JPH06175902A - 分散ファイルシステム、ファイル管理装置、集中管理装置および分散ファイル管理方法 - Google Patents

分散ファイルシステム、ファイル管理装置、集中管理装置および分散ファイル管理方法

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JPH06175902A
JPH06175902A JP4324457A JP32445792A JPH06175902A JP H06175902 A JPH06175902 A JP H06175902A JP 4324457 A JP4324457 A JP 4324457A JP 32445792 A JP32445792 A JP 32445792A JP H06175902 A JPH06175902 A JP H06175902A
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JP4324457A
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Haruhisa Hoshino
治久 星野
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ファイル更新時のシステムへの負荷を軽減し、
効率的な重複管理ファイルの整合処理を行う。 【構成】ファイルサーバF1の管理情報記憶部3は、フ
ァイル記憶部1が記憶するファイルと同一ファイルを有
する他のファイルサーバF2の同一ファイルの更新に関
する管理情報を記憶し、管理制御部4は、自ファイルサ
ーバF1のファイル記憶部1に記憶されている重複管理
ファイルが更新された場合、管理情報を参照して当該更
新された重複管理ファイルを有する他のファイルサーバ
F2に更新ファイル名と更新したファイルサーバ名から
なる更新管理情報を送信し、さらに管理情報を更新し、
更新管理情報を受信した場合は、管理情報記憶部3の管
理情報を更新し、ワークステーションW1,W2からフ
ァイル読み込み要求があった場合は、管理情報を参照し
て、重複管理ファイルの更新処理と管理情報の更新とを
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のファイル管理装
置に分散され、重複して管理される重複管理ファイルが
1つのファイル管理装置により更新された場合の該重複
管理ファイルの整合性管理を行う分散ファイルシステ
ム、ファイル管理装置、集中管理装置およびその分散フ
ァイル管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファイルを記録するファイル記憶
手段、ファイルの入出力処理を行うファイル処理手段と
をそれぞれ有した複数のファイル管理装置(ファイルサ
ーバ)と、ワークステーション等の複数の端末(クライ
アント)とがLAN(ローカルエリアネットワーク)等
の通信回線に接続された分散ファイルシステムにおい
て、各ファイルサーバごとに重複して管理されているデ
ータファイル(重複管理ファイル)の1つが更新される
と、更新データおよびこの更新処理に必要な情報を各フ
ァイルサーバに送信し、この情報をもとにファイルサー
バに格納されている重複管理ファイルの整合処理を行っ
ていた。
【0003】例えば、特開昭63−133239号公報
および特開昭63−136148号公報には、あるファ
イルサーバでファイルが更新された時、そのファイルの
見出しラベルと作成日時を、このファイルと重複した重
複管理ファイルを有する他のファイルサーバに送信し、
この他のファイルサーバは、送信された見出しラベルと
保持している重複管理ファイルを比較し、同一見出しラ
ベルが存在し、かつ保持しているファイルの作成日時が
古い場合に、更新された新しいファイルを送信してもら
って、自ファイルサーバの重複管理ファイルの更新を行
う分散ファイルシステムが記述されている。
【0004】しかし、これでは重複管理ファイルの更新
の都度、更新された重複管理ファイル内容を含む更新情
報が送信されるため、分散ファイルシステムの負荷が大
となり、トラヒック量も大となり、分散ファイルシステ
ムに及ぼす影響が大であるという問題点がある。
【0005】また、特開平4−52736号公報には、
あるファイルサーバの任意の1つに補助記憶装置を付加
し、ファイルの更新が行われると、そのファイルの更新
情報を前記補助記憶装置が一括保持し、他のファイルサ
ーバは、適宜この更新情報を参照し、保持されているフ
ァイルを更新できるようにした複数のデータベース間の
整合制御方式が記載されている。
【0006】しかし、この場合においても、ファイルの
更新ごとに更新内容を含む更新情報を補助記憶装置に送
信しなければならず、他のファイルサーバも補助記憶装
置の更新情報を参照し、更新しなければならないので、
補助記憶装置が付加されたファイルサーバの負荷が過大
となり、システムに対して影響を及ぼすという問題点が
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従
来、重複管理ファイルを分散して管理する分散ファイル
システムおよび分散ファイル管理方法は、重複管理ファ
イルの更新の都度、更新されたファイル内容を含む更新
情報が送受信されていたため、システムに及ぼす影響が
大であるという問題点があった。
【0008】また、特定の装置に補助記憶装置を持たせ
てファイル管理を行わせる場合も、更新されたファイル
内容を含む更新情報の送受信を行うため、局所的に集中
した負荷がかかり、通信に影響を及ぼすという問題点が
あった。
【0009】そこで、本発明は、かかる問題点を除去
し、重複管理ファイルの更新時にシステムへの負荷を軽
減し、効率的な重複管理ファイルの整合処理を行うこと
ができる分散ファイルシステム、ファイル管理装置、集
中管理装置および分散ファイル管理方法を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ファイル
を記録するファイル記憶手段、ファイルの入出力処理を
