JPH0616170A - 自転車用ブレーキレバー装置 - Google Patents
自転車用ブレーキレバー装置Info
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- JPH0616170A JPH0616170A JP17580192A JP17580192A JPH0616170A JP H0616170 A JPH0616170 A JP H0616170A JP 17580192 A JP17580192 A JP 17580192A JP 17580192 A JP17580192 A JP 17580192A JP H0616170 A JPH0616170 A JP H0616170A
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- Japan
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- shift operation
- gear shift
- lever
- cable
- brake
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K23/00—Rider-operated controls specially adapted for cycles, i.e. means for initiating control operations, e.g. levers, grips
- B62K23/02—Rider-operated controls specially adapted for cycles, i.e. means for initiating control operations, e.g. levers, grips hand actuated
- B62K23/06—Levers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62L—BRAKES SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES
- B62L3/00—Brake-actuating mechanisms; Arrangements thereof
- B62L3/02—Brake-actuating mechanisms; Arrangements thereof for control by a hand lever
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M25/00—Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles
- B62M25/02—Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles with mechanical transmitting systems, e.g. cables, levers
- B62M25/04—Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles with mechanical transmitting systems, e.g. cables, levers hand actuated
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
- Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハンドル操作を安定して行いつつ変速操作を
行うことができるとともに、咄嗟のブレーキ操作にも対
応することができ、しかも、変速操作とブレーキ操作と
が混乱する恐れがない。 【構成】 ブレーキレバー6の後方に設けられた変速操
作レバー10は、回動始点に位置するように弾力付勢さ
れつつ回動可能に支持されている一方、変速操作機構2
8は、ケーブル巻取り体27と、変速操作レバーを回動
始点からケーブル巻取り方向またはケーブル繰り出し方
向へ回動させたとき、ケーブル巻取り体27を変速操作
レバー10と一体的に回動させる一方、変速操作レバー
の回動始点への復帰回動時、変速操作レバーとケーブル
巻取り体との連動を解除するように構成された伝動機構
33と、ケーブル巻取り体を所定の回動位置に保持する
係止機構67とを備えて構成されている。
行うことができるとともに、咄嗟のブレーキ操作にも対
応することができ、しかも、変速操作とブレーキ操作と
が混乱する恐れがない。 【構成】 ブレーキレバー6の後方に設けられた変速操
作レバー10は、回動始点に位置するように弾力付勢さ
れつつ回動可能に支持されている一方、変速操作機構2
8は、ケーブル巻取り体27と、変速操作レバーを回動
始点からケーブル巻取り方向またはケーブル繰り出し方
向へ回動させたとき、ケーブル巻取り体27を変速操作
レバー10と一体的に回動させる一方、変速操作レバー
の回動始点への復帰回動時、変速操作レバーとケーブル
巻取り体との連動を解除するように構成された伝動機構
33と、ケーブル巻取り体を所定の回動位置に保持する
係止機構67とを備えて構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、変速操作機構を備え
る自転車用ブレーキレバー装置に関する。
る自転車用ブレーキレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、競技用自転車等のスポーツタイプ
の自転車の変速操作装置は、たとえば、ダウンチュー
ブ、トップチューブ等の車体フレームに取り付けられて
