JPH0730921A - カラー映像信号の磁気記録装置およびカラー映像信号の磁気再生装置 - Google Patents

カラー映像信号の磁気記録装置およびカラー映像信号の磁気再生装置

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JPH0730921A
JPH0730921A JP5171411A JP17141193A JPH0730921A JP H0730921 A JPH0730921 A JP H0730921A JP 5171411 A JP5171411 A JP 5171411A JP 17141193 A JP17141193 A JP 17141193A JP H0730921 A JPH0730921 A JP H0730921A
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signal
circuit
magnetic head
color
magnetic
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Application number
JP5171411A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Morioka
芳宏 森岡
Mutsuyuki Okayama
睦之 岡山
Ichiro Kishimoto
一郎 岸本
Masashi Ueno
雅司 上野
隆泰 ▲よし▼田
Takayasu Yoshida
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラーアンダー方式映像信号に変換されたカ
ラー映像信号を記録または再生するカラー映像信号の磁
気記録装置または磁気再生装置に関し、従来の家庭用V
TRよりも高SNで広帯域な色信号を記録再生するVT
Rを提供する。 【構成】 2つの色差信号を時間軸圧縮多重色差信号
(CTCM信号)に変換するCTCM回路14と、前記
CTCM信号にフィールド同期用およびライン同期用の
時間軸基準信号を付加する時間軸基準信号付加回路15
と、2段に従属接続した非線形エンファシス手段と、線
形エンファシス手段と、周波数変調手段とからなるFM
変調回路部16とを備えた記録回路部1と、従来のカラ
ーアンダー方式映像信号が記録されているトラック間に
新トラックを形成してCTCM信号を記録する電磁変換
部2と、再生回路部3を具備する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画面のアスペクト比が
4対3である現行のNTSC方式、PAL方式およびS
ECAM方式や、画面のアスペクト比が16対9である
横長TV方式であるEDTV方式やハイビジョン方式な
どのカラー映像信号を、磁気テープなどに記録し再生す
るビデオテープレコーダ(VTRと略す)などのカラー
映像信号の磁気記録装置または磁気再生再生装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭において、カラー映像信号を
記録するVTRとしてVHS方式や8mm方式などのV
TRが広く使用されている。特に、VHS方式のVTR
については全世界に約2億5千万台以上も普及してお
り、家庭においても日常的に広く使用されている。これ
らのVTRでは、例えば、入力されたNTSCカラー映
像信号を輝度信号と搬送色信号に分離して、輝度信号は
低搬送波で周波数変調し、搬送色信号は低域変換して磁
気テープに記録されている。その記録再生方式は、たと
えば、横山著、「ホームビデオ技術」、日本放送出版協
会編や菅谷著、SMPTEジャーナル、1986年3月
号、301ページ〜309ページ、などに解説されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれら従
来のVTRにおいては、特に、色信号を低域変換して記
録しているので、再生色信号の帯域とSN比が、再生輝
度信号の帯域とSN比に比べてアンバランスとなり、す
なわち色信号の品質が低くなり、再生時の画質は色信号
により大きく制限している。
【0004】特に、SVHS方式VTRやHiー8方式
VTRなどの様に、輝度信号をハイバンド化して高品質
にしたVTRでは、色信号および輝度信号間の品質差は
より拡大している。特に、ダビング、編集時に、色飽和
度の高いところから画質劣化が激しくなり大きな問題と
なっている。
【0005】たとえば、SVHS方式VTRにおいて、
再生時の輝度信号の水平解像度は約400本(5MH
z)、SN比は約50dBであるのに対し、色信号の水
平解像度は約28本、SN比はAMが約45dB、PM
が約43dBと輝度信号に対して色信号の品質は非常に
低い値となっている。NTSC地上波、衛星放送波、C
ATVやビデオカメラなどの映像ソースの品質をより忠
実に再現するためには、業務用に使用されているM2方
式VTRのカタログ値などを参考にして、再生色信号の
水平解像度は約56本(従来28本の2倍)以上、SN
比はAM、PMとも約50dB以上が望まれる。
【0006】また、SVHS方式などカラーアンダ方式
のVTRでは、ノイズバーの少ない品位の低くない可変
速再生に対応して、いわゆるダブルアジマスのコンビヘ
ッド構成を採用している。そこで、ダブルアジマスのコ
