JPH09297702A - 情報処理装置及びシステム及びその制御方法 - Google Patents

情報処理装置及びシステム及びその制御方法

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JPH09297702A
JPH09297702A JP8110811A JP11081196A JPH09297702A JP H09297702 A JPH09297702 A JP H09297702A JP 8110811 A JP8110811 A JP 8110811A JP 11081196 A JP11081196 A JP 11081196A JP H09297702 A JPH09297702 A JP H09297702A
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Takahiro Kurosawa
貴弘 黒澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ファイルサーバ上に存在する必要なファイル
を、自装置内の記憶装置に複製することを可能とし、耐
故障性に優れる情報処理システムを提供する。 【解決手段】計算機ネットワークを介してファイルサー
バと通信可能に接続されたクライアント側の計算機(ク
ライアント計算機)において、ファイルの参照が要求さ
れると参照が要求されたファイルをクライアント計算機
内で検索する(ステップS1001、S1002)。そ
して、該当するファイルが検索されなかった場合は、フ
ァイルサーバに対して計算機ネットワークを介して該フ
ァイルを要求する(ステップS1004)。そして、当
該要求の応答としてファイルサーバより送信されたファ
イルを計算機ネットワークを介して受信すると、この受
信したファイルを保存した後に、該受信したファイルを
ユーザに提供して所定の処理を遂行する(ステップS1
005、S1003)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の情報処理装
置間においてファイルを共有する情報処理装置及びシス
テム及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高速なネットワークで結合された
高性能計算機群で構成されたコンピュータシステムが普
及してきた。このような状況において、同様なファイル
構成をもつ計算機間でファイルを共有することが行われ
ている。
【0003】オペレーティングシステムなどを構成する
ファイル群の典型的な保持方法は、各計算機の二次記憶
装置(各計算機のハードディスク等)に、予め決められ
た構成で蓄積しておく方法である。たとえば、UNIX
などのオペレーティングシステムを実装したコマンドの
ファイル群は、標準的なシステム構成で、50〜150
メガバイト程の二次記憶装置の領域を必要としていた。
通常の利用において、これらオペレーティングシステム
を構成するファイル群は、そのファイル群全体がローカ
ルなファイルシステムに保持されている。
【0004】しかし、ネットワークを介して複数の計算
機が結ばれた環境では、NFS(ネットワークファイル
システム)などにより一部のファイル群を共有すること
も行なわれていた。このような共有では、実行効率の面
から、ファイルシステム(ボリューム)を単位とした共
有形態が多かった。例えば、Sun Microsys
temsが提案したNFS(ネットワークファイルシス
テム)や、CMUのAFS(アンドリューファイルシス
テム)などである。
【0005】さらに、主メモリ装置の容量に余裕のある
計算機では、RAMディスクなどの技法が使われ、主メ
モリの一部を二次記憶装置のように利用する事で、二次
記憶装置へのアクセス頻度を低減する事が行なわれてい
た。例えば、SunOSにおけるtmpfsである。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】ファイルシステム
(ボリューム)を単位とした共有を行なうNFSなどの
ファイル共有方法では、ファイルサーバが利用できない
場合にクライアントも動作できなくなるという問題、す
なわち耐故障性の問題がある。つまり、ファイルシステ
ムを単位とした共有方法では、実行効率を向上させるた
めに、ファイルシステム内の内部的な参照方法(たとえ
ば、v−node)を利用するため、ファイルサーバの
介在無しには、クライアント側でファイルの参照が困難
になってしまう。
【0007】さらに、クライアント側計算機の記憶容量
が限られる状況において使われるスワップアウト時のフ
ァイル選択処理がLRUなどに代表される短期的な統計
情報を用いて行われると、将来に渡って高い頻度で利用
されるファイルをもスワップアウトしてしまうという問
題がある。
【0008】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
であり、ファイルサーバ上に存在する必要なファイル
を、自装置内の記憶装置に複製することを可能とし、耐
故障性に優れる情報処理システム及び装置及びその方法
を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、ファイルのス
ワップアウト時において、スワップアウトすべきファイ
ルを適切に選択することが可能な情報処理システム及び
装置及びその制御方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の情報処理装置は以下の構成を備えている。
即ち、通信手段を介して外部装置と通信が可能な情報処
理装置であって、参照が要求されたファイルを当該装置
内で検索する検索手段と、前記検索手段によって前記フ
ァイルが検索されなかった場合、外部装置に対して前記
通信手段を介して該ファイルを要求する要求手段と、前
記要求手段による要求の応答として送信されたファイル
を前記通信手段を介して受信し、この受信したファイル
を保存する保存手段と、前記受信したファイルを参照し
て所定の処理を遂行する制御手段とを備える。
【0011】また、好ましくは、前記検索手段は、参照
が要求されたファイルが検索された場合に、前記外部装
置との間で該ファイルの一貫性を確認し、前記要求手段
