JPH06169228A - 送信電力制御装置 - Google Patents
送信電力制御装置Info
- Publication number
- JPH06169228A JPH06169228A JP34158792A JP34158792A JPH06169228A JP H06169228 A JPH06169228 A JP H06169228A JP 34158792 A JP34158792 A JP 34158792A JP 34158792 A JP34158792 A JP 34158792A JP H06169228 A JPH06169228 A JP H06169228A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reference voltage
- transmission power
- monitor
- voltage
- control
- Prior art date
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- Pending
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- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 RF送信電力を広範囲にわたって安定に制御
できる送信電力制御装置を提供することを目的とする。 【構成】 送信信号の電力増幅を行い、その増幅率を制
御電圧によって可変させることのできる送信電力増幅回
路1と、この送信電力増幅回路にて増幅された送信信号
の強度をモニターする方向性結合器2aを複数個互いに
結合度を違えて備えたモニター手段2と、制御部6から
の制御信号によって複数有る方向性結合器2aの中から
一つの方向性結合器2aを選択する切替えスイッチ7
と、方向性結合器2aのモニター出力を入力してモニタ
ー検波電圧を生成する検波回路3と、制御部6の指示で
選ばれた基準電圧を出力する基準電圧出力部5と、上記
の基準電圧とモニター検波電圧との比較により制御電圧
を生成してこれを前記の送信電力増幅回路に供給する差
動増幅器4とを備えた。
できる送信電力制御装置を提供することを目的とする。 【構成】 送信信号の電力増幅を行い、その増幅率を制
御電圧によって可変させることのできる送信電力増幅回
路1と、この送信電力増幅回路にて増幅された送信信号
の強度をモニターする方向性結合器2aを複数個互いに
結合度を違えて備えたモニター手段2と、制御部6から
の制御信号によって複数有る方向性結合器2aの中から
一つの方向性結合器2aを選択する切替えスイッチ7
と、方向性結合器2aのモニター出力を入力してモニタ
ー検波電圧を生成する検波回路3と、制御部6の指示で
選ばれた基準電圧を出力する基準電圧出力部5と、上記
の基準電圧とモニター検波電圧との比較により制御電圧
を生成してこれを前記の送信電力増幅回路に供給する差
動増幅器4とを備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信機の送信部に設け
られる送信電力制御装置に関する。
られる送信電力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の送信電力制御装置の回路図
である。この送信電力制御装置は、電力増幅回路101
と、モニター手段102と、検波回路103と、差動増
幅器104と、基準電圧出力部105と、制御部106
とを備える。
である。この送信電力制御装置は、電力増幅回路101
と、モニター手段102と、検波回路103と、差動増
幅器104と、基準電圧出力部105と、制御部106
とを備える。
【0003】図示しない送信部にて生成されたRF送信
信号は前記の電力増幅回路101により増幅され、モニ
ター手段102を経て空間に放出される。モニター手段
102は、電力増幅回路101にて増幅されたRF送信
信号の強度をモニターするための回路であり、方向性結
合器102aによって構成されている。
信号は前記の電力増幅回路101により増幅され、モニ
ター手段102を経て空間に放出される。モニター手段
102は、電力増幅回路101にて増幅されたRF送信
信号の強度をモニターするための回路であり、方向性結
合器102aによって構成されている。
【0004】方向性結合器102aとしては、例えば、
接地導体の片面に形成されたマイクロストリップライン
による1/4波長分布結合型の方向性結合器(書籍名
“マイクロ波集積回路”;出版社“産報出版”;著者