ンビヘッド構成が採用されている場合、テープ/ヘッド
の良好なタッチを得るためには、時間軸圧縮色差信号記
録再生用ヘッドは、これら従来のビデオヘッドと十分離
す必要がある。たとえば、M2方式では、輝度信号用ヘ
ッドと色信号用ヘッドの距離は、約10H(Hは1水平
同期期間)であるが、VHS方式FMオーディオ方式で
は、円周上で60度離れている構成がある。
【0007】この様に、時間軸圧縮色差信号記録再生用
ヘッドが、従来のビデオヘッドと、円周上で、たとえ
ば、120度離された場合には輝度信号と時間軸圧縮さ
れた色差信号の再生時間軸誤差は、ジッターにより大き
くずれ、Y/C間の時間軸誤差が大きくなって再生画像
の品質が大きく低下する。
【0008】本発明はかかる点に鑑み、従来の家庭用V
TRよりも高SNで、広帯域な色信号を記録再生できる
カラー映像信号磁気記録再生装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達す
るため、時間軸圧縮多重された色差信号に垂直同期用お
よび水平同期用の時間軸基準信号を付加し、さらに縦続
接続した2つの非線形エンファシス回路および線形エン
ファシス回路により高精度のエンファシスをかけた後、
周波数変調し、新ヘッドにより従来のSVHS方式カラ
ーアンダー映像信号が記録されているトラック間に新ト
ラックを形成し記録する構成である。
【0010】再生時には、時間軸圧縮色差信号は水平同
期用および垂直同期用の時間軸基準信号を用いて、再生
時のY/C時間軸誤差を補正し、ジッターによる画揺れ
のない落ち着いた再生画像を得ることができる。また、
時間軸圧縮色差信号は,縦続接続された2つの非線形デ
ィエンファシス回路によって、高精度に再生時のノイズ
を抑圧することにより、SN比が高く波形再現性のよい
高品位な再生画像を得ることができる。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成により、従来の家庭用V
TRよりも、はるかに高SN、広帯域な品位の高い色信
号を得ることができる。すなわち、再生色信号の水平解
像度は約60本(従来28本の2倍)以上、SN比はA
M、PMとも約50dB以上を確保できる。しかも、本
方式で記録した磁気テープを従来のVTRで再生しても
従来の低域変換色信号が記録されているので、従来より
広く使用されているVTRとの互換性を確保することが
可能である。
【0012】さらに、非線形エンファシスを2段に従属
接続することにより、総合の最大エンファシス量を高く
保ちながら、従来の非線形エンファシス回路では実現で
きない高性能な非線形エンファシス動作を行うことがで
きる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の一実施例における磁気
記録再生装置の要部ブロック図である。
【0014】図1における主な構成要素は、記録回路部
1、電磁変換部2、および、再生回路部3である。ま
ず、記録回路部1において、カラー映像信号の第1の入
力端子4よりNTSC複合映像信号が入力され、Y/C
分離回路5で輝度信号Yと搬送色信号Cに分離される。
また、カラー映像信号の第2の入力端子対6よりNTS
C映像信号を構成するコンポーネントの輝度信号Yおよ
び搬送色信号Cが入力される。そして、Y/C分離回路
5および入力端子対6からのY信号およびC信号はスイ
ッチャ回路7で任意の入力信号に切り替えられる。
【0015】スイッチャ回路7の出力のY信号は、1フ
ィールドメモリ回路8で、映像信号の3分の2フィール
ド期間だけ遅延され、第1の周波数変調回路であるFM
変調回路部9で線形および非線形エンファシスをされた
後、FM変調される。また、スイッチャ回路7の出力の
C信号は、低域変換回路10に入力され、FM変調され
たY信号より低い周波数に周波数変換され、加算回路1
1においてFM変調されたY信号と加算され、記録アン
プ12にいたる。
【0016】スイッチャ回路7の出力のC信号は、さら
に復調回路13でベースバンドの2つの色差信号の(R
−Y)信号と(B−Y)信号に復調され、CTCM回路
14に入力される。ここで、CTCM信号(CHROM
A TIME COMPRESSED MULTIPL
EXING SIGNAL)とは、放送業務用VTRで
あるM2方式VTRにおいて実用化されている時間軸圧
縮された色差信号のことである。CTCM回路14は、
それぞれ1ライン(1H)分の(R−Y)信号および
(B−Y)信号の時間軸を1/2に圧縮して出力する。
【0017】CTCM回路14の信号出力は、時間軸基
準信号付加回路15に入力されて、スイッチャ回路7の
出力である輝度信号の同期信号の時間軸情報を用いてC
TCM信号の垂直同期期間内において垂直同期信号を付
加し、また、水平同期期間内において水平同期信号を付
加した後に、第2の周波数変調回路であるFM変調回路
部16に入力される。これらの垂直及び水平時間軸基準
信号(同期信号)の付加形態の一例を図2に示す。
【0018】図2(a)(b)は、それぞれ、輝度信号
(Y信号)及び広帯域色信号(CTCM信号)の垂直同
期期間(V期間)付近の信号形態を示している。なお、
Y信号とCTCM信号の時間軸は、記録時などにおい
て、絶対時間差が1V期間以内で相対的に合っていれば
問題はない。さらに、図2(b)において、垂直同期信
号の前後に色フレーミング識別信号を挿入することによ