は、前記検索手段によって前記ファイルが検索されなか
った場合、或は前記検索手段によって検索されたファイ
ルの一貫性が保たれていない場合に、前記外部装置に対
して前記通信手段を介して当該ファイルを要求する。外
部装置との間で共有されているファイルの一貫性が保た
れるからである。
【0012】また、好ましくは、前記要求手段は、前記
ファイルをそのファイル名を用いて要求する。
【0013】また、好ましくは、前記保存手段は、前記
受信したファイルを二次記憶装置へ保存する。
【0014】また、好ましくは、前記保存手段は、前記
受信したファイルを主メモリの一部に保存する。
【0015】また、好ましくは、前記受信したファイル
を前記保存手段によって保存する際に、保存先の記憶媒
体に十分な空き容量があるか否かを判定する判定手段
と、前記判定手段で十分な空き容量が存在しないと判定
された場合に、前記記憶体上の1つ又は複数のファイル
を削除する削除手段とを更に備える。記憶領域に制限が
ある場合でも、参照要求の発生したファイルを保存する
ための領域を生成し、保存することが可能となるからで
ある。
【0016】また、好ましくは、前記削除手段は、前記
記憶媒体に記憶された各ファイルの参照頻度を示す統計
情報に基づいて、参照頻度が所定値に満たないファイル
を削除する。参照頻度の小さいファイルを削除すること
により、有用なファイルを残すことが可能となり、記憶
媒体の有効利用が図られる。
【0017】また、好ましくは、前記統計情報は、各作
業の種類毎に、長期的な参照回数を蓄積したものであ
る。ファイルの参照頻度情報を各作業毎に保持するの
で、記憶媒体に保存されるファイルの構成が各作業に適
したものとなり、記憶媒体の使用効率が更に向上する。
【0018】また、好ましくは、前記記憶媒体に記憶さ
れた各ファイルについて、夫々の参照回数に基づいて前
記統計情報を更新する更新手段を更に備える。統計情報
が、各ユーザの使用状況により適応したものとなるから
である。
【0019】以上のような削除手段、統計情報により、
例えばファイルのスワップアウト時において、スワップ
アウトすべきファイルを適切に選択することが可能とな
る。
【0020】また、上記の目的を達成するための本発明
の情報処理システムは、少なくとも1つのサーバ装置と
クライアント装置が通信手段を介して通信可能に接続さ
れた情報処理システムであって、クライアント装置にお
いて参照が要求されたファイルを当該クライアント装置
内で検索する検索手段と、前記検索手段によって前記フ
ァイルが検索されなかった場合、前記サーバ装置に対し
て前記通信手段を介して該ファイルを要求する要求手段
と、前記サーバ装置において、前記要求手段によって要
求されたファイルを獲得し、この獲得したファイルを前
記通信手段を介して前記クライアント装置へ送信する送
信手段と、前記クライアント装置において。前記送信手
段で送信されたファイルを受信し、この受信したファイ
ルを保存する保存手段と、前記クライアント装置におい
て、前記受信したファイルを参照して所定の処理を遂行
する制御手段とを備える。
【0021】また、上記の目的を達成するための本発明
による情報処理装置の制御方法は以下の工程を備える。
即ち、通信手段を介して外部装置と通信が可能な情報処
理装置の制御方法であって、参照が要求されたファイル
を当該装置内で検索する検索工程と、前記検索工程によ
って前記ファイルが検索されなかった場合、外部装置に
対して前記通信手段を介して該ファイルを要求する要求
工程と、前記要求工程による要求の応答として送信され
たファイルを前記通信手段を介して受信し、この受信し
たファイルを保存する保存工程と、前記受信したファイ
ルを参照して所定の処理を遂行する制御工程とを備え
る。また、上記の目的を達成するための本発明による情
報処理システムの制御方法は以下の工程を備える。即
ち、少なくとも1つのサーバ装置とクライアント装置が
通信手段を介して通信可能に接続された情報処理システ
ムの制御方法であって、クライアント装置において参照
が要求されたファイルを当該クライアント装置内で検索
する検索工程と、前記検索工程によって前記ファイルが
検索されなかった場合、前記サーバ装置に対して前記通
信手段を介して該ファイルを要求する要求工程と、前記
サーバ装置において、前記要求工程によって要求された
ファイルを獲得し、この獲得したファイルを前記通信手
段を介して前記クライアント装置へ送信する送信工程
と、前記クライアント装置において。前記送信工程で送
信されたファイルを受信し、この受信したファイルを保
存する保存工程と、前記クライアント装置において、前
記受信したファイルを参照して所定の処理を遂行する制
御工程とを備える。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の好適な一実施形態を説明する。
【0023】<第1の実施形態>第1の実施形態では、
後述のファイル参照複製プログラムがオペレーティング
システムの一部として実装されたクライアント側の計算
機(以下、クライアント計算機という)による、ファイ
ルの獲得と保存の処理について説明する。クライアント
計算機は、ファイル参照複製プログラムを実行すること
により、自らは装備していないコマンドを利用しようと
した際に、そのコマンドを実装したファイルをファイル
サーバから取り寄せ、当該クライアント計算機内に複製
し、しかる後に当該ファイルを利用する(即ち、当該コ
マンドを実行する)。なお、本第1の実施形態では、フ
ァイルは、UNIXにおけるパス名のように名前によっ
て識別されるものとする。
【0024】以下、まず本実施形態を説明するための装
置の構成について説明し、次に、その動作手順について
述べる。
【0025】[1]構成図の説明 図1は、第1の実施形態による計算機システム及び計算
機の構成を説明するブロック図である。同図において1
00は、計算機ネットワークに接続された計算機を示
す。ここで、計算機100は、以下の構成を備える。
【0026】101は入力装置であり、本実施形態上で
動作するプログラムの利用者が、コマンドやデータを入
力する。入力装置101は、キーボード、マウス、パッ
ド、あるいは、マイクロフォンなどを備える。102は
CPUであり、本実施形態で説明する処理を含む、計算
