JPH06175443A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06175443A
JPH06175443A JP4326763A JP32676392A JPH06175443A JP H06175443 A JPH06175443 A JP H06175443A JP 4326763 A JP4326763 A JP 4326763A JP 32676392 A JP32676392 A JP 32676392A JP H06175443 A JPH06175443 A JP H06175443A
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image
rotation
image forming
unit
upper roller
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JP4326763A
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Yasunobu Okawa
康信 大川
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザプリンタまたはレーザ複写機におい
て、機械の立上げ時の大きな騒音の回数を2回から1回
に減少させる。 【構成】 レーザ光を用いる電子写真式画像形成装置に
おいて、ポリゴンミラー駆動用モータに電圧を印加する
第1の制御手段と、画像形成準備の前回転を起動する第
2の制御手段と、第1、第2の制御手段を同期させる手
段とを備え、定着装置が所定の温度になったとき、ポリ
ゴンミラー駆動用モータの回転立上げと画像形成準備の
前回転とを同期させて行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真技術を用いる画
像形成装置に係り、特にディジタル複写機やレーザビー
ムプリンタなどのレーザ光をポリゴンミラーで偏向して
感光体に照射する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザ光を利用する画像形成装置
では、電源投入後ポリゴンミラーを回転させるポリゴン
モータを定常回転数で回転させて待機させていた。すな
わち、複写機やプリンタがレディの状態では、コピーま
たは印字の要求を待たせることなく処理するために、立
上げ時間が比較的長く高速回転を要するポリゴンモータ
は定常回転数(約20,000rpm)となっていた。
【0003】しかしながら、従来の複写機やプリンタで
は、電源スイッチ投入後、すぐにポリゴンモータの回転
を立上げていたために、たとえば図8に示すような最大
約50dBの大きな騒音を発生していた。これは、ポリ
ゴンモータの立上げ時に、過渡的に大きな電流を必要と
するため、モータコイルの振動が大きくなるためであ
る。また、その後ポリゴンモータの回転数が定常回転数
に達し、ポリゴンモータの発生する騒音が小さくなった
後で、静電プロセスを準備するための前回転によりさら
に大きな騒音を約30秒間発生していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、従来
は、複写機やプリンタの電源スイッチ投入後、ポリゴン
モータ立上げ音と、画像形成準備の前回転音と合わせて
2回の不快音を発生するという問題点があった。以上の
問題点に鑑み、本発明の課題とするところは、複写機や
プリンタの立上げ時の不快音の回数を2回から1回に減
少して使用環境を改善するとともに、ポリゴンモータの
立上げ時に発生する不快音を、機械本来の前回転音でマ
スクすることにより使用者に不信感を与えないことであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、帯電
させた感光体にポリゴンミラーで偏向されたレーザ光を
照射して静電潜像を形成した後、これを現像転写して画
像を形成する画像形成装置において、ポリゴンミラー駆
動用モータに電圧を印加する第1の制御手段と、画像形
成準備の前回転を起動する第2の制御手段と、前記第1
の制御手段と前記第2の制御手段とを同期させる手段と
を備え、ポリゴンミラー駆動用モータの回転立上げと画
像形成準備の前回転を同期させることにより前記課題を
解決するものである。
【0006】また、本発明においては、転写された画像
を定着させる定着装置の温度を測定する測定手段をさら
に備え、測定手段で測定された定着装置の温度が所定の
値になったときに、ポリゴンモータの回転立上げと画像
形成準備の前回転とを同期させて行うことができる。ま
た、本発明においては、ポリゴンモータの回転立上げ時
間より画像形成準備の前回転時間を長くすることができ
る。
