JPH061696Y2 - 内視鏡用処置具 - Google Patents

内視鏡用処置具

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JPH061696Y2
JPH061696Y2 JP18140487U JP18140487U JPH061696Y2 JP H061696 Y2 JPH061696 Y2 JP H061696Y2 JP 18140487 U JP18140487 U JP 18140487U JP 18140487 U JP18140487 U JP 18140487U JP H061696 Y2 JPH061696 Y2 JP H061696Y2
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JP
Japan
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wire
section
treatment
endoscope
wires
Prior art date
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JP18140487U
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JPH0184617U (ja
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実 篠塚
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Olympus Corp
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Olympus Optic Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、内視鏡用処置具、詳しくは、内視鏡の処置具
挿通用チャンネルを通じて体腔内に挿入され、先端の処
置部が操作ワイヤを介して手元がわで操作される内視鏡
用処置具に関する。
[従来の技術] 周知のように、この種の内視鏡用処置具は、一般に内視
鏡の処置具挿通用チャンネルに挿通される体腔内挿入部
と、その先端に取り付けられた処置部と、挿入部後端に
設けられた操作部とで構成されている。即ち、上記体腔
内挿入部は可撓性チューブで覆われた密巻コイル等から
なる可撓管と、その管内に挿通された操作ワイヤとで構
成され、同ワイヤの先端は上記処置部を作動させる連結
部材に接続され、後端は上記操作部のスライダに接続さ
れている。そして、このように構成された内視鏡用処置
具は、上記スライダを前後に移動させることによって操
作ワイヤを進退させて連結部材を動作させ、これによ
り、先端の処置部を作動させるようになっている。
上記操作ワイヤは内視鏡の屈曲に従って曲がるように通
常ステンレス鋼の細線を撚り合わせ、可撓性を持たせた
撚り線が用いられている。そして、この撚り線は、その
撚り構造が製造し易いという点から、従来は第5図に示
すように中心に真直な芯線21を1本設け、その周囲に
複数本の側線22を斜めに巻き付けるようにして構成さ
れていた。また、太径で柔軟性を持たせたいような場合
には、各素線をより細径とし、側線を2重,3重に巻き
付けるようにしていた。また、芯材を1本の撚り線で形
成し、これに複数本の撚り線を側線としたものも用いら
れている。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上記操作ワイヤは上述したように処置部を作
動させるために、その押引によって圧縮力と引張力は繰
り返し加えられる。この圧縮力が加えられたとき、芯線
は真直であるため、その圧縮力を直接受けるが、側線は
この芯線に斜めに巻き付けられているので、外側に膨ら
んで圧縮力は殆んど受けることがない。従って、芯線が
圧縮力の殆んどを受け持つこととなり、その耐力が弱く
なり容易に座屈し易く、折れ曲がり切れ易いものとなっ
てしまい、引張力の加わったときの強度も低下してしま
うという欠点を有していた。
従って、本考案の目的は、従来のものと同様の素線径の
細線を同本数だけ用いた操作ワイヤでも、耐圧縮力・耐
引張力が遥かに大きく座屈することのない操作ワイヤを
具備した内視鏡用処置具を提供するにある。
[問題点を解決するための手段および作用] 本考案は上記目的を達成するために、内視鏡用処置具に
おける上記操作ワイヤを、複数本の素線または撚り線を
互いに撚り合わせて、中心軸線としての芯線のない撚り
線で構成したことを特徴とするものである。
[実施例] 以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は、本考案の適用された内視鏡用処置具である生
検鉗子の側面図、第2図は、同生検鉗子の先端部の拡大
断面図である。この生検鉗子は、体腔内挿入部がステ
ンレス線を巻回した密巻コイル12からなる可撓性シー
ス2で構成されており、同可撓性シース2の先端部に
は、一対の鉗子5a,5bからなる処置部3が取り付け
られている。この処置部3は第2図に示すように周知の
一対のカップ状鉗子5a,5bと、これらを開閉自在に
支軸6によって軸支する支持体7と、この支持体7内に
あって上記鉗子5a,5bを開閉作動させるためのパン
タグラフ機構とで構成されており、パンタグラフ機構は
鉗子5a,5bの後方延出腕に支持ピン8a,8bによ
り関着されたリンク9a,9bと、このリンク9a,9
bを連結部材11に結合する支軸10とで形成されてい
る。そして、上記支軸10には、操作ワイヤ15の先端
が固着されている。この操作ワイヤ15は、可撓性シー
ス2内を引き通され、後端は第1図に示すように可撓性
シース2の後端に固着された操作部本体4に摺動自在に
嵌着されたスライダ17に取着されている。
上記操作ワイヤ15は、第3図に示すように芯線を有す
ることなく、ステンレス鋼の3本の細線15a,15
b,15cを互いに撚り合わせて構成されている。な
お、第1図において、符号18は操作部本体4の後端に
一体的に形成された指かけリングを示している。
このように構成された本実施例における生検鉗子は、
次のように作用する。次のように作用する。即ち、生検
鉗子を内視鏡の処置具挿通用チャンネルに挿入して、
内視鏡で観察しながら、その先端の処置部3を目的の検
査用組織に近づける。そして上記指かけリング18に親
指を差し入れ、人指し指と中指とで上記スライダ17を
挾んで、これを前後動させる。すると、スライダ17に
連結されている操作ワイヤ15はそれについて前後に進
退し、これによって上記パンタグラフ機構が作動して鉗
子5a,5bが開閉する。従って、この鉗子5a,5b
により目的とする部位の検査用の生体組織を採取するこ
とができる。
また、この動作時に鉗子5a,5bの開方向、即ち、操
作ワイヤ15が前進する方向に強い力を加えると、操作
ワイヤ15には強い圧縮力がかかるが本実施例において
は操作ワイヤ15は、3本の金属細線がそれぞれ撚り合
わされて形成されているので、3本の撚線にそれぞれ均
等の圧縮力が分散してかかり、特別に折り易い細線は生
じない。
このため、従来のように1本だけ折り易い芯線がなく、
座屈し易いという従来の欠点が解消され、その耐久性を
格段に向上させることができる。
第4図は、本考案の第2実施例を示す内視鏡用処置具に
おける操作ワイヤの断面図である。本実施例における操
作ワイヤ20は上記第1実施例における3本の撚り合わ
されたステンレス鋼細線15a,15b,15cのそれ
ぞれを、更に細い3本の細線の撚り合わせで構成したも
のである。即ち、第4図に示すように、3本の更に細い
ステンレス鋼線19a,19b,19cを互いに撚り合
わせて構成した撚線からなるワイヤ(ストランドと言
う)19を、3本撚り合わせて1本の操作ワイヤ20と
したものである。
このように操作ワイヤ20を構成することによって、同
等の耐圧縮性、耐引張性を得るために用いる素線を更に
細くすることができ、より可撓性を向上させることがで
きる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、操作ワイヤの素
線の1本だけに圧縮力が加わることがないように、全て
の素線を互いに撚り合わせて構成したので、従来のもの
と同様な金属細線を同本数だけ合わせて構成した操作ワ
イヤであっても、圧縮力は各素線に均等に分割されて加
わるため、従来のものに比し、耐圧縮力,耐引張力が格
段に大きく、素線切れや座屈すること等のない操作ワイ
ヤを具備した内視鏡用処置具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例を示す内視鏡用処置具で
ある生検鉗子の側面図、 第2図は、上記第1図の生検鉗子の先端部の拡大要部断
面図、 第3図は、上記第1図の生検鉗子の操作ワイヤの拡大横
断面図、 第4図は、本考案の第2実施例を示す生検鉗子における
操作ワイヤの断面図、 第5図は、従来の内視鏡用処置具の操作ワイヤの断面図
である。 ………………内視鏡用処置具 2………………可撓性シース 3………………処置部 4………………操作部 15,20……操作ワイヤ 15a,15b,15c,19a,19b,19c……撚り線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部を構成する可撓性シースの先端に処
    置部を取着し、後端の手元側に操作部を取り付け、上記
    可撓性シース内に挿通されて上記処置部に連結された操
    作ワイヤを、上記操作部によって進退動作させることに
    より、先端の処置部を作動させる内視鏡用処置具におい
    て、 上記操作ワイヤを、複数本の素線または撚り線を互いに
    撚り合わせた、中心軸に芯線のない撚り線で構成したこ
    とを特徴とする内視鏡用処置具。
JP18140487U 1987-11-28 1987-11-28 内視鏡用処置具 Expired - Lifetime JPH061696Y2 (ja)