機100における各種処理を実現する。なお、ここでは
1つのCPUを使っているが、それぞれのプログラムの
実行に独立なプロセッサを利用するようなハードウェア
形態であっても構わない。103は、本実施形態におけ
る処理の内容をユーザに表示するための出力装置であ
り、CRTディスプレイあるいはプロジェクターなどで
構成される。ここでは、説明を簡単にするため、単一の
表示装置を使っているが、それぞれに独立な表示装置を
使ってもかまわない。
【0027】104は記憶装置であり、本実施形態で説
明する処理を実現するための制御プログラム、ならび
に、それらの制御プログラムが利用するデータを保存す
る。ここでは、説明を簡単にするために単一の記憶装置
を使っているが、記憶対象毎に異なった記憶装置を用い
るようにしてもよいし、ハードディスクなどの二次記憶
装置を含む階層化された記憶装置であってもよい。ま
た、この記憶装置104は、一時的に使われるデータを
記憶する主記憶装置と大量のデータを永続的に保持して
おく二次記憶装置とに分かれていても良い。更に、記憶
装置104の状態に関係なく永続的なデータを保存する
ROMなどの読み出し専用メモリが記憶装置104に含
まれていても良い。
【0028】105は通信装置であり、計算機ネットワ
ークに接続するFDDIコントローラなどである。10
6は計算機バスであり、以上に述べた構成要素100〜
105ならびに記憶媒体読み取り装置107を結合する
計算機バスである。
【0029】計算機200、300は、上述の計算機1
00と同様の構成を備えた計算機である。ここでは、3
つの計算機を利用する構成について説明するが、システ
ムに存在する計算機の数は、2つあるいは4つ以上であ
ってもよい。
【0030】5000は、本実施形態で説明する複数の
計算機を接続するための計算機ネットワークであり、例
えば、EthernetやFDDIなどである。本実施
形態では、汎用の計算機ネットワークを利用した実現形
態について説明しているため、その通信形態として計算
機ネットワークを用いているが、これは、ISDNなど
の広域回線であってもよい。
【0031】図2はクライアント計算機の記憶装置10
4に格納される主な制御プログラムを示す図である。記
憶装置104に保持される制御プログラムは、計算機の
オペレーティングシステム10、ファイル参照複製プロ
グラム12、ファイル検索プログラム20、ファイル参
照プログラム21、ファイル保存プログラム22などの
制御プログラムである。また、ファイル参照頻度の統計
情報40も記憶装置104に保持されている。ここで、
統計情報は、計算機の1回の使用期間中における参照頻
度を示すものではなく、ファイル参照複製プログラム1
2をインストールした後の継続的、かつ長期的な参照頻
度を示すものである。
【0032】なお、これらの制御プログラムならびにデ
ータは、フロッピーディスク装置あるいはCD−ROM
装置などの外部記憶媒体読み取り装置107から読み込
まれても良い。
【0033】また、図3はファイルサーバ側の計算機
(以下、サーバ計算機という)の記憶装置104に格納
される主な制御プログラムを示す図である。サーバ計算
機の記憶装置104には、オペレーティングシステム1
0に加えて、ファイルサーバプログラム11が格納され
る。
【0034】[2]動作手順の概要 以上の各制御プログラムの関連を説明すると次の通りで
ある。クライアント計算機において、コマンド等の入力
によってファイル参照要求が発生すると、オペレーティ
ングシステム10によってファイル参照複製プログラム
12が起動される。ファイル参照複製プログラム12
は、ファイル参照要求によってファイル検索プログラム
20を起動し、自計算機内に要求されたファイルが格納
されているかを調べる。該当ファイルが自計算機に格納
されていれば、そのファイルをオペレーティングシステ
ム10に通知する。
【0035】一方、該当ファイルが自計算機内に格納さ
れていなければ、ファイル参照複製プログラム12はフ
ァイル参照プログラム21を起動し、サーバ計算機にフ
ァイルの参照要求を行う。サーバ計算機のファイルサー
バプログラム11は、クライアント計算機からのファイ
ル参照要求により、該当するファイルを検索し、これを
クライアント計算機へ転送する。
【0036】クライアント計算機では、サーバ計算機よ
り該当するファイルが送信されると、ファイル保存プロ
グラム22を起動して、当該ファイルを保存した後、当
該ファイルを用いて入力されたコマンドを実行する。
【0037】次に、本実施形態における装置の動作手順
について、フローチャートを用いて更に詳細に説明す
る。
【0038】図4は本実施形態におけるファイル参照複
製プログラム12の制御手順を表すフローチャートであ
る。上述のように、ファイル参照複製プログラム12
は、クライアント計算機(例えば計算機100)のオペ
レーティングシステム10の一部として組み込まれてい
る。この制御プログラムは、ユーザからオペレーティン
グシステム10にファイル参照要求が出された際にオペ
レーティングシステム10から呼び出され、上記のシス
テム構成上で動作する。
【0039】まず、ユーザから発行されたファイル参照
要求を受けとる(ステップS1001)。このファイル
参照要求が発生するのは、例えば、アプリケーションの
起動時に、当該起動コマンドを実装したプログラムが入
っているファイルを要求する場合などである。次に、当
該ファイル参照要求に応じて、ファイル検索プログラム
20を起動し、自計算機内において与えられた名前のフ
ァイルを探す(ステップS1002)。ここで、もし、
要求されたファイルが既に自計算機内に存在するのであ
れば、ステップS1002aからステップS1003へ
進み、当該ファイルをユーザに(オペレーティングシス
テム10に)提供する。
【0040】反対に、当該ファイルを自計算機内に持っ
ていない場合は、ステップS1002aからステップS
1004へ進み、ファイル参照プログラム21の起動に
より、ファイルサーバに該当ファイルの提供を要求す
る。そして、ファイルサーバから該当するファイルを提
供できる旨の通知(OKの通知)を受けたなら、ファイ
ルサーバより転送されたファイルをファイル保存プログ
ラム22により自計算機内に保存する。その後、当該フ
ァイルはユーザに提供される(ステップS1004a、
