JPH06167703A - マイクロレンズの貼合わせ方法および貼合わせ装置 - Google Patents

マイクロレンズの貼合わせ方法および貼合わせ装置

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JPH06167703A
JPH06167703A JP4320919A JP32091992A JPH06167703A JP H06167703 A JPH06167703 A JP H06167703A JP 4320919 A JP4320919 A JP 4320919A JP 32091992 A JP32091992 A JP 32091992A JP H06167703 A JPH06167703 A JP H06167703A
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microlens
liquid crystal
crystal display
display element
adhesive
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JP4320919A
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Masao Yoshikawa
雅勇 吉川
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Original Assignee
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1335Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
    • G02F1/133526Lenses, e.g. microlenses or Fresnel lenses

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶表示素子とマイクロレンズとを貼合わせ
る際に、気泡の混入およびセルギャップの不均一化を防
止して、生産性、信頼性を向上させるとともに、画像品
位の低下を防止することができる貼合わせ方法を提供す
る。 【構成】 液晶表示素子2とマイクロレンズ1とを貼合
わせる際に、マイクロレンズ1を、下降を開始する開始
点から矢符A1方向へ予め定める下降距離だけ下降させ
た後、この下降距離よりも短い上昇距離だけ矢符A2方
向へ上昇させて前記開始点よりも下方の終点に変位させ
る昇降動作を繰り返して次第に下降させる。その後、接
着剤3の層の厚みが予め定められた厚みになるときに前
記昇降動作を停止させ、マイクロレンズ1をその自重に
よって下降させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロレンズと液晶
表示素子とを接着剤を介在させて貼合わせるための貼合
わせ方法および貼合わせ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、液晶表示素子は直視型だけで
なく、OHP(オーバヘッドプロジェクタ)やプロジェ
クションテレビなどに用いられる投影型液晶表示素子と
しても需要が高まっている。液晶表示素子を投影型とし
て使用した場合、従来の画素数で拡大率を高めると画面
の粗さが目立ってくる。高い拡大率でも精細な画像を得
るためには、画素数を増やすことが必要となる。
【0003】しかし、液晶表示素子の画素数を増やした
場合、特にアクティブマトリクス型液晶表示装置におい
ては、画素以外の部分の占める面積が大きくなる。この
画素以外の部分を覆うブラックマトリクスの面積が増大
した場合、表示に寄与する面積が減少し、表示素子の開
口率が低下することになる。開口率の低下が生じると画
面が暗くなり、画像品位を低下させることになる。この
ような画素数の増加による開口率の低下を防止するため
に、液晶表示素子の一方表面にマイクロレンズを形成す
ることが提案されている(特開昭60−165621〜
165624号公報参照)。
【0004】各画素に対応する複数のマイクロレンズを
形成することによって、たとえばブラックマトリクスに
