JPH0616533Y2 - チョコレート菓子 - Google Patents

チョコレート菓子

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JPH0616533Y2
JPH0616533Y2 JP1989097961U JP9796189U JPH0616533Y2 JP H0616533 Y2 JPH0616533 Y2 JP H0616533Y2 JP 1989097961 U JP1989097961 U JP 1989097961U JP 9796189 U JP9796189 U JP 9796189U JP H0616533 Y2 JPH0616533 Y2 JP H0616533Y2
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JP
Japan
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chocolate
pressure gas
candy
filled
confectionery
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JP1989097961U
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直樹 角
恵三 望月
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Meiji Seika Kaisha Ltd
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Meiji Seika Kaisha Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、チョコレート菓子に関する。
(従来の技術及びその課題) チョコレート製品は老若男女を問わず、菓子類において
極めて親しまれている菓子の一つであり、従来から多種
多様なチョコレート製品が開発市販されており、特に内
部にアーモンド等のナッツ類を封入した粒状チョコレー
ト菓子は、喫食者の遊び間隔と合致し、好評を博してい
る。
一方、高圧ガス封入キャンデーは通例微粒状乃至粗砕さ
れた不定形状のものであって、無害性ガス、例えば炭酸
ガス、窒素ガス等が高圧状態で且つ多数の気泡の状態で
封入されており、包装袋から取り出して口に含むと、そ
の溶解に伴い各気泡から次々と高圧ガスが急激に噴出し
て喫食者に可成りの弾け音感を与えるものであり、趣向
性に富むものとして好評を博している。
しかしながら、この高圧ガス封入キャンデー、特に微粒
状のキャンデーを喫食すると、口腔内において一時に破
裂してしまうことがあり、十分な弾け音感を味わうこと
なく終ってしまうという課題があった。
また、この高圧ガス封入キャンデーを継続して喫食する
と、高圧ガスの急激な噴出により口腔内に違和感が生じ
る場合があった。さらに、この高圧ガス封入キャンデー
の喫食に際して、包装袋から直接口腔内に入れようとす
ると、一回の喫食量が多くなって弾け音感が過剰となり
易く、従って一回の喫食量を適当になすために、通例一
旦手の中で受けた上で改めて口に含む形で喫食されてい
たが、これでも一回の喫食量を適切に定めることは煩わ
しいものであった。
そこで、本考案者等は、上記の粒状アーモンドチョコレ
ートの考えを基本着想とし、アーモンドの代わりに高圧
ガス封入キャンデー粗砕物をチョコレート体に封入した
チョコレート菓子を試作して喫食したところ、口腔内に
おいてチョコレート自身の風味を充分に味わうことが出
来ると共に高圧ガス封入キャンデー粗砕物が徐々に融解
して充分な弾け音感を味わうことができ、しかもチョコ
レート自身の風味により高圧ガス封入キャンデー喫食後
の違和感が無く、かつ高圧ガス封入キャンデーの一回の
喫食量を適切に定めることができたのである。
従って、本考案の基本的目的は、チョコレート自身の風
味を充分に味わうことができると共に、口腔内において
高圧ガス封入キャンデーが徐々に融解して充分な弾け音
感を味わうことができ、しかも高圧ガス封入キャンデー
喫食後の違和感を無からしめ、かつ商品価値を高めると
共に独特の食感を呈するチョコレート菓子を提供するこ
とにある。
また、本考案の副次的目的は高圧ガス封入キャンデーの
一回の喫食量を適切に定めることができるチョコレート
菓子を提供することにある。
(課題を解決し、目的を達成する手段及び作用) 本考案によれば、上記の目的はチョコレート体に高圧ガ
ス封入キャンデー粗砕物が包有されていることを特徴と
するチョコレート菓子により基本的に達成される。そし
て、本考案によるチョコレート菓子は、チョコレート体
を密閉状のチョコレート中空体として構成し、この中空
体の内部空間に高圧ガス封入キャンデー粗砕物を収容し
た状態のものとすることが好ましく、さらに、このチョ
コレート中空体の粒殻部分にも高圧ガス封入キャンデー
粗砕部が包有されているものも好ましい。
このように、中空体の内部空間に高圧ガス封入キャンデ
ー粗砕物を収容した状態のものは、振ると音がするので
興趣のあるものとなる。
本考案によるチョコレート菓子は、チョコレート体に高
圧ガス封入キャンデー粗砕物が包有されているので、こ
のチョコレート菓子を喫食すると、口腔内において先ず
チョコレート体の表層部が融解してチョコレートの風味
を味わうことができ、次いでチョコレート体に包有され
ていた高圧ガス封入キャンデー粗砕物もチョコレート体
の融解と共に徐々に融解するので充分な弾け音感を味わ
うことができ、しかもチョコレート体の風味により高圧
ガスの突発による口腔内違和感の発生を回避することが
できる。
本考案によるチョコレート菓子において高圧ガス封入キ
ャンデー粗砕物の一回の喫食量を適切に定めるために
は、チョコレート体への埋入量を調節したり、中空体の
内部空間への封入量を調節したり、又チョコレート菓子
の粒の寸法を調節したりして行うことができ、又喫食者
側としては口腔内に投入する粒数を適宜調節することに
より行うことができる。
尚、本考案によるチョコレート菓子の風味調整は、高圧
ガス封入キャンデーの調製に際して各種のエッセンス、
香料で味付けを行うことができ、また外観的にはチョコ
レート体をホワイトチョコレートで構成し、その表面を
着色料により各種の色に施色する等の方策を講じること
もできる。
(実施例等) 次に、本考案によるチョコレート菓子につき図面を参照
しながら詳細に説明し、又その製造例について具体的に
説明する。
第1図及び第2図は、本考案の第1実施例によるチョコ
レート菓子Aを示している。該チョコレート菓子Aは、
楕円形のボール状をした中実のチョコレート体1と、高
圧ガス封入キャンデー粗砕物2とから構成されている。
尚、高圧ガス封入キャンデー粗砕物2はチョコレート体
1内に均一に混入されており、チョコレート体1の表層
部に存在する高圧ガス封入キャンデー粗砕物は吸湿する
傾向があるので、その外面はチョコレート層により被覆
されている。
このように構成されるチョコレート菓子Aを喫食する
と、まず始めに口腔内においてチョコレート体1の表層
が溶け出すと共に、チョコレート体1に包有されていた
高圧ガス封入キャンデー粗砕物2もチョコレートの融解
と共に徐々に融解して、チョコレートの味覚及びキャン
デーの味覚と徐々に噴出する高圧ガスの弾け感とを楽し
むことができる。また従来において高圧ガス封入キャン
デー粗砕物のみを喫食した場合には、高圧ガスの急激な
噴出により口腔内に違和感の生じる場合があったが、本
考案のチョコレート菓子Aでは、チョコレートの風味に
よりマスキングされるので高圧ガスによる口腔内違和感
の発生は生じない。
第3図及び第4図は本考案の第2実施例によるチョコレ
ート菓子Bを示している。該チョコレート菓子Bは、上
記第1実施例のチョコレート体1を楕円形のボール状を
したチョコレート中空体3として構成し、その内部に1
回の喫食量に相当する量の高圧ガス封入キャンデー粗砕
物2を収容した点で前記第1実施例のチョコレート菓子
Aと相違している。このように構成されるチョコレート
菓子Bを喫食すると、上記第1実施例のチョコレート菓
子Aと同様に味わうことができると共に、1回の喫食量
に相当する高圧ガス封入キャンデー粗砕物2を喫食でき
るので、高圧ガス封入キャンデー粗砕物の弾け音感が過
剰となるのを有効に回避することができる。尚、喫食に
先立ち鈴のように振ったりして楽しむこともできる。
第5図及び第6図は、本考案の第3実施例によるチョコ
レート菓子Cを示している。該チョコレート菓子Cは、
チョコレート中空体3の粒殻部にも高圧ガス封入キャン
デー粗砕物2が混入せしめられている点で前記第2実施
例のチョコレート菓子Bと相違しているものである。
本考案のチョコレート菓子は、上述のように構成され、
喫食されるものであるが、前述の実施例に限定されるも
のではなく、本考案の基本的技術思想を逸脱しない範囲
で改良することができる。例えば、第1実施例のチョコ
レート菓子Aを楕円形のボール状としたが、その形状は
何等問われず、例えば板チョコ状とし、割り折りながら
喫食させるようにすることもできる。また、上記第2実
施例のチョコレート菓子Bにおいて、チョコレート中空
体3内に高圧ガス封入キャンデー粗砕物2を収容した
が、該高圧ガス封入キャンデー粗砕物2と共に、例えば
アーモンド、ピーナツ等のナッツ類の破砕物や、ウイス
キー、ブランデー等の酒類の粉状物等を収容して更に別
途の食感と呈味を有するチョコレート菓子とすることも
できる。
製造例1 a)高圧ガス封入キャンデー粗砕物の製造 本発明者等が開発した方法(特開平1−168241号
公報参照)により製造した。
すなわち、4糖類以上のオリゴ糖類を61.3重量%含有す
る澱粉分解物(水飴)を40部と、グラニュ糖30部と、乳
糖30部とからなるキャンデー原料100部に対して水40部
を加えて混合した。この混合物を品温150℃で煮詰めて
キャンデー生地を得た。このキャンデー生地を冷却固化
させた後にディスクミルにて解砕し、10メッシュJIS
標準篩で分別して、10メッシュを通過する粒度に整粒し
た。
該整粒キャンデーを内径10cmの筒型容器内に収容し、10
0kg/cm2の圧力にて押圧成型することにより成型キャン
