JPH0616525U - パネル部材の連結構造 - Google Patents

パネル部材の連結構造

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JPH0616525U
JPH0616525U JP6611392U JP6611392U JPH0616525U JP H0616525 U JPH0616525 U JP H0616525U JP 6611392 U JP6611392 U JP 6611392U JP 6611392 U JP6611392 U JP 6611392U JP H0616525 U JPH0616525 U JP H0616525U
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JP6611392U
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English (en)
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琢洋 谷川
良平 酒井
順也 金子
克巳 岩井
康裕 白井
武志 織田
Original Assignee
株式会社イナックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浴室ユニット等の壁体構成用のセメント板を
連結するに当たって、タイルの配列及び貼着作業の簡単
化、パネルの面段差を有効になくすことができ、しかも
低コスト化を図ることのできるパネル部材の連結構造を
提供する。 【構成】 連結すべきセメント板2の両木端面5にそれ
ぞれ隣接する貫通穴1へ連通する開口7,8を夫々設け
て構成し、これら開口7,8間を渡して下向鉤部11及
び上向鉤部12を形成した接続金具9を係合して連結す
る。また、コーナ部分の連結にあたっても、コーナポス
ト22に対しても上記と同様な接続金具25を用いた
り、コーナポスト自体に鉤状部37,39を設けてセメ
ント板29,30の木端面32,33に係合させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パネル部材の連結構造に関し、例えば浴室ユニットの壁体パネルの 連結に利用される。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば浴室ユニットにおける壁体構成部材としては、タイルパネル、鋼 板パネル、発泡体を表裏両面側から金属薄板にてサンドイッチ状に挟んだ複合パ ネル、珪酸カルシウム板等の種々のものが用いられているが、これら種々のパネ ルはその製造工程が多く、またコスト的にも高くなるために、近時セメント系パ ネルが使用されている。 このセメント系パネルとは、セメント系素材から成形され、長手方向の内部貫 通穴を形成したものであり、例えば押出成形された素地を乾燥させてオートクレ ーブで養生した後に、周縁及び外表面を切断仕上げ加工したものである。 そして、かかるセメント系パネルの二枚を連結するには、二股状に形成された 一対の係合爪を備えた接続具を用いて、係合爪の夫々が連結すべきパネルの内部 貫通穴に係合する状態に嵌め込むことで行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記セメント系パネルは、乾燥時の収縮変形や切断仕上げ加工時のズ レ等が原因で、パネルの厚み方向に対する内部貫通穴の位置が一定しない。その ため、上記したパネルの連結構造では、係合爪の夫々を内部貫通穴の内面に係合 させて両パネルを接合するので、内部貫通穴の位置が異なるパネル同士を接合し たとき、パネル外表面を面一状態で接合できず変形する場合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る請求項1記載のパネル部材の連結構造は、パネル部材相互の連結 構造であって、連結すべきパネル部材の両木端面の夫々に形成された開口に、上 端側が下向鉤状になされ下端側が上向鉤状になされた接続金具が係合された構造 である。
【0005】 本考案に係る請求項2記載のパネル部材の連結構造は、パネル部材とコーナ部 材との連結構造であって、パネル部材の木端面及びコーナ部材に夫々開口が形成 され、該開口に上端側が下向鉤状になされ下端側が上向鉤状になされた接続金具 が係合された構造である。
【0006】 本考案に係る請求項3記載のパネル部材の連結構造は、二つのパネル部材とコ ーナ部材との連結構造であって、両パネル部材のコーナ部材に添設する木端面側 に夫々開口が形成され、一方のパネル部材に添設するコーナ部材面に上向鉤状部 が形成され、他方のパネル部材に添設するコーナ部材面に下向鉤状部が形成され 、前記夫々の開口に上向鉤状部及び下向鉤状部が係合された構造である。