よって遮光されていた光を画素内に集光させることがで
き、効率的な光の利用が可能となる。液晶表示素子とは
別の1枚の基板にマイクロレンズを形成し、このマイク
ロレンズを接着剤にて液晶表示素子に貼合わせて、液晶
表示板を形成しても同様の効果が得られる。具体的に
は、たとえば紫外線硬化型接着剤(以下「接着剤」と略
すこともある)を液晶表示素子の一方の基板の全面に塗
布し、接着剤が塗布された面にマイクロレンズを貼合わ
せた後、接着剤に紫外線を照射して接着剤を硬化させて
液晶表示板を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接着剤
が塗布された液晶表示素子の基板にマイクロレンズを貼
合わせる際に、接着剤中に気泡が混入しやすく、気泡の
混入によって光の屈折率が局所的に変化して、画像品位
の低下を招くこととなる。したがって、製造ラインにお
いて、液晶表示素子にマイクロレンズを貼合わせた後、
投影検査を行い、スクリーン上にて気泡が確認された場
合には、不良品として処分される。
【0006】また、液晶表示素子の基板が薄膜であり剛
性に欠けるため、液晶表示素子のセルギャップが局所的
に不均一となり、点灯むらなどの画像品位の低下の要因
となることがある。さらに、セルギャップが局所的に不
均一になると、接着剤と基板とに大きな応力が生じ、剥
離などが発生しやすくなり、生産性および信頼性を損な
うこともある。この原因は、マイクロレンズ自体に僅か
な反りがあるためだけでなく、ある一定時間だけ貼合わ
せの際の加圧力が液晶表示素子内に残留し、この不均一
な圧力が残留した状態で接着剤が硬化するためであると
考えられる。
【0007】しからば、貼合わせの際に、液晶表示素子
内に加圧力が残留しないように、マイクロレンズを無負
荷の状態で、すなわち加圧せずにマイクロレンズの自重
によって貼合わせを行うことも提案されるが、貼合わせ
にかかる時間が長くなり、生産性が著しく低下するとい
う問題が生じる。
【0008】したがって、本発明の目的は、液晶表示素
子とマイクロレンズとを貼合わせる際に、気泡の混入お
よびセルギャップの不均一化を防止して、生産性、信頼
性を向上させるとともに、画像品位の低下を防止するこ
とができる貼合わせ方法および貼合わせ装置を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶表示素子
とマイクロレンズとを接着剤を介在させて貼合わせる貼
合わせ方法において、前記マイクロレンズを、下降を開
始する開始点から予め定める下降距離だけ下降させた
後、この下降距離よりも短い上昇距離だけ上昇させて前
記開始点よりも下方の終点に変位させる昇降動作を繰り
返して下降させ、前記液晶表示素子とマイクロレンズと
の間に介在する前記接着剤の層の厚みが予め定められた
厚みになるときに前記昇降動作を停止させ、前記マイク
ロレンズをその自重によって下降させることを特徴とす
るマイクロレンズの貼合わせ方法である。
【0010】また本発明は、液晶表示素子を支持する第
1支持手段と、前記液晶表示素子の一方表面に塗布され
る接着剤によって接着されるべきマイクロレンズを保持
する保持手段と、前記保持手段を、前記第1支持手段に
よって支持された液晶表示素子に近接/離反する方向に
変位駆動する第2支持手段と、前記第2支持手段を、マ
イクロレンズが下降を開始する開始点から予め定める下
降距離だけ下降させた後、この下降距離よりも短い上昇
距離だけ上昇させて前記開始点よりも下方の終点に変位
させる昇降動作を繰り返して下降させ、かつ前記マイク
ロレンズの保持およびその保持状態の解除を行うように
前記保持手段を制御する制御手段とを含むことを特徴と
するマイクロレンズの貼合わせ装置である。
【0011】なお本発明において、予め定める下降距離
は、たとえば1.5μm〜2000μmの範囲内であ
り、このときの上昇距離は、1μm〜1999.5μm
の範囲内となる。また、予め定められた厚みは、使用す
る接着剤の粘性など様々な要因によって適宜決定される
が、たとえばマイクロレンズに接する液晶表示素子の一
方表面の面積の1/3程度に接着剤が拡がったときの接
着剤の厚みとしてもよく、具体的には20μm〜100
0μmの範囲内である。
【0012】
【作用】本発明に係る貼合わせ方法に従えば、液晶表示
