JP3218942B2 - 熱可塑性樹脂組成物成形品の表面処理方法及び塗装方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物成形品の表面処理方法及び塗装方法

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JP3218942B2 JP26827395A JP26827395A JP3218942B2 JP 3218942 B2 JP3218942 B2 JP 3218942B2 JP 26827395 A JP26827395 A JP 26827395A JP 26827395 A JP26827395 A JP 26827395A JP 3218942 B2 JP3218942 B2 JP 3218942B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂組成
物成形品の塗装性が優れ、かつ環境に優しい新規な表面
処理方法及び塗装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、成形品と塗料、或いは接着剤との
間の相溶性をより向上させる方法として、通常、その中
間にプライマーを用いている。しかし、この方法は、プ
ライマー自体が高価であること、一工程が新たに加わる
ことで最終的な製品コストを割高としていること、そし
てプライマー(廃液)処理等により環境問題を有してい
ること等から、より改良が望まれていた。
【0003】更に、プライマーを塗布する前に、1,
1,1−トリクロルエタン等のハロゲン化炭化水素蒸気
溶剤での蒸気洗浄が通常よく実施されているが、この
1,1,1−トリクロルエタンについては、最近の地球
環境対策の1つであるオゾン問題で使用が規制されつつ
ある。また、塗装、印刷、接着を行うための表面前処理
としては、例えばサンドブラスト処理、クロム酸混液処
理、火炎処理、コロナ放電処理、プラズマ処理、表面官
能基付与法、表面光グラフト法などが提案されている
が、環境面、性能面等からいずれの方法も満足すべき成
果は得られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術の状況
に鑑み、本発明は塗装前処理工程である1,1,1−ト
リクロルエタン処理、及び中間層であるプライマーを省
略しても、塗装性に優れ、特に自動車外装用に適した該
樹脂組成物成形品の表面処理方法および塗装方法を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑み、鋭意検討した結果、特定の熱可塑性樹脂組成物
の成形品表面を1,1,1−トリクロルエタン処理やプ
ライマーを使用せず、非ハロゲン系炭化水素を含む処理
液で処理することにより、塗装性が著しく改良できるこ
とを見出し、本発明を完成させた。
【0006】すなわち、本発明は、下記成分(A)、
(B)、(C)及び(D)を含有する熱可塑性樹脂組成
物から成形されてなる成形品の表面を、非ハロゲン系炭
化水素を少なくとも30重量%含有する処理液で処理す
ることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物成形品の表面処
理方法を提供するものである。 成分(A):エチレンとα,β−不飽和カルボン酸エス
テルとの共重合体40〜99重量%、 成分(B):ポリフェニレンエーテル1〜60重量%か
らなり、成分(A)と(B)の合計100重量部、 成分(C):エポキシ基含有エチレン共重合体1〜50
重量部、及び 成分(D):オレフィン、ジオレフィン及びビニル芳香
族化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種の単量
体からなる重合体であって、かつエステル又はエポキシ
の官能基を有さない重合体を、成分(A)、(B)及び
(C)の合計量100重量部に対し、0〜200重量
部。
【0007】また、本発明は、下記成分(A)、
(B)、(C)及び(D)を含有する熱可塑性樹脂組成
物から成形されてなる成形品の表面を、非ハロゲン系炭
化水素を少なくとも30重量%含有する処理液で処理
し、その処理面に塗料を塗装することを特徴とする熱可
塑性樹脂組成物成形品の塗装方法を提供するものであ
る。 成分(A):エチレンとα,β−不飽和カルボン酸エス
テルとの共重合体40〜99重量%、 成分(B):ポリフェニレンエーテル1〜60重量%か
らなり、成分(A)と(B)の合計100重量部、 成分(C):エポキシ基含有エチレン共重合体1〜50
重量部、及び 成分(D):オレフィン、ジオレフィン及びビニル芳香
族化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種の単量
体からなる重合体であって、かつエステル又はエポキシ
の官能基を有さない重合体を、成分(A)、(B)及び
(C)の合計量100重量部に対し、0〜200重量
部。 以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で用いる成分(A)は、エ
チレンとα,β−不飽和カルボン酸エステルとの共重合
体である。上記共重合体に係るα,β−不飽和カルボン
酸エステルとしては、例えばエチルアクリレート、メチ
ルアクリレート、2−エチルアクリレート、ステアリル
アクリレート等のアクリル酸エステル、メチルメタクリ
レート、エチルメタアクリレート、2−エチルヘキシル
メタクリレート、ステアリルメタアクリレート等のメタ
クリル酸エステルが挙げられる。
【0009】これらの中でも成分(A)としては、エチ
レンとエチルアクリレートとの共重合体、エチレンとメ
チルアクリレートとの共重合体、エチレンとメチルメタ
クリレートとの共重合体が好ましい。
【0010】成分(A)のエチレンとα,β−不飽和カ
ルボン酸エステルとの共重合体は、その製造方法を限定
されるものではなく、公知の重合法により製造される。
【0011】成分(A)中のα,β−不飽和カルボン酸
エステルの繰り返し単位の含有率は、3〜60重量%、
好ましくは5〜40重量%である。
【0012】成分(A)のメルトフローレートは、0.
