JP2014091265A - ラミネートチューブ容器用の積層材料およびそれを用いた包装容器 - Google Patents

ラミネートチューブ容器用の積層材料およびそれを用いた包装容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2014091265A
JP2014091265A JP2012243543A JP2012243543A JP2014091265A JP 2014091265 A JP2014091265 A JP 2014091265A JP 2012243543 A JP2012243543 A JP 2012243543A JP 2012243543 A JP2012243543 A JP 2012243543A JP 2014091265 A JP2014091265 A JP 2014091265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
laminated
thickness
layer
tube container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012243543A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Endo
豪 遠藤
Masashi Goto
雅士 後藤
Yukari Kawahara
由香里 河原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2012243543A priority Critical patent/JP2014091265A/ja
Publication of JP2014091265A publication Critical patent/JP2014091265A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Wrappers (AREA)

Abstract

【課題】チューブ容器の成型工程において良好な真円度を確保することにより、生産工程ならびに梱包工程等における搬送不良や内容物充填時における充填不良などの問題が生じたりすることのない積層材料を提供することが課題である。
【解決手段】少なくともヒートシール性を有する表面基材層と内面基材層が積層されてなるラミネートチューブ容器用の積層材料であって、層構成中に二軸延伸PETフィルムを含み、かつ、前記二軸延伸PETフィルムの積層位置の範囲を容器内面から総厚の40%以下の位置に限定したことを特徴とするラミネートチューブ容器用の積層材料とそれを用いた包装容器。
【選択図】図2

Description

本発明は、ラミネートチューブ容器用の積層材料に関する。特に原反シートを丸めてその端部同士を溶着するサイドシーム溶着によって製造されるスリーブの変形を防止した、ラミネートチューブ容器用の積層材料に関する。
従来、ラミネートチューブ容器の胴部となる筒状のスリーブは、原反シートの樹脂材の端部同士(サイドシーム部)を溶着することにより接合して形成される。
その溶着された端部は、溶着時の急熱、急冷により歪みを生じるため、溶着の周辺部(非サイドシーム部)の樹脂が引っ張られ、サイドシーム部が凸となり、スリーブの断面が卵形状に変形する。
スリーブの断面が卵形状に変形した状態のまま、製造ラインに投入された場合、特に口元部と肩部とからなる頭部を溶着する工程や、スターホイール式等の移載装置への乗り移りの際にチューブ容器が落下したり、内容物をチューブ容器内に充填する際に、チューブ容器の裾部に損傷を与える等の問題があった。
したがって、チューブ容器の胴部は、真円になるように矯正される必要があった。従来、その変形を矯正するための手段の一つとして、スリーブ全体を60〜80℃の温水で満たされた温水槽に通し、スリーブに生じた歪を除去する方法が用いられていた。
しかしながら、上述のような方法の場合、一般的に槽内の温水の一部がヒータに循環されることにより、60〜80℃の温度に保たれていることで、温水が循環している環境では、槽内が雑菌の繁殖の温床になる可能性がある。
また、温水槽をくぐらせたスリーブには水滴が付着しており、その水滴を介して後工程、例えば頭部との接合などの工程で雑菌や異物を取り込む可能性がある。さらに、サイドシーム部が不完全である場合、そこから水が浸入して、異物や雑菌の付着の原因になるという問題もある。
特許文献1においては、溶着された端部の樹脂厚が薄くなって浸透性の内容物に対する耐性が低下することを防止して、胴部接着状態を安定的に保つことを可能にするために、シ−ル部の内面に重ね合わせ部を覆う幅を有する合成樹脂製のテ−プを一体に設け、その被覆テ−プを2段階で加熱するという手段が提案されている。
しかしながら、この方法でも胴部スリーブの真円性を確保するという点では問題があった。
また、特許文献2には、内面樹脂層の内容物が接する面に、シール部の両端部に該当する位置から肩部方向に沿って少なくとも1条のグルーブを筒状胴部の両側内面に設けたことを特徴とするアルミ積層チューブが提案されている。
このチューブによれば内容物の絞り出しは容易になるがスリーブの断面形状の安定化は困難である。
このために、簡易な構成で、歪みを矯正することができ、かつ清潔な製造方法を提供することを目的として特許文献3には、原反シートを丸めて両端部を溶着してスリーブを形成する工程、該スリーブを一定間隔に切断する工程、及びスリーブの一端に、口部および肩部を有する頭部成形体を溶着する工程等からなるチューブ容器の製造方法において、該スリーブの外周に水蒸気を吹き付ける工程を備えた製造方法が提案されている。
上記の製造方法によれば、高温の水蒸気を、矯正したい部位に噴射できるので、短時間で効率的に歪みを矯正でき、断面が真円のスリーブを得ることができる。
又、水槽を必要とせずスペースを取らないので、チューブ容器の製造ラインのわずかなスペースに、容易に組み込むことができるとされている。
しかしながら、原反シートの両端の溶着部分の歪みによるスリーブ断面の真円状からの乖離はこの方法である程度矯正できるが積層構造に起因する溶着部分の物理的変形を伴う断面形状の変化は元に戻すことが出来ない場合がしばしば起こる。