“小西良弘”;79〜104ページ参照)や、共通の接
地導体の両面に形成したマイクロストリップ線路間をそ
の共通の接地導体に設けたスロットにより分布結合する
スロット結合型方向性結合器(“両面マイクロ波ICに
よるスロット結合型方向性結合器の提案およびその応
用”田中,角田,相川,電子情報通信学会論文誌(C)
vol.J71−CNo.4 570〜577ページ参
照)などがある。
接地導体の片面に形成されたマイクロストリップライン
による1/4波長分布結合型の方向性結合器(書籍名
“マイクロ波集積回路”;出版社“産報出版”;著者
“小西良弘”;79〜104ページ参照)や、共通の接
地導体の両面に形成したマイクロストリップ線路間をそ
の共通の接地導体に設けたスロットにより分布結合する
スロット結合型方向性結合器(“両面マイクロ波ICに
よるスロット結合型方向性結合器の提案およびその応
用”田中,角田,相川,電子情報通信学会論文誌(C)
vol.J71−CNo.4 570〜577ページ参
照)などがある。
【0005】方向性結合器102aのモニター出力は検
波回路103にて検波され、この検波によりモニター検
波電圧が生成される。このモニター検波電圧は、差動増
幅器104の非反転側の入力端子に印加される。
波回路103にて検波され、この検波によりモニター検
波電圧が生成される。このモニター検波電圧は、差動増
幅器104の非反転側の入力端子に印加される。
【0006】一方、差動増幅器104の反転側の入力端
子には、基準電圧出力部105にて生成された基準電圧
が入力される。基準電圧出力部105は、スイッチ部1
05aを有しており、このスイッチ部105aをどの基
準電圧端子に接続するかによって、前記差動増幅器10
4に印加する基準電圧をVref1〜Vrefnの範囲で切り替
えることができる。
子には、基準電圧出力部105にて生成された基準電圧
が入力される。基準電圧出力部105は、スイッチ部1
05aを有しており、このスイッチ部105aをどの基
準電圧端子に接続するかによって、前記差動増幅器10
4に印加する基準電圧をVref1〜Vrefnの範囲で切り替
えることができる。
【0007】基準電圧の切り替えは、制御部106から
の指令により行われる。制御部106は、例えば、相手
通信機(例えば、コードレス電話であれば子機)からの
受信電波の強さが或る一定レベルよりも小さくなったと
きには、そのときに選択されていた基準電圧よりも高い
基準電圧を選択するように基準電圧出力部105に指示
する。基準電圧出力部105は、スイッチ部105aを
適当な基準電圧端子に接続させ、その端子の基準電圧を
差動増幅器104に印加する。
の指令により行われる。制御部106は、例えば、相手
通信機(例えば、コードレス電話であれば子機)からの
受信電波の強さが或る一定レベルよりも小さくなったと
きには、そのときに選択されていた基準電圧よりも高い
基準電圧を選択するように基準電圧出力部105に指示
する。基準電圧出力部105は、スイッチ部105aを
適当な基準電圧端子に接続させ、その端子の基準電圧を
差動増幅器104に印加する。
【0008】差動増幅器104は、モニター出力電圧と
基準電圧との差に基づいた制御電圧を生成してこれを電
力増幅回路101に出力する。電力増幅回路101は、
入力した制御電圧に応じ、RF送信信号に対する増幅率
を高める或いは低くめていくことになる。
基準電圧との差に基づいた制御電圧を生成してこれを電
力増幅回路101に出力する。電力増幅回路101は、
入力した制御電圧に応じ、RF送信信号に対する増幅率
を高める或いは低くめていくことになる。
【0009】電力増幅回路101への制御電圧の印加に
よって、RF送信信号に対する増幅率が例えば高められ
ると、方向性結合器102aのモニター出力電圧が高く
なり、モニター検波電圧はついには基準電圧と等しくな
る。モニター検波電圧と基準電圧とが等しくなると、差
動増幅器104が出力する制御電圧は0Vとなり、電力
増幅回路101の増幅率は或る値で一定となり、RF送
信電力は前記基準電圧に応じた値に維持されることにな
る。
よって、RF送信信号に対する増幅率が例えば高められ
ると、方向性結合器102aのモニター出力電圧が高く
なり、モニター検波電圧はついには基準電圧と等しくな
る。モニター検波電圧と基準電圧とが等しくなると、差
動増幅器104が出力する制御電圧は0Vとなり、電力
増幅回路101の増幅率は或る値で一定となり、RF送
信電力は前記基準電圧に応じた値に維持されることにな
る。
【0010】すなわち、図6に示すように、基準電圧を