【0007】
【作用】本発明においては、例えば図1のタイムチャー
トに示すように、ポリゴンミラーの回転立上げを画像形
成準備の前回転と同期させて行うので、約50dBのポ
リゴンミラー回転立上げ音は、約60dBの前回転音に
マスクされて、機械全体の立上げ期間中の大きな騒音発
生が1回となる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2は本発明に係る用紙搬送装置を備えた両面画
像形成装置の一実施例であるディジタル複写機の全体構
成を示す断面図である。同図に示すように、この実施例
のディジタル複写機30には、スキャナ部31、レーザ
プリンタ部32、多段給紙ユニット33及びソータ34
が備えられている。スキャナ部31は透明ガラスから成
る原稿載置台35、両面対応自動原稿送り装置(RD
F)36及びスキャナユニット40から構成されてい
る。
【0009】多段給紙ユニット33は、第1カセット5
1、第2カセット52、第3カセット53、及び選択に
より追加可能な第4カセット55を有している。多段給
紙ユニット33では、各段のカセットに収容された用紙
の上から用紙が1枚ずつ送り出され、レーザプリンタ部
32へ向けて搬送される。RDF36は、複数枚の原稿
を一度にセットしておき、自動的に原稿を1枚ずつスキ
ャナユニット40へ送給して、オペレータの選択に応じ
て原稿の片面又は両面をスキャナユニット40に読み取
らせるように構成されている。
【0010】スキャナユニット40は原稿を露光するラ
ンプリフレクタアセンブリ41、原稿からの反射光像を
光電変換素子(CCD)42に導くための複数の反射ミ
ラー43、及び原稿からの反射光像をCCD42に結像
させるためのレンズ44を含んでいる。スキャナ部31
は、原稿載置台35に載置された原稿を走査する場合に
は、原稿載置台35の下面に沿ってスキャナユニット4
0が移動しながら原稿画像を読み取るように構成されて
おり、RDF36を使用する場合には、RDF36の下
方の所定位置にスキャナユニット40を停止させた状態
で原稿を搬送しながら原稿画像を読み取るように構成さ
れている。
【0011】原稿画像をスキャナユニット40で読み取
ることにより得られた画像データは、画像処理部へ送ら
れ各種処理が施された後、画像処理部のメモリ73に一
旦記憶され、出力指示に応じてメモリ内の画像データを
レーザプリンタ部32に与えて用紙上に画像を形成す
る。レーザプリンタ部32は手差し原稿トレイ45、レ
ーザ書き込みユニット46及び画像を形成するための電
子写真プロセス部47を備えている。
【0012】レーザ書き込みユニット46は、上述のメ
モリ73からの画像データに応じたレーザ光を照射する
半導体レーザ122、レーザ光を等角速度偏向するポリ
ゴンミラー121、等角速度偏向されたレーザ光が静電
写真プロセス部47の感光体ドラム48上で等速度偏向
されるように補正するf−θレンズ130などを有して
いる。
【0013】電子写真プロセス部47は、周知の態様に
従い、感光体ドラム48の周囲に帯電器123、現像器
124、転写器、剥離器、クリーニング器、除電器及び
定着器49を配置して成っている。定着器49より画像
が形成されるべき用紙の搬送方向下流側には搬送路50
が設けられており、搬送路50はソータ34へ通じてい
る搬送路57と多段給紙ユニット33へ通じている搬送
路58とに分岐している。
【0014】搬送路58は多段給紙ユニット33におい
て分岐しており、分岐後の搬送路として反転搬送路50
a及び両面/合成搬送路50bが設けられている。反転
搬送路50aは原稿の両面を複写する両面複写モードに
おいて、用紙の裏表を反転するための搬送路である。両
面/合成搬送路50bは、両面複写モードにおいて反転
搬送路50aから感光体ドラム48の画像形成位置まで
用紙を搬送したり、用紙の片面に異なる原稿の画像や異
なる色のトナーで画像を形成する合成複写を行う片面合
成複写モードにおいて用紙を反転することなく感光体ド
ラム48の画像形成位置まで搬送するための搬送路であ
る。
【0015】多段給紙ユニット33は共通搬送路56を
含んでおり、共通搬送路56は第1カセット51、第2
カセット52、第3カセット53からの用紙を電子写真
プロセス部47に向かって搬送するように構成されてい
る。共通搬送路56は電子写真プロセス部47に向かう
途中で第4カセット55からの搬送路59と合流して搬
送路60に通じている。搬送路60は両面/合成搬送路
50b及び手差し原稿トレイ45からの搬送路61と合
流点62で合流して静電写真プロセス部47の感光体ド
ラム48と転写器との間の画像形成位置へ通じるように
構成されており、これら3つの搬送路の合流点62は画
像形成位置に近い位置に設けられている。
【0016】従って、レーザ書き込みユニット46及び
