JPH0617589Y2 - 出没式筆記具 - Google Patents

出没式筆記具

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JPH0617589Y2
JPH0617589Y2 JP1987099586U JP9958687U JPH0617589Y2 JP H0617589 Y2 JPH0617589 Y2 JP H0617589Y2 JP 1987099586 U JP1987099586 U JP 1987099586U JP 9958687 U JP9958687 U JP 9958687U JP H0617589 Y2 JPH0617589 Y2 JP H0617589Y2
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JP
Japan
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clip
shaft portion
operating body
writing
barrel
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JP1987099586U
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JPS644689U (ja
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勝弘 上田
敏行 田村
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、筆記部を有する筆記体を軸筒内に前後動自在
に配置し、前記軸筒後部一側に摺動孔及び該摺動孔より
前方に係止部を設け、該摺動孔内には先方に係止用突起
を設けたクリップを有するクリップ操作体の基部を摺動
可能に、且つ、該クリップ操作体の最後端が軸筒後端よ
り突出することなく配置し、クリップ操作体を前方に移
動せしめてクリップ先方の係止用突起を前記係止部に係
止せしめ、筆記体の筆記部を軸筒先端より突出するよう
なした出没式筆記具の内、特に、前記軸筒を前軸部と該
前軸部に対して着脱可能に取り付けられた後軸部とから
なるものとし、該後軸部に前記摺動孔を設けるとともに
該後軸部の内面に前記クリップ操作体の移動時にクリッ
プ操作体の基部を案内する案内部を設け、前記クリップ
操作体を該後軸部側に配してなるものに関する。
(従来の技術) 上記した種の出没式筆記具は米国特許第3,652,1
72号に開示されている。
クリップ操作体の最後端が軸筒後端より突出することな
く配置されているので、ポケットに挿着しての携帯時等
に、不要な外力付加による筆記部突出を確実に防止でき
るという大きな利点を有している。
また、軸筒後端から突出させた押圧子を押圧して筆記体
突出をなすようにしたもの(例えば、実開昭61−10
7590号公報参照)に比べると、クリップ操作体の係
止用突起が前進時に横振れを起こし易く、結果的に係止
用突起と係止部との係止が上手く難くなる点で、クリッ
プ操作体のクリップを押圧して筆記部突出をなすことに
よる操作不良を生じ易いが、この点においても、摺動の
案内部を軸筒の内面に設けていることにより、解決が図
られている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記公報に開示のものでは、後軸部に摺動孔と
案内部とだけでなく係止部も設けていること、従って、
形状の複雑性を一部に集中させていることに基づく製造
容易性の上での改善点がまだ残されている。また、やは
り、後軸部に摺動孔と案内部だけでなく係止部も設けて
いるので、後軸部を必然的に長いものとしなければなら
なくなるが、この長い後軸部にクリップ操作体を組み込
まなければならないことと、例えば、交換のために筆記
体を軸筒内に配置するときなど、互いに分離した前軸部
と後軸部とをとり付ける場合、クリップの係止用突起が
係止部に係止された状態、即ち、クリップ操作体が前進
位置にあることもあるので、後軸部と前軸部とを取り付
けるに当たって、筆記体が突出状態になることも生じ兼
ねず、従って、この突出した筆記部によって怪我をした
り周囲を汚したりしないように留意する必要があること
とから、組み立て容易性の上でも、まだ改善点が残され
ている。
(課題を解決するための手段) 上記した種の筆記具として、係止部を後軸部に設けるの
ではなく前軸部に設けるとともに、該前軸部を、クリッ
プ操作体の最後退位置においても係止用突起が該前軸部
の外面に位置するものとする。即ち、本考案は、筆記部
を有する筆記体を軸筒内に前後動自在に配置し、前記軸
筒後部一側に摺動孔及び該摺動孔より前方に係止部を設
け、該摺動孔内には先方に係止用突起を設けたクリップ
