JPH0616807Y2 - 自動車用空気調和装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置

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JPH0616807Y2
JPH0616807Y2 JP1987077268U JP7726887U JPH0616807Y2 JP H0616807 Y2 JPH0616807 Y2 JP H0616807Y2 JP 1987077268 U JP1987077268 U JP 1987077268U JP 7726887 U JP7726887 U JP 7726887U JP H0616807 Y2 JPH0616807 Y2 JP H0616807Y2
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JP
Japan
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rod
collar
tubular body
air
air conditioner
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JP1987077268U
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JPS63185714U (ja
Inventor
哲男 根本
豊 森山
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カルソニック株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、エアーミックス方式の自動車用空気調和装置
に関し、特にエアーミックスドア等を2枚のドアにより
形成し、これらを円滑に開閉し得るようにしたものであ
る。
(従来の技術) 最近の自動車用空気調和装置は、クーラユニットで冷却
した後の空気をヒータユニットで加熱して温度調整する
場合に、温風の一部をヒータコア内に通過し、残りをバ
イパスさせた後に、この加熱した空気と前記冷風とをミ
ックスして所定の温度の空気として車室内に吹き出すよ
うにした、いわゆるリヒートエアーミックス方式のもの
が多用されている。
そしてこのエアーミックス方式の自動車用空気調和装置
では、車室内に空気を吹き出すに当っても左右の吹出口
から吹き出される空気の温度が異なるように制御できる
ようにしたものとか、上下の吹出口から吹き出される空
気の温度を独立に制御できるようにしたものとか、さら
には車両の前後に設けられた吹出口から吹き出される空
気の温度を独立に制御できるようにしたもの等が提供さ
れている。このように、左右或いは上下で独立して温度
を制御するには、2枚のドアを隣接して取付け、それぞ
れを独立して回転しなければならない。また、インテー
クユニット内に取付けられるドアについても、実関昭5
7−25016号公報に示されるように、相互に別々に
回転するように、2枚のドアを設けたものがある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記公報のように、一方のドアが固定さ
れこれを回転するための筒体と他方のドアが固定されこ
れを回転するためのロッドとを、これらがそれぞれ全長
にわたって接触するように形成すると、ロッドと筒体と
が相互に円滑に回転しにくくなる。また、例えば、エア
ーミックスドアを左右独立に開閉させるに当って、筒体
の内面とロッドの外面との間に隙間を設けると、エアー
ミックスドアの位置ずれが起きたり、筒体の内面がロッ
ドの外面と当って異音を発生させ回転がスムーズに行な
われないという不具合がある。
本考案は上述した欠点、問題点に着目してなされたもの
で、それぞれ同一軸を中心に回転するように取付けられ
た2枚のドアを円滑に回転し得るようにすることを目的
とした。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するための本考案は、同一の回転中心
軸を中心に2枚のドアをそれぞれ相互に独立して回動自
在に取付けると共に、前記それぞれのドアを相互に隣接
して配置してなる自動車用空気調和装置において、 筒体と当該筒体内に同心に組込まれたロッドとをそれぞ
れ回転自在に前記自動車用空気調和装置に取付け、 前記筒体に一方の前記ドアを固定すると共に前記筒体に
形成された切欠き部に露呈した前記ロッドに他方の前記
ドアを固定し、 前記筒体の両端部に前記筒体と前記ロッドとの間の隙間
を一定に保つカラーを装着し、 1記筒体に連結固定される回転体あるいは前記ロッドに
連結固定される回転体を、前記カラーの軸方向端面に当
接させてなる自動車用空気調和装置である。
(作用) このようにすれば、一方のドアを回転するための筒体
と、この筒体の中に取付けられ他方のドアを回転するた
めのロッドとが所定の隙間を介して位置することにな
り、この隙間はカラーによって一定に保持される。これ
により筒体とロッドとが干渉することなく円滑に回転す
るようになり、車室内の乗員がドアを開閉した場合に異
音等が発生しない快適な状態が得られる。さらに、筒体
に連結固定される回転体あるいはロッドに連結固定され
る回転体を、カラーの軸方向端面に当接させてあるた
め、装着したカラーが軸方向に抜けることがない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、一般的な自動車用空気調和装置のヒータユニ
ットの概略図である。
図示するヒータユニット1には、インテークユニット
(図示せず)から導入され、クーラユニット(図示せ
ず)において冷却された空気が供給されるようになって
おり、このヒータユニット1のユニットケース3内には
ヒータコア2が内蔵されている。
このユニットケース3は正面の側壁4に乗員の顔面に向
かって空気を吹き出すベントダクト(図示せず)が連通
されるベント吹出口5、5rが左右に並設され、この
側壁4に隣接する頂壁6には窓ガラスの曇りを晴らすた
めの空気を吹き出すデフダクト(図示せず)が連通され
るデフ吹出口7、7rが左右に並設され、これら両吹
出口5、5r及び7、7rは相互に独立して開閉動
可能なベントドア及びデフドア(図示せず)によって開
閉される。さらには、前記頂壁6と相対位置にある底壁
13には、車室内の前方に座席した乗員の足元を温める
ための空気を吹き出すフットダクト(図示せず)が連通
されるフット吹出口12、12rが左右に並設され、
これらのフット吹出口12、12rをそれぞれ独立し
て開閉動可能なフットドア(図示せず)によって開閉す
るようになっている。
前記ユニットケース3内には前記ヒータコア2とベント
吹出口5、5rとの間の空気通路を仕切壁8により2
つの通路9、10に仕切り、これらの通路9、10に対
応するヒータコア2の前面に相互に開度調節できる左右
のエアーミックスドア11.11rを設置している。
第2図に示すように、一方のエアーミックスドア11
は筒体15に固定され、このエアーミックスドア11
と相互に隣接し合う他方のエアーミックスドア11rは
ロッド14のうち、筒体15に設けられた切欠き部21
から露呈した部分に固定されている。ロッド14を回転
駆動するためにロッド14の一端部にはL字形状の駆動
レバー18がビス20により取付けられており、またロ
ッド14の他端部にはロッド14の回転駆動により駆動
されるウォーターバルブレバー23がビス20により取
付けられている。筒体15の一端部にはこれを回転駆動
するために駆動レバー18と同様の形状の駆動レバー1
7がビス19により取付けられており、また筒体15の
他端部には筒体15の回転駆動により駆動されるウォー
タバルブレバー22がビス19により取付けられてい
る。筒体15の両端部には筒体15とロッド14との間
の隙間Sを一定に保つために、カラー16が装着されて
おり、このカラー16の内径はロッド14の外径よりも
僅かに大きく設定してある。
第3図はカラー16の装着部周辺の要部概略断面図であ
り、筒体15の内面15aとロッド14の外面14aの
と間の隙間Sを一定に保つためのカラー16は、図示実
施例にあっては、カラー16の外側面が筒体15の内面
15aに密着している。また、筒体15にねじ止めされ
た駆動レバー17が一方のカラー16の軸方向端面に当
接することにより、当該一方のカラー16の軸方向への
抜け止めがなされるようになっている。同様に、図2に
示すように、ロッド14にねじ止めされたウォーターバ
ルブレバー23が他方のカラー16の軸方向端面に当接
することにより、当該他方のカラー16の軸方向への抜
け止めがなされるようになっている。本実施例の構成に
あっては、駆動レバー17が筒体15に連結固定される
回転体に相当し、ウォーターバルブレバー23がロッド
14に連結固定される回転体に相当する。尚、駆動レバ
ー17、18やウォーターバルブレバー22、23の形
状および取り付け構造を適宜改変することにより、ウォ
ーターバルブレバー22を筒体15に連結固定され前記
他方のカラー16の軸方向端面に当接する回転体とし、
駆動レバー18をロッド14に連結固定され前記一方の
カラー16の軸方向端面に当接する回転体とすることも
勿論可能である。また、カラー16をロッド14に密着
させ、カラー16の外側面が筒体15の内面15aを摺
動するようにしても良い。
次に作用を説明する。
ヒータコア2の右側のみに空気を吹き出そうとする場合
は、コントロールパネルのノブ(図示せず)を駆動する
ことにより駆動レバー18が駆動されロッド14が回動
されエアーミックスドア11rが開けられる。また、ヒ
ータコア2の左側のみに空気を吹き出そうとする場合
は、コントロールパネルの他のノブ(図示せず)を駆動
することにより、駆動レバー17が駆動され筒体15が
回転されエアーミックスドア11が開けられる。
ところが、従来の技術では、筒体15の内面15aのロ
ッド14の外面14aとの間にガタがあったので筒体1
5がロッド14の回動に干渉してしまい、エアーミック
スドア11、11rの位置ずれが起き、筒体15の内
面15aがロッド14の外面14aに当たって異音を発
生させ回動がスムーズに行なわれなかった。
そこで第3図に示すように筒体15の内面15aとロッ
ド14の外面14aとの隙間Sを一定に保つのにカラー
