JPH06164221A - 光マイクロ波共鳴器用キャビティ - Google Patents

光マイクロ波共鳴器用キャビティ

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JPH06164221A
JPH06164221A JP31762492A JP31762492A JPH06164221A JP H06164221 A JPH06164221 A JP H06164221A JP 31762492 A JP31762492 A JP 31762492A JP 31762492 A JP31762492 A JP 31762492A JP H06164221 A JPH06164221 A JP H06164221A
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JP
Japan
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diode
antenna
dielectric
terminal
metal plate
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Shinichi Fukukawa
伸一 福川
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ダイオードへの半田付けを除き熱ストレスによ
る残留応力によりダイオードが破損するのを防ぎ、ブロ
ッキングコンデンサの高周波特性を向上させる。 【構成】筺体1の底面内壁にアンテナ6の一端を固定
し、底面外壁に誘電体2,金属板3をそれぞれの貫通孔
の位置を一致させて取り付ける。ダイオード5の一方の
端子を挿着した金属キャップ4をねじとして金属板3の
貫通孔に螺着する。このように組み立てたキャビティで
は、ダイオード5の他方の端子はアンテナ6の他端と圧
接し、アンテナ6の弾力によってダイオード5は下方に
押圧されて金属キャップ4に機械的に固定され、ダイオ
ード6は金属キャップ4を含む金属板3とアンテナ6と
の間に半田接合なしに電気的に接続される。また、筺体
1の底面と誘電体2と金属キャップ4を含む金属板3と
で面積の広いブロッキングコンデンサが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光マイクロ波共鳴器用キ
ャビティに関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の光マイクロ波共鳴器用キャ
ビティの一例を示す断面図である。
【0003】本例では、筺体11の内壁にアンテナ8の
一端を固定し、アンテナ8の他端とダイオード5の一方
の端子を半田10により直接接続し、またダイオード5
の他方の端子は筺体11に挿着した端子コンデンサ9の
端子とスリーブ7を介して半田10により接続してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の光マイクロ
波共鳴器用キャビティでは、ダイオードの両端子が半田
付けされているので、半田付け時の熱ストレスが残留応
力としてダイオードにかかり、この残留応力の強さによ
ってはダイオード自身が破損することがあるという問題
点があった。
【0005】また、ブロッキングコンデンサとして端子
コンデンサを形成しているので、高周波特性が悪く、整
合をとる際のマイクロ波の影響を除くための整合回路の
調整が難しいという問題点があった。
【0006】本発明の目的は、筺体内壁に一端を固定し
たアンテナを板ばねとし、ダイオードの一方の端子を挿
着した金属キャップをダイオードの他方の端子がアンテ
ナの他端と圧接するように取り付け、筺体とその底面に
取り付けた誘電体および金属板によりブロッキングコン
デンサを形成させることにより従来の問題点を解決した
光マイクロ波共鳴器用キャビティを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光マイクロ波共
鳴器用キャビティは、筺体の底面内壁に一端を固定した
弾性材からなるアンテナと、このアンテナの他端に一方
の端子を接続するダイオードと、前記筺体の前記底面に
誘電体を挟んで取り付ける金属板と、前記ダイオードを
固定するための金属キャップとを備え、前記筺体底面と
前記誘電体と前記金属板とは前記ダイオードを挿着する
ための貫通孔を有し、前記筺体底面に前記誘電体および
前記金属板を前記貫通孔を一致させて取り付け、前記ダ
イオードの一方の端子を挿着した前記金属キャップを前
記ダイオードの他方の端子が前記アンテナの他端と圧接
するように前記金属板の前記貫通孔に挿着固定してなる
ことを特徴とする。
【0008】そして、前記金属板の前記貫通孔は前記金
属キャップを螺着可能な螺合構造を有するようにしても
よい。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0010】図1は本発明の光マイクロ波共鳴器用キャ
ビティの一実施例を示す断面図である。
【0011】本実施例の光マイクロ波共鳴器用キャビテ
ィは図1に示すように、筺体1の底面内壁に一端を固定
した弾性材からなるアンテナ6と、ダイオード5と、筺
体1の底面に誘電体2を挟んで取り付ける金属板3と、
ダイオード5を固定するための金属キャップ4とからな
る。
【0012】筺体1の底面,誘電体2および金属板3に
はダイオード5を挿着するための貫通孔が設けてあり、
また金属板3の貫通孔には金属キャップ4を螺着するた
めのタップが切ってある。そして金属キャップ4の外縁
には金属板3の貫通孔のタップと適合するねじが切って
ある。
【0013】次に、本実施例のキャビティの組立て方に
ついて説明する。
【0014】筺体1の底面内壁にアンテナ6の一端を固
定し、筺体1の底面外壁に誘電体2および金属板3をそ
れぞれの貫通孔の位置を一致させて取り付ける。
【0015】金属キャップ4にダイオード5の一方の端
子を挿着し、この金属キャップ4をねじとして金属板3
の貫通孔に螺着する。
【0016】このように組み立てた光マイクロ波共鳴器
用キャビティでは、ダイオード5の他方の端子はアンテ
ナ6の他端と圧接し、アンテナ6の弾力によってダイオ
ード5は下方に押圧されて金属キャップ4に機械的に固
定され、ダイオード6は金属キャップ4を含む金属板3
とアンテナ6との間に半田接合なしに電気的に接続され
る。
【0017】また、筺体1の底面と誘電体2と金属キャ
ップ4を含む金属板3とで面積の広いブロッキングコン
デンサが形成される。
【0018】そして、金属板3からブロッキングコンデ
ンサ,ダイオード5を介してアンテナ6に信号を入力す
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、筺体の底
面に取り付けた誘電体と金属板の貫通孔を通してダイオ
ードの一方の端子を内部のアンテナに圧接させ、ダイオ
ードの他方の端子を金属キャップに固定し、金属キャッ
プと金属板を電気的にも接続することにより、ダイオー
ドへの半田付けを行わないので、ダイオードには熱スト
レスによる残留応力が加わらない。従ってダイオードの
破損を防ぐことができるという効果を有する。
【0020】また、筺体底面と誘電体と金属板とで面積
の広いブロッキングコンデンサを形成するので、高周波
特性が向上し、整合時の整合回路の調整が容易になると
いう効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光マイクロ波共鳴器用キャビティの一
実施例を示す断面図である。
【図2】従来の光マイクロ波共鳴器用キャビティの一例
を示す断面図である。
【符号の説明】
1,11 筺体 2 誘電体 3 金属板 4 金属キャップ 5 ダイオード 6,8 アンテナ 7 スリーブ 9 端子コンデンサ 10 半田