Vref1〜Vrefnの範囲で切り替えることにより、その基
準電圧にモニター検波電圧が等しくなるように電力増幅
回路101でのRF送信信号に対する増幅率が制御さ
れ、RF送信電力はRF1 〜RFn の範囲で所望の値に
制御されることになる。
Vref1〜Vrefnの範囲で切り替えることにより、その基
準電圧にモニター検波電圧が等しくなるように電力増幅
回路101でのRF送信信号に対する増幅率が制御さ
れ、RF送信電力はRF1 〜RFn の範囲で所望の値に
制御されることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の送信
電力制御装置では、RF送信電力の制御範囲は、方向性
結合器102aのダイナミックレンジと基準電圧出力部
105の基準電圧とによって決まる。基準電圧の範囲
は、方向性結合器102aのダイナミックレンジの範囲
を越えて設定することはできないから、RF送信電力の
制御範囲を広げるには、方向性結合器102aのダイナ
ミックレンジを広くしなければならない。
電力制御装置では、RF送信電力の制御範囲は、方向性
結合器102aのダイナミックレンジと基準電圧出力部
105の基準電圧とによって決まる。基準電圧の範囲
は、方向性結合器102aのダイナミックレンジの範囲
を越えて設定することはできないから、RF送信電力の
制御範囲を広げるには、方向性結合器102aのダイナ
ミックレンジを広くしなければならない。
【0012】しかし、方向性結合器のダイナミックレン
ジを広くすることは容易でない。すなわち、方向性結合
器の結合度を高めれば、小出力のRF信号に対してモニ
ター可能となるが、高出力に増幅されたRF信号に対し
てはそのモニター出力が歪む等の不具合を生じる。一
方、結合度を低くすれば、高出力に増幅されたRF信号
に対するモニター出力に歪みは生じ難くなるが、小出力
のRF信号に対してはモニターが困難になる。このた
め、従来の送信電力制御装置では、送信電力を安定に制
御できる範囲は、数dB程度であった。
ジを広くすることは容易でない。すなわち、方向性結合
器の結合度を高めれば、小出力のRF信号に対してモニ
ター可能となるが、高出力に増幅されたRF信号に対し
てはそのモニター出力が歪む等の不具合を生じる。一
方、結合度を低くすれば、高出力に増幅されたRF信号
に対するモニター出力に歪みは生じ難くなるが、小出力
のRF信号に対してはモニターが困難になる。このた
め、従来の送信電力制御装置では、送信電力を安定に制
御できる範囲は、数dB程度であった。
【0013】本発明は、上記の事情に鑑み、RF送信電
力を広範囲にわたって安定に制御できる送信電力制御装
置を提供することを目的とする。
力を広範囲にわたって安定に制御できる送信電力制御装
置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の送信電力制御装
置は、上記の課題を解決するために、送信信号の電力増
幅を行い、その増幅率を制御電圧によって可変させるこ
とのできる送信電力増幅回路と、この送信電力増幅回路
にて増幅された送信信号の強度をモニターする方向性結
合器を複数個互いに結合度を違えて備えたモニター手段
と、制御部からの制御信号によって複数有る方向性結合
器の中から一つの方向性結合器を選択する選択手段と、
方向性結合器のモニター出力を入力してモニター検波電
圧を生成する検波回路と、制御部の指示で選ばれた基準
電圧を出力する基準電圧出力部と、上記の基準電圧とモ
ニター検波電圧との比較により制御電圧を生成してこれ
を前記の送信電力増幅回路に供給する手段とを備えたこ
とを特徴としている。
置は、上記の課題を解決するために、送信信号の電力増
幅を行い、その増幅率を制御電圧によって可変させるこ
とのできる送信電力増幅回路と、この送信電力増幅回路
にて増幅された送信信号の強度をモニターする方向性結
合器を複数個互いに結合度を違えて備えたモニター手段
と、制御部からの制御信号によって複数有る方向性結合
器の中から一つの方向性結合器を選択する選択手段と、
方向性結合器のモニター出力を入力してモニター検波電
圧を生成する検波回路と、制御部の指示で選ばれた基準
電圧を出力する基準電圧出力部と、上記の基準電圧とモ
ニター検波電圧との比較により制御電圧を生成してこれ
を前記の送信電力増幅回路に供給する手段とを備えたこ
とを特徴としている。
【0015】
【作用】上記の構成によれば、モニター手段は互いに異
なる結合度を有する複数の方向性結合器からなるので、
一つの方向性結合器にて構成されたモニター手段に比べ
るとそのダイナミックレンジが広がり、この広いダイナ
