JPH0617233Y2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JPH0617233Y2
JPH0617233Y2 JP12526388U JP12526388U JPH0617233Y2 JP H0617233 Y2 JPH0617233 Y2 JP H0617233Y2 JP 12526388 U JP12526388 U JP 12526388U JP 12526388 U JP12526388 U JP 12526388U JP H0617233 Y2 JPH0617233 Y2 JP H0617233Y2
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disk
disc
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magnetic field
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JP12526388U
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謙三 中川
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はディスクカートリッジに係り、特にディスクを
気密状に収納するハーメチック(密閉)カートリッジに
関する。
〔考案の概要〕 本考案は、ディスクと一体に回転可能に設けられたロー
タに、筺体外に設けられたステータから回転磁界を付与
してディスクを回転駆動させるようにしたハーメチック
カートリッジにおいて、ロータとステータの間の部分を
エディカレントロスの少ない部材で構成することによ
り、ステータ側からロータに良好に回転磁界が付与され
円滑なディスクの回転駆動が行なわれるようにしたもの
である。
〔従来の技術〕
近年、ディスクカートリッジにおいては、特殊環境での
使用に対応できるように、ディスクを気密状に収納する
ようにした所謂ハーメチックカートリッジが提案されて
いる。
このハーメチックカートリッジは、ディスクが外部と完
全に遮断されているため、ディスクの回転駆動機構とし
ては、筺体内にディスクと一体に回転されるロータを設
け、このロータに筺体外部から回転磁界を付与してディ
スクを回転させるようにしている(例えば「特公昭60-4
8818号」)。
〔考案が解決しようとする課題〕
この種のハーメチックカートリッジは、例えば航空機内
等の圧力変化の激しい場所で使用されることが多い。そ
こでこれに対応するために、筺体を強度の強い金属で形
成するようにしたものがあるが、この場合、筺体外部か
ら回転磁界を加えるとこの磁界が金属に作用して渦電流
が流れ、これによって渦電流損、即ちエディカレントロ
スが生じる。このため回転磁界が充分にロータに付与さ
れず、ディスクの回転が不安定となる不具合を有してい
た。
本考案は斯る点に鑑みてなされたもので、外部の回転磁
界からロータに良好に回転磁界が付与され、安定したデ
ィスクの回転が行なわれるディスクカートリッジを提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するために本考案は、筺体内にディス
クを回転自在に支持するとともにディスクの内周部に設
けられたロータマグネットに上記筺体外から回転磁界を
付与してディスクを回転駆動するディスクカートリッジ
において、筺体を金属で構成するとともに、ロータマグ
ネットに対向する部分をエディカレントロスの少ない部
材で構成したものである。
〔作用〕
このように構成することにより、筺体外からの回転磁界
がロータマグネットに充分に作用し、このためディスク
は安定して回転駆動される。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本考案のディスクカートリッ
ジの実施例を説明する。
尚、本例では光磁気記録に用いる光磁気ディスクを収納
するディスクカートリッジについて説明する。
図において(1)はディスクカートリッジを全体として示
し、このディスクカートリッジ(1)は所要の強度を有す
る金属、例えばアルミニウムにより成る上部筺体(2)と
下部筺体(3)を螺子止めによって合体して成り、その内
部に光磁気ディスク(以下単にディスクという)(4)が
回転自在に収納されている。即ち、上部筺体(2)及び下
部筺体(3)の内面には夫々円形状のディスク収納凹部(2
a)及び(3a)が形成されており、このディスク収納凹部(2
a)及び(3a)内にディスク(4)が配される。
また、上部筺体(2)には、ディスク収納凹部(2a)の外周
に溝(5)が形成され、この溝(5)内にOリング(6)が上部
筺体(2)と下部筺体(3)に挟まれるように嵌挿されてお
り、このOリング(6)によってディスクカートリッジ(1)
内の気密性が保たれ、ディスク(4)が外気から完全に遮
断された構造と成されている。
また、両筺体(2)及び(3)の内面即ちディスク収納凹部(2
a)及び(3a)には、夫々中心部から外周に向って放射状に
複数のリブ(7)及び(8)が形成されており、このリブ(7)
及び(8)によって両筺体(2)及び(3)は所要の剛性を確保
されている。
ディスク(4)は、その中心部において回転自在に支持さ
れており、即ち、下部筺体(3)のディスク収納凹部(3a)
の中心部には固定軸(9)が螺子(10)によって固定され、
この固定軸(9)に対しボールベアリング(11)を介して鉄
材により成るハブ(12)が回転自在に支持されており、こ
のハブ(12)にディスク(4)をその中心部において接着剤
によって固定してある。
そしてこのハブ(12)の上面部にはロータマグネット(13)
が固定されており、後述するようにディスクカートリッ
ジ(1)がディスク駆動装置に挿入された際に、このロー
タマグネット(13)がディスク駆動装置側に配されるステ
ータコイルと対応される如く成されている。
また、上部筺体(2)には、ロータマグネット(13)と対向
する部分にロータカバー(14)が取付けられている。即
ち、上部筺体(2)の中央部には固定孔(15)が形成されて
おり、この固定孔(15)にロータカバー(14)を、その上面
が上部筺体(2)の上平面と同一面となるように嵌合し、
その中心部を螺子(16)によって固定軸(9)に螺着すると
共に、ロータカバー(14)の外周面と固定孔(15)の内周面
を接着剤によって接着してある。
このロータカバー(14)は、後述するようにディスクカー
トリッジ(1)がディスク駆動装置に挿入された際にディ
スク駆動装置側のステータコイルから付与される回転磁
界に対しエディカレントロスの少ない材質、例えばステ
ンレスによって形成されている。このエディカレントロ
スの少ない材料としては、他にも例えば硬質プラスチッ
ク等の所要の強度を有する非磁性体を用いることができ
る。
また本例のディスクカートリッジ(1)においては、この
ロータカバー(14)によって上部筺体(2)を、反りが生じ
ないように押え付ける構造としてある。即ち、ロータカ
バー(14)の外周面部の上端縁には全周にわたってフラン
ジ(14a)が突出形成され、一方これに対応して上部筺体
(2)の固定孔(15)の上部開口縁には、一段低く下がった
段部(15a)が形成されており、この段部(15a)にロータカ
バー(14)のフランジ(14a)を面接触状に係合させた状態
でロータカバー(14)の中心部を螺子(16)によって下部筺
体(3)側の固定軸(9)に固定することにより、上部筺体
(2)はその中央部がロータカバー(14)によって押え付け
られ、上方への反りを抑制する構造と成されている。
また、ディスク(4)の回転支持部においては、固定軸(9)
の下端面に形成された溝に下部筺体(3)と固定軸(9)に挟
まれるようにOリング(17)が嵌挿され、また固定軸(9)
の上端面に形成された溝には、ロータカバー(14)と固定
軸(9)に挟まれるようにOリング(18)が嵌挿されてお
り、これらOリング(17)及び(18)によって夫々螺子(10)
及び(16)用の孔から外気が侵入しないようにディスクカ
ートリッジ内を密閉してある。
以上のようにディスク(4)が回転自在に密閉収納された
本例のディスクカートリッジ(1)においては、下部筺体
(2)の前部に形成された凹状部(3b)に窓孔部(19)がディ
スク(4)の径方向に形成され、この窓孔部(19)はその内
面側に固定されるガラス窓(20)によって全面が覆われて
おり、記録/再生時にはこのガラス窓(20)を介して光ビ
ームが入出射される。
また下部筺体(3)には、この窓孔部(19)を開閉するシャ
ッタ(21)が備えられている。このシャッタ(21)は前後方
向に摺動可能で、不使用時即ち保存状態では前方の摺動
位置にあって窓孔部(19)を覆い、使用時即ちディスクカ
ートリッジ(1)をディスク駆動装置に挿入した状態では
後方に摺動されて窓孔部(19)を露出する如く成されてい
る。
また、この窓孔部(19)に対応して上部筺体(2)には、そ
の前端縁から中心部に向って凹状の切欠部(22)が形成さ
れている。この切欠部(22)は所定の深さを有し、その底
部の裏側面はディスク(4)に対し僅かの間隔で対応され
ており、ディスクカートリッジ(1)がディスク駆動装置
に挿入された際にはこの切欠部(22)に、ディスク駆動装
置側に設けられた光磁気記録用の外部磁界発生手段が配
置されるように成されている。また本例ではこの切欠部
(22)の底部は、他の部分と比して特に肉薄に形成されて
おり、即ち両筺体(2)(3)の平板部の厚みが例えば2.5mm
程度であるのに対し、この切欠部(22)の底部の厚みは1
mm程度に形成してあり、これによって外部磁界発生手段
の磁界をよりディスク(4)に近づける構造としてある。
さらにこのディスクカートリッジ(1)の両筺体(2)及び
(3)の四隅部には、夫々弾性緩衝体(23)及び(24)が固定
されており、ディスクカートリッジ(1)を誤って落下さ
せたとき等にこの弾性緩衝体(23)及び(24)によって衝撃
を吸収しディスク(4)を保護するように成されている。
一方(30)はディスクカートリッジ(1)が挿入装填される
ディスク駆動装置を示す。
(31)はステータヨーク、(32)はこのステータヨーク(31)
の下面に固定されるステータコイルで、ディスクカート
リッジ(1)が挿入されるとこのステータコイル(32)がロ
ータカバー(14)を介してロータマグネット(13)と対向す
る状態となり、このステータコイル(31)とロータマグネ
ット(13)によって扁平ブラシレスモータが構成される。
そしてステータコイル(31)に通電し回転磁界を発生させ
ることによりロータマグネット(13)が回転され、このた
めロータマグネット(13)と一体にディスク(4)が回転駆
動される。
また(33)は光学ヘッドで、ディスクカートリッジ(1)が
挿入されるとこの光学ヘッド(33)が窓孔部(19)と対応す
る状態となる。そしてこの光学ヘッド(33)の対物レンズ
から発射された光ビームがガラス窓(20)を透過してディ
スク(4)の記録媒体面にスポットを結像し、これによっ
て信号の記録/再生が行なわれる。
また(34)は信号記録用の外部磁界発生手段としてのマグ
ネットで、ディスクカートリッジ(1)が挿入されるとこ
のマグネット(34)が切欠部(22)内に配置された状態とな
り、このマグネット(34)によってディスク(4)の記録媒
体面に光磁気記録のための外部磁界を付与する。
そしてこの外部磁界が付与された状態で光学ヘッド(33)
から発射された光ビームがディスク(4)の記録媒体面に
結像されることにより、外部磁界によって磁化の反転が
起こり、これによって信号の記録が行なわれる。
以上の如く構成される本例のディスクカートリッジは、
上下筺体(2)(3)内にディスク(4)を気密状に収納したハ
ーメチックカートリッジであるため、例えば航空機内
や、将来的には宇宙空間等の特殊環境での使用に対応で
きる。
そしてこのディスクカートリッジ(1)は、ロータカバー
(14)によって上部筺体(2)の中央部を押え付ける構造と
成されているため、ディスクカートリッジ(1)の内圧あ
るいは外圧の変化によって上部筺体(2)に上方へ反りが
生じようとしてもこの反りはロータカバー(14)によって
最小限に抑えられ、このためディスクカートリッジ(1)
は大きな変形が生じることはない。
また、ディスク(4)の回転駆動においては、ロータカバ
ー(14)をエディカレントロスの少ないステンレス等によ
って形成したことにより、ステータコイル(32)による回
転磁界が充分にロータマグネット(13)に付与され、この
ためディスク(4)は安定して回転駆動される。
またこのディスクカートリッジ(1)においては、外部磁
界発生手段としてのマグネット(34)が配置される切欠部
(22)を設け、しかもこの切欠部(22)を肉薄に形成したこ
とにより、マグネット(34)とディスク(4)の距離が短か
くなり、このためマグネット(34)による外部磁界がディ
スク(4)の記録媒体面に充分に付与されるので、確実な
光磁気記録が行なわれる。
尚、本実施例においては、光磁気ディスクを収納するデ
ィスクカートリッジについて説明したが、本考案はこれ
に限ることなく一般の光ディスク,磁気ディスク等を収
納するディスクカートリッジにも適用可能であることは
勿論である。
〔考案の効果〕
以上の如く本考案のディスクカートリッジは、筺体のロ
ータマグネットに対向する部分をエディカレントロスの
少ない部材で構成したことにより、筺体外からの回転磁
界が充分にロータマグネットに付与され、このためディ
スクが安定して回転駆動される効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のディスクカートリッジをディスク駆動
装置に装填した状態の縦断側面図、第2図は本考案のデ
ィスクカートリッジの斜視図、第3図は同、下方から見
た斜視図、第4図は同、分解斜視図である。 図中、(1)はディスクカートリッジ、(2)は上部筺体、
(3)は下部筺体、(4)はディスク、(13)はロータマグネッ
ト、(14)はロータカバー、(32)はステータコイルであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筺体内にディスクを回転自在に支持すると
    ともに、ディスクの内周部に設けられたロータマグネッ
    トに対して上記筺体外から付与される回転磁界によって
    上記ディスクが回転駆動されるディスクカートリッジに
    おいて、 上記筺体を金属製で構成するとともに、上記ロータマグ
    ネットに対向する部分をエディカレントロスの少ない部
    材で構成したことを特徴とするディスクカートリッジ。
JP12526388U 1988-09-26 1988-09-26 ディスクカートリッジ Expired - Lifetime JPH0617233Y2 (ja)

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