JPH06168221A - ペトリネットに基づくシミュレーション装置 - Google Patents

ペトリネットに基づくシミュレーション装置

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JPH06168221A
JPH06168221A JP34136792A JP34136792A JPH06168221A JP H06168221 A JPH06168221 A JP H06168221A JP 34136792 A JP34136792 A JP 34136792A JP 34136792 A JP34136792 A JP 34136792A JP H06168221 A JPH06168221 A JP H06168221A
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JP
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petri net
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graph
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JP34136792A
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Noritoshi Suzuki
木 理 敏 鈴
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産システム等をシミュレーションするため
のペトリネットに基づくシミュレーション装置におい
て、部品登録したペトリネットグラフを、誰でも利用し
易いようにすること。 【構成】 ペトリネットに基づくシミュレーション装置
において、部品登録したペトリネットグラフを表示する
部品管理ウィンドゥ50を開いた時、該部品を構成する
要素についての使用上の注意事項を記した要素意味表示
部64〜66が、表示されるようにする。例えば、要素
意味表示部65の「稼働時間の設定」の記事と、矢印7
1は、稼働時間を設定するにはトランジション45に設
定すればよいことを示している。これにより、登録され
ている部品の使い方を、誰でも容易に理解することが出
来るようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生産システム等をシミ
ュレーションするためのペトリネットに基づくシミュレ
ーション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の部品や材料を生産ラインに流し、
幾つかの処理工程で処理を施し、或る製品を生産すると
いう生産システム等の離散事象システムを、ペトリネッ
トによって描いたグラフを用いてシミュレーションする
ことが行われている。システムを流れる部品等は、ペト
リネットグラフ中を移動するトークンで表現される。
【0003】このシミュレーションを行うことにより、
生産ラインの途中で部品の溜まり過ぎとか不足とかを生
ずることなく、出来るだけ速く生産を行い得るシステム
を構築するためのヒントを得ることが出来る。そのよう
なヒントとしては、設置する機器の数に関する情報,中
間バッファの配置箇所や容量に関する情報等がある。
【0004】ペトリネットは、C. Petri氏によって提唱
された、並列同時進行の複数のプロセスからなる離散事
象システムを表現するモデルの1種である。離散事象シ
ステムの構成要素を条件と事象に分け、「条件」を「プ
レース」,「事象」を「トランジション」というノード
で表し、条件と事象との因果関係を、両者を結ぶ「アー
ク」で示すことによってシステムをモデル化している。
【0005】システムの要素である「プレース」とか
「トランジション」とか「アーク」とかを、簡単な図形
(アイコン)で表すことによりグラフ表現したものを、
ペトリネットグラフという。現在では、このようなペト
リネットグラフを、ワークステーションや高機能パソコ
ンの表示装置上に描いて、シミュレーションすることが
行われている。
【0006】図2に、従来のペトリネットに基づくシミ
ュレーション装置のハード構成を示す。図2において、