いた。したがって、変速操作を行うためには、ハンドル
から手を離さなければならなかった。このため、変速操
作時には、とっさにブレーキをかけることはもちろん不
可能であり、しかも、片手運転となるため、ハンドル操
作が不安定となることも避けられなかった。一方、変速
操作を必要とするのは、平地から坂道に変わる場面ある
いは坂道から平地に変わる場面等路面状態が変化すると
きであり、そのような走行場面においては、ブレーキ操
作を必要とすることが多い。
の自転車の変速操作装置は、たとえば、ダウンチュー
ブ、トップチューブ等の車体フレームに取り付けられて
いた。したがって、変速操作を行うためには、ハンドル
から手を離さなければならなかった。このため、変速操
作時には、とっさにブレーキをかけることはもちろん不
可能であり、しかも、片手運転となるため、ハンドル操
作が不安定となることも避けられなかった。一方、変速
操作を必要とするのは、平地から坂道に変わる場面ある
いは坂道から平地に変わる場面等路面状態が変化すると
きであり、そのような走行場面においては、ブレーキ操
作を必要とすることが多い。
【0003】従来、上記問題を緩和するために、変速操
作装置をハンドルの握持部あるいはブレーキレバーの近
くに配置し、変速操作レバー装置からハンドルあるいは
ブレーキレバーへ手を移動させる時間をできるだけ短縮
し、走行安全性の向上を図るという手段をとるほかなか
った。ところが、変速操作レバー装置をハンドルの握持
部あるいはブレーキレバーの近くに配置したとしても、
変速操作を行うためにはハンドルあるいはブレーキレバ
ーから手を離さなければならないことには変わりなく、
片手運転を避けることができない。このため、ハンドル
操作が不安定となり、また、ブレーキ操作を行うことも
不可能である。
作装置をハンドルの握持部あるいはブレーキレバーの近
くに配置し、変速操作レバー装置からハンドルあるいは
ブレーキレバーへ手を移動させる時間をできるだけ短縮
し、走行安全性の向上を図るという手段をとるほかなか
った。ところが、変速操作レバー装置をハンドルの握持
部あるいはブレーキレバーの近くに配置したとしても、
変速操作を行うためにはハンドルあるいはブレーキレバ
ーから手を離さなければならないことには変わりなく、
片手運転を避けることができない。このため、ハンドル
操作が不安定となり、また、ブレーキ操作を行うことも
不可能である。
【0004】上記問題を解決するために、たとえば、特
開平2−225191号公報に示されているもののよう
に、ブレーキレバーをブレーキ操作方向と異なる方向へ
揺動可能に構成して、変速操作レバーと兼用できるよう
に構成したものが提案されている。上記広報に記載され
ている発明においては、ブレーキレバー自体が変速操作
レバーでもあるため、変速操作とブレーキ操作を同時に
行うことも可能である。
開平2−225191号公報に示されているもののよう
に、ブレーキレバーをブレーキ操作方向と異なる方向へ
揺動可能に構成して、変速操作レバーと兼用できるよう
に構成したものが提案されている。上記広報に記載され
ている発明においては、ブレーキレバー自体が変速操作
レバーでもあるため、変速操作とブレーキ操作を同時に
行うことも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載されているブレーキレバー装置においては、ブ
レーキレバーをブレーキ操作方向と異なる方向へ回動さ
せることにより変速操作を行うように構成しているた
め、ブレーキ操作を行うべき走行場面で誤って変速操作
を行ってしまったり、あるいは、変速操作を行うべき走
行場面で誤ってブレーキ操作を行うことが考えられる。
すなわち、ブレーキ操作と変速操作とが混乱し、かえっ
て走行安全性を害するおそれもある。
報に記載されているブレーキレバー装置においては、ブ
レーキレバーをブレーキ操作方向と異なる方向へ回動さ
せることにより変速操作を行うように構成しているた
め、ブレーキ操作を行うべき走行場面で誤って変速操作
を行ってしまったり、あるいは、変速操作を行うべき走
行場面で誤ってブレーキ操作を行うことが考えられる。
すなわち、ブレーキ操作と変速操作とが混乱し、かえっ
て走行安全性を害するおそれもある。
【0006】特に、凹凸のある悪路において、ブレーキ
操作あるいは変速操作を行う場合、ブレーキレバーに係
止した手指が振動して、思わぬ変速操作あるいは思わぬ
ブレーキ操作を行ってしまうことが考えられる。また、
変速操作は、各変速段位に対応して変速操作ケーブルの
牽引量を変化させることによって行われる。一方、ブレ
ーキ操作においては、ブレーキ操作ケーブルの牽引力が
大きいほど大きな制動力が得られることになる。すなわ
ち、ブレーキ操作と変速操作とを一つの操作レバーで行
う場合、ブレーキ操作を行う場合には、レバーの回動操
作力を調節して制動力のコントロールを行う一方、変速
操作を行う場合には、レバーの回動量を調節して変速操
作を行わなければならない。したがって、一つの操作レ
バーでブレーキ操作と変速操作を使い分けるには、かな
りの熟練を要する。
操作あるいは変速操作を行う場合、ブレーキレバーに係
止した手指が振動して、思わぬ変速操作あるいは思わぬ
ブレーキ操作を行ってしまうことが考えられる。また、
変速操作は、各変速段位に対応して変速操作ケーブルの
牽引量を変化させることによって行われる。一方、ブレ
ーキ操作においては、ブレーキ操作ケーブルの牽引力が
大きいほど大きな制動力が得られることになる。すなわ
ち、ブレーキ操作と変速操作とを一つの操作レバーで行
う場合、ブレーキ操作を行う場合には、レバーの回動操
作力を調節して制動力のコントロールを行う一方、変速
操作を行う場合には、レバーの回動量を調節して変速操
作を行わなければならない。したがって、一つの操作レ
バーでブレーキ操作と変速操作を使い分けるには、かな
りの熟練を要する。
【0007】本願発明は、上述の事情のもとで考え出さ
れたものであって、上記従来の問題を解決し、ハンドル
操作を安定して行いつつ変速操作を行うことができると
ともに、咄嗟のブレーキ操作にも対応することができ、
しかも、変速操作とブレーキ操作とが混乱する恐れがな
いブレーキレバー装置を提供することをその課題とす
る。
れたものであって、上記従来の問題を解決し、ハンドル
操作を安定して行いつつ変速操作を行うことができると
ともに、咄嗟のブレーキ操作にも対応することができ、
しかも、変速操作とブレーキ操作とが混乱する恐れがな
いブレーキレバー装置を提供することをその課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。すな
わち、本願発明は、ハンドル適部に取付けられるブレー
キブラケットにブレーキレバーを回動操作可能に支持し
てなるブレーキレバー装置において、上記ブレーキレバ
ーの後方に設けられる変速操作レバーと、上記変速操作
レバーに連動して上記ブレーキブラケット内部に導入さ
れた変速操作ケーブルを牽引しあるいは繰り出すことの
できる変速操作機構とを備え、上記変速操作レバーは、
バネによってケーブル巻取り方向およびケーブル繰り出
し方向の回動始点となる中立位置に位置するように弾力
付勢されつつハンドルの軸心と交差する軸心周りに回動
可能に支持されている一方、上記変速操作機構は、上記
ハンドルの軸心と交差する軸体周りに回動可能に支持さ
れるケーブル巻取り体と、上記変速操作レバーを上記中
立位置からケーブル巻取り方向またはケーブル繰り出し
方向へ回動させたとき、上記ケーブル巻取り体を上記変
速操作レバーと一体的に回動させる一方、上記変速操作
レバーの上記中立位置への復帰回動時、上記変速操作レ
バーとケーブル巻取り体との連動を解除するように構成
された伝動機構と、上記ケーブル巻取り体を所定の回動
位置に保持する係止機構とを備えて構成されていること
を特徴とする。
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。すな
わち、本願発明は、ハンドル適部に取付けられるブレー
キブラケットにブレーキレバーを回動操作可能に支持し
てなるブレーキレバー装置において、上記ブレーキレバ
ーの後方に設けられる変速操作レバーと、上記変速操作
レバーに連動して上記ブレーキブラケット内部に導入さ
れた変速操作ケーブルを牽引しあるいは繰り出すことの
できる変速操作機構とを備え、上記変速操作レバーは、
バネによってケーブル巻取り方向およびケーブル繰り出
し方向の回動始点となる中立位置に位置するように弾力
付勢されつつハンドルの軸心と交差する軸心周りに回動
可能に支持されている一方、上記変速操作機構は、上記
ハンドルの軸心と交差する軸体周りに回動可能に支持さ
れるケーブル巻取り体と、上記変速操作レバーを上記中
立位置からケーブル巻取り方向またはケーブル繰り出し
方向へ回動させたとき、上記ケーブル巻取り体を上記変
速操作レバーと一体的に回動させる一方、上記変速操作
レバーの上記中立位置への復帰回動時、上記変速操作レ
バーとケーブル巻取り体との連動を解除するように構成
された伝動機構と、上記ケーブル巻取り体を所定の回動
位置に保持する係止機構とを備えて構成されていること
を特徴とする。
【0009】
【発明の作用および効果】上述したようなスポーツタイ
プの自転車で走行する場合、低速から高速、さらに平地
から坂道にいたる種々の走行条件や目的に応じて、乗者
はハンドルを握持する位置を変更し、最適な走行姿勢に
よる効率的で疲労の少ない走行を行おうとする。たとえ
ば、平地を比較的高速で走行する場合や下り坂では、上
記ハンドルの略横U字状曲扞部の下端部の握り部を直接
握持する第一の走行姿勢をとり、上り坂や平地を比較的
低速で走行する場合は、親指と人差し指の間の又部を上
記ブレーキブラケットの上面にあてがい、ブレーキブラ
ケットを握持する第二の走行姿勢をとる。上記第二の走
行姿勢は乗者にとってもっとも楽な姿勢であり、この第
二の走行姿勢で走行する場面も多い。
プの自転車で走行する場合、低速から高速、さらに平地
から坂道にいたる種々の走行条件や目的に応じて、乗者
はハンドルを握持する位置を変更し、最適な走行姿勢に
よる効率的で疲労の少ない走行を行おうとする。たとえ
ば、平地を比較的高速で走行する場合や下り坂では、上
記ハンドルの略横U字状曲扞部の下端部の握り部を直接
握持する第一の走行姿勢をとり、上り坂や平地を比較的
低速で走行する場合は、親指と人差し指の間の又部を上
記ブレーキブラケットの上面にあてがい、ブレーキブラ
ケットを握持する第二の走行姿勢をとる。上記第二の走
行姿勢は乗者にとってもっとも楽な姿勢であり、この第
二の走行姿勢で走行する場面も多い。
【0010】本願発明に係るブレーキレバー装置は、ブ
レーキブラケットに回動操作可能に支持されるブレーキ
レバーの後方に変速操作レバーを設けるとともに、上記
変速操作レバーに連動してブレーキブラケットの内部空
間に導入された変速操作ケーブルを牽引しあるいは繰り
出す変速操作機構を設けたものである。本願発明に係る
変速操作レバーは、ブレーキレバーの後方においてハン
ドルの軸線と交差する軸心周りに回動操作可能に支持さ
れている。上記構成によって、乗者は、ハンドルの握持
部を握る走行姿勢のみならず、ブレーキブラケットの上
面に手を載置した走行姿勢でも、変速操作を行うことが
可能となる。したがって、変速操作を行うために、乗者
の手指がハンドルバーあるいはブレーキブラケットから
離れることはない。このため、ハンドル操作が害される
ということはない。
レーキブラケットに回動操作可能に支持されるブレーキ
レバーの後方に変速操作レバーを設けるとともに、上記
変速操作レバーに連動してブレーキブラケットの内部空
間に導入された変速操作ケーブルを牽引しあるいは繰り
出す変速操作機構を設けたものである。本願発明に係る
変速操作レバーは、ブレーキレバーの後方においてハン
ドルの軸線と交差する軸心周りに回動操作可能に支持さ
れている。上記構成によって、乗者は、ハンドルの握持
部を握る走行姿勢のみならず、ブレーキブラケットの上
面に手を載置した走行姿勢でも、変速操作を行うことが
可能となる。したがって、変速操作を行うために、乗者
の手指がハンドルバーあるいはブレーキブラケットから
離れることはない。このため、ハンドル操作が害される
ということはない。
【0011】また、上記握持部を握った状態およびブレ
ーキブラケットの上面に手指を載置した状態のままでブ
レーキ操作を行うこともできる。すなわち、手指の位置
を変更することなくブレーキ操作、および変速操作を行
うことができるのである。したがって、咄嗟のブレーキ
操作に対応できるのみならず、変速操作からブレーキ操
作、あるいはブレーキ操作から変速操作へと、素早い対
応が可能となる。さらに、本願発明においては、ブレー
キレバーと変速操作レバーとを別途に設けるとともに、
ブレーキレバーの回動操作方向と変速操作レバーの回動
操作方向とが異なるように構成している。このため、ブ
レーキ操作と変速操作とが混乱することはなく、誤った
ブレーキ操作あるいは変速操作が行われるおそれもな
い。この結果、走行安全性を格段に高めることができ
る。
ーキブラケットの上面に手指を載置した状態のままでブ
レーキ操作を行うこともできる。すなわち、手指の位置
を変更することなくブレーキ操作、および変速操作を行
うことができるのである。したがって、咄嗟のブレーキ
操作に対応できるのみならず、変速操作からブレーキ操
作、あるいはブレーキ操作から変速操作へと、素早い対
応が可能となる。さらに、本願発明においては、ブレー
キレバーと変速操作レバーとを別途に設けるとともに、
ブレーキレバーの回動操作方向と変速操作レバーの回動
操作方向とが異なるように構成している。このため、ブ
レーキ操作と変速操作とが混乱することはなく、誤った
ブレーキ操作あるいは変速操作が行われるおそれもな
い。この結果、走行安全性を格段に高めることができ
る。
【0012】また、本願発明に係る上記変速操作機構
は、上記ハンドルの軸心と交差する軸体周りに回動可能
に支持されるケーブル巻取り体と、上記変速操作レバー
の回動を上記ケーブル巻取り体に伝動する伝動機構と、
上記ケーブル巻取り体を所定の回動位置に保持する係止
機構とを備える。上記伝動機構は、上記変速操作レバー
を上記中立位置からケーブル巻取り方向またはケーブル
繰り出し方向へ回動させたとき、上記ケーブル巻取り体
を上記変速操作レバーと一体的に回動させる一方、上記
変速操作レバーの上記中立位置への復帰回動時、上記変
速操作レバーとケーブル巻取り体との連動を解除するよ
うに構成されている。すなわち、上記伝動機構により、
上記変速操作レバーをある限られた角度範囲内で複数回
往復回動操作することにより、操作ケーブルを所望量牽
引しあるいは繰り出すこともできる。したがって、手指
の小さな乗者でも容易に変速操作を行うことができる。
は、上記ハンドルの軸心と交差する軸体周りに回動可能
に支持されるケーブル巻取り体と、上記変速操作レバー
の回動を上記ケーブル巻取り体に伝動する伝動機構と、
上記ケーブル巻取り体を所定の回動位置に保持する係止
機構とを備える。上記伝動機構は、上記変速操作レバー
を上記中立位置からケーブル巻取り方向またはケーブル
繰り出し方向へ回動させたとき、上記ケーブル巻取り体
を上記変速操作レバーと一体的に回動させる一方、上記
変速操作レバーの上記中立位置への復帰回動時、上記変
速操作レバーとケーブル巻取り体との連動を解除するよ
うに構成されている。すなわち、上記伝動機構により、
上記変速操作レバーをある限られた角度範囲内で複数回
往復回動操作することにより、操作ケーブルを所望量牽
引しあるいは繰り出すこともできる。したがって、手指
の小さな乗者でも容易に変速操作を行うことができる。
【0013】しかも、本願発明に係る上記変速操作機構
においては、上記変速操作レバーは、バネによって中立
位置に位置するように弾力付勢されているので、ケーブ
ル巻取り方向あるいはケーブル繰り出し方向へ回動操作
したのち中立位置に自動的に戻る。また、変速操作レバ
ーが中立位置へ復帰回動するときには、変速操作レバー
とケーブル巻取り体との連動が解除されるように構成さ
れるとともに、上記ケーブル巻取り体を所定の回動位置
に保持する係止機構を備えるため、ケーブル巻取り方向
あるいはケーブル繰り出し方向に回動させた変速操作レ
バーが中立位置に戻るとき、ケーブル巻取り体が操作ケ
ーブルと連れ回りして操作ケーブルが巻き戻されたり、
一旦巻き取った操作ケーブルが繰り出されたりするよう
なことはない。
においては、上記変速操作レバーは、バネによって中立
位置に位置するように弾力付勢されているので、ケーブ
ル巻取り方向あるいはケーブル繰り出し方向へ回動操作
したのち中立位置に自動的に戻る。また、変速操作レバ
ーが中立位置へ復帰回動するときには、変速操作レバー
とケーブル巻取り体との連動が解除されるように構成さ
れるとともに、上記ケーブル巻取り体を所定の回動位置
に保持する係止機構を備えるため、ケーブル巻取り方向
あるいはケーブル繰り出し方向に回動させた変速操作レ
バーが中立位置に戻るとき、ケーブル巻取り体が操作ケ
ーブルと連れ回りして操作ケーブルが巻き戻されたり、
一旦巻き取った操作ケーブルが繰り出されたりするよう
なことはない。
【0014】すなわち、変速操作レバーの回動操作を常
に同じ回動始点位置から行うことができ、また回動操作
を繰り返すことによりケーブル巻取り体を間欠的に所定
量回動させることができる。したがって、変速操作レバ
ーの限られた範囲内の回動操作によって、変速操作ケー
ブルを所望量牽引操作することが可能となる。したがっ
て、変速操作レバーの回動操作量を大きくすることな
く、操作ケーブルを所望量牽引操作して変速操作を行う
ことができ、変速操作を安全かつ容易に行うことが可能
となる。
に同じ回動始点位置から行うことができ、また回動操作
を繰り返すことによりケーブル巻取り体を間欠的に所定
量回動させることができる。したがって、変速操作レバ
ーの限られた範囲内の回動操作によって、変速操作ケー
ブルを所望量牽引操作することが可能となる。したがっ
て、変速操作レバーの回動操作量を大きくすることな
く、操作ケーブルを所望量牽引操作して変速操作を行う
ことができ、変速操作を安全かつ容易に行うことが可能
となる。
【0015】本願の請求項2に記載した発明は、変速操
作を円滑に行うために適した変速操作レバーに係るもの
である。ハンドルバーの握持部を握持する走行姿勢およ
びブレーキブラケットの上面に手指を載置する走行姿勢
においては、人差し指ないし中指によって、上記ブレー
キレバーの第一のアーム部を車幅方向内方へ容易に回動
操作することができる。一方、変速操作レバーを車幅方
向外方へ回動操作する場合には、親指が用いられるが、
親指は、人差し指あるいは中指より短いため、乗者の手
指が小さい場合には、変速操作レバーの充分な回動操作
量を確保できない場合がある。
作を円滑に行うために適した変速操作レバーに係るもの
である。ハンドルバーの握持部を握持する走行姿勢およ
びブレーキブラケットの上面に手指を載置する走行姿勢
においては、人差し指ないし中指によって、上記ブレー
キレバーの第一のアーム部を車幅方向内方へ容易に回動
操作することができる。一方、変速操作レバーを車幅方
向外方へ回動操作する場合には、親指が用いられるが、
親指は、人差し指あるいは中指より短いため、乗者の手
指が小さい場合には、変速操作レバーの充分な回動操作
量を確保できない場合がある。
【0016】本願発明に係る変速操作レバーは、上記問
題を解決するため、ブレーキレバーに沿って下方に延び
る第一のアーム部に加え、上記第一のアーム部の中間適
部において分岐させられ、車幅方向内方に向けて延出す
る第二のアーム部および車体後方に向けて延びる第三の
アーム部を備える。上記第二のアーム部は、車幅方向内
方に向けて延出させられているため、ハンドルバーの握
持部を握持する走行姿勢において、上記第二のアーム部
に親指を係止して変速操作レバーを車幅方向外方へ押圧
することができる。したがって、変速操作レバーを中立
位置を越えて車幅方向外方へまで充分に回動させること
が可能となり、変速操作性を格段に向上させることがで
きる。
題を解決するため、ブレーキレバーに沿って下方に延び
る第一のアーム部に加え、上記第一のアーム部の中間適
部において分岐させられ、車幅方向内方に向けて延出す
る第二のアーム部および車体後方に向けて延びる第三の
アーム部を備える。上記第二のアーム部は、車幅方向内
方に向けて延出させられているため、ハンドルバーの握
持部を握持する走行姿勢において、上記第二のアーム部
に親指を係止して変速操作レバーを車幅方向外方へ押圧
することができる。したがって、変速操作レバーを中立
位置を越えて車幅方向外方へまで充分に回動させること
が可能となり、変速操作性を格段に向上させることがで
きる。
【0017】一方、ブレーキブラケットの上面に手指を
載置する走行姿勢においては、親指と他の指との間にブ
レーキブラケットを挟むようにしてブレーキブラケット
を握持している。本願発明に係る変速操作レバーに係る
上記第三のアーム部は、上記第一のアーム部の中間適部
から後方に向けて延出させられているため、上記走行姿
勢における手指の先端部近傍に位置することになる。こ
のため、親指による車幅方向外側への回動操作が容易に
なるばかりでなく、人差し指あるいは中指を上記第三の
アーム部に係止して、車幅方向外側へ回動させることも
可能となる。この結果、変速操作性が向上するばかりで
なく、咄嗟の変速操作にも対応することができる。
載置する走行姿勢においては、親指と他の指との間にブ
レーキブラケットを挟むようにしてブレーキブラケット
を握持している。本願発明に係る変速操作レバーに係る
上記第三のアーム部は、上記第一のアーム部の中間適部
から後方に向けて延出させられているため、上記走行姿
勢における手指の先端部近傍に位置することになる。こ
のため、親指による車幅方向外側への回動操作が容易に
なるばかりでなく、人差し指あるいは中指を上記第三の
アーム部に係止して、車幅方向外側へ回動させることも
可能となる。この結果、変速操作性が向上するばかりで
なく、咄嗟の変速操作にも対応することができる。
【0018】
【実施例の説明】以下、本願発明の実施例を、図1ない
し図20に基づいて具体的に説明する。図1に示すよう
に、本願発明に係るブレーキレバー装置1は、ドロップ
ハンドル2の両端部において下方湾曲状に形成された略
横U字状曲扞部3の前端に、クランプバンド4を介して
取付けられる。上記ブレーキレバー装置1は上記曲扞部
3の前面から車体前方に向けて突出する中空状のブレー
キブラケット5と、上記ブレーキブラケット5の前端部
において、基端部が回動可能に連結され、かつ、ブレー
キブラケット5の下方に向けて延出するブレーキレバー
6とを備えて大略構成される。
し図20に基づいて具体的に説明する。図1に示すよう
に、本願発明に係るブレーキレバー装置1は、ドロップ
