JP3349552B2 - ポリプロピレン樹脂組成物、その成形物の塗装方法及び塗装された成形物 - Google Patents
ポリプロピレン樹脂組成物、その成形物の塗装方法及び塗装された成形物Info
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Description
ロピレン樹脂組成物、特にバンパー等の自動車外装部品
の製造に好適に使用される耐衝撃性ポリプロピレン樹脂
組成物、該ポリプロピレン樹脂組成物の成形物、特にバ
ンパー等の自動車外装部品の塗装方法、及び塗装された
成形物に関する。
であり且つ耐熱性・耐薬品性に優れているので広範囲の
用途に使用されている。しかしながら、ポリプロピレン
樹脂は元来無極性であるので塗装性に劣ることが知られ
ており、例えばポリプロピレン製自動車バンパーを塗装
する場合、塗膜の充分な密着強度を得るためには、1,
1,1−トリクロロエタンをはじめとするハロゲン系有
機溶剤による脱脂洗浄を施し、その後プライマーを下塗
りするか、或いはプラズマ照射処理を行った後、上塗り
塗装を行わなければならなかった。
ような従来の塗装方法では工程数が多く、時間的にも不
経済である。また脱脂洗浄に用いるハロゲン系有機溶剤
の人体、環境に及ぼす悪影響が懸念されている。1,
1,1−トリクロロエタン(以下トリクレンという)は
地球環境、特にオゾン層を破壊することで1990年6
月のモントリオール会議において2005年にその製造
と使用を世界的に禁止することが決議された。この解決
が安易な課題ではないことは、15年という猶予期間が
設定されたことからも明らかである。
度が速く、最近1996年と10年間の前倒しの実行が
決議され、極めて緊急に解決しなければならない。しか
も困難な課題である。
間、費用を考慮し、従来行われてきた塗装方法の改良が
強く求められている。
ても従来のいわゆる炭化水素化合物のみを成分とするも
のから、メチル−tert−ブチルエーテル等を添加す
るガソリンが使用され、自動車部品の耐溶剤性の要求も
更に厳しくなっているのが現状である。
処理を必要としない自動車部品の塗装方法及び自動車部
品用の樹脂組成物の開発がのぞまれている。
する組成物からなる成形品の塗装性を向上させるため、
末端に水酸基を有するジエンポリマーまたはその水素添
加物を添加する方法が提案されている。(特開平3−1
57168、特開平3−277636、特開平4−77
567、特開平4−93330等)。しかし、これらの
方法はプライマー塗布やプラズマ処理を施すことなく塗
料を塗布することを目的としており、トリクレンによる
脱脂洗浄を施さない場合は、耐溶剤性が不良であり、よ
り厳しい塗装性の評価で問題があった。
ストダウンの観点から自動車用ガソリンにメタノール、
エタノール、ブタノールの如き低級アルコールを混合し
た、いわゆるガソホールが用いられる傾向にある。ガソ
ホールは単独のガソリンに比較し塗膜の剥離性に及ぼす
影響が激しく、耐ガソホール性の向上が要望されてい
る。
るハロゲン系有機溶剤による脱脂洗浄を必要とせず、直
接あるいはプライマー塗装或いはプラズマ照射処理を施
した後、上塗り塗装ができ、且つ塗膜の密着強度が著し
く向上した成形物を得ることのできる耐衝撃性ポリプロ
ピレン樹脂組性物を提供すること、特にバンパー等の自
動車外装部品の製造に好適に使用される塗装性に優れた
耐衝撃性ポリプロピレン樹脂組成物を提供することにあ
る。
形して得られる成形品の改良された塗装方法を提供する
ことにある。
塗装して得られる成形品、特に塗膜の密着強度及び耐ガ
ソリン性並びに耐ガソホール性(ガソリンと含酸素化合
物との混合物に対する耐溶剤性)にすぐれた自動車外装
部品を提供することにある。
タジェン共重合体及び水素添加スチレン・イソプレンブ
ロック共重合体から選ばれる少なくとも一種類のエラス
トマー20〜50重量部、 (C)下記構造式(I) HO−(−R1−O−CO−O−)n−R2−OH (I) (式中R1 及びR2 は脂肪族炭化水素基で表わされ、n
は1〜20の整数である) により表わされるポリカーボネートジオール0.3〜2
