JPH06171658A - チユーブ容器 - Google Patents
チユーブ容器Info
- Publication number
- JPH06171658A JPH06171658A JP35005292A JP35005292A JPH06171658A JP H06171658 A JPH06171658 A JP H06171658A JP 35005292 A JP35005292 A JP 35005292A JP 35005292 A JP35005292 A JP 35005292A JP H06171658 A JPH06171658 A JP H06171658A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- polyolefin resin
- resin layer
- thickness
- tube container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内容物中の香気成分のチユーブ容器への吸着
を少なくすることにより保香性を改良し、且つ、透明
性、ガスバリアー性にも優れたチユーブ容器を提供す
る。 【構成】 外面側ポリオレフイン系樹脂層、バリアー
層、内面側ポリオレフイン系樹脂層を順に積層した積層
体から胴部が構成されているチユーブ容器において、外
面側ポリオレフイン系樹脂層の厚さを内面側ポリオレフ
イン系樹脂層の厚さの2倍以上の厚さに設定したチユー
ブ容器である。
を少なくすることにより保香性を改良し、且つ、透明
性、ガスバリアー性にも優れたチユーブ容器を提供す
る。 【構成】 外面側ポリオレフイン系樹脂層、バリアー
層、内面側ポリオレフイン系樹脂層を順に積層した積層
体から胴部が構成されているチユーブ容器において、外
面側ポリオレフイン系樹脂層の厚さを内面側ポリオレフ
イン系樹脂層の厚さの2倍以上の厚さに設定したチユー
ブ容器である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】煉歯磨き、化粧品等の香気成分を
含む製品の包装に適した特に保香性に優れ、ガスバリア
ー性、透明性、柔軟性にも備えたチユーブ容器に関す
る。
含む製品の包装に適した特に保香性に優れ、ガスバリア
ー性、透明性、柔軟性にも備えたチユーブ容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】透明性、酸素ガスバリアー性、保香性の
優れたラミネートチユーブ容器に関しては、例えば、実
公平2−45000に記載のアクリロニトリル系樹脂フ
イルムとエチレン−ビニルアルコール共重合体フイルム
とを積層したバリアー層の両面にポリオレフイン系樹脂
フイルムを積層した構成からなるもの、実開昭63−6
4638に記載の第1透明樹脂フイルム層と無機酸化物
の蒸着層と第2透明樹脂フイルム層からなるバリアー層
の両面にポリオレフイン系樹脂フイルムを積層した構成
からなるもの等が知られているが、両者共に、積層体の
内外面に積層されているポリオレフイン系樹脂層の厚さ
が略同厚さに設定されている。
優れたラミネートチユーブ容器に関しては、例えば、実
公平2−45000に記載のアクリロニトリル系樹脂フ
イルムとエチレン−ビニルアルコール共重合体フイルム
とを積層したバリアー層の両面にポリオレフイン系樹脂
フイルムを積層した構成からなるもの、実開昭63−6
4638に記載の第1透明樹脂フイルム層と無機酸化物
の蒸着層と第2透明樹脂フイルム層からなるバリアー層
の両面にポリオレフイン系樹脂フイルムを積層した構成
からなるもの等が知られているが、両者共に、積層体の
内外面に積層されているポリオレフイン系樹脂層の厚さ
が略同厚さに設定されている。
【0003】上記のようにチユーブ容器を構成する積層
体のバリアー層の内外面に積層されてるポリオレフイン
系樹脂層の厚さを略同等の厚さにすると、チユーブ容器
を構成する積層体の全厚さが250ミクロン前後である
ことから、バリアー層の内面側に積層されるポリオレフ
イン系樹脂層の厚さが100ミクロン前後と厚くせざる
を得ないため、上記のような積層構成を有するチユーブ
容器に煉歯磨き、化粧品等を包装して長期間保存する
と、それら内容物中に含まれる香気成分がバリアー層の
内面に積層されているポリオレフイン系樹脂層に吸着さ
れ、香気成分の吸着される量がバリアー層の内面側に積
層されるポリオレフイン系樹脂層の厚さに比例して多く
