JPH06165217A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH06165217A
JPH06165217A JP43A JP31481492A JPH06165217A JP H06165217 A JPH06165217 A JP H06165217A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 31481492 A JP31481492 A JP 31481492A JP H06165217 A JPH06165217 A JP H06165217A
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signal
circuit
frequency
color
recording
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JP43A
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Inventor
Yoshihiro Morioka
芳宏 森岡
Mutsuyuki Okayama
睦之 岡山
Masaaki Kobayashi
正明 小林
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の家庭用VTRよりも高SN比で広帯域
な色信号を記録再生するVTRを提供することを目的と
する。 【構成】 FM変調回路6で周波数変調した輝度信号
と、低域変換回路7で低域変換された搬送色信号を加算
回路8で加算し、得たカラー映像信号を磁気ヘッド対19,
20で磁気テープに記録し、復調回路10でベースバンド
の2つの色差信号(R−Y)および(B−Y)に復調さ
れた信号を、プリフィルタ回路11に入力し、いわゆ
る、折り返し歪を除去した線順次信号に変換し、さらに
時間軸伸張圧縮回路12で時間軸を伸張、圧縮した信号
とし、さらにFM変調した広帯域色信号を、磁気ヘッド
21にて前記カラー映像信号が記録されているトラック
の間に新トラックを形成するように記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画面のアスペクト比が
4対3である現行NTSC方式や、画面のアスペクト比
が16対9である横長TV方式であるEDTV方式やハ
イビジョン方式などのカラー映像信号を、磁気テープな
どに記録し再生するビデオテープレコーダ(VTRと略
す)などの磁気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭において、カラー映像信号を
記録するVTRとしてVHS方式や8mm方式などのV
TRが広く使用されている。特に、VHS方式のVTR
については全世界に約2億5千万台以上も普及してお
り、一般家庭においても必需品の1つになっている。こ
れらのVTRでは、たとえば、入力されたNTSCカラ
ー映像信号を輝度信号と搬送色信号に分離して、輝度信
号は低搬送波で周波数変調し、搬送色信号は低域変換し
て磁気テープに記録されている。その記録再生方式は、
たとえば、「ホームビデオ技術」(横山著、日本放送出
版協会編や菅谷著、SMPTEジャーナル、1986年
3月号、301ページ〜309ページ)などに解説され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら従来のVTRに
おいては、特に、色信号を低域変換して記録しているの
で再生色信号の帯域とSN比が再生輝度信号の帯域とS
N比に比べてアンバランスであり、色信号が再生画質を
制限している。特に、SVHS−VTRやHi−8−V
TRなどの様に、輝度信号をハイバンド化して高品質に
した場合には、色信号と輝度信号間の品質差はより拡大
している。
【0004】本発明はかかる点に鑑み、従来の家庭用V
TRよりも高SNで広帯域な色信号を記録再生するVT
Rを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため本
発明は、第1の磁気ヘッド対により従来のカラー映像信
号が記録されている2つのトラックの間に、新たに1つ
の新トラックを形成するように、テープ配向を考慮し、
色信号を周波数変調した信号をテープ配向方向に近いギ
ャップのアジマス角度を持った別ヘッドである第2の磁
気ヘッドにより記録する構成である。
【0006】また、記録される色信号である2つの色差
信号(R−Y)信号と(B−Y)信号の線順次信号を概
略3:1の信号帯域比に時間軸圧縮伸張する時間軸圧縮
伸張回路を備えた構成である。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成により、従来の家庭用V
TRよりも、より高SN比で広帯域な高品位色信号を再
生することが可能になる。しかも、本方式で記録した磁
気テープを従来のVTRで再生しても従来の低域変換色
信号が記録されているので、従来VTRとの互換性を完
全に確保することが可能となる。
【0008】また、時間軸圧縮伸張回路により、より視
感度特性の高い(R−Y)色差信号の記録帯域を広くす
ることができるので、この場合には画質改善は一層大き
くなる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の一実施例における磁気
記録再生装置の要部ブロック図である。
【0010】図1において、1はカラー映像信号の第1
の入力端子で、ここからNTSC複合映像信号が入力さ
れ、Y/C分離回路2で輝度信号Yと搬送色信号Cに分
離される。また、3はカラー映像信号の第2の入力端子
対で、ここからNTSC映像信号を構成するコンポーネ
ントの輝度信号Yおよび搬送色信号Cが入力される。そ
して、Y/C分離回路2および入力端子対3のからのY
およびC信号はスイッチャ回路4で任意の入力信号に切
り替えられる。
【0011】スイッチャ回路4の出力Yは、1フィール
ドメモリ回路5で、映像信号の1フィールド期間だけ遅
延された後、FM変調回路6で線形または非線形のエン
ファシスをかけられた後にFM変調される。また、スイ
ッチャ回路4の出力Cは、低域変換回路7に入力され、
FM変調されたY信号より低い周波数に周波数変換され
た後、加算回路8においてFM変調されたY信号と加算
されて、記録アンプ9にいたる。
【0012】スイッチャ回路4の出力Cは、さらに、復
調回路10でベースバンドの2つの色差信号(R−Y)
および(B−Y)に復調され、プリフィルタ回路11に
入力される。一例として、プリフィルタ回路11は、縦
続接続された3つの1ライン(1H)遅延回路(図示せ
ず)と、それぞれの1H遅延回路の出力にタップ係数を
掛け合わせるかけ算回路(図示せず)により構成されて
おり、第1および第3の1H遅延回路のタップ係数は
0.25で、第2の1H遅延回路のタップ係数は0.5
である。
【0013】プリフィルタ回路11の内部においては、
これら3つのかけ算回路の加算出力である2つの色差信
号が、1H(1H=1水平同期期間長)スイッチャ回路
(図示せず)により、1水平同期期間長毎に出力を切り
替えられる。いわゆる、色信号は、折り返し歪を除去さ
れた線順次信号に変換される。プリフィルタ回路11の
1系統の色差信号出力は、時間軸伸張圧縮回路(TCI
回路と略す)12に入力され帯域1.5MHzの(R−
Y)信号の時間軸が1.5倍に伸張され、帯域0.5M
Hzの(B−Y)信号の時間軸が0.5倍に圧縮され
る、そして、回転シリンダの半回転期間毎に、TCI回
路12の出力がオン/オフされる。次に、FM変調回路
13に入力され、線形または非線形のエンファシスをか
けられた後FM変調され、記録アンプ14に至る。
【0014】以上の様に本実施例では、新記録信号とし
てフィールド・スキップされた線順次色差信号をFM記
録する。このフィールド・スキップされた線順次色差信
号のベースバンド帯域としては1MHzを確保すれば、
その画質は、従来の低域変換搬送色信号の画質よりすば
らしく、人の視覚特性からも家庭用として必要十分なも
である。
【0015】ここで、図1において、15は回転シリン
ダであり、16はその回転方向であり、17は磁気テー
プであり、18はその走行方向である。また、19、2
0および21は、それぞれ、磁気ヘッドであり、それぞ
れアジマス角度が異なる。磁気テープ17は回転シリン
ダ15に約180度以上巻き付けられており、3つの磁
気ヘッドは、それぞれ、磁気テープ17上を斜めに走査
するいわゆるヘリカルスキャン型のVTRである。
【0016】前述した記録アンプ9の出力は、従来から
よく知られているロータリー・トランスを通して、回転
シリンダ15の円周上でお互いに約180度対称に配置
された2つの磁気ヘッド19および20に導かれ、磁気
テープ17上に第1および第2の信号記録トラックを形
成する。さらに、前述した記録アンプ14の出力は、磁
気ヘッド21に導かれ、磁気テープ17上に第3の信号
記録トラックを形成する。
【0017】ここで、記録アンプ9の出力は、磁気ヘッ
ド19および20の記録電流値が磁気テープからの再生
