JPH0616673U - 航空機格納庫の大扉 - Google Patents

航空機格納庫の大扉

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JPH0616673U
JPH0616673U JP5908092U JP5908092U JPH0616673U JP H0616673 U JPH0616673 U JP H0616673U JP 5908092 U JP5908092 U JP 5908092U JP 5908092 U JP5908092 U JP 5908092U JP H0616673 U JPH0616673 U JP H0616673U
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door
large door
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rail
building
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和之 秋元
孝之 里見
正史 森本
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 大扉の旋回スペースを合理的に最小化し、開
閉に要する駆動手段を必要最小限にとどめ、併せて工期
の大巾短縮を図らんとするものである。 【構成】 大扉を狭巾の扉体にて形成するとともに、各
扉体の少くとも上下部をヒンジ手段にて夫々連結させ、
下部ヒンジ手段16の軸端に、前記レール15上を走行
し、かつ、軸19の中心軸線が通る中心点をもつ車輪2
3を軸支したブロック構造体を水平旋回可能に軸着せし
め、前記車輪のうち、所要の車輪を駆動構造とし、一
方、前記上部ヒンジ手段の軸端に、前記ガイドレールに
ガイドされるガイドローラを設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、開成収容時の旋回スペースを最小化させた航空機格納庫の大扉の改 善に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】
従来の航空機格納庫は、建屋の正面に設けた航空機の出入口に、上辺が建屋に 架設したガイドレールにそって案内され、下辺が床面に敷設したレール上を自走 する引戸式の大扉を開閉可能に設けたものである。この種の格納庫においては、 建屋に設けた出入口の左右側に、少くとも、大扉の幅をもつ戸袋を形成する必要 があることから、出入口が圧迫されるという不都合があり、その分建屋も大型化 せざるを得ない。また、各大扉毎にレールを付設しなければならずきわめて不経 済であった。
【0003】 このような課題を解決するため、実開昭63−46579号公報で示されるよ うな航空機格納庫が提案されている。この航空機格納庫は、左右に区分された複 数枚の大扉には夫々各別のガイドレールとレールが割り当てられ、この各ガイド レールとレールは、出入口の間口方向に敷設された部分と、上記左右の戸袋の側 壁にそった部分とを曲線部を介して夫々連結したものによって構成されるととも に、上記各曲線部の曲率半径を内方の曲線部から外方の曲線部に至るに従い小さ く形成せしめ、一方、上記各大扉は、中央の狭巾の小扉と、これの左右に回動可 能に連結した比較的広巾の中扉の3枚構造によって構成せしめ、上記小扉に開閉 駆動手段を設けたものである。 この航空機格納庫の大扉構造によれば、戸袋を建屋の両側内部に設けることか ら出入口を圧迫するという課題の解決に至っていない。即ち、大扉を構成する幅 の狭い小扉に車輪を2個とりつけ、2枚の幅の広い中扉に車輪を1個とする構成 では、回転半径を最小化することができず、格納庫の有効スペースを狭めること はできない。また、小扉の両側に中扉を連結する形式であって、連結部に中扉の 自重を負担させる機構となっており、ヒンジ方式が複雑であるという課題が依然 として残されている。
【0004】 一方、大扉を狭巾の短冊状大扉に形成し、これらを並列連結することにより旋 回スペースを著しく減少させることが考えられる。このことに対しては技術分野 は異るが、例えば、図11で示すような実開昭60−57686号公報の巻込式 可撓扉がある。この開示技術では、比較的軽量,小型の家具用の扉や間仕切など に使用して好適ではあるが、これらに使用されるスパイラル発条構造の可撓金具 1による扉片2の連結、各扉片2の上下辺中央に設けたガイド金具構造3では、 航空機格納庫用の大扉のような重量の大きな扉には対応できない。 また、大扉を短冊状の狭巾とし、各大扉の上下辺中央部にガイドローラ,駆動 、または、従動車輪を設けることにより、屈曲部のレール曲率半径を小さくする ことは可能であるが、直線レール部における各大扉が不安定、つまり、各大扉が 車輪軸を中心として回動し、扉全体の揺動が大きく、騒音が発生するばかりでな く扉の円滑な開閉作業に支障をきたすという不都合が予測される。