を有するクリップ操作体の基部を摺動可能に、且つ、該
クリップ操作体の最後端が軸筒後端より突出することな
く配置し、クリップ操作体を前方に移動せしめてクリッ
プ先方の係止用突起を前記係止部に係止せしめ、筆記体
の筆記部を軸筒先端より突出するようなした出没式筆記
具であって、前記軸筒を前軸部と該前軸部に対して着脱
可能に取り付けられた後軸部とからなるものとし、該後
軸部に前記摺動孔を設けるとともに該後軸部の内面に前
記クリップ操作体の移動時にクリップ操作体の基部を案
内する案内部を設け、前記クリップ操作体を該後軸部側
に配してなるものにおいて、前記前軸部に前記係止部を
設けるとともに、該前軸部を、前記クリップ操作体の最
後退位置においても係止用突起が該前軸部の外面に位置
するものとしたことを特徴とする出没式筆記具を要旨と
する。
(実施例) 添付第1図〜第4図に基いて一例の説明をする。参照符
号1は軸筒を示す。該軸筒1は前軸部1aと該前軸部1
aに対して着脱可能に取り付けられた後軸部1bとから
なっている。ここで、後軸部1bには、一側に摺動孔1
c、内面に前後方向溝を形成する(第3図参照)案内部
1eがそれぞれ設けてあり、また、前軸部1aには、摺
動孔1cの前方に位置する係止部1dが設けてある。該
軸筒1内に、先端に筆記部2aを有する筆記体2が軸筒
1先端内側のコイルスプリング3により後方に付勢され
移動可能に配置されている。
参照符号4はクリップ操作体を示す。該クリップ操作体
4は、基部4aと、クリップ4bと、該クリップ4b先
方に形成された係止用突起4cとからなっている。ここ
で、基部4aは、後軸部1bの前記摺動孔1c内に配置
され、その内側端部は前記案内部1cの前後方向溝内に
前後動はできるが横振れを規制された状態に位置してお
り、クリップ4bの先端部は、係止用突起4cより前方
に延在して係止部1dを覆っており、係止用突起4c
は、該クリップ操作体4の最後退位置においても前軸部
1aの外面に位置するものとなっており(第1図参
照)、そして、後端部4dは、後軸部1bの後端より突
出していない。尚、係止用突起4cは平坦な側壁を有し
ている(第4図参照)が、係止部1dに係止時、横方向
にねじる力が加わったときの係止解除を抑制する上で都
合がよい。
参照符号5は板バネを示す。該板バネ5はクリップ操作
体4の基部4aに止着されており、コイルスプリング3
によって後方に付勢された筆記体2の後端に前端面5a
を衝接させている。クリップ4bは、携帯時のポケット
の布地等の抑えを良好にする上で軸の内方に向かう弾力
が付与されていることが望ましく、板バネ5はその弾力
付与の一手段である。
上記のものの使用に際して、筆記部2aの軸筒1内収納
状態(第1図)から突出状態(第2図)に移すには、ク
リップ4bに指等での外力を加え、コイルスプリング3
の弾力に抗してクリップ操作体4を前方移動させる。こ
のとき、クリップ操作体4の基部4aは案内部1eに案
内されており、従って、横振れ防止されている。また、
筆記部2aを軸筒1内に収納するには、クリップ4b前
方を持ち上げるか、後端部4dを押圧すればよい。
以上の他にも要旨を逸脱しない範囲で種々なせる。例え
ば、案内部1eによるクリップ操作体4の基部4aの案
内は、第5図に一例を示すように、間接的なものでもよ
い。ここで、第5図に示すものでは、基部4aに止着し
た板バネ5を案内するものとなっている。また例えば、
係止部1dを、孔としてではなく、楔形の突部として突
設したりすることもできる。更に例えば、第6図に示す
ように、係止部1dを含むようにして係止用突起4cを
案内する案内溝1fを前軸部1aの軸方向外面に付加的
に設けることなどもできる。その他、筆記体としても、
ボールペンをはじめ、種々のものとなせる。
(考案の効果) 本考案の出没式筆記具は、筆記部を有する筆記体を軸筒
内に前後動自在に配置し、前記軸筒後部一側に摺動孔及
び該摺動孔より前方に係止部を設け、該摺動孔内には先
方に係止用突起を設けたクリップを有するクリップ操作
体の基部を摺動可能に、且つ、該クリップ操作体の最後
端が軸筒後端より突出することなく配置し、クリップ操
作体を前方に移動せしめてクリップ先方の係止用突起を
前記係止部に係止せしめ、筆記体の筆記部を軸筒先端よ
り突出するようなした出没式筆記具であって、前記軸筒
を前軸部と該前軸部に対して着脱可能に取り付けられた
後軸部とからなるものとし、該後軸部に前記摺動孔を設
けるとともに該後軸部の内面に前記クリップ操作体の移
動時にクリップ操作体の基部を案内する案内部を設け、
前記クリップ操作体を該後軸部側に配してなるものであ
るので、ポケットに挿着しての携帯時等に、不要な外力
付加による筆記部突出を確実に防止できるだけでなく、
軸筒先端より筆記部を突出させるための操作にあたって
はクリップの横振れを極力防止でき、信頼性及び耐久性
