JPH0616577U - パイプてすり用継手 - Google Patents

パイプてすり用継手

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JPH0616577U
JPH0616577U JP5575692U JP5575692U JPH0616577U JP H0616577 U JPH0616577 U JP H0616577U JP 5575692 U JP5575692 U JP 5575692U JP 5575692 U JP5575692 U JP 5575692U JP H0616577 U JPH0616577 U JP H0616577U
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JP
Japan
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joint
pipe member
pipe
margin portion
joined
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Application number
JP5575692U
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English (en)
Inventor
チュン シアン ホアン
Original Assignee
チュン シアン ホアン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接合端縁にパイプ部材と挿嵌接合可能な重ね
代部を形成して、パイプ部材を容易に継手に挿嵌接合で
きるようにし、てすりの取付けを迅速に行って作業時間
を短縮し、研削作業を省くことができると共に、取り付
けたてすりが変形しないようにする。 【構成】 継手10のパイプ部材40と接合する接合端
縁11に所定長さの段付き重ね代部12を形成して、該
重ね代部12に上記パイプ部材40を挿嵌接合した後、
該パイプ部材40と接合端縁11との接合継目が平滑な
外周面を呈するように構成していることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はパイプてすり用継手、詳しくは組立作業を簡単化して、作業時間を短 縮することができるパイプてすり用継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパイプてすりの接合方式には、図7に示すように、まず、パイプ部材1 00の両端を所定長さに屈曲させて柱部110とし、しかる後、該パイプ部材1 00の屈曲した柱部110間に側面視が同一面になるように所定長さの複数のパ イプてすり子部材200を所定間隔に図示のように溶接した後現場に運んで取り 付けるように成されていた、このようにして製作されたてすりは、パイプ部材1 00の屈曲個所内側が皺ばむことから外観が良くなく、かつ予め工場で製作して から現場に運んで取り付けるので運搬が大変な上に、外観をよくするためにパイ プ部材100とてすり子部材200との溶接個所のビードを平滑に研削しなけれ ばならない等の煩雑な問題点がある。又、他の方法として図8、9、10に示す 継手300、T継手400、及びめくら蓋500を使用して、図11、12、1 3に示すように、両パイプ部材600の端部を所定の角度をもった継手300の 両端300aに溶接固定し、その後この溶接ビードを削り取って溶接跡が残らな いように仕上げ、また、T継手400やめくら蓋500も継手300と同様に、 それぞれの端部400a、500aにパイプ部材600を溶接固定し、継目にで きたビードを研削して溶接跡を消すようにする方式もある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このようにして形成されたてすりは、実際の組立作業においても下記のような 問題点がある。 即ち、上記各継手300、400やめくら蓋500とパイプ部材600との接 合は溶接によって行われるので、溶接に必要な色々の工具(チャック、電気溶接 機、回転テーブル)を用意しなければならず、若し溶接作業を現場で行う場合は 、溶接に必要な工具を現場に取り揃えなければならず、しかも現場は主として空 間の狭いバルコニーやテラス若しくは階段などで行われるので、極めて不便であ る。
【0004】 又、てすりにおける接合強度を向上させるためには、各接合部を全周溶接する 必要があり、そのために取付け作業における溶接作業に費やされる時間が多くな ると共に、溶接後、さらにビードを平滑に研削しなければならず、結果的には取 付け作業に要する時間が長引くことになる。 そのうえ溶接の高温により継手とパイプ部材が熱膨張や収縮現象を生じ、接合 個所が塑性変形しててすり全体が捩れたり曲がったりする恐れがある。
【0005】 本考案は前記問題点に鑑みて提案するもので継手とパイプ部材とを容易に接合 できる構成とすることで、てすりの取付け作業時間を短縮できながら、研削作業 を省くことができると共に、取付けたてすりが変形しないパイプてすり用継手を 提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的達成のため、継手10のパイプ部材40と接合する接合端縁 11に、該接合端縁11から外方へ突出させた段付き重ね代部12を形成し、該 重ね代部12に上記パイプ部材40を挿嵌した後、該パイプ部材40と接合端縁 11との接合継目が平滑な外周面を呈するようにしていることを特徴とするもの である。
【0007】 この場合上記重ね代部12の外周面と上記接合端縁11との段差を、接合する パイプ部材40の肉厚に等しくさせていることが好ましい。 そして上記重ね代部12を上記接合端縁11から外方へ突出する部分を上記継 手10の外周面と同径に成型した後、切削加工により形成することが望ましい。 又、上記重ね代部12を上記接合端縁11に組み合わせて形成するようにして もよい。
【0008】 このときは、上記重ね代部12を上記接合端縁11の内周壁に嵌合させること が適切である。
【0009】
【作用】
前記構成に依り、パイプ部材と接合端縁との接合継目が平滑な外周面を呈する ようになるので、継手とパイプ部材との溶接や、その研削加工が不用となると共 に、全体のてすり取付け作業を迅速、容易に、かつ外観を良好に組立てることが できる。
【0010】
【実施例】
本考案のパイプてすり用継手を図面の実施例に基づいて説明する。 実施例は、図1、2及び図5、6に示すように、パイプ部材40の接合に用い られ、共通の接合構成をもつエルボL、T字T、及びめくら蓋M等の3つの形状 の継手10、10T、10Mで構成されている。
【0011】 継手10は、図1、2に示すようにパイプ部材40と接合する接合端縁11に 、該接合端縁11より外方へ突出させた所定長さの段付き状重ね代部12を形成 して、この重ね代部12の外周面と、前記接合端縁11との間に段差Sを設け、 該段差Sをパイプ部材40の管壁肉厚さと同等寸法と成し、該パイプ部材40の 内周面40aを重ね代部12の外周面12aに挿嵌したとき、前記パイプ部材4 0と接合端縁11の接合外周面が、図2のように共に平滑となるように一体化し た外観を呈する状態と成し、前記継手10とパイプ部材40とにおける重合部の 目立たない個所にリベットR、或いはねじ(図示略)等によりパイプ部材40と 重ね代部12とを固定して、前記パイプ部材40と継手10との自然離脱を防止 するように成している。
【0012】 又、図5、6は、本考案においてT字T、及びめくら蓋Mの継手10T、及び 10Mを用いる場合の実施様態であり、パイプ部材40を接合固定する様態は前 記エルボL型の継手10の場合と同様で、継手10T、及び10Mの接合端縁1 1に各々の重ね代部12を形成し、該重ね代部12にパイプ部材40を挿嵌接合 するのである。
【0013】 次に以上のように成された実施例の作用について説明する。 本実施例では、パイプ部材40を継手10の重ね代部12に挿嵌接合する場合 、パイプ部材40の肉厚が重ね代部12の段差Sと同等寸法に成されていること で、接合端縁11に段差を生じることがないと共に、溶接加工を施していないの で接合部外周面の研削を必要とせず、又溶接等の加熱によりパイプ部材40が塑 性変形する恐れが全くなく、しかも溶接や研削の時間が省略できることでパイプ てすりの製作時間を大幅に短縮できながら、該パイプてすりの外観を凹凸のない 良好な状態に成すことができる。
【0014】 更に、本実施例ではパイプ部材40と重ね代部12との重合部をリベットR等 で分離不能に固定しているので前記両者40、12が自然離脱するのを防止でき る。 又、パイプてすりの一部材を取り替える場合は、前記リベットR等を除去する だけで簡単に解体できるので部分的に部材を取り替える作業を容易に行える。
【0015】 その上溶接等を行わないので施工に要する工具器材が嵩張らず、狭い場所でも 容易に作業が行えると共に、前記工具器材の費用が小資ですみその分パイプてす りの製作コストを大幅に低減できる。 尚、本実施例における重ね代部12を、図3に示すように最初に継手10の外 周面と同形に成型した後、研削加工に依りパイプ部材40の肉厚さと同等寸法の 段差Sを有する重ね代外周面12aを形成するように成しても良い。
【0016】 又、図4に示すように重ね代部12を接合端縁11の内周面に環状の嵌合穴1 11を形成し、該嵌合穴111に別体のスリーブ30を、例えば圧入、スポット 溶着、ねじ止め等の固定手段(図示略)で嵌入固定するように成しても良い。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、パイプてすりの作業時間を短縮し、狭い場所で も作業が容易に行え、継手とパイプ部材との接合外周面を研削する等の煩雑な工 程を省略できながら外観美を阻害することもなく、さらに製作コストを安価にし て市場での営業競走を有利に展開することができる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における継手外観斜視図である。
【図2】本考案の実施例にパイプ部材を接合した側面図
である。
【図3】重ね代部の他の実施例を示す断面図である。
【図4】重ね代部の他の実施例を示す断面図である。
【図5】本考案のT字継手を用いた実施例の断面図であ
る。
【図6】本考案のめくら蓋継手を用いた実施例の断面図
である。
【図7】従来のパイプてすりを示した外観図である。
【図8】従来の各継手を示した断面図である。
【図9】従来の各継手を示した断面図である。
【図10】従来の各継手を示した断面図である。
【図11】従来の継手とパイプの接合状態を示した外観
図である。
【図12】従来の継手とパイプの接合状態を示した外観
図である。
【図13】従来のめくら蓋とパイプの接合状態を示した
外観図である。
【符号の説明】
10 継手 11 接合端縁 12 重ね代部 40 パイプ部材

