JPH06152820A - ファクシミリ機能付複写機 - Google Patents

ファクシミリ機能付複写機

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JPH06152820A
JPH06152820A JP4328556A JP32855692A JPH06152820A JP H06152820 A JPH06152820 A JP H06152820A JP 4328556 A JP4328556 A JP 4328556A JP 32855692 A JP32855692 A JP 32855692A JP H06152820 A JPH06152820 A JP H06152820A
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JP
Japan
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output
memory
time
facsimile
cpu
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Application number
JP4328556A
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English (en)
Inventor
Yasunobu Okawa
康信 大川
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 夜間に受信したファクシミリ内容をメモリに
蓄積し、設定時刻に出力を完了させる。 【構成】 夜間ファクシミリモードを選択すると(S
1)、ヒータランプがオフ状態となり受信メモリはクリ
アされる(S2)。出力完了時刻設定モードキーにより
出力完了時刻を設定する(S3)。その後、タイマース
タートキーによりリアルタイムクロックがスタートする
(S4)。以降、ファクシミリ受信時のデータはメモリ
に蓄積される。このメモリ量は常に画像処理CPUによ
ってモニターされており、メモリ量によって出力に要す
る時間を逆算するとともに、設定された出力完了時刻迄
の余裕時間を判断する(S5)。出力すべきと判断した
時点でヒータをオンし(S6)、蓄積内容のコピー出力
(S7)を開始する。出力が終了すると同時に出力完了
時刻に到達する(S8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ機能付複
写機、より詳細には、ファクシミリ機能付複写機におけ
る夜間のファクシミリ受信を、消費電力が少なく、か
つ、確実に行うことができ、しかも、メインテナンスフ
ィー等のランニングコストを安く行うことができるよう
にしたものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル複写機は、ファクシミリ受信
機と共通した機能を多数有するため、これらディジタル
複写機とファクシミリ受信機を一体的に組み合せたファ
クシミリ機能付複写機が提案されている。このファクシ
ミリ機能付複写機は、ファクシミリ機能を有しているた
め、発呼者側よりの情報がいつ着信するかわからないの
で、電源を昼夜入れた状態にしておき、定着装置のヒー
タランプを常時オンして加熱状態にしておく必要があ
る。
【0003】オフィスが無人になる夜間においては、複
写機を使用することはほとんどなく、ファクシミリ受信
がほとんどである。しかしながら、定着ローラのコント
ロール温度は、昼間と同じ温度に設定され、ヒータラン
プのオンオフ制御により消費電力が多く、ランニングコ
ストが高く付くと共に、ヒータランプ等のプリンタ部の
寿命が損なわれ易いという欠点がある。特に、昼間は多
数枚のマルチコピーに対して定着性を確保する必要があ
り、そのため、定着装置のヒータランプを常時オンオフ
制御し、定着ローラの温度を一定にして待機している
が、夜間は、定着装置のヒートローラの温度をマルチコ
ピーに対応させる必要はなく、ファクシミリ受信処理時
間に合わせたコピー枚数に対応すれば良く、昼間時のよ
うに、ヒータランプをオン・オフ制御することは消費電
力の無駄である。
【0004】上述のごとき問題点を解決するために、本
出願人は、先に、複写出力紙とファクシミリ出力紙に対
して共通の定着手段と、昼間モード(複写及びファクシ
ミリ受信モード)と夜間モード(ファクシミリ受信モー
ド)を切り換える切り換え手段とを有し、夜間モード選