S1005)。一方、ファイルサーバにも該当するファ
イルが無ければ、ファイルサーバよりの返答はNGとな
るので、ユーザにその旨を通知する(ステップS100
4a、S1006)。
【0041】本第1の実施形態の特徴は、NFSなどの
ようにファイルシステム(ボリューム)を単位としてフ
ァイルを参照するのとは異なり、ファイル保存プログラ
ム22を使って、個々のファイルを陽に自らの計算機内
に固定する点にある。つまり、ファイルサーバ上に構成
されたファイル群の一部分を、ファイルを単位として、
必要に応じてクライアント計算機上に複製することで、
クライアント側のファイル群の内容を成長させる。例え
ば図9はファイルサーバ側のファイル構成例を説明する
図であり、図10はクライアント側のファイル構成例を
説明する図である。図9のようなファイル群がサーバ計
算機に保持されている状況で、クライアント計算機の要
求に応じて、その一部分がファイルを単位としてクライ
アント計算機に複製される。その結果、図10に示すよ
うなファイル群がクライアント計算機に形成され、保持
される。
【0042】なお、ここでは、説明を簡単にするため、
クライアント計算機のオペレーティングシステムが、最
初にファイルサーバと通信する際のファイルサーバの同
定方法について言及していない。しかしながら、これ
は、UNIXのNIS(Network Information Servic
e)などで採用されているのと同様の手法で実現でき
る。すなわち、クライアント計算機が、機能提供可能な
サーバを探索するためのメッセージをブロードキャスト
し、その機能提供が可能なファイルサーバがそれに答え
るようにプログラムすることで実現できる。
【0043】次に、ファイルサーバ側計算機で動作する
ファイルサーバプログラム11の動作概要について説明
する。図5は本実施形態におけるファイルサーバプログ
ラムの制御手順を説明するフローチャートである。この
プログラムは、ネットワーク内の少なくとも一つ以上の
計算機(たとえば、計算機300)で動作してサービス
を提供している必要がある。
【0044】まず、クライアント計算機(例えば、計算
機100)からのファイル参照要求を受け取る(ステッ
プS2001)。ここで、ファイルサーバプログラム1
1が受け取るファイル参照要求は、ファイル参照プログ
ラム21によって発行されたものである。次に、当該サ
ーバ計算機内において、ファイル参照要求によって与え
られた名前のファイルを検索する(ステップS200
2)。ここで、もし、当該計算機が目的のファイルをも
っているなら、そのファイルを要求しているクライアン
トに送り返す(ステップS2002a、S2003)。
一方、該当するファイルが存在しなければ、当該参照要
求を発行したクライアントにその旨を通知する(ステッ
プS2002a、S2004)。
【0045】なお、ここでは専用のファイルサーバプロ
グラム11が動作している例について説明しているが、
汎用のデータベースシステムを用いて、個々のファイル
を提供する方法も考えられる。また、クライアント側の
プログラムを、ftp(FileTransfer Program)などの
ネットワークファイル転送プロトコルを利用するように
変更する事で、ファイルサーバプログラムにftpサー
バなどの汎用のネットワークファイルサーバを利用する
ことも容易に実現できる。
【0046】以下では、上記の動作手順の概要において
用いた各処理(ファイル検索プログラム20、ファイル
参照プログラム21、ファイル保存プログラム22)の
動作を、フローチャートを用いながら説明する。
【0047】[3]ファイル検索プログラム20 ここでは、計算機内のファイルを探すためのファイル検
索処理を実現するプログラムについて説明する。図6は
本実施形態におけるファイル検索プログラムの制御手順
を説明するフローチャートである。本実施形態では、フ
ァイルは、UNIXにおけるパス名のように名前によっ
て識別されるものとする。
【0048】まず、自計算機内に保持している全てのフ
ァイルの名前と、ファイル参照要求によって与えられた
ファイルの名前との比較を行なう(ステップS300
1)。次に、該当するファイルが見つかったら、ファイ
ルサーバに問合せて、そのファイルの一貫性に関する妥
当性を検査する(ステップS3001a、S300
2)。この際、ファイルサーバにアクセスできないなら
ば、ファイルサーバにトラブルがあったものと判断し、
そのファイルを検索結果として回答する(ステップS3
002a、S3003)。
【0049】また、ファイルサーバへのアクセスが可能
であり、ファイルサーバからの返答が『一貫性に関して
妥当である』なら、そのファイルを検索結果として回答
する(ステップS3002a、S3002b、S300
3)。この場合、当該ファイルを使用すれば良いので、
図4のステップS1002aの分岐処理によって、ステ
ップS1003へ進む。一方、該当するファイルが見つ
からなかったり、『一貫性に関して妥当でない』との返
答なら、その旨を回答する(ステップS3002b、S
3004)。この場合(一貫性に関して妥当でない場
合)、ファイルサーバから当該ファイルを獲得する必要
があるので、図4のステップS1002aの分岐処理に
よって、ステップS1004へ進むことになる。
【0050】なお、ここで、サーバ計算機とクライアン
ト計算機による一貫性確認は、例えば次のように行われ
る。即ち、クライアント計算機は、一貫性を確認すべき
ファイルのファイル名と、当該ファイルの作成日時をサ
ーバ計算機へ通知する。サーバ計算機は、通知されたフ
ァイル名を有するファイルを検索し、その作成日時を獲
得し、クライアント計算機より通知された作成日時と比
較する。そして、この比較の結果、両作成日時が一致す
れば『一貫性に関して妥当である』旨を、作成日時が一
致しなければ『一貫性に関して妥当でない』旨をクライ
アント装置へ通知する。
【0051】ここでは、ファイル検索時に、そのファイ
ルの妥当性を検査して一貫性を保持する例について説明
しているが、ファイルサーバが、ファイルの変更を検出
した時点で、そのファイルの複製を保持している全ての
クライアントに変更通知を行い、その変更通知に応じて
各クライアント自身がファイルを無効化(invalidate)
