JPH06174082A - 油圧走行車両の走行速度切換装置 - Google Patents

油圧走行車両の走行速度切換装置

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JPH06174082A
JPH06174082A JP3145315A JP14531591A JPH06174082A JP H06174082 A JPH06174082 A JP H06174082A JP 3145315 A JP3145315 A JP 3145315A JP 14531591 A JP14531591 A JP 14531591A JP H06174082 A JPH06174082 A JP H06174082A
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JP
Japan
Prior art keywords
port
pressure oil
variable hydraulic
dead center
piston
Prior art date
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Pending
Application number
JP3145315A
Other languages
English (en)
Inventor
Giichi Nagahara
義一 永原
Masami Ozeki
正美 大関
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
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Publication of JPH06174082A publication Critical patent/JPH06174082A/ja
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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Hydraulic Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行速度を自動的に高速、低速に切換えでき
るし、直進性を向上できるようにする。 【構成】 左右油圧走行モータを可変油圧モータとし、
その可変油圧モータの弁板15における第1ポート40
と第2ポート41との中間の上下死点側に制御ポート4
2をそれぞれ形成し、左右の可変油圧モータにおける高
い方の高圧油が導入される検出路49を設け、この検出
路49の高圧油を一方の制御ポート42に供給する切換
弁50を設け、この切換弁50をバネ力と高圧油の圧力
で切換え作動するようにして走行時に可変油圧モータに
作用する負荷の大小によって高速、低速に自動的に切換
えできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、左右走行油圧モータで
走行する油圧走行車両の走行速度を高速、低速に切換え
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧走行車両の左右走行油圧モータとし
ては、可変油圧モータが知られている。この可変油圧モ
ータは、ハウジング内に軸とともに回転自在に支承した
シリンダーブロックのシリンダー孔にピストンを嵌挿し
てシリンダー室を構成し、そのピストンをハウジングに
支承したロッカーカムに沿って摺動するピストンシュー
に連結し、前記シリンダー室を弁板に形成した略半円形
の第1・第2ポートを経て油圧源とタンクとに略180
度回転する毎に交互に連通するようにし、シリンダーブ
ロックの回転によりピストンが伸縮して吐出し、吸込み
をくりかえすようになり、ロッカーカムを傾転してその
角度を変更することでピストンのストロークが変化し
て、回転速度を可変とするものである。前述のロッカー
カムを傾転する装置としては、例えば実開昭62−16
9268号公報に示すものが知られている。つまり、図
1に示すように弁板aにおける第1ポートbと第2ポー
トcとの中間の上死点側に制御ポートdを形成し、この
制御ポートdを2位置切換弁eで第1・第2ポートb、
cの高圧側のポートとタンクfに連通制御し、制御ポー
トdに高圧油を供給するとピストンのモーメント着力点
1 がロッカーカム傾転中心gより上死点寄りとなって
ロッカーカムを傾転し、制御ポートdをタンクfに連通
するとピストンのモーメント着力点A1 がロッカーカム
傾転中心gよりやや下死点寄りとなってロッカーカムが
元の位置に傾転復帰するようになる。図2に示す例は制
御ポートdを上死点側と下死点側にそれぞれ形成し、そ
の制御ポートdに2位置切換弁eで高圧油を供給するよ
うにし、上死点側の制御ポートdに高圧油を供給すれば
ピストンのモーメント着力点A1 がロッカーカム傾転中
心gより上死点寄りとなり、下死点側の制御ポートdに
高圧油を供給すればピストンのモーメント着略点A1
ロッカーカム傾転中心gより下死点寄りとなり、これに
よってロッカーカムを上死点側、下死点側に傾転するよ
うにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者のものであると、
制御ポートdをタンクfに連通した時にロッカーカムに
作用する傾転力が弱くロッカーカムの傾転速度が遅く応
答性が悪くなるし、左右走行油圧モータの場合には左右
の切換弁e,eを同時に切換えることは困難であるから
直進性が悪くなる。。後者のものであると、ロッカーカ
ムに作用する傾転力がどちらの場合にも多くなるが、高
圧側ポートが正転時と逆転時で逆になるため、正転と逆
転で制御ポートへ導かれる高圧位置が上下死点逆転し、
ロッカーカムが不安定となるから、前進時と後進時に可
変油圧モータを正転、逆転する走行油圧モータの回転速
度や切換えとしては使えない。
【0004】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした油圧走行車両の走行速度切換装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】左右油圧走行モータを可
変油圧モータとし、この各可変油圧モータの弁板におけ
る第1・第2ポートの中間上死点側、下死点側に制御ポ
ートをそれぞれ形成し、左右の可変油圧モータの高圧油
の内高い方が導入される検出路と、その検出路の高圧油
とバネ力で切換えられて高圧油を一方の制御ポートに供
給する切換弁を設けたもの。
【0006】
【作 用】走行時に左右油圧走行モータに作用する負
荷の大小によって切換弁を切換えて高速回転状態、低速
回転状態として走行速度を高速、低速に自動的に切換え
できるし、左右油圧走行モータの高圧油の圧力が異なっ
ても左右油圧走行モータを同時に高速回転状態、低速回
転状態に切換えて直進性を向上できる。
【0007】
【実 施 例】左右走行油圧モータは可変油圧モータと
なり、この可変モータは図3に示すように、ケース1と
端板2より成るハウジング3内にシリンダーブロック4
が回転自在に配設され、このシリンダーブロック4の回
転中心のスプライン孔5にスプライン嵌合連結した軸6
の一端部がケース1の底部1aの孔7に軸受8で支承さ
れ、その軸6の他端部は端板2の盲穴9に軸受10で支
承されて軸6とともにシリンダーブロック4が回転動す
るように構成してある。前記シリンダー4にはシリンダ
ー孔11内にピストン12が嵌挿されてシリンダー室1
3を構成し、このシリンダー室13はポート14を経て
弁板15に形成した略半円形の第1ポート、第2ポート
(図示せず)に略180度回転するごとに交互に開口
し、各ピストン12に揺動自在に連結したピストンシュ
ー16はシューリテーナ17でロッカーカム18の前面
に押しつけられている。ロッカーカム18は軸6が貫通
する孔30を有し、その後面31には角度の異なる第1
・第2ストッパ面32,33と円弧面34が形成され、
その円弧面34がケース1の底壁1aに形成した円弧状
ガイド凹溝35に揺動自在に嵌合し、ロッカーカム18
が上死点側に傾転して第1ストッパー面32がケース1
の底壁1aの前面、つまりストッパー36に当るとロッ
カーカム18の前面37の角度が大きくなり、ロッカー
カム18が下死点側に傾転して第2ストッパー面33が
ストッパー36に当るとロッカーカム18の前面37の
角度が小さくなるようにしてある。
【0008】次に左右走行油圧モータである左右可変油
圧モータのロッカーカムを傾転する装置、つまり油圧走
行車両の走行速度を高速、低速に切換える装置を図4に
基づいて説明する。図4に示すように、左右の可変油圧
モータの弁板15における第1ポート40と第2ポート
41の中間における上死点側と下死点側に制御ポート4
2がそれぞれ形成され、その左右の可変油圧モータにお
ける第1・第2ポート40,41には油圧ポンプ43の
吐出圧油が操作弁44、ブレーキ弁45で左右第1・第
2供給路46,47を経て供給制御され、その第1・第
2ポート40,41の高圧油が左右のシャトル弁48で
検出されて高い方の高圧油が検出路49に検出され、そ
の高圧油が切換弁50でどちらか一方の制御ポート42
にそれぞれ供給される。該切換弁50は前記端板2に設
けられてバネ51で第1位置Aに保持され、受圧部52
にパイロット圧油が供給されると第2位置Bに切換るパ
イロット式弁となり、その受圧部52には前記検出路4
9の高圧油がパイロット圧油として供給され、その高圧
油が設定圧以上となると第2位置Bとなるようにしてあ
る。
【0009】次に走行速度の切換えについて説明する。
高速走行の時には左右可変油圧モータの負荷が小さく高
圧側のポートの高圧油の圧力が低く、検出路49の高圧
油が設定圧より低いので、左右の切換弁50は第1位置
Aとなる。切換弁50が第1位置Aとなると高圧油が下
死点側の制御ポート42に供給され、上死点側の制御ポ
ート42はケースドレン側に連通されてピストンのモー
メント着力点A1 がロッカーカム傾転中心15aより下
死点寄りとなってロッカーカム18に下死点寄りの傾転
力が作用して第2ストッパー面33がストッパー36に
当って前面37の角度が小さくなってロッカーカム18
の傾転角度が小さくなり、ピストン12のストロークが
短くなるからシリンダーブロック4が1回転するのに必
要とする流量が少なくなって軸6が高速回転するので、
高速回転状態となる。高速走行の状態で走行負荷が大き
くなると左右可変油圧モータの負荷が大きくなって高圧
側のポートの高圧油の圧力が高くなり、検出路49の高
圧油が設定圧以上となって左右の切換弁50が第2位置
IIとなる。切換弁50が第2位置IIとなると高圧油
が上死点側の制御ポート42に供給され、下死点側の制
御ポート42はケースドレン側に連通されてピストンの
モーメント着力点A1 がロッカーカム傾転中心15aよ
りも上死点寄りとなり、ロッカーカム18に上死点寄り
の傾転力が作用して第1ストッパー面32がストッパー
36に当って前面37の角度が大きくなってロッカーカ
ム18の傾転角度が大となってピストン12のストロー
クが長くなるからシリンダーブロック4が1回転するの
に必要とする流量が多くなって軸6は低速回転となるの
で、低速回転状態となる。
【0010】
【発明の効果】左右油圧走行モータに作用する負荷の大
小によって左右油圧走行モータを低速回転状態、高速回
転状態に切換えできるから、油圧走行車両の走行速度を
自動的に低速、高速に切換えできるし、左右油圧走行モ
ータの高圧油における高い方の高圧油を検出して左右の
切換弁50を同時に切換えるので、左右油圧走行モータ
が同時に高速回転状態、低速回転状態に切換えられ走行
曲りが発生せずに直進性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の可変油圧モータのロッカーカム傾転装置
の説明図である。
【図2】従来の可変油圧モータのロッカーカム傾転装置
の説明図である。
【図3】本発明の可変油圧モータの断面図である。
【図4】走行速度切換装置の説明図である。
【符号の説明】
1 ケース、4 シリンダーブロック、6 軸、11
シリンダー孔、12ピストン、13 シリンダー室、1
5 弁板、16 ピストンシュー、17 シューリテー
ナ、18 ロッカーカム、40 第1ポート、41 第
2ポート、42 制御ポート、49 検出路、50 切
換弁、51 バネ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右油圧走行モータを可変油圧モータと
    し、この可変油圧モータを、ケース1内にシリンダーブ
    ロック4を軸6とともに回転自在に支承し、そのシリン
    ダーブロック4のシリンダー孔11内にピストン12を
    嵌挿してシリンダー室13を構成し、そのシリンダー室
    13を弁板15の第1ポート40と第2ポート41に順
    次連通し、前記ピストン12に連結したピストンシュー
    16を上下死点側に傾転自在なロッカーカム18の前面
    に沿って摺動自在にシューリテーナ17で押し付けたも
    のとし、 前記左右の可変油圧モー夕の弁板15における第1ポー
    ト40と第2ポート41の中間における上死点側と下死
    点側とに制御ポート42をそれぞれ形成し、前記第1ポ
    ート40と第2ポート41における高圧側の高圧油を検
    出し、かつ左右の可変油圧モータの高圧油を比較して高
    い方の高圧油が導入される検出路49と、この検出路4
    9の高圧油を一方の制御ポート42に選択的に供給し、
    かつ他方の制御ポート42をケースドレーンに連通する
    左右の切換弁50をそれぞれ設け、 該左右の切換弁5
    0をバネ51と検出路49の圧力で切換え作動する構成
    としたことを特徴とする油圧走行車両の走行速度切換装
    置。
JP3145315A 1991-05-22 1991-05-22 油圧走行車両の走行速度切換装置 Pending JPH06174082A (ja)

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