JPH0617440A - バックホー装置の油圧操作構造 - Google Patents

バックホー装置の油圧操作構造

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JPH0617440A
JPH0617440A JP17517692A JP17517692A JPH0617440A JP H0617440 A JPH0617440 A JP H0617440A JP 17517692 A JP17517692 A JP 17517692A JP 17517692 A JP17517692 A JP 17517692A JP H0617440 A JPH0617440 A JP H0617440A
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JP
Japan
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flow rate
hydraulic
change rate
lever
backhoe device
Prior art date
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Pending
Application number
JP17517692A
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English (en)
Inventor
Yutaro Morishita
勇太郎 森下
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 急激なレバー操作であっても、バックホー装
置の起動停止時におけるショックを防止し、操縦操作性
を向上させる。 【構成】 トラクタ車体1の後部に、油圧シリンダ1
6,17により縦軸芯周りで駆動揺動自在にバックホー
装置3を連結し、操作レバー20Lの操作位置の検出結
果に基づいて、油圧シリンダ16,17に対する圧油供
給量を比例制御するよう構成し、操作レバー20Lの操
作位置変化率を演算してこの演算値が設定値以上である
ときは、油圧シリンダ16,17に対する圧油供給量の
変化特性を比例制御における操作位置変化率よりも小さ
い変化率で変更制御するよう構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタ車体の後部
に、油圧アクチュエータにより縦軸芯周りで駆動揺動自
在にバックホー装置を連結するとともに、操作レバーの
操作位置を検出する検出手段の検出結果に基づいて、前
記油圧アクチュエータに対する圧油供給量を比例制御す
る流量制御手段を備えてあるバックホー装置の油圧操作
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記バックホー装置の油圧操作構造にお
いて、従来では、例えば特開平1−239230号公報
に開示されるように、バックホー装置の揺動駆動開始時
点では、操作レバーの操作量に基づいて油圧シリンダ
〔油圧アクチュエータの一例〕に対する圧油流量を比例
制御するよう構成し、目標位置に近づくと、目標位置と
現在位置との位置偏差情報に基づく流量制御に切り換え
るよう構成したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来構
造においては、前記レバー操作に比例した流量による比
例制御領域内で操作レバーを現在位置から急激に高速度
で操作した場合には、その変化に追従するべく電磁比例
流量制御弁が作動して油圧シリンダに対する流量変化が
大となって急激に伸縮駆動され、起動時あるいは停止時
に大きなショックが発生することがある。特に、この種
の作業機では、バックホー装置が農用トラクタの車体に
取付けられる小型の機種であるから、上記したようなシ
ョックが発生し易いものとなる。本発明は上記不具合点
を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載したバックホー装置の油圧操作構造において、
前記操作レバーの操作位置変化率を演算する操作速度演
算手段を備え、この操作速度演算手段による演算値が設
定値以上であるときは、前記流量制御手段による制御に
かかわらず、前記油圧アクチュエータに対する圧油供給
量の変化特性を前記操作位置変化率よりも小さい変化率
で変更制御する流量変化率抑制手段を備えてある点にあ
る。
【0005】
【作用】操作レバーをゆっくり操作してその操作速度が
設定値以下であるときは、流量制御手段の制御に基づい
て操作レバーの操作量に比例した流量を油圧アクチュエ
ータに供給して、バックホー装置を揺動駆動させる。そ
して、操作レバーが急激に操作され、その操作速度が設
定値以上であるときは、上記流量制御手段による制御に
代えて、操作レバーの操作位置変化率よりも小さな変化
率で油圧アクチュエータに対する圧油流量を変化させる
よう制御するのである。その結果、操作レバーを急操作
してもバックホー装置はスムーズに起動し、あるいは、
滑らかに作動停止することになる。
【0006】
【発明の効果】従って、小型軽量のバックホー装置を油
圧アクチュエータにより揺動駆動するような構成におい
ても、操作レバーの操作量に基づいて操作速度を比例制
御することで、作業操作性に優れた利点を有するもので
ありながら、レバー操作を急激に行うことがあっても、
バックホー装置の起動時あるいは停止時に急発信、急停
止作動によるショックが発生するのを防止することがで
き、滑らかな作動が維持できて操縦操作性が向上するも
のとなった。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図6
に土工用作業機を示している。この作業機は、農用トラ
クタの車体1の前部にフロントローダ装置2を備えると
ともに、後部にバックホー装置3を装着して構成してあ
る。前記バックホー装置3は、車体1から延設したフレ