することで、一貫性を保持する方法も容易に実現でき
る。
【0052】また、ここでは、全てのファイルに関して
名前による比較を行なっているが、それ以外の識別方法
を用いるようにしても良い。たとえば、オブジェクト指
向データベースシステムにおけるオブジェクト識別子
(object identifier)などが挙げられる。また、適切
なインデックスを作成する事により、探索空間を小さく
する事も考えられる。
【0053】[4]ファイル参照プログラム21 次に、自計算機内にファイル参照要求で要求されたファ
イルが存在しない場合に、ファイルサーバに対して条件
を満たすファイルの提供を要求するファイル参照プログ
ラムについて説明する。図7はファイル参照プログラム
の制御手順を説明するフローチャートである。
【0054】まず、求めるファイルを捜し出す識別条件
となる情報をファイルサーバに送る(ステップS400
1)。本実施形態では、ファイルの名前により識別する
ので、求めるファイルの名前をファイルサーバに渡すこ
とになる。次に、ファイルサーバからの返答を待つ(ス
テップS4002)。
【0055】ここでは、ファイル名を識別条件として指
定しているが、他の識別条件を指定するようにしてもよ
いことは上述した通りである。即ち、たとえば、オブジ
ェクト指向データベースシステムにおけるオブジェクト
識別子(object identifier)などが挙げられる。
【0056】[5]ファイル保存プログラム22 ここでは、ファイル単位の利用統計情報を使ったスワッ
プアウト処理を含むファイル保存プログラムについて説
明する。図8は本実施形態におけるファイル保存プログ
ラムの制御手順を説明するフローチャートである。な
お、ここでは、ファイル保存用に割り当てられた記憶装
置として、記憶装置104の二次記憶装置の一部を割り
当てているものとする。また、ここでは、ファイル参照
頻度の統計情報40がクライアント計算機に固定されて
存在する場合について説明しているる。しかしながら、
ファイルサーバが常にファイル参照を監視して利用統計
情報を収集している場合には、そのファイルサーバが保
持している動的な利用統計情報をも加味してもよい。即
ち、記憶装置104に保持された静的な統計情報に、フ
ァイルサーバが保持している動的な利用統計情報を加味
して、各ファイルのランク付けを逐次更新させてもよ
い。また、上記統計情報は、クライアント計算機におい
て、各ファイルに対する実際の参照回数に従って更新さ
れてもよい。
【0057】まず、ファイルサーバより提供されたファ
イルのサイズを求める(ステップS5001)。次に、
このファイルサイズに基づいて、ファイル保存用に割り
当てられた記憶装置104の記憶領域に余裕があるかど
うか判定する(ステップS5002)。ここでは、ファ
イルサイズ以上の空き領域があれば、余裕があると判定
する。判定の結果、領域に余裕があるなら、受けとった
ファイルを、ファイルサーバ上と同様の構成(たとえ
ば、同じディレクトリ構成)で記憶装置104に記録す
る(ステップS5002a、S5003)。
【0058】一方、領域に余裕がないと判定された場合
は、ファイル参照頻度の統計情報40を参照して、現在
利用されていないファイルの内、参照頻度ランクが所定
ランクより低いファイルを消去する。これにより、空き
領域の確保を試みる(ステップS5002a、S500
4)。この試みの結果、もし、空き領域が確保できるな
ら、当該ファイルをそこに記憶する(ステップS500
4a、S5003)。スワップアウトを実行しても十分
な記憶領域を確保できないばあいは、ファイルの保存に
失敗した旨を利用者に通知する(ステップS5004
a、S5006)。
【0059】なお、本実施形態では、説明を簡単にする
ために、ファイル参照頻度の統計情報40は、全てのク
ライアントに予め保持されているものとする。保持され
ている統計情報40は、例えば、『プログラム開発』や
『文書作成』というような作業内容毎にファイル参照頻
度の統計情報が格納される。ユーザは、各作業の開始に
先立って、これから行う作業の種別(プログラム開発、
文書作成等)を入力する。クライアント装置では指定さ
れた作業種別に対応する統計情報を用いて上述の処理を
行う。なお、クライアント装置に指定された作業種別に
対応する統計情報がない場合は、指定された種別に対応
する統計情報をサーバ装置より獲得する。
【0060】例えば、図11A、11Bは『プログラム
開発』という作業内容を対象としたファイル参照頻度の
統計情報の一例を示す図である。図中、行単位に見る
と、参照頻度ランクを基準として、いくつかのファイル
群にグルーピングされている。左端の列に示した数字が
参照頻度ランクを表し、大きいほど、参照頻度が高い事
を示す。中央の列が、参照頻度を表す係数であり、そし
て、右端の列が、ファイル名を示している。なお、参照
頻度に対する参照頻度ランクは、対数によって設定され
ているものとしている。従って、上述のスワップアウト
では、参照頻度ランクが1のファイルを削除するように
する。
【0061】このファイル保存プログラム22では、ク
ライアント計算機に保持されるファイルを必要なファイ
ルのみに極小化し、以降の参照を最適化する事で高速な
記憶装置の有効利用を図っている。また、保持するファ
イルは、クライアント計算機に保持されたファイル単位
の利用統計情報に依存して、利用率が高いと予測される
ファイルを選択している。別の見方をすれば、利用率の
低いファイルは削除対象となる。ここで、この利用統計
情報は、長期的統計の蓄積から、システムの作業内容毎
に設定されたファイル参照頻度に基づく点が本実施形態
の特徴である。従って、この点において、本実施形態の
利用統計情報は、仮想記憶管理方式などに利用されるL
RUのような短期的な参照履歴を用いた処理とは異な
る。
【0062】なお、本実施形態では、ファイルサイズ以
上の空き領域があれば領域に余裕があると判定したが、
他の判定基準も考えられる。例えば、UNIXにおける
ファイルシステム管理のように、スーパーユーザ以外の
操作では、領域全体の90%までの利用しか許さないな
どの基準が考えられる。このように、本実施形態のファ
イルサーバとして、実行クライアント制限等のようなラ
イセンス管理を行うようにしても良い。
【0063】ここでは、ファイルサーバ上と同様の構成