なるため内容物の保香性が保てないという欠点があつ
た。
体のバリアー層の内外面に積層されてるポリオレフイン
系樹脂層の厚さを略同等の厚さにすると、チユーブ容器
を構成する積層体の全厚さが250ミクロン前後である
ことから、バリアー層の内面側に積層されるポリオレフ
イン系樹脂層の厚さが100ミクロン前後と厚くせざる
を得ないため、上記のような積層構成を有するチユーブ
容器に煉歯磨き、化粧品等を包装して長期間保存する
と、それら内容物中に含まれる香気成分がバリアー層の
内面に積層されているポリオレフイン系樹脂層に吸着さ
れ、香気成分の吸着される量がバリアー層の内面側に積
層されるポリオレフイン系樹脂層の厚さに比例して多く
なるため内容物の保香性が保てないという欠点があつ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の従来チユーブ容器の欠点を改良して、内容物中の香気
成分のチユーブ容器への吸着を少なくすることにより保
香性を改良し、且つ、透明性、ガスバリアー性にも優れ
たチユーブ容器を提供する。
の従来チユーブ容器の欠点を改良して、内容物中の香気
成分のチユーブ容器への吸着を少なくすることにより保
香性を改良し、且つ、透明性、ガスバリアー性にも優れ
たチユーブ容器を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】外面側ポリオレフイン系
樹脂層、バリアー層、内面側ポリオレフイン系樹脂層を
順に積層した積層体から胴部が構成されているチユーブ
容器において、外面側ポリオレフイン系樹脂層の厚さを
内面側ポリオレフイン系樹脂層の厚さの2倍以上の厚さ
に設定したことを特徴とするチユーブ容器である。
樹脂層、バリアー層、内面側ポリオレフイン系樹脂層を
順に積層した積層体から胴部が構成されているチユーブ
容器において、外面側ポリオレフイン系樹脂層の厚さを
内面側ポリオレフイン系樹脂層の厚さの2倍以上の厚さ
に設定したことを特徴とするチユーブ容器である。
【0006】上記チユーブ容器において、バリアー層
が、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート層単体、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体層と2軸延伸ポリエチ
レンテレフタレート層の積層体、2軸延伸ポリプロピレ
ン層と2軸延伸ポリエチレンテレフタレート層の積層
体、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート層と金属酸化
物蒸着層と2軸延伸ポリエチレンテレフタレート層との
積層体からなることを特徴とするチユーブ容器である。
が、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート層単体、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体層と2軸延伸ポリエチ
レンテレフタレート層の積層体、2軸延伸ポリプロピレ
ン層と2軸延伸ポリエチレンテレフタレート層の積層
体、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート層と金属酸化
物蒸着層と2軸延伸ポリエチレンテレフタレート層との
積層体からなることを特徴とするチユーブ容器である。
【0007】
【作用】内容物に含まれる香気成分の外部への移行、揮
散をバリアー層により遮断すると共に、バリアー層の内
面側にある内面側ポリオレフイン系樹脂層の厚さを外面
側ポリオレフイン系樹脂層の厚さの2分の1以下の厚さ
とすることにより、チユーブ容器胴部に必要な所定の全
厚を確保しながら、内面側ポリオレフイン系樹脂層の厚
さを外面側ポリオレフイン系樹脂層の厚さに対して相対
的に薄く設定することにより、内容物中の香気成分が内
面側ポリオレフイン系樹脂層へ吸着される量を少なく抑
えることでチユーブ容器の保香性が保たれる。
散をバリアー層により遮断すると共に、バリアー層の内
面側にある内面側ポリオレフイン系樹脂層の厚さを外面
側ポリオレフイン系樹脂層の厚さの2分の1以下の厚さ
とすることにより、チユーブ容器胴部に必要な所定の全
厚を確保しながら、内面側ポリオレフイン系樹脂層の厚
さを外面側ポリオレフイン系樹脂層の厚さに対して相対
的に薄く設定することにより、内容物中の香気成分が内
面側ポリオレフイン系樹脂層へ吸着される量を少なく抑