ハンドル2の両端部において下方湾曲状に形成された略
横U字状曲扞部3の前端に、クランプバンド4を介して
取付けられる。上記ブレーキレバー装置1は上記曲扞部
3の前面から車体前方に向けて突出する中空状のブレー
キブラケット5と、上記ブレーキブラケット5の前端部
において、基端部が回動可能に連結され、かつ、ブレー
キブラケット5の下方に向けて延出するブレーキレバー
6とを備えて大略構成される。
【0019】本実施例に係る上記ブレーキブラケット5
は、上記ドロップハンドル2に固定される取付け部5b
と、上記取付け部5bに一体的に連結され、上記ブレー
キレバー6を回動可能に支持する頭部5aとを備える。
そして、上記取付け部の内部空間9に変速操作機構28
を設ける一方、上記変速操作機構28を操作する変速操
作レバー10を上記ブレーキレバー6に回動可能に支持
して構成されている。
は、上記ドロップハンドル2に固定される取付け部5b
と、上記取付け部5bに一体的に連結され、上記ブレー
キレバー6を回動可能に支持する頭部5aとを備える。
そして、上記取付け部の内部空間9に変速操作機構28
を設ける一方、上記変速操作機構28を操作する変速操
作レバー10を上記ブレーキレバー6に回動可能に支持
して構成されている。
【0020】本実施例に係る上記取り付け部5bは、図
3に示すように、隔壁9aによって区画される内部空間
9を有し、上記隔壁9aに固定される上記クランプハン
ド4を介して、ドロップハンドル2の軸線と交差する軸
体7とともに上記ドロップハンドル2に対して固定され
る。
3に示すように、隔壁9aによって区画される内部空間
9を有し、上記隔壁9aに固定される上記クランプハン
ド4を介して、ドロップハンドル2の軸線と交差する軸
体7とともに上記ドロップハンドル2に対して固定され
る。
【0021】上記軸体7は、クランプバンド4の一端部
および隔壁9aに通挿された固定ボルト7aが螺合され
る内周ネジ部7cと、上記頭部5aに設けた固定孔5e
に通挿されるとともに、ナット7bによって上記頭部5
aを連結固定する先端ネジ部7cとを有し、上記内部空
間9内を延びる中間軸部7eに上記変速操作機構28が
支持されている。また、上記頭部5aと上記取り付け部
5bの対接部分には互いに嵌合しあう嵌合凸部5cおよ
び嵌合凹部5dが設けられており、上記頭部5aが上記
取り付け部5bに対して相対回転不可能に取り付けられ
る。
および隔壁9aに通挿された固定ボルト7aが螺合され
る内周ネジ部7cと、上記頭部5aに設けた固定孔5e
に通挿されるとともに、ナット7bによって上記頭部5
aを連結固定する先端ネジ部7cとを有し、上記内部空
間9内を延びる中間軸部7eに上記変速操作機構28が
支持されている。また、上記頭部5aと上記取り付け部
5bの対接部分には互いに嵌合しあう嵌合凸部5cおよ
び嵌合凹部5dが設けられており、上記頭部5aが上記
取り付け部5bに対して相対回転不可能に取り付けられ
る。
【0022】上記頭部5aはブレーキレバー6の基端部
を収容しうる内部空間34を有し、左右壁部に支持され
るレバー軸19を介してブレーキレバー6が回動操作可
能に支持されている。上記頭部5aの基端側上部には、
ブレーキケーブルWのアウタケーブルw2を収容してこ
れを止着する有底大径孔15およびこの底部から頭部5
aの内部空間34に貫通しインナケーブルw2を内部空
間34に導入する小径孔16からなる支持孔17が形成
されている。上記小径孔16を通って上記内部空間に導
入されたインナケーブルw1は、その端部のニップル2
1aを上記レバー軸19と略平行な軸心を中心として上
記ブレーキレバー6に回動可能に支持させたニップル支
持体21bに係止することにより、ブレーキレバー6に
対して止着されている。
を収容しうる内部空間34を有し、左右壁部に支持され
るレバー軸19を介してブレーキレバー6が回動操作可
能に支持されている。上記頭部5aの基端側上部には、
ブレーキケーブルWのアウタケーブルw2を収容してこ
れを止着する有底大径孔15およびこの底部から頭部5
aの内部空間34に貫通しインナケーブルw2を内部空
間34に導入する小径孔16からなる支持孔17が形成
されている。上記小径孔16を通って上記内部空間に導
入されたインナケーブルw1は、その端部のニップル2
1aを上記レバー軸19と略平行な軸心を中心として上
記ブレーキレバー6に回動可能に支持させたニップル支
持体21bに係止することにより、ブレーキレバー6に
対して止着されている。
【0023】上記ブレーキレバー装置1のブレーキレバ
ー6を矢印P方向に回動操作して、ブレーキレバー6の
基端部に止着されたインナワイヤw1を、上記頭部5a
に止着されたアウタワイヤw2に対して牽引して、イン
ナワイヤw1とアウタワイヤw2とに軸方向の相対動を
与えることより、図示しないブレーキ装置本体を作動さ
せて、車輪に制動をかけることができる。
ー6を矢印P方向に回動操作して、ブレーキレバー6の
基端部に止着されたインナワイヤw1を、上記頭部5a
に止着されたアウタワイヤw2に対して牽引して、イン
ナワイヤw1とアウタワイヤw2とに軸方向の相対動を
与えることより、図示しないブレーキ装置本体を作動さ
せて、車輪に制動をかけることができる。
【0024】上記ブレーキレバー6の基端部には、上記
ドロップハンドル2の軸心と交差する方向に軸11が設
けられており、この軸11に変速操作レバー10が回動
操作可能に支持されている。本実施例に係る上記変速操
作レバー10は、センタリング機構8によってケーブル
巻取り方向およびケーブル繰り出し方向の回動始点とな
る中立位置に位置するように弾力付勢されつつ上記軸1
1に回動操作可能に支持されている。上記軸11は、上
記ドロップハンドル2の軸心と交差する方向に設けられ