(たとえば、ディレクトリ構成)で、個々のファイルを
保存する例について述べたが、クライアント計算機にお
いてサーバ計算機とは異なった構成によってファイルを
保存する事も考えられる。例えば、サーバ計算機側のフ
ァイル構成がUNIXのファイルシステムのように多段
階の階層構造を持つ場合でも、クライアント計算機側で
は、ハッシュ表などを用いたフラットな構成で保持する
事が考えられる。例えば、ディレクトリ階層の文字列表
現(いわゆる、パス名)を、文字列ハッシュ関数を用い
てハッシュし、ハッシュ表へのエントリを計算する。そ
して、ハッシュ表には、エントリ番号とオリジナルのパ
ス名とファイル実体へのポインタを保持する。なお、文
字列ハッシュ関数としては、文字列を4バイト毎に区切
り、それらをExclusive-ORで、integerに変換する方法
を採る。このように、本実施形態においては、ファイル
サーバにおける編成とは異なった編成で複製ファイルを
保存するようにしても良い。
【0064】上記実施形態では、オペレーティングシス
テムが提供する標準的なコマンド群のファイル利用につ
いて説明したが、これは、新たにインストールしようと
するソフトウェア製品についても適用できる。すなわ
ち、従来では、各クライアント計算機に、そのソフトウ
ェア製品を個別にインストールする必要があったが、本
発明の方法を利用すれば、ファイルサーバにのみソフト
ウェア製品をインストールすれば良く、クライアント計
算機では、それを利用するように要求を出すだけで、そ
の複製がクライアント計算機に作られていく事になる。
【0065】<第2の実施形態>以下、本発明の第2の
実施形態について説明する。第2の実施形態では、第1
の実施形態と同様に、ネットワークを介してファイルを
参照複製する例について述べる。特に、ディスクレス形
態の計算機を対象として、ファイル保存プログラムにお
いて利用する「ファイル保存用に割り当てられた記憶装
置」として主メモリを利用することを特徴とする。
【0066】[1]動作手順の概要 第2の実施形態では、第1の実施形態と同様の構成の元
で、ファイルアクセスを行なう例について説明するが、
ファイル保存プログラムによるファイルの保存先となる
記憶装置として、主メモリを利用する点に特徴がある。
【0067】[2]第2の実施形態におけるファイル保
存プログラム(主メモリ) 統計情報を使ったスワップアウト処理を行なうファイル
保存プログラムについて説明する。ここでは、上述の図
8におけるステップS5001〜ステップS5006に
おいて説明したのと同様の処理でファイル保存処理を実
現するが、ファイル保存用に割り当てられた記憶装置と
して、主メモリの一部を割り当てている点が異なる。な
お、この際の主メモリの割り当てに関しては、オペレー
ティングシステムの機能により実現される。例えば、R
AMディスク機能を実現する手法(ステップSunOS
において提供されるtmpfs機能など)により割り当
てる事ができる。
【0068】以上説明したように、上記各実施形態によ
れば、ある程度ファイルの複製を蓄積したクライアント
では既存のNFSなどとは異なり、サーバ計算機にトラ
ブルがあったとしても、共倒れすることがなくなるとい
う効果がある。さらに、長期的統計の蓄積からシステム
の作業内容毎に設定されたファイル参照頻度を利用して
破棄すべきファイルを決定することで、限られたサイズ
の記憶装置を、作業内容に合わせて有効利用できる。
【0069】また、上記実施形態におけるファイルサー
バは、CD−ROM等のような低速大容量の記憶装置に
保持したファイルを供給可能としてもよい。
【0070】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0071】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0072】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0073】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0074】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0075】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0076】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図12のメモリマップ例に示す各モジュール
を記憶媒体に格納することになる。
【0077】すなわち、少なくとも「検索処理モジュー
ル」「要求処理モジュール」「保存処理モジュール」お
よび「制御処理モジュール」の各モジュールのプログラ
ムコードを記憶媒体に格納すればよい。
【0078】ここで、検索処理モジュールは、参照が要
求されたファイルを当該装置内で検索する検索処理を行
うためのプログラムモジュールである。また、要求処理
モジュールは、前記検索処理によって前記ファイルが検
索されなかった場合、外部装置に対して通信インターフ
ェースを介して該ファイルを要求する要求処理を行うた
めのプログラムモジュールである。また、保存処理モジ
ュールは、前記要求処理による要求の応答として送信さ
れたファイルを前記通信インターフェースを介して受信
し、この受信したファイルを保存する保存処理行うため
のプログラムモジュールである。更に、制御処理モジュ
ールは、前記受信したファイルを参照して所定の処理を
遂行する制御処理行うためのプログラムモジュールであ
る。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ファイルサーバ上に存在する必要なファイルを、自装置
内の記憶装置に複製することを可能とし、耐故障性に優
れたシステムを提供することができる。
【0080】また、本発明によれば、ファイルのスワッ
プアウト時において、スワップアウトすべきファイルを
適切に選択することが可能となる。
【0081】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による計算機システム及び計算
機の構成を説明するブロック図である。
【図2】クライアント計算機の記憶装置104に格納さ