り4フィールドシーケンスのカラーフレーミング同期を
とることも可能である。
【0019】図2(c)は、再生時のCTCM信号の垂
直時間軸基準信号を抜き出すゲート信号を示しており、
V期間以外のCTCM信号を誤って垂直時間軸基準信号
として検知しないためのゲート信号であり、このゲート
信号はドロップアウトなどによって抜けない様にバッフ
ァー・オシレーターにより連続発生している。
【0020】図2(d)は、1水平期間(1H期間)に
おけるCTCM信号の一例を示しており、1H期間のは
じめにバースト状のCTCM水平時間軸同期信号が配置
される。次に、(R−Y)信号部、クランプ動作を行う
無信号部、そして、最後に(B−Y)信号部が配置され
ている。
【0021】図3にFM変調回路部16の構成例を示
す。時間軸基準信号付加回路15の出力は第1非線形エ
ンファシス回路65に入力され、入力レベルに応じて高
域周波数が強調される、すなわち最大X=2.5、T=
0.2μsecで非線形エンファシスがかけられ、その
ダイナミックレンジを入力と同じに変換した後に出力さ
れ、第2非線形エンファシス回路66に入力される。
【0022】第2非線形エンファシス回路66では、第
1非線形エンファシス回路65とは異なり、入力レベル
に応じて最大X=1.5、T=0.3μsecの定数で
高域周波数が強調され、そのダイナミックレンジを入力
と同じに変換した後に出力され、線形エンファシス回路
67に入力される。
【0023】ここで、非線形エンファシスを2段に従属
接続することにより、総合の最大エンファシス量をX=
4と高く保ちながら、リミットレベルの動作などにおい
て従来よりも非常に高性能な非線形エンファシスを行う
ことができる。
【0024】次に線形エンファシス回路67では、X=
2、T=2.2μsecの定数で高域周波数が強調さ
れ、そのダイナミックレンジを入力と同じに変換した後
に出力され、高周波数クリップ回路68に入力される。
なお、エンファシス回路は3段設けたが1段でもいずれ
か2段でもよい。
【0025】高周波数クリップ回路68では、FM変調
周波数が11MHzを越える信号をクリップし、低周波
数クリップ回路69に入力される。低周波数クリップ回
路69では、FM変調周波数が6MHzより低い信号を
クリップし、FM変調器70に入力される。FM変調器
70では、キャリア中心周波数が9.5MHzで周波数
変偏が±0.5MHzで周波数変調され、変調RF信号
が記録アンプ17に出力される。2つの記録アンプ12
および17の出力は、それぞれ、記録回路部1の出力端
子18および19を通じて、電磁変換部2の入力端子2
0および21に入力される。
【0026】以上の様に、本実施例では、記録する新色
信号として時間軸基準信号を付加されたCTCM信号を
用いる。このCTCM信号のベースバンド帯域(−3d
B)としては1.5MHz(水平解像度120本)、S
N比としてAM,PMとも50dB以上を確保すれば、
その画質は、従来の低域変換搬送色信号の画質(水平解
像度約28本、SN比としてAMが約45dB,PMが
約43dB)よりはるかに高品位であり、人の視覚特性
からも十分な画質である。
【0027】さて、電磁変換部2においては、入力端子
20より入力されたFM輝度信号はR/Pモード選択回
路22に入力され、また、入力端子21より入力された
FMーCTCM信号は、遅延回路41により時間Dtだ
け遅延されてR/Pモード選択回路22に入力される。
R/Pモード選択回路22の内部スイッチャは、記録時
にR側を選択し、再生時にP側を選択する。
【0028】記録時に、R/Pモード選択回路22を通
った輝度信号は、ロータリートランスフォーマー(R
T)25および26を通って、回転シリンダ27上の円
周上でお互いに約180度対称に配置された2つの磁気
ヘッド28(D1)および29(D2)により磁気テー
プ32に第1の信号記録トラックを形成し、CTCM信
号は、ロータリートランスフォーマー(RT)23およ
び24を通って、回転シリンダ27上の円周上でお互い
に約180度対称に配置された2つの磁気ヘッドの磁気
ヘッド30(E1)および31(E2)により磁気テー
プ32に第2の信号記録トラックを形成する。
【0029】なお、磁気ヘッド28(D1)と磁気ヘッ
ド30(E1)は、回転シリンダ上でお互いに120度
(シリンダ回転時間では、3分の2フィールド相当)だ
け離れている。ここで、回転シリンダ27は、回転方向
33に回転し、磁気テープ32は、走行方向34に走行
する。また、磁気ヘッド28、29、30および31
は、それぞれアジマス角度が異なる。磁気テープ32は
回転シリンダ27の円周上に約180度以上巻き付けら
れており、4つの磁気ヘッドは、いわゆるヘリカルスキ
ャン型のVTRのようにそれぞれ、磁気テープ32上を
斜めに走査するように構成されている。
【0030】ここで、記録アンプ12および17のRF
出力は、前述した4つの磁気ヘッド記録電流値が磁気テ
ープからの再生出力がほぼ最大となる記録レベル、いわ
ゆる飽和記録レベルに設定されている。
【0031】磁気テープ32は、キャプスタン36及び
ピンチローラー35によってはさまれ、キャプスタンモ
ーター37の回転により磁気テープの走行が行われる。
キャプスタンモーター37は、キャプスタンモーター・
ドライブモード切換回路39の指令に基づいてモードの
変更と実行を行うドライブ回路38により、その回転駆
動が制御される。