えることでチユーブ容器の保香性が保たれる。
【0008】
【実施例】以下、図面を引用して本発明を説明する。図
1は本発明のチユーブ状容器の胴部の積層構成を示す図
で、1は外面側ポリオレフイン系樹脂層、2はバリアー
層、3は内面側ポリオレフイン系樹脂層、4は2軸延伸
エチレン−ビニルアルコール共重合体層、5は接着剤
層、6は2軸延伸ポリエチレンテレフタレート層を示
す。
1は本発明のチユーブ状容器の胴部の積層構成を示す図
で、1は外面側ポリオレフイン系樹脂層、2はバリアー
層、3は内面側ポリオレフイン系樹脂層、4は2軸延伸
エチレン−ビニルアルコール共重合体層、5は接着剤
層、6は2軸延伸ポリエチレンテレフタレート層を示
す。
【0009】外面側ポリオレフイン系樹脂層1は低密度
ポリエチレン、線状低密度ポリエチレンが適しており、
内面側ポリオレフイン系樹脂層3としては低密度ポリエ
チレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン−アクリル
酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等のポリ
オレフイン系樹脂が好適に使用できる。
ポリエチレン、線状低密度ポリエチレンが適しており、
内面側ポリオレフイン系樹脂層3としては低密度ポリエ
チレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン−アクリル
酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等のポリ
オレフイン系樹脂が好適に使用できる。
【0010】バリアー層2の構成は任意であるが、2軸
延伸ポリエチレンテレフタレート層単体、2軸延伸エチ
レン−ビニルアルコール共重合体層と2軸延伸ポリエチ
レンテレフタレート層の積層体、2軸延伸ポリプロピレ
ン層と2軸延伸ポリエチレンテレフタレート層の積層
体、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート層と金属酸化
物蒸着層と2軸延伸ポリエチレンテレフタレート層の積
層体等が好適である。該バリアー層2は、2軸延伸ポリ
エチレンテレフタレート層6に内面側ポリオレフイン系
樹脂層3を積層した構成で使用される。
延伸ポリエチレンテレフタレート層単体、2軸延伸エチ
レン−ビニルアルコール共重合体層と2軸延伸ポリエチ
レンテレフタレート層の積層体、2軸延伸ポリプロピレ
ン層と2軸延伸ポリエチレンテレフタレート層の積層
体、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート層と金属酸化
物蒸着層と2軸延伸ポリエチレンテレフタレート層の積
層体等が好適である。該バリアー層2は、2軸延伸ポリ
エチレンテレフタレート層6に内面側ポリオレフイン系
樹脂層3を積層した構成で使用される。
【0011】香気成分を含む製品をチユーブ容器に包装
して放置すると、内容物中の香気成分がチユーブ容器の
内面側ポリオレフイン系樹脂層3に吸着されて内容物中
の香気成分が失われることにより内容物の香味が劣化す
る。チユーブ容器の内面側ポリオレフイン系樹脂層3に
吸着される内容物中の香気成分の量は内面側ポリオレフ
イン系樹脂層3の厚さに比例するので、内面側ポリオレ
フイン系樹脂層3の厚さが薄い程、内容物中の香気成分
の吸着量が少なく内容物に対する保香性がよくなる。
して放置すると、内容物中の香気成分がチユーブ容器の
内面側ポリオレフイン系樹脂層3に吸着されて内容物中
の香気成分が失われることにより内容物の香味が劣化す
る。チユーブ容器の内面側ポリオレフイン系樹脂層3に
吸着される内容物中の香気成分の量は内面側ポリオレフ
イン系樹脂層3の厚さに比例するので、内面側ポリオレ
フイン系樹脂層3の厚さが薄い程、内容物中の香気成分
の吸着量が少なく内容物に対する保香性がよくなる。
【0012】しかしながら、内面側ポリオレフイン系樹
脂層3の厚さを極端に薄くし過ぎるとチユーブ容器の物
理的強度が低下してチユーブ容器として使用に耐えなく
なるので、内面側ポリオレフイン系樹脂層3の厚さをチ
ユーブ容器の物理的強度が保てる最小厚さに設定して、
チユーブ容器に必要な全厚さを外面側ポリオレフイン系
樹脂層1の厚さで補うようにして、外面側ポリオレフイ
ン系樹脂層1の厚さを内面側ポリオレフイン系樹脂層3
の厚さの2倍乃至5倍にするのが良い。
脂層3の厚さを極端に薄くし過ぎるとチユーブ容器の物
理的強度が低下してチユーブ容器として使用に耐えなく
