微細繊条と未分割アクリル系
合成繊維との絡み合いが生じる。すなわち、このアクリ
ル系合成繊維に外力を作用させることで、微細繊条への
分割と繊維および繊条の交絡とが、同時にしかも容易に
行われれる。
【0027】したがって、本発明のクリーニングカード
をなす不織布は、前記アクリル系合成繊維を、例えば、
従来より公知である高圧水を用いた柱状流パンチング処
理により得られる。この柱状流パンチング処理により、
不織布の表面に存在するアクリル系合成繊維の大部分
は、より細い多数の微細繊条に分割され、この微細繊条
はある部分では分散してランダムに広がり、別の部分で
は束状となって集合し、且つこれらの繊維相互が交絡す
る。また、不織布の内部には未分割のアクリル系合成繊
維が存在する。
【0028】このようなアクリル系合成繊維の分割は、
この繊維に与える外力の大きさを変えることによりその
程度を調節することができ、また、得られた微細繊条の
分散状態および繊維相互の交絡程度も、前記外力の大き
さにより調節することができる。不織布を構成する繊維
の長さには特に制限はなく、長繊維、短繊維ともに使用
できるが、成形体の形状保持性の点で、5〜150mm
の長繊維が好ましく、10〜60mmのものがより好ま
しい。
【0029】不織布の目付量は、目的とするクリーニン
グカードの特性に合わせて適宜変更することが出来る
が、通常は30〜500g/m2 とし、好ましくは15
0〜250g/m2 とする。高圧柱状流パンチングに使
用するノズル径は、0.05〜1mm、好ましくは0.
1〜0.5mmとし、噴射水の圧力は20〜100kg
/cm2 、好ましくは40〜80kg/cm2 とし、ウ
ェブにこのような噴射水を当てて繊維を絡ませることに
より、アクリル系合成繊維の微細繊条への分割と繊維相
互の交絡がほぼ同時に進行し、本発明のクリーニングカ
ードに好適な不織布を形成することができる。
【0030】請求項3の方法では、熱可塑性繊維が相互
に交絡してなり内部に多数の空間を有する不織布を、加
熱したロールにより圧延して板状に成形する。加熱した
ロールによる圧延法には、表面が平滑な二本の金属ロー
ル(カレンダロール)間を通過させるカレンダ加工と、
表面に凹凸を有する二本の金属ロール(エンボスロー
ル)間を通過させるエンボス加工とがある。エンボス加
工の場合には、二本のうち一方のみをエンボスロールと
して、他方はカレンダロール、またはゴムロールや紙ロ
ールにしてもよい。
【0031】この時のロールの加熱温度は、不織布を構
成する熱可塑性繊維の種類により、不織布の表面の繊維
が密に接触する温度(例えば、80〜200℃、好まし
くは90〜150℃)とする。そして、カレンダ加工の
場合には、二本のロールの両方を加熱しても、一方のみ
を加熱してもよい。また、二本のロールにより不織布へ
かける圧縮力は、線圧10〜400kg/cmの範囲が
好ましく、目的とするクリーニングカードの形状保持強
度に合わせて、前記範囲内で変更する。
【0032】このようにして得られた板状物を、各読み
取りヘッドに対応させた大きさに裁断すれば、各種クリ
ーニングカードが得られる。このクリーニングカード
は、クリーニング効果を高めるために、洗浄剤を含浸さ
せて使用することもできる。特に、請求項4の方法で
は、エンボスロールにより圧延することで、クリーニン
グカードの表面に凹凸が形成される。
【0033】
【作用】請求項1のクリーニングカードによれば、不織
布の表面が読み取りヘッドに接触しながら移動すると、
ヘッドの表面に付着している汚れの微粒子が不織布表面
の繊維に掃き取られて、内部にある空間に速やかに取り
込まれる。これにより、読み取りヘッドに付着している
汚れが容易に除去されるとともに、除去された汚れがカ
ードの表面に残らない。
【0034】また、このクリーニングカードは、熱可塑
性繊維が相互に交絡し且つ密に接触してなる不織布で構
成されているため、支持体がなくても必要な剛性と弾性
とを保持できる。請求項2のクリーニングカードによれ
ば、不織布の表面に1デニール以下の繊維を多数有する
ため、読み取りヘッドの表面に付着している汚れの微粒
