JPH0616826A - ポリエステル容器 - Google Patents

ポリエステル容器

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Publication number
JPH0616826A
JPH0616826A JP17421192A JP17421192A JPH0616826A JP H0616826 A JPH0616826 A JP H0616826A JP 17421192 A JP17421192 A JP 17421192A JP 17421192 A JP17421192 A JP 17421192A JP H0616826 A JPH0616826 A JP H0616826A
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JP
Japan
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weight
copolymer
ethylene
resin
polyethylene
Prior art date
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Pending
Application number
JP17421192A
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English (en)
Inventor
Yusuke Terauchi
裕介 寺内
Tomoaki Takasaki
智明 高崎
Toshiaki Kakemura
敏明 掛村
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】押出ブロー成形してなるポリエステル製容器に
おいて、耐衝撃性の高い容器を提供する。 【構成】固有粘度が0.5〜1.5であるポリエチレン
テレフタレートを90〜97.5重量%に対し、メルト
フローレートが0.15〜10のポリエチレンを成分に
有する共重合体が1〜9重量部及びグリシジルエステル
を0.5〜20重量%成分として含有する共重合体が1
重量部からなる混合体を、2.5〜10重量%溶融混合
してなる樹脂から形成されるポリエステル容器である。 【効果】従来は耐衝撃性が弱いとされていた無配向のポ
リエステル容器において、容器外観、表面光沢、および
成形性を損なわずに、耐衝撃性に優れた無配向のポリエ
ステル容器が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押出ブロー成形されて
なるポリエステル容器に関し、より詳細には、優れた耐
衝撃性を有するポリエステル容器に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレート、あるいは
その共重合体をブロー成形して中空容器とすることは、
周知である。しかし、ポリエチレンテレフタレート系樹
脂を押出ブロー成形した場合、分子の配向がほとんど起
こらないために、耐衝撃性が弱いという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の状況
に鑑みてなされたものであり、押出ブロー成形してなる
ポリエステル製容器において、耐衝撃性の高い容器を提
供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリマーブレ
ンド技術を駆使し、ポリエチレンテレフタレートに添加
する改質剤を特徴づけたポリエステル容器である。すな
わち、固有粘度が0.5〜1.5であるポリエチレンテ
レフタレートを90〜97.5重量%に対し、メルトフ
ローレートが0.15〜10のポリエチレンを成分に有
する共重合体が1〜9重量部及びグリシジルエステルを
0.5〜20重量%成分として含有する共重合体が1重
量部からなる混合体を、2.5〜10重量%溶融混合し
てなる樹脂から成形されるポリエステル容器である。
【0005】そして本発明は、前記のように溶融混合し
てなるポリエステル容器に関して、さらに下記のバリエ
ーションを提供する。一つは、グリシジルエステル共重
合体がエチレン−グリシジルメタクリレート共重合体で
ある樹脂から成形されるポリエステル容器である。二つ
めは、グリシジルエステル共重合体がエチレン−グリシ