択時に、夜間に受信したファクシミリ内容をメモリに蓄
積し、設定時刻にまとめてコピー出力するファクシミリ
機能付複写機について提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ファクシ
ミリ機能付複写機は、夜間にメモリに蓄積した内容を、
設定時刻に到達した後に、出力するようにしているの
で、出力に要する待ち時間が発生し、メモリの蓄積量に
よって出力が完了する時間が変化し効率が悪い。また、
夜間モード選択時に、夜間に受信したファクシミリが1
件もなかった場合には出力完了時刻が到達しても出力さ
れないことになり、ユーザは、ファクシミリ内容出力完
了時刻が到達しているにもかかわらず出力されていない
ので、マシントラブルではないかなどの不信感を持つ。
また、出力完了設定時刻迄にメモリが一杯になれば、メ
モリの空き領域がなくなり、その後の受信が不可能にな
る。夜間にメモリ容量以上の大量のファクシミリの受信
に対応できずJOB効率が低下する等の問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)複写出力紙とファクシミリ出力紙
に対して共通の定着手段と、昼間モード(複写及びファ
クシミリ受信モード)と夜間モード(ファクシミリ受信
モード)を切り換える切り換え手段と、タイマー及びコ
ピー出力完了時刻設定手段と、夜間モードを選択した場
合に、夜間に受信したファクシミリ内容をメモリに蓄積
し、前記設定時刻に出力が完了する手段とを有すること
を特徴としたものであり、更には、(2)前記夜間モー
ド選択時における受信メモリの内容がゼロの場合に、夜
間モード時、ファクシミリ受信が1件も無かったことを
操作パネル上にメッセージ出力する手段を有すること、
或いは、(3)前記設定出力完了時刻に到達するまで、
前記受信メモリが一杯になった時は、該メモリの内容を
まとめて出力する手段を有することを特徴としたもので
ある。
【0007】
【作用】複写出力紙とファクシミリ出力紙に対して共通
の定着手段と、昼間モードと夜間モードを切り換える切
り換え手段と、タイマー及びコピー出力時刻設定手段
と、夜間モードを選択した場合に、夜間に受信したファ
クシミリ内容をメモリに蓄積し、前記設定時刻に出力を
完了させる。また、夜間モード時受信メモリの内容がゼ
ロの場合は、表示パネル上にその旨をメッセージ出力す
る。更に、受信メモリが設定出力完了時刻迄に一杯にな
れば受信メモリの内容をまとめて出力する。
【0008】
【実施例】図1は、本発明によるファクシミリ機能付デ
ィジタル複写機の一例を説明するための全体構成図で、
このファクシミリ機能付複写機30には、スキャナ部3
1、レーザプリンタ部32、多段給紙ユニット33及び
ソータ34が備えられている。スキャナ部31は透明ガ
ラスから成る原稿載置台35、両面対応自動原稿送り装
置(RDF)36及びスキャナユニット40から構成さ
れている。多段給紙ユニット33は、第1カセット5
1、第2カセット52、第3カセット53及び選択によ
り追加可能な第5カセット55を有している。多段給紙
ユニット33では、各段のカセットに収容された用紙の
上から用紙が1枚ずつ送り出され、レーザプリンタ部3
2へ向けて搬送される。RDF36は、複数枚の原稿を
一度にセットしておき、自動的に原稿を1枚ずつスキャ
ナユニット40へ送給して、オペレータの選択に応じて
原稿の片面又は両面をスキャナユニット40に読み取ら
せる。スキャナユニット40は原稿を露光するランプリ
フレクタアセンプリ41、原稿からの反射光像を光電変
換素子(CCD)42に導くための複数の反射ミラー4
3、及び原稿からの反射光像をCCD42に結像させる
ためのレンズ44を含んでいる。
【0009】スキャナ部31は、原稿載置台35に載置
された原稿を走査する場合には、原稿載置台35の下面
に沿ってスキャナユニット40が移動しながら原稿画像
を読み取るように構成されており、RDF36を使用す
る場合には、RDF36の下方の所定位置にスキャナユ
ニット40を停止させた状態で原稿を搬送しながら原稿
画像を読み取るように構成されている。原稿画像をスキ
ャナユニット40で読み取ることにより得られた画像デ
ータは、画像処理部へ送られ各種処理が施された後、画
像処理部のメモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメ
モリ内の画像データをレーザプリンタ部32に与えて用
紙上に画像を形成する。
【0010】レーザプリンタ部32は手差し原稿トレイ