子を容易に拭き取ることができる。
【0035】請求項3の方法によれば、熱可塑性繊維が
相互に交絡してなり内部に多数の空間を有する不織布
を、加熱したロールにより圧延して板状に成形すること
により、前記熱可塑性繊維を相互に密に接触させること
ができる。したがって、この板状物を所定形状に裁断す
れば、請求項1のクリーニングカードを容易に製造する
ことができる。
【0036】請求項4の方法によれば、請求項1のクリ
ーニングカードの表面に凹凸を形成することができる。
この凹凸により、読み取りヘッドに強く付着している汚
れの微粒子を容易に掻き取ることができる。また、凹部
においては繊維が強く圧着されるため、クリーニングカ
ードの形状保持性を高くすることができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。まず、実施例1および2で使用する不織布を構成す
るアクリル系合成繊維を、以下のようにして製造した。
ジメチルホルムアミドに、組成が、AN95.0%、ア
クリル酸メチル4.5%、及びメタリルスルホン酸ソー
ダ0.5%である共重合体と、ポリエチレンオキシド−
ポリプロピレンオキシド−ポリエチレンオキシドのブロ
ック型ポリエーテル(数平均分子量が10,000、重
合比はポリエチレンオキシド:ポリエチレンオキシド=
70:30)とを添加して溶解させた液体を、6時間静
置することにより、前記共重合体が23%、ブロック型
ポリエーテルが2.3%含有する紡糸原液を調製した。
【0038】この紡糸原液を、直径0.08mmの細孔
を有する紡糸口金を通して、温度35℃、ジメチルホル
ムアミドを75%含有する水系凝固浴中に押し出し、凝
固糸条体を水洗後、沸騰水中で10倍延伸してから80
℃の熱風中で乾燥し、その後捲縮を付与し、更に76m
mに切断することにより繊維に加工した。得られた繊維
の単繊度は2dであり、引張強度は3.2g/d、引張
伸度は32%であった。
【0039】この繊維の横断面及び縦断面の状態を示す
電子顕微鏡写真を、図1及び図2(4,000倍)に示
す。これらの図から分かるように、この繊維は、その長
さ方向に沿って延びる細長い空隙を極めて多数有してい
た。この繊維を、カード機を用いて目付け量200g/
2 のウェブに形成し、このウェブを金網上に置いて4
m/分の速度で移動させながら、直径0.1mmの細孔
を有するノズルが0.8mm間隔で一列に配置された装
置から60kg/cm2 の高圧の水を、前記ウェブに向
けて噴射した。この処理を10回繰り返した後、得られ
た不織布を80℃の熱風中で乾燥した。
【0040】これにより得られた不織布は、アクリル系
合成繊維の一部がより細い多数の微細繊条に分割されて
おり、この微細繊条は、ある部分ではランダムな方向に
分散し別の部分では束状に集束しており、これらの微細
繊条や未分割の繊維が相互に交絡し、全体として交絡に
より全繊維の一体化がなされているものであった。 <実施例1>このアクリル系合成繊維からなる不織布
を、表面が平滑な二本の金属ロールの間に挟んで、表面
温度90℃、線圧60kg/cm、線速度20m/分の
条件でカレンダ加工することにより板状物を製造した。
この板状物を幅82mm、長さ150mmの大きさに裁
断してクリーニングカードを製造した。
【0041】得られたクリーニングカードの表面、裏
面、および断面における繊維の形状を示す電子顕微鏡写
真を図3(590倍)、図4(590倍)、および図5
(630倍)に、それぞれ示す。図3および4におい
て、細長くのびた白い部分(例えばf)が繊維であり、
黒い部分(例えばg)は、この繊維によって囲まれた空
間である。また、図5から分かるように、表面部分は主
として分割された微細繊条(すなわち、1デニール以下
の繊維;例えばf)からなり、厚み方向の中間部は主と
して、未分割のアクリル系合成繊維(例えばi)からな
っている。そして、表面部分には非常に小さい空間(例
えばh)を含み、内部には比較的大きなの空間(例えば
j)を含んでいる。
【0042】すなわち、クリーニングカードの表面およ
