JPH06168174A - 複数のホストコンピュータに接続されるファイルサブシステム - Google Patents
複数のホストコンピュータに接続されるファイルサブシステムInfo
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- JPH06168174A JPH06168174A JP4319559A JP31955992A JPH06168174A JP H06168174 A JPH06168174 A JP H06168174A JP 4319559 A JP4319559 A JP 4319559A JP 31955992 A JP31955992 A JP 31955992A JP H06168174 A JPH06168174 A JP H06168174A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】疎結合された複数のホストに共用接続されたフ
ァイル装置への入出力指令が衝突した際に計算機システ
ム上のプログラムが停止することを防止する。 【構成】記憶装置30がホストA10による使用時にホスト
B10から入出力指令を受けた場合に、ホストB10からの
入出力指令をPC間排他制御部21及びDIR間排他制御
部22間にキューイングし、ホストA10による記憶装置30
の使用が終了した後に、キューイングしておいたホスト
B10からの入出力指令を実行する。
ァイル装置への入出力指令が衝突した際に計算機システ
ム上のプログラムが停止することを防止する。 【構成】記憶装置30がホストA10による使用時にホスト
B10から入出力指令を受けた場合に、ホストB10からの
入出力指令をPC間排他制御部21及びDIR間排他制御
部22間にキューイングし、ホストA10による記憶装置30
の使用が終了した後に、キューイングしておいたホスト
B10からの入出力指令を実行する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファイルサブシステム
に関し、特に疎結合された複数のホストコンピュータ
(ホスト)により共用されるファイル装置を含むファイ
ルサブシステムにおける排他使用権制御方式に関する。
に関し、特に疎結合された複数のホストコンピュータ
(ホスト)により共用されるファイル装置を含むファイ
ルサブシステムにおける排他使用権制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】二つのホストAおよびBと疎結合されこ
れらホストAおよびBからの入出力指令を実行する制御
装置と、この制御装置による制御の下にホストAおよび
Bにより共用されるようにこの制御装置に接続されたフ
ァイル装置とを備えるファイルサブシステムにおいて
は、ホストAからの入出力指令がホストBからの入出力
指令とファイル装置上で非同期的に競合する。従来のフ
ァイルサブシステムでは、例えば、ホストAがファイル
装置を使用中にホストBからファイル装置に入出力指令
が出されると、ホストBにファイル装置が使用中である
ことを報告(Busy報告)し、ホストAによる使用が終了
すると、ホストBにファイル装置が使用可能に遷移した
ことを報告(Busy to Free報告)している。一方 Busy
報告により拒否された入出力指令はホストBに保留さ
れ、Busy to Free報告を待って再度入出力指令がホスト
Bから発信される。上記のBusy報告、Busy to Free報告
に関しては、米IBM社発行の資料GA22−6974
−08,File No.S360/S370−19
“IBM System/360,and Syste
m/370 I/O Interface,Chann
el to Control Unit,Origin
al Equipment,Manufacturer
s’ Information”に記載されているので
ここでは、詳述しない。
れらホストAおよびBからの入出力指令を実行する制御
装置と、この制御装置による制御の下にホストAおよび
Bにより共用されるようにこの制御装置に接続されたフ
ァイル装置とを備えるファイルサブシステムにおいて
は、ホストAからの入出力指令がホストBからの入出力
指令とファイル装置上で非同期的に競合する。従来のフ
ァイルサブシステムでは、例えば、ホストAがファイル
装置を使用中にホストBからファイル装置に入出力指令
が出されると、ホストBにファイル装置が使用中である
ことを報告(Busy報告)し、ホストAによる使用が終了