ジルメタクリレート−ビニルアセテート共重合体である
樹脂から成形されるポリエステル容器である。三つめ
は、グリシジルエステル共重合体がエチレン−グリシジ
ルメタクリレート−メチルアクリレート共重合体である
樹脂から成形されるポリエステル容器である。四つめ
は、ポリエチレンを成分に有する共重合体がスチレン−
エチレン−プロピレン共重合体である樹脂から成形され
るポリエステル容器である。五つめは、ポリエチレンを
成分に有する共重合体がエチレン−プロピレン共重合体
である樹脂から成形されるポリエステル容器である。六
つめは、ポリエチレンを成分に有する共重合体がエチレ
ンと極性ビニルモノマーとの共重合体である樹脂から成
形されるポリエステル容器である。七つめは、極性ビニ
ルモノマーが酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、
アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリル
酸の金属塩、メタクリル酸の金属塩より選択される1種
または2種以上であるポリエステル容器である。
【0006】
【詳細な説明】以下さらに詳細に説明する。本発明のポ
リエステル容器の一例を示す図1において、容器1は、
胴部2、胴部2の下端に連なり、しかもパリソンのピン
チオフにより、形成された底部3、胴部2の上端に肩部
4を介して連なる口頸部5からなっており、この口頸部
5には蓋耐(図示せず)と密封係合される口部6及び口
部6の下方のネジ、ビード、フランジ或いは段肩などか
らなる蓋取付部7が設けられている。
【0007】本発明に使用されるポリエチレンテレフタ
レートは、固有粘度が0.5〜1.5であり、エチレン
グリコール成分およびテレフタル酸成分のみからなる重
合体でも、またジオール成分およびジカルボン酸成分が
前記以外のものを含む共重合体でも良い。
【0008】本発明によるポリエステル容器における重
要な特徴の一つは、メルトフローレートが0.15〜1
0のポリエチレンを成分に有する共重合体を使用するこ
とである。ポリエチレンのメルトフローレートが0.1
5より低かった場合には、溶融混練したときに分散性が
悪く、耐衝撃性の発現はない。また、メルトフローレー
トを10よりも高くした場合には、中空成形に際して溶
融パリソンが自重により垂れ下がる現象(ドローダウ
ン)を生じやすく容器に成形することが困難になる。
【0009】本発明によるポリエステル容器における重
要な特徴の二つめは、前記ポリエチレン共重合体1〜9
重量部と前記グリシジルエステルを成分として有する共
重合体が1重量部からなる混合体を使用することであ
る。グリシジルエステルを成分として有する共重合体が
含まれない場合、あるいはポリエチレン9重量部に対し
て1重量部より少ない場合には、ポリエチレンテレフタ
レートとポリエチレン共重合体との界面での接着力が弱
く、耐衝撃性の発現はない。また、ポリエチレン共重合
体1重量部に対してグリシジルエステルを成分として有
する共重合体が1重量部より多い場合には、グリシジル
基同士による架橋反応が頻繁に起こりゲルを発生し易く
なり、容器の外観を損なうことになる。
【0010】本発明によるポリエステル容器における重
要な特徴の三つめは、グリシジルメタクリレートを0.
5〜20重量%成分として含有する共重合体を使用する
ことにある。グリシジルエステル成分が0.5重量%よ
り少ない場合、ポリエチレンテレフタレートとポリエチ
レン共重合体の相溶化をすることができず、その結果、
ポリエチレンテレフタレートとポリエチレン共重合体と
の界面での接着力が弱くなり、耐衝撃性の発現はない。
また、グリシジルエステル成分が20重量%より多い場
合、前記と同様にグリシジル基同士による架橋反応が頻
繁に起こりゲルを発生し易くなり、容器の外観を損なう
ことになる。
【0011】本発明によるポリエステル容器における重
要な特徴の四つめは、ポリエチレンテレフタレートを9
0〜97.5重量%に対し、前記ポリエチレン共重合体
が1〜9重量部および前記共重合体が1重量部からなる
混合体を2.5〜10重量%を溶融混合することにあ
る。2.5重量%より少ない場合、耐衝撃性の向上はさ
ほどなく、10重量%より多い場合には、耐衝撃性の向
上は十分であるが、成形した容器の表面光沢がなくな
り、商品価値を損なうことになる。
【0012】これらに対して本発明は、固有粘度が0.
5〜1.5であるポリエチレンテレフタレートを90〜
95重量%に対し、メルトフローレートが0.15〜1
0のポリエチレン共重合体が1〜9重量部およびグリシ
ジルエステルを0.5〜20重量%成分として含有する
共重合体が1重量部からなる混合体を2.5〜10重量
%を溶融混合してなる樹脂を押出ブロー成形により容器
を製造する。これは前記した問題点である、耐衝撃性の
弱さを、容器の外観、成形の良好さを損なうことなく改
善し得る、というポリエステル容器に関する新規知見に
基づきなされたものである。
【0013】これらの条件を満足するような、樹脂を使
用することによって得られるポリエステル容器は、前記
の耐衝撃性において優れた特性を有している。本発明に
用いるポリエチレン共重合体とグリシジルエステルを成
分として有する共重合体は、その主体となる樹脂が前記
した範囲内であれば、他の樹脂を含んでいても、変性さ
れていても何ら差し支えない。また、スクラップ樹脂を
混合することもでき、多層構成をとってスクラップ樹脂
を単独層として介在することも可能である。多層構成と
する場合、容器壁の積層構成が、外層から内層に向かっ
て順に、前記のポリエチレンテレフタレート/スクラッ
プ樹脂+前記のポリエチレンテレフタレート/前記のポ
リエチレンテレフタレートの多層容器とすることが良好
な形態であるが、前述のものに限定されず、種々の変更
が可能である。
【0014】本発明に使用されるポリエチレンテレフタ
レート混合物は、従来のプラスチック混合機により製造
でき、好ましくは2軸混練押出機が良い。また、中空容
器の成形は従来の押出ブロー成形機で、通常のポリエチ
レンテレフタレートとなんら変わりなく成形できる。
【0015】
【作用】本発明によれば、固有粘度が0.5〜1.5で
あるポリエチレンテレフタレートを90〜97.5重量
%に対し、メルトフローレートが0.15〜10のポリ
エチレン共重合体が1〜9重量部およびグリシジルエス
テルを0.5〜20重量%成分として含有する共重合体
が1重量部からなる混合体を2.5〜10重量%を溶融
混合してなる樹脂を使用することによって、従来のポリ
エチレンテレフタレート容器と表面光沢に代表される外
観および押出ブロー成形適性を損なわず、耐衝撃性の優
れたポリエステル容器を得ることが可能となる。
【0016】
【実施例】
<実施例1>固有粘度1.08のポリエチレンテレフタ
レート95重量%に対し、メルトフローレートが0.6
0のスチレン−エチレン−プロピレン共重合体が4重量
部およびグリシジルメタクリレートを12重量%有する
エチレン−グリシジルメタクリレート共重合体が1重量
部からなる混合体を5重量%を2軸混練押出機でブレン
ドし、そのペレットから押出ブロー成形機により容量2
20mlのボトルを得た。このボトルの平均肉厚は0.
9mmだった。
【0017】<実施例2>固有粘度1.08のポリエチ
レンテレフタレート95重量%に対し、メルトフローレ
ートが0.60のスチレン−エチレン−プロピレン共重
合体が4重量部およびグリシジルメタクリレートを12
重量%、ビニルアセテートを5重量%有するエチレン−
グリシジルメタクリレート−ビニルアセテート共重合体
が1重量部からなる混合体を5重量%を2軸混練押出機
でブレンドし、そのペレットから押出ブロー成形機によ
り容量220mlのボトルを得た。このボトルの平均肉
厚は0.9mmだった。
【0018】<実施例3>固有粘度1.08のポリエチ
レンテレフタレート95重量%に対し、メルトフローレ
ートが0.60のスチレン−エチレン−プロピレン共重
合体が4重量部およびグリシジルメタクリレートを6重
量%、メチルアクリレートを30重量%有するエチレン
−グリシジルメタクリレート−メチルアクリレート共重
合体が1重量部からなる混合体を5重量%を2軸混練押
出機でブレンドし、そのペレットから押出ブロー成形機
により容量220mlのボトルを得た。このボトルの平
均肉厚は0.9mmだった。
【0019】<実施例4>固有粘度1.08のポリエチ
レンテレフタレート95重量%に対し、メルトフローレ
ートが1.5のエチレン−プロピレン共重合体が4重量
部およびグリシジルメタクリレートを12重量%有する
エチレン−グリシジルメタクリレート共重合体が1重量
部からなる混合体を5重量%を2軸混練押出機でブレン
ドし、そのペレットから押出ブロー成形機により容量2
20mlのボトルを得た。このボトルの平均肉厚は0.
9mmだった。
【0020】<実施例5>固有粘度1.08のポリエチ
レンテレフタレート95重量%に対し、メルトフローレ
ートが8.0のエチレン−メタクリル酸共重合体が4重
量部およびグリシジルメタクリレートを12重量%有す
るエチレン−グリシジルメタクリレート共重合体が1重
量部からなる混合体を5重量%を2軸混練押出機でブレ
ンドし、そのペレットから押出ブロー成形機により容量
220mlのボトルを得た。このボトルの平均肉厚は
0.9mmだった。
【0021】<実施例6>固有粘度1.08のポリエチ
レンテレフタレート95重量%に対し、メルトフローレ
ートが5.0のエチレン−メタクリル酸共重合体の分子
間をナトリウムイオンで架橋した樹脂が4重量部および
グリシジルメタクリレートを12重量%有するエチレン
−グリシジルメタクリレート共重合体が1重量部からな
る混合体を5重量%を2軸混練押出機でブレンドし、そ
のペレットから押出ブロー成形機により容量220ml
のボトルを得た。このボトルの平均肉厚は0.9mmだ
った。
【0022】<実施例7>容器壁の積層構成が、外層か
ら内層に向かって順に、固有粘度1.08のポリエチレ
ンテレフタレート95重量%に対し、メルトフローレー
トが0.60のスチレン−エチレン−プロピレン共重合
体が4重量部およびグリシジルメタクリレートを12重
量%有するエチレン−グリシジルメタクリレート共重合
体が1重量部からなる混合体を5重量%配合した樹脂/
スクラップ樹脂を30重量%含み固有粘度1.08のポ
リエチレンテレフタレート95重量%に対し、メルトフ
ローレートが0.60のスチレン−エチレン−プロピレ
ン共重合体が4重量部およびグリシジルメタクリレート
を12重量%有するエチレン−グリシジルメタクリレー
ト共重合体が1重量部からなる混合体を5重量%配合し
た樹脂/固有粘度1.08のポリエチレンテレフタレー
ト95重量%に対し、メルトフローレートが0.60の
スチレン−エチレン−プロピレン共重合体が4重量部お
よびグリシジルメタクリレートを12重量%有するエチ
レン−グリシジルメタクリレート共重合体が1重量部か
らなる混合体を5重量%配合した樹脂の3層構成のパリ
ソンをブロー成形して容量220mlのボトルを得た。
このボトルの平均肉厚は外層から0.2mm/0.5m
m/0.2mmだった。
【0023】<比較例1>固有粘度1.08のポリエチ
レンテレフタレート95重量%に対し、メルトフローレ
ートが0.10のスチレン−エチレン−プロピレン共重
合体が4重量部およびグリシジルメタクリレートを12
重量%有するエチレン−グリシジルメタクリレート共重
合体が1重量部からなる混合体を5重量%を2軸混練押
出機でブレンドし、そのペレットから押出ブロー成形機
により容量220mlのボトルを得た。このボトルの平
均肉厚は0.9mmだった。
【0024】<比較例2>固有粘度1.08のポリエチ
レンテレフタレート95重量%に対し、メルトフローレ
ートが15のスチレン−エチレン−プロピレン共重合体
が4重量部およびグリシジルメタクリレートを12重量
%有するエチレン−グリシジルメタクリレート共重合体
が1重量部からなる混合体を5重量%を2軸混練押出機
でブレンドし、そのペレットから押出ブロー成形機によ
り容量220mlのボトルを得た。このボトルの平均肉
厚は0.9mmだった。
【0025】<比較例3>固有粘度1.08のポリエチ
レンテレフタレート95重量%に対し、メルトフローレ
ートが0.60のスチレン−エチレン−プロピレン共重
合体が10重量部およびグリシジルメタクリレートを1
2重量%有するエチレン−グリシジルメタクリレート共
重合体が1重量部からなる混合体を5重量%を2軸混練
押出機でブレンドし、そのペレットから押出ブロー成形
機により容量220mlのボトルを得た。このボトルの
平均肉厚は0.9mmだった。
【0026】<比較例4>固有粘度1.08のポリエチ
レンテレフタレート95重量%に対し、メルトフローレ
ートが0.60のスチレン−エチレン−プロピレン共重
合体が1重量部およびグリシジルメタクリレートを12
重量%有するエチレン−グリシジルメタクリレート共重
合体が2重量部からなる混合体を5重量%を2軸混練押
出機でブレンドし、そのペレットから押出ブロー成形機
により容量220mlのボトルを得た。このボトルの平
均肉厚は0.9mmだった。
【0027】<比較例5>固有粘度1.08のポリエチ
レンテレフタレート95重量%に対し、メルトフローレ
ートが0.60のスチレン−エチレン−プロピレン共重
合体が4重量部およびグリシジルメタクリレートを0.
