JPH061754U - 気化器の加速ポンプ装置 - Google Patents

気化器の加速ポンプ装置

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JPH061754U
JPH061754U JP4717892U JP4717892U JPH061754U JP H061754 U JPH061754 U JP H061754U JP 4717892 U JP4717892 U JP 4717892U JP 4717892 U JP4717892 U JP 4717892U JP H061754 U JPH061754 U JP H061754U
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JP
Japan
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pump
acceleration
chamber
valve
fuel
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JP4717892U
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時彦 青代
一人 阿部
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テイケイ気化器株式会社
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加速ポンプのポンプ室内の空気を速やかに排
出し、該ポンプ室に加速用燃料を確実に充満させ、燃料
不足による加速不良を防止する。また、フロート室自体
が空になった場合でも、フロート室への燃料の流入に伴
ってポンプ室内に燃料を速やかに導入する。 【構成】 加速ポンプの吸入弁18を、通常開弁し加速ポ
ンプの作動時に吐出圧力により閉じるよう設定する。ま
た、一端を吐出弁上流の吐出通路19に開口し、他端を前
記吸入通路17のフロート室開口17aより上方で該フロー
ト室10に開口する空気排出通路27を設け、該通路27に、
通常開弁し加速ポンプの吐出圧力により閉じる開閉弁28
を配設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は気化器の加速ポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、加速ポンプ装置は、スロットルバルブの開弁時に該スロットルバルブに 連動してポンプ室の容積を減少させ、該室内の燃料を吐出弁を経て吸気路に噴出 させ、加速を円滑にする。またスロットルバルブの閉弁時は、前記ポンプ室の容 積を増大させ、吸入弁を経て燃料室から燃料ポンプ室に吸入し、次回の加速に備 えるように構成されている。(実公昭53−22649号公報参照)
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
ところが、上記ポンプ室内の燃料が長期放置およびエンジン停止後の輻射熱等 により蒸発した場合には、ポンプ室が空になり、次回の加速ポンプ作動時に加速 燃料が吐出されず加速不良を招く。また、該ポンプ室内の空気が完全に排出され 正常な加速ポンプの機能を回復するまでには加速ポンプの作動を数回要し、その 間は加速燃料の吐出量が不足し、円滑な加速がおこなわれない。
【0005】 本考案は、加速ポンプのポンプ室内の空気を速やかに排出し、該ポンプ室に加 速用燃料を確実に充満させ、燃料不足による加速不良を防止することを目的とす る。
【0006】
【問題点を解決するための技術手段】
本考案は、加速ポンプの吸入弁を、通常開弁し加速ポンプの吐出圧力により閉 じるよう設定すると共に、一端を吐出弁上流の吐出通路に開口し、他端を前記吸 入通路のフロート室開口より上方で該フロート室に開口する空気排出通路を設け 、該通路に、通常開弁し加速ポンプの吐出圧力により閉じる開閉弁を配設するこ とを特徴とする。
【0007】
【作用】
加速ポンプの不作動時は吸入弁および開閉弁が開弁し前記ポンプ室は吸入通路 および空気排出通路によりフロート室と導通状態となるため、ポンプ室で発生し た空気は空気排出通路からフロート室へ排出され、ポンプ室は燃料で充満される 。 また、長期放置等によりフロート室自体が空になった場合においても、該フロ ート室に燃料が流入されると、吸入通路から吸入弁を経てポンプ室に燃料が流入 し、同時に該ポンプ室の空気が前記空気排出通路から前記開閉弁を経てフロート 室に排出され、ポンプ室及び吐出通路に速やかに燃料が満たされる。 従って、ポンプ室には常に燃料が満たされ、加速を円滑におこなうことができ る。
【0008】
【実施例】
以下図面により本考案の一実施例を説明する。 1は気化器である。この本体2には吸気路3が貫通して設けられており、この 吸気路3の上流側は図示しないエアクリーナに接続され、下流側は図示しないエ ンジンの吸気ポートに接続されている。また、この吸気路3の中央部にはベンチ ュリ6が設けられ、このベンチュリ6の上流側にチョークバルブ7、下流側にス ロットルバルブ8が配置される。
【0009】 前記吸気路3の下部にはフロート室10が設けられる。このフロート室10に は上端が前記ベンチュリ6に開口し、下端がメインジェット11を介してフロー ト室10内の油面下に連通されるメインノズル12が配置される。15は加速ポ ンプ装置のポンプ室である。該ポンプ室15の吸入通路17は吸入弁18を介し てフロート室10の燃料油面下に接続され、吐出通路19は吐出弁20を介して 吸気路3に配設される加速燃料ノズル21に接続される。