すると、ホストBにファイル装置が使用可能に遷移した
ことを報告(Busy to Free報告)している。一方 Busy
報告により拒否された入出力指令はホストBに保留さ
れ、Busy to Free報告を待って再度入出力指令がホスト
Bから発信される。上記のBusy報告、Busy to Free報告
に関しては、米IBM社発行の資料GA22−6974
−08,File No.S360/S370−19
“IBM System/360,and Syste
m/370 I/O Interface,Chann
el to Control Unit,Origin
al Equipment,Manufacturer
s’ Information”に記載されているので
ここでは、詳述しない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のファイ
ルサブシステムは、複数の経路でホストと接続されてお
り、また、各経路上では複数のファイル装置への入出力
指令が同時に活動し得る構成を採っている。このため、
あるファイル装置が使用中であるためにBusy報告を行っ
た場合は、この使用中のファイル装置が使用可能状態に
復したことを他のファイル装置に関するサービスを行っ
ていたがために、検知できないとか、検知できても Bus
y to Free 報告を行えないなどの状況が生ずる。また、
Busy to Free報告が行えた場合でも、そのBusy to Free
報告を受け取ったホストが入出力指令を再発信した時点
ではファイル装置が他のホストにより使用されている場
合がある。上述のとおり、従来のファイルサブシステム
では、ファイル装置への入出力指令の発行頻度が高い場
合またはファイルサブシステムの負荷が高い場合に、入
出力指令のスケジューリングが破綻して実行不能な状態
に陥いりその入出力指令を発行したホスト上でのデータ
プロセッシングが停止してしまう場合がある。例えば、
この入出力指令の発行元がシステム全体を制御するOS
であれば、システムストールが起こってしまう。
ルサブシステムは、複数の経路でホストと接続されてお
り、また、各経路上では複数のファイル装置への入出力
指令が同時に活動し得る構成を採っている。このため、
あるファイル装置が使用中であるためにBusy報告を行っ
た場合は、この使用中のファイル装置が使用可能状態に
復したことを他のファイル装置に関するサービスを行っ
ていたがために、検知できないとか、検知できても Bus
y to Free 報告を行えないなどの状況が生ずる。また、
Busy to Free報告が行えた場合でも、そのBusy to Free
報告を受け取ったホストが入出力指令を再発信した時点
ではファイル装置が他のホストにより使用されている場
合がある。上述のとおり、従来のファイルサブシステム
では、ファイル装置への入出力指令の発行頻度が高い場
合またはファイルサブシステムの負荷が高い場合に、入
出力指令のスケジューリングが破綻して実行不能な状態
に陥いりその入出力指令を発行したホスト上でのデータ
プロセッシングが停止してしまう場合がある。例えば、
この入出力指令の発行元がシステム全体を制御するOS
であれば、システムストールが起こってしまう。
【0004】一方、複数の入出力指令に基づく一連のフ
ァイル変更処理が完了するまで他のホストからの入出力
指令を抑止する必要があることから、入出力指令内で
“入出力指令終了後もファイル装置の使用中状態を継続
する”操作、すなわちリザーブ操作が行われることがあ
る。また、入出力指令に応答してファイルサブシステム
が生成したステータスの報告が何らかの原因で阻害さ
れ、そのステータスがファイルサブシステム内に保留さ
れている間、保留中のステータスを保護するためにファ
イル装置の使用中状態を継続する場合がある。これらの
状態が何らかの原因で長時間に及ぶと、上述のデータプ
ロセッシング停止やシステムストールが発生するが、こ
のような現象からその原因を特定することは非常に困難
である。
ァイル変更処理が完了するまで他のホストからの入出力
指令を抑止する必要があることから、入出力指令内で
“入出力指令終了後もファイル装置の使用中状態を継続
する”操作、すなわちリザーブ操作が行われることがあ
る。また、入出力指令に応答してファイルサブシステム
が生成したステータスの報告が何らかの原因で阻害さ
れ、そのステータスがファイルサブシステム内に保留さ
れている間、保留中のステータスを保護するためにファ
イル装置の使用中状態を継続する場合がある。これらの
状態が何らかの原因で長時間に及ぶと、上述のデータプ
ロセッシング停止やシステムストールが発生するが、こ
のような現象からその原因を特定することは非常に困難
である。
【0005】また、OSが入出力指令の実質的な所要時
間を監視しているケースでは、長時間にわたる使用中状
態が生じると、OS側でタイムオーバを検出するが、こ
の場合の障害被疑範囲は装置障害レベルより一般的に広
く、そのためシステム全体に与える影響が大きいという
問題がある。
間を監視しているケースでは、長時間にわたる使用中状
態が生じると、OS側でタイムオーバを検出するが、こ
の場合の障害被疑範囲は装置障害レベルより一般的に広
く、そのためシステム全体に与える影響が大きいという
問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、疎結合
された複数のホストに共用接続されたファイル装置への
入出力指令に衝突が生じてもそれらホスト上のプログラ
ムに停止が生じないようにし、それによって上記の問題
点を解消したファイルサブシステムを提供することにあ
る。
された複数のホストに共用接続されたファイル装置への
入出力指令に衝突が生じてもそれらホスト上のプログラ
ムに停止が生じないようにし、それによって上記の問題
点を解消したファイルサブシステムを提供することにあ
る。
【0007】本発明のファイルサブシステムは、複数の
ホストと疎結合されそれらホストからの入出力指令を実
行する制御装置と、この制御装置による制御の下にそれ
ら複数のホストにより共用されるようにこの制御装置に
接続されたファイル装置とを備えるファイルサブシステ
ムにおいて、ファイル装置が第一のホストにより使用さ
れているあいだに第二のホストからの入出力指令を受け
た場合は、第二のホストからの入出力指令をキューイン
グする手段を備え、第一のホストによるファイル装置の
使用の終了後に前記キューイングされた第二のホストか
らの入出力指令を実行することを特徴とする。
ホストと疎結合されそれらホストからの入出力指令を実
行する制御装置と、この制御装置による制御の下にそれ
ら複数のホストにより共用されるようにこの制御装置に
接続されたファイル装置とを備えるファイルサブシステ
ムにおいて、ファイル装置が第一のホストにより使用さ
れているあいだに第二のホストからの入出力指令を受け
た場合は、第二のホストからの入出力指令をキューイン
グする手段を備え、第一のホストによるファイル装置の
使用の終了後に前記キューイングされた第二のホストか
らの入出力指令を実行することを特徴とする。
【0008】また、本発明のファイルサブシステムは、
上記キューイングの期間がそのサブシステム固有のしき
い値またはホストが予め与えたしきい値を越えた場合
に、前記キューイングされた第二のホストからの入出力
指令のキューイングを解除する手段をさらに備えること
を特徴とする。
上記キューイングの期間がそのサブシステム固有のしき
い値またはホストが予め与えたしきい値を越えた場合
に、前記キューイングされた第二のホストからの入出力
指令のキューイングを解除する手段をさらに備えること
を特徴とする。
【0009】さらに、本発明のファイルサブシステム
は、上記キューイングの開始時点でファイル装置を使用
中の経路および使用中の原因を示す情報を抽出する手段
と、上記キューイングの開始からの期間が上記しきい値
を越えた時点でファイル装置を使用中の経路および使用
中の原因を示す情報を抽出する手段と、これら情報抽出
手段の出力を上記キューイング解除ステータス情報に加
える手段とをさらに備えることを特徴とする。
は、上記キューイングの開始時点でファイル装置を使用
中の経路および使用中の原因を示す情報を抽出する手段
と、上記キューイングの開始からの期間が上記しきい値
を越えた時点でファイル装置を使用中の経路および使用
中の原因を示す情報を抽出する手段と、これら情報抽出
手段の出力を上記キューイング解除ステータス情報に加
える手段とをさらに備えることを特徴とする。
【0010】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0011】図1は磁気ディスク記憶装置による本発明
の一実施例のファイルサブシステムの構成図、図2は図
1のファイルサブシステムに用いられる制御情報を示す
構成図、図3は図1のファイルサブシステムに用いられ
るもう一つの制御情報の構成図である。図1において、
本実施例の磁気ディスク記憶装置によるファイルサブシ
ステムは、一対の記憶ディレクタ(以降DIRと略す)
20とこれらDIR20にそれぞれ接続された複数の外部記