【0032】本実施例においては、回転シリンダが1回
転する毎に、従来のFM輝度信号と低域変換色信号を2
つのトラックを用いて記録再生しながら、同時に、新た
に形成したトラックから従来より高品質な色信号を記録
再生することが可能である。
【0033】本方式をSVHS方式のVTRの標準記録
モード(SPモード)に適用する場合、1フィールド当
りのトラックピッチが58ミクロンメータで、比較的ト
ラック幅に余裕がある、すなわち、FM信号の破れ限界
に対してSN比に余裕があるVHS標準モードの場合に
は、従来のVHS信号の記録トラック幅を約40ミクロ
ンメータ(記録ヘッドのトラック幅を約58ミクロンメ
ータ)とし、CTCM信号の記録トラック幅を約18ミ
クロンメータ(記録ヘッドのトラック幅を約26ミクロ
ンメータ)とし、連続した各フィールドでそれぞれの信
号を記録する。
【0034】この場合のトラックパターンの一例を図4
に示す。この場合、回転シリンダが半回転する期間に、
磁気テープはキャプスタンモータ37により駆動されて
58μmだけ移動する。磁気ヘッド28(D1)および
29(D2)のヘッド・トラック幅とアジマス角度は、
それぞれ、58ミクロンメータと+6度および58ミク
ロンメータとー6度とする。また、磁気ヘッド30(E
1)および31(E2)のヘッド・トラッック幅とアジ
マス角度は、どちらも26ミクロンメータと+20度と
する。
【0035】図4において、TD1(+6)、TD2
(−6)は、それぞれ、磁気ヘッド28および29によ
り記録されたトラックであり、TE1(+20)および
TE2(+20)は、磁気ヘッド30および31により
記録されたトラックである。また、TD1(+6)、T
D2(−6)の記録トラック幅は、40ミクロンメート
ル、TE1(+20)およびTE2(+20)の記録ト
ラック幅は、18ミクロンメートルとなる様に磁気ヘッ
ドの相対高さが調整されている。
【0036】なお、磁気ヘッド30および31のアジマ
ス角度は、特に上記例の角度に限定されず、その他の磁
気ヘッドとの関係で、それぞれ、隣接トラックからのク
ロストーク妨害が少なく高SN比で所望の周波数特性が
得られる角度であればよい。また、ここで、記録トラッ
クTE1(+20)および記録トラックTE2(+2
0)のアジマス角度は、磁気テープの配向方向に対して
垂直に近い角度を選ぶことにより、短波長においてより
高い再生出力を得ることが可能であり、本発明の大きな
特徴でもある。
【0037】図5に本実施例の記録方式の周波数配置の
例を2つ示す。図5(A)は、本発明を従来のSVHS
方式VTRに適用した実施例の場合である。FM輝度信
号は約1MHzから約10MHzの帯域で使用されてお
り、11MHz以上の帯域には信号が記録されていな
い。ここでは、7MHzから11MHzの帯域にFMー
CTCM信号を記録し再生する。FMーCTCM信号を
良好に記録し再生するには、FM信号の上側クリップ周
波数における再生キャリアのCN比が約35dB(ノイ
ズ帯域30kHz)以上あれば十分である。
【0038】本発明の実現性は、実験により、SVHS
用の磁気テープを使用すれば、記録トラック幅が18ミ
クロンメータで、11MHz付近のCN比を40dB以
上確保することが可能であることが確認された。ここで
は、FM色信号の記録帯域を7MHzから11MHzと
したが、アジマス損失効果を利用すると、たとえば、5
MHzから9MHzの場合でも、FM輝度信号とFMー
CTCM信号は帯域共有が可能である。
【0039】SVHS方式の場合と同様に、図5(B)
は、本発明を従来のVHS方式VTRに適用した実施例
の場合である。FM輝度信号は約1MHzから約6MH
zの帯域で使用されており、6MHz以上の帯域には信
号が記録されていない。ここでは、4.5MHzから
8.5MHzの帯域にFM色信号を記録し再生する。
【0040】ところで、再生時には、4つの磁気ヘッド
28(D1)、29(D2)、30(E1)および31
(E2)の再生信号は、4つのRT23、24、25お
よび26を通過し、R/Pモード選択回路22に至り、
P側を選択した内部スイッチャを通じて、再生信号スイ
ッチャ回路40にいたる。再生信号スイッチャ回路40
においては、2つの磁気ヘッド28(D1)および29
(D2)の出力を、マイクロコンピュータなどの制御回
路より供給されるDヘッド切換信号により、再生エンベ
ロープが連続になる様にスイッチャSW1が切換られ
る。
【0041】また、同様に、2つの磁気ヘッド30(E
1)および31(E2)のエンベロープ出力が連続にな
る様にスイッチャSW2が切換られる。再生信号スイッ
チャ回路40の出力のうち、SW1を通過したRF輝度
信号は、遅延回路41により時間Dtだけ遅延され出力
端子43より、また、SW2を通過したRFーCTCM
信号は、出力端子42より出力される。
【0042】電磁変換部2の出力端子43より出力され
たRF輝度信号および、出力端子42より出力されたR
FーCTCM信号は、それぞれ、再生回路部3の2つの
入力端子44および45より入力される。
【0043】再生回路部3の入力端子44より入力され
たRF輝度信号は、再生ヘッドアンプ46により、その
振幅を60dB程度増幅され、2つのBPF48および
51にそれぞれ入力される。FM輝度信号の通過帯域を
持ったBPF48では、FM輝度信号を抜取り、FM復
調回路49に入力する。FM復調回路49では、入力信
