JPH06170482A - 中空素材の鍛造方法 - Google Patents

中空素材の鍛造方法

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JPH06170482A
JPH06170482A JP32165492A JP32165492A JPH06170482A JP H06170482 A JPH06170482 A JP H06170482A JP 32165492 A JP32165492 A JP 32165492A JP 32165492 A JP32165492 A JP 32165492A JP H06170482 A JPH06170482 A JP H06170482A
Authority
JP
Japan
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forging
mandrel
forged
hollow
long
Prior art date
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Pending
Application number
JP32165492A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Suzuki
義人 鈴木
Kazuo Moribe
一夫 森部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鍛造装置の生産性を向上させ、リング材等の
中空製品の量産を可能にする。 【構成】 長尺の中空素材10の外周を、その軸方向に
対して直交する複数方向から同時に圧下して鍛伸させる
鍛造方法において、長尺の心金12を加熱された中空素
材10に挿入し、心金12を挿入した状態で中空素材1
0を鍛伸し、鍛伸を終えた後で挿入した心金12を切削
加工により取り除く。 【効果】 心金の再使用を考慮せず、鍛伸後にこれを切
削加工により取り除くために、心金を鍛伸された製品か
ら抜き取る作業が不要になり、心金をマニュピレータ装
置に装着する際には、心金の端部をマニュピレータ装置
に、単に把持させるだけでよくなり、従来のマンドレル
の長時間に亘る装着作業から解放され、鍛造装置の生産
性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、四面高速鍛造装置によ
り中空素材を鍛伸させる中空素材の鍛造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マニピュレータに把持された被鍛造材の
外周をその軸方向に対し直交する複数の方向、例えば4
方向から同時に圧下して鍛伸させる四面鍛造装置は公知
である。この鍛造装置を使用して中空素材を鍛伸し、リ
ング材を得ることも知られている。中空素材の鍛伸は、
リングロール等の他の加工方法と比較して鍛練比が大き
く取れ、所望の材料強度や金属組織を得るのに有利であ
る。
【0003】中空素材を鍛伸させる方法について、より
詳しく説明すると、加熱炉で所要の温度に加熱された中
空の製品素材(被鍛造材)は、鍛造装置の一方のマニピ
ュレータ装置にその端部が把持されている。他方のマニ
ピュレータ装置には、鍛伸させる被鍛造材の内径形状に
応じたマンドレルが把持されている。そして、マンドレ
ルを被鍛造材の中空部に挿入し、この状態で鍛造機に送
り込む。鍛造機には、被鍛造材の外周均等位置、すなわ
ち、90°間隔で配置された4つの金敷が備えられ、こ
れらの金敷は被鍛造材の軸方向に対して直角方向に同時
に移動し、被鍛造材を圧下する。そして、金敷による一
回の圧下毎にマニュピレータ装置を鍛造機側に前進又は
後退させ、被鍛造材を所定距離だけ軸方向に移動させる
と共に、所定の方向に所定角度だけ回転させた後、再び
金敷による圧下を繰り返す。このようにして、被鍛造材
は鍛造機を所定回数パスすることによって所望の外径に
鍛伸される。
【0004】このように、従来の中空素材の鍛造方法で
は、鍛伸させる製品素材の内径に応じた専用のマンドレ
ルを準備しておき、中空素材の鍛造毎に適当な大きさの
マンドレルをマニュピレータ装置に取付け、鍛伸が終わ
ると、製品からマンドレルを引き抜いて製品と分離す
る。引き抜かれたマンドレルは再び中空素材の鍛伸に使
用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の中空素材の鍛造
方法では、使用したマンドレルを繰り返し鍛伸加工に使
用するために、マニュピレータ装置への取付上の強度
的、構造的な配慮が必要となる。このために、マンドレ
ルをマニュピレータ装置に装着する作業が煩雑で、長時
間を要する。しかも、内径サイズが異なる中空素材を鍛
伸させる場合には、それらの鍛伸ごとにマンドレルを交
換することになり、その都度、長時間の装着作業が伴う
ことになる。このような長時間の段取り作業は、鍛造装
置の生産性を悪化させ、経済性に劣るという問題があっ
た。
【0006】また、超合金や工具鋼の中空素材を鍛伸さ
せる場合には、強い圧下力で鍛伸しなければならず、マ
ンドレルの強度不足からその曲がりが生じ、鍛伸させた
製品からマンドレルが抜けないという問題があった。本
発明は、このような問題を解決するためになされたもの
で、マンドレルの長時間に亘る装着作業から解放され、
鍛造装置の生産性を向上させることができる中空素材の
鍛造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、長尺の中空素材の外周を、
その軸方向に対して直交する複数方向から同時に圧下し
て鍛伸させる鍛造方法において、長尺の心金を加熱され
た中空素材に挿入し、心金を挿入した状態で中空素材を
鍛伸し、鍛伸を終えた後で挿入した心金を切削加工によ
り取り除くことを特徴とする中空素材の鍛造方法が提供
される。
【0008】
【作用】本発明の方法は、マンドレルの再使用を考慮せ
ず、製品素材より素材価格が安い長尺の心金を用い、鍛
伸後にこれを切削加工により取り除くという知見に基づ
いてなされたものである。心金の再使用を考えないの
で、これを鍛伸された製品から抜き取る作業が不要にな
り、心金をマニュピレータ装置に装着する際には、心金
の端部をマニュピレータ装置に、単に把持させるだけで
よい。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を添付図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明に係る鍛造方法を適用し
て、四面鍛造装置1により中空素材10を鍛伸している
状態を概略的に示したものである。本発明方法を手順を
追って説明すると、先ず、円筒状あるいはリング状の中
空素材(被鍛造材)10を、図示しない加熱炉により所
要の鍛造温度に加熱し、鍛造装置1の一方のマニピュレ
ータ装置5にその端部を把持させる。本発明方法により
鍛伸することができる製品素材としては、その鋼種や形
状を特に限定しないが、超合金や工具鋼のような変形抵
抗の大きい素材に特に有効である。
【0010】一方、他方のマニピュレータ装置3には、
鍛伸させる被鍛造材10の内径より僅かに小径の長尺丸
棒心金12の一端を把持させる。この心金12は加熱し
ないで用いる。また、心金12の材質としては特に限定
されないが、被鍛造材10の鍛伸後に切削加工で削り取
られるので、安価で、切削加工のし易い材質がよい。心
金12の長さは、被鍛造材10の鍛伸後の長さを考慮し
て決定される。なお、心金12のマニピュレータ装置3
への装着は、上述のように心金12の一端をマニピュレ
ータ装置3に単に把持させるだけでよく、心金を装着さ
せるために心金の端部を特別な形状に成形する必要はな
い。
【0011】次いで、マニュピレータ装置3,5を移動
させて被鍛造材10の中空部に心金12を挿入し、被鍛
造材10の先端を鍛造機4の鍛造位置に移動させる。鍛
造機4には、被鍛造材10の外周均等位置、すなわち、
90°間隔で配置された4つの金敷40が備えられ、こ
れらの金敷40は被鍛造材10の軸方向に対して直角方
向に同時に移動し、心金12と共に被鍛造材10を圧下
する。このとき、心金12は冷間で鍛造され、被鍛造材
10は熱間で鍛造されることになり、心金12の圧下量
は僅かであるから、被鍛造材10の鍛練比を大きく取る
ことができる。そして、金敷40による一回の圧下毎に
マニュピレータ装置3,5を鍛造機側に前進又は後退さ
せ、被鍛造材10を所定距離だけ軸方向に移動させると
共に、所定の方向に所定角度だけ回転させた後、再び金
敷40による圧下を繰り返す。1回目のパスが終われば
心金12を把持していたマニュピレータ装置3を解放し
て、マニュピレータ装置5だけによって被鍛造材10お
よび心金12を把持するようにしてもよい。
【0012】被鍛造材10を鍛造機4に所要回数パスさ
せることによって鍛伸が完了する。パス回数や、一回の
パスでの最適鍛練比等は鋼種等に応じて適宜決定され
る。被鍛造材10の鍛伸が終了すると、心金12を挿入
したままの被鍛造材10を鍛造装置1から取り卸し、後
工程の切削加工を行う。この切削加工は、鍛伸された被
鍛造材10の中空部に固着している心金12を削り落と
すためのもので、切削加工方法としては特に限定され
ず、旋盤加工、トレパニング加工、ミーリング加工等種
々の方法が適用できる。また、心金12が切削加工で除
去された製品は更に、輪切りにされてリング製品に加工
することもできる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
中空素材の鍛造方法に依れば、長尺の心金を加熱された
中空素材に挿入し、心金を挿入した状態で中空素材を鍛
伸し、鍛伸を終えた後で挿入した心金を切削加工により
取り除くようにしたので、従来方法のような、マンドレ
ルの長時間に亘る装着作業が不要となり、鍛造装置の生
産性を向上させることができ、この種の鍛造装置をリン
グ材等の量産製品に効果的に適用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中空素材の鍛造方法が適用される四面
鍛造装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 四面鍛造装置 3 マニュピレータ装置 4 鍛造機 5 マニュピレータ装置 10 被鍛造材 14 心金 40 金敷

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の中空素材の外周を、その軸方向に
    対して直交する複数方向から同時に圧下して鍛伸させる
    鍛造方法において、長尺の心金を加熱された中空素材に
    挿入し、心金を挿入した状態で中空素材を鍛伸し、鍛伸
    を終えた後で挿入した心金を切削加工により取り除くこ
    とを特徴とする中空素材の鍛造方法。
JP32165492A 1992-12-01 1992-12-01 中空素材の鍛造方法 Pending JPH06170482A (ja)

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JP32165492A JPH06170482A (ja) 1992-12-01 1992-12-01 中空素材の鍛造方法

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JPH06170482A true JPH06170482A (ja) 1994-06-21

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012128733A1 (ru) * 2011-03-21 2012-09-27 Lazorkin Viktor Andriiovych Способ изготовления полых поковок и ковочный комплекс для его осуществления
RU2760842C1 (ru) * 2021-02-03 2021-11-30 Общество с ограниченной ответственностью Научно-производственное предприятие "МЕТЧИВ" (ООО НПП "МЕТЧИВ") Способ радиальной ковки труб

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WO2012128733A1 (ru) * 2011-03-21 2012-09-27 Lazorkin Viktor Andriiovych Способ изготовления полых поковок и ковочный комплекс для его осуществления
RU2486985C2 (ru) * 2011-03-21 2013-07-10 Виктор Андреевич ЛАЗОРКИН Способ изготовления полых поковок и ковочный комплекс для его осуществления
RU2760842C1 (ru) * 2021-02-03 2021-11-30 Общество с ограниченной ответственностью Научно-производственное предприятие "МЕТЧИВ" (ООО НПП "МЕТЧИВ") Способ радиальной ковки труб

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