憶装置30とで構成する。ホストA/B10の各々は、2本
のチャネル経路11(以下PC)を持ち、各PC11はDI
R#020および#120にそれぞれ接続される。ホストA
/B10の各々は、ある記憶装置30への入出力指令を一対
のPC11のいずれか一方で実行し、それら一対のPC11
の両方で同時に実行することはない。
の一実施例のファイルサブシステムの構成図、図2は図
1のファイルサブシステムに用いられる制御情報を示す
構成図、図3は図1のファイルサブシステムに用いられ
るもう一つの制御情報の構成図である。図1において、
本実施例の磁気ディスク記憶装置によるファイルサブシ
ステムは、一対の記憶ディレクタ(以降DIRと略す)
20とこれらDIR20にそれぞれ接続された複数の外部記
憶装置30とで構成する。ホストA/B10の各々は、2本
のチャネル経路11(以下PC)を持ち、各PC11はDI
R#020および#120にそれぞれ接続される。ホストA
/B10の各々は、ある記憶装置30への入出力指令を一対
のPC11のいずれか一方で実行し、それら一対のPC11
の両方で同時に実行することはない。
【0012】ホストA10とホストB10は非同期的に動作
しており、従ってホストA10からの入出力指令を実行中
の記憶装置30にホストB10からの入出力指令が発信され
ることがある。
しており、従ってホストA10からの入出力指令を実行中
の記憶装置30にホストB10からの入出力指令が発信され
ることがある。
【0013】上記一対のDIR20の各々はPC間排他制
御部21を備え、これら制御部21の間にはDIR間排他制
御部22を配置する。図2を参照すると、上述の一対のP
C間排他制御部21の各々が記憶装置30の各々について備
える複数のメモリエリアが示してある。すなわち、それ
らメモリエリアは、対応記憶装置30が使用中であるか否
かおよび使用中である場合はPC11のどれからの入出力
指令により使用中であるかを表示するデータを記憶する
PC間排他使用メモリエリア100 と、入出力指令を受信
した時点で対応記憶装置30が他のPC11で使用中であっ
た場合にこの入出力指令の実行を待機中であることを表
示するデータを記憶するPC待機メモリエリア101 とか
ら成る。図3を参照すると、DIR間排他制御部22が記
憶装置30の各々について備えているメモリエリアは、対
応記憶装置30が使用中であるか否かおよび使用中である
場合にいずれのDIRが使用中であるかを表示するデー
タを記憶するDIR間排他使用メモリエリア110 と、D
IRが待機中の入出力指令を保有していることを記憶す
るDIR待機メモリエリア111 とから成る。上述のPC
間排他使用メモリエリア100 およびDIR間排他使用メ
モリエリア110 には、記憶装置30が使用中である場合に
その使用中の状態に至った原因を表示するデータを併せ
て記憶する。すなわち、入出力指令を受けたために現時
点で実行中であるのか、入出力動作の終了後に記憶装置
30の使用中状態を継続する操作(リザーブ)が実行され
たために使用中であるのか、あるいは入出力指令を受け
たのちファイルサブシステムが生成したステータスが保
留されていてこのステータスを保護する操作が実行され
たために使用中であるのかの区別を明らかに表示するデ
ータをこれらメモリエリア110 および111 に記憶する。
尚、図2に示したPC待機メモリエリア101 および図3
に示したDIR待機メモリエリア111 には、複数のPC
11およびDIR20の待機状況をそれぞれ同時に記憶でき
る。次に、本実施例の磁気ディスクサブシステムのPC
#p11から入出力指令を受信した時のDIR#d20の動
作のフローチャートを示す図4を参照して本実施例の動
作を説明する。
御部21を備え、これら制御部21の間にはDIR間排他制
御部22を配置する。図2を参照すると、上述の一対のP
C間排他制御部21の各々が記憶装置30の各々について備
える複数のメモリエリアが示してある。すなわち、それ
らメモリエリアは、対応記憶装置30が使用中であるか否
かおよび使用中である場合はPC11のどれからの入出力
指令により使用中であるかを表示するデータを記憶する
PC間排他使用メモリエリア100 と、入出力指令を受信
した時点で対応記憶装置30が他のPC11で使用中であっ
た場合にこの入出力指令の実行を待機中であることを表
示するデータを記憶するPC待機メモリエリア101 とか
ら成る。図3を参照すると、DIR間排他制御部22が記
憶装置30の各々について備えているメモリエリアは、対
応記憶装置30が使用中であるか否かおよび使用中である
場合にいずれのDIRが使用中であるかを表示するデー
タを記憶するDIR間排他使用メモリエリア110 と、D
IRが待機中の入出力指令を保有していることを記憶す
るDIR待機メモリエリア111 とから成る。上述のPC
間排他使用メモリエリア100 およびDIR間排他使用メ
モリエリア110 には、記憶装置30が使用中である場合に
その使用中の状態に至った原因を表示するデータを併せ
て記憶する。すなわち、入出力指令を受けたために現時
点で実行中であるのか、入出力動作の終了後に記憶装置
30の使用中状態を継続する操作(リザーブ)が実行され
たために使用中であるのか、あるいは入出力指令を受け
たのちファイルサブシステムが生成したステータスが保
留されていてこのステータスを保護する操作が実行され
たために使用中であるのかの区別を明らかに表示するデ
ータをこれらメモリエリア110 および111 に記憶する。
尚、図2に示したPC待機メモリエリア101 および図3
に示したDIR待機メモリエリア111 には、複数のPC
11およびDIR20の待機状況をそれぞれ同時に記憶でき
る。次に、本実施例の磁気ディスクサブシステムのPC
#p11から入出力指令を受信した時のDIR#d20の動
作のフローチャートを示す図4を参照して本実施例の動
作を説明する。
【0014】DIR#d20は、PC間排他使用メモリエ
リア100 およびDIR間排他使用メモリエリア110 を順
次調査し(ステップ210,211 )、いずれかの排他使用メ
モリエリア100,110 が“使用中”であれば、DIR#d
20のPC待機メモリエリア101 に“PC#p待機中”、
DIR待機メモリエリア111 に“DIR#d待機中”を
登録して(ステップ213 )、入出力指令の実行を待機す
る。両方の排他使用メモリエリア100,110 が“空き”で
あれば、PC間排他使用メモリエリア101 を“PC#p
使用中”、DIR間排他使用メモリエリア111 を“DI
R#d使用中”として(ステップ212 )、入出力指令を
実行する。
リア100 およびDIR間排他使用メモリエリア110 を順
次調査し(ステップ210,211 )、いずれかの排他使用メ
モリエリア100,110 が“使用中”であれば、DIR#d
20のPC待機メモリエリア101 に“PC#p待機中”、
DIR待機メモリエリア111 に“DIR#d待機中”を
登録して(ステップ213 )、入出力指令の実行を待機す
る。両方の排他使用メモリエリア100,110 が“空き”で
あれば、PC間排他使用メモリエリア101 を“PC#p
使用中”、DIR間排他使用メモリエリア111 を“DI
R#d使用中”として(ステップ212 )、入出力指令を
実行する。
【0015】上述の磁気ディスクサブシステムのPC#
p11からの入出力指令の実行の終了時のDIR#d20の
動作を示すフローチャートである図5を参照すると、
(DIR#d’は他のDIR20を、PC#p’は他のP
C11を意味する)、DIR#d20は、DIR待機メモリ
エリア110 を調査する(ステップ221,222 )。DIR待
機メモリエリア110 が“DIR#d’待機中”であれ
ば、DIR排他使用メモリエリア110 を“DIR#d’
使用中”とし、PC間排他使用メモリエリア100 を“空
き”とする(ステップ224 )。DIR待機メモリエリア
111 に“DIR#d(自DIR)待機中”が登録されて
いれば、DIR排他使用メモリエリア110 の内容を維持
してPC間排他使用メモリエリア100 を“PC#p’使
用中”とする(ステップ225 )。DIR待機メモリエリ
ア111 が“待機無し”であれば、PC間排他使用メモリ
エリア100 とDIR間排他使用メモリエリア110 の両方
を“空き”とする(ステップ223 )。上記磁気ディスク
サブシステムの入出力指令の実行を待機しているDIR
#d20の動作のフローチャートである図6を参照する
と、DIR#d20はまずPC待機メモリエリア101 を調
査する(ステップ231 )。待機中のPC11が無ければ、
無動作である。待機中のPC11があれば、PC間排他使
用メモリエリア100 を判定する(ステップ232 )。PC
間排他使用メモリエリア100 が“空き”であれば、さら
にDIR間排他使用メモリエリア110 を調査する(ステ
ップ233 )。DIR間排他使用メモリエリア110 が“D
IR#d使用中”であれば、PC間排他使用メモリエリ
ア100 を待機中のPC#11で使用中とし(ステップ236
)、PC待機メモリエリア101 およびDIR待機メモ
リエリア111 を解除して(ステップ237 )、待機中の入
出力指令を実行する。またはPC間排他使用メモリエリ
ア100上の使用中PC#11とPC待機メモリエリア101
上の待機中PC#11が一致していれば、PC待機メモリ
エリア101 およびDIR待機メモリエリア111 を解除し
て(ステップ237 )、待機中の入出力指令を実行する。
複数のホストからの入出力指令に競合があった場合の本
実施例におけるキューイング制御は上述のとおり行われ
る。尚、DIR20は 20 ms間隔でカウントアップするタ
イマカウンタを備える。従って、入出力指令にすぐ応答
できなくてその指令を待機状態にした時、タイマカウン
タ値をPC間排他制御部21のPC#pタイムスタンプ10
2 に記憶し(図4、ステップ214 )、またこの時点にお
ける使用中の経路および使用中に至った原因を示す情報
をPC間排他制御部22のPC#p待機開始メモリエリア
103 に記憶する(図4、ステップ215 )。上記の入出力
指令を待機中にしている間に、現在のタイムスタンプ値
とPC#pタイムスタンプ102 値との差分により待機期
間を算出し、待機期間がサブシステムの固有のしきい値
またはホストから予め与えられたしきい値を越えた場合
は待機中の入出力指令を異常終了させる。ホスト10への
異常終了報告ステータス内に、待機開始時点でのPC#
p待機開始メモリエリア103 の内容およびしきい値オー
バー発生時点の使用中の経路と使用中の原因を示す情報
を取り込むこともできる。本実施例は、2個のDIR20
と2個のPC11とを備えているが、これら構成素子が3
個以上であって待機中の入出力指令が複数ある場合は、
ラウンドロビンあるいは待機行列等の手法で待機中の2
以上のPC11からひとつを選択してこれに使用権を与え
ることは容易である。
p11からの入出力指令の実行の終了時のDIR#d20の
動作を示すフローチャートである図5を参照すると、
(DIR#d’は他のDIR20を、PC#p’は他のP
C11を意味する)、DIR#d20は、DIR待機メモリ
エリア110 を調査する(ステップ221,222 )。DIR待
機メモリエリア110 が“DIR#d’待機中”であれ
ば、DIR排他使用メモリエリア110 を“DIR#d’
使用中”とし、PC間排他使用メモリエリア100 を“空
き”とする(ステップ224 )。DIR待機メモリエリア
111 に“DIR#d(自DIR)待機中”が登録されて
いれば、DIR排他使用メモリエリア110 の内容を維持
してPC間排他使用メモリエリア100 を“PC#p’使
用中”とする(ステップ225 )。DIR待機メモリエリ
ア111 が“待機無し”であれば、PC間排他使用メモリ
エリア100 とDIR間排他使用メモリエリア110 の両方
を“空き”とする(ステップ223 )。上記磁気ディスク
サブシステムの入出力指令の実行を待機しているDIR
#d20の動作のフローチャートである図6を参照する
と、DIR#d20はまずPC待機メモリエリア101 を調
査する(ステップ231 )。待機中のPC11が無ければ、
無動作である。待機中のPC11があれば、PC間排他使
用メモリエリア100 を判定する(ステップ232 )。PC
間排他使用メモリエリア100 が“空き”であれば、さら
にDIR間排他使用メモリエリア110 を調査する(ステ
ップ233 )。DIR間排他使用メモリエリア110 が“D
IR#d使用中”であれば、PC間排他使用メモリエリ
ア100 を待機中のPC#11で使用中とし(ステップ236
)、PC待機メモリエリア101 およびDIR待機メモ
リエリア111 を解除して(ステップ237 )、待機中の入
出力指令を実行する。またはPC間排他使用メモリエリ
ア100上の使用中PC#11とPC待機メモリエリア101
上の待機中PC#11が一致していれば、PC待機メモリ
エリア101 およびDIR待機メモリエリア111 を解除し
て(ステップ237 )、待機中の入出力指令を実行する。
複数のホストからの入出力指令に競合があった場合の本
実施例におけるキューイング制御は上述のとおり行われ
る。尚、DIR20は 20 ms間隔でカウントアップするタ
イマカウンタを備える。従って、入出力指令にすぐ応答
できなくてその指令を待機状態にした時、タイマカウン
タ値をPC間排他制御部21のPC#pタイムスタンプ10
2 に記憶し(図4、ステップ214 )、またこの時点にお
ける使用中の経路および使用中に至った原因を示す情報
をPC間排他制御部22のPC#p待機開始メモリエリア
103 に記憶する(図4、ステップ215 )。上記の入出力
指令を待機中にしている間に、現在のタイムスタンプ値
とPC#pタイムスタンプ102 値との差分により待機期
間を算出し、待機期間がサブシステムの固有のしきい値
またはホストから予め与えられたしきい値を越えた場合
は待機中の入出力指令を異常終了させる。ホスト10への
異常終了報告ステータス内に、待機開始時点でのPC#
p待機開始メモリエリア103 の内容およびしきい値オー
バー発生時点の使用中の経路と使用中の原因を示す情報
を取り込むこともできる。本実施例は、2個のDIR20
と2個のPC11とを備えているが、これら構成素子が3
個以上であって待機中の入出力指令が複数ある場合は、
ラウンドロビンあるいは待機行列等の手法で待機中の2
以上のPC11からひとつを選択してこれに使用権を与え
ることは容易である。
【0016】尚、本実施例においては、DIR間排他制
御部を一対のDIRの間に配置した例を示したが、この
制御部の構成要素を磁気ディスク記憶装置の各々に分散
配置することも可能である。
御部を一対のDIRの間に配置した例を示したが、この
制御部の構成要素を磁気ディスク記憶装置の各々に分散
配置することも可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明のファイル
サブシステムは、複数のホストからの入出力指令を順次
に実行することができるので、各ファイル装置への入出
力指令の発信頻度が高い場合でもそれら入出力指令を確
実に実行できる。従って、計算機システム上のプロセス
を停止させることなく円滑に実行できる効果を奏する。
サブシステムは、複数のホストからの入出力指令を順次
に実行することができるので、各ファイル装置への入出
力指令の発信頻度が高い場合でもそれら入出力指令を確
実に実行できる。従って、計算機システム上のプロセス
を停止させることなく円滑に実行できる効果を奏する。
【0018】また、疎結合された複数のホストにより共
用されるファイル装置の“使用中状態”の時間的長さを
監視する機構を備えているので、その“使用中状態”の
発生原因の如何に関わらず入出力指令動作を継続し、停
止させない。また、障害が発生した場合は、最悪でもそ
の障害をファイル装置障害レベルに留め、システム全体
への影響を防ぐことができる。さらに、この監視機構を
設けたことにより、きめ細かい情報の採取が可能とな
り、“使用中状態”が長時間にわたっている経路の情
報、“使用中状態”に至った原因の種別の情報などを入
出力指令の異常終了ステータスに含め、これにより異常
発生時の原因の究明が容易になる。
用されるファイル装置の“使用中状態”の時間的長さを
監視する機構を備えているので、その“使用中状態”の
発生原因の如何に関わらず入出力指令動作を継続し、停
止させない。また、障害が発生した場合は、最悪でもそ
の障害をファイル装置障害レベルに留め、システム全体
への影響を防ぐことができる。さらに、この監視機構を
設けたことにより、きめ細かい情報の採取が可能とな
り、“使用中状態”が長時間にわたっている経路の情
報、“使用中状態”に至った原因の種別の情報などを入
出力指令の異常終了ステータスに含め、これにより異常
発生時の原因の究明が容易になる。
【図1】本発明の一実施例である磁気ディスクサブシス
テムの構成図である。
テムの構成図である。
【図2】図1のファイルサブシステムに用いられる制御
情報の構成図である。
情報の構成図である。
【図3】図1のファイルサブシステムに用いられるもう
一つの制御情報の構成図である。
一つの制御情報の構成図である。
【図4】本実施例のPC#p11から入出力指令を受信し
た時のDIR#d20の動作のフローチャートである。
た時のDIR#d20の動作のフローチャートである。
【図5】本実施例のPC#p11から発信された入出力指
令の実行が終了した時のDIR#d20の動作のフローチ
ャートである。
令の実行が終了した時のDIR#d20の動作のフローチ
ャートである。
【図6】本実施例の入出力指令の実行を待機しているD
IR#d20の動作のフローチャートである。
IR#d20の動作のフローチャートである。
10 ホスト 11 チャネル経路(PC) 20 記憶ディレクタ(DIR) 21 PC間排他制御部 22 DIR間排他制御部 23 実行部 30 記憶装置 100 PC間排他使用メモリエリア 101 PC待機メモリエリア 102 PC#pタイムスタンプ 103 PC#p待機開始メモリエリア 110 DIR間排他使用メモリエリア 111 DIR待機メモリエリア
Claims (3)
- 【請求項1】 第一および第二のホストコンピュータを