素子に貼合わせるマイクロレンズを、下降を開始する開
始点から予め定める下降距離だけ下降させた後、この下
降距離よりも短い上昇距離だけ上昇させて前記開始点よ
りも下方の終点に変位させ、この終点を前記開始点とし
て再び同様にして昇降を行い、この昇降動作を繰り返し
て次第に下降させるので、マイクロレンズの下降の際に
接着剤中に取り込まれた空気が、マイクロレンズの上昇
によって解放され、接着剤中に気泡が形成されるのを防
ぐ。
【0013】また、接着剤の層の厚みが予め定められた
厚みになるときにマイクロレンズの昇降動作を停止さ
せ、マイクロレンズをその自重によって下降させるの
で、貼合わせの際の加圧力が液晶表示素子内に残留しな
い。
【0014】さらに、マイクロレンズの昇降動作とマイ
クロレンズの自重による下降とを組み合わせているの
で、貼合わせの最初のときからマイクロレンズを無負荷
の状態で貼合わせるよりも貼合わせにかかる時間が短
い。
【0015】他方、本発明に係る貼合わせ装置に従え
ば、第1支持手段によって支持される液晶表示素子に、
保持手段によって保持されるマイクロレンズを接着剤を
介して接着するに際して、マイクロレンズを保持した状
態で第2支持手段を制御手段によって、下降を開始する
開始点から予め定める下降距離だけ下降させた後、この
下降距離よりも短い上昇距離だけ上昇させて開始点より
も下方の終点に変位させ、この終点を前記開始点として
再び同様にして昇降を行い、この昇降動作を繰り返して
次第に下降させるので、マイクロレンズの下降の際に接
着剤中に取り込まれた空気が、マイクロレンズの上昇に
よって解放され、接着剤中に気泡が形成されるのを防
ぐ。
【0016】また、前記制御手段によって、接着剤の層
の厚みが予め定められた厚みになるときに、保持手段に
よって保持されるマイクロレンズの保持状態の解除させ
るので、以降はマイクロレンズが無負荷の状態で、すな
わちマイクロレンズの自重によって下降する。したがっ
て、液晶表示素子内への残留加圧力が緩和されるととも
に、貼合わせの最初のときからマイクロレンズを無負荷
の状態で貼合わせるよりも貼合わせにかかる時間が短
い。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である貼合わせ方
法を示すマイクロレンズ1および液晶表示素子2の断面
図である。図1(a)において、マイクロレンズ1は、
液晶表示素子2の一方の基板2aの表面に対向するよう
に図示しない保持手段によって、液晶表示素子2の上方
にて保持され、マイクロレンズ1の前記基板2aに臨む
表面1aには、紫外線硬化型接着剤3aが1滴塗布され
ている。この接着剤3aには、接着剤の層の厚みを均一
化するためのスペーサ4、たとえば真球形のプラスティ
ックスペーサが予め混入されている。紫外線硬化型接着
剤3aとしては、日本ロックタイト社製の速硬化型LX
1347、NORLAND社製のNOA−61、THR
EE BOND社製のAVR−100などが例示され
る。
【0018】マイクロレンズ1の製造法としては、イオ
ン交換法(Appl.Optics,21(6),p1
052(1982))、膨潤法(「プラスティックマイ
クロレンズの新しい作成法」第24回微小光学研究
会)、熱だれ法(Appl.Optics,27,p1
281(1988))、蒸着法(特開昭55−1358
08号公報)、熱転写法(特開昭61−64158号公
報)、機械加工法などが例示される。
【0019】また、液晶表示素子2は、ホウケイ酸ガラ
スからなる一対の基板2a,2bと、この基板2a,2
b間に介在する表示媒体としての液晶層5とから基本的
に構成されており、図示しない支持手段によって固定さ
れている。前記基板2a,2bの間には、環状のシール
材6が介在され、基板2a,2b間の空間には液晶が注
入され、液晶層5が形成される。一方の基板2bの液晶
層5に接する表面には、図示しない画素電極、スイッチ
ング素子、バス配線などが形成されている。液晶表示素
子2の前記基板2aのマイクロレンズ1に臨む表面に
は、前記紫外線硬化型接着剤3aと同じくスペーサ4が
混入された接着剤3bが局所的(図1においてはほぼ中
央部)に塗布されている。
【0020】図1(a)において、図示しない下降手段
によって、マイクロレンズ1は、定位置から矢符A1方
向に100μm下降し、瞬時にこの位置から矢符A2方
向に50μm上昇するという昇降動作を1秒にて行い、
この昇降動作を繰り返して次第に下降する。マイクロレ
ンズ1の下降によって、両接着剤3a,3bが互いに接
し、前記基板2aの表面に接する接着剤3の面積が次第
に拡大する。この時、マイクロレンズ1の下降によっ
て、接着剤3中に空気が取り込まれて一時的に気泡が形
成されるが、マイクロレンズ1の上昇によって取り込ま
れた空気が解放され、接着剤3中に気泡が形成されるの
を防ぐ。
【0021】次に、図1(b)に示されるように、マイ
クロレンズ1と前記基板2aとの間隙、すなわち接着剤
3の層の厚みDが500μmになったときに、マイクロ
レンズ1の保持状態を解除して、マイクロレンズ1の自
重によって下降させる。このようにして、図1(c)に
示されるように、接着剤3の層の厚みDが、ほぼスペー
サ4の粒径(20μm程度)にほぼ等しくなるまでマイ
クロレンズ1を下降させる。その後、接着剤3を紫外線
硬化させて液晶表示板7を得る。
【0022】したがって本実施例によれば、接着剤3の
層の厚みDが500μmになったときからマイクロレン
ズ1をその自重によって下降させるので、貼合わせの際
の加圧力が液晶表示素子2内に残留せず、接着剤3の硬
化後のセルギャップが均一となり、画像品位の低下が防
止され、生産性および信頼性を損なうことがない。
【0023】図2は、本発明の一実施例である貼合わせ
装置20を簡略化して示す側面図である。貼合わせ装置
20は、基本的にインデックステーブル21上に図示し
ない供給手段によって供給された液晶表示素子2を支持
する第1支持手段22と、前記インデックステーブル2
1上の液晶表示素子2に前記接着剤3によって接着され
るべきマイクロレンズ1を吸引して保持する保持手段2
3と、保持手段23を前記液晶表示素子2に近接/離反
する方向、すなわち矢符B1,B2方向および矢符C
1,C2方向に変位駆動する第2支持手段24と、後述
の制御手段10とを含む。
【0024】前記第2支持手段24は、基台25に取り
付けられるサーボモータ26の動力をプーリ27、タイ
ミングベルト28およびプーリ29を介してねじ棒30
に伝達し、このねじ棒30に螺合する昇降体31を前記
ねじ棒30の回転方向に応じて後述するように矢符C
1,C2方向に上下動させる。前記昇降体31は、ブラ
ケット32によって逆L字状の支持部材33に固定さ
れ、この支持部材33は、複数のローラなどによって構
成される鉛直案内手段34によって、前記基台25の一
側部から垂直に立ち上がる側壁35に、矢符C1,C2
方向に昇降変位自在に連結される。
【0025】前記支持部材33のリブ36には、サーボ
モータ37によって駆動されるプーリ38が軸支され、
このプーリ38に巻きかけられるベルト39を介して、
前記支持部材33に取り付けられたアーム40の基端部
に連結されるもう一つのプーリ41に動力を伝達するよ
うに構成されている。前記アーム40の遊端部には、吸
着パッド42を備える前記保持手段23が設けられる。
【0026】前記吸着パッド42には、吸引源43から
の吸引力が導かれて、前述したようにマイクロレンズ1
を真空吸着して保持することができるように構成されて
いる。アーム40は、図2の実線で示されるように、イ
ンデックステーブル21側にほぼ水平に延びた状態と、
矢符B2方向に角変位駆動して仮想線40aで示される
状態とにわたって反転駆動される。
【0027】図3は、図2に示される貼合わせ装置20
の電気的構成を示すブロック図である。貼合わせ装置2
0は、たとえばマイクロプロセッサなどで実現される中
央演算処理装置(CPU)11を備えており、このCP
U11には、貼合わせ装置20の各種動作を制御するプ
ログラムが記憶されたリードオンリメモリ(ROM)1
2と、前記サーボモータ26の回転駆動などを制御する
データを入力するための入力手段13と、この入力手段
13から入力されたデータを一時的に記憶するためのラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)14と、このRAM1
4に記憶されたデータなどを表示するためのたとえば液
晶ディスプレイなどで実現される表示手段15と、前記
各サーボモータ26,37と、吸引源43とが接続され