そこで、チューブ容器の成型工程において、温水槽や水蒸気等による歪みを矯正する工程が必要なく、胴部を形成する筒状のスリーブが安定して良好な真円度を確保することにより、生産工程ならびに梱包工程等における搬送不良や内容物充填時における充填不良などの問題が生じたりすることのない積層材料が望まれていた。
特開平5−112366号公報 特開2006−44768号公報 特開2011−121342号公報
本発明は、上記問題点を解決しようとするもので、チューブ容器の成型工程において安定して良好な真円度を確保することにより、生産工程ならびに梱包工程等における搬送不良や内容物充填時における充填不良などの問題が生じたりすることのない積層材料を提供することが課題である。
以上の問題に関して本発明者等は従来の構成を基礎に予備的な検討を行った結果、以下のことが判明した。
たとえば、従来、層構成中に透明蒸着PETを用いたラミネートチューブ容器では、層構成は外側からPE40μm/PE40μm/乳白PE160μm/SPE38μm/透明蒸着PET12μm/ドライラミ接着剤/LLDPE100μmとなっており、二軸延伸PETフィルムを基材とした透明蒸着PETが内容物側に近い位置に配置されている。
この層構成の積層体を用いたスリーブはチューブ成型工程において断面がほぼ真円に近い形で成型が出来ていた。(以後、スリーブの断面の真円度に対する評価方法として、断面が円の場合の直径に比べて最大径が10%以内の場合を○、10%より大きい場合を×と表現する。)
今回、特にコストダウンを目的として、透明蒸着PET以外の酸素バリア材料としてエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム(EVOH)を用いた積層体でスリーブの試作を行った。層構成中には保香性とコシ強度を持たせるために二軸延伸PETフィルムを用いた。
そして、該層構成において、二軸延伸PETフィルムを外側に近い位置に設けた積層体を用いたスリーブは、チューブ成型工程における断面の真円度の評価結果としては×となり、卵状に近い形で成型されていた。
このようにスリーブ断面の真円度が悪くなった場合にはその後の生産工程で不具合を起こし、収率の悪化が懸念される。具体的には、転がして搬送するときに生産工程や搬送工程において搬送不良が生じることがあり、さらには内容物の充填時に真円度が悪い場合に
は充填不良となる場合がある。
層構成中の二軸延伸PETのような耐熱性の高い高弾性のフィルム層を積層体全体の内側(内容物側)に近い位置に配置した場合と外側に近い位置に配置した場合でのチューブ成型工程におけるスリーブ断面の真円度の上記のような差はチューブのサイドシール部分断面の観察からは図1のように推測される。
図1は構成層を簡略化して二軸延伸PET層とPE層で表したものである。
チューブのサイドシール部分において二軸延伸PETが最外層に近い位置にある積層材料(1a)のような材料を用いた場合、構成(A)のようにPE層(4)は曲がり、円の内側に向かって折れるためシール部(2)近傍の断面は点線で示した直径Rの真円から乖離して外側へ突出し、全周の概観は最大径Rmaxの図のような歪んだ卵型になってしまう。
逆にチューブのサイドシール部分において二軸延伸PETが最内層に近い位置にある積層材料(1b)のような材料を用いた場合、構成(B)のようにPE層(4)は曲がるが、外に向かって折れるためシール部(2)近傍の断面はほぼ同じ曲率で推移し全周の概観は真円が保たれる。
そこで本発明者等は、スリーブを構成する積層材料中の二軸延伸PET層の内容物側からの配置されている位置を限定することによって設計上の規格値である直径Rの真円から乖離して外側へ突出する程度を予測し、全周の最大径Rmaxの範囲がRの10%以内になるように上記の位置を設定することによってこの問題を解決することが出来ることを見出して本発明を完成するに至った。
すなわち本発明の請求項1に係るラミネートチューブ容器用の積層材料は、少なくともヒートシール性を有する表面基材層と内面基材層が積層されてなるラミネートチューブ容器用の積層材料であって、層構成中に二軸延伸PETフィルムを含み、かつ、前記二軸延伸PETフィルムの積層位置の範囲を容器内面から総厚の40%以下の位置に限定したことを特徴とするラミネートチューブ容器用の積層材料である。
本発明の請求項2に係るラミネートチューブ容器用の積層材料は、層構成中にエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムを含むことを特徴とする請求項1に記載のラミネートチューブ容器用の積層材料である。
本発明の請求項3に係る包装容器は請求項1または2に記載のラミネートチューブ容器用の積層材料を用いたことを特徴とする包装容器である。
本発明の請求項1に係るラミネートチューブ容器用の積層材料は、二軸延伸PETフィルムの積層位置の範囲を容器内面に近い位置すなわち積層材料総厚の40%以下の位置に限定したことによって、ラミネートチューブの成型工程において断面が真円に近い形状のスリーブを成型することが出来る。
ここで真円に近い形状の真円度とはスリーブ断面の最大径が規格値(周長を円周率で割った値)+10%以内のことをいう。
上記二軸延伸PETフィルムの積層位置の範囲は好ましくは容器内面から総厚の30%以下の位置であり、これが40%を越えると積層体としての反発力が大きくなり真円度が低下する。
このように本発明に係るラミネートチューブ容器用の積層材料を用いることによって、スリーブ断面の良好な真円度を確保することが出来、ラミネートチューブ容器の生産工程
ならびに梱包工程等における搬送不良やラミネートチューブ容器への内容物充填時における充填不良などの問題が生じたりすることがなくなる。
層構成中の二軸延伸PETの配置位置とスリーブ真円度の簡略説明図。 本発明のラミネートチューブ容器用の積層材料の一例の断面略図。 本発明のラミネートチューブ容器用の積層材料の他の一例の断面略図。 従来のラミネートチューブ容器用の積層材料の一例の断面略図。 従来のラミネートチューブ容器用の積層材料の一例の断面略図。