0重量部(前記ポリカーボネートジオールは500〜3000の
範囲の分子量を有し、75℃で100〜3000mm 2
/s(cPs)の範囲の粘度を有する) 及び (D)無機フィラー0〜50重量部 からなることを特徴とするポリプロピレン樹脂組成物が
提供される。
ン樹脂組成物を成形して得られる成形物に、ハロゲン系
有機溶剤による脱脂洗浄を施すことなく、直接又はプラ
イマー塗装、或いはプラズマ処理を施した後、上塗り塗
装を実施することよりなる塗装方法が提供される。
ン樹脂組成物を用いた成形物を上記の方法で塗装して得
られる塗装成形物が提供される。
リプロピレンは、結晶性ポリプロピレンであれば、プロ
ピレンの単独重合体、プロピレンとエチレン及び/又は
α−オレフィンのランダム或いはブロック共重合体のい
ずれでもかまわない。ここでいうα−オレフィンは、ブ
テン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペ
ンテン−1等であり、これらの1種あるいは2種以上を
用いることができる。
エチレンのブロック共重合体が用いられ、例えばエチレ
ン含有率が2〜25重量%であり、且つメルトインデッ
クス(MI)が1〜100g/10min(ASTM
D−1238,230℃)であるものが特に好ましく使
用できる。
ラストマーは、エチレン系エラストマー、水素添加スチ
レン・ブタジエン共重合体及び水素添加スチレン・イソ
プレンブロック共重合体から選ばれる少なくとも一種類
のエラストマーである。
とプロピレンのランダム共重合体ゴム(以下EPMと略
記する。)、エチレン−プロピレン−ジエンの三元共重
合体ゴム(以下EPDMと略記する)、エチレン−ブテ
ン−1共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ブテン−
1共重合体ゴムが挙げられる。
いられ、さらに好ましくはEPDMまたはEPMとEP
DMの混合物が使用される。
〜60重量%、好ましくは15〜60重量%、さらに好
ましくは20〜55重量%、ムーニー粘度ML1+4 (1
00℃)は10〜80、好ましくは15〜60、さらに
好ましくは20〜50である。
0〜60重量%、好ましくは15〜60重量%、さらに
好ましくは20〜55重量%、ムーニー粘度ML
1+4 (100℃)は10〜80、好ましくは15〜6
0、さらに好ましくは20〜50である。ヨウ素価が5
〜30、好ましくは7〜25、さらに好ましくは8〜2
0、且つ分子量分布Mw/Mnが1.5〜4.0のもの
が使用できる。
ロマトグラフィーで測定された値である。また、上記E
PDMにおけるジエン成分としては、エチリデンノルボ
ルネン、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン
等を用いることができる。
ン含有量が15〜25重量%、ムーニー粘度ML
1+4 (100℃)が15〜25のEPM及びプロピレン
含有量が20〜30重量%、ムーニー粘度ML1+4 (1
00℃)が35〜45、ヨウ素価が10〜15、且つ分
子量分布Mw/Mnが1.5〜2.5であるEPDMが
好ましく使用できる。
リカーボネートジオールは前記の構造式Iで表される、
脂肪族カーボネート骨格を有し、両末端に水酸基を持っ
たものである。
m H2m(ここでmは1〜10の整数)で示される基であ
る。
は600〜2000、さらに好ましくは700〜150
0、75℃の粘度が100〜3000cPs、好ましく
は150〜2500、さらに好ましくは200〜100
0のものが使用でき、特に20℃で液体、固体、半固体
のものが用いられるが、特に固体のものが好ましい。ま
た、水酸基価は20〜300KOHmg/g、好ましく
は30〜200KOHmg/g、さらに好ましくは35
〜150KOHmg/gである。
使用量は(A)ポリプロピレンに対して100重量部に
対して0.3〜20重量部、好ましくは0.5〜10重
量部、さらに好ましくは0.7〜7重量部である。
剤を使用することができる。無機充填剤としては、例え
