JPH0617543Y2 - オフセットブランケット用マウンティングバー - Google Patents
オフセットブランケット用マウンティングバーInfo
- Publication number
- JPH0617543Y2 JPH0617543Y2 JP16527788U JP16527788U JPH0617543Y2 JP H0617543 Y2 JPH0617543 Y2 JP H0617543Y2 JP 16527788 U JP16527788 U JP 16527788U JP 16527788 U JP16527788 U JP 16527788U JP H0617543 Y2 JPH0617543 Y2 JP H0617543Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blanket
- mounting bar
- connecting portion
- upper plate
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はオフセットブランケットをゴム胴に装着する
際にブランケットの両端に加締固定するマウンティング
バーに関する。
際にブランケットの両端に加締固定するマウンティング
バーに関する。
(従来の技術) 高速オフセット印刷機には圧縮性層を設けたオフセット
ブランケット、または圧縮性層を設けないオフセットブ
ランケットが用いられる。オフセット印刷は刷版から一
度ブランケットに転写して、それから紙面に印刷するの
で、運転中にゴム胴に装着されたブランケットに弛みや
ずれが生じると画像にズレが生じる。このために、ブラ
ンケットはゴム胴への装着が容易であるばかりでなく、
装着後は確実に固定されていなければならない。
ブランケット、または圧縮性層を設けないオフセットブ
ランケットが用いられる。オフセット印刷は刷版から一
度ブランケットに転写して、それから紙面に印刷するの
で、運転中にゴム胴に装着されたブランケットに弛みや
ずれが生じると画像にズレが生じる。このために、ブラ
ンケットはゴム胴への装着が容易であるばかりでなく、
装着後は確実に固定されていなければならない。
オフセットブランケットはゴム胴に巻回した両端部をゴ
ム胴に設けたスリットに差し込むことによって装着され
るが、ブランケットのゴム胴への装着を容易、確実にす
るために、ブランケットの両端にアルミニウム製マウン
ティングバーを取り付け、このマウンティングバーを係
止することによって緊締している。
ム胴に設けたスリットに差し込むことによって装着され
るが、ブランケットのゴム胴への装着を容易、確実にす
るために、ブランケットの両端にアルミニウム製マウン
ティングバーを取り付け、このマウンティングバーを係
止することによって緊締している。
第3図(イ)は取り付け前のマウンティグバーとブランケ
ットの端部を示す側面図、第3図(ロ)は取り付け後の状
態を示す側面図である。
ットの端部を示す側面図、第3図(ロ)は取り付け後の状
態を示す側面図である。
マウンティングバー1は連結部3の上下端にそれぞれ内
側面に鋸歯状突起4を突設した上板5と、同じく鋸歯状
突起6を突設した下板7を同一方向に一体に形成され、
断面略コ字状をなしている。そして、上板5及び下板7
は連結部3の上下面とは屈曲させ一定の角度をもって断
面略コ字状に形成されている。
側面に鋸歯状突起4を突設した上板5と、同じく鋸歯状
突起6を突設した下板7を同一方向に一体に形成され、
断面略コ字状をなしている。そして、上板5及び下板7
は連結部3の上下面とは屈曲させ一定の角度をもって断
面略コ字状に形成されている。
マウンティングバー1はブランケット8の端部を挟み込
み、上板5及び下板7を根元から折り曲げて加締めるこ
とによって取り付けられている。
み、上板5及び下板7を根元から折り曲げて加締めるこ
とによって取り付けられている。
(考案が解決しようとする課題) 上記構成による従来のマウンティグバーには次のような
問題点があった。
問題点があった。
即ち、従来のマウンティングバーは連結部3を押圧変形
することなく上板5及び下板7のみを押圧することによ
ってブランケットに加締めるために、加締後は反発力に
よって上板5と下板7の先端部が、第3図(ロ)の仮想線
のように拡く。
することなく上板5及び下板7のみを押圧することによ
ってブランケットに加締めるために、加締後は反発力に
よって上板5と下板7の先端部が、第3図(ロ)の仮想線
のように拡く。
このため、マウンティングバーの加締力が低下し、運転
中にブランケットがマウンティングバーから外れ、ひい
てはゴム胴から脱落することがある。ブランケットの弛
みや脱落は印刷が不可能になるのは勿論、印刷機を損傷
し、人体に危害を加える恐れがあった。
中にブランケットがマウンティングバーから外れ、ひい
てはゴム胴から脱落することがある。ブランケットの弛
みや脱落は印刷が不可能になるのは勿論、印刷機を損傷
し、人体に危害を加える恐れがあった。
また、上板5及び下板7の先端部が拡くとそれだけ連結
部3の部分よりも厚くなるので、ゴム胴への着脱をスム
ーズに行うことができないという問題がある。
部3の部分よりも厚くなるので、ゴム胴への着脱をスム
ーズに行うことができないという問題がある。