【0010】 ポンプ室15には、該室15の容積を増減させる可動体23が配設され、該可 動体23はスロットルバルブ8に連動して該スロツトルバルブ8の開弁に伴って ポンプ室15の容積を減少させる方向に移動される。その結果、ポンプ室15の 燃料が加圧され吐出弁20を経て加速燃料ノズル21から吸気路3へ吐出される 。一方スロットルバルブ8が閉弁方向に作動する時には、可動体23はポンプ室 15内に配設したバネ25の作用により該室15の容積を増加させる方向に移動 され、該室15に吸入通路17、吸入弁18を経てフロート室10から燃料を吸 入する。
【0011】 以上は、従来からよく知られた加速ポンプ装置である。本考案はさらに、前記 吸入弁18を通常開弁状態とすることによりフロート室10とポンプ室15を加 速ポンプの不作動時に連通させ、加速ポンプの作動時は燃料の吐出圧により該吸 入弁18を閉じるように構成している。また一端を吐出弁20上流の吐出通路1 9に開口し、他端をフロート室10の前記吸入通路17のフロート室開口17a より高位置に開口する空気排出通路27を設け、この通路27に通常開弁され、 加速ポンプ作動時の吐出圧力で該通路27を閉じる開閉弁28を設ける。前記開 閉弁28のフロート室10側の開口位置は燃料油面上または油面下のどちらでも よいが、油面下に開口させれば、この空気排出通路27から加速ポンプのポンプ 室15および吐出通路19に燃料が入ることを防止でき、より効果的である。
【0012】 次に、上記の構成による作用を説明する。 加速ポンプの不作動時は前記吸入弁18および開閉弁28が開弁状態となり、 前記ポンプ室15は吸入通路17および空気排出通路27によりフロート室10 と導通状態となって、フロート室で発生した空気は空気排出通路27よりフロー ト室10へ排出され、ポンプ室15には燃料が充満される。
【0013】 次いで、エンジンを加速すべくスロットルバルブ8を開くと、可動体23がポ ンプ室15容積を減少させる方向に移動し、該ポンプ室15の燃料が加圧され、 この圧力により前記吸入弁18と開閉弁28が閉じられ、この加圧燃料は吐出弁 20を開き、前記加速燃料ノズル21から吸気路3へ噴射される。
【0014】 また、長期放置等によりフロート室10自体が空になった場合は、該フロート 室10に燃料が流入されると、吸入弁18、吸入通路17を経てポンプ室15に 燃料が流入し、同時に該ポンプ室15の空気が前記通路27から前記開閉弁28 を経てフロート室10に排出され、ポンプ室15及び吐出通路19に速やかに燃 料が満たされる。 従って、ポンプ室15には常に燃料が満たされ、加速ポンプの性能を十分に発 揮させることができる。
【0015】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、加速ポンプの作動時以外はポンプ室が吸 入通路と空気排出通路によりフロート室と連通されるため、ポンプ室内には空気 が溜まることがなく燃料が常時充満され、加速燃料の供給を確実におこなうこと ができる。 また、フロート室自体が空になった場合でも、フロート室への燃料流入と同時 に加速ポンプのポンプ室に該室の空気を排出させながら燃料が充満するため、ポ ンプ室涸渇後に加速ポンプ機能がすぐに回復でき、ポンプ室の保溜燃料不足によ る加速不良を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の気化器の一実施例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 気化器 3 吸気路 10 フロート室 15 ポンプ室 18 吸入弁 20 吐出弁 21 加速燃料ノズル 23 可動体 27 空気排出通路 28 開閉弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットルバルブと連動する可動体によ
    り容積が増減されるポンプ室と、吸入弁を介して該ポン
    プ室をフロート室に接続する吸入通路と、吐出弁を介し
    てポンプ室を加速燃料ノズルに接続する吐出通路とを備
    えた加速ポンプ装置において、前記吸入弁を、通常開弁
    し加速ポンプの吐出圧力により閉じるよう設定すると共
    に、一端を吐出弁上流の吐出通路に開口し、他端を前記
    吸入通路のフロート室開口より上方で該フロート室に開
    口する空気排出通路を設け、該通路に、通常開弁し加速
    ポンプの吐出圧力により閉じる開閉弁を配設することを
    特徴とする気化器の加速ポンプ装置。
JP4717892U 1992-06-12 1992-06-12 気化器の加速ポンプ装置 Expired - Lifetime JP2554902Y2 (ja)

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JP4717892U JP2554902Y2 (ja) 1992-06-12 1992-06-12 気化器の加速ポンプ装置

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JP4717892U JP2554902Y2 (ja) 1992-06-12 1992-06-12 気化器の加速ポンプ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH061754U true JPH061754U (ja) 1994-01-14
JP2554902Y2 JP2554902Y2 (ja) 1997-11-19

Family

ID=12767828

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