JPH0369613B2 - - Google Patents

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JPH0369613B2
JPH0369613B2 JP13670787A JP13670787A JPH0369613B2 JP H0369613 B2 JPH0369613 B2 JP H0369613B2 JP 13670787 A JP13670787 A JP 13670787A JP 13670787 A JP13670787 A JP 13670787A JP H0369613 B2 JPH0369613 B2 JP H0369613B2
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JP
Japan
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nut
forging
die
polygonal
manufacturing
Prior art date
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JP13670787A
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English (en)
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JPS63299839A (ja
Inventor
Yoshinori Nakamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAIICHI RASHI KOGYO KK
OWARI SEIKI KK
SAKAMURA SANGYO KK
Original Assignee
DAIICHI RASHI KOGYO KK
OWARI SEIKI KK
SAKAMURA SANGYO KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、六角等の多角ナツトの外周面部に凹
状の縦溝を圧造する方法及びその方法を直接実施
する装置に関する。
(従来の技術及び問題点) 軽量化と材料の節減を図り且つ締付工具による
締付けをより確実に行えるようにするために多角
ナツトの外周面に凹状の縦溝を形成するようにし
た縦溝付きナツトは、例えば実開昭55−50331号
公報等によつてこの出願前から一般に知られてい
るが、凹状の縦溝を加工するためには通常のナツ
トを圧造ホーマ等により成形した後に、別の溝加
工機械を用いて行わねばならず、従つて一貫した
流れのもとに量産加工を行うことが困難で、製品
コストの面でも問題があつた。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、連続多段ホーマを用いて予備成形から
圧造仕上げ工程に至る一連の工程の中で凹状の縦
溝をナツト材の角形部に簡単確実に加工すること
ができ、而も装置としても既存のホーマを利用し
てダイス金型を少し改造するだけで済むため、構
成が簡単であり、安価に実施することのできる縦
溝付きナツトの製造方法及び装置を提供しようと
するものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明における縦
溝付きナツトの製造方法は、金属素材をパンチと
ダイスで順次に鍛圧して多角部と各多角部間の面
に軸方向に沿う縦溝を有するナツトの製造方法で
あつて、一定寸法に切断して得られたナツト材
を、両端に球面凹部を、先端にテーパ面を形成す
る第1の予備圧造工程を経て、先端部を絞りなが
らナツト材の両端にさらに深い窪みを圧造すると
同時に外周を多角状に張出すように成形する第2
の予備圧造工程と、前工程で得られたナツト材を
ダイス型孔に据込んで該型孔に放射内方へ突出す
る突条リブで絞り余肉を多角部に張出すように圧
造して各多角部の面に縦溝を形成する第3の圧造
工程と、最終工程で引抜きを順次に連続して行う
ことを特徴とするものである。
また、縦溝付きナツトの製造装置としては、金
属素材をパンチとダイスで順次に鍛圧した多角部
の対辺に軸方向に沿う縦溝を有するナツトを圧造
する装置であつて、孔抜き工程の前の圧造仕上げ
工程において圧造時に凹状の縦溝が形成されるよ
うにダイス金型内に放射内方へ突出する突条リブ
を設けてなるものである。
そして、前記突条リブをダイス型孔内にダイス
金型とは一体に円周等間隔に複数設けることが好
ましい。
さらに、前記突条リブをダイス金型と別体に形
成して溝嵌合により着脱自由に設け、その各突条
リブの後端を底板にて支持することもできる。
(作用) 第1図は溝付きナツトの圧造工程を示すもの
で、連続した鋼製の丸棒からなる金属材料を切断
工程aで一定寸法に切断してナツト材1を得、そ
れを第1の予備圧造工程bへ送り込んで第1のパ
ンチ11で第1のダイス15へ据込むと、ダイス
15の型孔15aとパンチ先端面11aによつて
両端に球面凹部1a,1bと先端にテーパ面1c
をもつたナツト材11が形成される。(第3図a) パンチ11が後退し同時にノツクアウトピン1
9が突出するとナツト材11はダイス型孔15a
より押出され、それをトランスフアチヤツクで受
け取り次の第2の予備圧造工程cへ送り込む。
第2の予備圧造工程では第2のパンチ12が前
進してナツト材11を第2のダイス16の型孔1
6a内へ据込むと先端が絞られて突円部1dが形
成されると共に余肉の張出しで下半部に角形部1
eが形成され、ナツト材12が得られる。(第3図
b)。これをノツクアウトピン20で押出すと、
トランスフアチヤツクで受取り第3の圧造工程d
へ送る。
第3の工程dにおいて第3のパンチ13が前進
して前工程cで得られたナツト材12を第3のダ
イス17の型孔17a内へ圧入させる。
第3のダイス17の型孔17aには放射内方へ
突出する突条リブ5が円周等間隔に配備されてお
り、従つてこの突条リブ5によつて角形部1eの
面が絞られるようにしごかれて該部に縦溝1fが
形成され、同時にその時に生じる余肉が角形部1
eを更にシヤープとなるように張出して角頭部1
gとナツト座面にフランジ1hが形成され、ナツ
ト材13が得られる(第3図c)。これをノツクア
ウトピン21に押出しトランスフアチヤツクで最
終の孔抜き工程eへ供給する。
この最終工程eにおいて孔抜きパンチ14が前
進してナツト材13をダイス18内へ押込むと、
ダイス18はばね23の附勢に抗して後方へ押し
やられその結果ダイス型孔18aの底部中心を貫
通する孔抜きポンチ18bで中心部が打抜かれ孔
2aを有するナツト仕上げ材2が完成する。パン
チ14の後退と同時にノツクアウトピン22が突
出するとダイス型孔18aよりナツト仕上げ材2
が排出される(第3図e)。
このナツト仕上げ材2はその後ねじタツプ立て
等によりねじ3bが施され、さらに縦溝1fの底
部の上端を内方へ変形するように押圧してかしめ
ると第4〜5図に示すように膨出部3aが形成さ
れて製品ナツト3が得られる。
(効果) 本発明は次のような特有の効果を有する。
軽量化と材料の節減及び締付工具による締付
けをより確実に行える縦溝付き多角ナツトを、
連続多段ホーマを利用して連続した工程の中で
簡単確実に圧造成形できる。
ダイス型孔に放射内方へ突出する突条リブに
よつて絞られるときに余肉を角形部に張出すよ
うに作用して角頭部を形成する為縦溝と角頭部
をシヤープに成形し高精度な製品ナツトが得ら
れる。
凹状の縦溝は、その大きさや深さ又は数及び
位置等をダイス型孔内に配備された突条リブの
調整によつて任意に成形できる。
ナツト体の縦溝底部の上端を内方へかしめて
ねじ孔径の縮径を別加工で行う場合に縦溝底部
の深さを一定にできる為かしめの加工が簡単に
でき、品質の優れた精度の高い緩み止めナツト
が得られる。
従来のナツトホーマを利用してその工程の一
部を縦溝の圧造成形に利用できる為構成が簡単
であり、安価に実施できる。
(実施例) 第3の圧造工程dにおけるダイス17はダイス
金型の後端口にねじ受台17cを嵌め、このねじ
受台17cにて底板6を固定するようになす。突
条リブ5は多角部の各辺に対応するように設ける
が少くとも相対向する位置に2本又は3本設ける
ようにする。
又この突条リブ5は第1〜2図に示すように溝
嵌合にて着脱式に取付けられる。従つて突条リブ
5が摩耗損傷した場合や溝の深さ、長さ、位置等
を変更した場合には夫々に対応したものと容易に
交換できる。
製品ナツト3に形成される縦溝1fは第5図に
示すように角形部の先端から切り込むように形成
されるが、ナツト座面部まで達しないよう中途で
切り上げられる。
第4〜6図は製品六角ナツトの6面全部に縦溝
1fを形成し、そのうち1つおきに溝上端をかし
め3ケ所に膨出部3aを形成した場合であり、第
7図は縦溝1fを六面のうち1つおきの3面に形
成して夫々の上端に膨出部3aを形成した場合で
ある。
製品ナツトはフランジ1hを有するものとフラ
ンジを有しないものがあり、何れの場合にも縦溝
1fとかしめによる上端膨出部3aを形成でき
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、その第1
図は本発明方法を実施する圧造装置部の横断面
図、第2図は第1図A−A線からみたダイス圧造
部の断面図、第3図a,b,c,d,eは上記圧
造装置における各工程により成形された圧造品の
工程順を示す平面図で、夫々左半部は断面を示
す。第4図は製品ナツトの平面図、第5図は一部
断面で示す同正面図、第6図及び第7図は製品ナ
ツトの他の例を示す平面図である。 1,11,12,13,2……ナツト材、3……
製品ナツト、5……突条リブ、6……底板、1f
……縦溝、3a……膨出部、11,12,13,
14……パンチ、15,16,17,18……ダ
イス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属素材をパンチとダイスで順次に鍛圧して
    多角部と各多角部間の面に軸方向に沿う縦溝を有
    するナツトの製造方法であつて、一定寸法に切断
    して得られたナツト材を、両端に球面凹部を、先
    端にテーパ面を形成する第1の予備圧造工程を経
    て、先端部を絞りながらナツト材の両端にさらに
    深い窪みを圧造すると同時に外周を多角状に張出
    すように成形する第2の予備圧造工程と、前工程
    で得られたナツト材をダイス型孔に据込んで該型
    孔に放射内方へ突出する突条リブで絞り余肉を多
    角部に張出すように圧造して各多角部間の面に縦
    溝を形成する第3の圧造工程と、最終工程で孔抜
    きを順次に連続して行うことを特徴とする縦溝付
    きナツトの製造方法。 2 金属素材をパンチとダイスで順次に鍛圧した
    多角部の対辺に軸方向に沿う縦溝を有するナツト
    を圧造する装置であつて、孔抜き工程の前の圧造
    仕上げ工程において圧造時に凹状の縦溝が形成さ
    れるようにダイス金型内に放射内方へ突出する突
    条リブを設けてなることを特徴とする縦溝付きナ
    ツトの製造装置。 3 前記突条リブをダイス型孔内にダイス金型と
    は一体に円周等間隔に複数設けた前記特許請求の
    範囲第2項記載の縦溝付きナツトの製造装置。 4 前記突条リブをダイス金型と別体に形成して
    溝嵌合により着脱自由に設け、その各突条リブの
    後端を底板にて支持してなる前記特許請求の範囲
    第1項記載の縦溝付きナツトの製造装置。
JP13670787A 1987-05-30 1987-05-30 縦溝付きナットの製造方法及び装置 Granted JPS63299839A (ja)

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