出力がほぼ最大となる記録レベル、いわゆる飽和記録レ
ベルに設定されている。それに対して、記録アンプ14
の出力は、磁気ヘッド21の記録電流値が磁気テープか
らの再生出力が最大となる記録レベルよりも若干低くな
る記録レベルに設定されている。磁気ヘッド21の記録
レベルは過飽和記録レベルより小さいので、第3の信号
記録トラックが第1の信号記録トラックに重なっても、
第1の信号は完全に消去されないで、第2の信号トラッ
クに第1の信号を残留させることが可能である。
【0018】この様な非飽和記録特性については、たと
えば、森岡他、「VTRにおける浅層多重記録の基本特
性」、1987年テレビジョン学会全国大会予稿集、N
o.7ー13、175〜176ページに記述されてい
る。
【0019】以上の様に、本実施例においては、回転シ
リンダの1回転毎に従来のFM輝度信号と低域変換色信
号を2つのトラックを用いて記録再生しながら、さらに
従来の低域変換色信号よりも高品質な色信号を新たに形
成した1つのトラックにより記録再生することができ
る。
【0020】図2に記録トラックパターンの一例を示
す。ここでは、本発明をVHS方式VTRの長時間記録
モードに適用した場合について説明する。この場合、回
転シリンダが半回転する期間に、磁気テープ17はキャ
プスタンモータにより駆動されて19.3μmだけ移動
する。磁気ヘッド19および21のヘッド・トラック幅
とアジマス角度は、それぞれ、26ミクロンメータと+
6度および18ミクロンメータとー15度とする。ま
た、磁気ヘッド20のヘッド・トラッック幅とアジマス
角度は、26ミクロンメータとー6度とする。
【0021】図2において、T1(+6)、T1(−
6)は、それぞれ、磁気ヘッド19および20により記
録されたトラックであり、T2(ー15)は、磁気ヘッ
ド21により記録されたトラックである。また、T1
(+6)、T1(−6)の記録トラック幅は、15.3
ミクロンメートル、T2(ー15)の記録トラック幅
は、8ミクロンメートルである。なお、特に、磁気ヘッ
ド21のアジマス角度は上記例の角度に限定されず、そ
の他の磁気ヘッドとの関係でそれぞれ高SN比または所
望の周波数特性が得られる角度であればよいものであ
る。
【0022】VHS方式VTRにおいては、テープ走行
方向に対するトラック傾斜角度は約6度であるので、T
2(ー15)の記録アジマスは、+15度アジマスによ
る記録トラックの記録アジマスよりも、テープ配向方向
に対してより直角に近いので、高出力を得ることができ
る。以上の様に、本実施例では、テープ配向方向を考慮
した記録方式で、ギャップ部のアジマス角度が概略15
度以上で、磁気テープの走行方向と直角な方向に対する
前記ギャップ部の角度差が概略15度以下となる構成が
望ましい。
【0023】図2のトラック・パターン形成の原理説明
図を図3に示す。図3において、磁気ヘッド21による
記録トラックを8ミクロンメータだけ残すために、磁気
ヘッド19のヘッド下端の相対高さを磁気ヘッド20の
下端の相対高さより4ミクロンメータだけ下げている。
180度対称の2つの磁気ヘッドの下端の相対高さをず
らすことによって磁気ヘッド21による新トラックを確
保しながら、磁気ヘッド19および磁気ヘッド20の記
録トラック幅を等しくすることが可能になる。
【0024】また、本発明をVHS方式VTRの長時間
記録モードに適用した場合についても、同様に従来方式
と互換が確保できるトラックパターンが形成可能であ
る。たとえば、トラックピッチ(1フィールド当りのテ
ープ走行量に相当)が58ミクロンメータで、従来の信
号のトラック幅が47ミクロンメータで新信号のトラッ
ク幅が10ミクロンメータで、1フレーム期間において
信号が記録されていないガードバンドが11ミクロンメ
ータと1ミクロンメータである場合である。
【0025】以下本実施例における記録信号の周波数配
置について説明する。図4に本記録方式の周波数配置の
例を示す。図4(a)は、本発明を従来のVHS方式V
TRに適用した場合である。FM輝度信号は約1MHz
から約6MHzの帯域で使用されており、6MHz以上
の帯域には信号が記録されていない。ここでは、5MH
zから7MHzの帯域にFM色信号を記録し再生する。
FM色信号を良好に記録再生するには、再生キャリアの
CN比が約35dB(ノイズ帯域30kHz)あれば十
分である。
【0026】本発明者らの実験によれば、VHS用の磁
気テープを使用すれば、記録トラック幅が8ミクロンメ
ータで、7MHz付近のCN比を35dB以上確保する
