JPH06164553A - 周波数ダイバーシティ通信装置 - Google Patents

周波数ダイバーシティ通信装置

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JPH06164553A
JPH06164553A JP4312113A JP31211392A JPH06164553A JP H06164553 A JPH06164553 A JP H06164553A JP 4312113 A JP4312113 A JP 4312113A JP 31211392 A JP31211392 A JP 31211392A JP H06164553 A JPH06164553 A JP H06164553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
signal
2deltaf
mixer
communication device
Prior art date
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Pending
Application number
JP4312113A
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English (en)
Inventor
Kimiatsu Satou
公厚 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP4312113A priority Critical patent/JPH06164553A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信系、受信系ともに従来に比し構成を簡略
にシテコストを下げることのできる周波数ダイバーシテ
ィ通信装置を提供することを目的とする。 【構成】 受信系における局部発振器26の発振周波数
LOは(f1 +f2 )/2+Δfに設定され、復調器2
8の出力はカットオフ周波数fc が2Δfに等しいかも
しくは2Δf以下であるローパスフィルタ29を通して
再生されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数ダイバーシティ
通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周波数ダイバーシティ通信装置として
は、従来、例えば、特開平1−215131号公報や特
開平2−131629号公報に開示されたものがあり、
この種の従来例を図6に示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この図6のものでは、
2つの送信周波数f1 、f2 に対して、受信系で発生さ
せる局部発振周波数を(f1 +f2 )/2に設定するの
で、中間周波数fIFが2波存在し、共通の復調部で検波
しようとする場合には、この2波に若干でも周波数差が
あると、ビートを起こし、その周波数差でAM変調が生
じ、これがノイズとなるという問題がある。
【0004】更に、上記の2つの従来例の受信系では、
必ず、周波数変換を2回行なうか、または混合器を2つ
備えており、その分、回路構成が複雑で高価になるとい
う問題があった。
【0005】本発明はこの問題を解消するためになされ
たもので、送信系、受信系ともに従来に比し構成を簡略
にしてコストを下げることのできる周波数ダイバーシテ
ィ通信装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、請求項1では、送信系では、同一データを複
数の異なる周波数信号に載せて送信し、複数の異なる周
波数信号を送受信し、受信系では、周波数f1 及びf2
(>f1 )の受信波と局部発振器出力を混合器で混合し
て中間周波数信号を生成し、復調器で検波する周波数ダ
イバーシティ方式通信装置において、上記局部発振器の
発振周波数fLOは(f1 −f2 )/2+Δfに設定さ
れ、上記復調器の出力はカットオフ周波数fc が2Δf
に等しいかもしくは2Δf以下であるローパスフィルタ
を通して再生される構成とした。
【0007】請求項2では、送信系は、周波数(f1
2 /)/2の信号と周波数(f1+f2 )/2の信号
とを混合器で混合して2つの周波数f1 、f2 を得る構
成とした。
【0008】請求項3では、送信系は、1つの周波数を
てい倍して複数の周波数を得る構成とした。
【0009】
【作用】本発明では、受信系における局部発振周波数を
Δfだけシフトして設定し、ビート周波数を2Δfに積
極的に制御して当該ビート周波数成分をフィルタで取り
除く。
【0010】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面を参照して説
明する。
【0011】図1において、10は送信系、20は受信
系である。送信系10は、例えば図2に示すような構成
を有し、同一ベースバンド信号Dで変調された周波数f
1 の信号と周波数f2 (>f1 )の信号をアンテナ14
A、14Bから送信する。11はベースバンド信号(送
信データ)Dを発生するデータ発生部、12A,12B
は発振器、13A、13Bは変調器modである。
【0012】図1において、21はアンテナ、22は周
波数f1 成分と周波数f2 成分との両者を通過させる双
峰型のバンドパスフィルタ、23はRF増幅器、24は
混合器、25はバンドパスフィルタ、26は局部発信
器、27は中間周波(IF)増幅器、28は復調器、2
9はローパスイルタ、30はデータ処理部(CPU)で
ある。
【0013】なお、図5に、この実施例における周波数
スペクトラムを示しておく。
【0014】局部発信器26は周波数fL0=(f1 +f
2 )/2+Δfの信号を発振する。混合器24は周波数
(f2 −f1 )/2+Δfと周波数(f2 −f1 )/2
−Δfの2つの中間周波数fIFの信号を生成する。両中
間周波数信号はバンドパスフイルタ25、中間周波増幅
部27を通したのち、復調器28で検波する。
【0015】ローパスイルタ29のカットオフ周波数f
c はfc =2Δfもしくは2Δf以下であり、検波出力
からビート周波数2Δf成分を除去し、ベースバンド信
号Dのみを通過させる。なお、バンドパスフイルタ25
には、最低でも、2Δf+4fDATE(fDATE=ベースバ
ンド信号Dの周波数)以上の帯域幅を持たせる。
【0016】本実施例では、局部発振周波数fL0を(f
1 +f2 )/2ではなく、Δfだけシフトした「Δf+
(f1 +f2 )/2」に設定し、ローパスフィルタ29
で、ビート周波数2Δf成分を除去してベースバンド信
号Dを再生するから、周波数の異なる2つの信号を混合
器が1箇である単一の受信系で同時に受信することがで
きる。
【0017】図3及び図4に送信系の他の例を示す。
【0018】図3において、発振器12Cは周波数
「(f1 −f2 )/2」の信号を発生する。13は変調
器、14はアンテナ、15は発振周波数「(f1
2 )/2」の局部発振器、16は混合器、17はバン
ドパスフィルタである。
【0019】この送信系では、発振器12Cと15の一
方の発振器の発振周波数を低くすることができるので、
回路構成が容易になる。
【0020】図4において、発振器12Dの発振周波数
は(f2 ' −f1 ' )である。18はてい倍器であっ
て、少なくとも(N+1)てい倍する。19はカットオ
フ周波数fc がfc =2fDATE程度のローパスフィルタ
である。てい倍器18の出力のうち、バンドパスフィル
タ17は、Nてい倍成分と(N+1)てい倍成分を通過
させる。f1 =N(f2 ' −f1 ' )、f2 =(N+
1)(f2 ' −f1 ' )とする。
【0021】この送信系では、発振器が1台で済む利点
がある。
【0022】上記実施例は、シングルスーパーヘタロダ
イン方式であるが、周波数変換をもう一度行なうダブル
ルスーパーヘタロダイン方式とする場合は、最初の周波
数変換段においては実施例のイメージ受信可能とし、次
の周波数変換段では通常のイメージ除去用のフィルタを
使用する。これは、最初の周波数変換におけるイメージ
周波数の周波数偏差のほうが、次の周波数変換における
周波数偏差よりも大きく、f1 、f2 間の相関が小さ
く、周波数デイバーシティの効果が一層期待できるから
である。
【0023】なお、ローパスイルタ29のカットオフ周
波数fc はビート周波数2Δfより充分に低い方がよ
い。
【0024】この送信系では、発振器は1箇で済む利点
がある。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、受信系にお
ける局部発振周波数をΔfだけシフトして設定し、ビー
ト周波数を2Δfに積極的に制御して当該ビート周波数
成分をフィルタで取り除くので、周波数変換は1回で済
み、従来に比し、回路構成を簡単ににしてコストを下げ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例における送信系の1例を示すブロッ
ク図である。
【図3】上記実施例における送信系の他の例を示すブロ
ック図である。
【図4】上記実施例における送信系の佐瀬に他の例を示
すブロック図である。
【図5】上記実施例の受信系の周波数スペクトラムを示
す図である。
【図6】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 送信系 12A〜12D 発振器 13,13A、13B 変調器 15 局部発振器 16 混合器 17 ローパスフィルタ 18 てい倍器 20 受信系 22、25 バンドパスフィルタ 23 RF増幅器 24 混合器 26 局部発振器 27 中間周波増幅器 28 復調器 29 ローパスフィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信系では、同一データを複数の異なる
    周波数信号に載せて送信し、受信系では、周波数f1
    びf2 (>f1 )の受信波と局部発振器出力を混合器で
    混合して中間周波数信号を生成し、復調器で検波する周
    波数ダイバーシティ方式通信装置において、 上記局部発振器の発振周波数fLOは(f1 +f2 )/2
    +Δfに設定され、上記復調器の出力はカットオフ周波
    数fc がfc =2Δfもしくは2Δf以下であるローパ
    スフィルタを通して再生されることを特徴とする周波数
    ダイバーシティ通信装置。
  2. 【請求項2】 送信系は、周波数(f1 −f2 )/2の
    信号と周波数(f1 +f2 )/2の信号とを混合器で混
    合して2つの周波数f1 、f2 を得ることを特徴とする
    請求項1記載の周波数ダイバーシティ通信装置。
  3. 【請求項3】 送信系は、1つの周波数をてい倍して複
    数の周波数を得ることを特徴とする請求項1記載の周波
    数ダイバーシティ通信装置。
JP4312113A 1992-11-20 1992-11-20 周波数ダイバーシティ通信装置 Pending JPH06164553A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4312113A JPH06164553A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 周波数ダイバーシティ通信装置

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JPH06164553A true JPH06164553A (ja) 1994-06-10

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JP (1) JPH06164553A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003007504A1 (en) * 2001-06-26 2003-01-23 Gcomm Corporation Radio transmitter-receiver

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