1は中央処理装置、2は制御部、2−1は部品管理手
段、3は主記憶部、4は表示装置(例、CRTディスプ
レイ)、5はデータ入力装置(例、キーボード)、6は
ポインティング入力装置(例、マウス)、7は補助記憶
装置(例、磁気ディスク)である。補助記憶装置7は、
必要に応じて設けられる。全体として、電子計算機の構
成となっている。
【0007】ペトリネットグラフによってシステムのモ
デルを作成するには、オペレータが、データ入力装置5
またはポインティング入力装置6を操作して、プレース
とかトランジション等のアイコンを、表示装置4の画面
上に配置して作成する。この操作は、画面との間で対話
的に行うことが出来る。制御部2は、作成されたモデル
のデータを計算機内部データに変換し、主記憶部3また
は補助記憶装置7に保存する。
【0008】(基本動作)図9は、ペトリネットグラフ
の基本的動作を説明する図である。図9において、8〜
10はプレース、11〜13はトークン、14はトラン
ジション、15〜17はアークである。一般に、トラン
ジションは、その入力側にある各プレース内に、それら
とトランジションとを結んでいるアークの本数以上の個
数のトークンが存在すれば、発火可能となる。
【0009】図9(イ)は、発火前の状態のペトリネッ
トグラフを表している。プレース8には2個のトークン
11が存在し、プレース9には1個のトークン12が存
在している。各プレース8,9とトランジション14と
を結んでいるアークは、それぞれ1本であるから、トラ
ンジション14は発火可能状態となっている。
【0010】発火すれば、各入力プレースから、トラン
ジションと結ぶアークの本数と同じ個数のトークンが取
り去られ、出力側にあるプレースに1個のトークンが与
えられる。なお、入力プレースでの複数個のトークンの
出し入れの仕方は、いわゆる「先入れ先出し」であり、
先に入って来たものほど先に取り出される。図9(ロ)
は発火後の状態を表している。
【0011】(階層化)図4は、シミュレーション装置
で作成したペトリネットグラフと階層化を説明する図で
ある。図4において、20〜27はプレース、28〜3
1はトランジション、32はパターンモデル、33はパ
ターン用アイコンである。図4(イ)は、次のような生
産システムのシミュレーションモデルを表している。倉
庫(プレース20)から材料を取り出し、加工工程Aで
加工した後、中間バッファ(プレース24)に送り、搬
送工程Bを経て製品置場(プレース27)に送る。そし
て、加工工程A,搬送工程Bの最初の段階では、作業者
(プレース21)が段取りをつける。
【0012】加工工程Aを、更に詳細に説明する。トラ
ンジション28は「段取り」を表しているが、これが発
火するのは、プレース20(倉庫),プレース21(作
業者),プレース23(加工機械)にトークンが存在す
る時である。これらのプレースにトークンが存在すると
いうことは、倉庫から材料が取り出せ、作業者が作業可
能であり、加工機械が使用可能であることを意味してい
る。この時、「段取り」を表すトランジション28は発
火し、所定の段取り時間(発火継続時間)の経過後、
「加工待ち」を表すプレース22と作業者を表すプレー
ス21とに、トークンを送る。次に、トランジション2
9(機械加工)が発火し、所定の加工時間(発火継続時
間)の経過後、「中間バッファ」を表すプレース24と
「加工機械」を表すプレース23とにトークンを送る。
【0013】同様に、搬送工程Bを構成するトランジシ
ョン30は「段取り」,プレース25は「搬送待ち」,
トランジション31は「搬送」,プレース26は「搬送
具」を表している。そして、段取り可能な状態となった
時、段取りをつけ、搬送を実行する。
【0014】図4(イ)は、2つの工程だけを表し、要
素の数も少ないから、それほど複雑ではない。しかし、
生産システムによっては要素数や工程数が多く、ディス
プレイ面上に一時に表示することができず、スクロール
表示や分割表示しなければならず、見にくい。無理に一
時に表示しようと縮小すると、これまた見にくくなる。
【0015】そこで、ペトリネットグラフを簡単化する
ために、要素の配置と結合関係が同じである部分が複数
ある場合は、その部分を1つのパターンとして捕らえ、
それの代わりに1つのアイコンで代替して表示すること