【0005】 更に、大扉の格納時における旋回スペースの縮小化として、本件出願人から、 大扉4の下辺2個所に、レール5上を走行する車輪6を軸架したブロック構造体 7を旋回可能に軸支し、何れか一方、または、双方の車輪6を駆動構造とした図 12に示すような航空機格納庫の大扉が提案されている。(実願平4−4718 9号参照)
【0006】 この技術によれば、従来技術に比べて大扉の旋回スペースの縮小化は図れるが 、なおかつ不十分であった。また、この技術内容で各大扉の巾を小さくして旋回 スペースの最小化を達成しようとすると、大扉の狭巾化に伴い逆に大扉の数が増 加する。そして、各大扉に2個のブロック構造体を要することから、その総数は 多くなりきわめて不経済である。 また、この大扉一枚の巾が大きいため、工場内での製産性が悪く、輸送も困難 であることから、大扉を分解して工場製作しこれを現場に運搬して地組立てしな ければならず、従って工期がかかるなど経済的な課題が残されている。
【0007】 本考案の目的は、大扉の旋回スペースを合理的に最小化し、開閉に要する駆動 手段を必要最小限にとどめ、併せて工期の大巾短縮を図らんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
従来技術の課題を解決する本考案の構成は、建屋妻壁部に形成した航空機の出 入口を、上辺が建屋に架設したガイドレールにそって案内され、下辺が床面に敷 設したレール上を自走する大扉を左右に開閉し、大扉を建屋の側面にそって移動 ,格納するようにした航空機格納庫の大扉において、前記大扉を狭巾の扉体にて 形成するとともに、各扉体の少くとも上下部をヒンジ手段にて夫々連結させ、下 部ヒンジ手段の軸端に、前記レール上を走行し、かつ、軸の中心軸線が通る中心 点をもつ車輪を軸支したブロック構造体を水平旋回可能に軸着せしめ、前記車輪 のうち、所要の車輪を駆動構造とし、一方、前記上部ヒンジ手段の軸端に、前記 ガイドレールにガイドされるガイドローラを設けたものである。
【0009】
【作用】
狭巾の大扉は、左右のヒンジ手段の軸に設けたブロックの構造体の車輪とガイ ドローラとによって支持され、揺動することのない安定した開閉がなしうる。ま た、出入口を開成するに当り、レール上を自走する大扉が格納部に至るレール円 曲部に進入すると、車輪を軸支したブロック構造体が大扉に対して旋回し、曲率 半径の小さい旋回作用で大扉を旋回格納することができる。
【0010】
【実施例】
次に、図面について本考案実施例の詳細を説明する。 図1は航空機格納庫の正面図、図2は大扉部分の平面図、図3はブロック構造 体の駆動車輪部の一部切欠正面図、図4は駆動車輪部の一部切欠側面図、図5は ブロック構造体の従動車輪部の正面図、図6は従動車輪部の一部切欠側面図、図 7は下部ヒンジ手段部の平面図、図8は中間ヒンジ手段部の平面図、図9は上部 ヒンジ手段部の一部切欠側面図、図10は扉体の旋回動作を示す要部の平面図で ある。
【0011】 11は航空機格納庫を構成する建屋であって、該建屋11の正面妻壁部11a には広巾の航空機の出入口12が形成されている。この出入口12は、多数の狭 巾の扉体13によって図2に示すように、左右に開閉されるように構成してある 左右各群の扉体13が、建屋11の左右側壁の外側面にそって格納される。また 、前記扉体13の下辺は、床面14に敷設したレール15上を自走するように構 成してある。 図3〜図9に示すように、相隣れる各扉体13の上下部、および、中間の突き 合わせ辺は、互いに噛合するヒンジ金具16,17,18と垂直姿勢の軸19, 20,21とによってヒンジされており、図10で示すように建屋11の前面隅 面部に形成された面取り部11bに対応するレール15の円曲部15aを進行す るときに、ヒンジ手段により屈折しうるようにしてある。
【0012】 図3,図4について説明すると、下部ヒンジ金具16の軸19の下端には、一 方の扉体13の下端角隅部に形成した切欠き凹所22に介設され、かつ、前記レ ール15上に乗載される駆動車輪23を転動可能に軸支したブロック構造体24 の一側が水平旋回可能に軸着されている。そして、前記軸19の中心軸線が前記 駆動車輪23の中心点を通るように構成したものである。また、前記ブロック構 造体24には減速機付きのモータ25が設けてあり、チエンなどの伝動機構26 を介して前記駆動車輪23が駆動されるようにしてある。
【0013】 次に、図5,図6について説明すると、前記下部ヒンジ金具16の軸16の下 端に、互いに連結される扉体13の下端角隅部に突き合わせ状に形成された切欠 き凹所27間に介設され、かつ、前記レール15上に乗載される従動車輪28を 転動可能に軸支したブロック構造体29を旋回可能に軸着したものである。ちな みに、駆動車輪23をもつブロック構造体24と、従動車輪28をもつブロック 構造体29の付設割合は、例えば、1:3程度が望ましい。図7はヒンジ金具1 6部の平面を示し、図中30は蛇腹構造のシール部材で、外部からの雨水,風な どの侵入を防止する。また、図8は中間部のヒンジ金具18と軸21の構造を示 している。