以下本発明のラミネートチューブ容器用の積層材料の実施形態の一例を必要に応じて図面を参照しながら説明する。
図2および図3はそれぞれ本発明のラミネートチューブ容器用の積層材料の一例の断面略図である。
図2にその一例を示した本発明のラミネートチューブ容器用の積層材料は、ヒートシール性を有する表面基材層(5)として直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)層と内面基材層(8)として直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)層が積層されてなるラミネートチューブ容器用の積層材料(11)であって、前記積層材料(11)の層構成中に二軸延伸PETフィルム(3)を含み、かつ、前記二軸延伸PETフィルム(3)の積層位置(配置位置H/総厚D)の範囲を容器内面から総厚の40%以下の位置に限定したことを特徴とするラミネートチューブ容器用の積層材料である。
この実施形態においては表面基材層(5)と内面基材層(8)の中間層としてバリア層としてのエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム(EVOH)(6)と遮光層としての乳白ポリエチレンフィルム(乳白PE)(7)が設けられておりさらにこれらのフィルムを積層するための押出しポリエチレン樹脂層(PE)(4)が必要な層間に設けられている。
前記二軸延伸PETフィルム(3)の積層位置を図2により説明すると、積層位置は積層材料(11)の内容物側表面から外側表面までの距離(総厚D)に対する内容物側表面から二軸延伸PETフィルム(3)の外側表面までの距離(配置位置H)の比率(H/D)でその上限が定義される。
二軸延伸PETフィルムの積層位置を40%以下とするという時の「積層位置」はこの上限を意味している。
前記二軸延伸PETフィルムはラミネートチューブ容器製造工程でのスリーブの真円度確保以外の目的を併せて用いられる場合もありたとえばバリア性付与のため無機物質を蒸着したフィルムであってもよい。
本発明のラミネートチューブ容器用の積層材料はラミネートチューブ容器に製造され、その容器に充填収納される内容物によって積層材料の材質および構成等が適宜選択される。
容器に充填収納された内容物にガスバリア性が要求される場合や、あるいは収納物が充填収納されている容器の保存条件、流通条件、用途等によって、遮光性を確保する必要がある場合等も対応する材質および構成等が適宜選択される。
内容物がガスバリア性を必要とする場合の構成として、例えば、表面基材層とバリア層と内面基材層、あるいは、ガスバリア性の他に遮光性等が要求される場合には、表面基材層と中間層とバリア層と内面基材層等からなる図2に示したような構成が例示できる。
表面基材層(5)と内面基材層(8)は、容器を形成するために接着層としての機能を必須として積層されているものである。したがって、表面基材層と内面基材層に用いる材質としては、熱融着可能な接着性熱可塑性樹脂であり、熱によって溶融し相互に融着し得るものであることが必要であり、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリエチレン(PE)もしくはポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、その他等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂その他等の樹脂を使用することができる。
前述のように、本発明の積層材料は、その層構成中に二軸延伸PETフィルムを含んでいる必要がある。このほか、酸素バリア層を含んでいることが望ましい。図2及び図3に示す例では、酸素バリア層としてエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム(6)を含んでいる。また、必要に応じて、そのほかの中間層を含むことができる。図2及び図3に示す例では、そのほかの中間層として遮光性のある乳白ポリエチレンフィルム(7)を含んでいる。
二軸延伸PETフィルムを除くそのほかの中間層に用いる材質としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)などのポリオレフィン、ポリカーボネート(PC)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリイミド(PI)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリビニルアルコール(PVA)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリエーテルスルフォン(PES)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)などの延伸または無延伸フィルムを使用することができる。
また、前記中間層には、一般的な添加剤として、例えば、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、耐火剤、防かび剤、顔料、充填剤、その他などを添加することができる。その添加量としては、極微量から数10%まで、その目的に応じて任意に添加することができる。図2及び図3に示す例では、ポリエチレンフィルムに遮光性を付与する目的で、ポリエチレンに白色顔料を添加して乳白ポリエチレンフィルム(7)としている。
また、本発明のラミネートチューブ容器用の積層材料にバリア層を設ける際には、フィルム基材にアルミニウム蒸着薄膜等によってバリア層を形成したフィルムを用いることも一般的である。
バリア層を形成するフィルム基材としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステルフィルム、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリアクリルニトリルフィルム、ポリイミドフィルム等が用いられ、延伸、未延伸のどちらでも良く、また機械的強度や寸法安定性を有するものが良い。これらをフィルム状に加工して用いられる。