2〜400g/10分(測定法はASTM I−123
8、190℃)が好ましい。
【0013】本発明で用いる成分(B)は公知の重合体
であり、下記一般式で表わされるフェノール化合物の一
種または二種以上を、酸化カップリング触媒を用い、酸
素または酸素含有ガスで酸化重合して得られる重合体で
ある。
【0014】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 およびR5 は水素、ハ
ロゲン原子、炭化水素基もしくは置換炭化水素基から選
ばれたものであり、そのうち必ず1個は水素原子であ
る)
【0015】上記一般式におけるR1 、R2 、R3 、R
4 およびR5 の具体例としては、水素、塩素、臭素、フ
ッ素、ヨウ素、メチル、エチル、n−またはiso−プ
ロピル、pri−、sec−またはt−ブチル、クロロ
エチル、ヒドロキシエチル、フェニルエチル、ベンジ
ル、ヒドロキシメチル、カルボキシエチル、メトキシカ
ルボニルエチル、シアノエチル、フェニル、クロロフェ
ニル、メチルフェニル、ジメチルフェニル、エチルフェ
ニル、アリルが挙げられる。
【0016】上記一般式の具体例としては、フェノー
ル、o−、m−またはp−クレゾール、2,6−、2,
5−、2,4−または3,5−ジメチルフェノール、2
−メチル−6−フェニルフェノール、2,6−ジフェニ
ルフェノール、2,6−ジエチルフェノール、2−メチ
ル−6−エチルフェノール、2,3,5−、2,3,6
−または2,4,6−トリメチルフェノール、3−メチ
ル−6−t−ブチルフェノール、チモール、2−メチル
−6−アリルフェノールが挙げられる。
【0017】さらに、上記一般式以外のフェノール化合
物、例えばビスフェノール−A、テトラブロモビスフェ
ノール−A、レゾルシン、ハイドロキノン、ノボラック
樹脂のような多価ヒドロキシ芳香族化合物と上記一般式
との共重合体も、成分(B)として使用し得る。
【0018】本発明で用いる成分(B)としては、2,
6−ジメチルフェノールまたは2,6−ジフェニルフェ
ノールの単独重合体、大量部の2,6−キシレノールと
少量部の3−メチル−6−t−ブチルフェノールまたは
2,3,6−トリメチルフェノールとの共重合体が好ま
しい。また、成分(B)の固有粘度η0 は0.45以
下、好ましくは0.4以下である。
【0019】上記フェノール化合物の酸化重合の際に用
いる酸化カップリング触媒は特に限定されるものではな
く、重合能を有するいかなる触媒でも使用し得る。
【0020】本発明で用いる樹脂組成物中の成分(A)
と成分(B)の配合割合は、成分(A)40〜99重量
%と成分(B)1〜60重量%であり、ここで両成分の
配合割合の合計量は100重量%(100重量部)であ
る。
【0021】本発明で用いる成分(C)は、エポキシ基
含有エチレン共重合体であり、主鎖または側鎖にエポキ
シ基を有するエチレン共重合体である。成分(C)は、
好ましくは、エチレンから誘導される単位(以下、「単
位(a)」ともいう)と、エチレンと共重合可能な不飽
和カルボン酸グリシジルエステルから誘導される単位
(以下、「単位(b−1)」ともいう)又はエチレンと
共重合可能な不飽和基を有するグリシジルエーテルから
誘導される単位(以下、「単位(b−2)」ともいう)
とを必須の繰り返し単位として含む共重合体である。
【0022】単位(b−1)を誘導する不飽和カルボン
酸グリシジルエステルとは、下記一般式で表される化合
物である。
【0023】 (式中、Rはエチレン系不飽和結合を有する炭素数2〜
18のアルケニル基である。)
【0024】上記一般式で表される化合物としては、例
えばグリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレー
ト、イタコン酸グリシジルエステルが挙げられる。
【0025】単位(b−2)を誘導する不飽和基を有す
るグリシジルエーテルとは、下記一般式で表される化合
物である。
【0026】 (式中、Rはエチレン系不飽和結合を有する炭素数2〜
18のアルケニル基であり、XはCH2 −OまたはOで
ある)
【0027】上記一般式で表される化合物としては、例
えばアリルグリシジルエーテル、2−メチルアリルグリ
シジルエーテル、スチレン−p−グリシジルエーテルが
挙げられる。
【0028】成分(C)は、単位(a)と単位(b−
1)又は(b−2)との他に、エチレン系不飽和化合物
から誘導される単位(以下、「単位(c)」ともいう)
を、任意の繰り返し単位として含むことができる。
【0029】単位(c)を誘導するエチレン系不飽和化
合物としては、例えばメチルアクリレート、エチルアク
リレート、ブチルアクリレート、メチルメタクリレート
などのα,β−不飽和カルボン酸アルキルエステル、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ブタン酸ビニルなどの
カルボン酸ビニルエステル類、メチルビニルエーテル、
エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、フェ
ニルビニルエーテルなどのビニルエーテル類、スチレ
ン、メチルスチレン、エチルスチレンなどのスチレン類
が挙げられる。
【0030】成分(C)を構成する各単位の構成割合
は、単位(a)50〜99重量%、好ましくは40〜8
9.5重量%、単位(b)0.1〜50重量%、好まし
くは0.5〜20重量%、及び単位(c)0〜49.9
重量%、好ましくは10〜40重量%である。
【0031】成分(C)の具体例としては、エチレン−
グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン−グリシ
ジルメタクリレート−メチルアクリレート共重合体、エ
チレン−グリシジルメタクリレート−エチルアクリレー
ト共重合体、エチレン−グリシジルメタクリレート−酢
酸ビニル共重合体が挙げられる。これらの中でも、エチ
レン−グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン−
グリシジルメタクリレート−メチルアクリレート共重合
体、エチレン−グリシジルメタクリレート−エチルアク
リレート共重合体が好ましい。
【0032】また、成分(C)のメルトフローレート
は、0.5〜3000g/10分(JIS K676
0)であることが好ましい。
【0033】成分(C)は、その製造方法を限定される
ものではなく、種々の公知の重合方法で製造することが
できる。例えば、エチレンと上記一般式で表される不飽
和カルボン酸グリシジルエステルとを共重合させる方
法、エチレンと上記一般式で表される不飽和グリシジル
エーテルとを共重合させる方法、エチレンと一般式で表
される不飽和カルボン酸グリシジルエステルと一般式で
表される不飽和グリシジルエーテル化合物とを共重合さ
せる方法、エチレンの単独重合体またはエチレンと共重
合可能なプロピレン等のオレフィンをエチレンとの共重
合体(以下、「エチレン系共重合体」ともいう)に一般
式で表わされる不飽和カルボン酸グリシジルエステルま
たは一般式で表わされる不飽和グリシジルエーテル化合
物で表される化合物をグラフト重合させる方法、エチレ
ンと単位(c)を誘導するエチレン系不飽和化合物との
共重合体に一般式で表される不飽和カルボン酸グリシジ
ルエステルまたは不飽和グリシジルエーテル化合物をグ
ラフト重合させる方法等が挙げられる。
【0034】成分(C)の具体的な製造方法としては、
例えばエチレンと上記一般式で表わされる不飽和カルボ
ン酸グリシジルエステルまたは上記一般式で表わされる
不飽和グリシジルエーテルとをラジカル発生剤の存在
下、500〜4000気圧の圧力下、100〜300℃
の温度で、適当な溶媒や連鎖移動剤の存在下または不存
在下に共重合させる方法、エチレンの単独重合体やエチ
レンとプロピレンとの共重合体なるエチレン系共重合体
に、上記一般式でそれぞれ表される不飽和カルボン酸グ
リシジルエステルまたは不飽和グリシジルエーテルとラ
ジカル発生剤とを混合し、該混合物をバンバリー混練機
や押出機の中で溶融混練することによりグラフト共重合
させる方法が挙げられる。
【0035】成分(D)の重合体は、オレフィン、ジオ
レフィン及びビニル芳香族化合物からなる群から選ばれ
る少なくとも一種の単量体からなる重合体であって、か
