JPH0617150Y2 - ディスプレイ内蔵型デスクのディスプレイ昇降装置 - Google Patents

ディスプレイ内蔵型デスクのディスプレイ昇降装置

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JPH0617150Y2
JPH0617150Y2 JP7023689U JP7023689U JPH0617150Y2 JP H0617150 Y2 JPH0617150 Y2 JP H0617150Y2 JP 7023689 U JP7023689 U JP 7023689U JP 7023689 U JP7023689 U JP 7023689U JP H0617150 Y2 JPH0617150 Y2 JP H0617150Y2
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JP
Japan
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display
desk
built
lid
lift
Prior art date
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JP7023689U
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JPH0311284U (ja
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冨士郎 祢津
洋 川手
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Uchida Yoko Co Ltd
Original Assignee
Uchida Yoko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案はディスプレイ内蔵型デスクのディスプレイ昇降
装置に関する。
(従来の技術) 近時、各種業務においてコンピュータやワードプロセッ
サ、その他の機器(以下これらをOA機器という)の使
用頻度が高まっている折から、同一のデスクにおいて一
般事務とOA機器の使用とが使い分けられるようにした
ディスプレイ内蔵型デスクが実用化されている。
上記のディスプレイ内蔵型デスクは、OA機器の使用時
にはデスク天板上にディスプレイを現出させ、不使用時
にはデスク天板の下側に格納されるよう第6図示のよう
にデスク天板aの奥側に蓋bにより開閉自在な格納部c
を設け、この格納部cにディスプレイ昇降自在に設けた
構造となっている。
従来のディスプレイ昇降機構は、定滑車と重錘とを用
い、ディスプレイと重錘とのバランスにより軽い力で昇
降させ得るようになされたもの(特開昭62−1184
16号公報)、電動機構により昇降させるようになされ
たもの(特開昭63−43607号公報)、ディスプレ
イを回転自在に設け、ディスプレイをデスク天板の凹部
へ倒し込んだときディスプレイの背面がデスク天板と同
一面となるようになされたもの(実開昭63−1168
02号公報)などがある。
(考案が解決しようとする課題) しかるに上記重錘を用いてディスプレイとバランスさせ
るようにしたものでは、ディスプレイ自体の重量が大き
いためこれにバランスさせる重錘の重量も大きいものと
なり、そのためデスク全体の重量が非常に重くなってし
まうという問題点があるほか、重量バランスによるため
振動に対しデリケートとなり、加えてディスプレイを押
し込む際に左右方向中央が押されないとこじれてスムー
ズに昇降されない傾向が生じ、これらにより取扱いに細
心の注意をはらわなければならないという問題があっ
た。また電動式および回転式のものは、いずれも昇降機
構や回転機構の構造が複雑となり、勢い高価になるとい
う問題がある。
本考案はこれに鑑み、簡単な構造でありながら手動によ
りディスプレイをこじれることなくスムーズに昇降させ
ることができるディスプレイ内蔵型デスクのディスプレ
イ昇降装置を提供することを目的としてなされてもので
ある。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記従来技術が有する課題を解決するため、本考案は、
デスク天板の奥側に蓋により開閉自在な格納部を有し、
この格納部内にOA機器のディスプレイを昇降自在に形
成したディスプレイ内蔵型デスクにおいて、前記格納部
の左右内面部にレールを相対向して垂直方向に配設し、
これらレールにディスプレイ搭載用昇降台の左右部のス
ライド部材を滑動自在に係合し、この格納部の左右上方
位置および下方位置に左右一対の回転体を軸着し、昇降
台の左右部に止着して無端状とした索条をその上下の回
転体を経由してたすき掛けに巻回したことを特徴とする
ものである。
(作用) ディスプレイを格納するとき、ディスプレイの左右方向
のいずれの点を押しても左右側の索条が互いに止着点を
引くので、こじれることなく円滑に昇降する。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説明する。