る。前記制御手段10は、CPU11と、ROM12
と、ランダムRAM14とから構成される。
【0028】図4は、図2に示される貼合わせ装置20
の動作を示すフローチャートである。まず、図2のアー
ム20の仮想線40aで示される状態にて、保持手段2
3上に接着剤3aが塗布された表面を上にしてマイクロ
レンズ1を吸着保持させる。次に、ROM12に記憶さ
れたプログラムに従ってサーボモータ37が駆動するこ
とによって、アーム20は矢符B1方向に角変位駆動し
て、マイクロレンズ1が昇降を開始する定位置に位置す
るように、インデックステーブル21側にほぼ水平に延
びた状態となる。なおこのとき、インデックステーブル
21上には、接着剤3bが塗布された液晶表示素子2
が、マイクロレンズ1の垂下に配置されている。
【0029】ステップa1では、予めRAM14に記憶
された下降距離(たとえば100μm)および上昇距離
(たとえば50μm)に関するデータに基づいて、CP
U11がサーボモータ26の回転駆動を制御して、矢符
C1,C2方向への第2支持手段24の昇降を順次繰り
返すことによって、保持手段23に保持されたマイクロ
レンズ1を次第に矢符C2方向に下降させる。
【0030】ステップa2では、予めRAM14に記憶
された接着剤の層の膜厚(たとえば500μm)から逆
算されるマイクロレンズ1が変位すべき距離を下降した
か否かが判断され、そうでなければステップa1へ戻
り、そうであればステップa3へ移行する。
【0031】ステップa3では、ROM12に記憶され
たプログラムに従ってサーボモータ26の回転駆動を停
止させることによって、マイクロレンズ1の下降を停止
させる。
【0032】ステップa4では、同じくROM12に記
憶されたプログラムに従って、吸引源43の吸引動作を
停止させ、吸着パッド42に真空吸着されたマイクロレ
ンズ1の保持状態を解除する。このようにして、マイク
ロレンズ1は、接着剤3の層の厚みが接着剤3中に混入
されたスペーサ4の厚み(約20μm)程度になるま
で、マイクロレンズ1の自重によって下降する。
【0033】図5は、貼合わせ装置20を含む液晶表示
板7の製造装置50を簡略化して示す平面図であり、図
6は、液晶表示板7の製造工程を示す工程図である。
【0034】鉛直な回転軸線51回りに90°毎に間欠
的に矢符F方向に回転駆動する前記インデックステーブ
ル21は、90°毎に振り分けられた4つの停止位置P
1,P2,P3,P4を有し、第1位置P1には、供給
手段52によってマイクロレンズ1が貼合わせられてい
ない液晶表示素子2が供給される。この供給手段52
は、図示しないトレイ上に載置された液晶表示素子2
を、たとえば4つの吸着パッドによって真空吸着し、矢
符E1,E2方向に走行駆動する走行体53を有し、イ
ンデックステーブル21の間欠的な回転動作に同期し
て、液晶表示素子2を供給するように構成されている。
【0035】図6の第1工程n1にて、トレイ上に載置
された液晶表示素子2を真空吸着し、矢符E1方向へ搬
送する。第2工程n2では、インデックステーブル21
に液晶表示素子2を供給する前に、接着剤3を液晶表示
素子2に塗布する。
【0036】このように供給手段52によってインデッ
クステーブル21の第1位置P1に供給された液晶表示
素子2は、インデックステーブル21の矢符F方向への
回転によって第2位置P2に配置される。
【0037】第3工程n3では、マイクロレンズ1は矢
符G1,G2に走行駆動する走行体54上に載置され、
第4工程n4では、マイクロレンズ1上に接着剤3が塗
布されて、供給手段55によって貼合わせ装置20の保
持手段23にマイクロレンズ1が保持される位置まで搬
送される。
【0038】第5工程n5では、貼合わせ装置20のア
ーム40によって、マイクロレンズ1を第2位置P2に
配置された液晶表示素子2の直上に角変位させ、第2支
持手段24を前述のようにして昇降駆動させる。
【0039】第6工程n6では、マイクロレンズ1が予
め定められた位置に下降した際に、第2支持手段24を
前述のようにして停止させ、第7工程n7では、吸着パ
ッド42に真空吸着されたマイクロレンズ1の保持状態
を解除する。第8工程n8では、保持状態が解除された
マイクロレンズ1が自重によって降下して、マイクロレ