行うファイル処理手段を有する複数のファイル管理装置
と、ワークステーション等の1以上のクライアント手段
が通信手段を介して接続された分散ファイルシステムに
おいて、前記複数のファイル管理装置のそれぞれは、自
装置の前記ファイル記憶手段が記憶するファイルのうち
他の装置と重複して管理するファイルである重複管理フ
ァイルの更新に関する管理情報を記憶する管理情報記憶
手段と、前記ファイル記憶手段に記憶されている前記重
複管理ファイルのいずれかが更新された場合に、前記管
理情報を参照して当該更新された重複管理ファイルを管
理する他の装置に更新管理情報を送信するとともに前記
管理情報を更新する第1の管理制御手段と、前記更新管
理情報を他の装置から受信した場合に、前記管理情報記
憶手段に記憶されている前記管理情報を更新する第2の
管理制御手段と、前記クライアント手段のいずれかから
ファイル読み込み要求があった場合は、管理情報記憶手
段の管理情報を参照して自装置の前記重複管理ファイル
の更新処理を行うとともに前記管理情報の更新を行う第
3の管理制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0011】第2の発明は、第1の発明において 前記
複数のファイル管理装置は、前記管理情報記憶手段に記
憶された管理情報をもとに、前記通信手段のトラヒック
量が統計的に少ない時間に前記重複管理ファイルの整合
処理を行う第4の管理制御手段とを具備したことを特徴
とする。
【0012】第3の発明は、ファイルを記録するファイ
ル記憶手段、ファイルの入出力処理を行うファイル処理
手段を有する複数のファイル管理装置と、ワークステー
ション等の1以上のクライアント手段と、前記複数のフ
ァイル管理装置によって重複して管理される重複管理フ
ァイルの整合性を管理する集中管理装置とが通信手段を
介して接続された分散ファイルシステムにおいて、前記
ファイル管理装置のそれぞれは、前記重複管理ファイル
の更新に関する更新管理情報を前記集中管理装置に送信
する更新情報送信手段、前記クライアント手段のいづれ
かから読み込み要求のあったファイルが更新されている
か否かの更新問合せを前記集中管理装置に送信する報告
手段を具備し、前記集中管理装置は、前記複数のファイ
ル管理装置の重複管理ファイルの更新に関する管理情報
を記憶する管理情報記憶手段と、前記ファイル管理装置
から前記更新管理情報を受信した場合に、前記更新管理
情報に基づいて前記管理情報を更新する第1の管理制御
手段と、前記ファイル管理装置から前記更新問合せを受
信した場合に、前記管理情報記憶手段に記憶されている
前記管理情報を参照し、前記更新問合せのファイルが更
新されていた場合には更新管理情報を、前記更新問合せ
のファイルが更新されていなかった場合には未更新を示
す情報を、前記ファイル管理装置に送信する第2の管理
制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0013】第4の発明は、第3の発明において、前記
集中管理装置は、前記管理情報記憶手段に記憶された管
理情報をもとに、前記通信手段のトラヒック量が統計的
に少ない時間に前記複数のファイル管理装置の前記重複
管理ファイルの整合処理を行う整合管理手段とを具備し
たことを特徴とする。
【0014】第5の発明は、第1の発明から第4の発明
におけるファイル管理装置である。
【0015】第6の発明は、第3の発明あるいは第4の
発明における集中管理装置である。
【0016】第7の発明は、ファイルを記録するファイ
ル記憶手段、ファイルの入出力処理を行うファイル処理
手段を有する複数のファイル管理装置と、ワークステー
ション等の1以上のクライアント手段とが通信手段を介
して接続され、前記複数のファイル管理装置に重複して
分散された重複管理ファイルを管理する分散ファイルシ
ステムの分散ファイル管理方法において、前記クライア
ント手段から前記ファイル管理装置に前記重複管理ファ
イルのファイル書き込み要求があった場合に、該ファイ
ル管理装置は、前記重複管理ファイルの管理情報を参照
して前記重複管理ファイルを有する他のファイル管理装
置に、該重複管理ファイルのファイル識別子と更新を行
うファイル管理装置のファイル管理装置識別子とからな
る更新管理情報を送信するとともに、前記重複管理ファ
イルの管理情報を更新する第1ステップと、前記更新管
理情報を受信した他のファイル管理装置は、該更新管理
情報をもとに管理情報を更新する第2ステップと、前記
クライアント手段から前記ファイル管理装置に前記重複
管理ファイルのファイル読み込み要求があった場合に、
該ファイル管理装置は、前記重複管理ファイルの管理情
報を参照して、前記重複管理ファイルの更新内容情報を
取り寄せて、前記重複管理ファイルを更新するととも
に、前記管理情報の更新を行う第3ステップとを具備し
たことを特徴とする。
【0017】
【作用】第1の発明では、前記複数のファイル管理装置
のそれぞれの管理情報記憶手段が、自装置の前記ファイ
ル記憶手段が記憶するファイルのうち他の装置と重複し
て管理するファイルである重複管理ファイルの更新に関
する管理情報を記憶し、第1の管理制御手段が、前記フ
ァイル記憶手段に記憶されている前記重複管理ファイル
のいずれかが更新された場合に、前記管理情報を参照し
て当該更新された重複管理ファイルを管理する他の装置
に更新管理情報を送信するとともに前記管理情報を更新
し、第2の管理制御手段が、前記更新管理情報を他の装
置から受信した場合に、前記管理情報記憶手段に記憶さ
れている前記管理情報を更新し、第3の管理制御手段
が、前記クライアント手段のいずれかからファイル読み
込み要求があった場合は、管理情報記憶手段の管理情報
を参照して自装置の前記重複管理ファイルの更新処理を
行うとともに前記管理情報の更新を行う。
【0018】第2の発明では、第1の発明において、前
記複数のファイル管理装置の第4の管理制御手段が、前
記管理情報記憶手段に記憶された管理情報をもとに、前
記通信手段のトラヒック量が統計的に少ない時間に前記
重複管理ファイルの整合処理を行う。
