JPH0617549Y2 - 印字エレメント - Google Patents
印字エレメントInfo
- Publication number
- JPH0617549Y2 JPH0617549Y2 JP8427689U JP8427689U JPH0617549Y2 JP H0617549 Y2 JPH0617549 Y2 JP H0617549Y2 JP 8427689 U JP8427689 U JP 8427689U JP 8427689 U JP8427689 U JP 8427689U JP H0617549 Y2 JPH0617549 Y2 JP H0617549Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- levers
- resin material
- lever
- couple
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Impact Printers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は印字エレメントに関し、特に圧電セラミック材
の電歪縦効果により発生した寸法歪をレバー機構で拡大
し印字用ワイヤに伝達してドット印字する印字エレメン
トに関する。
の電歪縦効果により発生した寸法歪をレバー機構で拡大
し印字用ワイヤに伝達してドット印字する印字エレメン
トに関する。
〔従来の技術〕 従来、ドット印字ヘッドの小形化・低電力化を図るた
め、電歪素子が縦効果により発生する寸法歪をレバー機
構で拡大し印字用ワイヤに伝達してドット印字を行なう
ようにした印字エレメントが提案されている。
め、電歪素子が縦効果により発生する寸法歪をレバー機
構で拡大し印字用ワイヤに伝達してドット印字を行なう
ようにした印字エレメントが提案されている。
第3図は従来の印字エレメントの構造例を示す斜視図で
ある。駆動源の電歪素子2は、下端をベース1の内低部
に接続してあり、また上端はレバー3および4の下端部
にそれぞれ接続してある。レバー3および4の下端部は
ベース1にも接続しており、レバー3および4の上端部
はそれぞれヒンジ5および6を介してレバー7に接続し
ている。レバー7には印字用のワイヤ8が取付けてあ
る。
ある。駆動源の電歪素子2は、下端をベース1の内低部
に接続してあり、また上端はレバー3および4の下端部
にそれぞれ接続してある。レバー3および4の下端部は
ベース1にも接続しており、レバー3および4の上端部
はそれぞれヒンジ5および6を介してレバー7に接続し
ている。レバー7には印字用のワイヤ8が取付けてあ
る。
印字駆動時には、電歪素子2が縦効果により破線矢印A
の向きに伸びて寸法歪を発生し、これに応じてレバー3
および4の上端にそれぞれ破線矢印BおよびCの向きの
変位を生ずる。この両変位に供なう偶力はヒンジ5およ
び6を介してレバー7に伝達され、これに応じてレバー
7に回転運動を生じワイヤ8が破線矢印Dの向きにイン
パクトしてドット印字を行なう。
の向きに伸びて寸法歪を発生し、これに応じてレバー3
および4の上端にそれぞれ破線矢印BおよびCの向きの
変位を生ずる。この両変位に供なう偶力はヒンジ5およ
び6を介してレバー7に伝達され、これに応じてレバー
7に回転運動を生じワイヤ8が破線矢印Dの向きにイン
パクトしてドット印字を行なう。
上述した従来の印字エレメントでは、レバー3および4
の下端部、すなわちベース1および電歪素子2に接続し
ている側の端部は、電歪素子2が発生する寸法歪を減殺
せずに効率良く伝達するように、大きな剛性をもたせて
おく必要があり、余り板厚を薄くできない。このため、
レバー3および4の質量を余り小さくすることができ
ず、従ってレバー3および4の回転運動に対する慣性モ
ーメントも余り小さくできないので、印字高速化を阻害
する要因の一つになっているという問題点がある。
の下端部、すなわちベース1および電歪素子2に接続し
ている側の端部は、電歪素子2が発生する寸法歪を減殺
せずに効率良く伝達するように、大きな剛性をもたせて
おく必要があり、余り板厚を薄くできない。このため、
レバー3および4の質量を余り小さくすることができ
ず、従ってレバー3および4の回転運動に対する慣性モ
ーメントも余り小さくできないので、印字高速化を阻害
する要因の一つになっているという問題点がある。
本考案は印字時に電歪素子に生じる寸法歪を第1および
第2のレバーの対で拡大して偶力を発生し該偶力を印字
用ワイヤが取付けてあるレバーにヒンジ対を介し伝達し
てドット印字する印字エレメントにおいて、前記第1お
よび第2のレバーの間の空隙に充填された少なくともゴ
ム硬度20度の樹脂材を備えている。
第2のレバーの対で拡大して偶力を発生し該偶力を印字
用ワイヤが取付けてあるレバーにヒンジ対を介し伝達し
てドット印字する印字エレメントにおいて、前記第1お
よび第2のレバーの間の空隙に充填された少なくともゴ
ム硬度20度の樹脂材を備えている。