ンズ1が液晶表示素子2に貼合わされた状態となる。
【0040】第9工程n9では、インデックステーブル
21の矢符F方向への回転によって、マイクロレンズ1
が液晶表示素子2に貼合わされた状態で第3位置P3に
供給され、図示しない位置合わせ手段によってマイクロ
レンズ1の位置合わせが行われる。最後に第10工程n
10では、光源55から照射される紫外線を約10秒照
射することによって、マイクロレンズ1と液晶表示素子
2との間に介在する接着剤3を硬化させ、マイクロレン
ズ1と液晶表示素子2とを接合して、液晶表示板7を形
成する。その後、インデックステーブル21の矢符F方
向への回転によって、液晶表示板7は第4位置P4に供
給され、矢符G1,G2に走行駆動する走行体56上に
載置されて、搬出手段57によって良品と不良品とに仕
分けされて搬出される。
【0041】本発明において、マイクロレンズ1にはカ
ラーフィルタが形成されていてもよく、たとえば図7に
示されるように、液晶表示素子2の各画素に対応した赤
(R)、緑(G)および青(B)の三原色からなる矩形
状のカラーフィルタ8が、前記マイクロレンズ1の表面
1aに個別に形成されていてもよく、紫外線を約15秒
照射する以外は前述と同様の操作を行うことによって、
液晶表示板9を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明に係る貼合わせ方法
または貼合わせ装置によれば、液晶表示素子とマイクロ
レンズとを貼合わせる際に、気泡の混入およびセルギャ
ップの不均一化を防止することができるので、生産性、
信頼性を向上させるとともに、画像品位の低下を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である貼合わせ方法を示すマ
イクロレンズ1および液晶表示素子2の断面図である。
【図2】本発明の一実施例である貼合わせ装置20を簡
略化して示す側面図である。
【図3】貼合わせ装置20の電気的構成を示すブロック
図である。
【図4】貼合わせ装置20の動作を示すフローチャート
である。
【図5】貼合わせ装置20を含む液晶表示板7の製造装
置50を簡略化して示す平面図である。
【図6】液晶表示板7の製造工程を示す工程図である。
【図7】カラーフィルタ8を有する液晶表示板9の断面
図である。
【符号の説明】
1 マイクロレンズ1 2 液晶表示素子 2a 一方表面 3 接着剤 10 制御手段 22 基台(第1支持手段) 23 保持手段 24 第2支持手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示素子とマイクロレンズとを接着
    剤を介在させて貼合わせる貼合わせ方法において、 前記マイクロレンズを、下降を開始する開始点から予め
    定める下降距離だけ下降させた後、この下降距離よりも
    短い上昇距離だけ上昇させて前記開始点よりも下方の終
    点に変位させる昇降動作を繰り返して下降させ、 前記液晶表示素子とマイクロレンズとの間に介在する前
    記接着剤の層の厚みが予め定められた厚みになるときに
    前記昇降動作を停止させ、前記マイクロレンズをその自
    重によって下降させることを特徴とするマイクロレンズ
    の貼合わせ方法。
  2. 【請求項2】 液晶表示素子を支持する第1支持手段
    と、 前記液晶表示素子の一方表面に塗布される接着剤によっ
    て接着されるべきマイクロレンズを保持する保持手段
    と、 前記保持手段を、前記第1支持手段によって支持された
    液晶表示素子に近接/離反する方向に変位駆動する第2
    支持手段と、 前記第2支持手段を、マイクロレンズが下降を開始する
    開始点から予め定める下降距離だけ下降させた後、この
    下降距離よりも短い上昇距離だけ上昇させて前記開始点
    よりも下方の終点に変位させる昇降動作を繰り返して下
    降させ、かつ前記マイクロレンズの保持およびその保持
    状態の解除を行うように前記保持手段を制御する制御手
    段とを含むことを特徴とするマイクロレンズの貼合わせ
    装置。
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