デスク天板1の奥側にはディスプレイ2が通過し得る大
きさの開口部3が設けられ、この開口部3の奥側の開口
縁に蓋4がヒンジ5により枢支されていて開口部3を開
閉可能となっている。なおこの蓋4は図示しないバネに
より開放方向に付勢されており、ロック機構6により閉
止状態が保たれるようになっている。
前記開口部3の内部下方がディスプレイ2の格納部7と
されており、この格納部7の左右内面部にはレール8,
8が相対向して垂直方向に設けられている。このレール
8,8は、第4図からもわかるように断面C形のもの
で、このレール8,8に昇降台9の左右端面に取付けら
れたスライド部材10,10が滑動自在に係合されてお
り、昇降台9が水平姿勢を保って昇降されるようになっ
ている。なおこのスライド部材10,10は、板材の両
側縁に小ローラあるいはベアリングを配列したもの、ま
たは車輪であってもよい。
前記格納部7の左右上方位置および下方位置に左右一対
の溝付きプーリー状の回転体11,11,11
11が軸着されており、前記昇降台9の左右部に止具
12,12により止着されて無端状とされたワイヤ等の
索条13が左右部において上下の回転体11,11
および11,11を経由してたすき掛けされてい
る。
昇降台9の左右側方部のデスク天板1の下面には定トル
クタイプのぜんまいバネ14,14のケーシング15,
15が固定されており、このバネ14,14の巻出し端
は昇降台9の左右端に固着されており、バネ14,14
の巻込み習性により昇降台9に上昇方向への付勢を与え
ている。
前記のロツク機構6は適宜なものでよいが、図示の実施
例ではデスク天板1の奥側に上端が突出して上下動操作
自在とされたロッド16と、このロッド16の途中およ
び下端近くに設けられる蓋ロック片17および昇降台ロ
ック片18とを有している。これらロック片17,18
は、第5図示のように格納部7に固定された取付枠1
9,20に水平方向に進退自在に設けれられ、常時はバ
ネ21,22によりその先端が取付枠19,20から突
出するよう付勢されている。このロック片17,18に
は右下りの長孔23,24が穿設されており、この長孔
23,24にロッド16のピン25,26が嵌合されて
いてロッド16を押下げたときピン25,26を介して
ロック片17,18がバネ21,22の付勢に抗し引込
まれ、押圧を放せばバネ21,22の付勢によりロッド
16が上昇復帰されるようになっている。そして蓋ロッ
ク片17の先端は蓋4の自由端に形成された係合部27
に係脱自在とされ、昇降台ロック片18は昇降台9の係
合部28に係脱自在とされており、ディスプレイ2の格
納時には蓋ロック片17は蓋4の係合部27に係合して
蓋4を閉止状態に保持し、また昇降台ロック片18は昇
降台9の係合部28に係合していて昇降台9の上昇を抑
えている。
前記昇降台9上にはディスプレイ2が台座29を介して
搭載されている。この台座29は、公知のようにディス
プレイ2の仰角を任意に選択することができるよう球面
受座とされている。またデスク天板1の手前側下面の引
出し30(第6図参照)には、図示しないがOA機器の
キーボードが格納され、随時引出して操作し得るように
なっている。
つぎに上記実施例の作用を説明する。
第3図に示す格納状態において、ロック機構6のロッド
16の上端を押すと、蓋ロック片17および昇降台ロッ
ク片18が共に後退して蓋4および昇降台9の係合部2
7,28から外れ、蓋4は図示しないバネの作用で上方
に開き、同時に昇降台9はぜんまいバネ14,14の巻
込み力により上昇し、第2図示のようにデスク2がディ
スプレイ天板1の上面に現出して使用可能となる。
ディスプレイ2を格納するときは、ディスプレイ2を手
で押込むが、例えば第1図において左端のイ部を押した
場合にはその力の伝達はイ部側の剛体を通じて左側のス
ライド部材10が下降しようとし、左右でこじれる傾向
を生じるが、イ部側に加えられた力が索条13にAとし
て伝達され、さらにその力Aは回転体11を介して
A′の方向に作用し、昇降台9の右の索条13にA″の
方向に作用する。その結果、昇降台9の左右部は均等な
力を受けて引き下げられることになり、左右でこじれを
起すことがない。またディスプレイ2の右端のロ部を押
した場合には、その力が前記の場合とは逆にB,B′,
B″として伝達され、やはりこじれを生じることなくス
ムーズに押し下げられる。中央のハ部を押したときも同
様であり、全く問題がない。
押込み終端位置に近づくと、昇降台9の係合部28が昇
降台ロック片18を押しのけて進み、このロック片18
を超えたときロック片18が再び突出して昇降台9がロ
ックされる。また蓋4をとじればその蓋4の自由端が蓋
ロック片17を押しのけて閉止し、ロック片17が再び
突出して蓋4の係合部27に係合し、蓋4がロックされ
てデスク天板1はフラットな状態に復する。
なお、上記実施例において一つの回転体を小型のモータ
で駆動するようにして補助駆動させるようにしても、左
右のこじれがないので自動昇降化することも容易であ
る。また、ぜんまいバネ14,14は、他にコイルバネ
に置換することも可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、ディスプレイ格納
部の左右内面部にレールを相対向して垂直方向に配設
し、これらレールにディスプレイ搭載用昇降台の左右部
のスライド部材を滑動自在に係合し、この格納部の左右
上方位置およ下方位置に左右一対の回転体を軸着し、昇
降台の左右部に止着して無端状とした索条をその上下の
回転体を経由してたすき掛けに巻回したことにより、デ
ィスプレイのどの箇所を押しても昇降台の左右に均等に
力が作用し、こじれることなくスムーズに移動させるこ
とができる。また重錘を用いないのでデスク重量を増す
ことがなく、さらに電動力を用いずともよいので構造が
簡単にでき、安価に得られるなどの種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すディスプレイ現出時の
縦断正面図、第2図は第1図の縦断側面図、第3図は同
ディスプレイ格納時の第2図相当図、第4図は同要部の
斜視図、第5図はロツク機構の一例を示す断面図、第6
図は本考案を適用するデスクの斜視図である。 1……デスク天板、2……ディスプレイ、3……開口
部、4……蓋、6……ロック機構、7……格納部、8…
…レール、9……昇降台、10……スライド部材、 11〜11……回転体、13……索条、14……ぜ
んまいバネ、16……ロッド、17……蓋ロック片、1
8……昇降台ロック片、27,28……係合部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】デスク天板の奥側に蓋により開閉自在な格
    納部を有し、この格納部内にOA機器のディスプレイを
    昇降自在に形成したディスプレイ内蔵型デスクにおい
    て、前記格納部の左右内面部にレールを相対向して垂直
    方向に配設し、これらレールにディスプレイ搭載用昇降
    台の左右部のスライド部材を滑動自在に係合し、この格
    納部の左右上方位置および下方位置に左右一対の回転体
    を軸着し、昇降台の左右部に止着して無端状とした索条
    をその上下の回転体を経由してたすき掛けに巻回したこ
    とを特徴とするディスプレイ内蔵型デスクのディスプレ
    イ昇降装置。
  2. 【請求項2】前記昇降台に該昇降台を上昇付勢するぜん
    まいバネを結合したことを特徴とする請求項1記載のデ
    ィスプレイ内蔵型デスクのディスプレイ昇降装置。
JP7023689U 1989-06-15 1989-06-15 ディスプレイ内蔵型デスクのディスプレイ昇降装置 Expired - Lifetime JPH0617150Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7023689U JPH0617150Y2 (ja) 1989-06-15 1989-06-15 ディスプレイ内蔵型デスクのディスプレイ昇降装置

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JP7023689U JPH0617150Y2 (ja) 1989-06-15 1989-06-15 ディスプレイ内蔵型デスクのディスプレイ昇降装置

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Publication Number Publication Date
JPH0311284U JPH0311284U (ja) 1991-02-04
JPH0617150Y2 true JPH0617150Y2 (ja) 1994-05-02

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ID=31606225

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JP7023689U Expired - Lifetime JPH0617150Y2 (ja) 1989-06-15 1989-06-15 ディスプレイ内蔵型デスクのディスプレイ昇降装置

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JP4522545B2 (ja) * 2000-06-16 2010-08-11 株式会社トーカイ ベッドのフットパネルに収納可能な薄型ディスプレイ装置
JP2008503000A (ja) * 2004-06-14 2008-01-31 クヴェク,サヴァ 伸縮装置
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KR102252766B1 (ko) * 2020-12-09 2021-05-14 엘지디스플레이 주식회사 디스플레이 장치

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