号より輝度信号を復調した後、内部のディエンファシス
回路およびノンリニアディエンファシス回路により、ベ
ースバンド輝度信号を得て、フィールドメモリ回路50
およびY/C時間差補正回路56に入力する。
【0044】ベースバンド輝度信号は、フィールドメモ
リ回路50において、6分の1フィールドだけ遅延され
る。ところで、この遅延時間は、輝度信号およびCTC
M信号のフィールドメモリの書き込みリセットおよびス
タートと読みだしリセットおよびスタートのタイミング
により決まるが、本実施例の様に、輝度信号記録用ヘッ
ドとCTCM信号記録用ヘッドがシリンダ円周上で12
0度離れている場合には、ゼロ以上6分の1フィールド
以下の時間であればよい。
【0045】さて、再生ヘッドアンプ46の出力は、B
PF51に至り、ここで低域変換されている搬送色信号
が抜き出され、周波数変換回路52でもとのNTSC信
号の周波数に変換された後にフィールドメモリ回路53
で6分の1フィールドだけ遅延される。
【0046】再生ヘッドアンプ47のRF−CTCM出
力は、FM色信号成分を抜き出すためにBPF54に至
る。BPF54の出力は、前述したキャプスタンモータ
・ドライブモード切換回路39およびFM復調回路部5
5に入力される。
【0047】キャプスタンモータ・ドライブモード切換
回路39では、たとえば、磁気ヘッドのトラッキングを
数100μmずらしながら、入力信号のエンベロープ検
波出力をあらかじめ決められたしきい値と比較し、入力
信号のエンベロープ検波出力がそのしきい値より大きい
場合には、CTCM信号が記録されていると判断し、ま
た、エンベロープ検波出力がそのしきい値より小さい場
合には、CTCM信号が記録されていないと判断する。
【0048】そして、CTCM信号が記録されていると
判断された場合には、磁気ヘッドのトラッキングは、F
M−CTCM信号の再生レベルが最大になる様に磁気ヘ
ッドのトラッキング状態を合わせる。このトラッキング
方法は、いわゆるX値などであらかじめ決めておいた値
でもよいし、常にエンベロープを見ながら自動トラッキ
ングする方式でもよい。
【0049】また、CTCM信号が記録されていないと
判断された場合にも、前述した場合と同様に、輝度信号
の再生レベルが最大になる様に、いわゆるX値などであ
らかじめ決めておいた値でもよいし、常にエンベロープ
を見ながら自動トラッキングする方式でもよい。キャプ
スタンモータ・ドライブモード切換回路39は、以上の
動作を行いドライブ回路38にキャプスタンモータのド
ライブ命令を出す。
【0050】FM復調回路部55は、FM復調回路(図
示せず)と、入力レベルに応じてレベル低減を線形に制
御する線形ディエンファシス回路(図示せず)と、前記
線形ディエンファシス回路の出力信号レベルに応じてそ
の高周波数成分の強調量を非線形に制御する第1非線形
ディエンファシス回路(図示せず)と、前記第1非線形
ディエンファシス回路の出力信号レベルに応じてその高
周波数成分の強調量を非線形に制御する第2非線形エン
ファシス回路(図示せず)とを含んでいる。
【0051】このFM復調回路部55においては、FM
変調回路部16と反対に、まず、FM復調された後に、
線形ディエンファシスが行われ、次に、第2の非線形デ
ィエンファシスと第1の非線形ディエンファシスが行わ
れる。
【0052】ここで、非線形ディエンファシスを2段に
従属接続することにより、総合ディエンファシス量を高
く保ちながら、リミットレベルの動作などにおいて非常
に高性能な非線形ディエンファシスを行うことが可能に
なる。すなわち、非線形ディエンファシス量を従来より
も格段に増加させることができる。なお、ディエンファ
シス回路は3段設けたが1段でもいずれか2段でもよ
い。
【0053】さて、FM復調回路部55の出力は、Y/
C時間差補正回路56に入力され、図2(b)で示した
垂直時間軸基準のX点を抽出し、Y/C時間差補正回路
56内に存在するメモリにおけるフィールド内の信号配
置を決定する。また、図2(d)で示したバースト状の
CTCM信号時間軸基準信号より時間軸基準となるY点
を抽出し、FM復調回路49の出力であるY信号の同期
信号の時間軸情報の時間情報を用いて、輝度信号と色信
号の時間差(Y/C時間差)を補正して最終出力61お
よび62でゼロに近づけ(本発明の構成により、残留ジ
ッターは5nsec以下に集束可能である)、1H単位
の時間軸を決定する。
【0054】ただし、ここでは、フィールドメモリ回路
50での6分の1遅延との時間差を最終出力61または
62でゼロにするために、6分の1フィールド遅延を行
っている。そして、Y/C時間差補正回路56の出力
は、再生側CTCM回路57に入力され(R−Y)信号
と(B−Y)信号に復元された後、直角二相変調回路5
8に入力されて直角二相変調され、搬送色信号となりス
イッチャ回路59に入力される。
【0055】さて、スイッチャ回路59においては、前
述した方法と同様の方法で、色信号の再生の有無を判別
して、もし色信号が再生されていない場合には、スイッ
チャ回路59の出力として、フィールドメモリ回路53
の出力を選択し、また、FM色信号が再生されてる場合
には、スイッチャ回路59の出力として、直角二相変調
回路58の出力を選択する。
【0056】次に、フィールドメモリ回路50で3分の
1フィールドだけ遅延された再生輝度信号Yとスイッチ
ャー回路59の出力である再生搬送色信号Cが加算回路