電子写真プロセス部47において、上述のメモリから読
み出された画像データは、レーザ書き込みユニット46
によってレーザ光線を走査させることにより感光体ドラ
ム48の表面上に静電潜像として形成され、トナーによ
り可視像化されたトナー像は多段給紙ユニット33から
搬送された用紙の面上に静電転写され定着される。この
ようにして画像が形成された用紙は定着器49から搬送
路50及び57を介してソータ34へ送られたり、搬送
路50及び58を介して反転搬送路50aへ搬送され
る。
【0017】次に、この実施例のディジタル複写機30
に含まれている画像処理部及び各制御系の構成及び機能
を説明する。図3及び図4は、図2のディジタル複写機
30に含まれている画像処理部及びプリント部制御系の
ブロック構成図である。図3において、ディジタル複写
機30に含まれている画像処理部は、画像データ入力部
70、画像処理部71、画像データ出力部72、RAM
(ランダムアクセスメモリ)等から構成されるメモリ7
3及び画像処理中央処理演算装置(CPU)74を備え
ている。画像データ入力部70は、CCD部70a、ヒ
ストグラム処理部70b及び誤差拡散処理部70cを含
んでいる。
【0018】画像データ入力部70は、図2のCCD4
2から読み込まれた原稿の画像データを2値化変換し
て、2値のデジタル量としてヒストグラムを取りなが
ら、誤差拡散法により画像データを処理して、メモリ7
3に一旦記憶するように構成されている。即ち、CCD
部70aでは、画像データの各画素濃度に応じたアナロ
グ電気信号がA/D変換された後、MTF補正、白黒補
正またはガンマ補正が行われ、256階調(8ビット)
のデジタル信号としてヒストグラム処理部70bへ出力
される。
【0019】ヒストグラム処理部70bでは、CCD部
70aから出力されたデジタル信号が256階調の画素
濃度別に加算され濃度情報(ヒストグラムデータ)が得
られると共に、必要に応じて、得られたヒストグラムデ
ータは画像処理CPU74へ送られ、又は画素データと
して誤差拡散処理部70cへ送られる。
【0020】誤差拡散処理部70cでは、擬似中間調処
理の一種である誤差拡散法、即ち2値化の誤差を隣接画
素の2値化判定に反映させる方法により、CCD部70
aから出力された8ビット/画素のデジタル信号が1ビ
ット(2値)に変換され、原稿における局所領域濃度を
忠実に再現するための再配分演算が行われる。
【0021】画像処理部71は、多値化処理部71a及
び71b、合成処理部71c、濃度変換処理部71d、
変倍処理部71e、画像プロセス部71f、誤差拡散処
理部71g、並びに圧縮処理部71hを含んでいる。画
像処理部71は、入力された画像データをオペレータが
希望する画像データに最終的に変換する処理部であり、
メモリ73に最終的に変換された出力画像データとして
記憶されるまでこの処理部にて処理するように構成され
ている。但し、画像処理部71に含まれている上述の各
処理部は必要に応じて機能するものであり、機能しない
場合もある。即ち、多値化処理部71a及び71bで
は、誤差拡散処理部70cで2値化されたデータが再度
256階調に変換される。
【0022】合成処理部71cでは、画素毎の論理演
算、即ち論理和、論理積又は排他的論理和の演算が選択
的に行われる。この演算の対象となるデータは、メモリ
73に記憶されている画素データ及びパターンジェネレ
ータ(PG)からのビットデータである。濃度変換処理
部71dでは、256階調のデジタル信号に対して、所
定の階調変換テーブルに基づいて入力濃度に対する出力
濃度の関係が任意に設定される。変倍処理部71eで
は、指示された変倍率に応じて、入力される既知データ
により補間処理を行うことによって、変倍後の対象画素
に対する画素データ(濃度値)が求められ、副走査が変
倍された後に主走査が変倍処理される。
【0023】画像プロセス部71fでは、入力された画
素データに対して様々な画像処理が行われ、又、特徴抽
出等データ列に対する情報収集が行われ得る。誤差拡散
処理部71gでは、画像データ入力部70の誤差拡散処
理部70cと同様な処理が行われる。圧縮処理部71h
では、ランレングスという符号化により2値データが圧
縮され、又、画像データの圧縮に関しては、最終的な出
力画像データが完成した時点で最後の処理ループにおい
て圧縮が機能する。
【0024】画像データ出力部72は復元部72a、多
値化処理部72b、誤差拡散処理部72c及びレーザ出
力部72dを含んでいる。画像データ出力部72は、圧
縮状態でメモリ73に記憶されている画像データを復元
し、もとの256階調に再度変換し、2値データより滑
らかな中間調表現となる4値データの誤差拡散を行い、
レーザ出力部72dへデータを転送するように構成され
ている。即ち、復元部72aでは、圧縮処理部71hに
