JPH0615743Y2 - ノック式筆記具 - Google Patents
ノック式筆記具Info
- Publication number
- JPH0615743Y2 JPH0615743Y2 JP1987072589U JP7258987U JPH0615743Y2 JP H0615743 Y2 JPH0615743 Y2 JP H0615743Y2 JP 1987072589 U JP1987072589 U JP 1987072589U JP 7258987 U JP7258987 U JP 7258987U JP H0615743 Y2 JPH0615743 Y2 JP H0615743Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- knock
- protrusion
- core
- writing instrument
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,ノック操作により筆記体を出没可能としたノ
ック式筆記具に関し,特にノック体のガタを極力おさえ
た筆記具に関する。
ック式筆記具に関し,特にノック体のガタを極力おさえ
た筆記具に関する。
(従来の技術とその問題点) ノック操作により筆記体を出没させる機構の1つに,後
中子,回転子,摺動子からなるいわゆるロータリー機構
があり,例えば、特公昭34−7181号公報などに開
示されている。このロータリー機構を用いたノック式筆
記具は,操作性に優れていることから,しばしば利用さ
れている。しかしながら筆記時におけるノック体のガタ
についてはまだ改良の余地があった。
中子,回転子,摺動子からなるいわゆるロータリー機構
があり,例えば、特公昭34−7181号公報などに開
示されている。このロータリー機構を用いたノック式筆
記具は,操作性に優れていることから,しばしば利用さ
れている。しかしながら筆記時におけるノック体のガタ
についてはまだ改良の余地があった。
第2図,第3図は従来のノック式筆記具を示す図で,第
2図は筆記体の収納時(定常状態),第3図は筆記体の
突出時(筆記状態)を示す。尚、図中左を前方,右を後
方とする。
2図は筆記体の収納時(定常状態),第3図は筆記体の
突出時(筆記状態)を示す。尚、図中左を前方,右を後
方とする。
第2図において,軸筒1前方には先金2,後方には,内
面にカム溝3を有する後中子4が固着されており,前記
後中子4内には摺動可能に後方に係合突部5aを有する
回転子5,前方に突部6aを有する摺動子6が設けられ
ている。7は筆記体で先金2内面段部2aと筆記体の突
部7aとの間に設けられたスプリング8で後方に弾撥さ
れ,前記係合突部5aと突部6aとが係合されカム溝3
の後退位置に位置している。前記筆記体7の後端は回転
子5の係合部5bと係合しており,また,摺動子6後端
にはクリップ9が外嵌され軸筒1外面を摺動可能に配置
したノック体10が固着されている。
面にカム溝3を有する後中子4が固着されており,前記
後中子4内には摺動可能に後方に係合突部5aを有する
回転子5,前方に突部6aを有する摺動子6が設けられ
ている。7は筆記体で先金2内面段部2aと筆記体の突
部7aとの間に設けられたスプリング8で後方に弾撥さ
れ,前記係合突部5aと突部6aとが係合されカム溝3
の後退位置に位置している。前記筆記体7の後端は回転
子5の係合部5bと係合しており,また,摺動子6後端
にはクリップ9が外嵌され軸筒1外面を摺動可能に配置
したノック体10が固着されている。
次に,第3図の筆記状態にするには,ノック体10をス
プリング8の弾撥力に抗して前方に押圧することによっ
て,回転子5が摺動子6を解して前方に押圧され、後中
子4内面のカム溝3の前方位置で止着される。これによ
ってスプリング8を収縮させ先金2先端より筆記体7を
突出させる。
プリング8の弾撥力に抗して前方に押圧することによっ
て,回転子5が摺動子6を解して前方に押圧され、後中
子4内面のカム溝3の前方位置で止着される。これによ
ってスプリング8を収縮させ先金2先端より筆記体7を
突出させる。
上述した従来例において,定常状態(第2図参照)で
は,回転子5と摺動子6は,両者の突部5a,6aで係
合し,スプリング8の弾撥力で後中子4内面のカム溝3
の後退位置で停止している。しかし,筆記状態(第3図
参照)になると,回転子5はカム溝3の前方位置に止着
されるが,摺動子6は後中子4内を比較的自由な状態で
揺動でき,これがノック体のガタを生じさせる。
は,回転子5と摺動子6は,両者の突部5a,6aで係
合し,スプリング8の弾撥力で後中子4内面のカム溝3
の後退位置で停止している。しかし,筆記状態(第3図
参照)になると,回転子5はカム溝3の前方位置に止着
されるが,摺動子6は後中子4内を比較的自由な状態で
揺動でき,これがノック体のガタを生じさせる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記問題点に鑑みなされたもので、軸筒後方
に内面にカム溝が形成された後中子を配置し、その後中
子に摺動子を摺動可能に配置すると共に、その摺動子の
後方にクリップが取り付けられたノック体を固着すると
共に、前記摺動子の前方に突部を形成し、その突部と係
合する係合突部を有する回転子を有するノック式筆記具
であって、前記ノック体の前方部を軸筒後端に遊嵌せし
め、また、ノック体の中間部の内径を後中子の外径より
若干大径に形成すると共に、前記摺動子を前方に付勢す
るスプリングを後中子後端部と摺動子の突部との間に介
在させたことを要旨とするものである。
に内面にカム溝が形成された後中子を配置し、その後中
子に摺動子を摺動可能に配置すると共に、その摺動子の
後方にクリップが取り付けられたノック体を固着すると
共に、前記摺動子の前方に突部を形成し、その突部と係
合する係合突部を有する回転子を有するノック式筆記具
であって、前記ノック体の前方部を軸筒後端に遊嵌せし
め、また、ノック体の中間部の内径を後中子の外径より
若干大径に形成すると共に、前記摺動子を前方に付勢す
るスプリングを後中子後端部と摺動子の突部との間に介
在させたことを要旨とするものである。
(実施例) 本考案を実施例に基づき詳細に説明する。尚,図面の番
号は説明上従来例の番号と対応させる。
号は説明上従来例の番号と対応させる。
第1図は,実施例の筆記状態を示す図で,前述従来例と
大きく異なる点は,後中子4後端段部4aと摺動子6の
突部6aとの間に摺動子6を前方に付勢するスプリング
