JPH0617327U - 電気接続箱 - Google Patents
電気接続箱Info
- Publication number
- JPH0617327U JPH0617327U JP5714392U JP5714392U JPH0617327U JP H0617327 U JPH0617327 U JP H0617327U JP 5714392 U JP5714392 U JP 5714392U JP 5714392 U JP5714392 U JP 5714392U JP H0617327 U JPH0617327 U JP H0617327U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- ultrasonic welding
- insulating plate
- junction box
- conductors
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- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 超音波溶接により導電体相互を接続した電気
接続箱内におけるリーク電流を防止する。 【構成】 導電体１ａ、１ｂ、１ｃが絶縁板２ａ、２ｂ
を介して多層に配置され、同一層内にある前記導電体１
ａ、１ｂが超音波溶接により相互に接続されており、前
記超音波溶接部に隣接する絶縁板２ａには超音波溶接用
の貫通穴３が設けられている電気接続箱において、前記
絶縁板２ａに隣接する絶縁板２ｂに前記貫通穴３を塞ぐ
突出部４を設ける。
接続箱内におけるリーク電流を防止する。 【構成】 導電体１ａ、１ｂ、１ｃが絶縁板２ａ、２ｂ
を介して多層に配置され、同一層内にある前記導電体１
ａ、１ｂが超音波溶接により相互に接続されており、前
記超音波溶接部に隣接する絶縁板２ａには超音波溶接用
の貫通穴３が設けられている電気接続箱において、前記
絶縁板２ａに隣接する絶縁板２ｂに前記貫通穴３を塞ぐ
突出部４を設ける。
Description
【０００１】
本考案は自動車用電気接続箱に関する。
【０００２】
従来、自動車用電気接続箱内において、絶縁板を介して多層に配置された導電 体（バスバー）同志を電気的に接続することは容易ではなく、そのような接続は 殆ど行われていなかった。しかしながら、近年、車両の軽量化、低コスト化など の要求が強くなり、それに伴い、電気接続箱も小型化、軽量化、低コスト化する 必要が出てきた。そこで、あえてバスバー同志を電気的に接続する場合、例えば 、次のような超音波溶接の手段が用いられていた。即ち、図３に示すように、電 気的に接続しようとするバスバー１１ａ、１１ｂのうち、一方のバスバー１１ｂ の端部に段差を設け、バスバー１１ａと１１ｂを端部において重なるように配置 する。絶縁板１２ａのバスバー１１ａ、１１ｂの重なり部に相当する位置には、 貫通穴１３を設ける。バスバー１１ａと１１ｂの超音波溶接は、この貫通穴１３ を通して超音波溶接ホーン１４をバスバー１１ａ、１１ｂの上下から当てて行う 。１５は超音波溶接部である。バスバー１１ａ、１１ｂは、超音波溶接後に、他 層のバスバー、絶縁板に積層され、電気接続箱に組み立てられる。
【０００３】
しかしながら、上述の超音波溶接を利用したバスバー同志の接続には次のよう な問題があった。即ち、図４に示すように、電気接続箱の組み立て工程において 、絶縁板１２ａの貫通穴１３に導電性物質１６が侵入し、バスバー１１ａと絶縁 板１２ｂ上のバスバー１１ｃが電気的に短絡して、リーク電流が流れる恐れがあ った。このようなリーク電流は発熱や発火の原因となる。
【０００４】
本考案は上記問題点を解決した電気接続箱を提供するもので、導電体が絶縁板 を介して多層に配置され、同一層内、または異なる層内の前記導電体が超音波溶 接により相互に接続されており、前記超音波溶接部に隣接する絶縁板には超音波 溶接用の貫通穴が設けられている電気接続箱において、前記絶縁板に隣接する絶 縁板には前記貫通穴を塞ぐ突出部が設けられていることを特徴とするものである 。 上述のように、超音波溶接用の貫通穴が設けられた絶縁板に隣接する絶縁板に 前記貫通穴を塞ぐ突出部を設けると、電気接続箱を組み立てた状態では、貫通穴 が塞がり、貫通穴に導電性物質が入り込むのを防ぐことができる。また、組み立 て時に貫通穴に異物が入り込んだ場合には、異物は突出部により貫通穴から外部 に押し出されるため、組み立て工程時に異物を発見し、除去することができる。
【０００５】
以下、図面に示した実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。 図１は本考案にかかる電気接続箱の一実施例の部分分解斜視図、図２は前記実 施例の部分断面図である。図中、１ａ、１ｂ、１ｃはバスバー、２ａ、２ｂは絶 縁板である。バスバー１ｂの端部には段差がついており、バスバー１ａ、１ｂは 端部において重なるように配置されている。絶縁板２ａのバスバー１ａ、１ｂが 重なりあう位置には、貫通穴３が設けられている。この貫通穴３を通してバスバ ー１ａ、１ｂの上下に超音波溶接ホーン（図示されず）を当てて、バスバー１ａ 、１ｂを相互に超音波溶接することは従来通りである。絶縁板２ａに隣接する絶 縁板２ｂには、貫通穴３に相対する位置に突出部４が設けられている。突出部４ の形状は、電気接続箱を組み立てた状態で、突出部４が貫通穴３に嵌まり込むよ うな形状になっている。このような電気接続箱では、貫通穴３に異物が入るのを 防止することができ、例え、異物が貫通穴３に入っても、組み立て工程中に検知 することができる。 なお、上記実施例では、超音波溶接されるバスバーはともに同一絶縁板上に配 置されていたが、超音波溶接されるバスバーは異なる絶縁板上に配置されていて もよい。
【０００６】
以上説明したように本考案によれば、導電体が絶縁板を介して多層に配置され 、同一層内、または異なる層内の前記導電体が超音波溶接により相互に接続され ており、前記超音波溶接部に隣接する絶縁板には超音波溶接用の貫通穴が設けら れている電気接続箱において、前記絶縁板に隣接する絶縁板には前記貫通穴を塞 ぐ突出部が設けられているため、電気接続箱を組み立てた状態では、貫通穴が塞 がり、貫通穴に導電性物質が入り込むのを防ぐことができるという優れた効果が ある。
【図１】本考案にかかる電気接続箱の一実施例の部分分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図２】前記実施例の部分断面図である。
【図３】従来の電気接続箱の導電体の接続方法の説明図
である。
である。
【図４】上記従来の方法の問題点の説明図である。
１ａ、１ｂ、１ｃ、１１ａ、１１ｂ、１１ｃ バスバー ２ａ、２ｂ、１２ａ、１２ｂ 絶縁板 ３、１３ 貫通穴 ４ 突出部 １４ 超音波
溶接ホーン １５ 超音波
溶接部 １６ 導電性
物質
溶接ホーン １５ 超音波
溶接部 １６ 導電性
物質
Claims (1)
- 【請求項１】 導電体が絶縁板を介して多層に配置さ
れ、同一層内、または異なる層内の前記導電体が超音波
溶接により相互に接続されており、前記超音波溶接部に
隣接する絶縁板には超音波溶接用の貫通穴が設けられて
いる電気接続箱において、前記絶縁板に隣接する絶縁板
には前記貫通穴を塞ぐ突出部が設けられていることを特
徴とする電気接続箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5714392U JP2514391Y2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5714392U JP2514391Y2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 電気接続箱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0617327U true JPH0617327U (ja) | 1994-03-04 |
| JP2514391Y2 JP2514391Y2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=13047357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5714392U Expired - Fee Related JP2514391Y2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2514391Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023223788A1 (ja) * | 2022-05-16 | 2023-11-23 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 端子台及び積層バスバ |
-
1992
- 1992-07-22 JP JP5714392U patent/JP2514391Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023223788A1 (ja) * | 2022-05-16 | 2023-11-23 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 端子台及び積層バスバ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2514391Y2 (ja) | 1996-10-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |