JPH06163721A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH06163721A
JPH06163721A JP31208092A JP31208092A JPH06163721A JP H06163721 A JPH06163721 A JP H06163721A JP 31208092 A JP31208092 A JP 31208092A JP 31208092 A JP31208092 A JP 31208092A JP H06163721 A JPH06163721 A JP H06163721A
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JP
Japan
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hole
metal wiring
layer metal
substrate
insulating film
Prior art date
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Pending
Application number
JP31208092A
Other languages
English (en)
Inventor
博 ▲鉄▼田
Hiroshi Tetsuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP31208092A priority Critical patent/JPH06163721A/ja
Publication of JPH06163721A publication Critical patent/JPH06163721A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、半導体装置におけるスルーホール
に関するもので、そのスルーホールの形成時のホトリソ
工程の合わせ余裕を縮小することなく、微細化できる構
造を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、スルーホール205を基板201
面に対して垂直にせず、所定の角度をもった斜め方向に
設け、このスルーホール205内に第2層配線206を
設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置における
多層配線などの上下層を接続するために設けるスルーホ
ールの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の半導体装置におけるスルー
ホール部分の構造を断面図で示し、以下に概略説明す
る。
【0003】同図において、101は表面に複数の半導
体素子(図示しない)を有する半導体基板(一般にSi
基板、以下単に基板と称す)であり、その上に通常、絶
縁膜102が形成されており、その上に前記複数の半導
体素子を接続する第1層メタル配線103が形成されて
いる。さらにその第1層メタル配線103上にスルーホ
ール106を基板101面に垂直な方向に設けた層間絶
縁膜104があり、前記スルーホール106を埋めて前
記第1層メタル配線103に接触するように第2層メタ
ル配線105が形成されている。つまり、第1層メタル
配線103と第2層メタル配線105とはスルーホール
106を通して電気的に接続されている。図4はメタル
配線が2層の場合を示しているが、3層以上であっても
以下に述べる本発明の主旨は同様であることは説明する
までもない。
【0004】ここで、このような構造の製造方法を簡単
に述べておく。
【0005】まず、基板101上に絶縁膜102として
例えばSiO2 膜を熱酸化法やCVD(化学的気相成
長)法などで形成し、その上に第1層メタル配線103
として、例えばAlあるいはAl合金などの金属、Wな
どの高融点金属、あるいはポリシリコンなどで所定パタ
ーンに形成する(この材料やその形成方法は本発明の主
旨には関係しないので特定はしない)。
【0006】その後、その上に層間絶縁膜104を前記
絶縁膜102と同様の方法で形成し、その層間絶縁膜1
04の所定箇所、即ち第1層メタル配線103の上部位
置にスルーホール106を、図示しないレジストパター
ン(このレジストパターンは周知のようにガラスマスク
などを使用したホトリソグラフィ(以下ホトリソと称
す)およびエッチング技術で形成する)をマスクにして
ホトリソ、エッチング技術で形成する。そして、そのス
ルーホール106を埋め込んで前記第1層メタル配線1
03に接触するように、第2層メタル配線105を第1
層メタル配線103と同様の方法で形成する。
【0007】ところで、前記スルーホール106を形成
(開口)する際には、ホトリソ時のマスク合わせのため
の余裕が必要となるので、スルーホール106の径(一
般にスルーホールの上から見た形状は楕円形に近い)
は、通常第1層メタル配線103の幅より小さくとらな
ければならない。例えば、最近使用されているi線ステ
ッパーでホトリソを行なう場合前記余裕は0.2μm程
度見なければならない。とはいえ、ウェーハ(基板)の
平坦性などを考慮すると0.3〜0.4μmの合わせ余
裕が必要となり、従来スルーホール106の径に対し、
最大0.6〜0.8μm程度、第1層メタル配線103
の幅を大きくしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
装置はますます微細化が進んでおり、メタル配線幅、ピ
ッチなども縮小の要求も例外ではないにも拘らず、前述
したスルーホール形成時の合わせ余裕は主にステッパー
の性能に依存しているので、この部分の縮小はあまり望
めない。もし、前記合わせ余裕を考えない場合、図2
(b)に示すようにスルーホール106が第1層メタル
配線103よりはずれて形成されることがあり、この場
合、スルーホール106をエッチングするとき、第1層
メタル配線103の側部、下部の絶縁膜104、102
までトレンチ状にエッチングされてしまう(107)。
最悪の場合、このエッチングは基板(図示略)まで到達
することになり、そこに配線材を形成した場合、電気的
にショートする原因になるという欠点がある(当然、ぴ
ったり合えば図2(a)のように余計なエッチングは生
じず問題はない)。
【0009】本発明は、以上述べた問題点を除去するた
めに、スルーホールを斜めに形成することにより、合わ
せ余裕を縮小することなく微細化できるスルーホール構
造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的達成
のため、スルーホールを基板面に対して(あるいは基板
面に垂直な方向に対して)所定の角度をもって斜めに形
成するようにしたものである。
【0011】
【作用】本発明は、前述したように、スルーホールを基
板面に対して斜めに形成したので、スルーホールを従来
と変わらない充分な合わせ余裕をもって形成でき、かつ