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JP18140487U JPH061696Y2 (ja) 1987-11-28 1987-11-28 内視鏡用処置具

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JP18140487U JPH061696Y2 (ja) 1987-11-28 1987-11-28 内視鏡用処置具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0184617U JPH0184617U (ja) 1989-06-06
JPH061696Y2 true JPH061696Y2 (ja) 1994-01-19

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ID=31472888

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18140487U Expired - Lifetime JPH061696Y2 (ja) 1987-11-28 1987-11-28 内視鏡用処置具

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JP (1) JPH061696Y2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997015263A1 (fr) * 1995-10-24 1997-05-01 Tsubakimoto Chain Co. Dispositif de commande d'inclinaison pour lit destine a un usage medical
WO2012073738A1 (ja) 2010-11-30 2012-06-07 オリンパス株式会社 医療用処置具およびマニピュレータ
WO2012124635A1 (ja) 2011-03-11 2012-09-20 オリンパス株式会社 医療用処置具およびマニピュレータ
US9775677B2 (en) 2011-11-16 2017-10-03 Olympus Corporation Medical treatment tool and manipulator including the same

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WO2012073738A1 (ja) 2010-11-30 2012-06-07 オリンパス株式会社 医療用処置具およびマニピュレータ
WO2012124635A1 (ja) 2011-03-11 2012-09-20 オリンパス株式会社 医療用処置具およびマニピュレータ
US9775677B2 (en) 2011-11-16 2017-10-03 Olympus Corporation Medical treatment tool and manipulator including the same

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Publication number Publication date
JPH0184617U (ja) 1989-06-06

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