60で加算され出力端子61より出力される。また、フ
ィールドメモリ回路50の出力再生輝度信号Yとスイッ
チャー回路59の出力再生搬送色信号Cが、それぞれコ
ンポーネント信号として、出力端子62より出力され
る。
【0057】本実施例の構成をSVHS方式VTRに適
用した実験を実施確認したところ、その効果として、再
生色信号の水平解像度は60本以上、SN比はAM、P
Mとも52dB以上が得られた。ここで、前述した様
に、CTCM色信号には、メイン・エンファシスおよび
ノンリニア・エンファシスをかけている。そして、FM
信号のセンターキャリア周波数を約9.5MHz、FM
周波数変移を約1.0MHz、約6MHzから11MH
zの帯域にFMーCTCM信号を記録再生した。
【0058】なお、本実施例のVTRで記録したテープ
を従来のSVHS方式またはVHS方式のVTRで再生
しても、従来VTR方式でも信号は記録されているの
で、カラー映像信号の再生になんら支障は生じることは
ない。
【0059】また、以上の実施例では、従来のカラー映
像信号トラック間に記録する信号の例として、時間軸上
で連続したCTCM信号をFM記録する場合について説
明したが、上記の信号以外にも、線順次色差信号または
フィールド・スキップされた信号を前記実施例と同様の
構成で記録再生しても同様の効果が得られる。
【0060】たとえば、1フィールド当りのトラックピ
ッチが19.3ミクロンメータで、比較的トラック幅に
余裕がない、すなわち、FM信号の破れ限界に対してS
N比に余裕がないVHS長時間モードの場合には、従来
のVHS信号の記録トラック幅を約15.3ミクロンメ
ータ(記録ヘッドのトラック幅を約23ミクロンメー
タ)とし、線順次色差信号の記録トラック幅を約8ミク
ロンメータ(記録ヘッドのトラック幅を約15ミクロン
メータ)とし、1フィールドおきに線順次色差信号を記
録するモードを持つことができる。この記録方式は、既
に、特願平4−204811号(平成4年7月31日出
願)「磁気記録再生装置」に記載された方式である。
【0061】さらに、VHS方式のビデオムービーにお
いて、通常の直径62mmの回転シリンダの4分の3の
直径である小径回転シリンダを使用する場合には、一般
にヘッド数が、通常の直径62mmの回転シリンダの2
倍となり、シリンダが小さい上に取り付けヘッド数が2
倍に増え、製造がより困難になる。そこで、本発明を用
いると、VHS標準モードでは、従来のVHS信号の記
録トラック幅を約30ミクロンメータ(記録ヘッドのト
ラック幅を約30ミクロンメータ)とし、CTCM信号
の記録トラック幅を約18ミクロンメータ(記録ヘッド
のトラック幅を約25ミクロンメータ)とし、CTCM
信号を記録するモードを持つことができるので、前記小
径回転シリンダ上に搭載する磁気ヘッドの数を2個と最
小限に抑えることが可能である。
【0062】すなわち、線順次色差信号の記録は、標準
モードのみで、前記CTCM信号記録ヘッドの数として
は、通常の直径62mmの回転シリンダでは2個、その
4分の3の直径である小径回転シリンダでは4個とな
る。
【0063】色信号だけでなく帯域圧縮された輝度信号
をデイジタル変調した信号を記録することも可能であ
る。さらに、映像信号以外の音声信号やインデックス信
号や制御信号をアナログまたはデイジタル変調した信号
の記録再生も可能である。
【0064】以上の様に、第2の磁気ヘッド群により新
たに記録する信号としては、あらゆる情報をしたアナロ
グまたはデイジタル変調した信号の場合でも同様の効果
を得ることができる。
【0065】これらの実施効果は、NTSC方式のVT
Rに限らず、PAL方式のVTRでも同様の実施効果を
得ることができる。すなわち、基本的に、NTSC方式
のVHS−VTRでは、回転シリンダは1秒間に約30
回転し、テープとヘッドの相対速度は5.8m/se
c.であるが、PAL方式のVTRでは回転シリンダは
1秒間に約25回転し、それは4.85m/sec.で
ある。よって、PAL方式VTRにおける信号の記録周
波数がNTSC方式の場合と同じならば、相対速度が約
6分の5になった分だけ記録波長が短くなり、テープ・
ヘッド系のSN比が劣化する。しかし、もともと、NT
SC方式におけるテープ・ヘッド系のSN比に余裕をも
たせたり、スーパーリミッタなどと呼ばれるFM復調破
れに強い新しいFM復調回路などを用いると、実用上問
題にはならない。
【0066】なお、本実施例の磁気記録再生装置におけ
る主な構成要素は、記録回路部1、電磁変換部2、およ
び、再生回路部3であったが、記録回路部1、電磁変換
部2からなる記録機能のみを有する磁気記録装置や、電
磁変換部2、再生回路部3からなる再生機能のみを有す
る磁気再生装置の構成も、磁気記録再生装置の構成から
容易に得られることはいうまでもない。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明はカラー映像信号
を記録再生するVTRに関し、時間軸基準信号を付加し
た時間軸圧縮色差信号を周波数変調し、従来のカラーア
ンダ方式映像信号が記録されているトラック間に別ヘッ
ドにより記録する。そうすることによって、従来の家庭
用VTRよりも、より高SN比で広帯域な高品位色信号
を再生することが可能になる。
【0068】また、本発明において、色信号は時間軸基
準信号を持っているので、再生時のY/C時間軸誤差が