45、レーザ書き込みユニット46及び画像を形成する
ための電子写真プロセス部47を備えている。レーザ書
き込みユニット46は、上述のメモリからの画像データ
に応じたレーザ光を出射する半導体レーザ、レーザ光を
等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度偏向された
レーザ光が静電写真プロセス部47の感光体ドラム48
上で等速度傾向されるように補正するf−θレンズ等を
有している。電子写真プロセス部47は、周知の態様に
従い、感光体ドラム48の周囲に帯電器、現像器、転写
器、剥離器、クリーニング器、除電器及び定着器49を
配置して成っている。定着器49より画像が形成される
べき用紙の搬送方向下流側には搬送路50が設けられて
おり、搬送路50はソータ34へ通じている搬送路57
と多段給紙ユニット33へ通じている搬送路58とに分
岐している。
【0011】搬送路58は多段給紙ユニット33におい
て分岐しており、分岐後の搬送路として反転搬送路50
a及び両面/合成搬送路50bが設けられている。反転
搬送路50aは原稿の両面を複写する両面複写モードに
おいて、用紙の裏表を反転するための搬送路である。両
面/合成搬送路50bは、両面複写モードにおいて反転
搬送路50aから感光ドラム48の画像形成位置まで用
紙を搬送したり、用紙の片面に異なる原稿の画像や異な
る色のトナーで画像を形成する合成複写を行う片面合成
複写モードにおいて用紙を反転することなく感光ドラム
48の画像形成位置まで搬送するための搬送路である。
【0012】多段給紙ユニット33は共通搬送路56を
含んでおり、共通搬送路56は第1カセット51、第2
カセット52、第3カセット53からの用紙を電子写真
プロセス部47に向かって搬送するように構成されてい
る。共通搬送路56は電子写真プロセス部47へ向かう
途中で第5カセット55からの搬送路59と合流して搬
送路60に通じている。搬送路60は両面/合成搬送路
50b及び手差し原稿トレイ45からの搬送路61と合
流点62で合流して静電写真プロセス部47の感光体ド
ラム48と転写器との間の画像形成位置へ通じるように
構成されており、これら3つの搬送路の合流点62は画
像形成位置に近い位置に設けられている。従って、レー
ザ書き込みユニット46及び電子写真プロセス部47に
おいて、上述のメモリから読み出された画像データは、
レーザ書き込みユニット46によってレーザ光線を走査
させることにより感光体ドラム48の表面上に静電潜像
として形成され、トナーにより可視像化されたトナー像
は多段給紙ユニット33から搬送された用紙の面上に静
電転写され定着される。このようにして画像が形成され
た用紙は定着器49から搬送路50及び57を介してソ
ータ34へ送られたり、搬送路50及び58を介して反
転搬送路50aへ搬送される。
【0013】次に、このディジタル複写機30に含まれ
ている画像処理部及び各制御系の構成及び機能を説明す
る。図2は図1に示したファクシミリ機能付ディジタル
複写機30に含まれている画像処理部及び各制御系のブ
ロック構成図である。ディジタル複写機30に含まれて
いる画像処理部は、画像データ入力部70、画像処理部
71、画像データ出力部72、RAM(ランダムアクセ
スメモリ)等から構成されるメモリ73及び画像処理中
央処理演算装置(CPU)74を備えている。
【0014】画像データ入力部70はCCD部70a、
ヒストグラム処理部70b及び誤差拡散処理部70cを
含んでいる。画像データ入力部70は図1のCCD42
から読み込まれた原稿の画像データを2値化変換して、
2値のデジタル量としてヒストグラムをとりながら、誤
差拡散法により画像データを処理して、メモリ73に一
旦記憶するように構成されている。即ち、CCD部70
aでは、画像データの各画像濃度に応じたアナログ電気
信号がA/D変換された後、MTF(Modulation Trans
fer Function)補正、白黒補正又はガンマ補正が行わ
れ、256階調(8ビット)のデジタル信号としてヒス
トグラム処理部70bへ出力される。ヒストグラム処理
部70bでは、CCD部70aから出力されたデジタル
信号が256階調の画素濃度別に加算されて濃度情報
(ヒストグラムデータ)が得られると共に、必要に応じ
て、得られたヒストグラムデータは画像処理CPU74
へ送られ、又は画素データとして誤差拡散処理部70c
へ送られる。誤差拡散処理部70cでは、擬似中間調処
理部の一種である誤差拡散法、即ち2値化の誤差を隣接
画素の2値化判定に反映させる方法により、CCD部7
0aから出力された8ビット/画素のデジタル信号が1
ビット(2値)に変換され、原稿における局所領域濃度
を忠実に再現するための再配分演算が行われる。
【0015】画像処理部71は多値化処理部71a及び
71b、合成処理部71c、濃度変換処理部71d、変
倍処理部71e、画像プロセス部71f、誤差拡散処理
部71g並びに圧縮処理部71bを含んでいる。画像処
理部71は、入力された画像データをオペレータが希望
する画像データに最終的に変換する処理部であり、メモ
リ73に最終的に変換された出力画像データとして記憶
されるまでこの処理部にて処理するように構成されてい
る。但し、画像処理部71に含まれている上述の各処理
部は必要に応じて機能するものであり、機能しない場合
もある。
【0016】即ち、多値化処理部71a及び71bで
は、誤差拡散処理部70cで2値化されたデータが再度
256階調に変換される。合成処理部71cでは、画素
毎の論理演算、即ち論理和、論理積又は排他的論理和の
演算が選択的に行われる。この演算の対象となるデータ
は、メモリ73に記憶されている画像データ及びパター
ンジェネレータ(PG)からのピットデータである。濃
度変換処理部71dでは、256階調のデジタル信号に
対して、所定の階調変換テーブルに基づいて入力濃度に
対する出力濃度の関係が任意に設定される。変倍処理部
71eでは、指示された変倍率に応じて、入力される既
知データにより補間処理を行うことによって、変倍後の
対象画素に対する画素データ(濃度値)が求められ、副
走査が変倍された後に主走査が変倍処理される。画像プ
ロセス部71fでは、入力された画素データに対して様
々な画像処理が行われ、又、特徴抽出等データ列に対す
る情報収集が行われ得る。誤差拡散処理部71gでは、
画像データ入力部70の誤差拡散処理部70cと同様な
処理が行われる。圧縮処理部71hでは、ランレングス
という符号化により2値データが圧縮される。又、画像
データの圧縮に関しては、最終的な出力画像データが完
成した時点で最後の処理ループにおいて圧縮が機能す
る。画像データ出力部72は復元部72a、多値化処理
部72b、誤差拡散処理部72c及びレーザ出力部72
dを含んでいる。
【0017】画像データ出力部72は、圧縮状態でメモ
リ73に記憶されている画像データを復元し、もとの2
56階調に再度変換し、2値データより滑らかな中間調
表現となる4値データの誤差拡散を行い、レーザ出力部
72dへデータを転送するように構成されている。即
ち、復元部72aでは、圧縮処理部71bによって圧縮
された画像データが復元される。多値化処理部72bで
は、画像処理部71の多値化処理部71a及び71bと
同様な処理が行われる。誤差拡散処理部72cでは、画
像データ入力部70の誤差拡散処理部70cと同様な処
理が行われる。レーザ出力部72dでは、プリント部制
御用CPU79からの制御信号に基づき、デジタル画像
データがレーザのオン/オフ信号に変換され、レーザが
オン/オフ状態となる。
【0018】尚、画像データ入力部70及び画像データ
出力部72において扱われるデータは、メモリ73の容
量の削減のため、基本的には2値データの形でメモリ7
3に記憶されているが、画像データの劣化を考慮して4
値のデータの形で処理することも可能である。また、8
2はリアルタイムクロックで、このリアルタイムクロッ
ク82は、カレンダー機能を有したICであり、年、
日、時刻等の設定が可能である。このICは、電源のO
N/OFFに関係なく、バッテリーによりバックアップ
されており、時間をカウントアップできるものである。
【0019】一方、ファクシミリ装置としては、電話回
線77、NCU(網制御ユニット)76及びモデム75
を介して発呼側のファクシミリ装置より受信情報が着信
するとプリンタ部制御用CPU79へ着信信号が送ら
れ、このCPU79は画像処理CPU74に対し、画像
データ(モデムからのデータ)のメモリ準備を命令し、
メモリ73へ画像データを記憶させる。これを読み出
し、読み出した受信情報に従って、レーザ書き込みユニ
ット46を駆動し感光ドラム48の表面に受信情報に対
応した静電潜像を形成する。なお、レーザ書き込みユニ
ット46の駆動に先立って感光ドラム48の表面は帯電
チャーヂャーにより均一に帯電される。
【0020】次いで、感光ドラム上の静電潜像に現像器
がトナーを供給しこれにより該当する部分にトナー像が
形成される。また、この間において、図2に示されるプ
リンタ部制御用CPU79が給紙、搬送ローラを駆動
し、カセット内の紙をレジストローラ63へ供給する。