ば酸化カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミニ
ウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マ
グネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、
硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、亜硫
酸カルシウム、タルク、クレー、ガラス、マイカ、塩基
性炭酸マグネシウム、ドロマイト、ウォラストナイト、
更にはチタン酸カルシウム、硫酸マグネシウム等のウイ
スカが挙げられるが、衝撃強度と剛性のバランスを考慮
した場合には、特に炭酸カルシウム、硫酸バリウム、タ
ルクの使用が好ましい。本発明において用いる無機充填
材は、得られる組成物の耐衝撃性を考慮すると、平均粒
子径が5μm以下であることが好ましい。
材は、好ましくは表面処理されたものであり、その表面
処理方法としては、公知の方法で行われたもの例えばシ
ラン系、チタネート系の各種カップリング剤、高級脂肪
酸系、不飽和有機酸系の表面処理剤で行うことができ
る。このような表面処理を施すと、本発明の効果の他、
混練性、成形加工性、セルフータップ強度、ウエルド強
度等の物性を向上させるのに有効である。
ン100重量部に対して0〜50重量部であり、自動車
の外装部品等には10〜50重量部、好ましくは10〜
35重量部である。
は、 (A)ポリプロピレン、 (B)プロピレン含有率が15〜50重量%、ムーニー
粘度ML1+4(100℃)が20〜60、沃素価が8〜
25、且つ分子量分布Mw/Mnが1.5〜4.0であ
るエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体ゴム、 (C)前記構造式(I)で表わされるポリカーボネート
ジオール、及び (D)無機充填材 からなり、(B)成分の含有率が(A)+(B)の合計
重量基準で10〜60重量%であり、(C)成分の含有
率が(A)+(B)+(C)の合計重量基準で0.5〜
10重量%であり、(D)成分の含有率が(A)+
(B)+(C)の合計重量100重量部当たり0〜40
重量部であることを特徴とするポリプロピレン樹脂組成
物に関する。
他に、本発明の効果を著しく損なわない程度の範囲の量
で、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低
密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレンの1種または
2種以上を使用することができる。
損なわない範囲の量でポリカーボネートジオール以外の
OH基を有する化合物、例えばポリヒドロキポリオレフ
ィン等を併用して使用することができる。
一般的に使用されている酸化防止剤、熱安定剤、紫外線
吸収剤、難燃剤、核剤、加工性改良剤、滑剤、帯電防止
剤及び顔料等の添加剤を使用できる。
業界で一般に使用されている、例えばヘンシェルミキサ
ー等を用いて混合を行った後、単軸押出機、2軸押出
機、ロール、バンバリーミキサー等を用いて混練を行
い、ペレット化して製造される。
常用いられる射出成形法、押出成形法、及び圧縮成形法
等の成形法により所定の成形品に成形しうる。
樹脂組成物を成形し、得られた成形物の表面に、ハロゲ
ン系有機溶剤による脱脂洗浄を施すことなく、直接また
は、プライマー塗装或いはプラズマ照射処理等を行い、
その後上塗り塗装を実施する工程よりなる。
ロゲン系有機溶剤以外の溶剤による脱脂洗浄を実施する
ことができる。ここでいうハロゲン系有機溶剤以外の溶
剤とは、イソプロピルアルコール等の低級アルコール、
界面活性剤含有アルカリ性又は酸性水溶液等が挙げられ
る。
マーとしては、例えば市販されているポリプロピレン用
のアクリル−塩素化ポリプロピレン系のプライマーが使
用できる。仕様に従いプライマーを調製した後、例えば
膜厚10μm程度になるように塗装する。
ては、2液型のウレタン塗料、1液型のアルキッド−メ
ラミン塗料、1液型のアクリル塗料をはじめとして様々
な塗料が使用できるが、特に低温(例えば80℃)硬化
型のウレタン塗料で塗装した成形品の耐ガソリン性、耐
ガソホール性の向上に対して、本発明の樹脂組成物の効
果が顕著である。
用しないでも直接上塗り塗料の塗装は可能であるが、塗
膜の耐溶剤性を持たせるためには下塗り用プライマーを
使用する方が好ましい。
るが、これらの実施例は本発明を限定するものではな
い。
記す。 PP−A :結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体 (エチレン含有率9.0重量%、MI(230℃)22g/10分) PP−B :結晶性エチレン−プロピレンランダム共重合体 (エチレン含有率4.5重量%、MI(230℃)15g/10分) EPDM−A:プロピレン含有率が40重量%、ムーニー粘度ML1+4(100 ℃)が39、ジエン成分がエチリデンノルボルネンであり、沃素価が15、分子 量分布Mw/Mnが2.2であるエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体ゴ ム EPDM−B:プロピレン含有率が25重量%、ムーニー粘度ML1+4(100 ℃)が40、ジエン成分がエチリデンノルボルネンであり、沃素価が14、分子 量分布Mw/Mnが2.3であるエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体ゴ ム EPM−A :プロピレン含有率が45重量%、ムーニー粘度ML1+4(100 ℃)が28であるエチレン−プロピレン共重合体ゴム EPM−B :プロピレン含有率が20重量%、ムーニー粘度ML1+4(100 ℃)が23であるエチレン−プロピレン共重合体ゴム ポリカーボネートジオール: 日本ポリウレタン工業(株)製 ニッポランN−981 [分子量=990、粘度(75℃)=330cPs] タルク :平均粒子径2μm 実施例1〜7、比較例1、参考例 表1に示す割合で、上記各原料をヘンシェルミキサーで
混合後、210℃に設定された2軸押出機によって溶融
混練し、ペレット化して樹脂組成物を得た。
測定し、アイゾット衝撃強度(ノッチ付)はASTM
D256に従い、温度23℃および−40℃において測
定した。
ようにして作成した。射出成形による試験片(80×2
40mm、厚さ3mm)にプライマー(日本ビーケミカ
ル社製、商品名:RB−150)を膜厚10μmとなる
ように塗布し、80℃で10分乾燥した後、そのプライ
マー面にウレタン系メタリック塗料(日本ビーケミカル
社製、商品名:R−212)およびウレタン系クリヤー
塗料(日本ビーケミカル社製、商品名:R−213)を
日本ビーケミカル社の指定仕様に基づいて調製し、膜厚
がそれぞれ20μm、30μmとなるように塗布し、8
0℃で30分乾燥し、その後48時間放置して試験片を
得た。
盤目を10×10の100個刻み、この碁盤目に指圧で
完全に密着させたセロハンテープを角度45°で急激に
剥がした。この操作を2回繰り返した後、残った塗膜の
碁盤目の割合を求めた。
0×30mmの大きさに切り出した資料を23℃のガソ
リン及びガソホール(エチルアルコールを10容量%含
有したガソリン)中に浸漬し、塗膜に異常(剥離、膨
れ、皺)が認められるまでの時間を測定した。
1,1,1−トリクロロエタン蒸気洗浄は、成形品を
1,1,1−トリクロロエタン飽和蒸気中に30秒間さ
らすことにより行った。その後、乾燥してプライマーの
塗布工程に移り、以下上記と同様の操作を行った。
作成した。この試験片を1,1,1−トリクロロエタン
蒸気洗浄を施すことなく、更にプライマーの塗布も施さ
ず、直接実施例1で使用したウレタン系メタリック塗料
及びウレタン系クリヤー塗料を同様に塗布した。碁盤目
試験では全く剥離しなかった。 比較例2 比較例1の組成物を使用し、実施例8と同様に塗装を行
った。碁盤目試験で全面剥離を生じた。
ロゲン系有機溶剤による洗浄を施さなくても上塗り塗料
の密着性の良好な塗装成形品を提供することができ、産
業上の利用価値は高い。
Claims (6)
- 【請求項1】 (A)ポリプロピレン100重量部、 (B)エチレン系エラストマー、水素添加スチレン・ブ
タジェン共重合体及び水素添加スチレン・イソプレンブ
ロック共重合体から選ばれる少なくとも一種類のエラス
トマー20〜50重量部、 (C)下記構造式(I) HO−(−R1−O−CO−O−)n−R2−OH (I) (式中R1 及びR2 は脂肪族炭化水素基で表わされ、n
は1〜20の整数である) により表わされるポリカーボネートジオール0.3〜2
0重量部(前記ポリカーボネートジオールは500〜3
000の範囲の分子量を有し、75℃で100〜300
0mm 2 /s(cPs)の範囲の粘度を有する)及び (D)無機フィラー0〜50重量部からなることを特徴
とするポリプロピレン樹脂組成物。 - 【請求項2】 前記エチレン系エラストマーは、エチレ
ン−プロピレンのランダム共重合体ゴム、エチレン−プ
ロピレン−ジエンの三元共重合体ゴム、エチレン−ブテ
ン−1共重合体ゴム及びエチレン−プロピレン−ブテン
−1共重合体ゴムからなる群から選ばれたものであるこ
とを特徴とする請求項1記載のポリプロピレン樹脂組成
物。 - 【請求項3】 前記エチレン系エラストマーは、エチレ
ン−プロピレンのランダム共重合体ゴム及び/又はエチ
レン−プロピレン−ジエンの三元共重合体ゴムからなる
群から選ばれたものであることを特徴とする請求項2記
載のポリプロピレン樹脂組成物。 - 【請求項4】 (A)ポリプロピレン、 (B)プロピレン含有率が15〜50重量%、ムーニー
粘度ML1+4(100℃)が20〜60、沃素価が8〜
25、且つ分子量分布Mw/Mnが1.5〜4.0であ
るエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体ゴム、 (C)下記構造式(I) HO−(−R1−O−CO−O−)n−R2−OH (I) (式中R1 及びR2 は脂肪族炭化水素基で表わされ、n
は1〜20の整数であり、前記ポリカーボネートジオー
ルは500〜3000の範囲の分子量を有し、75℃で
100〜3000mm 2 /s(cPs)の範囲の粘度を
有する) により表わされるポリカーボネートジオール、及び (D)無機充填材 からなり、(B)成分の含有率が(A)+(B)の合計
重量基準で10〜60重量%であり、(C)成分の含有
率が(A)+(B)+(C)の合計重量基準で0.5〜
10重量%であり、(D)成分の含有率が(A)+
(B)+(C)の合計重量100重量部当たり0〜40
重量部であることを特徴とするポリプロピレン樹脂組成
物。 - 【請求項5】 請求項1または請求項4に記載のポリプ
ロピレン樹脂組成物を成形し、得られた成形物の表面に
ハロゲン系有機溶剤による脱脂洗浄を施すことなく、直
接又はプライマー塗布あるいはプラズマ処理後上塗り塗
装を実施することを特徴とするポリプロピレン樹脂組成
物の成形物の塗装方法。 - 【請求項6】 請求項5記載のポリプロピレン樹脂組成
物の成形物の塗装方法により得られる塗装成形物。
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JP15998693A JP3349552B2 (ja) | 1992-06-10 | 1993-06-07 | ポリプロピレン樹脂組成物、その成形物の塗装方法及び塗装された成形物 |
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JP17501092 | 1992-06-10 | ||
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JPH06172596A JPH06172596A (ja) | 1994-06-21 |
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- 1993-06-07 JP JP15998693A patent/JP3349552B2/ja not_active Expired - Fee Related
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