の良好な筆記具となるが、加えて、係止部を後軸部に設
けるのではなく前軸部に設けることにより、後軸部に形
状の複雑性を集中させなくて済むので、軸筒の全体とし
ての製作が容易となるし、また、クリップ操作体を組み
込む後軸部の長さも短くできてクリップ操作体の後軸部
への組み込みが容易となるばかりか、例えば、交換のた
めに筆記体を軸筒内に配置するときなど、互いに分離し
た前軸部と後軸部とを取り付ける場合、筆記部の軸筒内
収納状態を自ずと確保できる(後軸部側のクリップの係
止用突起は前軸部側の係止部と係止解除状態にある)の
で、後軸部と前軸部とを取り付けるに当たって、突出し
た筆記部によって怪我をしたり周囲を汚したりすること
に留意する必要性もなく、従って、クリップ操作体の組
み込みを含めて組み立てても容易にでき、それゆえ、比
較的安価な商品として市場に供することができる。更
に、クリップ操作体の摺動による係止用突起の前後動、
特に前方移動は、クリップに加えられた外力によって軸
筒に押し付けられた状態でのものとなりがちであるが、
前軸部をクリップ操作体の最後退位置においても係止用
突起が該前軸部の外面に位置するものとすることによ
り、該係止用突起の前後動を前軸部の外面のみで満足で
きて後軸部から前軸部へと移す必要がないので、これら
前軸部と後軸部との間に、形状の不一致性やがたつきな
ど、滑らかな連続性を阻害するものが仮にあっても、あ
るいは、生じても、該係止用突起を前後動させる上での
円滑性を満足することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の出没式筆記具の一例を示す
縦断面図、第3図は第2図のA−A線断面図、第4図は
要部斜視図、第5図は他の一例を示す要部縦断面図、第
6図はまた他の一例を示す要部斜視図。 1…軸筒、1a…前軸部、1b…後軸部、1c…摺動
孔、1d…係止部、1e…案内部、2…筆記体、2a…
筆記部、3…コイルスプリング、4…クリップ操作体、
4a…基部、4b…クリップ、4c…係止用突起、4d
…後端部、5…板バネ、5a…板バネの前端面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筆記部を有する筆記体を軸筒内に前後動自
    在に配置し、前記軸筒後部一側に摺動孔及び該摺動孔よ
    り前方に係止部を設け、該摺動孔内には先方に係止用突
    起を設けたクリップを有するクリップ操作体の基部を摺
    動可能に、且つ、該クリップ操作体の最後端が軸筒後端
    より突出することなく配置し、クリップ操作体を前方に
    移動せしめてクリップ先方の係止用突起を前記係止部に
    係止せしめ、筆記体の筆記部を軸筒先端より突出するよ
    うなした出没式筆記具であって、前記軸筒を前軸部と該
    前軸部に対して着脱可能に取り付けられた後軸部とから
    なるものとし、該後軸部に前記摺動孔を設けるとともに
    該後軸部の内面に前記クリップ操作体の移動時にクリッ
    プ操作体の基部を案内する案内部を設け、前記クリップ
    操作体を該後軸部側に配してなるものにおいて、前記前
    軸部に前記係止部を設けるとともに、該前軸部を、前記
    クリップ操作体の最後退位置においても係止用突起が該
    前軸部の外面に位置するものとしたことを特徴とする出
    没式筆記具。
JP1987099586U 1987-06-29 1987-06-29 出没式筆記具 Expired - Lifetime JPH0617589Y2 (ja)

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JPS644689U JPS644689U (ja) 1989-01-12
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JP5603737B2 (ja) * 2010-10-28 2014-10-08 パイロットインキ株式会社 熱変色性筆記具
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US3652172A (en) * 1970-03-04 1972-03-28 Nathan A Zepell Sliding clip actuated pen

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JPH0525915Y2 (ja) * 1984-12-20 1993-06-30

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JPS644689U (ja) 1989-01-12

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