ており、先端部に設けた雄ネジ部11cを上記ブレーキ
レバー6の基端部に設けた取付け穴に通挿するととも
に、ナット11aを螺合させることによって上記ブレー
キレバー6に対して相対回転不可能に連結されている。
ドロップハンドル2の軸心と交差する方向に軸11が設
けられており、この軸11に変速操作レバー10が回動
操作可能に支持されている。本実施例に係る上記変速操
作レバー10は、センタリング機構8によってケーブル
巻取り方向およびケーブル繰り出し方向の回動始点とな
る中立位置に位置するように弾力付勢されつつ上記軸1
1に回動操作可能に支持されている。上記軸11は、上
記ドロップハンドル2の軸心と交差する方向に設けられ
ており、先端部に設けた雄ネジ部11cを上記ブレーキ
レバー6の基端部に設けた取付け穴に通挿するととも
に、ナット11aを螺合させることによって上記ブレー
キレバー6に対して相対回転不可能に連結されている。
【0025】上記センタリング機構8は、上記軸11に
回動可能に套挿されるスプリング受け12と、上記スプ
リング受け12に一体的に連結される第一の付勢体81
と、上記第一の付勢体81に重なるようにして上記軸1
1に回動可能に支持される第二の付勢体80と、上記ス
プリング受け12の外周に套挿され、一端35aが上記
スプリング受け12の鍔部12aに係止される一方、他
端35bが上記第二の付勢体80に係止されるコイル状
のバネ35と、上記軸12に相対回転不可能に套挿さ
れ、上記第一の付勢体81および第二の付勢体80の回
動を規制するストッパ36とを備える。
回動可能に套挿されるスプリング受け12と、上記スプ
リング受け12に一体的に連結される第一の付勢体81
と、上記第一の付勢体81に重なるようにして上記軸1
1に回動可能に支持される第二の付勢体80と、上記ス
プリング受け12の外周に套挿され、一端35aが上記
スプリング受け12の鍔部12aに係止される一方、他
端35bが上記第二の付勢体80に係止されるコイル状
のバネ35と、上記軸12に相対回転不可能に套挿さ
れ、上記第一の付勢体81および第二の付勢体80の回
動を規制するストッパ36とを備える。
【0026】上記第一の付勢体81および第二の付勢体
80の外周部には、上記軸11の軸心と平行に曲折して
延びる係止部81a,80aがそれぞれ形成されてい
る。そして、これら係止部81aおよび80aが上記変
速操作レバー10の基端外周に形成された係止片10e
および上記ストッパ36の外周部に形成された係止片3
6aを挟むようにして配置されている。上記第一の付勢
体81は、スプリング受け12を介して、図5における
反時計回り方向に上記バネ35の弾力が与えられてお
り、上記係止部81aが上記変速操作レバー10の係止
片10eを反時計回り方向に弾力付勢するように構成さ
れている。一方、上記第二の付勢体80は、図5および
図6に示すように、上記バネ35の一端35bが上記係
止部80aに係止されるとともに、上記係止片10eを
時計回り方向に弾力付勢するように構成されている。
80の外周部には、上記軸11の軸心と平行に曲折して
延びる係止部81a,80aがそれぞれ形成されてい
る。そして、これら係止部81aおよび80aが上記変
速操作レバー10の基端外周に形成された係止片10e
および上記ストッパ36の外周部に形成された係止片3
6aを挟むようにして配置されている。上記第一の付勢
体81は、スプリング受け12を介して、図5における
反時計回り方向に上記バネ35の弾力が与えられてお
り、上記係止部81aが上記変速操作レバー10の係止
片10eを反時計回り方向に弾力付勢するように構成さ
れている。一方、上記第二の付勢体80は、図5および
図6に示すように、上記バネ35の一端35bが上記係
止部80aに係止されるとともに、上記係止片10eを
時計回り方向に弾力付勢するように構成されている。
【0027】上記第一の付勢体81の係止部81aおよ
び第二の付勢体80の係止部80aは、図5に示すよう
に、上記軸11の端部に相対回転不可能に嵌合されたス
トッパ36の係止片36aに当接するように形成されて
おり、上記第一の付勢体81および第二の付勢体80の
弾力付与方向への回動が規制されるように構成されてい
る。上記構成において、変速操作レバー10を、図6に
示す状態から反時計回り方向に回動操作すると、上記係
止片10eが上記係止部80aを押圧して、図7に示す
ように、上記第二の付勢体80がバネ35を蓄勢する方
向に回動させられる。そして、上記変速操作レバー10
に加える操作力を解除すると、上記変速操作レバー10
は、上記第二の付勢体80の係止片80aによって中立
位置に自動的に戻される。
び第二の付勢体80の係止部80aは、図5に示すよう
に、上記軸11の端部に相対回転不可能に嵌合されたス
トッパ36の係止片36aに当接するように形成されて
おり、上記第一の付勢体81および第二の付勢体80の
弾力付与方向への回動が規制されるように構成されてい
る。上記構成において、変速操作レバー10を、図6に
示す状態から反時計回り方向に回動操作すると、上記係
止片10eが上記係止部80aを押圧して、図7に示す
ように、上記第二の付勢体80がバネ35を蓄勢する方
向に回動させられる。そして、上記変速操作レバー10
に加える操作力を解除すると、上記変速操作レバー10
は、上記第二の付勢体80の係止片80aによって中立
位置に自動的に戻される。
【0028】一方、上記変速操作レバー10を、図6に
示す状態から時計回り方向に回動操作すると、上記係止
片10eが上記係止片81aを押圧して、図8に示すよ
うに、上記第一の付勢体81がバネ35を蓄勢する方向
に回動させられる。そして、上記変速操作レバー10の
回動操作力を解除することにより、上記第一の付勢体8