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筺体の底面内壁に一端を固定した弾性材
    からなるアンテナと、このアンテナの他端に一方の端子
    を接続するダイオードと、前記筺体の前記底面に誘電体
    を挟んで取り付ける金属板と、前記ダイオードを固定す
    るための金属キャップとを備え、前記筺体底面と前記誘
    電体と前記金属板とは前記ダイオードを挿着するための
    貫通孔を有し、前記筺体底面に前記誘電体および前記金
    属板を前記貫通孔を一致させて取り付け、前記ダイオー
    ドの一方の端子を挿着した前記金属キャップを前記ダイ
    オードの他方の端子が前記アンテナの他端と圧接するよ
    うに前記金属板の前記貫通孔に挿着固定してなることを
    特徴とする光マイクロ波共鳴器用キャビティ。
  2. 【請求項2】 前記金属板の前記貫通孔は前記金属キャ
    ップを螺着可能な螺合構造を有することを特徴とする請
    求項1記載の光マイクロ波共鳴器用キャビティ。
JP31762492A 1992-11-27 1992-11-27 光マイクロ波共鳴器用キャビティ Expired - Lifetime JP2762877B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104885293A (zh) * 2013-12-30 2015-09-02 华为技术有限公司 谐振器、滤波器、双工器、多工器及通信设备

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CN104885293A (zh) * 2013-12-30 2015-09-02 华为技术有限公司 谐振器、滤波器、双工器、多工器及通信设备
US9979070B2 (en) 2013-12-30 2018-05-22 Huawei Technologies Co., Ltd. Resonator, filter, duplexer, multiplexer, and communications device
CN104885293B (zh) * 2013-12-30 2018-05-29 华为技术有限公司 谐振器、滤波器、双工器、多工器及通信设备

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Effective date: 19980224