ミックレンジの範囲で安定して送信電力制御を行うこと
が可能になる。
なる結合度を有する複数の方向性結合器からなるので、
一つの方向性結合器にて構成されたモニター手段に比べ
るとそのダイナミックレンジが広がり、この広いダイナ
ミックレンジの範囲で安定して送信電力制御を行うこと
が可能になる。
【実施例】本発明の一実施例を、図1ないし図4に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。図1は送信電力制
御装置の回路図である。この送信電力制御装置は、電力
増幅回路1と、モニター手段2と、切替えスイッチ7
と、検波回路3と、差動増幅器4と、基準電圧出力部5
と、制御部6とを備える。
いて説明すれば、以下の通りである。図1は送信電力制
御装置の回路図である。この送信電力制御装置は、電力
増幅回路1と、モニター手段2と、切替えスイッチ7
と、検波回路3と、差動増幅器4と、基準電圧出力部5
と、制御部6とを備える。
【0016】電力増幅回路1は、送信部にて生成された
RF送信信号の電力増幅を行い、その増幅率を制御電圧
によって可変させることができるものである。例えば、
制御電圧の極性が負であればRF送信信号に対する増幅
率を増大させる一方、制御電圧の極性が正であれば、R
F送信信号に対する増幅率を減少させる。そして、制御
電圧が±0Vとなればそのときの増幅率を維持する。
RF送信信号の電力増幅を行い、その増幅率を制御電圧
によって可変させることができるものである。例えば、
制御電圧の極性が負であればRF送信信号に対する増幅
率を増大させる一方、制御電圧の極性が正であれば、R
F送信信号に対する増幅率を減少させる。そして、制御
電圧が±0Vとなればそのときの増幅率を維持する。
【0017】モニター手段2は、電力増幅回路1にて増
幅されたRF送信信号の強度をモニターするための回路
であり、複数の方向性結合器2aによって構成されてい
る。各方向性結合器2aの結合度は互いに異ならせてあ
る。
幅されたRF送信信号の強度をモニターするための回路
であり、複数の方向性結合器2aによって構成されてい
る。各方向性結合器2aの結合度は互いに異ならせてあ
る。
【0018】切替えスイッチ7は、複数の方向性結合器
2aのモニター出力のうちどのモニター出力を選択する
かを切り替えるものであり、その切替えは、制御部6の
制御信号により行われるようになっている。
2aのモニター出力のうちどのモニター出力を選択する
かを切り替えるものであり、その切替えは、制御部6の
制御信号により行われるようになっている。
【0019】検波回路3は、モニター手段2からのモニ
ター出力を入力し、これを検波してモニター検波電圧を
生成するものである。このモニター検波電圧は、差動増
幅器4の非反転側の入力端子に印加される。
ター出力を入力し、これを検波してモニター検波電圧を
生成するものである。このモニター検波電圧は、差動増
幅器4の非反転側の入力端子に印加される。
【0020】基準電圧出力部5は、スイッチ部5aを有
しており、このスイッチ部5aをどの基準電圧端子に接
続するかによって、出力する基準電圧をVref1〜Vrefn
の範囲で切り替えるものである。基準電圧の切り替え
は、制御部6からの制御信号により行われる。
しており、このスイッチ部5aをどの基準電圧端子に接
続するかによって、出力する基準電圧をVref1〜Vrefn
の範囲で切り替えるものである。基準電圧の切り替え
は、制御部6からの制御信号により行われる。
【0021】差動増幅器4は2つの入力端子を有してお
り、非反転側の入力端子には前記の検波回路3にて生成
されたモニター検波電圧が印加され、反転側の入力端子
には基準電圧出力部5にて生成された基準電圧が入力さ
れる。差動増幅器4は、モニター検波電圧と基準電圧と
の差に基づいた制御電圧を生成してこれを電力増幅回路
1に出力する。
り、非反転側の入力端子には前記の検波回路3にて生成
されたモニター検波電圧が印加され、反転側の入力端子
には基準電圧出力部5にて生成された基準電圧が入力さ
れる。差動増幅器4は、モニター検波電圧と基準電圧と
の差に基づいた制御電圧を生成してこれを電力増幅回路
1に出力する。
【0022】図2は、基準電圧(=モニター検波電圧)
とRF送信電力との関係を、結合度がa1 ,a2 ,a3
(a1 >a2 >a3 )の3つの方向性結合器に対応させ
て示したグラフである。例えば、結合度a1 の方向性結
合器が選択されているとき、基準電圧をVref1〜Vrefn
の範囲で切り替えることにより、RF送信電力をRF11