よって圧縮された画像データが復元される。
【0025】多値化処理部72bでは、画像処理部71
の多値化処理部71a及び71bと同様な処理が行われ
る。誤差拡散処理部72cでは、画像データ入力部70
の誤差拡散処理部70cと同様な処理が行われる。レー
ザ出力部72dでは、プリント部制御用CPU79から
の制御信号に基づき、デジタル画素データがレーザのオ
ン/オフ信号に変換され、半導体レーザ122がオン/
オフ状態となる。
【0026】一方、ファクシミリ装置として動作すると
きは、電話回線78、ネットワーク制御ユニット(NC
U)77及びモデム76を介して発呼側のファクシミリ
装置より受信情報が着信する。着信が検知されるとプリ
ンタ部制御用CPU79へ着信信号が送られ、CPU7
9は画像処理CPU74に対し、画像データ(モデムか
らのデータ)のメモリー準備を命令し、メモリー73へ
画像データを記憶させる。次いで、これを読み出し、読
み出した受信情報に従ってレーザ書き込みユニット46
を駆動し、予め帯電器122により帯電された感光体ド
ラム48の表面に受信信号に対応した静電潜像を形成す
る。
【0027】次いで、感光体ドラム48上の静電潜像に
現像器124がトナーを供給し、これにより当該する部
分にトナー像が形成される。また、この間において図
3、図4に示されるプリンタ部制御用CPU79が給
紙、搬送ローラーを駆動し、カセット内の紙をレジスト
ローラー63へ供給する。レジストローラー63は感光
体ドラム48の回転と同期をとって紙を感光体ドラム4
8と転写チャージャーの間に供給する。これにより感光
体ドラム48上のトナー像が紙に転写される。トナー像
を転写された紙は定着器49の位置へ搬送され、ここで
定着工程が行われた後、搬送路50及び57を介してソ
ータ34へ送られたり、搬送路50及び58を介して反
転搬送路50aへ搬送される。
【0028】次に、図3のプリンタ部制御系のブロック
図を説明する。プリンタ部制御CPU79は前述の画像
形成処理CPU74と通信可能なように接続されてお
り、またI/Oインタフェース110、111を介して
プリンタ各部の制御回路及び各種のセンサと接続されて
いる。I/Oインタフェース110には、ポリゴンモー
タ120を制御するポリゴンモータ制御回路112と、
帯電器123を制御する帯電制御回路114と、現像器
124を制御する現像制御回路115と、クリーニング
器を制御するクリーニング制御回路116と、給紙、感
光体ドラム48の駆動、及びその他機械系を駆動する機
械系制御回路117などが接続されている。
【0029】また、I/Oインタフェース111には、
定着器49のヒータランプ81をON・OFFするヒー
タON・OFF駆動回路80と、ヒートローラ表面温度
を検知するサーミスタ102とが接続されている。プリ
ンタ部制御CPU79は画像処理CPU74と通信しな
がら、電子写真プロセスによる印字のシーケンスコント
ロールを行い、またプリンタ電源投入時、機械状態を印
字可能なレディの状態へ移すシーケンスをコントロール
する。
【0030】図6は定着器49の詳細を示す。定着器
は、上ローラー100a及び下ローラー100bの上下
一対のローラーを有し上ローラー100aの内部には、
これの表面を定着温度になるまで加熱するヒータランプ
101が設けられている。上ローラー100aの表面に
はこれの表面温度を検出するサーミスタ102が設けら
れ、サーミスタ102はバネ装置103により、上ロー
ラー100aに常に均一な圧力で接触する様に支持され
ている。
【0031】サーミスタ102は上ローラー100aの
表面温度に対応した電圧信号をプリンタ部制御用CPU
79に出力する。プリンタ部制御用CPU79はサーミ
スタ102からの検出信号と予め設定された基準電圧値
に基づき、上ローラー100aの表面温度を定着温度に
設定する様に、ヒータON,OFF駆動回路80に所定
の駆動信号を発する。
【0032】ヒータON,OFF駆動回路80は、トラ
イアック等の半導体電流制御素子を装備してゼロクロス
法の電流制御を行っており、プリンタ部制御用CPU7
9からの駆動信号に応じてヒータランプ101を加熱
し、これにより上ローラー100a即ち定着器49が定
着温度に設定される。
【0033】次に、図7に電源スイッチ投入後の定着表
面温度の状態を示す。電源スイッチON後直ちにヒータ
ランプ101による上ローラ100aの加熱が開始さ
れ、約2分後ヒートローラー表面温度が190℃に達し
た事を前記サーミスタ102が検知すると(図7のA
点)、CPU79は機械系駆動回路117などに指示を
与えて前回転の手順を開始するとともに、これに同期し
てポリゴンモータ制御回路112へ電圧印加を指示す
る。図7のTDは前回転に要する時間で、本実施例では
約30秒としている。ヒートローラー表面温度は、サー