ことが可能であることが確認されたいる。また、FM輝
度信号とFM色信号の帯域が重なった場合でも、記録ト
ラック間のアジマス損失効果により、クロストーク妨害
を除去することが可能である。ここでは、FM色信号の
記録帯域を5MHzから7MHzとしたが、2MHzか
ら4MHzの帯域でもアジマス損失効果を利用してFM
輝度信号とFM色信号は帯域共有が可能である。
【0027】VHS方式の場合と同様に、図4(b)
は、本発明を従来のSVHS方式VTRに適用した場合
である。FM輝度信号は約1MHzから約10MHzの
帯域で使用されており、10MHz以上の帯域には信号
が記録されていない。ここでは、9MHzから11MH
zの帯域にFM色信号を記録し再生する。ここでは、F
M色信号の記録帯域を9MHzから11MHzとした
が、2MHzから4MHzの帯域でも、VHSの場合と
同じ5MHzから7MHzの場合でもアジマス損失効果
を利用してFM輝度信号とFM色信号は帯域共有が可能
である。
【0028】以下再生時の動作について説明する。再生
時においては、2つの磁気ヘッド19および20の出力
は、ロータリー・トランスを通して、再生ヘッドアンプ
22にいたり増幅される。また、2つの磁気ヘッド21
の出力も、同様にロータリー・トランスを通して、再生
ヘッドアンプ29にいたり増幅される。
【0029】再生ヘッドアンプ22の出力は、BPF2
3に至り、ここでFM輝度信号のみ抜き出され、FM復
調回路24にてベースバンド信号に復調された後にデイ
エンファシスされる。FM復調回路24でデイエンファ
シスされた信号は1フィールドメモリ回路25において
1フィールド期間だけ遅延される。
【0030】また、再生ヘッドアンプ22の出力は、B
PF26に至り、ここで低域変換されている搬送色信号
が抜き出され、周波数変換回路27でもとのNTSC信
号の周波数に変換された後に1フィールドメモリ回路2
8で1フィールド期間だけ遅延された後にスイッチャ回
路35に入力される。
【0031】ヘッドアンプ29の出力は、BPF30に
至り、ここでFM色信号を抜き出し、FM復調回路31
にてベースバンド信号に復調された後にデイエンファシ
スされる。さらに、FM復調回路31の出力はフィール
ドメモリ回路32に入力され、FM色信号の存在しない
期間もFM色信号の存在する期間の信号で置き換えられ
た後、内部の再生側時間軸圧縮伸張回路で時間軸伸張圧
縮処理を施され、もとの時間軸に戻されて出力される。
【0032】1水平同期期間毎に切り換えられ、信号補
完により1水平同期期間毎に2つの色差信号を出力する
補完回路により構成されたポストフィルタ回路33にフ
ィールドメモリ回路32の出力信号は入力され、ポスト
フィルタ回路33でプリフィルタ回路11で行われたの
と同様の信号処理を施され、一組の(R−Y)信号と
(B−Y)信号とに復元された後、直角二層変調回路3
4で直角二層変調され、搬送色信号となりスイッチャ回
路35に入力される。
【0033】さて、FM復調回路31では、シリンダの
1回転期間のうち半回転期間においてFM色信号が記録
されているかいないかを判別する。その判別の結果、も
しFM色信号が再生されていない場合には、スイッチャ
回路35の出力として、周波数変換回路27側の出力が
選択される。また、判別の結果、FM色信号が再生され
ている場合には、スイッチャ回路35の出力として、直
角二層変調回路34の出力が選択される。
【0034】次に、1フィールドメモリ回路25の出力
である再生輝度信号Yとスイッチャ35の出力である再
生された搬送色信号Cが加算回路37で加算され出力端
子38より出力される。また、1フィールドメモリ回路
25の出力である再生輝度信号Yとスイッチャ35の出
力である再生された搬送色信号Cが、それぞれ、コンポ
ーネント信号として、出力端子39より出力される。
【0035】以上のように本実施例によれば、映像信号
の1フレーム期間においてカラー映像信号が記録されて
いる2つのトラックの間に、新たに1つの新トラックを
形成し、テープ配向を考慮し、色信号を周波数変調した
信号をテープ配向方向に近いギャップのアジマス角度を
持った別ヘッドにより記録するので、従来の家庭用VT
Rよりも高SN比で広帯域な色信号を記録再生すること
ができる。
【0036】また、再生時に、FM変調された新らたな
色信号が再生されれば、輝度信号とこの新らたな色信号
を出力し、FM変調された新らたな色信号が再生されな
ければ、輝度信号と低域変換色信号を出力することによ
り、従来のVTRになんら変更を施す必要がなく、新記
録方式のVTRと従来記録方式VTR間の信号互換が確