〜RFn1の範囲で変化させることができる。また、結合
度a2 の方向性結合器が選択されているときは、基準電
圧をVref1〜Vrefnの範囲で切り替えることにより、R
F送信電力をRFn1よりも大きなRF12〜RFn2の範囲
で変化させることができる。また、結合度a3 の方向性
結合器が選択されているときは、基準電圧をVref1〜V
refnの範囲で切り替えることにより、RF送信電力をR
Fn2よりも大きなRF13〜RFn3の範囲で変化させるこ
とができる。
とRF送信電力との関係を、結合度がa1 ,a2 ,a3
(a1 >a2 >a3 )の3つの方向性結合器に対応させ
て示したグラフである。例えば、結合度a1 の方向性結
合器が選択されているとき、基準電圧をVref1〜Vrefn
の範囲で切り替えることにより、RF送信電力をRF11
〜RFn1の範囲で変化させることができる。また、結合
度a2 の方向性結合器が選択されているときは、基準電
圧をVref1〜Vrefnの範囲で切り替えることにより、R
F送信電力をRFn1よりも大きなRF12〜RFn2の範囲
で変化させることができる。また、結合度a3 の方向性
結合器が選択されているときは、基準電圧をVref1〜V
refnの範囲で切り替えることにより、RF送信電力をR
Fn2よりも大きなRF13〜RFn3の範囲で変化させるこ
とができる。
【0023】制御部6は、例えば、相手通信機からの受
信電波の強さが或る一定レベルよりも小さくなったとき
には、そのときに選択されていた基準電圧よりも高い基
準電圧を選択するように基準電圧出力部5を操作する。
例えば、そのときにVref1が選択されていたのであれば
Vref2を選択するようにスイッチ部5aの切替えが行わ
れる。このとき、結合度a1 の方向性結合器が選択され
ていれば、RF送信電力は、RF11からRF21にアップ
される。また、このときに最高の基準電圧Vrefnが選択
されていたのであれば、切替えスイッチ7を操作して結
合度a2 の方向性結合器2aを選択すると共に、スイッ
チ部5aを操作して、最低の基準電圧Vref1を選択させ
る。これにより、RF送信電力はRFn1からRF12にア
ップされることになる。
信電波の強さが或る一定レベルよりも小さくなったとき
には、そのときに選択されていた基準電圧よりも高い基
準電圧を選択するように基準電圧出力部5を操作する。
例えば、そのときにVref1が選択されていたのであれば
Vref2を選択するようにスイッチ部5aの切替えが行わ
れる。このとき、結合度a1 の方向性結合器が選択され
ていれば、RF送信電力は、RF11からRF21にアップ
される。また、このときに最高の基準電圧Vrefnが選択
されていたのであれば、切替えスイッチ7を操作して結
合度a2 の方向性結合器2aを選択すると共に、スイッ
チ部5aを操作して、最低の基準電圧Vref1を選択させ
る。これにより、RF送信電力はRFn1からRF12にア
ップされることになる。
【0024】一方、相手通信機からの受信電波の強さが
或る一定レベルよりも大きくなったときには、以上とは
逆の基準電圧選択操作によりRF送信電力のレベルを下
げる制御が行われることになる。
或る一定レベルよりも大きくなったときには、以上とは
逆の基準電圧選択操作によりRF送信電力のレベルを下
げる制御が行われることになる。
【0025】上記のように、モニター手段2は互いに異
なる結合度の複数の方向性結合器2aからなるので、方
向性結合器が一つのモニター手段に比べるとモニター手
段のダイナミックレンジは広がり、その広いダイナミッ
クレンジの範囲で安定して送信電力制御を行うことが可
能になる。
なる結合度の複数の方向性結合器2aからなるので、方
向性結合器が一つのモニター手段に比べるとモニター手
段のダイナミックレンジは広がり、その広いダイナミッ
クレンジの範囲で安定して送信電力制御を行うことが可
能になる。
【0026】なお、本実施例では、検波回路3を一つ設
けた構成としたが、図3に示すように、複数の方向性結
合器2a・・に対応させて複数の検波回路3・・を設け
るようにしてもよく、これによれば、各方向性結合器2
aの特性に合わせた最適の検波が行えることになる。
けた構成としたが、図3に示すように、複数の方向性結
合器2a・・に対応させて複数の検波回路3・・を設け
るようにしてもよく、これによれば、各方向性結合器2
aの特性に合わせた最適の検波が行えることになる。
【0027】また、本実施例では、スイッチ部5aによ
って複数有る基準電圧の中から一つの基準電圧を選択す
るようにしたが、図4に示すように、複数の基準電圧を