16を設けたことにより、筒体15を回動させるときも
ロッド14を回動させるときにおいても両軸の間での干
渉を防ぎ、筒体15とロッド14との水平方向への位置
ズレも防げる。
さらに、筒体15にねじ止めされた駆動レバー17が一
方のカラー16の軸方向端面に当接しているため、当該
一方のカラー16が筒体15から軸方向に抜けることは
ない。同様に、ロッド14にねじ止めされたウォーター
バルブレバー23が他方のカラー16の軸方向端面に当
接しているため、当該他方のカラー16が筒体15から
軸方向に抜けることはない。このように回転体としての
駆動レバー17およびウォーターバルブレバー23をカ
ラーに当接させるだけで、カラー16の抜けを防止する
ことができる。このため、筒体15の内周面およびカラ
ー16の外周面にネジなどを形成し、両者を噛み合わせ
てカラー16の抜けを防止するような複雑な手段を講じ
る必要がなく、カラー16の抜けを防止するための構成
が極めて簡単なものとなる。
ここにおいて、カラー16は樹脂を用いて、筒体15と
ロッド14の回動に伴なう摩擦に耐えうるものとし、な
おかつ筒体15のロッド14の回動がスムーズに行える
もの。
なお、図示する実施例にあっては、2枚のドアをそれぞ
れエアーミックスドアに具体化した場合を示すが、第1
図に示すベント吹出口5l、5rを開閉するために隣接
し合ってユニットケース3内に取付けられるドアにも、
本考案を具体化することが可能であり。これ以外に、同
心軸を中心に回転する2枚のドアであれば、どのような
ドアにも適用することができる。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、筒体と当該筒体内
に同心に組込まれたロッドとをそれぞれ回転自在に前記
自動車用空気調和装置に取付け、前記筒体に一方の前記
ドアを固定すると共に前記筒体に形成された切欠き部に
露呈した前記ロッドに他方の前記ドアを固定し、前記筒
体の両端部に前記筒体と前記ロッドとの間の隙間を一定
に保つカラーを装着し、前記筒体に連結固定される回転
体あるいは前記ロッドに連結固定される回転体を、前記
カラーの軸方向端面に当接させてあるため、ロッドと筒
体とが相互に平行性を保ち径方向への位置ズレを防ぎ異
音を発生しないために一層快適な車室内にすることがで
きる。さらに、回転体がカラーの軸方向端面に当接して
いるため、簡単な構造でカラーの軸方向への抜けを防止
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、一般的な自動車用空気調和装置のヒータユニ
ットの概略図、第2図は、エアーミックスドア周辺部を
示す斜視図、第3図は、カラー装着周辺部の要部を示す
概略断面図である。 1…ヒータユニット、2…ヒータコア、 3…ユニットケース、4、6、13…壁、 5、5r…ベント吹出口、 7、7r…デフ吹出口、 8…仕切壁、9、10…通路、 11、11r…エアーミックスドア、 12、12r…フット吹出口、 14…ロッド、15…筒体、 16…カラー、 17、18…駆動レバー(回転体)、 22、23…ウォータバルブレバー(回転体)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の回転中心軸を中心に2枚のドア(1
    、11r)をそれぞれ相互に独立して回動自在に取
    付けると共に、前記それぞれのドア(11、11r)
    を相互に隣接して配置してなる自動車用空気調和装置に
    おいて、 筒体(15)と当該筒体(15)内に同心に組込まれた
    ロッド(14)とをそれぞれ回転自在に前記自動車用空
    気調和装置に取付け、 前記筒体(15)に一方の前記ドア(11)を固定す
    ると共に前記筒体(15)に形成された切欠き部(2
    1)に露呈した前記ロッド(14)に他方の前記ドア
    (11r)を固定し、 前記筒体(15)の両端部に前記筒体(15)と前記ロ
    ッド(14)との間の隙間を一定に保つカラー(16)
    を装着し、 前記筒体(15)に連結固定される回転体(17)ある
    いは前記ロッド(14)に連結固定される回転体(2
    3)を、前記カラー(16)の軸方向端面に当接させて
    なる自動車用空気調和装置。
JP1987077268U 1987-05-25 1987-05-25 自動車用空気調和装置 Expired - Lifetime JPH0616807Y2 (ja)

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JPS63185714U JPS63185714U (ja) 1988-11-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS602967Y2 (ja) * 1980-07-21 1985-01-28 トヨタ自動車株式会社 自動車用空気調和装置
JPS5812713U (ja) * 1981-07-17 1983-01-26 株式会社日立製作所 自在軸

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