この考案はかかる現況に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、加締力の向上と反発力により上板の
先端部が僅かに拡いた場合でも全体の厚みをほぼ同一に
保持するオフセットブランケット用マウンティングバー
を提供しようとするものである。
的とするところは、加締力の向上と反発力により上板の
先端部が僅かに拡いた場合でも全体の厚みをほぼ同一に
保持するオフセットブランケット用マウンティングバー
を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) そこで、この考案におけるパレットは上記目的を達成す
るため次のような構成とした。
るため次のような構成とした。
即ち、連結部の上下端に、鋸歯状突起を内面に突設した
上板及び下板を同一方向に一体に形成してなるマウンテ
ィングバーにおいて、 下板を水平にした場合に、連結部の内面を上方に向かっ
て外側に傾く傾斜面となし、 上板は先端部に向かって次第に薄肉に形成し、上面を連
結部の上面と連続した同一傾斜面となし、先端部には端
縁上面に外側角を切り落としたテーパー面またはアール
面を形成し、 さらに、下板は全体を同一肉厚となし、下面を連結部の
下面と連続した同一水平面としたものである。
上板及び下板を同一方向に一体に形成してなるマウンテ
ィングバーにおいて、 下板を水平にした場合に、連結部の内面を上方に向かっ
て外側に傾く傾斜面となし、 上板は先端部に向かって次第に薄肉に形成し、上面を連
結部の上面と連続した同一傾斜面となし、先端部には端
縁上面に外側角を切り落としたテーパー面またはアール
面を形成し、 さらに、下板は全体を同一肉厚となし、下面を連結部の
下面と連続した同一水平面としたものである。
(作用) ブランケットへの取り付けは上板とともに連結部をも同
時に押圧変形するので、連結部は加締力の増大と反発力
を押さえるように働く。
時に押圧変形するので、連結部は加締力の増大と反発力
を押さえるように働く。
上板の先端部方向へ漸次形成した薄肉と先端部のテーパ
ー面は、反発力により先端部が拡いても全体をほぼ同一
厚さに保持する。
ー面は、反発力により先端部が拡いても全体をほぼ同一
厚さに保持する。
(実施例) 以下に、この考案を実施例に基づき詳細に説明する。
第1図はこの考案に係るマウンティングバーの一部斜視
図、第2図は側面図である。
図、第2図は側面図である。
マウンティングバー10はブランケットの端面に当接する
連結部11の上下端に上板12と下板13をそれぞれ同一方向
に一体に形成してなり、断面略コ字状の棒状体に構成さ
れている。
連結部11の上下端に上板12と下板13をそれぞれ同一方向
に一体に形成してなり、断面略コ字状の棒状体に構成さ
れている。
さらに詳述すると、連結部11の外面14はほぼ垂直面とさ
れているが、内面15は上方外側に向かって傾く傾斜面と
されている。
れているが、内面15は上方外側に向かって傾く傾斜面と
されている。
上板12は先端部に向かって漸次薄肉とされており、従っ
て、上板12の根元部の肉厚をt1とし、先端部の肉厚をt2
とすると、t1>t2に形成されている。また、上板12は先
端が上向きに連結しており、連結部11の上面と上板12の
上面は連続した同一傾斜面とされ、さらに、端縁上面の
外側角は切り落とされてテーパー面16とされている。
尚、テーパー面16は上板12が拡いても先端部の厚さを小
さくするために形成されるものであり、テーパー面16に
代えてアール面としてもよい。
て、上板12の根元部の肉厚をt1とし、先端部の肉厚をt2
とすると、t1>t2に形成されている。また、上板12は先
端が上向きに連結しており、連結部11の上面と上板12の
上面は連続した同一傾斜面とされ、さらに、端縁上面の
外側角は切り落とされてテーパー面16とされている。
尚、テーパー面16は上板12が拡いても先端部の厚さを小
さくするために形成されるものであり、テーパー面16に
代えてアール面としてもよい。
上板12の内面17には公知形状の内向きの鋸歯状突起18が
2列突設されている。
2列突設されている。
一方、下板13は全体が同一肉厚であって、下面は連結部
の下面と同一な水平面に形成されており、内面19には内
向きの鋸歯状突起20が3列突設されている。前記鋸歯状
突起20はオフセットブランケットに加締たときに、上板
12の鋸歯状突起18とはかみ合わないように配設されてい
る。
の下面と同一な水平面に形成されており、内面19には内
向きの鋸歯状突起20が3列突設されている。前記鋸歯状
突起20はオフセットブランケットに加締たときに、上板
12の鋸歯状突起18とはかみ合わないように配設されてい
る。
この考案にかかるマウンティングバー10は上記のように
構成されているので、これをブランケットに取り付ける
には、ブランケットの先端部を上板12と下板13の間に挿
入して上板12を押圧して加締ればよい。下板13の下面は
連結部11の下面と同一な水平面とされているから、連結
部11と上板12の加締時にもブランケットからずれること
なく確実に加締ることができる。
構成されているので、これをブランケットに取り付ける
には、ブランケットの先端部を上板12と下板13の間に挿
入して上板12を押圧して加締ればよい。下板13の下面は
連結部11の下面と同一な水平面とされているから、連結
部11と上板12の加締時にもブランケットからずれること
なく確実に加締ることができる。
また、連結部11の内面15を傾斜面とし、上板12の上面を
連結部上面と連続した同一傾斜面とすることによって、
上板12と同時に連結部11も押圧変形することができ、全
体として加締力が著しく増大する。
連結部上面と連続した同一傾斜面とすることによって、
上板12と同時に連結部11も押圧変形することができ、全
体として加締力が著しく増大する。
尚、鋸歯状突起18及び20の形状、大きさ及び数等はブラ
ンケットの種類、材質等により適宜決定すればよい。
ンケットの種類、材質等により適宜決定すればよい。
(考案の効果) この考案は上述の通り構成されているので、次のような
実用上多大な効果を奏することができる。
実用上多大な効果を奏することができる。
(1)ブランケットへの取り付けは上板とともに連結部も
同時に押圧変形して加締るから、加締力が増大するとと
もに、反発力による上板先端部の拡きを小さくすること
ができる。
同時に押圧変形して加締るから、加締力が増大するとと
もに、反発力による上板先端部の拡きを小さくすること
ができる。
(2)上板の先端部が反発力により僅かに拡いた場合で
も、上板の先端部方向へ漸次形成した薄肉と先端部のテ
ーパー面が、先端部における厚さを連結部の厚さとほぼ
同一に保持することができる。従って、ブランケットの
ゴム胴への着脱を容易に行うことができる。
も、上板の先端部方向へ漸次形成した薄肉と先端部のテ
ーパー面が、先端部における厚さを連結部の厚さとほぼ
同一に保持することができる。従って、ブランケットの
ゴム胴への着脱を容易に行うことができる。
第1図はこの考案に係るマウンティングバーの斜視図、
第2図は側面図、第3図(イ)は取り付け前のマウンティ
ングバーとブランケットの端部を示す側面図、第3図
(ロ)は取り付け後の状態を示す側面図である。 10はマウンティングバー、11は連結部、12は上板、13は
下板、14は連結部外面、15は連結部内面、16はテーパー
面、18、20は鋸歯状突起、
第2図は側面図、第3図(イ)は取り付け前のマウンティ
ングバーとブランケットの端部を示す側面図、第3図
(ロ)は取り付け後の状態を示す側面図である。 10はマウンティングバー、11は連結部、12は上板、13は
下板、14は連結部外面、15は連結部内面、16はテーパー
面、18、20は鋸歯状突起、
Claims (1)
- 【請求項1】連結部の上下端に、鋸歯状突起を内面に突
設した上板及び下板を同一方向に一体に形成してなるマ
ウンティングバーにおいて、 下板を水平にした場合に、連結部の内面を上方に向かっ
て外側に傾く傾斜面となし、上板は先端部に向かって次
第に薄肉に形成し、上面を連結部の上面と連続した同一
傾斜面となし、先端部には端縁上面に外側角を切り落と
したテーパー面またはアール面を形成し、さらに、下板
は全体を同一肉厚となし、下面を連結部の下面と連続し
た同一水平面としたことを特徴とするオフセットブラン
ケット用マウンティングバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16527788U JPH0617543Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | オフセットブランケット用マウンティングバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16527788U JPH0617543Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | オフセットブランケット用マウンティングバー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0285142U JPH0285142U (ja) | 1990-07-03 |
| JPH0617543Y2 true JPH0617543Y2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=31451616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16527788U Expired - Lifetime JPH0617543Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | オフセットブランケット用マウンティングバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0617543Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106364211A (zh) * | 2016-08-25 | 2017-02-01 | 天津万事达印铁包装容器有限公司 | 折回式铝夹 |
-
1988
- 1988-12-21 JP JP16527788U patent/JPH0617543Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0285142U (ja) | 1990-07-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |