JPH0617044Y2 - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ

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JPH0617044Y2
JPH0617044Y2 JP1985015835U JP1583585U JPH0617044Y2 JP H0617044 Y2 JPH0617044 Y2 JP H0617044Y2 JP 1985015835 U JP1985015835 U JP 1985015835U JP 1583585 U JP1583585 U JP 1583585U JP H0617044 Y2 JPH0617044 Y2 JP H0617044Y2
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JP
Japan
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piezoelectric element
groove
longitudinal direction
vibrating
vibrating body
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JP1985015835U
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JPS61132711U (ja
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一郎 片岡
貴博 及川
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は振動ジャイロにかかり、特に、断面が方形であ
るビームの一面に圧電素子を貼付して形成した振動体に
屈曲振動を生じさせ、この振動体の長手方向の中心軸に
回りに与えた入力角速度によりコリオリの力を生じせし
め、この力を前記振動体を貼着した面と直交する一面に
貼着した他の圧電素子によって取り出し、前記入力角速
度を測定する振動ジャイロに関するものである。
〔従来の技術〕
第3図及び第4図によってこの種の振動ジャイロの動作
原理及び従来における圧電素子の接合構造を説明する。
第3図は振動ジャイロの斜視図であり、振動体1が断面
方形のビーム2と、ビーム2の一面に接着された圧電素
子3と、この一面と対向する他の面に接着された他の圧
電素子3′と、これらの面に直交する一面に接着された
圧電素子4と、この圧電素子4と対向する面に接着され
た他の圧電素子4′とから構成されている。なお、図で
は電源、電圧印加機構、発振器、増幅器等の付属部品は
省略している。
この様な振動体1の圧電素子3,3′に電圧を印加して
励振しビーム2を振動させると、ビーム2は支持ピン5
と連結される部分が節6になり、節6の中間の位置が平
面Pに沿ってA方向に振動する。圧電素子3,3′に生
ずる振動はビーム2を振動させるとき、補完的に動作す
るが、圧電素子3′に発生する信号を圧電素子3にフィ
ードバックして振幅制御を行うこともできる。ビーム2
が上記のように平面Pに沿って振動しているとき、ビー
ム2を中心線Oのまわりに回転Mさせると、ビーム2に
はその角速度に比例したコリオリの力が発生し、そのコ
リオリの力によって平面Pに直角な方向であるBの方向
に振動が起り、平面Pに沿った振動方向に直角な面に貼
着してある圧電素子4,4′に出力が生ずる。このとき
圧電素子4は又は4′を使用してダンピングをかける場
合もある。上記の圧電素子4,4′に生ずる出力はコリ
オリの力に比例し、従って入力角速度に比例する。この
出力を測定することによって入力角速度を知ることがで
きる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで上記従来の振動ジャイロにあっては、第4図に
示すように、圧電素子3,3′,4,4′は両面に電極
3a,3′a,4a,4′aを有するため、導電性金属
からなるビーム2の面上において、接着剤7を介して接
合されるのであるが、ビーム2の長手方向及びビーム面
と平行な方向に圧電素子3,3′,4,4′を位置決め
するのはきわめて煩雑な作業である。
例えば、駆動用の圧電素子3の長手方向がビーム2の長
手方向に対し傾いた状態で接合されていると、印加電圧
による振動体の励振はビームに対して捩り力を生ぜし
め、振動体は第3図P面上での基本振動をし難くなる。
従って、結果的には検出圧電素子からの検出信号の精度
は低下し、振動ジャイロの性能は低いものとなってしま
う。
よって本考案は、上述した従来の問題点に鑑み、圧電素
子をビーム面の長手方向に対して平行に正確にかつ簡単
に貼着できるようにして、検出信号の精度を向上して性
能の良い振動ジャイロを提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本考案により成された振動ジャ
イロは、断面が方形であるビームの一面に貼着した圧電
素子により振動体に屈曲振動を生じさせ、この振動体の
長手方向の中心軸の回りに与えた入力角速度によりコリ
オリの力を生じせしめ、この力を前記一面と直交する面
に貼着した他の圧電素子によって取り出し、前記入力角
速度を測定する振動ジャイロにおいて、前記ビームの圧
電素子貼着面の中央に、一定の幅及び深さを有する溝を
ビームの長手方向と平行にビームの全長に亘って形成
し、該溝内に前記圧電素子を嵌合貼着して位置決め固定
したことを特徴としている。
〔作用〕
上記構成において、圧電素子の位置決め固定がビームの
圧電素子貼着面の中央にビームの長手方向と平行に形成
された溝に嵌合貼着して行われているので、圧電素子が
ビームの長手方向に対して常に平行に正確に位置決めさ
れるようになる。よって、ビームの長手方向に対して圧
電素子が傾斜して取り付けられ、これが原因でビームに
捩り力を生じさせることがなくなる。
また、溝は一定の幅及び深さでビームの全長に亘って形
成されているので、ビームの一端から他端へ圧電素子貼
着面を例えば切削することによって溝を簡単に形成する
ことができ、しかもこの溝の形成により小さくなるビー
ムの断面積はビームの長手方向で変わることなく任意の
位置で等しい。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は本考案による振動ジャイロの一実施
例を示し、図中、振動体1、ビーム2、圧電素子3,
3′,4,4′等の基本構成は第3図,第4図に示す従
来例と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
本実施例では、ビーム2の4つの側面である圧電素子貼
着面にビーム2の長手方向全長に亘って圧電素子を位置
決めするための溝2aを形成している。この溝2aは図
に示すように一定の幅w、一定の深さdを有するビーム
2の長手方向と平行な断面コ字状の溝であって、幅wは
貼着される板状圧電素子3,3′,4,4′のそれぞれ
の幅と略同一であり、深さdはそれぞれの圧電素子3,
3′,4,4′の厚さd′に比べて小さい。従ってこの
位置決め部2a内に圧電素子3,3′,4,4′を嵌合
貼着すると、第2図に示すように圧電素子3,3′,
4,4′はその表面がビーム面より幾分突出した状態に
て、ビーム2の長手方向と平行に、かつビーム面と平行
に位置決め固定される。勿論、圧電素子3,3′,4,
4′の下面と位置決め部2aの面との間には接着剤7を
介在させる。
一般に、振動ジャイロの感度を良くするには、駆動側の
振幅を大きくし、振幅速度を上げることや、コリオリの
力を受けた時に検出面がよく歪むことが必要であるが、
上述のように、圧電素子の位置決めのためにビーム2に
その全長に亘って溝2aが形成されることによって、溝
のないものに比べてビームの断面積が小さくなるので、
断面2次モーメントが減少してより歪み易くなり、感度
の向上が図られるようになる。
因みに、ビーム2のヤング率を2.1×10〔N/m
m2〕、圧電素子のヤング率を5×10-4〔N/mm2〕、
ビームの幅を2〔mm〕、高さを1.5〔mm〕、溝の深さ
(圧電素子の厚さ)を0.2〔mm〕としたとき、溝のある
もののビームのたわみ量はないものの1.09倍になり、
約10%たわみ量が増加するよいになる。
〔効果〕
以上説明したように本発明によれば、圧電素子がビーム
の長手方向に対して常に平行に正確に位置決めされ、ビ
ームの長手方向に対して傾斜して取り付けられてビーム
に捩り力を生じさせることがなくなるので、捩り力が原
因で検出信号の精度が低下して性能低下を招くことがな
く、性能の良い振動ジャイロが得られるようになる。
また、ビームの一端から他端へ圧電素子貼着面を例えば
切削することによって位置決め用の溝を簡単に形成する
ことができるので、溝の形成により大きなコストアップ
を招くことがなく、またビームの断面積はビームの長手
方向の任意の位置で等しいので溝の形成が振動ジャイロ
の特性に悪影響を及ぼすことがなく、むしろ断面積が小
さくなってたわみ易くなることにより感度が向上するよ
うになるという効果も得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による振動ジャイロの実施例の要部を示
す斜視図、第2図は第1図の実施例の断面図、第3図は
振動ジャイロの基本原理を説明するための斜視図、第4
図は従来の要部の断面図である。 1…振動体、2…ビーム、2a…溝、3,3′,4,
4′…圧電素子、O…中心軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面が方形であるビームの一面に貼着した
    圧電素子により振動体に屈曲振動を生じさせ、この振動
    体の長手方向の中心軸の回りに与えた入力角速度により
    コリオリの力を生じせしめ、この力を前記一面と直交す
    る面に貼着した他の圧電素子によって取り出し、前記入
    力角速度を測定する振動ジャイロにおいて、 前記ビームの圧電素子貼着面の中央に、一定の幅及び深
    さを有する溝をビームの長手方向と平行にビームの全長
    に亘って形成し、該溝内に前記圧電素子を嵌合貼着して
    位置決め固定した ことを特徴とする振動ジャイロ。
JP1985015835U 1985-02-08 1985-02-08 振動ジャイロ Expired - Lifetime JPH0617044Y2 (ja)

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JP1985015835U JPH0617044Y2 (ja) 1985-02-08 1985-02-08 振動ジャイロ

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