【0019】第3の発明では、ファイル管理装置のそれ
ぞれの更新情報送信手段が、重複管理ファイルの更新に
関する更新管理情報を集中管理装置に送信し、前記ファ
イル管理装置のそれぞれの報告手段が、前記クライアン
ト手段のいづれかから読み込み要求のあったファイルが
更新されているか否かの更新問合せを前記集中管理装置
に送信する。一方、集中管理装置は、管理記憶手段が、
前記複数のファイル管理装置の重複管理ファイルの更新
に関する管理情報を記憶し、第1の管理制御手段が、前
記ファイル管理装置から前記更新管理情報を受信した場
合に、前記更新管理情報に基づいて前記管理情報を更新
し、第2の管理制御手段が、前記ファイル管理装置から
前記更新問合せを受信した場合に、前記管理情報記憶手
段に記憶されている前記管理情報を参照し、前記更新問
合せのファイルが更新されていた場合には更新管理情報
を、前記更新問合せのファイルが更新されていなかった
場合には未更新を示す情報を、前記ファイル管理装置に
送信する。
【0020】第4の発明では、第3の発明において、集
中管理装置の整合管理手段が、前記管理情報記憶手段に
記憶された管理情報をもとに、前記通信手段のトラヒッ
ク量が統計的に少ない時間に前記複数のファイル管理装
置の前記重複管理ファイルの整合処理を行う。
【0021】第5の発明は、ファイル管理装置がそれぞ
れ第1の発明から第4の発明に記載したファイル管理装
置と同様の動作をする。
【0022】第6の発明は、集中管理装置がそれぞれ第
3の発明あるいは第4の発明に記載した集中管理装置と
同様の動作をする。
【0023】第7の発明は、第1ステップで、クライア
ント手段から前記ファイル管理装置に前記重複管理ファ
イルのファイル書き込み要求があった場合に、該ファイ
ル管理装置は、前記重複管理ファイルの管理情報を参照
して前記重複管理ファイルを有する他のファイル管理装
置に、該重複管理ファイルのファイル識別子と更新を行
うファイル管理装置のファイル管理装置識別子とからな
る更新管理情報を送信するとともに、前記重複管理ファ
イルの管理情報を更新し、第2ステップで、前記更新管
理情報を受信した他のファイル管理装置は、該更新管理
情報をもとに管理情報を更新し、第3ステップで、前記
クライアント手段から前記ファイル管理装置に前記重複
管理ファイルのファイル読み込み要求があった場合に、
該ファイル管理装置は、前記重複管理ファイルの管理情
報を参照して、前記重複管理ファイルの更新内容情報を
取り寄せて、前記重複管理ファイルを更新するととも
に、前記管理情報の更新を行う。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。
【0025】図1は、本発明の第1の実施例である分散
ファイルシステムの構成を示すブロック図である。
【0026】図1において、分散ファイルシステムは、
ファイルを蓄積、管理する複数のファイルサーバF1,
F2と、ファイルの検索・文書の作成・データ処理など
を行う複数のワークステーションW1,W2とがLAN
(ローカルエリアネットワーク)等の回線L1に通信接
続されて構成される。
【0027】この複数のファイルサーバF1,F2は、
それぞれファイルを記憶するファイル記憶部1,11、
ファイル記憶部1,11とのファイルの入出力処理を行
うファイル処理制御部2,12、ファイル記憶部1,1
1に記憶されているファイルの更新に関する管理情報を
記憶する管理情報記憶部3,13、および回線L1に接
続され、管理情報記憶部3,13に記憶されている管理
情報の作成、更新と該管理情報をもとにファイル処理制
御部2,12を制御する管理制御部4,14から構成さ
れている。
【0028】また、ファイルサーバF1,F2の管理制
御部4,14のそれぞれは、管理情報記憶部3,13に
記憶されている他のファイルサーバに重複して管理され
ている重複管理ファイルのいずれかが更新された場合
に、管理情報を参照して、この更新された重複管理ファ
イルを管理する他のファイルサーバに更新に関する更新
管理情報を送信するとともに自管理情報を更新する書込
更新部4−1,14−1、重複管理ファイルの更新に関
する更新管理情報を受信した場合に管理情報を更新する
受信更新部4−2,14−2、ワークステーションW
1,W2からファイル読み込み要求があった場合に管理
情報を参照して重複管理ファイルの更新処理を行わせる
とともに管理情報の更新を行う読込更新部4−3,14
−3を有して構成される。
【0029】次に、上記第1の実施例である分散ファイ
ルシステムの動作をフローチャートに基づいて説明す
る。ここで、ファイルサーバを使用するクライアントで
あるワークステーションからは、ファイルの書き込み要
求とファイルの読み出し要求の2つの場合が考えられ
る。
【0030】図2は、書き込み要求時のファイルサーバ
のファイル管理制御フローチャートである。
【0031】図2において、まずワークステーションか
らファイルの書き込み要求があったファイルサーバの動
作について説明する。ここで、ワークステーションW1
からファイルサーバF1に対してファイルの書き込み要
求があった場合を例にとって説明する。
【0032】まず、ファイルサーバF1が、ワークステ
ーションW1からのファイルDの書き込み要求を受信す
ると(ステップ100)、管理制御部4の書込更新部
は、管理情報記憶部3に記憶されている管理情報を参照
して、書き込み要求されたファイルDを保持している他
のファイルサーバが存在するか、すなわち新規登録か更
新登録かを判断する(ステップ101)。
【0033】ステップ101において、新規登録の場
合、書込更新部4−1は、管理情報記憶部3の管理情報
にファイルDの項目を加え、「更新済」として記憶する
(ステップ102)。その後、書込更新部4−1は、フ
ァイル処理制御部2を制御し、ファイル処理制御部2
は、ファイル記憶部1にファイルDを書き込み、記憶す
る(ステップ103)。
【0034】一方、ステップ101において、更新登
録、すなわちファイルDが他のファイルサーバ、例えば
ファイルサーバF2に記憶されている場合、書込更新部
