JPH0617534Y2 - 防音材 - Google Patents

防音材

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JPH0617534Y2
JPH0617534Y2 JP3744389U JP3744389U JPH0617534Y2 JP H0617534 Y2 JPH0617534 Y2 JP H0617534Y2 JP 3744389 U JP3744389 U JP 3744389U JP 3744389 U JP3744389 U JP 3744389U JP H0617534 Y2 JPH0617534 Y2 JP H0617534Y2
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JP
Japan
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layer
soundproof material
hole
polyurethane
base
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JP3744389U
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JPH02127430U (ja
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正 宮脇
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は防音材の構成に関するものであり、特に自動車
の床面に配される防音材として好適な構成に関するもの
である。
(従来技術) 自動車内の床等に用いられる防音材は現在、遮音ゴムシ
ートの下面にフェルト又は軟質ポリウレタンフォームの
夫々単体が接着されたものが、制振材を上面に貼り付け
た床綱板の上に置かれる形で使用されている。
(考案が解決しようとする課題) 従来技術の防音材のうち遮音シートの下面にフェルトを
積層した構造は、比較的安価に製造できるため、最も広
く利用されているが、肝腎の防音効果は十分満足できる
ものではなかった。
一方遮音シートの下面にポリウレタンを積層した構造は
フェルトの場合より防音効果は数段優れるもののポリウ
レタン自体がフェルトよりも高価であるため製造原価が
高い欠点があった。
そこで、本考案は従来技術の係る欠点に着目しポリウレ
タンの消費量が少量でかつ十分な防音効果を発揮するこ
とができる防音材を完成することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案者はフェルトを使用
した防音材とポリウレタンを使用した防音材の防音機能
の差は何に基因するかについて調査した。
その結果フェルトを使用した防音材はポリウレタンの場
合に比較して、自動車床面のアクセル、ブレーキ、シフ
トレバー等の貫通孔部分からの騒音の漏れが特に大であ
ることが判明した。
この理由はフェルトはポリウレタンに比べ成形性が悪く
密着性が劣るため当該貫通孔の部分に隙間ができるため
であると予想される。この事実を基に完成した本考案の
特徴は所定の位置に貫通孔を有する防音材であって、シ
ート層、基部防音材層、ポリウレタン層より成り、貫通
孔の周辺はシート層の下面にポリウレタン層が積層さ
れ、他の部分の内大部分はシート層の下面に基部防音材
層が積層されて成ることを特徴とする防音材にある(請
求項4)。言い換えれば本考案の本質はフェルトその他
の基部防音材と遮音シートより成る防音材の欠点である
貫通孔部分からの音の漏れを、当該部分に特別重点的に
ポリウレタンを配して防止するものである。
従って、本考案は貫通孔の部分に基部防音材が存在し、
またその他の部分にポリウレタンが存在する場合も含ま
れる。(請求項1、2)。
(実施例) 以下更に本考案の具体的実施例について説明する。第1
図は本考案の具体的実施例における防音材の正面図であ
り、第2図は第1図のA−A断面図、第3図は本考案の
他の実施例における防音材の断面図である。
第1図、第2図において番号(1)は本考案の具体的実施
例における防音材である。本実施例の防音材(1)は乗用
自動車の前列の床面に配されるものであり、全体は床面
の形状に合わせて複雑な凹凸形状に成形され、アクセ
ル、ブレーキ、クラッチ等や各種ワイヤー、コードが通
る貫通孔(2)が設けられている。
そして、防音材(1)の層機造は第2図のように最上面に
遮音ゴムシート層(3)が設けられ、該遮音ゴムシトー層
(3)の下面には貫通孔(2)の周辺に限って軟質ポリウレタ
ンフォーム層(4)が積層され、他の部分には基部防音材
層(5)が積層されている。ここで遮音ゴムシートとして
はEPDMと炭酸カルシウム等を主成分として比重約2
g/cc以上のもの等が好ましい例として挙げられる。
また、該遮音ゴムシートにかわって塩化ビニル等の合成
樹脂シートも使用することができる。基部防音材(5)は
一般にはフェルトが使用されるがその他ポリオレフィン
フォーム、スラブフォーム、アスベスト等も応用可能で
ある。軟質ポリウレタンフォーム層(4)は、通常防音用
途として使用されるものがそのまま使用可能であるが本
考案においては特に低弾性かつ連続気泡のものが好まし
い。軟質ポリウレタンフォーム層(4)の下面(6)は自動車
の床面凹凸形状に合致した凹凸が設けられている。
本実施例の軟質ポリウレタンフォーム層(4)はこれにか
わって半硬質あるいは硬質のポリウレタンフォーム層が
使用されることもある。軟質ポリウレタンフォーム層
(4)を積層する範囲はその場所、音の大きさ、周波数、
固体伝播音の有無、ポリウレタンフォームの密度、その
部分の厚みによって異なるが通常貫通孔を中心として2
0〜40mm厚の範囲である。
以上の実施例においては、貫通孔(2)の周辺部には軟質
ポリウレタンフォーム(4)のみが、積層され他の部分に
は基部防音材層(5)のみが積層されたものを開示した。
しかし、本考案はこれにこだわるものではなく、第3図
のように貫通孔(2′)周辺以外の部分に周辺部における
軟質ポリウレタンフォーム(4′)よりもはるかに薄い軟
質ポリウレタンフォーム層(6′)が存在してもかまわな
い。
また、逆に貫通孔の周辺部以外の部分にフェルト等の基
部防音材が存在してももちろん差し支えない(図示せ
ず)。
(効果) 本効果の防音材は騒音が漏れ出る慣通孔の周辺部分のみ
を密着性のよいポリウレタンで積層するものであるから
当該部分の隙間は完全に密着される。
そのため、当該部分から騒音が侵入せず高い防音効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の具体的実施例における防音材の正面図
であり、第2図は第1図のA−A断面図、第3図は本考
案の他の実施例における防音材の断面図である。 (1)……防音材 (2)……貫通孔 (3)……遮音シート (4)……軟質ポリウレタンフォーム (5)……基部防音材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート層の下面に基部防音材層及びポリウ
    レタン層が積層されて成り所定の位置に貫通孔を有する
    防音材において、ポリウレタン層は貫通孔の周辺部に特
    に厚く積層されていることを特徴とする防音材。
  2. 【請求項2】貫通孔の周辺部には基部防音材層が存在し
    ない請求項1記載の防音材。
  3. 【請求項3】貫通孔の周辺部以外の部分にはポリウレタ
    ンが存在しない請求項1又は2のいずれかに記載の防音
    材。
  4. 【請求項4】所定の位置に貫通孔を有する防音材であっ
    てシート層、基部防音材層、ポリウレタン層より成り貫
    通孔の周辺はシート層の下面にポリウレタン層が積層さ
    れ、他の部分の内大部分にはシート層の下面に基部防音
    材層が積層されていることを特徴とする防音材。
JP3744389U 1989-03-30 1989-03-30 防音材 Expired - Lifetime JPH0617534Y2 (ja)

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JPH02127430U JPH02127430U (ja) 1990-10-19
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