つエステル又はエポキシの官能基を有さない重合体であ
る。上記成分(D)としては、例えばエチレン、プロピ
レン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチルペンテ−
1、イソブチレン、1,4−ヘキサジエン、ジシクロペ
ンタジエン、2,5−ノルボルナジエン、5−エチリデ
ンノルボルネン、5−エチル−2,5−ノルボルナジエ
ン、5−(1’−プロペニル)−2−ノルボルネン、ス
チレンから選ばれた少なくとも一種の単量体の重合体が
挙げられる。成分(D)の重合体としては、例えばポリ
エチレン、ポリプロピレンの他にエチレン、プロピレ
ン、ブテンなどのα−オレフィンのブロック又はランダ
ム共重合体が挙げられる。これらの中でもポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ブロックポリプロピレン、エチレ
ン−プロピレン共重合体ゴムが好ましい。
【0036】成分(D)の配合割合は、成分(A)、成
分(B)及び成分(C)の合計量100重量部に対して
0〜200重量部である。成分(D)の配合割合が20
0重量部を越えると、得られる組成物の耐衝撃性や塗膜
密着性が不十分となる。
【0037】本発明で用いる熱可塑性樹脂組成物は、剛
性や硬度等を必要に応じて改良するために、種々の充填
剤を含むことができる。充填剤としては、例えば炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水
酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化マグネ
シウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケ
イ酸カルシウム、ケイ酸、含水ケイ酸カルシウム、含水
ケイ酸アルミニウム、マイカ、鉱物繊維、ゾノトライ
ト、チタン酸カリウム・ウイスカ、マグネシウムオキシ
サルフェート、ガラスバルン、ガラス繊維、ガラスビー
ス、カーボン繊維、ステンレス繊維等の無機繊維、アラ
ミド繊維、カーボンブラックが挙げられる。本発明で用
いる熱可塑性樹脂組成物は、上記充填剤を一種以上含有
することができる。
【0038】また、本発明で用いる樹脂組成物は、種々
の添加剤、例えば難燃剤、可塑剤、酸化防止剤、耐候剤
等を含むこともできる。特に、成分(A)、成分(B)
または成分(D)の添加剤として知られている添加剤を
使用した場合、得られる樹脂組成物の特性が更に改良さ
れることがある。
【0039】本発明で用いる熱可塑性樹脂組成物は、使
用されるべき成分を公知の方法で溶融混練することによ
って製造される。溶融混練するに際しての成分の配合順
序や溶融混練順序は任意であり、例えば、全成分を一括
して配合した後、該配合物を溶融混練する方法、全成分
のうち幾つかの成分とその残りの成分とをそれぞれ別々
に配合し溶融混練した後、得られた該複数の混練物を一
括して更に溶融混練する方法、押出機の上流側から下流
側に沿ってフィード口を複数個有する一台の押出機にお
いて、各フィード口から各成分を順次にフィードして該
押出機中で溶融混練する方法が挙げられる。好ましい溶
融混練方法としては、2個のフィード口を有する押出機
の上流側のフィード口から成分(B)、成分(C)及び
成分(D)をフィードし、下流側のフィード口から成分
(A)をフィードするという溶融混練方法が挙げられ
る。
【0040】本発明で用いる熱可塑性樹脂組成物は、そ
の成形法を限定するものではなく、従来の熱可塑性樹脂
やそれらの熱可塑性樹脂組成物において、一般に適用さ
れる成形法、例えば射出成形法、押出成形法、中空成形
法等の成形法によって容易に成形することができる。
【0041】本発明で用いた成形品は、耐衝撃性、柔軟
性、耐熱性、塗膜密着性等が良好であるから、その射出
成形体、例えばサイドモール、マッドガード、バンパ
ー、窓枠等の自動車部品として好適である。
【0042】次に、表面処理方法及び塗装方法について
説明する。本発明は、成形品を非ハロゲン系炭化水素を
少なくとも30重量%含む処理液で処理することを特徴