保できる。また、この方式では、特殊再生時などにおい
て、このFM変調された色信号が再生されない場合で
も、従来の低域変換色信号を使用することができるとい
う特徴がある。
【0037】また、記録される色信号である2つの色差
信号(R−Y)信号と(B−Y)信号の線順次信号を概
略3:1の信号帯域比に時間軸圧縮伸張することによ
り、より視感度特性の高い(R−Y)色差信号の記録帯
域を広くすることができるので、この場合には画質改善
は一層大きくなる。
【0038】なお、以上の本実施例では、従来のカラー
映像信号トラック間に記録する信号の例としてフィール
ド・スキップされた時間軸伸張圧縮線順次色差信号をF
M記録する場合について説明したが、ディジタル変調さ
れた色信号または輝度信号、また、輝度信号と色信号を
デイジタル変調した信号でも同様の効果を得ることがで
きる。さらに、映像信号以外の音声信号やインデックス
信号や制御信号をアナログまたはデイジタル変調した信
号の記録再生も可能である。この様に、カラー映像信号
トラックに重ね記録する信号としては、あらゆる情報を
変調したアナログ信号またはデイジタル信号の場合でも
同様の効果を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明は、フィールド・
スキップした時間軸伸張圧縮線順次色差信号を周波数変
調し、従来のカラー映像信号が記録されているトラック
間にテープ配向を考慮して、別ヘッドにより記録するこ
とにより、従来の家庭用VTRよりも、より高SN比で
広帯域な高品位色信号を再生することが可能になる。し
かも、本発明の方式で記録した磁気テープを従来のVT
Rで再生しても従来の低域変換色信号が記録されている
ので、再生においても従来VTRとの互換性を確保する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例における記録系の要部
ブロック図 (b)同再生系の要部ブロック図
【図2】本発明の一実施例における記録トラックパター
ン図
【図3】図2の記録トラックパターンの形成方法の説明
【図4】(a)本発明をVHS方式VTRに適用した場
合の周波数配置を示す図 (b)本発明をSVHS方式VTRに適用した場合の周
波数配置を示す図
【符号の説明】
1 複合カラー映像信号入力端子 2 Y/C分離回路 3 コンポーネント・カラー映像信号入力端子 4 スイッチャ回路 5 1フィールドメモリ回路 6 FM変調回路 7 低域変換回路 8 加算回路 9 記録アンプ 10 復調回路 11 プリフィルタ回路 12 TCI回路 13 FM変調回路 14 記録アンプ 15 回転シリンダ 17 磁気テープ 19 磁気ヘッド 20 磁気ヘッド 21 磁気ヘッド 22 再生ヘッドアンプ 23 BPF 24 FM復調回路 25 1フィールドメモリ回路 26 BPF 27 周波数変換回路 28 1フィールドメモリ回路 29 再生ヘッドアンプ 30 BPF 31 FM復調回路 32 フィールドメモリ回路 33 ポストフィルタ回路 34 直角二層変調回路 35 スイッチャ回路 36 加算回路 37 複合カラー映像信号出力端子 38 コンポーネント・カラー映像信号出力端子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたカラー映像信号を輝度信号と搬
    送色信号と2つの色差信号に変換する変換回路と、前記
    変換回路の出力である輝度信号を周波数変調する第1の
    周波数変調回路と、前記変換回路の出力である搬送色信
    号を低域変換する低域変換回路と、前記変換回路の出力
    である色差信号を周波数変調する第2の周波数変調回路
    と、前記低域変換された搬送色信号および周波数変調さ
    れた輝度信号を加算する加算回路と、前記加算回路の出
    力であるカラー映像信号を磁気テープ上に記録し再生す
    る第1の磁気ヘッド対と、ギャップ部のアジマス角度が
    概略15度以上で、前記磁気テープの走行方向と直角な
    方向に対する前記ギャップ部の角度差が概略15度以下
    であり、かつ、前記第1の磁気ヘッド対により記録する
    2つのトラック間に前記第2の周波数変調回路の出力で
    ある周波数変調された色差信号を記録し再生する第2の
    磁気ヘッドとを具備する磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】記録時に2つの色差信号である(R−Y)
    信号と(B−Y)信号をカラー映像信号の1水平同期期