が行われている。これが、ペトリネットグラフの階層化
といわれるものである。
【0016】例えば、図4(イ)のペトリネットグラフ
の加工工程Aと搬送工程Bの部分を見ると、プレースと
トランジションの配置、およびアークでの連結の仕方
は、全く同じである。そこで、これを1つのパターンモ
デルとして捕らえる。図4(ロ)は、そのようにして捕
らえたパターンモデル32を表している。このパターン
モデル32を、ペトリネットグラフを作成する場合の1
つの部品として定め(登録し)、補助記憶装置7(図2
参照)に格納しておく。そして、これを図4(ハ)に示
すようなパターン用アイコン33で表す。
【0017】図5は、階層化を実施することによって単
純化されたペトリネットグラフである。符号は図4のも
のに対応し、33A,33Bはパターン用アイコンであ
る。パターン用アイコン33Aは加工工程Aを表し、パ
ターン用アイコン33Bは搬送工程Bを表している。図
5のように単純化されれば、表示装置4の画面上での表
示も分かり易くなる。パターン用アイコン33を用いて
描かれた図5のペトリネットグラフに対し、図4(ロ)
のパターンモデル32のグラフは、下位の階層のグラフ
という関係になる。
【0018】(部品を使ってのペトリネットグラフ作成
例)次に、部品として登録されたパターンモデルを利用
して、ペトリネットグラフを作成する方法を、別の例を
使って説明する。今、タイマーTを含む図6に示すよう
なペトリネットグラフを作成しようとしていると仮定す
る。なお、36〜42はプレース、43〜47はトラン
ジションである。
【0019】最初に、タイマーTの動作について説明し
ておく。初期状態では、プレース41にトークンが与え
られる。そこにトークンが与えられると、トランジショ
ン44が発火する。ここの発火継続時間は0としてあ
り、直ちにプレース38,39にトークンが送られる。
プレース38にトークンが来たことにより、トランジシ
ョン43はプレース36にトークンが存在すると発火出
来る(動作を許可)。
【0020】一方、プレース39にトークンが来ると、
トランジション45が発火する。トランジション45の
発火継続時間が10秒と定めてあれば、10秒後にプレ
ース40にトークンが送られる。この時点でプレース3
8,40にトークンが揃うことになるから、トランジシ
ョン46が発火する。プレース38のトークンはなくな
り、トランジション43は発火できなくなる(動作を不
許可)。ここの発火継続時間は0としてあり、直ちにプ
レース42にトークンが送られ、トランジション47が
発火する。
【0021】トランジション47の発火継続時間を5秒
と定めておくと、5秒後にプレース41にトークンが送
られる。すると、上記の如き動作を再びたどり、また動
作が許可される。かくして、10秒動作させたら、5秒
休むという間欠タイマーが実現される。
【0022】(部品の読み出し…部品の利用)さて、上
記のようなタイマーを含むペトリネットグラフを、プレ
ース36,37やトランジション43を次々と配置して
ペトリネットグラフを作成している途中で、図示するよ
うな要素構成のタイマーが部品として登録されていない
かどうかを探す。それには、部品管理ウィンドゥを開
く。
【0023】図7は、従来の装置での部品管理の操作を
する際の表示装置4の画面を示す図である。50は部品
管理ウィンドゥ、51は設定完了ボタン、52は編集中
止ボタン、53は読み込みボタン、54はモデル名欄、
55はコメント欄、56はイメージ欄、57はペトリネ
ットグラフ表示部である。ペトリネットグラフ表示部5
7中の符号は、図6のものに対応している。
【0024】モデル名欄54には、部品として登録され
ているパターンモデルの名前(例、「加工工程」,「搬
送工程」,「タイマー」等々)が書かれている。そこを
見て、必要とするものを選択する。モデル名欄54で
「タイマー」を選択すると、コメント欄55に図示のよ
うなコメントが表示されると共に、イメージ欄56に、
具体的な要素構成が表示される。4角内に記載されてい
る「1」は、このグラフと他の要素との接続端子数を意
味している。
【0025】これを見て、作成に利用できると認識すれ
ば、読み込みボタン53を押す。すると、イメージ欄5
6のグラフの拡大図がペトリネットグラフ表示部57に
表示される。あるいは更に別の操作をすることにより、