れる主な制御プログラムを示す図である。
【図3】ファイルサーバ側の計算機の記憶装置104に
格納される主な制御プログラムを示す図である。
【図4】本実施形態におけるファイル参照複製プログラ
ム12の制御手順を表すフローチャートである。
【図5】本実施形態におけるファイルサーバプログラム
の制御手順を説明するフローチャートである。
【図6】本実施形態におけるファイル検索プログラムの
制御手順を説明するフローチャートである。
【図7】ファイル参照プログラムの制御手順を説明する
フローチャートである。
【図8】本実施形態におけるファイル保存プログラムの
制御手順を説明するフローチャートである。
【図9】ファイルサーバ側のファイル構成の一例を示す
図である。
【図10】本実施形態のファイル保存プログラム22に
よって構成されるクライアント側のファイル構成の一例
を示す図である。
【図11A】『プログラム開発』という作業内容を対象
としたファイル参照頻度の統計情報の一例を示す図であ
る。
【図11B】『プログラム開発』という作業内容を対象
としたファイル参照頻度の統計情報の一例を示す図であ
る。
【図12】本発明に係る制御プログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップ例を示す図である。
【符号の説明】
100、200、300 計算機 101 入力装置 102 CPU 103 出力装置 104 記憶装置 105 通信装置 106 計算機バス 107 記憶媒体読み取り装置 5000 計算機ネットワーク

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信手段を介して外部装置と通信が可能
    な情報処理装置であって、 参照が要求されたファイルを当該装置内で検索する検索
    手段と、 前記検索手段によって前記ファイルが検索されなかった
    場合、外部装置に対して前記通信手段を介して該ファイ
    ルを要求する要求手段と、 前記要求手段による要求の応答として送信されたファイ
    ルを前記通信手段を介して受信し、この受信したファイ
    ルを保存する保存手段と、 前記受信したファイルを参照して所定の処理を遂行する
    制御手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記検索手段は、参照が要求されたファ
    イルが検索された場合に、前記外部装置との間で該ファ
    イルの一貫性を確認し、 前記要求手段は、前記検索手段によって前記ファイルが
    検索されなかった場合、或は前記検索手段によって検索
    されたファイルの一貫性が保たれていない場合に、前記
    外部装置に対して前記通信手段を介して当該ファイルを
    要求することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記要求手段は、前記ファイルをそのフ
    ァイル名を用いて要求することを特徴とする請求項1に
    記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記保存手段は、前記受信したファイル
    を二次記憶装置へ保存することを特徴とする請求項1に
    記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記保存手段は、前記受信したファイル
    を主メモリの一部に保存することを特徴とする請求項1
    に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記受信したファイルを前記保存手段に
    よって保存する際に、保存先の記憶媒体に十分な空き容
    量があるか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段で十分な空き容量が存在しないと判定され
    た場合に、前記記憶体上の1つ又は複数のファイルを削
    除する削除手段とを更に備えることを特徴とする請求項
    1に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記削除手段は、前記記憶媒体に記憶さ
    れた各ファイルの参照頻度を示す統計情報に基づいて、
    参照頻度が所定値に満たないファイルを削除することを
    特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記統計情報は、各作業の種類毎に、長
    期的な参照回数を蓄積したものであることを特徴とする
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記記憶媒体に記憶された各ファイルに
    ついて、夫々の参照回数に基づいて前記統計情報を更新
    する更新手段を更に備えることを特徴とする請求項7に
    記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つのサーバ装置とクライ
    アント装置が通信手段を介して通信可能に接続された情
    報処理システムであって、 クライアント装置において参照が要求されたファイルを
    当該クライアント装置内で検索する検索手段と、 前記検索手段によって前記ファイルが検索されなかった
    場合、前記サーバ装置に対して前記通信手段を介して該
    ファイルを要求する要求手段と、 前記サーバ装置において、前記要求手段によって要求さ
    れたファイルを獲得し、この獲得したファイルを前記通
    信手段を介して前記クライアント装置へ送信する送信手
    段と、 前記クライアント装置において。前記送信手段で送信さ
    れたファイルを受信し、この受信したファイルを保存す
    る保存手段と、 前記クライアント装置において、前記受信したファイル
    を参照して所定の処理を遂行する制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする情報処理システム。
  11. 【請求項11】 前記サーバ装置における前記送信手段
    は、汎用データベースシステムを利用して実行されるこ