補正され、ジッターのない落ち着いた再生画が得られ
る。また、非線形ディエンファシスを2段に従属接続す
ることにより、総合ディエンファシス量を高く保ちなが
ら、リミットレベルなどにおける動作が高性能な非線形
ディエンファシスを行うことが可能になる。
【0069】しかも、本発明の方式で記録した磁気テー
プを従来のVTRで再生する場合、従来の低域変換色信
号も記録されているので、従来VTRとの互換性を確保
できる。また、再生時に、新色信号が再生されれば、磁
気ヘッドのトラッキングはこのFM変調された新色新色
信号の再生レベルが最大になる様に行い、従来の輝度信
号とのペアーを出力し、かつ、新色信号が再生されなけ
れば、磁気ヘッドのトラッキングは従来の輝度信号およ
び低域変換色信号の再生レベルが最大になる様に行い、
従来の輝度信号および低域変換色信号をペアーで出力す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における要部ブロック図
【図2】本発明の一実施例における信号形態を示す波形
【図3】本実施例におけるFM変調回路部の構成を示す
ブロック図
【図4】本実施例における記録トラックパターン図
【図5】本実施例の信号キャリア配置を示す特性図
【符号の説明】
1 記録回路部 2 電磁変換部 3 再生回路部 4 複合カラー映像信号入力端子 5 Y/C分離回路 6 コンポーネント・カラー映像信号入力端子 7 スイッチャ回路 8 1フィールドメモリ回路 9 FM変調回路部 10 低域変換回路 11 加算回路 12 記録アンプ 13 復調回路 14 CTCM回路 15 時間軸基準信号付加回路 16 FM変調回路部 17 記録アンプ 18、19 出力端子 20、21 入力端子 22 R/Pモード選択回路 23、24、25、26 ロータリートランスフォーマ
ー 27 回転シリンダ 28、29、30、31 磁気ヘッド 32 磁気テープ 33 回転シリンダの回転方向 34 磁気テープ進行方向 35 ピンチローラー 36 キャプスタン 37 キャプスタンモータ 38 ドライブ回路 39 キャプスタンモータ・ドライブ・モード切換回路 40 再生信号スイッチャ回路 41 遅延回路 42、43 出力端子 44、45 入力端子 46、47 再生ヘッドアンプ 48 BPF 49 FM復調回路部 50 フィールドメモリ回路 51 BPF 52 周波数変換回路 53 フィールドメモリ回路 54 BPF 55 FM復調回路部 56 Y/C時間軸誤差補正回路 57 再生側CTCM回路 58 直角二相変調回路 59 スイッチャ回路 60 加算回路 61 複合カラー映像信号出力端子 62 コンポーネント・カラー映像信号出力端子 63、64 固定ポスト 65 第1非線形エンファシス回路 66 第2非線形エンファシス回路 67 線形エンファシス回路 68 高周波数クリップ回路 69 低周波数クリップ回路 70 FM変調器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 雅司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 ▲よし▼田 隆泰 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】輝度信号に周波数変調処理を施す第1の周
    波数変調回路と、2つの色差信号に時間軸圧縮処理を施
    し時間軸圧縮色差信号を得る時間軸圧縮回路と、前記時
    間軸圧縮色差信号に特定の垂直同期期間毎および特定の
    水平同期期間毎に時間軸基準信号を付加する時間軸基準
    信号付加回路と、前記時間軸基準信号付加回路の出力に
    周波数変調処理を施す第2の周波数変調回路と、前記第
    1の周波数変調回路の出力を磁気記録媒体上に記録する
    第1の磁気ヘッドと、前記第1の磁気ヘッドにより記録
    する2つの信号記録トラック間に前記第2の周波数変調
    回路の出力を記録する第2の磁気ヘッドとを具備するこ
    とを特徴とするカラー映像信号の磁気記録装置。
  2. 【請求項2】輝度信号と搬送色信号と2つの色差信号を
    入力する手段と、前記搬送色信号を低域変換する低域変
    換回路と、前記低域変換回路の出力と前記第1の周波数
    変調回路の出力を加算する加算回路とをさらに具備し、
    前記加算回路の出力を第1の磁気ヘッドで磁気記録媒体
    上に記録することを特徴とする請求項1記載のカラー映
    像信号の磁気記録装置。
  3. 【請求項3】時間軸基準信号は、色差信号の基準信号電
    位に対して、プラス電位方向またはマイナス電位方向に
    信号成分を持つ同期信号であることを特徴とする請求項
    1記載のカラー映像信号の磁気記録装置。
  4. 【請求項4】時間軸基準信号は、色差信号の基準信号電
    位に対して、プラス電位方向とマイナス電位方向に対称
    な3値またはバースト状の同期信号であることを特徴と
    する請求項1記載のカラー映像信号の磁気記録装置。
  5. 【請求項5】時間軸基準信号は、色差信号の基準信号電
    位に対して、プラス電位方向とマイナス電位方向に対称
    でない3値またはバースト状の同期信号であることを特
    徴とする請求項1記載のカラー映像信号の磁気記録装
    置。
  6. 【請求項6】第2の周波数変調回路は、時間軸基準信号