1重量%有するエチレン−グリシジルメタクリレート共
重合体が1重量部からなる混合体を5重量%を2軸混練
押出機でブレンドし、そのペレットから押出ブロー成形
機により容量220mlのボトルを得た。このボトルの
平均肉厚は0.9mmだった。
【0028】<比較例6>固有粘度1.08のポリエチ
レンテレフタレート95重量%に対し、メルトフローレ
ートが0.60のスチレン−エチレン−プロピレン共重
合体が4重量部およびグリシジルメタクリレートを25
重量%有するエチレン−グリシジルメタクリレート共重
合体が1重量部からなる混合体を5重量%を2軸混練押
出機でブレンドし、そのペレットから押出ブロー成形機
により容量220mlのボトルを得た。このボトルの平
均肉厚は0.9mmだった。
【0029】<比較例7>固有粘度1.08のポリエチ
レンテレフタレート98.5重量%に対し、メルトフロ
ーレートが0.60のスチレン−エチレン−プロピレン
共重合体が4重量部およびグリシジルメタクリレートを
12重量%有するエチレン−グリシジルメタクリレート
共重合体が1重量部からなる混合体を1.5重量%を2
軸混練押出機でブレンドし、そのペレットから押出ブロ
ー成形機により容量220mlのボトルを得た。このボ
トルの平均肉厚は0.9mmだった。
【0030】<比較例8>固有粘度1.08のポリエチ
レンテレフタレート85.0重量%に対し、メルトフロ
ーレートが0.60のスチレン−エチレン−プロピレン
共重合体が4重量部およびグリシジルメタクリレートを
12重量%有するエチレン−グリシジルメタクリレート
共重合体が1重量部からなる混合体を15.0重量%を
2軸混練押出機でブレンドし、そのペレットから押出ブ
ロー成形機により容量220mlのボトルを得た。この
ボトルの平均肉厚は0.9mmだった。
【0031】<比較例9>固有粘度1.08のポリエチ
レンテレフタレートを押出ブロー成形機により成形し、
容量220mlのボトルを得た。このボトルの平均肉厚
は0.9mmだった。これらの結果を次の(表1)に示
す。
【0032】
【表1】
【0033】(表1)において、落下試験は、あらかじ
め重量を測定しておいたサンプルボトルに水道水を規定
量充填し、所定のキャッピングをし、5℃−24時間保
存したものを試験用サンプルボトルとする。サンプルボ
トルを下記条件により落下試験し、割れ本数、割れ回
数、割れ箇所をチェックする。表中数値は、割れ数/試
験数。落下高さ1.2m、コンクリート面へ容器底部を
ピンチオフに直角となるように斜めに(45゜)落下、
累積10回、n=10 光沢度は、JIS K 7105に準拠(ただし入射角
60゜) 比較例2は、ドローダウンが大きすぎるためサンプル成
形不可。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、従来は耐衝撃性が弱い
とされていた無配向のポリエチレンテレフタレート容器
において、容器外観、表面光沢、および成形性を損なわ
ずに、耐衝撃性に優れた無配向のポリエステル容器が得
られる。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリエチレンテレフタレート容器の一
実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・・容器 2・・・・胴部 3・・・・底部 4・・・・肩部 5
・・・・口頸部 6・・・・口部7・・・・蓋取付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 63:00) B29K 67:00 B29L 22:00 4F

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固有粘度が0.5〜1.5であるポリエチ
    レンテレフタレートを90〜97.5重量%に対し、メ
    ルトフローレートが0.15〜10のポリエチレンを成
    分に有する共重合体が1〜9重量部及びグリシジルエス
    テルを0.5〜20重量%成分として含有する共重合体
    が1重量部からなる混合体を、2.5〜10重量%溶融
    混合してなる樹脂から成形されるポリエステル容器。
  2. 【請求項2】請求項1において、グリシジルエステル共
    重合体がエチレン−グリシジルメタクリレート共重合体
    である樹脂から成形されるポリエステル容器。
  3. 【請求項3】請求項1において、グリシジルエステル共
    重合体がエチレン−グリシジルメタクリレート−ビニル
    アセテート共重合体である樹脂から成形されるポリエス
    テル容器。
  4. 【請求項4】請求項1において、グリシジルエステル共
    重合体がエチレン−グリシジルメタクリレート−メチル
    アクリレート共重合体である樹脂から成形されるポリエ
    ステル容器。
  5. 【請求項5】請求項1において、ポリエチレンを成分に
    有する共重合体がスチレン−エチレン−プロピレン共重
    合体である樹脂から成形されるポリエステル容器。
  6. 【請求項6】請求項1において、ポリエチレンを成分に
    有する共重合体がエチレン−プロピレン共重合体である
    樹脂から成形されるポリエステル容器。
  7. 【請求項7】請求項1において、ポリエチレンを成分に
    有する共重合体がエチレンと極性ビニルモノマーとの共
    重合体である樹脂から成形されるポリエステル容器。
  8. 【請求項8】請求項7において、極性ビニルモノマーが
    酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エ
    ステル、メタクリル酸エステル、アクリル酸の金属塩、
    メタクリル酸の金属塩より選択される1種または2種以
    上である請求項1記載のポリエステル容器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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