    とを特徴とする請求項10に記載の情報処理システム。
  12. 【請求項12】 前記サーバ装置における前記送信手段
    は、汎用のネットワークファイルシステムを利用して実
    行されることを特徴とする請求項10に記載の情報処理
    システム。
  13. 【請求項13】 通信手段を介して外部装置と通信が可
    能な情報処理装置の制御方法であって、 参照が要求されたファイルを当該装置内で検索する検索
    工程と、 前記検索工程によって前記ファイルが検索されなかった
    場合、外部装置に対して前記通信手段を介して該ファイ
    ルを要求する要求工程と、 前記要求工程による要求の応答として送信されたファイ
    ルを前記通信手段を介して受信し、この受信したファイ
    ルを保存する保存工程と、 前記受信したファイルを参照して所定の処理を遂行する
    制御工程とを備えることを特徴とする情報処理装置の制
    御方法。
  14. 【請求項14】 前記受信したファイルを前記保存工程
    によって保存する際に、保存先の記憶媒体に十分な空き
    容量があるか否かを判定する判定工程と、 前記判定工程で十分な空き容量が存在しないと判定され
    た場合に、前記記憶体上の1つ又は複数のファイルを削
    除する削除工程とを更に備えることを特徴とする請求項
    13に記載の情報処理装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記削除工程は、前記記憶媒体に記憶
    された各ファイルの参照頻度を示す統計情報に基づい
    て、参照頻度が所定値に満たないファイルを削除するこ
    とを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置の制御
    方法。
  16. 【請求項16】 前記統計情報は、各作業の種類毎に、
    長期的な参照回数を蓄積したものであることを特徴とす
    る請求項15に記載の情報処理装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 前記記憶媒体に記憶された各ファイル
    について、夫々の参照回数に基づいて前記統計情報を更
    新する更新工程を更に備えることを特徴とする請求項1
    5に記載の情報処理装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 少なくとも1つのサーバ装置とクライ
    アント装置が通信手段を介して通信可能に接続された情
    報処理システムの制御方法であって、 クライアント装置において参照が要求されたファイルを
    当該クライアント装置内で検索する検索工程と、 前記検索工程によって前記ファイルが検索されなかった
    場合、前記サーバ装置に対して前記通信手段を介して該
    ファイルを要求する要求工程と、 前記サーバ装置において、前記要求工程によって要求さ
    れたファイルを獲得し、この獲得したファイルを前記通
    信手段を介して前記クライアント装置へ送信する送信工
    程と、 前記クライアント装置において。前記送信工程で送信さ
    れたファイルを受信し、この受信したファイルを保存す
    る保存工程と、 前記クライアント装置において、前記受信したファイル
    を参照して所定の処理を遂行する制御工程とを備えるこ
    とを特徴とする情報処理システムの制御方法。
  19. 【請求項19】 通信手段を介して外部装置と通信が可
    能な情報処理装置においてファイル共有を実現するため
    の制御プログラムが格納されたコンピュータ可読メモリ
    であって、 参照が要求されたファイルを当該装置内で検索する検索
    工程のコードと、 前記検索工程によって前記ファイルが検索されなかった
    場合、外部装置に対して前記通信手段を介して該ファイ
    ルを要求する要求工程のコードと、 前記要求工程による要求の応答として送信されたファイ
    ルを前記通信手段を介して受信し、この受信したファイ
    ルを保存する保存工程のコードと、 前記受信したファイルを参照して所定の処理を遂行する
    制御工程のコードとを備えることを特徴とするコンピュ
    ータ可読メモリ。
JP8110811A 1996-05-01 1996-05-01 情報処理装置及びシステム及びその制御方法 Withdrawn JPH09297702A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005018225A (ja) * 2003-06-24 2005-01-20 Fuji Xerox Co Ltd ドキュメント管理装置
US7111019B1 (en) 1998-11-11 2006-09-19 Hitachi, Ltd. Data warehouse system and query processing method used in the system, and data collecting method and apparatus for the method, and charging method and apparatus in the system
JP2006268864A (ja) * 2006-04-03 2006-10-05 Toshiba Corp コンテンツ情報処理装置、コンテンツ情報処理方法及び記録媒体
US7450596B2 (en) 1998-01-05 2008-11-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Scheme for realizing communications through external network from contents processing device connected to local network in home environment
KR100944608B1 (ko) * 2002-03-29 2010-02-26 후지쯔 가부시끼가이샤 전자 장표 관리 방법 및 기록 매체

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