    間毎に順次切り換える、切り替え回路及びラインメモリ
    とにより構成されているプリフィルタ回路と、前記プリ
    フィルタ回路の出力である(R−Y)信号と(B−Y)
    信号の線順次信号を概略3:1の信号帯域比に時間軸圧
    縮伸張する記録側時間軸圧縮伸張回路と、前記時間軸圧
    縮伸張回路の出力を第2の周波数変調回路に入力し、か
    つ再生時には時間軸圧縮伸張された(R−Y)信号と
    (B−Y)信号の線順次信号をもとの時間軸に戻す再生
    側時間軸圧縮伸張回路と、前記再生側時間軸圧縮伸張回
    路の出力を前記1水平同期期間毎に切り換え、再生色差
    信号を補完して1水平同期期間毎に2つの色差信号を出
    力する補完回路により構成されているポストフィルタ回
    路とを具備することを特徴とする請求項1記載の磁気記
    録再生装置。
  3. 【請求項3】再生時に第2の磁気ヘッドにより周波数変
    調された色信号が回転シリンダの約半回転期間において
    再生される場合には、第1の磁気ヘッド対により再生さ
    れた周波数変調輝度信号を周波数復調した輝度信号と、
    前記第2の磁気ヘッドにより記録された周波数変調色信
    号を周波数復調した色信号を前記ポストフィルタ回路を
    通過させた信号とを加算し、再生カラー映像信号として
    出力し、再生時に前記第2の磁気ヘッドにより周波数変
    調された色信号が再生されない場合には、前記第1の磁
    気ヘッドにより再生された周波数変調輝度信号を周波数
    復調した輝度信号と、前記低域変換された搬送色信号を
    前記入力時と同周波数帯域の搬送色信号に周波数変換し
    た搬送色信号とを加算し、再生カラー映像信号として出
    力するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の磁
    気記録再生装置。
  4. 【請求項4】第1の磁気ヘッド対は回転シリンダ上に概
    略180度対称に配置されており、そのアジマス角度は
    互いに逆アジマスの関係にある2つの磁気ヘッドであ
    り、かつ、前記第2の磁気ヘッドは回転シリンダ上にお
    いて前記第1の磁気ヘッド対の間に配置されており、そ
    のアジマス角度は前記第1の磁気ヘッド対のアジマス角
    度とは異なるアジマス角度である1個の磁気ヘッドであ
    ることを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】輝度信号を、記録時にFM変調されるより
    前、または、再生時にFM復調されるより後に、前記輝
    度信号の1フィールド期間だけ遅延する遅延回路を具備
    していることを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生
    装置。
  6. 【請求項6】磁気テープの走行速度は標準モードと長時
    間モードのごとく複数のテープ走行モードを持っている
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】入力されたカラー映像信号を輝度信号と搬
    送色信号と2つの色差信号に変換する変換回路と、前記
    変換回路の出力である輝度信号を周波数変調する第1の
    周波数変調回路と、前記変換回路の出力である搬送色信
    号を低域変換する低域変換回路と、前記変換回路の出力
    である(R−Y)信号と(B−Y)信号の線順次色差信
    号を概略3:1の信号帯域比に時間軸圧縮伸張した後、
    ディジタル変調するディジタル変調回路と、前記低域変
    換された搬送色信号および周波数変調された輝度信号を
    加算する加算回路と、前記加算回路の出力であるカラー
    映像信号を磁気テープ上に記録し再生する第1の磁気ヘ
    ッド対と、ギャップ部のアジマス角度が概略15度以上
    で、前記磁気テープの走行方向と直角な方向に対する前
    記ギャップ部の角度差が概略15度以下であり、かつ、
    前記第1の磁気ヘッド対により記録する2つのトラック
    間に前記第1の磁気ヘッド対により記録する2つのトラ
    ック間に前記ディジタル変調回路の出力である色信号を
    記録し再生する第2の磁気ヘッドとを具備する磁気記録
    再生装置。
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