特に二軸方向に任意に延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましく用いられる。
上記フィルム基材のなかでも蒸着薄膜を形成するフィルム基材の樹脂としては、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなど)、ポリアミド(
ナイロン6、ナイロン66など)等、あるいはこれら高分子の共重合体などの材料が用いられる。
上記の蒸着薄膜を形成する側のフィルム基材の表面上に、コロナ処理、低温プラズマ処理、リアクティブイオンエッチング(RIE)を利用したプラズマ処理、イオンボンバード処理、薬品処理、溶剤処理などのいずれかの処理を施してもよい。
また、本発明のラミネートチューブ容器用の積層材料の、バリア層における蒸着薄膜を構成する金属酸化物としては、珪素、アルミニウム、チタン、ジルコニウム、錫などの酸化物の単体、あるいはそれらの複合物からなる金属酸化物が挙げられる。そして、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化マグネシウムの単体、あるいはそれらの複合物が好ましく用いられる。
蒸着薄膜の厚さは、用いられる金属酸化物の種類・構成により最適条件が異なるが、一般的には5〜300nmの範囲内が望ましく、その値は適宜選択される。ただし膜厚が5nm未満であると均一な膜が得られないことや膜厚が十分ではないことがあり、ガスバリア材としての機能を十分に果たすことができない場合がある。
また膜厚が300nmを越える場合は薄膜にフレキシビリティを保持させることができず、成膜後に折り曲げ、引っ張りなどの外的要因により、薄膜に亀裂を生じるおそれがあるので問題がある。より好ましくは、10〜150nmの範囲内にあることである。
金属酸化物からなる蒸着薄膜層をプラスチック基材上に形成する方法としては種々在り、通常の真空蒸着法により形成することができる。
また、その他の薄膜形成方法であるスパッタリング法やイオンプレーティング法、プラズマ気相成長法(CVD)などを用いることも可能である。但し生産性を考慮すれば、現時点では真空蒸着法が最も優れている。
上記真空蒸着法の加熱手段としては電子線加熱方式や抵抗加熱方式、誘導加熱方式のいずれかの方式を用いることが好ましいが、蒸発材料の選択性の幅広さを考慮すると電子線加熱方式を用いることがより好ましい。
また蒸着薄膜と基材の密着性および蒸着薄膜の緻密性を向上させるために、プラズマアシスト法やイオンビームアシスト法を用いて蒸着することも可能である。また、蒸着膜の透明性を上げるために蒸着の際、酸素等の各種ガスなど吹き込む反応蒸着を用いてもよい。
上記の金属酸化物からなる蒸着薄膜以外にも、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で、金属薄膜を形成したバリア層を用いることもできる。
また、金属蒸着材料としては、アルミニウム、コバルト、ニッケル、鉛、銅、銀、あるいはそれらの混合物など特に限定するものではない。
また、本発明のラミネートチューブ容器用の積層材料を構成する上記の各々の層を積層する方法は、2液硬化型ウレタン樹脂などの接着剤を用いて貼り合わせるドライラミネーション法、無溶剤接着剤を用いて貼り合わせるノンソルベントラミネーション法により積層する方法、樹脂を加熱溶融させてカーテン状に押出し貼り合わせる押出しラミネーション法などいずれも公知の方法により積層して本発明のラミネートチューブ容器用の積層材料を得ることができる。
ドライラミネーション用接着剤としては、2液型の硬化タイプのビニル系、(メタ)アクリル系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリエ−テル系、ポリウレタン系、エポキシ系等の接着剤を使用することができるが、2液硬化型ウレタン系接着剤が好ましく使用さ
れる。
上記の接着剤のコ−ティング法としては、例えば、ダイレクトグラビアロールコート法、グラビアロールコート法、キスコート法、リバースロ−ルコート法、フォンテン法、トランスファーロールコート法、その他等の方法で塗布することができる。そして、そのコーティング量としては、0.1〜10g/m(乾燥状態)位、より好ましくは、1〜5g/m(乾燥状態)位が望ましい。
以下本発明のラミネートチューブ容器用の積層材料のいくつかの実施形態について実施例に基づき説明する。
<実施例1>
図2は、本発明のラミネートチューブ容器用の積層材料の実施例1の断面を示す断面略図である。
外層として、静電防止剤入り直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルム(厚み:40μm )、中間層として、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム(厚み:15μm)、白色無機顔料入りの乳白PEフィルム(厚み:120μm )、酸化アルミニウム蒸着薄膜を形成させた二軸延伸PETフィルム(厚み:12μm)をそれぞれ準備した。
つぎに、上のあらかじめ準備しておいた各フィルムを、押出しラミネーション法(樹脂はLDPE、密度;0.919g/cmを使用、但し、内層はLLDPE)により、図2に示す、本実施例の〔容器外側〕静電防止剤入りLLDPEフィルム(40μm厚)(5)/PE(20μm厚 )(4)/接着性樹脂層(5μm厚:図示せず)/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム(15μm厚 )(6)/接着性樹脂層(5μm厚:図示せず)/PE(20μm厚 )(4)/白色無機顔料入りの乳白PEフィルム(120μm厚)(7)/PE(13μm厚 )(4)/酸化アルミニウム蒸着薄膜を形成させた二軸延伸PETフィルム(12μm厚)(3)/直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルム(60μm厚)(8)〔容器内側〕構成の総厚みが310μmの実施例1のラミネートチューブ容器用の積層材料(11)を作成した。