11を介在させた点にある。
大きく異なる点は,後中子4後端段部4aと摺動子6の
突部6aとの間に摺動子6を前方に付勢するスプリング
11を介在させた点にある。
次に,上記実施例の動作及び作用について説明する。
第1図に示す筆記状態にするには,従来例と同様の操作
を行なえばよい。すなわち,定常状態(実施例におい
て,後中子4後端段部4aと摺動子6の突部6aとの間
に介在させたスプリング11は,前方に設けたスプリン
グ8より弾撥力が小さいため筆記体7の収納状態では,
スプリング8の弾撥力によって収縮される。つまり,ス
プリング11は介在されているもの第2図と同じ位置関
係となる。)からノック体10を押圧することでなされ
る。
を行なえばよい。すなわち,定常状態(実施例におい
て,後中子4後端段部4aと摺動子6の突部6aとの間
に介在させたスプリング11は,前方に設けたスプリン
グ8より弾撥力が小さいため筆記体7の収納状態では,
スプリング8の弾撥力によって収縮される。つまり,ス
プリング11は介在されているもの第2図と同じ位置関
係となる。)からノック体10を押圧することでなされ
る。
第1図において,回転子5は後中子4内面のカム溝3の
前方位置で止着されている。更に摺動子6もスプリング
11の弾撥力で前方に付勢され摺動子6の突部6aが回
転子5の係合突部5aに係合し停止している。すなわ
ち,摺動子6は前後方向はスプリング11の弾撥力で,
左右方向は回転子5と摺動子6の両者の突部5a,6a
の係合によって停止される。
前方位置で止着されている。更に摺動子6もスプリング
11の弾撥力で前方に付勢され摺動子6の突部6aが回
転子5の係合突部5aに係合し停止している。すなわ
ち,摺動子6は前後方向はスプリング11の弾撥力で,
左右方向は回転子5と摺動子6の両者の突部5a,6a
の係合によって停止される。
(考案の効果) 上述せるように,本考案によれば,後中子の後部段部と
摺動子の突部との間に摺動子を前方に付勢するスプリン
グを設け回転子の係合突部と常に係合している状態にし
てあるので,摺動子の前後左右のガタを極力防止でき
る。すなわち摺動子に固着せるノック体のガタを防止で
きるノック式筆記具を提供できる。
摺動子の突部との間に摺動子を前方に付勢するスプリン
グを設け回転子の係合突部と常に係合している状態にし
てあるので,摺動子の前後左右のガタを極力防止でき
る。すなわち摺動子に固着せるノック体のガタを防止で
きるノック式筆記具を提供できる。
第1図は本考案の実施例を示す縦断面図,第2図,第3
図は従来例を示す縦断面図であり,第2図は定常状態,
第3図は筆記状態を示す。 1……軸筒,3……カム溝,4……後中子,4a……段
部,5……回転子,5a……係合突部,5b……係合
部,6……摺動子,6a……突部,10……ノック体,
11……スプリング
図は従来例を示す縦断面図であり,第2図は定常状態,
第3図は筆記状態を示す。 1……軸筒,3……カム溝,4……後中子,4a……段
部,5……回転子,5a……係合突部,5b……係合
部,6……摺動子,6a……突部,10……ノック体,
11……スプリング
Claims (1)
- 【請求項1】軸筒後方に内面にカム溝が形成された後中
子を配置し、その後中子に摺動子を摺動可能に配置する
と共に、その摺動子の後方にクリップが取り付けられた
ノック体を固着すると共に、前記摺動子の前方に突部を
形成し、その突部と係合する係合突部を有する回転子を
有するノック式筆記具であって、前記ノック体の前方部
を軸筒後端に遊嵌せしめ、また、ノック体の中間部の内
径を後中子の外径より若干大径に形成すると共に、前記
摺動子を前方に付勢するスプリングを後中子後端部と摺
動子の突部との間に介在させたことを特徴とするノック
式筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987072589U JPH0615743Y2 (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | ノック式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987072589U JPH0615743Y2 (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | ノック式筆記具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63182184U JPS63182184U (ja) | 1988-11-24 |
JPH0615743Y2 true JPH0615743Y2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=30916170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987072589U Expired - Fee Related JPH0615743Y2 (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | ノック式筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0615743Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6853701B2 (ja) * | 2017-03-15 | 2021-03-31 | ゼブラ株式会社 | ノック式筆記具 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5442735U (ja) * | 1977-08-30 | 1979-03-23 | ||
JPS5731869Y2 (ja) * | 1978-08-25 | 1982-07-13 | ||
JPS60138782U (ja) * | 1984-02-27 | 1985-09-13 | 三菱鉛筆株式会社 | ノツク式筆記具 |
-
1987
- 1987-05-15 JP JP1987072589U patent/JPH0615743Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63182184U (ja) | 1988-11-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |