JPH06172596A - ポリプロピレン樹脂組成物、その成形物の塗装方法及び塗装された成形物 - Google Patents
ポリプロピレン樹脂組成物、その成形物の塗装方法及び塗装された成形物Info
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Abstract
せず、直接又はプライマー塗装或いはプラズマ照射処理
を施した後、上塗り塗装ができ、塗膜の密着強度が向上
した成形物を得ることができるポリプロピレン樹脂組成
物を提供する。 【構成】 (A)ポリプロピレン100重量部、(B)
エチレン系エラストマー、水素添加スチレン・ブタジエ
ン共重合体ゴム及び水素添加スチレン・イソプレンブロ
ック共重合体ゴムから選ばれる少なくとも1種のエラス
トマー20〜50重量部、(C)ポリカーボネートジオ
ール0.3〜20重量部及び(D)無機充填材0〜50
重量部からなるポリプロピレン樹脂組成物。
Description
ロピレン樹脂組成物、特にバンパー等の自動車外装部品
の製造に好適に使用される耐衝撃性ポリプロピレン樹脂
組成物、該ポリプロピレン樹脂組成物の成形物、特にバ
ンパー等の自動車外装部品の塗装方法、及び塗装された
成形物に関する。
であり且つ耐熱性・耐薬品性に優れているので広範囲の
用途に使用されている。しかしながら、ポリプロピレン
樹脂は元来無極性であるので塗装性に劣ることが知られ
ており、例えばポリプロピレン製自動車バンパーを塗装
する場合、塗膜の充分な密着強度を得るためには、1,
1,1−トリクロロエタンをはじめとするハロゲン系有
機溶剤による脱脂洗浄を施し、その後プライマーを下塗
りするか、或いはプラズマ照射処理を行った後、上塗り
塗装を行わなければならなかった。
ような従来の塗装方法では工程数が多く、時間的にも不
経済である。また脱脂洗浄に用いるハロゲン系有機溶剤
の人体、環境に及ぼす悪影響が懸念されている。1,
1,1−トリクロロエタン(以下トリクレンという)は
地球環境、特にオゾン層を破壊することで1990年6
月のモントリオール会議において2005年にその製造
と使用を世界的に禁止することが決議された。この解決
が安易な課題ではないことは、15年という猶予期間が
設定されたことからも明らかである。
度が速く、最近1996年と10年間の前倒しの実行が
決議され、極めて緊急に解決しなければならない。しか
も困難な課題である。
間、費用を考慮し、従来行われてきた塗装方法の改良が
強く求められている。
ても従来のいわゆる炭化水素化合物のみを成分とするも
のから、メチル−tert−ブチルエーテル等を添加す
るガソリンが使用され、自動車部品の耐溶剤性の要求も
更に厳しくなっているのが現状である。
処理を必要としない自動車部品の塗装方法及び自動車部
品用の樹脂組成物の開発がのぞまれている。
する組成物からなる成形品の塗装性を向上させるため、
末端に水酸基を有するジエンポリマーまたはその水素添
加物を添加する方法が提案されている。(特開平3−1
57168、特開平3−277636、特開平4−77
567、特開平4−93330等)。しかし、これらの
方法はプライマー塗布やプラズマ処理を施すことなく塗
料を塗布することを目的としており、トリクレンによる
脱脂洗浄を施さない場合は、耐溶剤性が不良であり、よ
り厳しい塗装性の評価で問題があった。
ストダウンの観点から自動車用ガソリンにメタノール、
エタノール、ブタノールの如き低級アルコールを混合し
た、いわゆるガソホールが用いられる傾向にある。ガソ
ホールは単独のガソリンに比較し塗膜の剥離性に及ぼす
影響が激しく、耐ガソホール性の向上が要望されてい
る。
るハロゲン系有機溶剤による脱脂洗浄を必要とせず、直
接あるいはプライマー塗装或いはプラズマ照射処理を施
した後、上塗り塗装ができ、且つ塗膜の密着強度が著し
く向上した成形物を得ることのできる耐衝撃性ポリプロ
ピレン樹脂組性物を提供すること、特にバンパー等の自
動車外装部品の製造に好適に使用される塗装性に優れた
耐衝撃性ポリプロピレン樹脂組成物を提供することにあ
る。
形して得られる成形品の改良された塗装方法を提供する
ことにある。
塗装して得られる成形品、特に塗膜の密着強度及び耐ガ
ソリン性並びに耐ガソホール性(ガソリンと含酸素化合
物との混合物に対する耐溶剤性)にすぐれた自動車外装
部品を提供することにある。
ポリプロピレン100重量部、(B)エチレン系エラス
トマー、水素添加スチレン・ブタジェン共重合体及び水
素添加スチレン・イソプレンブロック共重合体から選ば
れた少なくとも一種類のエラストマー20〜50重量
部、(C)下記構造式(I) HO−(−R1 −O−CO−O−)n −R2 −OH (I) (式中R1 及びR2 は脂肪族炭化水素基で表わされ、n
は1〜20の整数である)により表わされるポリカーボ
ネートジオール0.3〜20重量部及び(D)無機フィ
ラー0〜50重量部からなることを特徴とするポリプロ
ピレン樹脂組成物が提供される。
ン樹脂組成物を成形して得られる成形物に、ハロゲン系
有機溶剤による脱脂洗浄を施すことなく、直接又はプラ
イマー塗装、或いはプラズマ処理を施した後、上塗り塗
装を実施することよりなる塗装方法が提供される。
ン樹脂組成物を用いた成形物を上記の方法で塗装して得
られる塗装成形物が提供される。
リプロピレンは、結晶性ポリプロピレンであれば、プロ
ピレンの単独重合体、プロピレンとエチレン及び/又は
α−オレフィンのランダム或いはブロック共重合体のい
ずれでもかまわない。ここでいうα−オレフィンは、ブ
テン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペ
ンテン−1等であり、これらの1種あるいは2種以上を
用いることができる。
エチレンのブロック共重合体が用いられ、例えばエチレ
ン含有率が2〜25重量%であり、且つメルトインデッ
クス(MI)が1〜100g/10min(ASTM
D−1238,230℃)であるものが特に好ましく使
用できる。
ラストマーは、エチレン系エラストマー、水素添加スチ
レン・ブタジエン共重合体及び水素添加スチレン・イソ
プレンブロック共重合体から選ばれる少なくとも一種類
のエラストマーである。
とプロピレンのランダム共重合体ゴム(以下EPMと略
記する。)、エチレン−プロピレン−ジエンの三元共重
合体ゴム(以下EPDMと略記する)、エチレン−ブテ
ン−1共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ブテン−
1共重合体ゴムが挙げられる。
いられ、さらに好ましくはEPDMまたはEPMとEP
DMの混合物が使用される。
〜60重量%、好ましくは15〜60重量%、さらに好
ましくは20〜55重量%、ムーニー粘度ML1+4 (1
00℃)は10〜80、好ましくは15〜60、さらに
好ましくは20〜50である。
0〜60重量%、好ましくは15〜60重量%、さらに
好ましくは20〜55重量%、ムーニー粘度ML
1+4 (100℃)は10〜80、好ましくは15〜6
0、さらに好ましくは20〜50である。ヨウ素価が5
〜30、好ましくは7〜25、さらに好ましくは8〜2
0、且つ分子量分布Mw/Mnが1.5〜4.0のもの
が使用できる。
ロマトグラフィーで測定された値である。また、上記E
PDMにおけるジエン成分としては、エチリデンノルボ
ルネン、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン
等を用いることができる。
ン含有量が15〜25重量%、ムーニー粘度ML
1+4 (100℃)が15〜25のEPM及びプロピレン
含有量が20〜30重量%、ムーニー粘度ML1+4 (1
00℃)が35〜45、ヨウ素価が10〜15、且つ分
子量分布Mw/Mnが1.5〜2.5であるEPDMが
好ましく使用できる。
リカーボネートジオールは前記の構造式Iで表される、
脂肪族カーボネート骨格を有し、両末端に水酸基を持っ
たものである。
m H2m(ここでmは1〜10の整数)で示される基であ
る。
は600〜2000、さらに好ましくは700〜150
0、75℃の粘度が100〜3000cS、好ましくは
150〜2500、さらに好ましくは200〜1000
のものが使用でき、特に20℃で液体、固体、半固体の
ものが用いられるが、特に固体のものが好ましい。ま
た、水酸基価は20〜300KOHmg/g、好ましく
は30〜200KOHmg/g、さらに好ましくは35
〜150KOHmg/gである。
使用量は(A)ポリプロピレンに対して100重量部に
対して0.3〜20重量部、好ましくは0.5〜10重
量部、さらに好ましくは0.7〜7重量部である。
剤を使用することができる。無機充填剤としては、例え
ば酸化カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミニ
ウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マ
グネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、
硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、亜硫
酸カルシウム、タルク、クレー、ガラス、マイカ、塩基
性炭酸マグネシウム、ドロマイト、ウォラストナイト、
更にはチタン酸カルシウム、硫酸マグネシウム等のウイ
スカが挙げられるが、衝撃強度と剛性のバランスを考慮
した場合には、特に炭酸カルシウム、硫酸バリウム、タ
ルクの使用が好ましい。本発明において用いる無機充填
材は、得られる組成物の耐衝撃性を考慮すると、平均粒
子径が5μm以下であることが好ましい。
材は、好ましくは表面処理されたものであり、その表面
処理方法としては、公知の方法で行われたもの例えばシ
ラン系、チタネート系の各種カップリング剤、高級脂肪
酸系、不飽和有機酸系の表面処理剤で行うことができ
る。このような表面処理を施すと、本発明の効果の他、
混練性、成形加工性、セルフータップ強度、ウエルド強
度等の物性を向上させるのに有効である。
ン100重量部に対して0〜50重量部であり、自動車
の外装部品等には10〜50重量部、好ましくは10〜
35重量部である。
は、(A)ポリプロピレン、(B)プロピレン含有率が
15〜50重量%、ムーニー粘度ML1+4 (100℃)
が20〜60、沃素価が8〜25、且つ分子量分布Mw
/Mnが1.5〜4.0であるエチレン−プロピレン−
ジエン三元共重合体ゴム、(C)前記構造式Iで表され
るポリカーボネートジオール及び(D)無機充填材から
なり、(B)成分の含有率が(A)+(B)の合計重量
基準で10〜60重量%であり、(C)成分の含有率が
(A)+(B)+(C)の合計重量基準で0.5〜10
重量%であり、(D)成分の含有率が(A)+(B)+
(C)の合計重量100重量部当たり0〜40重量部で
あることを特徴とするポリプロピレン樹脂組成物に関す
る。
他に、本発明の効果を著しく損なわない程度の範囲の量
で、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低
密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレンの1種または
2種以上を使用することができる。
損なわない範囲の量でポリカーボネートジオール以外の
OH基を有する化合物、例えばポリヒドロキポリオレフ
ィン等を併用して使用することができる。
一般的に使用されている酸化防止剤、熱安定剤、紫外線
吸収剤、難燃剤、核剤、加工性改良剤、滑剤、帯電防止
剤及び顔料等の添加剤を使用できる。
業界で一般に使用されている、例えばヘンシェルミキサ
ー等を用いて混合を行った後、単軸押出機、2軸押出
機、ロール、バンバリーミキサー等を用いて混練を行
い、ペレット化して製造される。
常用いられる射出成形法、押出成形法、及び圧縮成形法
等の成形法により所定の成形品に成形しうる。
樹脂組成物を成形し、得られた成形物の表面に、ハロゲ
ン系有機溶剤による脱脂洗浄を施すことなく、直接また
は、プライマー塗装或いはプラズマ照射処理等を行い、
その後上塗り塗装を実施する工程よりなる。
ロゲン系有機溶剤以外の溶剤による脱脂洗浄を実施する
ことができる。ここでいうハロゲン系有機溶剤以外の溶
剤とは、イソプロピルアルコール等の低級アルコール、
界面活性剤含有アルカリ性又は酸性水溶液等が挙げられ
る。
マーとしては、例えば市販されているポリプロピレン用
のアクリル−塩素化ポリプロピレン系のプライマーが使
用できる。仕様に従いプライマーを調製した後、例えば
膜厚10μm程度になるように塗装する。
ては、2液型のウレタン塗料、1液型のアルキッド−メ
ラミン塗料、1液型のアクリル塗料をはじめとして様々
な塗料が使用できるが、特に低温(例えば80℃)硬化
型のウレタン塗料で塗装した成形品の耐ガソリン性、耐
ガソホール性の向上に対して、本発明の樹脂組成物の効
果が顕著である。
用しないでも直接上塗り塗料の塗装は可能であるが、塗
膜の耐溶剤性を持たせるためには下塗り用プライマーを
使用する方が好ましい。
るが、これらの実施例は本発明を限定するものではな
い。
記す。 PP−A :結晶性エチレン−プロピレンブロック共
重合体(エチレン含有率9.0重量%、MI(230
℃)22g/10分) PP−B :結晶性エチレン−プロピレンランダム共
重合体(エチレン含有率4.5重量%、MI(230
℃)15g/10分) EPDM−A:プロピレン含有率が40重量%、ムーニ
ー粘度ML1+4 (100℃)が39、ジエン成分がエチ
リデンノルボルネンであり、沃素価が15、分子量分布
Mw/Mnが2.2であるエチレン−プロピレン−ジエ
ン三元共重合体ゴム EPDM−B:プロピレン含有率が25重量%、ムーニ
ー粘度ML1+4 (100℃)が40、ジエン成分がエチ
リデンノルボルネンであり、沃素価が14、分子量分布
Mw/Mnが2.3であるエチレン−プロピレン−ジエ
ン三元共重合体ゴム EPM−A :プロピレン含有率が45重量%、ムーニ
ー粘度ML1+4 (100℃)が28、であるエチレン−
プロピレン共重合体ゴム EPM−B :プロピレン含有率が20重量%、ムーニ
ー粘度ML1+4 (100℃)が23、であるエチレン−
プロピレン共重合体ゴム ポリカーボネートジオール: 日本ポリウレタン工業(株)製 ニッポランN−981 〔分子量=990、粘度(75℃)=330cS〕 タルク :平均粒子径2μm 実施例1〜7、比較例1、参考例 表1に示す割合で、上記各原料をヘンシェルミキサーで
混合後、210℃に設定された2軸押出機によって溶融
混練し、ペレット化して樹脂組成物を得た。
測定し、アイゾット衝撃強度(ノッチ付)はASTM
D256に従い、温度23℃および−40℃において測
定した。
ようにして作成した。射出成形による試験片(80×2
40mm、厚さ3mm)にプライマー(日本ビーケミカ
ル社製、商品名:RB−150)を膜厚10μmとなる
ように塗布し、80℃で10分乾燥した後、そのプライ
マー面にウレタン系メタリック塗料(日本ビーケミカル
社製、商品名:R−212)およびウレタン系クリヤー
塗料(日本ビーケミカル社製、商品名:R−213)を
日本ビーケミカル社の指定仕様に基づいて調製し、膜厚
がそれぞれ20μm、30μmとなるように塗布し、8
0℃で30分乾燥し、その後48時間放置して試験片を
得た。
盤目を10×10の100個刻み、この碁盤目に指圧で
完全に密着させたセロハンテープを角度45°で急激に
剥がした。この操作を2回繰り返した後、残った塗膜の
碁盤目の割合を求めた。
0×30mmの大きさに切り出した資料を23℃のガソ
リン及びガソホール(エチルアルコールを10容量%含
有したガソリン)中に浸漬し、塗膜に異常(剥離、膨
れ、皺)が認められるまでの時間を測定した。
1,1,1−トリクロロエタン蒸気洗浄は、成形品を
1,1,1−トリクロロエタン飽和蒸気中に30秒間さ
らすことにより行った。その後、乾燥してプライマーの
塗布工程に移り、以下上記と同様の操作を行った。
作成した。この試験片を1,1,1−トリクロロエタン
蒸気洗浄を施すことなく、更にプライマーの塗布も施さ
ず、直接実施例1で使用したウレタン系メタリック塗料
及びウレタン系クリヤー塗料を同様に塗布した。碁盤目
試験では全く剥離しなかった。 比較例2 比較例1の組成物を使用し、実施例8と同様に塗装を行
った。碁盤目試験で全面剥離を生じた。
ロゲン系有機溶剤による洗浄を施さなくても上塗り塗料
の密着性の良好な塗装成形品を提供することができ、産
業上の利用価値は高い。
Claims (6)
- 【請求項1】 (A)ポリプロピレン100重量部、 (B)エチレン系エラストマー、水素添加スチレン・ブ
タジェン共重合体及び水素添加スチレン・イソプレンブ
ロック共重合体から選ばれる少なくとも一種類のエラス
トマー20〜50重量部、 (C)下記構造式(I) HO−(−R1 −O−CO−O−)n −R2 −OH (I) (式中R1 及びR2 は脂肪族炭化水素基で示される基で
あり、nは1〜20の整数である)により表わされるポ
リカーボネートジオール0.3〜20重量部及び (D)無機フィラー0〜50重量部からなることを特徴
とするポリプロピレン樹脂組成物 - 【請求項2】 上記エチレン系エラストマーがエチレン
とプロピレンのランダム共重合体ゴム及び/又はエチレ
ン−プロピレン−ジエンの三元共重合体ゴムである請求
項1記載のポリプロピレン樹脂組成物 - 【請求項3】 上記構造式〔I〕で表されるポリカーボ
ネートジオールの分子量が500〜3000、75℃の
粘度が200〜3000cSである請求項1記載のポリ
プロピレン樹脂組成物 - 【請求項4】 (A)ポリプロピレン、 (B)プロピレン含有率が15〜50重量%、ムーニー
粘度ML1+4 (100℃)が20〜60、沃素価が8〜
25、且つ分子量分布Mw/Mnが1.5〜4.0であ
るエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体ゴム、 (C)下記構造式(I) HO−(−R1 −O−CO−O−)n −R2 −OH (I) (式中R1 及びR2 は脂肪族炭化水素基で表わされ、n
は1〜20の整数である)により表わされるポリカーボ
ネートジオール、及び (D)無機充填材からなり、(B)成分の含有率が
(A)+(B)の合計重量基準で10〜60重量%であ
り、(C)成分の含有率が(A)+(B)+(C)の合
計重量基準で0.5〜10重量%であり、(D)成分の
含有率が(A)+(B)+(C)の合計重量100重量
部当たり0〜40重量部であることを特徴とするポリプ
ロピレン樹脂組成物 - 【請求項5】 請求項1記載のポリプロピレン樹脂組成
物を成形し、得られた成形物の表面にハロゲン系有機溶
剤による脱脂洗浄を施すことなく、直接又はプライマー
塗布あるいはプラズマ処理後上塗り塗装を実施すること
を特徴とする、ポリプロピレン樹脂組成物の成形物の塗
装方法 - 【請求項6】 請求項5記載のポリプロピレン樹脂組成
物の成形物の塗装方法により得られる塗装成形物。
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JP15998693A JP3349552B2 (ja) | 1992-06-10 | 1993-06-07 | ポリプロピレン樹脂組成物、その成形物の塗装方法及び塗装された成形物 |
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JP17501092 | 1992-06-10 | ||
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06172596A true JPH06172596A (ja) | 1994-06-21 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3349552B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2003082934A1 (fr) | 2002-03-28 | 2003-10-09 | Zeon Corporation | Agent de modification de polymeres hydrocarbones, compositions de polymeres hydrocarbones et moulages |
JP2005126601A (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-19 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 繊維強化樹脂組成物及びその成形品 |
WO2008050990A1 (en) * | 2006-10-23 | 2008-05-02 | Lg Chem, Ltd. | Optical films, retardation films, and lcd comprising the sames |
-
1993
- 1993-06-07 JP JP15998693A patent/JP3349552B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US7144959B2 (en) | 2002-03-28 | 2006-12-05 | Zeon Corporation | Modifier for hydrocarbon polymers, hydrocarbon polymer composition and moldings |
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