図2に示すように、本実施例のラミネートチューブ容器用の積層材料(11)は、表面基材層として直鎖低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)(5)に押出しポリエチレン樹脂層(4)を介してエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム(6)が積層されており、さらにEVOHフィルム(6)の裏面は押出しポリエチレン樹脂(4)を介して乳白ポリエチレンフィルム(7)が積層されている。
さらに乳白ポリエチレンフィルム(7)の裏面には押出しポリエチレン樹脂(4)を介して二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(3)と直鎖低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)(8)がこの順序で積層されている。
なお図示しないが上記EVOHフィルム(6)の表裏には厚み5μmの接着性樹脂層が施されている。
前記表面基材層(5)の直鎖低密度ポリエチレンの厚さは40μmで、押出しポリエチレン樹脂層(4)の厚さは外側から20μm、20μm、13μm、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム(6)の厚さは15μm、乳白ポリエチレンフィルム(7)の厚さは120μm、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(3)の厚さは12μm、内面基材層(8)の直鎖低密度ポリエチレンの厚さは60μmに形成さ
れている。
この結果ラミネートチューブ容器用の積層材料の総厚(D)に対する二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(3)の配置位置は表1に示したように23%以下になる。
<実施例2>
図3は、本発明のラミネートチューブ容器用の積層材料の実施例2の断面を示す断面略図である。
外層として、静電防止剤入り直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルム(厚み:40μm )、中間層として、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム(厚み:15μm)、白色無機顔料入りの乳白PEフィルム(厚み:120μm )、酸化アルミニウム蒸着薄膜を形成させた二軸延伸PETフィルム(厚み:12μm)をそれぞれ準備した。
つぎに、上のあらかじめ準備しておいた各フィルムを、押出しラミネーション法(樹脂はLDPE、密度;0.919g/cmを使用、但し、内層はLLDPE)により、図3に示す、本実施例の〔容器外側〕静電防止剤入りLLDPEフィルム(40μm厚)(5)/PE(20μm厚 )(4)/接着性樹脂層(5μm厚:図示せず)/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム(15μm厚 )(6)/接着性樹脂層(5μm厚:図示せず)/PE(20μm厚 )(4)/白色無機顔料入りの乳白PEフィルム(120μm厚)(7)/酸化アルミニウム蒸着薄膜を形成させた二軸延伸PETフィルム(12μm厚 )(3)/PE(13μm厚)(4)/直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルム(60μm厚)(8)〔容器内側〕構成の総厚みが310μmの実施例2のラミネートチューブ容器用の積層材料(12)を作成した。
図3に示すように、本実施例のラミネートチューブ容器用の積層材料(12)は、表面基材層として直鎖低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)(5)に押出しポリエチレン樹脂層(4)を介してエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム(6)が積層されており、さらにEVOHフィルム(6)の裏面は押出しポリエチレン樹脂(4)を介して乳白ポリエチレンフィルム(7)が積層されている。
さらに乳白ポリエチレンフィルム(7)の裏面には二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(3)と押出しポリエチレン樹脂(4)を介して直鎖低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)(8)がこの順序で積層されている。なお図示しないが上記EVOHフィルム(6)の表裏には厚み5μmの接着性樹脂層が施されている。
前記表面基材層(5)の直鎖低密度ポリエチレンの厚さは40μmで、押出しポリエチレン樹脂層(4)の厚さは外側から20μm、20μm、13μm、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム(6)の厚さは15μm、乳白ポリエチレンフィルム(7)の厚さは120μm、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(3)の厚さは12μm、内面基材層(8)の直鎖低密度ポリエチレンの厚さは60μmに形成されている。
この結果ラミネートチューブ容器用の積層材料の総厚(D)に対する二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(3)の配置位置は表1に示したように27%以下になる。
<比較例1>
図4は、従来のラミネートチューブ容器用の積層材料の比較例1の断面を示す断面略図である。
外層として、静電防止剤入り直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルム(厚み:
40μm )、中間層として、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム(厚み:15μm)、白色無機顔料入りの乳白PEフィルム(厚み:120μm )、酸化アルミニウム蒸着薄膜を形成させた二軸延伸PETフィルム(厚み:12μm)をそれぞれ準備した。
つぎに、上のあらかじめ準備しておいた各フィルムを、押出しラミネーション法(樹脂はLDPE、密度;0.919g/cmを使用、但し、内層はLLDPE)により、図4に示す、本比較例の〔容器外側〕静電防止剤入りLLDPEフィルム(40μm厚)(5)/PE(20μm厚 )(4)/接着性樹脂層(5μm厚:図示せず)/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム(15μm厚 )(6)/接着性樹脂層(5μm厚:図示せず)/PE(20μm厚 )(4)/酸化アルミニウム蒸着薄膜を形成させた二軸延伸PETフィルム(12μm厚)(3)/白色無機顔料入りの乳白PEフィルム(120μm厚)(7)/PE(13μm厚)(4)/直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルム(60μm厚)(8)〔容器内側〕構成の総厚みが310μmの比較例1のラミネートチューブ容器用の積層材料(13)を作成した。
図4に示すように、本比較例のラミネートチューブ容器用の積層材料(13)は、表面基材層として直鎖低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)(5)に押出しポリエチレン樹脂層(4)を介してエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム(6)が積層されており、さらにEVOHフィルム(6)の裏面は押出しポリエチレン樹脂(4)を介して二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(3)が積層されている。
さらに二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(3)の裏面には乳白ポリエチレンフィルム(7)と押出しポリエチレン樹脂(4)を介してと直鎖低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)(8)がこの順序で積層されている。
なお図示しないが上記EVOHフィルム(6)の表裏には厚み5μmの接着性樹脂層が施されている。
前記表面基材層(5)の直鎖低密度ポリエチレンの厚さは40μmで、押出しポリエチレン樹脂層(4)の厚さは外側から20μm、20μm、13μm、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム(6)の厚さは15μm、乳白ポリエチレンフィルム(7)の厚さは120μm、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(3)の厚さは12μm、内面基材層(8)の直鎖低密度ポリエチレンの厚さは60μmに形成されている。
この結果ラミネートチューブ容器用の積層材料の総厚(D)に対する二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(3)の配置位置は表1に示したように62%以上になる。
<比較例2>
図5は、従来のラミネートチューブ容器用の積層材料の比較例2の断面を示す断面略図である。
外層として、静電防止剤入り直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルム(厚み:40μm )、中間層として、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム(厚み:15μm)、白色無機顔料入りの乳白PEフィルム(厚み:120μm )、酸化アルミニウム蒸着薄膜を形成させた二軸延伸PETフィルム(厚み:12μm)をそれぞれ準備した。
つぎに、上のあらかじめ準備しておいた各フィルムを、押出しラミネーション法(樹脂はLDPE、密度;0.919g/cmを使用、但し、内層はLLDPE)により、図5に示す、本比較例の〔容器外側〕静電防止剤入りLLDPEフィルム(40μm厚)
(5)/PE(13μm厚 )(4)/酸化アルミニウム蒸着薄膜を形成させた二軸延伸PETフィルム(12μm厚)(3)/白色無機顔料入りの乳白PEフィルム(120μm厚)(7)/PE(20μm厚 )(4)/接着性樹脂層(5μm厚:図示せず)/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム(15μm厚 )(6)/接着性樹脂層(5μm厚:図示せず)/PE(20μm厚 )(4)/直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルム(60μm厚)(8)〔容器内側〕構成の総厚みが310μmの比較例2のラミネートチューブ容器用の積層材料(14)を作成した。
図5に示すように、本比較例のラミネートチューブ容器用の積層材料(14)は、表面基材層として直鎖低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)(5)に押出しポリエチレン樹脂層(4)を介して二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(3)と乳白ポリエチレンフィルム(7)がこの順序で積層されており、押出しポリエチレン樹脂(4)を介してエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム(6)とさらにEVOHフィルム(6)の裏面に押出しポリエチレン樹脂(4)を介してと直鎖低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)(8)がこの順序で積層されている。なお図示しないが上記EVOHフィルム(6)の表裏には厚み5μmの接着性樹脂層が施されている。
前記表面基材層(5)の直鎖低密度ポリエチレンの厚さは40μmで、押出しポリエチレン樹脂層(4)の厚さは外側から20μm、20μm、13μm、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム(6)の厚さは15μm、乳白ポリエチレンフィルム(7)の厚さは120μm、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(3)の厚さは12μm、内面基材層(8)の直鎖低密度ポリエチレンの厚さは60μmに形成されている。
この結果ラミネートチューブ容器用の積層材料の総厚(D)に対する二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(3)の配置位置は表1に示したように79%以上になる。
このようにして作成した実施例1,実施例2および比較例1,比較例2のラミネートチューブ容器用の積層材料を用いて、通常のチューブの製造方法にしたがってスリーブを作成した。
積層材料のシートを丸めて両端部を熱溶着してスリーブを形成する工程と、そのスリーブを所定の長さに切断する工程、そのスリーブの一端に口部及び肩部を備えた頭部成形体を溶着する頭部溶着工程とからなるうちの、スリーブを所定の長さに切断する工程においてスリーブの断面を観察した結果を表1に示した。
Figure 2014091265
なお、既述のように、表に示した配置位置とは積層材料の総厚に対する二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム層上面の積層材料内容物面からの距離の比を表し、真円度とはスリーブ断面が真円となったときの直径に対する実際の外径の増加分が10%以内のときは良(○)、10%を越えたときに不良(×)と判定する判定基準を意味する。
今回の場合はスリーブ断面が真円となったときの直径は40mmとなるように設計されている(図1参照)。
表1の結果から明らかなように、総厚がいずれも310mmで一定な実施例1,実施例2および比較例1,比較例2のラミネートチューブ容器用の積層材料を用いて作成されたスリーブ断面の形状は、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム層の配置位置の最高が23%と27%である実施例1,実施例2においてはいずれもスリーブ断面の真円度に対する評価が○、すなわち真円の場合の設計上の直径40mmからの径の最大増加分が10%以下に収まったほぼ真円状に形成されており、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム層の配置位置の最低が62%と79%である比較例1,比較例2においてはいずれもスリーブ断面の真円度に対する評価が×、すなわち真円の場合の設計上の直径40
mmからの径の最大増加分が10%を超えて歪んだ卵型になってしまっていた。
ちなみに、実施例1の場合のスリーブ断面の最大径は41mmであり比較例2の場合のスリーブ断面の最大径は45mmであった。これらの結果から、本発明の効果を発揮させるためには二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム層の配置位置は40%以下であることが必要であり、さらにより確実かつ効果的にするためには30%以下であることが望ましいことが明らかになった。
以上のように、本発明のラミネートチューブ容器用の積層材料を用いて製造されたスリーブでは、図1bに示したような歪みの少ないスリーブを得ることができ、多量の空のチューブを通箱にきれいに収納することができる。また、通箱から空のチューブを充填機に供給する際にも、途中でチューブが引っ掛かりにくい。さらに、チューブに内容物を充填するときノズルをチューブの裾部から挿入するのも容易になる。
1…積層材料
1a…積層材料
1b…積層材料
2…シール部
3…2軸延伸PET
4…ポリエチレン樹脂層(PE)
5…表面基材層
6…エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム(EVOH)
7…乳白ポリエチレンフィルム(乳白PE)
8…内面基材層
11…ラミネートチューブ容器用の積層材料
12…ラミネートチューブ容器用の積層材料
13…ラミネートチューブ容器用の積層材料
14…ラミネートチューブ容器用の積層材料
R…真円(規格値)直径
Rmax…最大直径
D…総厚
H…配置位置

Claims (3)

  1. 少なくともヒートシール性を有する表面基材層と内面基材層が積層されてなるラミネートチューブ容器用の積層材料であって、層構成中に二軸延伸PETフィルムを含み、かつ、前記二軸延伸PETフィルムの積層位置の範囲を容器内面から総厚の40%以下の位置に限定したことを特徴とするラミネートチューブ容器用の積層材料。
  2. 層構成中にエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムを含むことを特徴とする請求項1に記載のラミネートチューブ容器用の積層材料。
  3. 請求項1または2に記載のラミネートチューブ容器用の積層材料を用いたことを特徴とする包装容器。
JP2012243543A 2012-11-05 2012-11-05 ラミネートチューブ容器用の積層材料およびそれを用いた包装容器 Pending JP2014091265A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012243543A JP2014091265A (ja) 2012-11-05 2012-11-05 ラミネートチューブ容器用の積層材料およびそれを用いた包装容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012243543A JP2014091265A (ja) 2012-11-05 2012-11-05 ラミネートチューブ容器用の積層材料およびそれを用いた包装容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014091265A true JP2014091265A (ja) 2014-05-19

Family

ID=50935705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012243543A Pending JP2014091265A (ja) 2012-11-05 2012-11-05 ラミネートチューブ容器用の積層材料およびそれを用いた包装容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014091265A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021053993A (ja) * 2019-09-25 2021-04-08 大日本印刷株式会社 積層体およびチューブ容器本体
WO2023276959A1 (ja) * 2021-07-02 2023-01-05 凸版印刷株式会社 ラミネートチューブ用積層体及びラミネートチューブ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06171658A (ja) * 1992-12-03 1994-06-21 Dainippon Printing Co Ltd チユーブ容器
JPH07187204A (ja) * 1993-12-24 1995-07-25 Dainippon Printing Co Ltd チューブ容器
JP2000281094A (ja) * 1999-03-31 2000-10-10 Dainippon Printing Co Ltd チュ−ブ容器
JP2005145491A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Dainippon Printing Co Ltd ラミネ−トチュ−ブ容器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06171658A (ja) * 1992-12-03 1994-06-21 Dainippon Printing Co Ltd チユーブ容器
JPH07187204A (ja) * 1993-12-24 1995-07-25 Dainippon Printing Co Ltd チューブ容器
JP2000281094A (ja) * 1999-03-31 2000-10-10 Dainippon Printing Co Ltd チュ−ブ容器
JP2005145491A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Dainippon Printing Co Ltd ラミネ−トチュ−ブ容器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021053993A (ja) * 2019-09-25 2021-04-08 大日本印刷株式会社 積層体およびチューブ容器本体
JP2023016906A (ja) * 2019-09-25 2023-02-02 大日本印刷株式会社 積層体およびチューブ容器本体
WO2023276959A1 (ja) * 2021-07-02 2023-01-05 凸版印刷株式会社 ラミネートチューブ用積層体及びラミネートチューブ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2021049385A1 (ja) シート材容器
US20190054721A1 (en) Multilayer Barrier Film
JP5958675B1 (ja) 薬液収納用包装袋および薬液収納用容器
JP6476009B2 (ja) イージーピール包装袋
CA2878104A1 (en) Multi-layer laminate for tubes with an embedded barrier layer and tube produced therefrom and use of such a laminate
WO2015129747A1 (ja) 金属ラミネート用フィルム、ラミネート金属板および金属容器
JP2014091265A (ja) ラミネートチューブ容器用の積層材料およびそれを用いた包装容器
JP6318737B2 (ja) ボイル処理用食品包装フィルム、深絞り包装体用底材、および深絞り包装体
JP2015160351A5 (ja)
US10293539B2 (en) Method for manufacturing multi-barrier layer blow molded containers
JP2009286488A (ja) 紙容器
JP4627038B2 (ja) 無菌充填用紙容器内縦シールテープ及び縦シールテープ付き無菌充填用紙容器
JP7508858B2 (ja) 二重容器、二重容器の製造方法及び二重プリフォーム
JP2018099818A (ja) 多層フィルム及び包装体
JP3871790B2 (ja) ラミネートチューブの製造方法
JP7286925B2 (ja) エージングレス印刷基材フィルム、およびそれを用いた耐内容物性エージングレス積層体とインモールドラベルとインモールド成形容器
JPWO2017104621A1 (ja) チューブ容器用トップシール材
TWI511872B (zh) 用於包裝薄狀易碎零件的方法
JP3807176B2 (ja) バリア性包装資材及びこれを用いた包装袋
JP5509551B2 (ja) ロンデル成形体用積層体の製造方法、ロンデル成形体の製造方法、及びチューブ容器の製造方法
WO2024029619A1 (ja) パウチ
JPH04279315A (ja) ラベル付き容器の製造方法
JP7007921B2 (ja) バリア紙カップ
WO2023276959A1 (ja) ラミネートチューブ用積層体及びラミネートチューブ
WO2020022432A1 (ja) 熱収縮性プラスチック製部材、複合プリフォームおよび複合容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151021

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161102

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170425