第2層メタル配線の第1層メタル配線への接触面積が倍
増する。つまり、接触面積が従来と同じでよいとすれば
スルーホールも第1層メタル配線も縮小でき、微細化に
貢献する。
【0012】
【実施例】図1に本発明の実施例の製造工程を断面図で
示し、以下に説明する。
【0013】まず、図1(a)に示すように、従来同
様、表面に複数の半導体素子(図示しない)を有する基
板201上に絶縁膜202を形成し、次いで図1(b)
に示すように、これも従来同様第1層メタル配線203
をパターニング形成する。そして、やはり従来同様、そ
の第1層メタル配線203と絶縁膜202上に層間絶縁
膜204を形成する。
【0014】その後、図1(c)に示すように、前記層
間絶縁膜204にスルーホール205を斜めに、つま
り、基板201面に対して垂直方向でなく、その垂直方
向よりある角度をもった方向に開口する。この角度は第
1層メタル配線203の幅と厚さによって異なるが、そ
の幅と厚さが1:1の場合、後述するように45°が最
適である。
【0015】このようにスルーホール205を斜めに形
成するには、ホトリソ工程において、ウェーハ(基板)
を載せる台(サセプター)を斜めにする方法か、ビーム
を斜めに照射する方法で行なえば容易にできる。
【0016】次ぎに、図1(d)のように、前記斜めに
形成したスルーホール205を埋め込み、かつ、第1層
メタル配線203に接触するように第2層メタル配線2
06を従来同様の方法で形成して、第1層メタル配線2
03と第2層メタル配線206とを電気的にも接続する
構造とする。
【0017】ここで、前述した斜めに形成するスルーホ
ール205の角度の例を図3を主体にして以下に述べ
る。
【0018】第1層メタル配線203の幅、厚さともに
1μmとし、スルーホール205を基板201面の垂直
方向(法線)に対して45°の角度に形成した場合を考
える。つまり、このスルーホール205に第2層メタル
配線が埋め込まれた場合、第1層メタル配線203の少
なくとも上面と1側面との1部または全部に接触するよ
うに前記角度で斜めに形成する。
【0019】このとき、スルーホール205のホールと
しての径aは前述した合わせ余裕を考えないと、ma
x.約1.4μmとなる(第1層メタル配線203の対
角線と同じであるから(12 +12 1/2 =1.4)。
また、層間絶縁膜204上面での径bは前記同様の計算
から約2μmとなり、従来のように垂直にスルーホール
を形成した場合(従来は図2に示すように第1層メタル
配線103の幅と同じ1μm)の2倍の径をとることが
できる。しかも、従来例の場合第2層メタル配線の第1
層メタル配線103への接触面積は幅1μm相当である
が、本実施例では図3で解るように、最大第1層メタル
配線103の上面、1側面に相当する面積、つまり約2
倍接触できる。つまり従来と同様の接触面積(従って接
触抵抗も同等)でよければ、もっとスルーホール205
を小さくしてよいことになるし、第1層メタル配線20
3の幅、厚さとも小さくできる。例えば、スルーホール
205のホールとしての径aを1μmとすると、層間絶
縁膜204上面での径bは1.4μmとなり、このとき
の合わせ余裕は0.6μmとることができ、充分な余裕
で形成できる。なお、前述のように第1層メタル配線2
03の幅、厚さを1μm即ち1:1とした場合、スルー
ホール205の角度は45°が前記接触面積が最大にな
ることは説明を要さないであろう。
【0020】以上は、第1層メタル配線203の幅、厚
さを1μm、スルーホール205のホールとしての径a
を1μmとした場合を示したが、これら各値が変われば
スルーホール205の角度を変える必要があるのは当然
のことである。本実施例では、製造の精度を考え45°
±20°程度の範囲で形成するようにした。
【0021】また、以上の説明は2層配線を例とした
が、それ以上の多層配線であっても効果は同様であり、
コンタクトホールと呼ばれているスルーホールと同様の
構造の形成についても同じであることは言うまでもな
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、スルーホールを斜めに設けたので、ホトリソ工程で
充分な合わせ余裕をもって該スルーホールを形成でき、
かつ前述したように、スルーホール、配線層も従来より
小さくでき、半導体装置の微細化に貢献すること大であ
る。
【0023】さらに、スルーホール部の合わせ余裕のた
めに制限されていた配線のピッチも殆どなくすことがで
きるので、素子の高密度化も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の工程断面図
【図2】問題点説明図
【図3】本発明の実施例説明図
【図4】従来例の断面図
【符号の説明】
201 Si基板 202 絶縁膜 203 第1層メタル配線 204 層間絶縁膜 205 スルーホール 206 第2層メタル配線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に複数の半導体素子を有する基板
    と、該基板表面上に絶縁膜を介して形成され前記複数の
    素子を接続する第1層配線と、 該第1層配線上に設けられた絶縁膜によって支持され、
    前記基板表面に垂直な方向に対して所定の角度をもった
    斜め方向に延在し且つ前記第1層配線の所定部分に接続
    された第2層配線とを具備してなることを特徴とする半
    導体装置。
JP31208092A 1992-11-20 1992-11-20 半導体装置 Pending JPH06163721A (ja)

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JP31208092A JPH06163721A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 半導体装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017147282A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 旭化成エレクトロニクス株式会社 オーディオ信号処理装置およびオーディオ信号処理装置の製造方法
JP2020156059A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 太陽誘電株式会社 弾性波デバイス、フィルタおよびマルチプレクサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017147282A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 旭化成エレクトロニクス株式会社 オーディオ信号処理装置およびオーディオ信号処理装置の製造方法
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