ミスタで190℃を検知後、若干のオーバーシュートと
なるが、前回転後、図7のBの時点において複写機のレ
ディランプが点灯する。前回転は下ヒートローラーの温
度上昇及び潜像プロセスの準備機能のため実施してお
り、その期間中は約60dBの音が発生する。
【0034】一方、図8にポリゴンモータの立上げに要
する時間を示す。ポリゴンモータは、駆動回路からの電
圧印加後、約15秒で定常回転数20,000rpmに
到達し、この回転数は待機時および使用時ともに同じで
ある。立上げ時間は約15secであり、この立上げ中
の最大騒音は約50dBであり、使用時は約45dBで
ある。これは立上げ時、過電流を必要とするためモータ
コイルの振動が大きくなるため音も大きくなるからであ
る。
【0035】以上のように、本発明の画像形成装置は、
前回転の30秒の間に、ポリゴンモータの立ち上げ時間
15秒が含まれるので、ポリゴンモータの約50dBの
騒音は、前回転の約60dBの騒音にマスクされて聞こ
えなくなる。尚、本実施例の数値は限定されるものでは
なく、環境等やその他の条件により変化する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、電源スイッチ投入後のポリゴンモータの回転立上げ
を、定着ヒートローラーのウォームアップ後の画像形成
準備の前回転時に同期させて行うことにしたので、複写
機やプリンタの立上げ時に発生する不快な騒音の回数
を、2回から1回に減少させることにより使用環境を改
善出来るという効果がある。また、ポリゴンモータの回
転立上げ音が、機械本来の前回転音にマスクされること
により使用者に不信感を与えないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイムチャート。
【図2】本発明が適用されるディジタル複写機の断面
図。
【図3】画像処理系のブロック図。
【図4】プリンタ部制御系のブロック図。
【図5】レーザ書き込みユニットの概念図。
【図6】定着装置の断面図。
【図7】定着ヒートローラの表面温度のグラフ。
【図8】ポリゴンモータの立上げ時の過渡回転数のグラ
フ。
【図9】従来例のタイムチャート。
【符号の説明】
30 ディジタル複写機 46 レーザ書込みユニット 48 感光体ドラム 70 画像データ入力部 71 画像処理部 72 画像データ出力部 73 メモリ 74 画像処理CPU 79 プリンタ制御CPU 80 ヒータON・OFF駆動回路 81 ヒータランプ 102 サーミスタ 110 I/Oインタフェース 111 I/Oインタフェース 112 ポリゴンモータ制御回路 113 レーザ駆動回路 114 帯電制御回路 115 現像制御回路 116 クリーニング制御回路 117 機械系制御回路 120 ポリゴンモータ 121 ポリゴンミラー 122 半導体レーザ 130 f−θレンズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電させた感光体にポリゴンミラーで偏
    向されたレーザ光を照射して静電潜像を形成した後、こ
    れを現像転写して画像を形成する画像形成装置におい
    て、 ポリゴンミラー駆動用モータに電圧を印加する第1の制
    御手段と、 画像形成準備の前回転を起動する第2の制御手段と、 前記第1の制御手段と前記第2の制御手段とを同期させ
    る手段とを備え、ポリゴンミラー駆動用モータの回転立
    上げと画像形成準備の前回転とを同期させることを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、転写された画像を定
    着させる定着装置の温度を測定する測定手段をさらに備
    え、 測定手段で測定された定着装置の温度が所定の値になっ
    たときに前記第1の制御手段と前記第2の制御手段を同
    期させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、ポリ
    ゴンミラー駆動用モータの回転立上げ時間より画像形成
    準備の前回転時間が長いことを特徴とする画像形成装
    置。
JP4326763A 1992-12-07 1992-12-07 画像形成装置 Pending JPH06175443A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5784670A (en) * 1996-01-22 1998-07-21 Fuji Xerox Co., Ltd. Noise masking system and method in image forming apparatus
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