ーム4に縦軸芯Y周りで左右揺動自在に連結される揺動
支持台5と、この揺動支持台5に横軸芯周りでブームシ
リンダ6により駆動揺動自在に連結されるブーム7と、
ブーム7の先端に横軸芯周りでアームシリンダ8により
駆動揺動自在に連結したアーム9、及びアーム9の先端
にバケットシリンダ10により駆動揺動自在に連結され
るバケット11とで構成してある。又、前記フレーム4
の左右両側には油圧シリンダ型アウトリガー12,13
を配備してある。図3に示すように、前記揺動支持台5
はフレーム4から延出した上下一対のブラケット14,
14に縦軸15によりその軸芯Y周りで揺動自在に枢支
され、左右の油圧シリンダ16,17〔油圧アクチュエ
ータの一例〕により駆動揺動するよう構成され、その上
部には座席18を備えた操縦部19を設けてある。図5
に油圧回路を示している。左右のアウトリガー12,1
3としての油圧シリンダ及びバックホー装置3の左右揺
動シリンダ16,17夫々に対する油圧制御弁V1,V
2,V3は電磁式比例流量制御弁に構成され、ブームシ
リンダ6、アームシリンダ8及びバケットシリンダ10
に対する油圧制御弁V4,V5,V6は夫々、手動操作
式に構成してあり、各制御弁V1〜V6はセンターバイ
パス型多連弁に構成してある。バックホー装置3の駆動
操作は図4に示すように、操縦部19に配備した十字揺
動自在な左右操作レバー20R,20Lにより行うよう
構成し、左右アウトリガー12,13の伸縮操作は前後
揺動自在な一対の操作レバー21R,21Lにより行う
よう構成してある。そして、左右揺動シリンダ16,1
7の操作は、左側操作レバー20Lの左右方向での操作
に基づいて電磁式比例流量制御弁V3の各電磁ソレノイ
ド22,23に対する電流供給量を調節して、その操作
量に基づいて流量を比例制御するよう構成してある。つ
まり、図1に示すように、操作レバー20Lの左右方向
での操作量を検出する検出手段としてのポテンショメー
タPMを備え、このポテンショメータPMの検出値をマ
イクロコンピュータを備えた制御装置24に入力し、そ
の検出値に基づいて操作方向に対応する側の電磁ソレノ
イド22,23に操作量に対応する電流値になるようデ
ューティ比を変化させてパルス電流を供給する〔図2
(ロ)参照〕。このような制御プログラムを流量制御手
段Aと称する。そして、この制御装置24には、操作レ
バー20Lの操作位置変化率を演算する操作速度演算手
段Bを備え、この操作速度演算手段Bによる演算値が設
定値以上であるときは、前記流量制御手段Aによる制御
にかかわらず、前記各揺動シリンダ16,17に対する
圧油供給量の変化特性を前記操作位置変化率よりも小さ
い変化率で変更制御する流量変化率抑制手段Cを備えて
ある。つまり、ポテンショメータPMの検出値の変化率
を常に演算しながら、この演算値が所定の設定値以上で
操作が急激に行われた場合には、対応する電磁ソレノイ
ド22,23に対する供給電流が、図2(イ)に示すよ
うに、緩やかに変化していくようにデューティ比を変化
させて電流を増加あるいは減少させるよう制御するので
ある。このようにして、急激なレバー操作が行われて
も、バックホー装置3が急発進、急停止してショックが
発生するのを防止できる。前記流量制御手段、速度演算
手段、流量変化率抑制手段夫々は、マイクロコンピュー
タによりプログラム制御するものに代えて、論理回路の
組み合わせにより構成してもよい。
【0008】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御ブロック図
【図2】制御特性図
【図3】枢支連結部の横断平面図
【図4】レバー操作部の平面図
【図5】油圧回路図
【図6】作業機の全体側面図
【符号の説明】
1 トラクタ車体 3 バックホー装置 16,17 油圧アクチュエータ 20L 操作レバー A 流量制御手段 B 操作速度演算手段 C 流量変化率抑制手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ車体(1)の後部に、油圧アク
    チュエータ(16),(17)により縦軸芯周りで駆動
    揺動自在にバックホー装置(3)を連結するとともに、
    操作レバー(20L)の操作位置を検出する検出手段
    (PM)の検出結果に基づいて、前記油圧アクチュエー
    タ(16),(17)に対する圧油供給量を比例制御す
    る流量制御手段(A)を備えてあるバックホー装置の油
    圧操作構造であって、前記操作レバー(20L)の操作
    位置変化率を演算する操作速度演算手段(B)を備え、
    この操作速度演算手段(B)による演算値が設定値以上
    であるときは、前記流量制御手段(A)による制御にか
    かわらず、前記油圧アクチュエータ(16),(17)
    に対する圧油供給量の変化特性を前記操作位置変化率よ
    りも小さい変化率で変更制御する流量変化率抑制手段
    (C)を備えてあるバックホー装置の油圧操作構造。
JP17517692A 1992-07-02 1992-07-02 バックホー装置の油圧操作構造 Pending JPH0617440A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012172382A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Sumitomo Heavy Ind Ltd 掘削機
WO2022009654A1 (ja) * 2020-07-10 2022-01-13 株式会社小松製作所 作業機械、および作業機械の制御方法

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CN115427640B (zh) * 2020-07-10 2024-07-09 株式会社小松制作所 作业机械以及作业机械的控制方法

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