び裏面に存在するアクリル系合成繊維は、そのほとんど
が微細繊条に分割されており、この微細繊条はある部分
では分散して広がり、別の部分では束状となって集束し
ており、これらの繊条は相互に交絡していることが分か
る。また、これらの繊条は融着してはいないが、緊密に
接触していることが分かる。
【0043】このクリーニングカードは、形状保持性、
硬さ、柔軟性、および可撓性の点において、カード読み
取り装置内を通過可能なものであった。そして、このク
リーニングカードが読み取り装置内のヘッドに接触しな
がら移動する際に、表面に有する繊維、特に1デニール
以下の微細繊条(例えば図5におけるf)が、読み取り
ヘッドの表面に付着している汚れの微粒子を掃き取っ
て、この微粒子を、内部に有する空間(例えば図5にお
けるj)に速やかに取り込むことができる。 <実施例2>同じ不織布を、表面に幅0.4mm、長さ
2.6mm、高さ0.60mmの突起を千鳥状に配置し
た二本のエンボスロール間に挟んで、ロールの表面温度
90℃、線圧60kg/cm、線速度4m/分の条件で
エンボス加工することにより板状物を製造した。この板
状物を幅82mm、長さ150mmの大きさに裁断して
クリーニングカードを製造した。
【0044】得られたクリーニングカードの表面および
裏面における浮き出し部分の状態を示す電子顕微鏡写真
を図6(590倍)および図6(580倍)に、浮き出
し部分断面の表面側における状態を示す電子顕微鏡写真
を図8(226倍)に、表面および裏面における凹み部
分の状態を示す電子顕微鏡写真を、図9(590倍)お
よび図10(580倍)に、凹み部分の断面状態を示す
電子顕微鏡写真を図11(370倍)にそれぞれ示す。
【0045】浮き出し部分については、図6および7に
おいて、細長くのびた白い部分(例えばf)が繊維であ
り、黒い部分(例えばg)は、この繊維によって囲まれ
た空間である。また、図8から分かるように、表面部分
は主として分割された微細繊条(すなわち、1デニール
以下の繊維;例えばf)からなり、厚み方向の中間部は
主として、未分割のアクリル系合成繊維(例えばi)か
らなっている。そして、表面部分には非常に小さい空間
(例えばh)を含み、内部には比較的大きなの空間(例
えばj)を含んでいる。
【0046】すなわち、このクリーニングカードの表面
および裏面における浮き出し部分に存在するアクリル系
合成繊維は、そのほとんどが微細繊条に分割されてお
り、この微細繊条はある部分では分散して広がり、別の
部分では束状となって集束しており、これらの繊条は相
互に交絡していることが分かる。また、これらの繊条は
融着してはいないが、緊密に密着していることが分か
る。
【0047】凹み部分については、図9および10から
分かるように、クリーニングカードの表面および裏面に
存在するアクリル系合成繊維は、そのほとんどが微細繊
条に分割されており、この微細繊条はある部分では分散
して広がり、別の部分では束状となって集束しており、
これらの繊条は相互に交絡しているとともに、熱と圧力
との作用により圧着されており、繊維が融着している部
分(例えばk)が多く認められる。また、図11から分
かるように、厚み方向においては、圧縮程度が大きいた
め繊維が極めて密に詰まった状態にあるが、繊維間には
空間(例えばl)が存在している。
【0048】このクリーニングカードも、実施例1のも
のと同様に、形状保持性、硬さ、柔軟性、および可撓性
の点において、カード読み取り装置内を通過可能なもの
であった。そして、このクリーニングカードは、実施例
1のものと比べてより柔軟であるが、形状保持性により
優れているものであり、実施例1のものより読み取り装
置内を容易に通過できるものであった。
【0049】また、このクリーニングカードも読み取り
装置内のヘッドに接触しながら移動する際に、表面に有
する繊維、特に1デニール以下の微細繊条(例えば図8
におけるf)が、読み取りヘッドの表面に付着している
汚れの微粒子を掃き取って、この微粒子を、内部に有す
る空間(例えば図8におけるj)に速やかに取り込むこ
とができる。 <実施例3>0.5デニールのポリエステル系合成繊維