【0007】
【作用】
パネル部材相互を連結して壁体とするときには、連結すべきパネル部材の開口 を渡して、上端側が下向鉤状になされ下端側が上向鉤状になされた接続金具を係 合するので、ビス締め等の作業が不要である。 また、このようなパネル部材がコーナ部分に当たるときでも、コーナ部材に形 成した開口とパネル部材の開口との間で接続金具を係合させて連結する。 さらに、コーナ部材自体に上向鉤状部及び下向鉤状部を形成して、前記接続金 具の機能も具有させることで、接続金具を用いないで連結を行うこともできる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係るパネル部材の連結構造の実施例について、図面を参照して 説明する。 図1は本考案に係るパネル部材の連結構造の一例を示す斜視図である。 図1におけるパネル部材は、長手方向に複数の貫通穴1が形成された中空構造 からなるセメント板2であって、例えば図5に示す浴室ユニット3の壁体4を構 成するものである。このセメント板2は押出成形で作られ、その大きさは例えば 、幅が400〜600mm程度、高さが2000〜2200mm程度である。 セメント板2の幅方向の木端面5の形状は、特に限定するものではないが、図 1における木端面5は長手方向に沿う溝部6が形成されている。 連結すべき一方のセメント板2の一側がわの木端面5の溝部6の上部箇所に、 該木端面5に隣接する貫通穴1に連通する方形状からなる開口7が穿設され、他 方のセメント板2の木端面5の上部箇所で前記開口7の穿設箇所よりもやや低い 箇所に貫通穴1に連通する方形状からなる開口8が形成されている。
【0009】 図1に示す接続金具9は、二つのセメント板2,2を連結するための金具であ って、バネ鋼からなる細板状体の基部10の上部と下部とを夫々反対方向に折り 曲げて下向鉤部11及び上向鉤部12が形成されている。下向鉤部11は、基部 10の上部を略90度の角度だけ折曲げた上側折曲片13と、この上側折曲片1 3からさらに下方に向けて折り曲げた舌片14とからなっている。 また、上向鉤部12は、基部10の下部を前記上側折曲片13とは反対方向に 折り曲げた下側折曲片15と、この下側折曲片15からさらに上方に向けて起立 せしめた起立片16とからなっている。ここで、接続金具9における下向鉤部1 1は、前記開口7から貫通穴1の中に装着され、開口7の下端に係合されるよう なっている。同様に、上向鉤部12は前記開口8から貫通穴1の中に装着され、 開口8の上端に係合されるようになっている。 なお、前記舌片14と起立片16の夫々を基部10側に若干湾曲状に構成した 接続金具17を用いると、バネ効果により係合がより強固になる(図2参照)。
【0010】 しかして、連結すべき一方のセメント板2の開口7に接続金具9,17の下向 鉤部11を係合せしめるとともに、この接続金具9,17の上向鉤部12に連結 すべき他方のセメント板2の開口8を上方から引っかけるようにして係合する。 そして、図5に示す浴室ユニット3を構築する場合には、上記したようなセメン ト板2からなる壁パネルの連結の他にセメント板2の下端部と床面との固定、乃 至天井パネルの連結を行う。 また、上記実施例では、セメント板2の木端面5の上部だけに開口7,8を設 け、これに接続金具9,17を係合させているが、このような開口7,8及び接 続金具9,17をセメント板2の中央部ないし下部にも設けることにより強固な 連結となる。
【0011】 図3はコーナ部分におけるパネル部材の連結構造を例示している。 コーナ部分を構成する一方のセメント板20の木端面21及び該木端面21に 添設されるコーナポスト22の添面に夫々開口23,24が形成されている。こ こで、開口24は開口23より上部位置に穿設されている。そして、これら開口 23,24間を渡して係合するように、上端側が下向鉤状になされ下端側が上向 鉤状になされた接続金具25が係合される。なお、図3においては、コーナ部分 の他方のセメント板26とコーナポスト22の連結にはネジ27によっているが 、勿論接続金具25による連結をすることもできる。