【0014】 図9について説明すると、前記ヒンジ金具17の軸20を上方に延設し、これ の外周にベアリング31を介して縦長のガイドローラ32を回動可能に被着した もので、該ガイドローラ32は、前記建屋11の出入口12上辺に架設された平 行2条のガイドレール33間に介入され、ガイドローラ32がガイドレール33 に接触転動しながら各扉体13が円滑に開閉しうるように構成されている。また 、前記軸20の中心軸線は、前記下部ヒンジ金具16の軸19の中心軸線と一致 、または、略一致させる。 このように、全ての扉体13の両辺下部には、駆動車輪23をもつブロック構 造体24、または、従動車輪28をもつブロック構造体29が、また、扉体13 の両辺上部にはガイドローラ32が存在することになる。
【0015】
【作用の説明】
図10で示すように、レール15の円曲部15aに駆動車輪23、または、従 動車輪28が進入すると、これら車輪23,28は円曲部15aの切線方向にそ って移動するが、扉体13はブロック構造体24,29に対して軸16を介して 旋回する。このとき、ブロック構造体24,29は扉体13の板面から外側方に 突出しながら進行する。出入口12を開成、または、閉成するときの大扉13の 旋回軌跡は全く同一である。
【0016】
【考案の効果】
上述のように本考案の構成によれば、次のような効果が得られる。 (a)狭巾の扉体をヒンジ手段にて多数並列連結するとともに、各扉体を、これ の両側下部のヒンジ手段の軸に駆動車輪,従動車輪にて支持するとともに、両側 上部のヒンジ手段の軸にガイドローラーを設けたので、扉体の旋回スペースの最 小化が合理的に図れ、かつ、各扉体の安定化を図り円滑な開閉がなしうる。 (b)従来の大扉構造に比べ駆動部が大巾に削減でき、構造の簡略化と大巾なコ ストダウンが図れる。 (c)扉体の工場生産,現場搬入の簡易化が可能となり、工期の短縮が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】航空機格納庫の正面図である。
【図2】大扉部分の平面図である。
【図3】ブロック構造の駆動車輪部の一部切欠正面図で
ある。
【図4】駆動車輪部の一部切欠側面図である。
【図5】ブロック構造の従動車輪部の正面図である。
【図6】従動車輪部の一部切欠側面図である。
【図7】下部ヒンジ手段部の平面図である。
【図8】中間ヒンジ手段部の平面図である。
【図9】上部ヒンジ手段部の一部切欠側面図である。
【図10】扉体の旋回動作を示す要部の平面図である。
【図11】従来技術の扉片の要部斜視図である。
【図12】先行技術の大扉の旋回動作を示す要部の平面
図である。
【符号の説明】
11 建屋 11a 正面妻壁部 11b 面取り部 12 出入口 13 扉体 15 レール 16 ヒンジ金具 17 ヒンジ金具 19 垂直姿勢の軸 20 垂直姿勢の軸 22 切欠き凹所 23 駆動車輪 24 ブロック構造体 25 モーター 26 伝動機構 27 切欠き凹所 28 従動車輪 29 ブロック構造体 32 ガイドローラ 33 ガイドレール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋妻壁部に形成した航空機の出入口
    を、上辺が建屋に架設したガイドレールにそって案内さ
    れ、下辺が床面に敷設したレール上を自走する大扉を左
    右に開閉し、大扉を建屋の側面にそって移動,格納する
    ようにした航空機格納庫の大扉において、前記大扉を狭
    巾の扉体にて形成するとともに、各扉体の少くとも上下
    部をヒンジ手段にて夫々連結させ、下部ヒンジ手段の軸
    端に、前記レール上を走行し、かつ、軸の中心軸線が通
    る中心点をもつ車輪を軸支したブロック構造体を水平旋
    回可能に軸着せしめ、前記車輪のうち、所要の車輪を駆
    動構造とし、一方、前記上部ヒンジ手段の軸端に、前記
    ガイドレールにガイドされるガイドローラを設けたこと
    を特徴とする航空機格納庫の大扉。
JP1992059080U 1992-07-30 1992-07-30 航空機格納庫の大扉 Expired - Lifetime JP2534776Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53142770U (ja) * 1977-04-15 1978-11-10
JPS5718548U (ja) * 1980-07-04 1982-01-30
JPS589965U (ja) * 1981-07-15 1983-01-22 株式会社日立製作所 燃料噴射ポンプの圧縮力伝達構造

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