を、カード機により目付け量200g/m2 の不織布に
加工した。
【0050】この不織布を、表面に幅0.4mm、長さ
2.6mm、高さ0.60mmの突起を千鳥状に配置し
た二本のエンボスロール間に挟んで、表面温度180
℃、線圧60kg/cm、線速度4m/分の条件でエン
ボス加工することにより板状物を製造した。この板状物
を幅82mm、長さ150mmの大きさに裁断してクリ
ーニングカードを製造した。
【0051】このクリーニングカードにおいて、ポリエ
ステル系合成繊維は相互に交絡し、同時にその繊維相互
が緊密に接触しており、繊維間には非常に多くの小さい
空間がその表面から内部にわたって存在していた。凹み
部の表面および裏面におけるポリエステル系合成繊維
は、熱と圧力の作用により圧着されており、部分的に繊
維が融着して樹脂化しているところが認められた。 <実施例4>0.5デニールのポリプロピレン繊維を、
カード機により目付け量200g/m2 の不織布に加工
した。
【0052】この不織布を、表面に幅0.4mm、長さ
2.6mm、高さ0.60mmの突起を千鳥状に配置し
た二本のエンボスロール間に挟んで、表面温度110
℃、線圧60kg/cm、線速度4m/分の条件でエン
ボス加工することにより板状物を製造した。この板状物
を幅82mm、長さ150mmの大きさに裁断してクリ
ーニングカードを製造した。
【0053】このクリーニングカードにおいて、ポリプ
ロピレン合成繊維は相互に交絡し、同時にその繊維相互
が緊密に接触しており、繊維間には非常に多くの小さい
空間がその表面から内部にわたって存在していた。凹み
部の表面および裏面におけるポリプロピレン合成繊維
は、熱と圧力の作用により圧着されており、部分的に繊
維が融着して樹脂化しているところが認められた。 <実施例5>0.5デニールのポリエチレン繊維を、カ
ード機により、目付け量200g/m2 の不織布に加工
した。
【0054】この不織布を、表面に幅0.4mm、長さ
2.6mm、高さ0.60mmの突起を千鳥状に配置し
た二本のエンボスロール間に挟んで、表面温度120
℃、線圧60kg/cm、線速度4m/分の条件でエン
ボス加工することにより板状物を製造した。この板状物
を幅82mm、長さ150mmの大きさに裁断してクリ
ーニングカードを製造した。
【0055】このクリーニングカードにおいて、ポリエ
チレン合成繊維は相互に交絡し、同時にその繊維相互が
緊密に接触しており、繊維間には非常に多くの小さい空
間がその表面から内部にわたって存在していた。凹み部
の表面および裏面におけるポリエチレン合成繊維は、熱
と圧力の作用により圧着されており、部分的に繊維が融
着して樹脂化しているところが認められた。
【0056】以上のようにして得られた実施例1〜5の
各クリーニングカードを、セコニック社製のマークシー
ト読み取り装置に挿入して、読み取りヘッドに付着した
汚れを清掃した。清掃にあたり、読み取りヘッドにはあ
らかじめ直径1μm程度の微細な粒子を約100個/c
2 付着して、磁気記録カードの読み取りを不能にして
おいた。そして、上記の各クリーニングカードに、界面
活性剤、エチルアルコール、および水を成分とするガラ
ス洗浄剤を含浸して読み取りヘッドの清掃を行った。
【0057】目視により読み取りヘッドの汚れを判定し
たところ、1回の清掃で読み取りヘッドに付着した汚れ
は認められず、カードの読み取り機能は正常に戻った。
同じクリーニングカードを用いてこの清掃を10回繰り
返したが、その洗浄機能に変化はほとんど認められなか
った。それ以降の清掃では読み取りヘッドに汚れが認め
られるようになり、徐々に洗浄力が低下していくことが
認められた。また、この清掃を行っている間に、クリー
ニングカードにカールが発生するなどの品質の劣化は認
められれず、装置を通過できなくなることはなかった。
【0058】比較例として、ポリエステルフィルムから
なる支持体にレーヨン不織布を貼付したクリーニングカ
ードを用いて上記と同様の清掃を行ったところ、2回の
清掃で読みとりヘッドに汚れが認められ、また、レーヨ
ン不織布には、カールや剥離が部分的に認められ、装置
を通過できなくなった。
【0059】
【発明の効果】請求項1のクリーニングカードによれ
ば、読み取りヘッドに付着している汚れが容易に除去さ
れるとともに、除去された汚れがカードの表面に残らな
いため、繰り返し使用しても汚れを除去する機能が低下
しにくい。また、このクリーニングカードは不織布のみ
で構成してあるため、製造工程が簡便であるとともに、
洗浄剤などの薬剤を含浸して使用したときに、不織布の
カール、剥離、接着剤の溶出等の問題もない。したがっ
て、読み取り装置を容易に通過できる。
【0060】特に、請求項2のクリーニングカードによ
れば、不織布の表面に1デニール以下の繊維を多数有す
るため、読み取りヘッドの表面に付着している汚れの微
粒子を容易に拭き取ることができる。請求項3の方法に
よれば、請求項1および2のクリーニングカードを容易
に製造することができる。
【0061】請求項4の方法によれば、請求項1のクリ
ーニングカードの表面に凹凸を形成することができ、こ
の凹凸により、読み取りヘッドに強く付着している汚れ
の微粒子を容易に掻き取ることができる。また、凹部に
おいては繊維が強く圧着されるため、クリーニングカー
ドの形状保持性を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリーニングカードを構成する繊維の
一例であるアクリル系合成繊維の横断面における繊維の
形状を示す電子顕微鏡写真(4,000倍)である。
【図2】本発明のクリーニングカードを構成する繊維の
一例であるアクリル系合成繊維の縦断面における繊維の
形状を示す電子顕微鏡写真(4,000倍)である。
【図3】実施例1のクリーニングカードの表面における
繊維の形状を示す電子顕微鏡写真(590倍)である。
【図4】実施例1のクリーニングカードの裏面における
繊維の形状を示す電子顕微鏡写真(590倍)である。
【図5】実施例1のクリーニングカードの表面側の断面
における繊維の形状を示す電子顕微鏡写真(630倍)
である。
【図6】実施例2のクリーニングカードの表面(浮き出
し部分)における繊維の形状を示す電子顕微鏡写真(5
90倍)である。
【図7】実施例2のクリーニングカードの裏面(浮き出
し部分)における繊維の形状を示す電子顕微鏡写真(5
80倍)である。
【図8】実施例2のクリーニングカードの断面(浮き出
し部分)における繊維の形状を示す電子顕微鏡写真(2
26倍)である。
【図9】実施例2のクリーニングカードの表面(凹み部
分)における繊維の形状を示す電子顕微鏡写真(590
倍)である。
【図10】実施例2のクリーニングカードの裏面(凹み
部分)における繊維の形状を示す電子顕微鏡写真(58
0倍)である。
【図11】実施例2のクリーニングカードの断面(凹み
部分)における繊維の形状を示す電子顕微鏡写真(37
0倍)である。
フロントページの続き (72)発明者 金堂 和也 東京都大田区蒲田1−27−3 ライオンズ マンション蒲田3509号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維が相互に交絡し且つ密に接触してな
    る不織布のみで構成され、この不織布の内部に多数の空
    間を有することを特徴とするクリーニングカード。
  2. 【請求項2】 前記不織布の表面に1デニール以下の繊
    維を多数有することを特徴とする請求項1記載のクリー
    ニングカード。
  3. 【請求項3】 熱可塑性繊維が相互に交絡してなり内部
    に多数の空間を有する不織布を、加熱したロールにより
    圧延して板状に成形した後に、所定形状に裁断すること
    を特徴とするクリーニングカードの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ロールがエンボスロールであること
    を特徴とする請求項3記載のクリーニングカードの製造
    方法。
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