なるので、内面側ポリオレフイン系樹脂層3の厚さをチ
ユーブ容器の物理的強度が保てる最小厚さに設定して、
チユーブ容器に必要な全厚さを外面側ポリオレフイン系
樹脂層1の厚さで補うようにして、外面側ポリオレフイ
ン系樹脂層1の厚さを内面側ポリオレフイン系樹脂層3
の厚さの2倍乃至5倍にするのが良い。
【0013】チユーブ容器の胴部を構成する積層体の厚
さは用途により異なるが、150〜350ミクロンの間
の厚さに設定されるのが普通であり、煉歯磨き等の包装
用のチユーブ容器では230〜300ミクロンが最も適
している。チユーブ容器の物理的強度を保つためには内
面側ポリオレフイン系樹脂層3の厚さを30〜70ミク
ロン程度確保することが必要になるので、外面側ポリオ
レフイン系樹脂層1の厚さを150〜140ミクロン程
度に設定するのがチユーブ容器の保香性をよくするため
には最適である。
さは用途により異なるが、150〜350ミクロンの間
の厚さに設定されるのが普通であり、煉歯磨き等の包装
用のチユーブ容器では230〜300ミクロンが最も適
している。チユーブ容器の物理的強度を保つためには内
面側ポリオレフイン系樹脂層3の厚さを30〜70ミク
ロン程度確保することが必要になるので、外面側ポリオ
レフイン系樹脂層1の厚さを150〜140ミクロン程
度に設定するのがチユーブ容器の保香性をよくするため
には最適である。
【0014】即ち、外面側ポリオレフイン系樹脂層1の
厚さを内面側ポリオレフイン系樹脂層3の厚さの2倍以
上の厚さに設定するのが良く、例えば、バリアー層を1
5ミクロンの2軸延伸エチレン−ビニルアルコール共重
合体フイルムと20ミクロンの押出ポリエチレンと12
ミクロンの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフイル
ムの積層体からなる構成とした場合は該バリエー層の厚
さが47ミクロンであるため、内面側ポリオレフイン系
樹脂層3の厚さを40ミクロンに、外面側ポリオレフイ
ン系樹脂層1の厚さを内面側ポリオレフイン系樹脂層3
の厚さの4倍の160ミクロンに設定すると全厚が24
7ミクロンとなる。また、内面側ポリオレフイン系樹脂
層3の厚さを70ミクロンに、外面側ポリオレフイン系
樹脂層1の厚さを内面側ポリオレフイン系樹脂層3の厚
さの2倍の140ミクロンに設定すると全厚が257ミ
クロンとなる。
厚さを内面側ポリオレフイン系樹脂層3の厚さの2倍以
上の厚さに設定するのが良く、例えば、バリアー層を1
5ミクロンの2軸延伸エチレン−ビニルアルコール共重
合体フイルムと20ミクロンの押出ポリエチレンと12
ミクロンの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフイル
ムの積層体からなる構成とした場合は該バリエー層の厚
さが47ミクロンであるため、内面側ポリオレフイン系
樹脂層3の厚さを40ミクロンに、外面側ポリオレフイ
ン系樹脂層1の厚さを内面側ポリオレフイン系樹脂層3
の厚さの4倍の160ミクロンに設定すると全厚が24
7ミクロンとなる。また、内面側ポリオレフイン系樹脂
層3の厚さを70ミクロンに、外面側ポリオレフイン系
樹脂層1の厚さを内面側ポリオレフイン系樹脂層3の厚
さの2倍の140ミクロンに設定すると全厚が257ミ
クロンとなる。
【0015】チユーブ容器を製造するには、上記構成の
積層体からなる胴部材を熱接着により筒状に成形し、該
筒体の端部にインジエクシヨン成形によりポリプロピレ
ン樹脂にて首部を成形して取付けてチユーブ容器とす
る。
積層体からなる胴部材を熱接着により筒状に成形し、該
筒体の端部にインジエクシヨン成形によりポリプロピレ
ン樹脂にて首部を成形して取付けてチユーブ容器とす
る。
【0016】実施例1 厚さ15ミクロンの2軸延伸エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体フイルムと12ミクロンの2軸延伸ポリエチ
レンテレフタレートフイルムを押出ポリエチレンにて積
層してバリアー層を形成し、該バリアー層の2軸延伸ポ
リエチレンテレフタレートフイルム面に2液硬化型ウレ
タン系アンカー剤を使用して20ミクロンの押出ポリエ
チレンにて40ミクロンの低密度ポリエチレンフイルム
と積層し、反対側の2軸延伸エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体フイルム面に20ミクロンの押出ポリエチレ
ンにて140ミクロンの低密度ポリエチレンフイルムを
積層して、外面から順に低密度ポリエチレン140/押
出ポリエチレン20/アンカー剤/2軸延伸エチレン−
ビニルアルコール共重合体15/アンカー剤/押出ポリ
エチレン20/アンカー剤/2軸延伸ポリエチレンテレ
フタレート12/アンカー剤/押出ポリエチレン20/
低密度ポリエチレン40からなる全厚267ミクロンの
チユーブ容器の胴部材を作製した。該胴部材の外面側ポ
リオレフイン系樹脂層の厚さは内面側ポリオレフイン系
樹脂層の厚さの約2.7倍であつた。該胴部材を筒状に
熱溶着により成形し、該筒状胴部の端部にポリプロピレ
ンのインジエクシヨン成形により首部を形成してチユー
ブ容器を作製した。
ル共重合体フイルムと12ミクロンの2軸延伸ポリエチ
レンテレフタレートフイルムを押出ポリエチレンにて積
層してバリアー層を形成し、該バリアー層の2軸延伸ポ
リエチレンテレフタレートフイルム面に2液硬化型ウレ
タン系アンカー剤を使用して20ミクロンの押出ポリエ
チレンにて40ミクロンの低密度ポリエチレンフイルム
と積層し、反対側の2軸延伸エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体フイルム面に20ミクロンの押出ポリエチレ
ンにて140ミクロンの低密度ポリエチレンフイルムを
積層して、外面から順に低密度ポリエチレン140/押
出ポリエチレン20/アンカー剤/2軸延伸エチレン−
ビニルアルコール共重合体15/アンカー剤/押出ポリ
エチレン20/アンカー剤/2軸延伸ポリエチレンテレ
フタレート12/アンカー剤/押出ポリエチレン20/
低密度ポリエチレン40からなる全厚267ミクロンの
チユーブ容器の胴部材を作製した。該胴部材の外面側ポ
リオレフイン系樹脂層の厚さは内面側ポリオレフイン系
樹脂層の厚さの約2.7倍であつた。該胴部材を筒状に
熱溶着により成形し、該筒状胴部の端部にポリプロピレ
ンのインジエクシヨン成形により首部を形成してチユー
ブ容器を作製した。
【0017】実施例2 厚さ20ミクロンの2軸延伸ポリプロピレンフイルムと
12ミクロンの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
イルムを押出ポリエチレンにて積層してバリアー層を形
成し、該バリアー層の2軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ートフイルム面にポリオール成分がポリエーテルポリウ
レタンポリオールからなる2液反応型ウレタン系接着剤
を使用して40ミクロンの線状低密度ポリエチレンフイ
ルムを積層し、反対側の2軸延伸ポリプロピレンフイル
ム面に20ミクロンの押出ポリエチレンにて120ミク
ロンの線状低密度ポリエチレンフイルムを積層して、外
面から順に線状低密度ポリエチレン120/押出ポリエ
チレン20/アンカー剤/2軸延伸ポリプロピレン20
/アンカー剤/押出ポリエチレン20/アンカー剤/2
軸延伸ポリエチレンテレフタレート12/ウレタン系接
着剤/線状低密度ポリエチレン40からなる全厚232
ミクロンのチユーブ容器の胴部材を作製した。該胴部材
の外面側ポリオレフイン系樹脂層の厚さは内面側ポリオ
レフイン系樹脂層の厚さの3.5倍であつた。該胴部材
を熱溶着により筒状に成形して該筒状胴部の端部にポリ
プロピレンのインジエクシヨン成形により首部を形成し
チユーブ容器を作製した。
12ミクロンの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
イルムを押出ポリエチレンにて積層してバリアー層を形
成し、該バリアー層の2軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ートフイルム面にポリオール成分がポリエーテルポリウ
レタンポリオールからなる2液反応型ウレタン系接着剤
を使用して40ミクロンの線状低密度ポリエチレンフイ
ルムを積層し、反対側の2軸延伸ポリプロピレンフイル
ム面に20ミクロンの押出ポリエチレンにて120ミク
ロンの線状低密度ポリエチレンフイルムを積層して、外
面から順に線状低密度ポリエチレン120/押出ポリエ
チレン20/アンカー剤/2軸延伸ポリプロピレン20
/アンカー剤/押出ポリエチレン20/アンカー剤/2
軸延伸ポリエチレンテレフタレート12/ウレタン系接
着剤/線状低密度ポリエチレン40からなる全厚232
ミクロンのチユーブ容器の胴部材を作製した。該胴部材
の外面側ポリオレフイン系樹脂層の厚さは内面側ポリオ
レフイン系樹脂層の厚さの3.5倍であつた。該胴部材
を熱溶着により筒状に成形して該筒状胴部の端部にポリ
プロピレンのインジエクシヨン成形により首部を形成し
チユーブ容器を作製した。
【0018】
【発明の効果】外面側ポリオレフイン系樹脂層、バリア
ー層、内面側ポリオレフイン系樹脂層を順に積層した積
層体から胴部が構成されているチユーブ容器において、
外面側ポリオレフイン系樹脂層の厚さを内面側ポリオレ
フイン系樹脂層の厚さの2倍以上の厚さに設定すること
により、内容物中の香気成分のチユーブ容器への吸着を
少なくして保香性を改良すると共に、透明性、ガスバリ
アー性をも備えたチユーブ容器を提供する。
ー層、内面側ポリオレフイン系樹脂層を順に積層した積
層体から胴部が構成されているチユーブ容器において、
外面側ポリオレフイン系樹脂層の厚さを内面側ポリオレ
フイン系樹脂層の厚さの2倍以上の厚さに設定すること
により、内容物中の香気成分のチユーブ容器への吸着を
少なくして保香性を改良すると共に、透明性、ガスバリ
アー性をも備えたチユーブ容器を提供する。
【図1】本発明のチユーブ状容器の胴部の積層構成を示
す図。
す図。
1 外面側ポリオレフイン系樹脂層 2 バリアー層 3 内面側ポリオレフイン系樹脂層 4 2軸延伸エチレン−ビニルアルコール共重合体層 5 接着剤層 6 2軸延伸ポリエチレンテレフタレート層
Claims (2)
- 【請求項1】外面側ポリオレフイン系樹脂層、バリアー
層、内面側ポリオレフイン系樹脂層を順に積層した積層
体から胴部が形成されているチユーブ容器において、外
面側ポリオレフイン系樹脂層の厚さが、内面側ポリオレ
フイン系樹脂層の厚さの2倍以上の厚さであることを特
徴とするチユーブ容器。 - 【請求項2】上記バリアー層が、2軸延伸ポリエチレン
テレフタレート層単体、エチレン−ビニルアルコール共
重合体層と2軸延伸ポリエチレンテレフタレート層の積
層体、2軸延伸ポリプロピレン層と2軸延伸ポリエチレ
ンテレフタレート層の積層体、2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレート層と金属酸化物蒸着層と2軸延伸ポリエチ
レンテレフタレート層との積層体からなることを特徴と
する請求項1記載のチユーブ容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35005292A JPH06171658A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | チユーブ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35005292A JPH06171658A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | チユーブ容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06171658A true JPH06171658A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18407902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35005292A Pending JPH06171658A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | チユーブ容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06171658A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012049195A1 (de) * | 2010-10-12 | 2012-04-19 | Huhtamaki Ronsberg Zn Der Huhtamaki Deutschland Gmbh & Co. Kg | Tubenlaminatfolie mit wenigstens einer orientierten barrierelage sowie wenigstens teilweise aus dieser gebildete tubenverpackung |
JP2014087952A (ja) * | 2012-10-29 | 2014-05-15 | Kyodo Printing Co Ltd | ラミネートチューブ用積層体 |
JP2014091265A (ja) * | 2012-11-05 | 2014-05-19 | Toppan Printing Co Ltd | ラミネートチューブ容器用の積層材料およびそれを用いた包装容器 |
-
1992
- 1992-12-03 JP JP35005292A patent/JPH06171658A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012049195A1 (de) * | 2010-10-12 | 2012-04-19 | Huhtamaki Ronsberg Zn Der Huhtamaki Deutschland Gmbh & Co. Kg | Tubenlaminatfolie mit wenigstens einer orientierten barrierelage sowie wenigstens teilweise aus dieser gebildete tubenverpackung |
JP2014087952A (ja) * | 2012-10-29 | 2014-05-15 | Kyodo Printing Co Ltd | ラミネートチューブ用積層体 |
JP2014091265A (ja) * | 2012-11-05 | 2014-05-19 | Toppan Printing Co Ltd | ラミネートチューブ容器用の積層材料およびそれを用いた包装容器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4257536A (en) | Laminate structure for collapsible dispensing container | |
US4387126A (en) | Laminated packaging material | |
ZA866692B (en) | Oxygen barrier oriented film | |
JP4550352B2 (ja) | 透明包装袋及びこれで外包装された液状製剤包装体 | |
JPH06171658A (ja) | チユーブ容器 | |
JP2006001623A (ja) | バリア口栓およびバリア口栓付袋状容器 | |
SE9602717D0 (sv) | Förpackningsbehållare avsedd för kyllagring av flytande livsmedel i is eller vatten | |
JP2020128069A (ja) | 包装材用積層体、及びそれを用いた包装袋 | |
JPH03142231A (ja) | 医療用物品透明包装体 | |
JPH07187204A (ja) | チューブ容器 | |
JP2006082826A (ja) | 口栓付きパウチ | |
JPH06171659A (ja) | チユーブ容器 | |
JP2003267454A (ja) | 包装体 | |
JPH06171657A (ja) | チユーブ容器 | |
SE9002100L (sv) | Laminerat foerpackningsmaterial med goda arombarriaeregenskaper samt saett att framstaella materialet | |
JPH07323559A (ja) | インクジェットカートリッジ及び該カートリッジを用いた記録装置 | |
JPH07187205A (ja) | 倒立ラミネートチューブ容器 | |
JP2006335446A (ja) | シロップ入りフルーツ製品用包装材 | |
JP4411646B2 (ja) | 積層包装材料 | |
JP2005081702A (ja) | ピンホールの発生を抑制した積層体およびその積層体を用いた積層包装袋 | |
JP2004291995A (ja) | バリヤ性樹脂容器及び化粧品組成物 | |
JPH08151058A (ja) | チューブ容器胴部形成用積層シート | |
KR20140022415A (ko) | 다층 용기 구조물 | |
JP3094352B2 (ja) | チューブ容器胴部形成用積層シート | |
JP3138504B2 (ja) | チューブ容器の胴部形成用積層シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020604 |