デジタルデータとして保持しておき、制御部6がそのデ
ジタルデータの中から一つを選んでD/A変換器5aに
出力し、このD/A変換器5aにてD/A変換して生成
した基準電圧を差動増幅器4に出力するようにしてもよ
い。
って複数有る基準電圧の中から一つの基準電圧を選択す
るようにしたが、図4に示すように、複数の基準電圧を
デジタルデータとして保持しておき、制御部6がそのデ
ジタルデータの中から一つを選んでD/A変換器5aに
出力し、このD/A変換器5aにてD/A変換して生成
した基準電圧を差動増幅器4に出力するようにしてもよ
い。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、広いダ
イナミックレンジの範囲で安定して送信電力制御を行う
ことができるという効果を奏する。
イナミックレンジの範囲で安定して送信電力制御を行う
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送信電力制御装置の回路図である。
【図2】基準電圧(=モニター検波電圧)とRF出力電
力との関係を、結合度がa1 ,a2 ,a3 (a1 >a2
>a3 )の3つの方向性結合器に対応させて示したグラ
フである。
力との関係を、結合度がa1 ,a2 ,a3 (a1 >a2
>a3 )の3つの方向性結合器に対応させて示したグラ
フである。
【図3】本発明の検波回路を複数設けた送信電力制御装
置の回路図である。
置の回路図である。
【図4】本発明のD/A変換器により構成された基準電
圧出力部を示す回路図である。
圧出力部を示す回路図である。
【図5】従来の送信電力制御装置の回路図である。
【図6】従来の基準電圧(=モニター検波電圧)とRF
出力電力との関係を示したグラフである。
出力電力との関係を示したグラフである。
1 電力増幅回路 2 モニター手段 2a 方向性結合器 3 検波回路 4 差動増幅器 5 基準電圧出力部 6 制御部 7 切替えスイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 送信信号の電力増幅を行い、その増幅率
を制御電圧によって可変させることのできる送信電力増
幅回路と、この送信電力増幅回路にて増幅された送信信
号の強度をモニターする方向性結合器を複数個互いに結
合度を違えて備えたモニター手段と、制御部からの制御
信号によって複数有る方向性結合器の中から一つの方向
性結合器を選択する選択手段と、方向性結合器のモニタ
ー出力を入力してモニター検波電圧を生成する検波回路
と、制御部の指示で選ばれた基準電圧を出力する基準電
圧出力部と、上記の基準電圧とモニター検波電圧との比
較により制御電圧を生成してこれを前記の送信電力増幅
回路に供給する手段とを備えたことを特徴とする送信電
力制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34158792A JPH06169228A (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 送信電力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34158792A JPH06169228A (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 送信電力制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06169228A true JPH06169228A (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=18347236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34158792A Pending JPH06169228A (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 送信電力制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06169228A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 1992-11-27 JP JP34158792A patent/JPH06169228A/ja active Pending
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