デーを得た。
該成型キャンデーを内径12cmの加圧容器内に収容し該加
圧容器を密閉し、該加圧容器内に二酸化炭素ガスを導入
して内圧を50kg/cm2になした後に、該加圧容器の外壁部
ジャケット内に加熱蒸気を送入して120℃に加熱した。
次いで、加圧容器の外壁部ジャケット内に水を通し、上
記加圧容器内を上記の圧力条件に保持した状態で該容器
内のキャンデーが常温となる迄冷却した。その後に、加
圧容器内の二酸化炭素ガスによる加圧状態を解いて加圧
容器内から高圧二酸化炭素ガス封入キャンデーを取り出
して高圧ガス封入キャンデーを得た。
得られた高圧ガス封入キャンデー塊状物をディスクミル
にて解砕し、4メッシュ下乃至28メッシュ上の粒度のも
のを高圧ガス封入キャンデー粗砕物とした。
この粒度範囲設定は4メッシュ上の高圧ガス封入キャン
デー塊状物では、喫食したときに口腔内で違和感があ
り、また28メッシュ下の粒度であると喫食したときに口
腔内でキャンデーが弾ける快感が充分に得られないため
である。
b)チョコレート菓子の製造 カカオマス20重量部と、砂糖45重量部と、全脂粉乳20重
量部と、カカオ脂10重量部と、レシチン0.5重量部とを
常法により混合してチョコレート生地を製造した。該チ
ョコレート生地に前記高圧ガス封入キャンデー粗砕物を
混合して練り込み、しかる後、成形型に流し込み、冷却
後脱型してチョコレート菓子A(第1及び2図参照)を
製造した。
製造例2 製造例1で得たチョコレート生地を調温し、該調温した
チョコレート生地を上方に開口した半楕円形の凹部を有
する成形型に流し込んで冷却した後、該成形型を反転し
て成形型内の余剰チョコレート生地を流下せしめ、次い
で再び反転して冷却固化させて脱型し、これを繰り返し
て、開口部形状が一致する一対のチョコレート外殻を作
った。一方のチョコレート外殻内に4〜28メッシュに篩
分けした高圧ガス封入キャンデー粗砕物を装填した。次
に、熱風又は赤外線により上記の高圧ガス封入キャンデ
ー粗砕物を入れた一方のチョコレート外殻と他方のチョ
コレート外殻の開口部を部分融溶させてチョコレート外
殻同士を接合してチョコレート菓子B(第3及び4図参
照)を製造した。
製造例3 製造例1の高圧ガス封入キャンデー粗砕物が練り込まれ
たチョコレート生地を使用し且つ製造例2と同様の方法
でチョコレート菓子C(第5及び6図参照)を製造し
た。
(考案の効果) (1)本考案によるチョコレート菓子は、チョコレート体
に高圧ガス封入キャンデー粗砕物が包有されているの
で、このチョコレート菓子を喫食すると、口腔内におい
てチョコレート体が融解してチョコレートの風味を味わ
うことができると共に、チョコレート体に包有されてい
た高圧ガス封入キャンデー粗砕物もチョコレート体の融
解と共に徐々に融解して封入されていた高圧ガス気泡が
次々と壊れて心地良い弾け感を伴う食感と食味を味わう
ことができ、しかもチョコレートの風味によりマスキン
グされるので高圧ガスによる口腔内違和感の発生が防止
される。
(2)本考案によるチョコレート菓子においては、高圧ガ
ス封入キャンデー粗砕物がチョコレート中空体内に埋入
され、或はチョコレート中空体内に収容されており、従
って両者は、実際上一体的なものとなっているので、埋
入量や封入量を高圧ガス封入キャンデーの一回分の喫食
量を設定することができ、斯くて高圧ガス封入キャンデ
ー粗砕物の弾け音感が過剰となるのを有効に回避するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施例を示すものであり、第1図は本
考案の第1実施例を示す正面図、第2図は第1図のII−
II線断面図、第3図は本考案の第2実施例を示す横断面
図、第4図は第3図のIV−IV線断面図、第5図は本考案
の第3実施例を示す横断面図、第6図は第5図のVI−VI
線断面図である。 1……チョコレート体、2……高圧ガス封入キャンデー
粗砕物、3……チョコレート中空体、A,B,C……チ
ョコレート菓子。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉状のチョコレート中空体の内部空間
    に、高圧ガス封入キャンデー粗砕物が収容されているこ
    とを特徴とするチョコレート菓子。
  2. 【請求項2】チョコレート中空体にも高圧ガス封入キャ
    ンデー粗砕物が包有されている請求項(1)に記載チョ
    コレート菓子。
JP1989097961U 1989-08-24 1989-08-24 チョコレート菓子 Expired - Lifetime JPH0616533Y2 (ja)

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JPH0337887U JPH0337887U (ja) 1991-04-12
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JPH0335108Y2 (ja) * 1986-11-27 1991-07-25

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