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継手10のパイプ部材40と接合する接
    合端縁11に、該接合端縁11から外方へ突出させた段
    付き重ね代部12を形成し、該重ね代部12に上記パイ
    プ部材40を挿嵌した後、該パイプ部材40と接合端縁
    11との接合継目が平滑な外周面を呈するようにしてい
    ることを特徴とするパイプてすり用継手。
  2. 【請求項2】 上記重ね代部12の外周面と上記接合端
    縁11との段差を、接合するパイプ部材40の肉厚に等
    しくさせていることを特徴とする請求項1記載のパイプ
    てすり用継手。
  3. 【請求項3】 上記重ね代部12を上記接合端縁11か
    ら外方へ突出する部分を上記継手10の外周面と同径に
    成型した後、切削加工により形成するようにしているこ
    とを特徴とする請求項1記載のパイプてすり用継手。
  4. 【請求項4】 上記重ね代部12を上記接合端縁11に
    組み合わせて形成するようにしていることを特徴とする
    請求項1記載のパイプてすり用継手。
  5. 【請求項5】 上記重ね代部12を上記接合端縁11の
    内周壁に嵌合させるようにしていることを特徴とする請
    求項4記載のパイプてすり用継手。
JP5575692U 1992-08-07 1992-08-07 パイプてすり用継手 Pending JPH0616577U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5234523B2 (ja) * 1973-10-27 1977-09-03

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5234523B2 (ja) * 1973-10-27 1977-09-03

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