【0012】 図4も図3と同じくコーナ部分におけるパネル部材の連結構造を示し、この構 造は、接続金具を用いない例を示している。 図4において、コーナ部分を構成する両セメント板29,30のコーナポスト 31側の木端面32,33側に夫々開口34,35が形成されている。ここで、 開口35は開口34より上部位置に穿設されている。そして、一方のセメント板 29の木端面32に添設するコーナポスト31の添面36には、前記開口34と で係合される上向鉤状部37が形成され、他方のセメント板30に添設するコー ナポスト31の添面38には、前記開口35とで係合される下向鉤状部39が形 成されている。 しかして、セメント板30の開口35に、コーナポスト31の下向鉤状部39 を係止させ、セメント板29の開口34へコーナポスト31の上向鉤状部37を 上方から引っかけるようにして係合せしめて連結する。
【0013】 なお、上記実施例におけるパネル部材として、セメント板2,20,26,2 9,30を用いた場合を例示しているが、勿論フレーム、基板、タイルからなる タイルパネル等を用いることもできる。
【0014】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、接続金具ないし鉤状部を形成したコーナ 部材による嵌め込みなので、パネルの連結が簡単で、しかも低コストである。ま た、開口を精度よく穿設することによってパネルの面段差をなくすことができ、 パネル成形時のパネルの蛇行等の形状に仕上面精度に左右されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るパネル部材の連結構造の一例を示
す斜視図である。
【図2】本考案に係るパネル部材の連結構造に用いる接
続金具の変形例を示す斜視図である。
【図3】本考案に係るパネル部材の連結構造の他の例を
示す図面であって、コーナ部分の連結構造を示す斜視図
である
【図4】本考案に係るパネル部材の連結構造の他の例を
示す図面であって、コーナ部分の連結構造を示す斜視図
である
【図5】本考案に係るパネル部材の連結構造が適用され
る浴室ユニットを示す部分断面斜視図である。
【符号の説明】
1…貫通穴 2,20,26,29,30…セメント板 5,21,32,33…木端面 7,8,34,35…開口 9,17…接続金具 11…下向鉤部 12…上向鉤部 22,31…コーナポスト 25…接続金具 37…上向鉤状部 39…下向鉤状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岩井 克巳 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)考案者 白井 康裕 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)考案者 織田 武志 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル部材相互の連結構造であって、連
    結すべきパネル部材の両木端面の夫々に形成された開口
    に、上端側が下向鉤状になされ下端側が上向鉤状になさ
    れた接続金具が係合されたことを特徴とするパネル部材
    の連結構造。
  2. 【請求項2】 パネル部材とコーナ部材との連結構造で
    あって、パネル部材の木端面及びコーナ部材に夫々開口
    が形成され、該開口に上端側が下向鉤状になされ下端側
    が上向鉤状になされた接続命具が係合されたことを特徴
    とするパネル部材の連結構造。
  3. 【請求項3】 二つのパネル部材とコーナ部材との連結
    構造であって、両パネル部材のコーナ部材に添設する木
    端面側に夫々開口が形成され、一方のパネル部材に添設
    するコーナ部材面に上向鉤状部が形成され、他方のパネ
    ル部材に添設するコーナ部材面に下向鉤状部が形成さ
    れ、前記夫々の開口に上向鉤状部及び下向鉤状部が係合
    されたことを特徴とするパネル部材の連結構造。
JP6611392U 1992-08-08 1992-08-08 パネル部材の連結構造 Pending JPH0616525U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007291833A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Bridgestone Corp 壁内組施工用接合部品、壁内組施工用接合部品を用いたユニット式ルームの組立方法、及びユニット式ルーム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS647766U (ja) * 1987-07-02 1989-01-17
JP4108709B2 (ja) * 2003-12-26 2008-06-25 博司 辻 人工植物

Patent Citations (2)

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