とする。非ハロゲン系炭化水素が30重量%未満では、
表面処理が不十分となり、塗装性(接着性)が低下し、
好ましくない。非ハロゲン系炭化水素としては、沸点1
50℃以下の非ハロゲン系炭化水素が好ましく、例えば
シクロヘキサン、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水
素類、トルエン等の芳香族炭化水素類が挙げられる。こ
れらの中でも、シクロヘキサンがより好ましい。
【0043】また、本発明で用いる処理液は、非ハロゲ
ン系炭化水素30〜100重量%と水70〜0重量%と
の混合液が好ましく、中でもシクロヘキサン30〜10
0重量%と水70〜0重量%との混合液がより好まし
い。
【0044】水の種類としては、特に限定されるもので
はなく、例えば純水、工業用水、飲料水等が挙げられ
る。水は無害、かつ不燃性であるため、他の溶剤と比べ
て環境面、安全面において、非常に適した溶剤である。
酸、アルカリも含まれる。
【0045】また、本発明で用いる処理液は、非ハロゲ
ン系炭化水素30〜100重量%と非ハロゲン系アルコ
ール70〜0重量%との混合液が好ましい。非ハロゲン
系アルコールとしては、沸点が150℃以下の非ハロゲ
ン系アルコール類が好ましく、例えばエタノール、イソ
プロピルアルコールが挙げられる。これらの中でも非ハ
ロゲン系アルコールとしては、イソプロピルアルコール
がより好ましい。また、本発明で用いる処理液は、シク
ロヘキサン30〜100重量%とイソプロピルアルコー
ル70〜0重量%との混合液がより好ましい。
【0046】さらに、本発明で用いる処理液は、非ハロ
ゲン系炭化水素30〜100重量%、水50〜0重量%
及び非ハロゲン系アルコール40〜0重量%の混合液が
好ましく、さらに非ハロゲン系アルコール2重量%以上
含有するのが好ましい。また、本発明で用いる処理液
は、シクロヘキサン30〜100重量%、水50〜0重
量%及びイソプロピルアルコール40〜0重量%の混合
液がさらに好ましく、これらの中でもイソプロピルアル
コールが2重量%以上含有するのが特に好ましい。
【0047】処理液で処理する方法としては、特に限定
されるものではなく、例えば塗布、拭く方法、浸漬、噴
霧等の方法が挙げられる。
【0048】本発明の塗装方法は、成形品表面を非ハロ
ゲン系炭化水素を少なくとも30重量%含有する処理液
で処理し、該処理面にメラミン系、ウレタン系またはア
クリルウレタン系塗料等を塗装する方法である。また、
本発明は、成形品表面を上記処理液で処理し、次いで風
乾等により乾燥した後、処理面に塗料を塗装する方法が
好ましい。
【0049】本発明で使用する好ましい塗料としては、
例えばメラミン系塗料またはウレタン系塗料が挙げられ
る。メラミン系塗料はメラミン硬化型塗料であり、例え
ばバンパー等に使用される柔軟なタイプであるポリエス
テルメラミン系塗料等がある。また、ウレタン系塗料は
アクリルウレタン、ポリエステルウレタン、1液型ウレ
タン塗料及び2液型ウレタン塗料等のウレタン構造を有
している塗料がある。
【0050】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0051】次に、実施例及び比較例で用いた評価方法
は下記とおりである。 <塗装性(初期密着度)評価法>各実施例及び各比較例
の表面処理方法を用いた成形品での表面処理効果の評価
は、表面処理済みの成形品表面を塗装し、該塗装済み成
形品塗膜にカミソリ刃にて一辺が2mmのゴバン目10
0ケ(縦10×横10)を刻み、その上に24mm幅の
「セロハンテープ」(ニチバン(株)製)を指で圧着し
た後、その端面をつかんで一気に引き剥がした時の、残
存した塗膜ゴバン目数を残率(%)として評価した。
【0052】実施例及び比較例で用いた成分は下記のと
おりである。成分(A) エチレンとメチルメタクリレートとの共重合体(メチル
メタクリレート含量20重量%、メルトフローレート
70g/10分(190℃、2.16kg荷重))成分(B) 2,6−ジメチルフェノールを単独重合することによっ
て得られた、クロロホルム溶液(濃度:0.5g/d
l)、30℃での固有粘度が0.30のポリフェニレン
エーテル。以下、該ポリフェニレンエーテルを「PP
E」ともいう。成分(C) エチレン−グリシジルメタクリレート−メチルアクリレ
ート三元共重合体(グリシジルメタクリレート含量 6
重量%、メチルアクリレート含量 30重量%、メルト
フローレート 20g/10分(190℃、2.16k
g荷重))成分(D) BPP:エチレン−プロピレン部30重量%のブロック
ポリプロピレンであって、メルトフローレート 8dg
/min(230℃、2.16kg荷重)のもの。 EPR:エチレン・プロピレン共重合体ゴム(エチレン
含量 22重量%、メルトフローレート 0.9dg/
min(190℃、2.16kg荷重)のもの。
【0053】実施例1 成分(B)15重量部、成分(C)10重量部及び、成
分(D)のBPP35重量部と成分(D)のEPR10
重量部を、二軸混練押出機(東芝機械(株)製TEM5
0)の上流側の第一フィード口から投入して、260℃
のシリンダー温度で溶融混練した後、第一フィード口と
ダイスとの間に設けた下流側の第二フィード口から成分
(A)30重量部を投入し、上流側から送られてきた溶
融混練物と成分(A)とを溶融混練した。第二フィード
口より下流側のシリンダー温度は200℃に設定した。
ダイスより押出した溶融樹脂を水槽にて冷却した後、ス
トランドカッターによりペレット化した。得られたペレ
ットを60℃で3時間真空乾燥した後、射出成形機(東
芝機械製IS220EN)により、シリンダー温度20
0℃、射出圧力1200kg/cm2 、金型温度30℃
の条件下で、厚さ3.0mmの平板を成形した。得られ
た厚さ3.0mmの平板を100mm×100mmに切
り出し、該表面をシクロヘキサン100重量%溶媒に浸
漬した後、風乾し、アクリルウレタン塗料(藤倉化成
(株)製「レクラック#2300」)で約25〜30ミ
クロンの厚みにスプレー塗装した後、該塗装物を80℃
で30分間オーブン中で乾燥した。乾燥から24時間経
過した試験片について塗装性の評価を行った。その結果
を表1に示す。
【0054】比較例1 実施例1において、シクロヘキサンで処理しない以外
は、実施例1と同様に実施し、得られた塗装成形品の初
期密着度を測定した。結果を表1に示す。
【0055】比較例2 実施例1において、シクロヘキサンによる処理の代わり
に、イソプロピルアルコール(以下、IPAと称すこと
もある)(100重量%)で処理した以外は、実施例1
と同様に実施し、得られた塗装成形品の初期密着度を測
定した。結果を表1に示す。
【0056】比較例3 実施例1において、シクロヘキサンによる処理の代わり
に、水(100重量%)で処理した以外は、実施例1と
同様に実施し、得られた塗装成形品の初期密着度を測定
した。結果を表1に示す。
【0057】実施例2 実施例1において、シクロヘキサンによる処理の代わり
に、シクロヘキサンと水(70/30重量%)の混合液
で処理をした以外は、実施例1と同様に実施し、得られ
た塗装成形品の初期密着度を測定した。結果を表1に示
す。
【0058】実施例3 実施例1において、シクロヘキサンによる処理の代わり
に、シクロヘキサンと水(50/50重量%)の混合液
で処理をした以外は、実施例1と同様に実施し、得られ
た塗装成形品の初期密着度を測定した。結果を表1に示
す。
【0059】実施例4 実施例1において、シクロヘキサンによる処理の代わり
に、シクロヘキサンと水(30/70重量%)の混合液
で処理をした以外は、実施例1と同様に実施し、得られ
た塗装成形品の初期密着度を測定した。結果を表1に示
す。
【0060】比較例4 実施例1において、シクロヘキサンによる処理の代わり
に、シクロヘキサンと水(10/90重量%)の混合液
で処理した以外は、実施例1と同様に実施し、得られた
塗装成形品の初期密着性を測定した。結果を表2に示
す。
【0061】実施例5 実施例1において、シクロヘキサンによる処理の代わり
に、シクロヘキサンとイソプロピルアルコール(70/
30重量%)の混合液で処理した以外は、実施例1と同
様に実施し、得られた塗装成形品の初期密着度を測定し
た。結果を表1に示す。
【0062】実施例6 実施例1において、シクロヘキサンによる処理の代わり
に、シクロヘキサンとイソプロピルアルコール(50/
50重量%)の混合液で処理した以外は、実施例1と同
様に実施し、得られた塗装成形品の初期密着度を測定し
た。結果を表1に示す。
【0063】実施例7 実施例1において、シクロヘキサンによる処理の代わり
に、シクロヘキサンとイソプロピルアルコール(30/
70重量%)の混合液で処理した以外は、実施例1と同
様に処理し、得られた塗装成形品の初期密着度を測定し
た。結果を表1に示す。
【0064】比較例5 実施例1において、シクロヘキサンによる処理の代わり
に、シクロヘキサンとイソプロピルアルコール(10/
90重量%)の混合液で処理した以外は、実施例1と同
様に実施し、得られた塗装成形品の初期密着度を測定し
た。結果を表1に示す。
【0065】実施例8 実施例1において、シクロヘキサンによる処理の代わり
に、シクヘキサンと水とイソプロピルアルコール(4
5.5/45.5/9重量%)の混合液で処理した以外
は、実施例1と同様に実施し、得られた塗装成形品の初
期密着度を測定した。結果を表1に示す。
【0066】実施例9 実施例1において、シクロヘキサンによる処理の代わり
に、シクロヘキサンと水とイソプルピルアルコール(3
8.5/38.5/23重量%)の混合液で処理した以
外は、実施例1と同様に実施し、得られた塗装成形品の
初期密着度を測定した。結果を表1に示す。
【0067】実施例10 実施例1において、シクロヘキサンによる処理の代わり
に、シクロヘキサンと水とイソプロピルアルコール(3
3.4/33.3/33.3重量%)の混合液で処理し
た以外は、実施例1と同様に実施し、得られた塗装成形
品の初期密着度を測定した。結果を表1に示す。
【0068】実施例11 実施例1において、シクロヘキサンによる処理の代わり
に、シクロヘキサンと水とイソプロピルアルコール(4
8.5/48.5/3重量%)の混合液で処理した以外
は、実施例1と同様に実施し、得られた塗装成形品の初
期密着度を測定した。結果を表1に示す。
【0069】
【表1】
【0070】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、塗
装前処理工程である1,1,1−トリクロルエタン処
理、および中間層であるプライマ−を省略しても、表面
処理が十分となり、塗装性に優れ、特に自動車外装用に
適した熱可塑性樹脂組成物成形品の表面処理方法及び塗
装方法を提供することができた。また、本発明は、塗装
前処理工程である1,1,1−トリクロルエタン処理、
および中間層であるプライマ−を省略できるため作業効
率がよく、しかも1,1,1−トリクロルエタンのよう
なハロゲン系溶剤をまったく用いないため環境上好まし
い方法を提供することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI //(C08L 23/08 (C08L 23/08 71:12) 71:12) 23:08 23:08 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 7/02 B05D 3/10 B05D 7/02 C08J 7/04 C08L 23/00 - 23/24 C08L 71/12

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記成分(A)、(B)、(C)及び
    (D)を含有する熱可塑性樹脂組成物から成形されてな
    る成形品の表面を、非ハロゲン系炭化水素を少なくとも
    30重量%含有する下記の処理液で処理することを特徴
    とする熱可塑性樹脂組成物成形品の表面処理方法。 成分(A):エチレンとα,β−不飽和カルボン酸エス
    テルとの共重合体40〜99重量%、 成分(B):ポリフェニレンエーテル1〜60重量%か
    らなり、 成分(A)と(B)の合計100重量部、 成分(C):エポキシ基含有エチレン共重合体1〜50
    重量部、及び 成分(D):オレフィン、ジオレフィン及びビニル芳香