レジストローラ63は感光ドラム48の回転と同期をと
って紙を感光ドラムと転写チャージャーの間に供給す
る。これにより、感光ドラム48上のトナー像が紙に転
写される。トナー像を転写された紙は定着器49の位置
へ搬送され、ここで、定着工程が行われた後、搬送路5
0及び57を介してソータ34へ送られたり、搬送路5
0及び58を介して反転搬送路50aへ搬送される。
【0021】図3は、定着器49の詳細を説明するため
の図で、該定着器49は、上ローラ49a及び下ローラ
49bの上下一対のローラから成り、上ローラ49aの
内部には、その表面を定着温度になるまで加熱するヒー
タランプ81が設けられている。また、上ローラ49a
の表面にはこれの表面温度を検出するサーミスタ78が
設けられ、このサーミスタ78はバネ装置90により、
上ローラ49aに常に均一な圧力で接触するように支持
されている。サーミスタ78は、上ローラ49aの表面
温度に対応した電圧信号をプリンタ部制御用CPU79
に出力する。すると、プリンタ部制御用CPU79は、
サーミスタ78からの検出信号と予め設定された基準電
圧値とに基づき、上ローラ49aの表面温度を定着温度
に設定するように、ヒータオン・オフ駆動回路80に所
定の駆動信号を発する。ヒータのオン・オフ駆動回路8
0はゼロクロスを使ったトライアック等を装備してお
り、プリンタ部制御用CPU79からの駆動信号に応じ
てヒータランプ90を加熱し、これにより上ローラ49
a即ち定着器49が定着温度に設定される。
【0022】図4は、図2に示したファクシミリ機能付
複写機に用いて好適な操作パネルの一例を説明するため
の平面図で、この操作パネル100は、図4(a)に示
すように、夜間モードと昼間モード切り換え用のスイッ
チ101、メッセージ表示パネル102を有し、更に、
時刻設定用キー群103、コピー出力完了時刻設定モー
ドキー104、セットキー105、タイマースタートキ
ー106等を有している。
【0023】図5は、本発明の一実施例(請求項1に記
載の発明)の動作説明をするためのフローチャートで、
図4に示した夜間ファクシミリモードと昼間(通常)モ
ードの切換スイッチ101によって夜間ファクシミリモ
ードを選択すると(step1)、ヒータランプ81はプリ
ンタ部制御用CPU79によりオフ状態となり受信メモ
リはクリアされる(step2)。
【0024】本実施例でのメモリは約600字のA4サ
イズを20枚分蓄積可能な容量を有している。その後、
夜間のファクシミリ受信時のデータはメモリへ蓄積され
る。他方、出力完了時刻設定モードキー104の入力に
より表示パネル102は画面が切り換り予約画面102
a(図4(b))となり、例えば、「出力完了時刻を設
定して下さい」と表示される。ここで、表示パネル10
2上のメッセージ102aに従って時刻設定用キー群1
03を入力することにより設定可能となる(step3)。
表示パネル102上のメッセージ102aにおいて入力
の必要部分(例えば、午前、時、分)を点滅させて時刻
設定用キー群103で時刻を入力後、セットキー105
を入力することにより、点滅をやめて、設定されたこと
を示す。その後、タイマースタートキー106の入力に
よりリアルタイムクロックがスタートする(step4)。
なお、リアルタイムクロック82の初期設定は同様な形
で行なわれる。
【0025】以降、ファクシミリ受信時のデータはメモ
リ73に蓄積される。このメモリ量は常に画像処理CP
U74によってモニターされており、画像処理CPU7
4はプリンタ部CPU79へ通信によって情報を流す。
それに基づき、プリンタ部制御用CPU79は、メモリ
量によって出力に要する時間を逆算するとともに、設定
された出力完了時刻迄の余裕時間をリアルタイムクロッ
ク82の情報(内部データ)より判断する(step5)。
その結果、出力すべきと判断した時点でヒータオンのシ
ーケンスに入る(step6)。そして、蓄積内容のコピー
出力(step7)を開始する。出力が終了すると同時に出
力完了時刻に到達する(step8)。
【0026】図6は、本発明の他の実施例(請求項2に
記載の発明)を説明するためのフローチャートである
が、step1からstep4までは、図5に示した実施例と同
じであるので、その説明は省略する。
【0027】上述のごとくして、タイマーがスタートす
ると、以降、ファクシミリ受信時のデータはメモリに蓄
積される。このメモリ量は常に、画像処理CPU74に
よってモニターされており、画像処理CPU74はプリ
ンタ部CPU79へ通信によって情報を流す(step