4−1は、管理情報記憶部3の管理情報を参照して、フ
ァイルDを持っている他のファイルサーバF2にファイ
ル名「D」と、書き込みを行うファイルサーバ名「F
1」とからなる更新管理情報を送信する(ステップ10
4)。さらに、ステップ103に移行し、ファイルDの
更新登録を行う。
【0035】次に図2において、書き込み要求があった
ファイルサーバ以外のファイルサーバの動作について説
明する。
【0036】まず、他のファイルサーバ、例えばファイ
ルサーバF2の受信更新部14−2は、待ち受け状態で
あり(ステップ200)、この状態において、書き込み
要求のあったファイルサーバF1から送信された更新管
理情報を受信したか否かを判断し(ステップ201)、
更新管理情報を受信した場合、受信更新部14−2は、
管理情報記憶部13にすでに管理情報として記憶されて
いるファイルDの情報に「更新の必要あり」と、更新時
に参照するファイルサーバ名「F1」とを書き込み、記
憶させる(ステップ202)。
【0037】次に、ワークステーションが読み出し要求
した場合のファイルサーバの動作について説明する。
【0038】図3は、読み出し要求時のファイルサーバ
のファイル管理制御フローチャートである。
【0039】図3において、まずワークステーションW
2からファイルサーバF2にファイルDの読み込み要求
があると(ステップ300)、管理制御部14の読込更
新部14−3は、管理情報記憶部13に記憶されている
管理情報を参照して、ファイルDの更新が必要か否かを
判断する(ステップ301)。すなわち、管理情報に
「更新の必要あり」という情報があるか否かを判断す
る。
【0040】ステップ301において、ファイルDの更
新が必要であると判断された場合は、さらに管理情報を
参照して、ファイルDが更新されたファイルD’をもつ
ファイルサーバ、例えばファイルサーバF1に更新され
たファイルDの内容を要求する更新情報要求を送信する
(ステップ302)。その後、ファイルサーバF1から
更新情報を受信すると、読込更新部14は、ファイル処
理制御部12を制御してファイル記憶部11に記憶され
ているファイルDをファイルD’の内容に更新する(ス
テップ303)。このファイルの更新が終了すると、さ
らに読込制御部14−3は、管理情報記憶部13に記憶
されているファイルDの管理情報を「更新済」に設定す
る(ステップ304)。そして、ファイル処理制御部1
2を制御して更新されたファイルDを読み込み、クライ
アントであるワークステーションW2にファイルDを送
信する(ステップ305)。
【0041】ここで、図示していないファイルDを有す
る他のファイルサーバが存在する場合、この他のファイ
ルサーバのファイルDはファイルD’には更新されな
い。すなわち、ファイルの更新は、読み出し要求のあっ
たファイルサーバのファイルのみが更新される。従っ
て、全ての重複管理ファイルDの整合処理は行われな
い。これにより、最小限の通信量により分散されたファ
イル管理を行うことができる。
【0042】一方、ステップ301において、ファイル
Dの更新は必要ないと判断された場合は、ステップ30
5に移行し、読込更新部14−3は、ファイル処理制御
部12を制御してファイルDを読み込み、ワークステー
ションW2にファイルDを送信する。
【0043】このようにして、ファイルの読み込み時、
ファイルの読み込み要求されたファイルサーバのみがフ
ァイルの内容の更新、すなわちファイルの更新処理を行
うようにしている。そして、ファイルの書き込み時にフ
ァイルの更新があった場合は、重複管理ファイルをもつ
ファイルサーバに、ファイル名および更新したファイル
サーバ名からなる更新管理情報を送信し、更新されたフ
ァイル内容は送信せず、システムに負荷をかけない最小
限のファイル管理を行うようにしている。
【0044】次に、第2の実施例について説明する。
【0045】図4は、本発明の第2の実施例である分散
ファイルシステムの構成を示すブロック図である。ここ
で、図1と同じ構成部分に対しては、便宜上同一符号を
使用している。
【0046】図4において、この分散ファイルシステム
は、図1と同様に、ファイルを蓄積、管理する複数のフ
ァイルサーバF1,F2と、ファイルの検索・文書の作
成・データ処理などを行う複数のワークステーションW
1,W2とがLAN等の回線L1に通信接続されて構成
される。
【0047】また、この複数のファイルサーバF1,F
2は、それぞれファイルを記憶するファイル記憶部1,
11、ファイル記憶部1,11とのファイルの入出力処
理を行うファイル処理制御部2,12、ファイル記憶部
1,11に記憶されているファイルの更新に関する管理
情報を記憶する管理情報記憶部3,13、および回線L
1に接続され、管理情報記憶部3,13に記憶されてい
る管理情報の作成、更新と該管理情報をもとにファイル
処理制御部2,12を制御する管理制御部4,14、お
よび本第2の実施例の特徴である回線L1のトラヒック
が閑散な時、例えば夜間等の時間にファイルの整合処理
を行うように管理制御部4,14に指示する整合管理部
5,15から構成されている。
【0048】また、ファイルサーバF1,F2の管理制
御部4,14のそれぞれは、管理情報記憶部3,13に
記憶されている他のファイルサーバに重複して管理され
ている重複管理ファイルのいずれかが更新された場合
に、管理情報を参照して、この更新された重複管理ファ
イルを管理する他のファイルサーバに更新に関する更新
管理情報を送信するとともに自管理情報を更新する書込
更新部4−1,14−1、重複管理ファイルの更新に関
する更新管理情報を受信した場合に管理情報を更新する
受信更新部4−2,14−2、ワークステーションW
1,W2からファイル読み込み要求があった場合に管理
情報を参照して重複管理ファイルの更新処理を行わせる
とともに管理情報の更新を行う読込更新部4−3,14
−3を有して構成される。
【0049】この第2の実施例の動作は、通常時におい
ては、図1の分散ファイルシステムと同様な分散ファイ
ル管理を行う。すなわち、読み込み要求があった場合、
読み込み要求のあったファイルサーバのファイルの更新