そのパターンアイコン(図示せず)が表示される。
【0026】次に、プレース38から接続端子1へ向か
うアークの種類を「許可アーク」と設定し、トランジシ
ョン45に所望の動作許可時間を設定(発火継続時間を
設定)し、トランジション47に所望の動作不許可時間
を設定(発火継続時間を設定)する。そのようにした
後、設定完了ボタン51を押す。すると、所望の動作許
可時間,動作不許可時間を具えたタイマーTが、作成中
のペトリネットグラフに組み込まれ、図6のようなペト
リネットグラフが作成できる。組み込みを中止したけれ
ば、編集中止ボタン52を押せばよい。
【0027】(部品の登録)なお、図6の要素構成のタ
イマーTを最初に作成し、これは後にも利用できるから
部品として登録しておきたいという場合には、メニュー
項目(図示せず)の中から「部品登録」を選び、部品管
理ウィンドゥ50を呼び出す。そして、イメージ欄56
にタイマーTのグラフを取り込んだり、モデル名欄54
に「タイマー」という部品名を記載する等、必要な編集
作業を行った後、設定完了ボタン51を押す。すると、
このグラフが部品として補助記憶装置7(図2参照)に
保存される。
【0028】図8は、以上のような動作をするシミュレ
ーション装置の機能ブロックを示す図である。60はペ
トリネットグラフ作成部、61はペトリネットグラフ階
層管理部、62は部品管理部、63はペトリネットグラ
フ記憶部である。ペトリネットグラフ作成部60は、デ
ータ入力装置5(またはポインティング入力装置6)に
よりプレースやトランジションの配置を行い、ペトリネ
ットグラフを作成する機能を表す。パターンアイコンの
作成も、これで行う。
【0029】ペトリネットグラフ階層管理部61は、ペ
トリネットグラフを階層化した時、その階層関係を管理
する。例えば、図4のパターンアイコン33で、図4
(ロ)のパターンモデル32を表す時は、その関係を記
録する。部品管理部62は、ペトリネットグラフを作成
するのに使う部品を管理する。パターンモデル32を部
品として使うと定めた時には、これを1つの部品として
登録し、要求があった時には取り出せるように管理す
る。ペトリネットグラフ記憶部63は、作成したペトリ
ネットグラフを記憶する。
【0030】なお、ペトリネットに基づくシミュレーシ
ョンに関する従来の文献としては、例えば、「計測と制
御」誌 1969年9月号(Vol. 28, No.9),P1〜4
3、特開平 4−130953号公報等がある。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】
(問題点)前記した従来のペトリネットに基づくシミュ
レーション装置では、登録された部品のどの要素に、ど
のようなパラメータを設定しなければならないかが、直
ちには分からず、部品が利用しくいという問題点があっ
た。
【0032】(問題点の説明)例えば、図6のタイマー
Tの要素構成が部品として登録してあったとする。第3
者が図7のような部品管理ウィンドゥ50を開いて、こ
のタイマーTを使おうとする場合、この図を見ただけ
で、プレース38から接続端子1へ向かうアークの種類
としては、「許可アーク」と設定する必要があるとか、
タイマーオンの期間はトランジション45の発火継続時
間の設定時間で決まるとか、タイマオフの期間はトラン
ジション47の発火継続時間の設定時間で決まるとかと
いうことを、直ちに見抜くことは困難である。そのよう
に見抜いて、所望の時間を設定するに至るまでには、相
当の熟練と時間を要する。従って、他人が作成して登録
した部品は、利用しにくいものとなっている。本発明
は、このような問題点を解決することを課題とするもの
である。
【0033】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、ペトリネットグラフを表示するための
表示装置と、ペトリネットグラフを作成編集する操作を
行うための入力装置と、記憶装置と、前記表示装置,入
力装置および記憶装置と接続され、ペトリネットグラフ
のパターンモデルを部品管理する手段を含み、ペトリネ
ットグラフ作成編集の処理を行う中央処理装置とを有す
るペトリネットに基づくシミュレーション装置におい
て、部品としてのパターンモデルを構成する要素につき
使用上の注意事項を教示するための辞書を設け、該パタ
ーンモデルを該注意事項と共に表示し得るようにした。
【0034】
【作 用】ペトリネットに基づくシミュレーション装
置に、部品としてのパターンモデルを構成する要素につ
き使用上の注意事項を教示するための辞書を設け、その
教示内容がパターンモデルと共に表示されるようにす
る。新規に部品登録する際には、パターンモデルを構成
する要素の内、数値等のパラメータを設定してやらなけ
ればならない要素については、その設定を行うようにと
の注意事項を記して登録しておく。
【0035】すると、登録してある部品(パターンモデ
ル)を利用しようとして読み出した場合、前記注意事項
も表示されるから、その部品を使用するに当たり、構成
要素のどれとどれに、どのような意味の数値を設定しな
ければならないかが、直ちに分かる。これにより、部品
作成者以外の者でも、登録されている部品を容易に利用
することが出来るようになる。
【0036】
【実施例】
(構成)以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図1は、本発明のペトリネットに基づくシミ
ュレーション装置のハード構成を示す図である。符号は
図2に対応し、7−1は補助記憶装置7に設けた辞書で
ある。図2と同じ符号の部分は、従来と同様の動作をす
るので、その説明は省略する。
【0037】本発明の特徴は、表示装置4の画面上に部
品としてのペトリネットグラフを表示した時、使用上の
注意事項も表示し得るようにするための辞書7−1を、
補助記憶装置7に設けた点である。部品管理手段2−1
を駆使して、部品管理ウィンドゥ50を表示する際、必
要な教示が辞書7−1から提供される。そのような動作
は、例えばソフト的に実現される。
【0038】(部品登録)図3は、本発明の装置で部品
管理の操作をする際の表示装置4の画面を示す図であ
る。符号は図7のものに対応し、64〜66は要素意味
表示部、67〜69は編集ボタン、70〜72は矢印で
ある。ペトリネットグラフ表示部57に、編集ボタン
(67〜69)を具えた要素意味表示部(64〜66)
が設けられ、この領域には辞書7−1を用いて使用上の
注意事項を書き込むことが出来るようにされている。ま
た、要素意味表示部と教示の対象となっている要素と
を、矢印(70〜72)で結ぶことが出来るようにされ
ている。
【0039】例えば、図6のタイマーTの要素構成を部
品として登録する際には、まず従来と同様、メニュー項
目(図示せず)の中から「部品登録」を選び、部品管理
ウィンドゥ50を表示する。そして、モデル名(「タイ
マー」)やコメント(「これは工程の稼働時間を表現す
るモデルです…」)を記載したり、ペトリネットグラフ
のイメージを取り込んだりする。次に、このペトリネッ
トグラフを第3者が読み出して利用する際に、数値等の
パラメータを設定する必要のある要素について、教示内
容(使用上の注意事項)を書き込む。
【0040】図3の例では、プレース38から接続端子
1へ向かうアークと要素意味表示部64とを矢印70で
結び、要素意味表示部64の領域内に「許可アークを設
定」という教示内容を書き込む。トランジション45と
要素意味表示部65とを矢印71で結び、「稼働時間を
設定」と書き込み、トランジション47と要素意味表示
部66とを矢印72で結び、「稼働不可時間を設定」と
書き込む。以上のように処置した後、設定完了ボタン5
1を押すことによって部品登録する。
【0041】(部品の読み出し)上記のようにして登録
した部品を読み出すには、部品管理ウィンドゥ50を開
き、モデル名欄54の「タイマー」を選択する。する
と、これに対応したコメントやイメージが、コメント欄
55やイメージ欄56に表示される。これらを見て、利
用できると判断したなら、読み込みボタン53を押し、
ペトリネットグラフ表示部57に、部品の詳細図を表示
させる。
【0042】この時、ペトリネットグラフ表示部57に
は、図3のように教示内容が書かれた要素意味表示部6
4〜66が現れる。そして、例えば、要素意味表示部6
5には「稼働時間を設定」と書いてあり、トランジショ
ン45と矢印71で結ばれているから、稼働時間の設定
をするにはトランジション45に設定すれば良いという
ことが直ちに理解される。従って、この部品を作成した
人でない人が見ても、利用するに当たってどこに注意す
れば良いかが容易に理解されるので、極めて利用し易い
ものとなる。
【0043】教示に従って「稼働時間」を設定するに
は、要素意味表示部65内にある編集ボタン68をクリ
ックする。すると、図示はしないが、時間を設定するた
めの指示が現れ、対話的に操作することによって時間設
定ができる。他のパラメータについても、同様にして設
定する。設定が全て終了した後、設定完了ボタン51を
クリックする。これにより、新しい設定内容が保存さ
れ、利用に供される。
【0044】なお、本発明は、ペトリネットグラフの部
品に例をとって説明したが、階層関係を取り入れている
グラフ(例、フローチャート,PERT図)における部
品管理においても、応用することが出来る。
【0045】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明では、部品とし
てのパターンモデルを構成する要素につき使用上の注意
事項を教示するための辞書を設け、その教示内容がパタ
ーンモデルと共に表示されるようにしたので、登録して
ある部品を利用しようとして読み出した場合、それを構
成する要素のどれとどれに、どのような意味の数値を設
定しなければならないかが、直ちに理解できるようにな
った。これにより、部品作成者以外の者でも、登録され
ている部品を容易に利用することが出来るようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のペトリネットに基づくシミュレーシ
ョン装置のハード構成を示す図
【図2】 従来のペトリネットに基づくシミュレーショ
ン装置のハード構成を示す図
【図3】 本発明の装置で部品管理の操作をする際の表
示装置の画面を示す図
【図4】 シミュレーション装置で作成したペトリネッ
トグラフと階層化を説明する図
【図5】 階層化を実施することによって単純化された
ペトリネットグラフ
【図6】 パターンモデルを含むペトリネットグラフ
【図7】 従来の装置で部品管理の操作をする際の表示
装置の画面を示す図
【図8】 シミュレーション装置の機能ブロックを示す
【図9】 ペトリネットグラフの基本的動作を説明する
【符号の説明】 1…中央処理装置、2…制御部、2−1…複数シミュレ
ーション条件設定手段、2−2…アイコン変更手段、3
…主記憶部、4…表示装置、5…データ入力装置、6…
ポインティング入力装置、7…補助記憶装置、7−1…
辞書、8〜10…プレース、11〜13…トークン、1
4…トランジション、15〜17…アーク、20〜27
…プレース、28〜31…トランジションン、32…パ
ターンモデル、33…パターン用アイコン、36〜42
…プレース、43〜47…トランジション、50…部品
管理ウィンドゥ、51…設定完了ボタン、52…編集中
止ボタン、53…読み込みボタン、54…モデル名欄、
55…コメント欄、56…イメージ欄、57…ペトリネ
ットグラフ表示部、60…ペトリネットグラフ作成部、
61…ペトリネットグラフ階層管理部、62…部品管理
部、63…ペトリネットグラフ記憶部、64〜66…要
素意味表示部、67〜69…編集ボタン、70〜72…
矢印

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペトリネットグラフを表示するための表
    示装置と、ペトリネットグラフを作成編集する操作を行
    うための入力装置と、記憶装置と、前記表示装置,入力
    装置および記憶装置と接続され、ペトリネットグラフの
    パターンモデルを部品管理する手段を含み、ペトリネッ
    トグラフ作成編集の処理を行う中央処理装置とを有する
    ペトリネットに基づくシミュレーション装置において、
    部品としてのパターンモデルを構成する要素につき使用
    上の注意事項を教示するための辞書を設け、該パターン
    モデルを該注意事項と共に表示し得るようにしたことを
    特徴とするペトリネットに基づくシミュレーション装
    置。
JP34136792A 1992-11-27 1992-11-27 ペトリネットに基づくシミュレーション装置 Pending JPH06168221A (ja)

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