JP2009202229A - パーツ部品の圧造成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 長尺線状の素材から断面形状が素材の断面形状よりも大きく、かつ中心部に貫通丸穴を有するパーツ部品をスクラップゼロにて繰り返し成形する。
【解決手段】 第1圧造工程S1にて、長尺線状素材Aの先端部をダイ3の貫通孔3a内からその前方側に所定長さ突出させる。その突出状態を保持した状態で、素材Aの断面形状と同一断面形状としたセンターピン7をもつパンチ7をダイ側に前進させ、かつセンターピン7を成形凹部4aの中心孔奥側からダイ側近くに前進させて、素材Aの突出先端部をダイ側に押し戻してその先端部に六角ブランクBを一体に成形する。然る後、素材Aの保持を解除してセンターピン7を前進させ、六角ブランクBと素材Aとに打ち抜く。第2圧造工程にて、六角ブランクBの六角貫通穴B1を所望の貫通丸穴N1形状に修正圧造して六角ナットNを成形する。
【選択図】図1

Description

本発明は、長尺線状の素材から輪郭形状が素材の輪郭形状よりも大きく、かつ中心部に貫通丸穴を有するパーツ部品をスクラップゼロにて繰り返し成形するパーツ部品の圧造成形方法に関する。
従来、ナットなどのパーツ部品の圧造成形方法としては、まず、長尺線状の素材を所定長さに切断し、次に、その切断素材を第1圧造工程に移送して、ダイとパンチにより所望する外形の中間成形品に成形し、その後、その中間成形品を第2圧造工程に移送して、ダイとパンチにより中間成形品の中心部を打ち抜き貫通孔を形成して最終成形品であるパーツ部品を成形するようにしている。
ところが、上記した従来のパーツ部品の圧造成形方法によれば、長尺線状の素材を単に所定寸法に切断するための切断機構が圧造工程とは別に必要となるし、また、切断機構により切断された所定寸法のブランクは、素材の断面形状と同一断面形状であるため、ブランクの形状から最終成形品までの成形加工量が多くなり、そのため多くの圧造工程が必要となる。その結果、大型で複雑な圧造成形機が必要で高価となる。その上、中間成形品(ブランク)の中心部を打ち抜いて貫通丸孔を形成するため、材料ロスが生じる問題も有していた。
そこで、本発明は、上記のような問題に鑑み考案したもので、長尺線状の素材から輪郭形状が素材の輪郭形状よりも大きく、かつ中心部に貫通丸穴を有するパーツ部品をスクラップゼロにて繰り返し成形できるパーツ部品の圧造成形方法の提供を課題とする。
上記した問題を解決するために、本願の請求項1に記載の発明は、まず、第1圧造工程にて、長尺線状の素材をダイ側に備えられた移送機構により前進させてその先端部をダイの貫通孔内からその前方側に所定長さ突出させ、その後、その突出状態をグリップ機構により保持した状態の基で、成形部と成形部の中心孔内に進退可能に設けられ、かつ素材の断面形状と同一断面形状としたセンターピンを有するパンチをダイ側に前進させると共に、センターピンを成形部の中心孔奥側からダイ側に前進させて、素材の突出先端部をダイ側に押し戻して素材の先端部に鍔状部を一体に成形し、然る後、グリップ機構を開いてセンターピンをさらにダイの貫通孔内に前進させることにより、鍔状部と線状素材とを切り離して素材の断面形状と同一形状の貫通穴を有するブランクを形成し、次いで、第2圧造工程又はその後の圧造工程にて、ダイとパンチによりブランクの貫通穴を所望の丸穴形状に修正圧造して、輪郭形状が素材の輪郭形状よりも大きく、かつ中心部に貫通丸穴を有するパーツ部品をスクラップなしで成形するようにしたことを特徴とする。
また、別のパーツ部品の圧造成形方法として、本願の請求項2に記載の発明は、まず、第1圧造工程にて、六角や四角等の多角形状とした断面形状の長尺線状の素材をダイ側に備えられた移送機構により前進させてその先端部をダイの貫通孔内からその前方側に所定長さ突出させ、その後、その突出状態をグリップ機構により保持した状態の基で、成形凹部と成形凹部の中心孔内に進退可能に設けられ、かつ素材の断面形状と同一断面形状としたセンターピンを有するパンチをダイ側に前進させると共に、センターピンを成形凹部の中心孔奥側からダイ側近くに前進させて、素材の突出先端部をダイ側に押し戻して素材の先端部に多角鍔状部を一体に成形し、然る後、グリップ機構を開いてセンターピンをさらにダイの貫通孔内に前進させることにより、多角鍔状部と素材とを切り離して多角貫通穴を有する多角ブランクを形成し、次いで、第2圧造工程又はその後の圧造工程にて、ダイとパンチにより多角ブランクの多角貫通穴を丸穴に修正圧造して、輪郭形状が素材の輪郭形状よりも大きく、かつ中心部に貫通丸穴を有する多角パーツ部品をスクラップなしで成形するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、上記した構成により、第1圧造工程にて長尺線状の素材から輪郭形状が素材の輪郭形状よりも大きく、かつ中心部に貫通穴を有するブランクを一挙に切断成形することができ、その後、後工程にてブランクの貫通穴を所望の丸穴形状に修正圧造することにより、輪郭形状が素材の輪郭形状よりも大きく、かつ中心部に貫通丸穴を有するパーツ部品を簡単容易にかつスクラップゼロにて繰り返し成形することができる。
また、例えば六角ナットや四角ナットなどの多角パーツ部品を成形するに際し、その多角パーツ部品の輪郭に合わせた例えば六角や四角等の断面形状の素材を用い、かつ、その鋼種により適宜温間、熱間状態に加熱して圧造成形するようにすれば、第1圧造工程にて長尺線状の素材から輪郭形状が素材の輪郭形状よりも大きく、かつ中心部に多角貫通穴を有する多角ブランクを一挙に切断成形することができ、その後、後工程にて多角ブランクの多角貫通穴を所望の丸穴形状に修正圧造することにより、輪郭形状が素材の輪郭形状よりも大きく、かつ中心部に貫通丸穴を有する多角パーツ部品をより簡単容易に成形できるのでこのましい。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係るパーツ部品の圧造成形方法を用いて六角ナットを成形する場合に用いる圧造成形機1の第1圧造工程S1の概略平面図を示し、この第1圧造工程S1には、機台2の所定位置にダイ3が固設されていると共に、このダイ3の前面側に、ダイ3に対向して前進、後退するパンチ4が備えられている。また、機台2のダイ3後方側には、断面六角形状で長尺線状の素材Aをその先端部がダイ3の貫通孔3a内から前方側に所定長さLだけ突出するように供給する一対の送りローラ(移送機構)5,5とその突出状態を保持する開閉可能な一対のグリップダイ6,6が備えられている。
ダイ3は素材Aが挿通可能な断面六角形状の貫通孔3aを有し、その前端部にテーパー鍔部3bを備えている。また、パンチ4はその前部に平面六角形状の成形凹所4aとテーパー鍔部3bを備える一方、成形凹所4aの中心部に形成された断面六角形状の通孔4cと、通孔4cに連通するガイド孔4dと、これら通孔4cとガイド孔4d内に回転不能で進退動可能に設けられる頭付きセンターピン7とを備えている。センターピン7の断面形状は素材Aの断面形状と同一形状を呈し、センターピン7の頭部側には押出体71と、複数のノックアウトピン72,72とが設けられている。
そして、パンチ4は進退動するラム(図示せず)により図1に示す通孔4cの奥側後退位置からダイ3と当接する位置まで前進移動される一方、センターピン7はパンチ4がダイ3に当接したタイミングでパンチ4側に設けられたカム駆動機構(図示せず)により進退動する押出体71を介して図2に示す通孔4cの奥側後退位置から、図3に示す成形凹所4a内の成形前進位置に移動される。また、頭付きセンターピン7は成形前進位置に移動され、かつグリップダイ6,6が解放されたタイミングで適宜駆動機構(図示せず)により進退動されるノックアウトピン72,72によりその成形前進位置から図4に示すダイ3の貫通孔3a内の切断前進位置に前進移動するようになされている。
また、送りローラ(移送機構)5,5には、パンチ4が後退した所定のタイミングで素材Aの先端部をダイ3の貫通孔3a内からその前方側に所定長さLだけ突出させるサーボモータ等の駆動機構(図示せず)が備えられている。グリップダイ6,6には、素材Aの先端部がダイ3の貫通孔3a内から前方側に突出したタイミングで両グリップダイ6,6を閉じて素材Aを挟持し、センターピン7が成形前進位置に位置したときに両グリップダイ6,6を開いて素材Aを解放するエアー又は油圧などを用いた開閉機構(図示せず)が備えられている。
また、図に示す実施の形態では成形時にダイ3とパンチ4が開いたりすることのないように挟持する挟持手段20を備えている。この挟持手段20としては、ダイ3とパンチ4の左右両端側に設けられる進退可能な挟持凹部21b,22bをもつ左右クランプ体21,22からなり、成形時にダイ3とパンチ4のテーパー状鍔部2b,4bを突き合わせた状態で両テーパー状鍔部2b,4bに左右クランプ体21,22の挟持凹部21a,21bを嵌まり込ませて密着挟持するようになされている。
図6,7は圧造成形機1の第2圧造工程S2の概略平面図を示し、この第2圧造工程S2には、機体2に固設されたダイ8と、機台2のダイ3後方側に設けられるグリップダイ9,9と、ダイ3の前面側でダイ8に対向して前進、後退するパンチ10とが備えられている。ダイ8は平面六角形状の成形凹所81aを有するダイ本体81と、ダイ本体81の中心貫通孔81bに進退可能に設けられる成形ピン82を有している。成形ピン82の中心部には丸孔凹所82aが形成されている。パンチ10はその断面形状がダイ8の成形凹所81aに符合する六角形状を呈する一方、その先端中央部に環状突部10aが突設されていると共に、環状突部10aの中心部に取付孔10bが形成され、取付孔10b内に断面円形のセンターピン11が設けられている。
次に、上記した圧造成形機1を基に六角ナットの圧造成形方法について説明する。具体的には、断面六角形状で長尺線状の素材Aから図8に示すような輪郭形状が素材Aの輪郭形状の2倍以上の六角形状で、かつ中心部に段部N2付きの貫通丸穴N1を有する六角ナットNをスクラップゼロにて圧造成形する場合について説明する。
まず、第1圧造工程S1にて、断面六角形状で長尺線状の素材Aを送りロール5,5により前進させ、図1に示すように素材Aの先端部をダイ3の貫通孔3a内からその前方側に所定長さLだけ突出するよう供給する。
次に、グリップダイ6,6を閉じて素材Aを移動不能に挟持し、素材Aの突出状態を保持する。そして、その保持状態の基で、パンチ4をダイ3側に前進させて、図2に示すようにパンチ4の前面をダイ3の前面に密着させる。これにより密着したパンチ4の平面六角形状の成形凹所4aとダイ3の前面部とにより六角ブランクBの成形空間を形成する。その後、ダイ3とパンチ4のテーパー状鍔部2b,4bを突き合わせた状態で両テーパー状鍔部2b,4bに左右クランプ体21,22の挟持凹部21a,21bを嵌まり込ませて挟持する。
その後、パンチ4の奥側後退位置に位置するセンターピン7をカム駆動機構(図示せず)により押出体71を介して成形凹所4a内に前進させて、図3に示すように素材Aの突出部を成形空間内に押し込んで線状素材Aと一体の六角ブランク(多角鍔状部)Bを成形する。この場合、図3に示す実施の形態では、センターピン7を成形凹所4aの底面位置のややダイ側まで押し込むことにより六角ブランクBを成形するようにしたけれども、この他、例えばセンターピン7をさらに成形凹所4aの中程まで押し込んで六角ブランクBを成形するように設定してもよい。
然る後、図4に示すようにグリップダイ6,6を開いて素材Aの挟持を解除し、その状態で頭付きセンターピン7を適宜駆動機構(図示せず)で進退動されるノックアウトピン72,72によりさらにダイ3の貫通孔3a内に前進させることにより、図4に示すように素材Aと六角ブランクBを打ち抜きにて切り離し、図5に示すような中心部に六角貫通穴B1を有する六角ブランクBを形成する。
六角ブランクBの成形後は、左右クランプ体21,22によるダイ3とパンチ4の挟持を解放させて、パンチ4を待機位置に後退させると共に、センターピン7も通孔4c内奥側の元位置に後退させる一方、六角ブランクBを適宜取出機構によりパンチ4の成形凹所4aから外部に排出し、この六角ブランクBをダイ3の前面側に配設されるチャック移送機構(図示せず)のチャック爪により掴持して図6に示すように第2圧造工程S2のダイ8前面位置に移送する。なお、チャック移送機構については既知の機構であるのでその構造及び作用については説明を省略する。
次いで、第2圧造工程S2にて、図7に示すように六角形状のパンチ10により六角ブランクBをダイ8の平面六角形状の成形凹所8aに押し込んで成形する。このとき、パンチ側センターピン11がダイ側成形ピン82の丸孔凹所82aに入り込んだ後に、パンチ側環状突部10aが六角ブランクBの六角貫通穴B1周りを成形ピン82側に押し込んで所望する貫通丸穴に成形することになる。つまり、六角ブランクBの六角貫通穴B1部分を縮径して図8に示す段部N2付きの貫通丸穴N1に修正圧造する。これにより、輪郭形状が素材Aの輪郭形状よりも大きい六角形状で中心部に段部N2付きの貫通丸穴N1を有する六角ナットNを成形することができる。
六角ナットNの成形後は、パンチ10を元の待機位置に後退させる一方、六角ナットNを成形ピン82の前進移動によりダイ8の成形凹所8aから外部に排出することになる。以後は上記した一連の動作を繰り返し行なうことにより長尺線状の素材Aから連続的にスクラップゼロにて六角ナットNを製造することができる。
以上のように上記した六角ナットの圧造成形方法によれば、第1圧造工程S1にて長尺線状の素材Aから輪郭形状が素材Aの輪郭形状よりも大きく、かつ中心部に六角貫通穴B1を有する六角ブランクBを切断と同時に成形でき、その後、後工程にて六角ブランクBの六角貫通穴B1を所望の丸穴形状N1に修正圧造することにより、輪郭形状が素材Aの輪郭形状よりも大きく、かつ中心部に段部N2付きの貫通丸穴N1を有する六角ナットNを簡単容易にかつスクラップゼロにて繰り返し成形することができる。
上記した実施の形態では、六角断面の長尺線状素材Aを用いて六角ナットNを成形する方法について説明したが、例えば四角ナットの成形や環状座金の成形など中心部に貫通丸穴を有するパーツ部品の成形方法としても適用することができることは勿論である。
また、パーツ部品の中心部の貫通丸穴の形状としては、段部N2付きの貫通丸穴N1とする他、例えば図9に示すようにテーパー状貫通丸穴N3に形成したり、図10に示すようにパーツ部品の各角部と共に面取り部a…を施した面取り貫通丸穴N4に形成してもよい。テーパー状貫通丸穴N3を成形する場合、第1圧造工程にて成形した貫通穴をもつブランクを、チャック移送機構により第2圧造工程に平行移送し、第2圧造工程にてテーパ状のセンターピンをもつパンチ(図示せず)によりテーパー状貫通丸穴N3に形成することになる。また、角部に面取り部a…を施した貫通丸穴N4を成形する場合、例えば第1圧造工程にて成形する際、貫通丸穴の一方側角部に面取り部を形成したブランクを成形し、その後、チャック移送機構により第2圧造工程に180度ターンして移送し、第2圧造工程S2にて貫通丸穴の残りの他方側角部に面取り部を施して貫通丸穴N4を形成することになる。
さらに、本発明の成形方法は図13に示すように、中心部に貫通丸穴M1を有し、かつ外周の厚み方向中間部にフランジ部M2を備えた環状座金Mを成形する場合にも適用することができる。
この場合、例えば図11に示すように、第1圧造工程S1において、パンチ側に成形凹所を設けず、センターピン11を備えただけのパンチ12をダイ13側へ打ち込み、断面円形の長尺線状素材A′の突出先端部に自然のアールが付いた円形のブランクを一体成形する。その後、グリップダイ14,14を開いてさらにセンターピン11のダイ13側貫通孔13a内への前進により断面円形の貫通穴B1′をもつ環状ブランクB′と、素材A′とに切り離す。然る後、環状ブランクB′をチャック移送機構により第2工程(図示せず)に平行移送し、第2圧造工程S2にて中心部に貫通丸穴M1を有し、かつ外周の厚み方向中間部にフランジ部M2を備えた環状座金Mを成形するようにすればよい。
また、長尺線状素材Aは棒材であってもよいし、コイル線を延ばしたものであってもよい。素材Aの断面形状としては、例えば六角ナットの成形にあたっては六角形状のものを用い、四角ナットの成形にあたっては四角形状の素材を用い、さらに環状座金の成形にあたっては断面円形の素材を用いるのがこのましい。さらに、素材Aの鋼種等により温間、熱間状態に加熱したうえで圧造成形するようにしてもよく、このようにすれば、例えば六角ナットや四角ナットは勿論、より複雑な形状のパーツ部品も容易に成形できるのでよりこのましい。
また、図に示す実施の形態では、素材の移送機構として送りローラを、また素材の保持手段としてグリップダイを用いたけれども、これらに代えて例えば、移送と保持の両方の機能を備えた一つのグリップフィード(図示せず)を用いて行なうようにしてもよいことは勿論である。
本発明に係るパーツ部品の圧造成形方法に用いる圧造成形機の第1圧造工程の概略説明図である。 同第1圧造工程の第1動作説明図である。 同第1圧造工程の第2動作説明図である。 同第1圧造工程の第3動作説明図である。 六角ブランクの斜視図である。 同圧造成形機の第2圧造工程の概略説明図である。 同第2圧造工程の動作説明図である。 六角ナットの斜視図である。 別の貫通丸穴の形状を示す説明図である。 さらに別の貫通丸穴の形状を示す説明図である。 別の実施の形態を示す第1圧造工程の動作説明図である。 同ブランクの断面図である。 同パーツ部品の断面図である。
符号の説明
1 圧造成形機
2 機台
3 ダイ
4 パンチ
4a 成形凹所
4b 通孔
5 送りロール
6 グリップダイ
7 センターピン
8 ダイ
9 グリップダイ
10 パンチ
11 センターピン
12 パンチ
13 ダイ
14 グリップダイ
A 素材
N ナット(パーツ部品)
N1 貫通丸穴
M 環状座金(パーツ部品)
M1 貫通丸穴

Claims (2)

  1. まず、第1圧造工程にて、長尺線状の素材をダイ側に備えられた移送機構により前進させてその先端部をダイの貫通孔内からその前方側に所定長さ突出させ、その後、その突出状態をグリップ機構により保持した状態の基で、成形部と成形部の中心孔内に進退可能に設けられ、かつ素材の断面形状と同一断面形状としたセンターピンを有するパンチをダイ側に前進させると共に、センターピンを成形部の中心孔奥側からダイ側に前進させて、素材の突出先端部をダイ側に押し戻して素材の先端部に鍔状部を一体に成形し、然る後、グリップ機構を開いてセンターピンをさらにダイの貫通孔内に前進させることにより、鍔状部と線状素材とを切り離して素材の断面形状と同一形状の貫通穴を有するブランクを形成し、次いで、第2圧造工程又はその後の圧造工程にて、ダイとパンチによりブランクの貫通穴を所望の丸穴形状に修正圧造して、輪郭形状が素材の輪郭形状よりも大きく、かつ中心部に貫通丸穴を有するパーツ部品をスクラップなしで成形するようにしたことを特徴とするパーツ部品の圧造成形方法。
  2. まず、第1圧造工程にて、六角や四角等の多角形状とした断面形状の長尺線状の素材をダイ側に備えられた移送機構により前進させてその先端部をダイの貫通孔内からその前方側に所定長さ突出させ、その後、その突出状態をグリップ機構により保持した状態の基で、成形凹部と成形凹部の中心孔内に進退可能に設けられ、かつ素材の断面形状と同一断面形状としたセンターピンを有するパンチをダイ側に前進させると共に、センターピンを成形凹部の中心孔奥側からダイ側近くに前進させて、素材の突出先端部をダイ側に押し戻して素材の先端部に多角鍔状部を一体に成形し、然る後、グリップ機構を開いてセンターピンをさらにダイの貫通孔内に前進させることにより、多角鍔状部と素材とを切り離して多角貫通穴を有する多角ブランクを形成し、次いで、第2圧造工程又はその後の圧造工程にて、ダイとパンチにより多角ブランクの多角貫通穴を丸穴に修正圧造して、輪郭形状が素材の輪郭形状よりも大きく、かつ中心部に貫通丸穴を有する多角パーツ部品をスクラップなしで成形するようにしたことを特徴とするパーツ部品の圧造成形方法。
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