    付加回路の出力信号レベルに応じてその高周波数成分の
    強調量を非線形に制御する第1非線形エンファシス回路
    と、前記第1非線形エンファシス回路の出力信号レベル
    に応じてその高周波数成分の強調量を非線形に制御する
    第2非線形エンファシス回路と、前記第2非線形エンフ
    ァシス回路の出力信号レベルに応じてその高周波数成分
    の強調量を線形に制御する線形エンファシス回路とのう
    ちの少なくとも1つを含んでいることを特徴とする請求
    項1記載のカラー映像信号の磁気記録装置。
  7. 【請求項7】第1非線形エンファシス回路および前記第
    2非線形エンファシス回路の高周波数成分の強調量の差
    は、お互いに約10%以上異なり、また、前記第1非線
    形エンファシス回路および前記第2非線形エンファシス
    回路において、入力信号の高周波数成分を強調を行うか
    行わないかのリミットレベルの差は、お互いに約10%
    以上異なることを特徴とする請求項6記載のカラー映像
    信号の磁気記録装置。
  8. 【請求項8】輝度信号を再生する第1の磁気ヘッドと、
    前記第1の磁気ヘッドの再生信号に周波数復調処理を施
    す第1の周波数復調回路と、時間軸圧縮色差信号を再生
    する第2の磁気ヘッドと、前記第2の磁気ヘッドの再生
    信号に周波数復調処理を施す第2の周波数復調回路と、
    前記第1の周波数復調回路の出力である時間軸基準信号
    を用いて前記第1の周波数復調回路の出力である輝度信
    号および前記第2の周波数復調回路の出力である時間軸
    圧縮色差信号との相対的な時間軸誤差を取り除くY/C
    時間差補正回路と、前記時間軸圧縮色差信号を入力し、
    入力時の時間軸に伸張された2つの色差信号を出力する
    色差信号伸張回路とを具備することを特徴とするカラー
    映像信号の磁気再生装置。
  9. 【請求項9】第1の磁気ヘッドの再生信号より輝度信号
    を抜き出して第1の周波数復調回路に出力する第1のフ
    ィルタ回路と、前記第1の磁気ヘッドの再生信号より低
    域変換色信号を抜き出す第2のフィルタ回路と、前記第
    2のフィルタ回路の出力を搬送色信号に変換する周波数
    変換回路とをさらに具備することを特徴とする請求項8
    記載のカラー映像信号の磁気再生装置。
  10. 【請求項10】時間軸基準信号より連続的に作られたゲ
    ート信号により時間軸基準信号期間を抽出して、前記時
    間軸基準信号期間内において、ほぼ基準信号電位になる
    時刻を電位比較器により検出して再生色差信号の時間軸
    基準とすることを特徴とする請求項8記載のカラー映像
    信号の磁気再生装置。
  11. 【請求項11】第2の周波数復調回路は、入力レベルに
    応じてレベル低減を線形に制御する線形ディエンファシ
    ス回路と、前記線形ディエンファシス回路の出力信号レ
    ベルに応じてその高周波数成分の強調量を非線形に制御
    する第1非線形ディエンファシス回路と、前記第1非線
    形ディエンファシス回路の出力信号レベルに応じてその
    高周波数成分の強調量を非線形に制御する第2非線形デ
    ィエンファシス回路のうちの少なくとも1つを含むこと
    を特徴とする請求項8記載のカラー映像信号の磁気再生
    装置。
  12. 【請求項12】第1非線形ディエンファシス回路および
    第2非線形ディエンファシス回路の高周波数成分の強調
    量の差は、お互いに約10%以上異なり、また、前記第
    1非線形ディエンファシス回路および前記第2非線形デ
    ィエンファシス回路において、入力信号の高周波数成分
    を強調を行うか行わないかのリミットレベルの差は、お
    互いに約10%以上異なることを特徴とする請求項11
    記載のカラー映像信号の磁気再生装置。
  13. 【請求項13】第1の磁気ヘッドは回転シリンダー上に
    概略180度対称に配置されており、そのアジマス角度
    はお互いに逆アジマスの関係にある2つの磁気ヘッド対
    であり、かつ、第2の磁気ヘッドは前記回転シリンダー
    の円周上において前記第1の磁気ヘッドの2つの磁気ヘ
    ッド対の間に配置されており、前記第2の磁気ヘッドの
    アジマス角度は前記第1の磁気ヘッド対のアジマス角度
    とは異なるアジマス角度である2個の磁気ヘッド対であ
    ることを特徴とする請求項1記載のカラー映像信号の磁
    気記録装置。
  14. 【請求項14】第1の磁気ヘッドは回転シリンダー上に
    概略180度対称に配置されており、そのアジマス角度
    はお互いに逆アジマスの関係にある2つの磁気ヘッド対
    であり、かつ、第2の磁気ヘッドは前記回転シリンダー
    の円周上において前記第1の磁気ヘッドの2つの磁気ヘ
    ッド対の間に配置されており、前記第2の磁気ヘッドの
    アジマス角度は前記第1の磁気ヘッド対のアジマス角度
    とは異なるアジマス角度である2個の磁気ヘッド対であ
    ることを特徴とする請求項8記載のカラー映像信号の磁
    気再生装置。
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