含む複数のホストコンピュータと疎結合されそれら複数
のホストコンピュータからの入出力指令を実行する制御
装置と、前記制御装置による制御の下に前記複数のホス
トコンピュータにより共用されるように前記制御装置に
接続されたファイル装置とを備えるファイルサブシステ
ムにおいて、 前記ファイル装置が前記第一のホストコンピュータによ
り使用されている時に前記第二のホストコンピュータか
ら入出力指令を受けた場合に、前記第二のホストコンピ
ュータからの入出力指令を前記第一のホストコンピュー
タによる使用の終了まで一時的に保管(キューイング)
する手段と、 前記第一のホストコンピュータにより使用中のファイル
装置の使用の終了に応答して前記キューイング手段に保
管された前記第二のホストコンピュータからの入出力指
令を実行する手段とを備えることを特徴とするファイル
サブシステム。 - 【請求項2】 前記キューイング手段による前記一時的
保管の期間が固有のしきい値またはホストコンピュータ
から予め与えられたしきい値を越えたとき前記保管を解
除する手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記
載のファイルサブシステム。 - 【請求項3】 前記キューイング手段による前記一時的
保管の開始時点において前記使用中のファイル装置の使
用中に至った経路および使用中に至った原因を表わす情
報を抽出し記憶する手段と前記一時的保管の期間が前記
しきい値を越えた時点において前記ファイル装置を使用
中の経路および使用中に至った原因を示す情報を抽出し
て記憶する手段とこれら情報抽出記憶手段の出力を前記
一時的保管の解除を表わす情報に加える手段とをさらに
備えることを特徴とする請求項2記載のファイルサブシ
ステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4319559A JPH06168174A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 複数のホストコンピュータに接続されるファイルサブシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4319559A JPH06168174A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 複数のホストコンピュータに接続されるファイルサブシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06168174A true JPH06168174A (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=18111618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4319559A Pending JPH06168174A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 複数のホストコンピュータに接続されるファイルサブシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06168174A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58117067A (ja) * | 1981-12-30 | 1983-07-12 | Fujitsu Ltd | 共用資源制御処理方式 |
JPS63104146A (ja) * | 1986-10-22 | 1988-05-09 | Mitsubishi Electric Corp | 資源管理システム |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP4319559A patent/JPH06168174A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58117067A (ja) * | 1981-12-30 | 1983-07-12 | Fujitsu Ltd | 共用資源制御処理方式 |
JPS63104146A (ja) * | 1986-10-22 | 1988-05-09 | Mitsubishi Electric Corp | 資源管理システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960130 |