    族化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種の単量
    体からなる重合体であって、かつエステル又はエポキシ
    の官能基を有さない重合体を、成分(A)、(B)及び
    (C)の合計量100重量部に対し、0〜200重量
    部。処理液:非ハロゲン系炭化水素30〜100重量%と水
    70〜0重量%との混合液、非ハロゲン系炭化水素30
    〜100重量%と非ハロゲン系アルコール70〜0重量
    %との混合液、または、非ハロゲン系炭化水素30〜1
    00重量%、水50〜0重量%及び非ハロゲン系アルコ
    ール40〜0重量%の混合液
  2. 【請求項2】処理液が、非ハロゲン系炭化水素30〜1
    00重量%と水70〜0重量%との混合液である請求項
    1記載の熱可塑性樹脂組成物成形品の表面処理方法。
  3. 【請求項3】処理液が、非ハロゲン系炭化水素30〜1
    00重量%と非ハロゲン系アルコール70〜0重量%と
    の混合液である請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物成形
    品の表面処理方法。
  4. 【請求項4】処理液が、非ハロゲン系炭化水素30〜1
    00重量%、水50〜0重量%及び非ハロゲン系アルコ
    ール40〜0重量%の混合液である請求項1記載の熱可
    塑性樹脂組成物成形品の表面処理方法。
  5. 【請求項5】非ハロゲン系アルコールが2重量%以上含
    有する請求項4記載の熱可塑性樹脂組成物成形品の表面
    処理方法。
  6. 【請求項6】下記成分(A)、(B)、(C)及び
    (D)を含有する熱可塑性樹脂組成物から成形されてな
    る成形品の表面を、非ハロゲン系炭化水素を少なくとも
    30重量%含有する下記の処理液で処理し、その処理面
    に塗料を塗装することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物
    成形品の塗装方法。 成分(A):エチレンとα,β−不飽和カルボン酸エス
    テルとの共重合体40〜99重量%、 成分(B):ポリフェニレンエーテル1〜60重量%か
    らなり、 成分(A)と(B)の合計100重量部、 成分(C):エポキシ基含有エチレン共重合体1〜50
    重量部、及び 成分(D):オレフィン、ジオレフィン及びビニル芳香
    族化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種の単量
    体からなる重合体であって、かつエステル又はエポキシ
    の官能基を有さない重合体を、成分(A)、(B)及び
    (C)の合計量100重量部に対し、0〜200重量
    部。処理液:非ハロゲン系炭化水素30〜100重量%と水
    70〜0重量%との混合液、非ハロゲン系炭化水素30
    〜100重量%と非ハロゲン系アルコール70〜0重量
    %との混合液、または、非ハロゲン系炭化水素30〜1
    00重量%、水50〜0重量%及び非ハロゲン系アルコ
    ール40〜0重量%の混合液
  7. 【請求項7】処理液が、非ハロゲン系炭化水素30〜1
    00重量%と水70〜0重量%との混合液である請求項
    記載の熱可塑性樹脂組成物成形品の塗装方法。
  8. 【請求項8】処理液が、非ハロゲン系炭化水素30〜1
    00重量%と非ハロゲン系アルコール70〜0重量%と
    の混合液である請求項記載の熱可塑性樹脂組成物成形
    品の塗装方法。
  9. 【請求項9】処理液が、非ハロゲン系炭化水素30〜1
    00重量%、水50〜0重量%及び非ハロゲン系アルコ
    ール40〜0重量%の混合液である請求項記載の熱可
    塑性樹脂組成物成形品の塗装方法。
  10. 【請求項10】非ハロゲン系アルコールが2重量%以上
    含有する請求項9記載の熱可塑性樹脂組成物成形品の塗
    装方法。
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