次に、本考案について図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は本実
施例による印字エレメントの共振周波数の変化率を示す
グラフである。
施例による印字エレメントの共振周波数の変化率を示す
グラフである。
本実施例は、第3図に示す従来の印字エレメントにおけ
るレバー3および4の間の空隙に、ゴム硬度20°以上
の樹脂材10を充填して構成されている。例えば樹脂材
10は、シリコン系で接着力の強い樹脂を使用してい
る。
るレバー3および4の間の空隙に、ゴム硬度20°以上
の樹脂材10を充填して構成されている。例えば樹脂材
10は、シリコン系で接着力の強い樹脂を使用してい
る。
第2図に本実施例における印字エレメントの共振周波数
の変化率の実験例を示す。周知の通り、共振周波数と印
字速度とは相関関係にあり、共振周波数の増加は印字高
速化につながる。第2図の「樹脂材なし」の場合には、
第3図に示した従来の印字エレメントと変化率が同等で
ある。レバー3および4の間の空隙にゴム硬度20°の
樹脂材10を充填した場合には、共振周波数において
4.5%増、またゴム硬度70°の樹脂材10を充填し
た場合には15.5%増となり、印字の高速化が図れ
る。
の変化率の実験例を示す。周知の通り、共振周波数と印
字速度とは相関関係にあり、共振周波数の増加は印字高
速化につながる。第2図の「樹脂材なし」の場合には、
第3図に示した従来の印字エレメントと変化率が同等で
ある。レバー3および4の間の空隙にゴム硬度20°の
樹脂材10を充填した場合には、共振周波数において
4.5%増、またゴム硬度70°の樹脂材10を充填し
た場合には15.5%増となり、印字の高速化が図れ
る。
以上説明したように本考案は、2つのレバーの空隙にゴ
ム硬度20°以上の樹脂材を充填することにより、従来
よりも高速な印字が可能な印字エレメントを実現できる
という効果がある。
ム硬度20°以上の樹脂材を充填することにより、従来
よりも高速な印字が可能な印字エレメントを実現できる
という効果がある。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は本実
施例による印字エレメントの共振周波数の変化率を示す
グラフ、第3図は従来の印字エレメントの一例を示す斜
視図である。 1……ベース、2……電歪素子、3,4,7……レバ
ー、5,6……ヒンジ、8……ワイヤ、10……樹脂
材。
施例による印字エレメントの共振周波数の変化率を示す
グラフ、第3図は従来の印字エレメントの一例を示す斜
視図である。 1……ベース、2……電歪素子、3,4,7……レバ
ー、5,6……ヒンジ、8……ワイヤ、10……樹脂
材。
Claims (1)
- 【請求項1】印字時に電歪素子に生じる寸法歪を第1お
よび第2のレバーの対で拡大して偶力を発生し該偶力を
印字用ワイヤが取付けてあるレバーにヒンジ対を介し伝
達してドット印字する印字エレメントにおいて、前記第
1および第2のレバーの間の空隙に充填された少なくと
もゴム硬度20度の樹脂材を備えることを特徴とする印
字エレメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8427689U JPH0617549Y2 (ja) | 1989-07-17 | 1989-07-17 | 印字エレメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8427689U JPH0617549Y2 (ja) | 1989-07-17 | 1989-07-17 | 印字エレメント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0329341U JPH0329341U (ja) | 1991-03-22 |
JPH0617549Y2 true JPH0617549Y2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=31632629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8427689U Expired - Lifetime JPH0617549Y2 (ja) | 1989-07-17 | 1989-07-17 | 印字エレメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617549Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-17 JP JP8427689U patent/JPH0617549Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0329341U (ja) | 1991-03-22 |
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