処理を行い、その他場合は、管理情報のみの更新処理を
行うようにしている。
【0050】これに対し、整合管理部5,15は、夜間
等の所定の時間に、管理情報記憶部3,13に記憶され
ている管理情報が「更新の必要あり」と記憶されている
ファイルの全ての整合をとる整合処理を行わせるべく、
管理制御部4,14に指示を与えるものである。ここ
で、整合管理部5は、ファイルサーバF1の管理情報記
憶部3に記憶されているファイルのみの整合処理を管理
し、整合管理部15は、ファイルサーバF2の管理情報
記憶部13に記憶されているファイルのみの整合処理を
管理するものである。
【0051】この所定の時間の設定は、トラヒックが閑
散な時に設定することにより、システムの負荷を時間的
に分散し、全体的に効率のよい分散ファイルシステムを
構築することができる。すなわち、通信回線を利用する
他のシステムに対する通信余裕を与え、他のシステムに
おける時間的に余裕のない通信が優先的に行われること
になる。
【0052】なお、この所定の時間は、これまでのトラ
ヒックの統計結果から最もトラヒックが閑散な時間、例
えば夜間等を定期的に設定するようにしてもよい。
【0053】次に、第3の実施例について説明する。
【0054】図5は、本発明の第3の実施例である分散
ファイルシステムの構成を示すブロック図である。
【0055】図5において、この分散ファイルシステム
は、ファイルを蓄積、管理する複数のファイルサーバF
21,F22、ファイルサーバF21,F22が記憶し
ているファイルの集中管理を行う集中管理サーバC1、
ファイルの検索・文書の作成・データ処理などを行う複
数のワークステーションW11,W12とがLAN等の
回線L11に通信接続されて構成される。
【0056】ここで、ファイルサーバF21,22は、
それぞれファイルを記憶するファイル記憶部21,3
1、ファイル記憶部21,31に接続され、ファイルの
入出力処理を行うファイル処理制御部22,32、回線
L11に接続され、ワークステーションW11,W12
からの書き込み/読み込み要求に対するファイル管理制
御を行う管理制御部23,33から構成される。
【0057】また、この管理制御部23,33は、重複
管理ファイルの更新情報を集中管理サーバC1に送信す
る書込制御部23−1,33−1、重複管理ファイルが
更新されているか否かの更新問合せを集中管理サーバC
1に送信する読込制御部23−2,33−2を有して構
成される。
【0058】一方、集中管理サーバC1は、ファイルサ
ーバF21,F22の各ファイル記憶部21,31に記
憶されているファイルの更新に関する管理情報を記憶す
る管理情報記憶部33、および回線L11に接続され、
管理情報記憶部33に記憶されている管理情報の作成、
更新と該管理情報をもとにファイルサーバF21,F2
2の管理制御を行う管理制御部34から構成される。
【0059】そして、この管理制御部34は、受信した
更新管理情報に基づいて管理情報を更新する受信更新部
34−1、受信した更新問合せに対する情報を更新問合
せをしたファイルサーバに送信する問合せ制御部34−
2を有して構成される。
【0060】次に、ファイルサーバF21,F22のフ
ァイル管理制御について説明する。
【0061】図5において、ワークステーションW11
あるいはワークステーションW12からファイルサーバ
F21にファイルの書き込み要求があると、管理制御部
22の書込制御部23−1は、ファイル処理制御部22
にファイルの書き込みを指示し、ファイル処理制御部2
2はファイルをファイル記憶部21に記憶する。その
後、書込制御部32ー1は、回線L11を介して、更新
管理情報を集中管理サーバC1に送信する。
【0062】また、ワークステーションW11あるいは
ワークステーションW12からファイルサーバF12に
ファイルの読み込み要求があると、管理制御部22の読
込制御部23−2は、回線L11を介して、集中管理サ
ーバC1に読み込み要求のあったファイルが更新されて
いるか否かを問い合わせる更新問合せを送信する。
【0063】この更新問合せに対する情報が、更新管理
情報である場合は、この更新管理情報をもとに重複管理
ファイルを有するファイルサーバから最新の重複管理フ
ァイルを取り出し、ファイルサーバF21のファイル記
憶部21に記憶するとともに、読み込み要求もとのワー
クステーションにファイルを送信する。さらに、書込制
御部23−1にファイルの書込があったことを伝え、書
込制御部23−1は、集中管理サーバC1に更新管理情
報を送信する。
【0064】一方、この更新問合せに対する情報が未更
新である場合は、ファイル処理制御部22を介してファ
イル記憶部21から当該ファイルを読み込み、読み込み
要求のあったワークステーションにファイルを送信す
る。
【0065】なお、ファイルサーバF22についてもフ
ァイルサーバF21と同様な動作を行う。
【0066】次に、集中管理サーバのファイル管理制御
について説明する。
【0067】図6は、集中管理サーバのファイル管理制
御フローチャートである。
【0068】図6において、まずワークステーションか
らファイルサーバに対し、ファイルの読み込み要求ある
いは書き込み要求があると、この要求を受けたファイル
サーバは、集中管理サーバC1に対して、ファイル名例
えばファイル名「D」と、ファイルサーバ名、例えばフ
ァイルサーバ名「F21」を含む読み込み要求あるいは
書き込み報告を送信する。
【0069】これに対し、集中管理サーバC1は、まず
読み込み要求か書き込み報告かを判断する(ステップ4
00)。
【0070】ステップ400において、書き込み報告で
ある場合、すなわち、更新管理情報を受信した場合、管
理制御部34の受信更新部34−1は、管理情報記憶部
33に記憶されている管理情報を参照して、書き込みさ
れたファイルDを保持している他のファイルサーバが存
在するか、すなわち新規か更新かを判断する(ステップ
401)。
【0071】ステップ401において、新規登録の場合
は、ファイルサーバF21のファイルDの新規登録後、
管理情報記憶部33の管理情報にファイルサーバ名「F
21」とファイル名「D」の項目を加え、「更新済」と
して記憶する(ステップ402)。
【0072】一方、ステップ401において、更新、す
なわちファイルDが他のファイルサーバ、例えばファイ
ルサーバF22に記憶されている場合は、管理情報記憶
部33のファイルDの管理情報に、「更新の必要あり」
と、ファイルサーバ名「F21」を書き込み、管理情報
の更新を行う(ステップ403)。
【0073】一方、ステップ400において、読み込み
要求である場合、すなわち、更新問合せを受信した場
合、管理制御部34の問合せ制御部34−2は、管理情
報記憶部33に記憶されている管理情報を参照して、フ
ァイルDの更新は必要か否かを判断する(ステップ40
4)。すなわち、ファイルDの管理情報に「更新の必要
あり」という情報があるか否かを判断する。
【0074】ステップ404において、ファイルDの更
新が必要であると判断された場合は、さらに管理情報を
参照して、ファイルDが更新されたファイルD’をもつ
ファイルサーバのファイルサーバ名、例えば「F21」
を検出し、ファイルDの読み出し要求を行ったファイル
サーバ、例えばファイルサーバF22に対し、ファイル
サーバ名「F21」の管理情報を送信する(ステップ4
05)。そして、管理情報記憶部33に記憶されている
ファイルサーバF21のファイルDに関する管理情報を
「更新済」に設定する(ステップ406)。なお、この
場合、ファイルDの更新ファイルが複数ある場合は、そ
の更新ファイルを有するファイルサーバ名の情報全ての
管理情報が送信される。
【0075】ここで、更新ファイルを有するファイルサ
ーバ名の管理情報を受信したファイルサーバは、更新フ
ァイルを有するファイルサーバに対して、更新ファイル
の更新内容の送信を要求し、更新内容を受信して、ファ
イル記憶部に記憶する。そして、読み込み元のワークス
テーションに更新されたファイルDを送信する。
【0076】一方、ステップ404において、ファイル
Dの更新は必要ないと判断された場合、管理制御部34
は、要求元のファイルサーバに対し、ファイルDは未更
新であることを示す管理情報を送信する(ステップ40
7)。これにより、要求元のファイルサーバは、読み込
み要求を行ったワークステーションに対し、ファイル記
憶部に記憶されているファイルDを送信する。
【0077】なお、管理情報記憶部33が記憶する管理
情報は、各ファイルサーバごと、各ファイルごとに管理
されており、読み込み要求があった場合、全ての重複管
理ファイルが更新されるものではない。ファイルDが更
新されるのは、読み込み要求元のファイルサーバのファ
イルDのみであり、他のファイルサーバのファイルD
は、更新されず、集中管理サーバC1の管理情報記憶部
33に記憶されている他のファイルサーバのファイルD
の管理情報はそのままである。従って、全ての重複管理
ファイルの更新、すなわち、重複管理ファイルの整合処
理は行われない。
【0078】次に、第4の実施例について説明する。
【0079】図7は、本発明の第4の実施例である分散
ファイルシステムの構成を示すブロック図である。ここ
で、図3と同一の構成部分に対しては、便宜上同一の符
号を使用している。
【0080】図7において、この分散ファイルシステム
は、ファイルを蓄積、管理する複数のファイルサーバF
21,F22、ファイルサーバF21,F22が記憶し
ているファイルの集中管理を行う集中管理サーバC2、
ファイルの検索・文書の作成・データ処理などを行う複
数のワークステーションW11,W12とがLAN等の
回線L11に通信接続されて構成される。
【0081】ここで、ファイルサーバF21,22は、
それぞれファイルを記憶するファイル記憶部21,3
1、ファイル記憶部21,31に接続され、ファイルの
入出力処理を行うファイル処理制御部22,32、回線
L11に接続され、ワークステーションW11,W12
からの書き込み/読み込み要求に対するファイル管理制
御を行う管理制御部23,33から構成される。
【0082】また、この管理制御部23,33は、重複
管理ファイルの更新情報を集中管理サーバC1に送信す
る書込制御部23−1,33−1、重複管理ファイルが
更新されているか否かの更新問合せを集中管理サーバC
2に送信する読込制御部23−2,33−2を有して構
成される。
【0083】一方、集中管理サーバC2は、ファイルサ
ーバF21,F22の各ファイル記憶部21,31に記
憶されているファイルの更新に関する管理情報を記憶す
る管理情報記憶部33、および回線L11に接続され、
管理情報記憶部33に記憶されている管理情報の作成、
更新と該管理情報をもとにファイルサーバF21,F2
2の管理制御を行う管理制御部34、および本第4の実
施例の特徴である回線L11のトラヒックの閑散な時に
重複管理ファイルの整合処理を行うように管理制御部3
4に指示する整合管理部35から構成される。
【0084】そして、この管理制御部34は、受信した
更新管理情報に基づいて管理情報を更新する受信更新部
34−1、受信した更新問合せに対する情報を更新問合
せをしたファイルサーバに送信する問合せ制御部34−
2を有して構成される。
【0085】この第4の実施例の動作は、通常時におい
ては、図5の分散ファイルシステムと同様な分散ファイ
ル管理を行う。すなわち、読み込み要求があった場合に
ファイルの整合処理を行い、その他場合は、管理情報の
みの更新処理を行うようにしている。
【0086】これに対し、整合管理部35は、夜間等の
所定の時間に、管理情報記憶部33に記憶されている管
理情報が「更新の必要あり」と記憶されているファイル
の整合処理を行わせるべく、管理制御部34に指示を与
えるものである。すなわち整合処理の開始指示により管
理制御部34は、各ファイルサーバに整合処理の開始を
指示し、整合処理の終了指示により管理制御部34は各
ファイルサーバに整合処理の終了を指示する。これによ
り、各ファイルサーバは、集中管理サーバの整合処理指
示に従って、重複管理ファイルの整合処理を行う。
【0087】この所定の時間の設定は、トラヒックが閑
散な時に設定することにより、システムの負荷を時間的
に分散し、全体的に効率のよい分散ファイルシステムを
構築することができる。すなわち、通信回線を利用する
他のシステムに対する通信余裕を与え、他のシステムに
おける時間的に余裕のない通信が優先的に行われること
になる。
【0088】なお、この所定の時間は、これまでのトラ
ヒックの統計結果から最もトラヒックが閑散な時間、例
えば夜間等を定期的に設定するようにしてもよい。
【0089】なお、上記実施例において、ファイルサー
バを2つとして分散ファイルシステムを説明したが、も
ちろん、これに限定されるものではなく、複数のファイ
ルサーバを有するものである。また、集中管理サーバを
1つとして説明したが、これに限定されるものではな
く、予備用の集中管理サーバをさらに設けてもよい。こ
の場合の予備用集中管理サーバは、実施例で説明した集
中管理サーバC1と同一の構成、動作を行うものとして
もよいし、あるいは、一時的または定期的に集中管理サ
ーバC1の管理情報を転送するようにしてもよい。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明では、
複数のファイル管理装置のそれぞれの管理情報記憶手段
が、自装置の前記ファイル記憶手段が記憶するファイル
のうち他の装置と重複して管理するファイルである重複
管理ファイルの更新に関する管理情報を記憶し、第1の
管理制御手段が、前記ファイル記憶手段に記憶されてい
る前記重複管理ファイルのいずれかが更新された場合
に、前記管理情報を参照して当該更新された重複管理フ
ァイルを管理する他の装置に更新管理情報を送信すると
ともに前記管理情報を更新し、第2の管理制御手段が、
前記更新管理情報を他の装置から受信した場合に、前記
管理情報記憶手段に記憶されている前記管理情報を更新
し、第3の管理制御手段が、前記クライアント手段のい
ずれかからファイル読み込み要求があった場合は、管理
情報記憶手段の管理情報を参照して自装置の前記重複管
理ファイルの更新処理を行うとともに前記管理情報の更
新を行い、分散された重複管理ファイルの管理を最小限
の更新管理情報の送受信のみを行っているので、分散フ
ァイルシステムのトラヒックの増大を軽減することがで
きるという利点を有する。
【0091】第2の発明では、第1の発明において、前
記複数のファイル管理装置の第4の管理制御手段が、前
記管理情報記憶手段に記憶された管理情報をもとに、前
記通信手段のトラヒック量が統計的に少ない時間に前記
重複管理ファイルの整合処理を行って、分散された重複
管理ファイルの整合処理を時間的に分散した管理を行う
ようにしているので、分散ファイルシステムのトラヒッ
クの増大を最小限に抑え、かつ時間のかかる分散ファイ
ルの整合処理を効率的に行うことができるという利点を
有する。
【0092】第3の発明では、ファイル管理装置のそれ
ぞれの更新情報送信手段が、重複管理ファイルの更新に
関する更新管理情報を集中管理装置に送信し、前記ファ
イル管理装置のそれぞれの報告手段が、前記クライアン
ト手段のいづれかから読み込み要求のあったファイルが
更新されているか否かの更新問合せを前記集中管理装置
に送信する。一方、集中管理装置は、管理記憶手段が、
前記複数のファイル管理装置の重複管理ファイルの更新
に関する管理情報を記憶し、第1の管理制御手段が、前
記ファイル管理装置から前記更新管理情報を受信した場
合に、前記更新管理情報に基づいて前記管理情報を更新
し、第2の管理制御手段が、前記ファイル管理装置から
前記更新問合せを受信した場合に、前記管理情報記憶手
段に記憶されている前記管理情報を参照し、前記更新問
合せのファイルが更新されていた場合には更新管理情報
を、前記更新問合せのファイルが更新されていなかった
場合には未更新を示す情報を、前記ファイル管理装置に
送信することにより、分散された重複管理ファイルの管
理を集中して行うようにしているので、各ファイル管理
装置を一元的に管理する場合も、一時的、局所的な負荷
の集中を回避することができ、分散ファイルシステムの
トラヒックの増大を軽減することができるという利点を
有する。
【0093】第4の発明では、第3の発明において、集
中管理装置の整合管理手段が、前記管理情報記憶手段に
記憶された管理情報をもとに、前記通信手段のトラヒッ
ク量が統計的に少ない時間に前記複数のファイル管理装
置の前記重複管理ファイルの整合処理を行って、分散さ
れた重複管理ファイルの整合処理を集中管理して行うよ
うにしているので、各ファイル管理装置を一元的に管理
する場合も、一時的、局所的な負荷の集中を回避するこ
とができ、分散ファイルシステムのトラヒックの増大を
軽減するとともに、時間のかかる分散ファイルの整合処
理を効率的に行うことができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である分散ファイルシス
テムの構成を示すブロック図。
【図2】書き込み要求時のファイルサーバのファイル管
理制御フローチャート。
【図3】読み出し要求時のファイルサーバのファイル管
理制御フローチャート。
【図4】本発明の第2の実施例である分散ファイルシス
テムの構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第3の実施例である分散ファイルシス
テムの構成を示すブロック図。
【図6】集中管理サーバのファイル管理制御フローチャ
ート。
【図7】本発明の第4の実施例である分散ファイルシス
テムの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1,11 ファイル記憶部 2,12 ファイル処理制
御部 3,13 管理情報記憶部 4,14 管理制御部 F1,F2 ファイルサーバ W1,W2 ワークステ
ーション L1 回線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイルを記録するファイル記憶手段、
    ファイルの入出力処理を行うファイル処理手段を有する
    複数のファイル管理装置と、ワークステーション等の1
    以上のクライアント手段が通信手段を介して接続された
    分散ファイルシステムにおいて、 前記複数のファイル管理装置のそれぞれは、 自装置の前記ファイル記憶手段が記憶するファイルのう
    ち他の装置と重複して管理するファイルである重複管理
    ファイルの更新に関する管理情報を記憶する管理情報記
    憶手段と、 前記ファイル記憶手段に記憶されている前記重複管理フ
    ァイルのいずれかが更新された場合に、前記管理情報を
    参照して当該更新された重複管理ファイルを管理する他
    の装置に更新管理情報を送信するとともに前記管理情報
    を更新する第1の管理制御手段と、 前記更新管理情報を他の装置から受信した場合に、前記
    管理情報記憶手段に記憶されている前記管理情報を更新
    する第2の管理制御手段と、 前記クライアント手段のいずれかからファイル読み込み
    要求があった場合は、管理情報記憶手段の管理情報を参
    照して自装置の前記重複管理ファイルの更新処理を行う
    とともに前記管理情報の更新を行う第3の管理制御手段
    とを具備したことを特徴とする分散ファイルシステム。
  2. 【請求項2】 前記複数のファイル管理装置は、 前記管理情報記憶手段に記憶された管理情報をもとに、
    前記通信手段のトラヒック量が統計的に少ない時間に前
    記重複管理ファイルの整合処理を行う第4の管理制御手
    段とを具備したことを特徴とする前記請求項1記載の分
    散ファイルシステム。
  3. 【請求項3】 ファイルを記録するファイル記憶手段、
    ファイルの入出力処理を行うファイル処理手段を有する
    複数のファイル管理装置と、ワークステーション等の1
    以上のクライアント手段と、前記複数のファイル管理装
    置によって重複して管理される重複管理ファイルの整合
    性を管理する集中管理装置とが通信手段を介して接続さ
    れた分散ファイルシステムにおいて、 前記ファイル管理装置のそれぞれは、 前記重複管理ファイルの更新に関する更新管理情報を前
    記集中管理装置に送信する更新情報送信手段、前記クラ
    イアント手段のいづれかから読み込み要求のあったファ
    イルが更新されているか否かの更新問合せを前記集中管
    理装置に送信する報告手段を具備し、 前記集中管理装置は、 前記複数のファイル管理装置の重複管理ファイルの更新
    に関する管理情報を記憶する管理情報記憶手段と、 前記ファイル管理装置から前記更新管理情報を受信した
    場合に、前記更新管理情報に基づいて前記管理情報を更
    新する第1の管理制御手段と、 前記ファイル管理装置から前記更新問合せを受信した場
    合に、前記管理情報記憶手段に記憶されている前記管理
    情報を参照し、前記更新問合せのファイルが更新されて
    いた場合には更新管理情報を、前記更新問合せのファイ
    ルが更新されていなかった場合には未更新を示す情報
    を、前記ファイル管理装置に送信する第2の管理制御手
    段とを具備したことを特徴とする分散ファイルシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記集中管理装置は、 前記管理情報記憶手段に記憶された管理情報をもとに、
    前記通信手段のトラヒック量が統計的に少ない時間に前
    記複数のファイル管理装置の前記重複管理ファイルの整
    合処理を行う整合管理手段とを具備したことを特徴とす
    る前記請求項3記載の分散ファイルシステム。
  5. 【請求項5】 前記請求項1記載乃至前記請求項4記載
    のファイル管理装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項3記載あるいは前記請求項4
    記載の集中管理装置。
  7. 【請求項7】 ファイルを記録するファイル記憶手段、
    ファイルの入出力処理を行うファイル処理手段を有する
    複数のファイル管理装置と、ワークステーション等の1
    以上のクライアント手段とが通信手段を介して接続さ
    れ、前記複数のファイル管理装置に重複して分散された
    重複管理ファイルを管理する分散ファイルシステムの分
    散ファイル管理方法において、 前記クライアント手段から前記ファイル管理装置に前記
    重複管理ファイルのファイル書き込み要求があった場合
    に、該ファイル管理装置は、前記重複管理ファイルの管
    理情報を参照して前記重複管理ファイルを有する他のフ
    ァイル管理装置に、該重複管理ファイルのファイル識別
    子と更新を行うファイル管理装置のファイル管理装置識
    別子とからなる更新管理情報を送信するとともに、前記
    重複管理ファイルの管理情報を更新する第1ステップ
    と、 前記更新管理情報を受信した他のファイル管理装置は、
    該更新管理情報をもとに管理情報を更新する第2ステッ
    プと、 前記クライアント手段から前記ファイル管理装置に前記
    重複管理ファイルのファイル読み込み要求があった場合
    に、該ファイル管理装置は、前記重複管理ファイルの管
    理情報を参照して、前記重複管理ファイルの更新内容情
    報を取り寄せて、前記重複管理ファイルを更新するとと
    もに、前記管理情報の更新を行う第3ステップとを具備
    したことを特徴とする分散ファイル管理方法。
JP4324457A 1992-12-03 1992-12-03 分散ファイルシステム、ファイル管理装置、集中管理装置および分散ファイル管理方法 Pending JPH06175902A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0863382A (ja) * 1994-08-19 1996-03-08 Fujitsu Ltd 分散システムにおけるデータ整合性確認方法及びデータ整合性確認装置
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