6)。それに基づき、プリンタ部制御用CPU79は、
メモリ量によって出力に関する時間を逆算するととも
に、設定された出力完了時刻迄の余裕時間をリアルタイ
ムクロック82の情報(内部データ)より判断する(st
ep7)。step7による時間判断は、メモリ最大容量枚数
を出力するのに要する時間から逆算された出力スタート
時刻(step5)から、1枚分を出力するのに要する時間
から逆算された出力スタート時刻(step8)の間で逐次
判断する。その結果、出力すべきだと判断した時点でヒ
ータランプオンのシーケンスに入る(step9)。そし
て、蓄積内容のコピー出力(step10)を開始する。出
力が終了するとほぼ同時に出力完了時刻に到達する(st
ep12)。他方、1枚分出力スタート時刻に到達した時
点(step8)においてもメモリ蓄積量が無い場合は、表
示パネル上(図4(a)の102)に、例えば、“昨夜
のファクシミリの着信はありません”などのメッセージ
を表示させることによりユーザにインフォメーションを
流す(step11)。
【0028】図7,図8は、本発明の他の実施例(請求
項3に記載の発明)を説明するための図であるが、step
1からstep4までは、図5に示した実施例と同じである
ので、その説明は省略する。
【0029】前述のように、タイマースタートキー10
6の入力により、リアルタイムクロック82がスタート
し(step4)、メモリをクリアし(step5)、以降、フ
ァクシミリ受信時のデータはメモリに蓄積されるが、こ
のメモリの残量は、画像処理CPU74によりモニター
されており(step6)、出力時刻までの間に、受信メモ
リの蓄積量に余裕がなくなった場合、画像処理CPU7
4はプリンタ部CPU79へ通信によって情報を流す。
それに基づき、プリンタ部制御用CPU79はメモリの
内容を出力することで次回ファクシミリ受信に応じられ
るようにメモリに空き領域を確保するべきか否か判断す
る。その結果、出力すべきと判断した時点で(受信メモ
リの領域がなくなった場合)、ヒータランプオンのシー
ケンスへ入る(step7)。そして、蓄積内容のコピー出
力(step8)後、そのメモリ蓄積量がゼロになったこと
を確認し(step9)、ヒータランプをオフし(step1
0)、再度メモリのクリアのステップまでもどる。
【0030】受信メモリの蓄積量に余裕があれば、ファ
クシミリの受信を継続しメモリに蓄積する。このメモリ
量は常に画像処理CPU74によってモニターされてお
り、画像処理CPU74はプリンタ部CPU79へ通信
によって情報を流す(step12)。それに基づき、プリ
ンタ部制御用CPU79は、メモリ量によって出力に要
する時間を逆算するとともに設定された出力完了時刻迄
の余裕時間をリアルタイムクロック82の情報(内部デ
ータ)より判断する(step13)。step13による時間
判断は、メモリ最大容量枚数を出力するのに要する時間
から、逆算された出力スタート時刻(step11)から、
1枚分を出力するのに要する時間から逆算された出力ス
タート時刻(step14)の間で逐次判断する。その結
果、出力すべきだと判断した時点でヒータランプオンの
シーケンスに入る(step15)。そして、蓄積内容のコ
ピー出力(step16)を開始し、出力が終了するとほぼ
同時に出力完了時刻に到達する(step18)。他方、1
枚分出力スタート時刻に到達した時点(step14)にお
いても、メモリ蓄積量が無い場合は、表示パネル上(図
4(a)の102)に、例えば、“昨夜のファクシミリ
の着信はありません”などのメッセージを表示させるこ
とによりユーザにインフォメーションを流す。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、ファクシミリ機能付ディジタル複写機におい
て、ファクシミリ受信可能状態にて夜間放置状態にした
場合に、ファクシミリ受信メモリの内容を設定した時刻
にコピー出力が完了するようにしたので、 1.節電効果がある。 2.無人化となる夜間オフィスで安全性がある。 3.受信メモリの蓄積内容を設定時刻迄に出力完了する
ので仕事の効率が向上する。 4.ファクシミリ受信メモリの蓄積コピー出力の完了時
刻を自由に設定することができ、作業効率が向上する。 5.定着装置を含むプリンタ部の部品ライフを伸ばすこ
とができる。 等の効果がある。更に、請求項2の発明においては、メ
モリがゼロの場合に、受信がなかったことを表示パネル
上にメッセージとして表示するので、上記効果に加え
て、 6.ファクシミリが届いていないという情報をユーザに
与え、ユーザに安心感を与えることができる。また、請
求項3に記載の発明においては、出力完了設定時刻迄
に、メモリの内容が一杯になれば、その時点でコピー出
力するようにしたので、 7.ファクシミリ受信メモリの蓄積のコピー出力時刻を
自由に設定することができ、作業効率が向上する。 等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるファクシミリ機能付複写機の一例
を説明するための全体構成図である。
【図2】図1に示したファクシミリ機能付複写機におけ
る画像処理部及び各制御系の構成及び機能を説明するた
めのブロック図である。
【図3】図1に示した定着装置49の詳細を説明するた
めの図である。
【図4】操作パネルの一例を示す平面図である。
【図5】本発明の一実施例(請求項1に記載の発明)を
説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の他の実施例(請求項2に記載の発明)
を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施例(請求項3に記載の発明)
を説明するためのフローチャートの一部を示す図であ
る。
【図8】本発明の他の実施例(請求項3に記載の発明)
を説明するためのフローチャートの残りの部分を示す図
である。
【符号の説明】
30…ファクシミリ機能付複写機、31…スキャナ部、
32…レーザプリンタ部、33…給紙ユニット、34…
ソータ、35…原稿載置台、36…自動原稿送り装置、
40…スキャナユニット、46…レーザ書き込みユニッ
ト、48…感光体ドラム、70…画像データ入力部、7
1…画像処理部、72…画像データ出力部、73…メモ
リ、74…画像処理CPU、75…モデム、76…網制
御ユニット、77…電話回線、78…サーミスタ、79
…プリンタ部制御用CPU、80…ヒータオン・オフ駆
動回路、81…ヒータランプ、82…リアルタイムクロ
ック、100…操作パネル、101…モード切り換えス
イッチ、102…表示パネル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写出力紙とファクシミリ出力紙に対し
    て共通の定着手段と、昼間モード(複写及びファクシミ
    リ受信モード)と夜間モード(ファクシミリ受信モー
    ド)を切り換える切り換え手段と、タイマー及びコピー
    出力完了時刻設定手段と、夜間モードを選択した場合
    に、夜間に受信したファクシミリ内容をメモリに蓄積
    し、前記設定時刻に出力が完了する手段とを有すること
    を特徴とするファクシミリ機能付複写機。
  2. 【請求項2】 前記夜間モード選択時における受信メモ
    リの内容がゼロの場合に、夜間モード時、ファクシミリ
    受信が1件も無かったことを操作パネル上にメッセージ
    出力する手段を有することを特徴とする請求項1記載の
    ファクシミリ機能付複写機。
  3. 【請求項3】 前記設定出力完了時刻に到達するまで、
    前記受信メモリが一杯になった時は、該メモリの内容を
    まとめて出力する手段を有することを特徴とする請求項
    1記載のファクシミリ機能付複写機。
JP4328556A 1992-11-13 1992-11-13 ファクシミリ機能付複写機 Pending JPH06152820A (ja)

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JP4328556A JPH06152820A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 ファクシミリ機能付複写機

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0916019A (ja) * 1995-06-28 1997-01-17 Nec Corp ファクシミリ装置
JP2008011216A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Fuji Xerox Co Ltd ファクシミリ装置およびファクシミリ受信方法
JP2011259377A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

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