1の係止片81によって上記変速操作レバー10が中立
位置に自動的に戻される。すなわち、上記変速操作レバ
ー10は、これを上記中立位置からケーブル巻取り方向
またはケーブル繰り出し方向に回動操作した後に、上記
操作力を解除すると、自動的に上記中立位置に戻るよう
に構成されている。
示す状態から時計回り方向に回動操作すると、上記係止
片10eが上記係止片81aを押圧して、図8に示すよ
うに、上記第一の付勢体81がバネ35を蓄勢する方向
に回動させられる。そして、上記変速操作レバー10の
回動操作力を解除することにより、上記第一の付勢体8
1の係止片81によって上記変速操作レバー10が中立
位置に自動的に戻される。すなわち、上記変速操作レバ
ー10は、これを上記中立位置からケーブル巻取り方向
またはケーブル繰り出し方向に回動操作した後に、上記
操作力を解除すると、自動的に上記中立位置に戻るよう
に構成されている。
【0029】上記変速操作機構28は、上記ドロップハ
ンドル2の軸心と交差する軸体7の周りに回動可能に支
持されるケーブル巻取り体27と、上記変速操作レバー
10を上記中立位置からケーブル巻取り方向またはケー
ブル繰り出し方向へ回動させたとき、上記ケーブル巻取
り体27を上記変速操作レバー10と一体的に回動させ
る一方、上記変速操作レバー10の上記中立位置への復
帰回動時、上記変速操作レバー10とケーブル巻取り体
27との連動を解除するように構成された伝動機構33
と、上記ケーブル巻取り体27を所定の回動位置に保持
する係止機構67とを備えて構成されている。そして、
上記伝動機構33から上記変速操作レバー10に向かっ
て突出形成された駆動ピン29が、上記変速操作レバー
10の基端部に設けた長孔10dに挿入されるととも
に、上記変速操作レバー10の回動操作によって上記駆
動ピン29が揺動させられ、上記変速操作機構28を駆
動するように構成されている。
ンドル2の軸心と交差する軸体7の周りに回動可能に支
持されるケーブル巻取り体27と、上記変速操作レバー
10を上記中立位置からケーブル巻取り方向またはケー
ブル繰り出し方向へ回動させたとき、上記ケーブル巻取
り体27を上記変速操作レバー10と一体的に回動させ
る一方、上記変速操作レバー10の上記中立位置への復
帰回動時、上記変速操作レバー10とケーブル巻取り体
27との連動を解除するように構成された伝動機構33
と、上記ケーブル巻取り体27を所定の回動位置に保持
する係止機構67とを備えて構成されている。そして、
上記伝動機構33から上記変速操作レバー10に向かっ
て突出形成された駆動ピン29が、上記変速操作レバー
10の基端部に設けた長孔10dに挿入されるととも
に、上記変速操作レバー10の回動操作によって上記駆
動ピン29が揺動させられ、上記変速操作機構28を駆
動するように構成されている。
【0030】上記伝動機構33は、上記変速操作レバー
10を中立位置からケーブル巻取り方向(矢印Y方向)
またはケーブル繰り出し方向(矢印X方向)に回動させ
たとき、上記ケーブル巻取り体27を変速操作レバー1
0と一体的に回動させ、上記変速操作レバー10が中立
位置に復帰回動するときには、その連動が解除されるよ
うに構成され、本実施例の場合、上記伝動機構33は次
のように構成されている。
10を中立位置からケーブル巻取り方向(矢印Y方向)
またはケーブル繰り出し方向(矢印X方向)に回動させ
たとき、上記ケーブル巻取り体27を変速操作レバー1
0と一体的に回動させ、上記変速操作レバー10が中立
位置に復帰回動するときには、その連動が解除されるよ
うに構成され、本実施例の場合、上記伝動機構33は次
のように構成されている。
【0031】上記伝動機構33は、軸体7に回動可能に
套嵌されたローラ収容体33bと、上記軸体7の中間軸
部7eに套嵌され、上記ローラ収容体33bの内孔33
aに収容されるとともに、上記ケーブル巻取り体27と
一体的に回転するラチェットローラ体40とを備える。
図9ないし図11は図3におけるIX−IX線に沿う断面図
である。これらの図に示すように、ラチェットローラ体
40の外周には、多数のラチェット歯で構成される一対
のラチェット歯列41,42が左右対称にほぼ180°
の範囲にわたってそれぞれ設けられている。また、この
一対のラチェット歯列41,42のラチェット歯は逆向
きに形成されている。
套嵌されたローラ収容体33bと、上記軸体7の中間軸
部7eに套嵌され、上記ローラ収容体33bの内孔33
aに収容されるとともに、上記ケーブル巻取り体27と
一体的に回転するラチェットローラ体40とを備える。
図9ないし図11は図3におけるIX−IX線に沿う断面図
である。これらの図に示すように、ラチェットローラ体
40の外周には、多数のラチェット歯で構成される一対
のラチェット歯列41,42が左右対称にほぼ180°
の範囲にわたってそれぞれ設けられている。また、この
一対のラチェット歯列41,42のラチェット歯は逆向
きに形成されている。
【0032】一方、ローラ収容体33bの内周にはシリ
ンダ状の保持空間43,44が軸心を挟んで設けられて
いる。そして、一方の保持空間43に、一方のラチェッ
ト歯列41に変速操作レバー10を一方の回動方向(図
9において矢印X方向)に回動操作する際に係合する複
数の係合爪部45を備えた係合部材46が、バネ47に
よってラチェットローラ体40の外周に向かって付勢さ
れた状態でスライド可能に組み込まれている。同様に、
他方の保持空間44に、他方のラチェット歯列42に変
速操作レバー10を他方の回動方向(図9において矢印
Y方向)に回動操作する際に係合する複数の係合爪部4
8を備えた係合部材49が、バネ50によってラチェッ
トローラ体40の外周に向かって付勢された状態でスラ
イド可能に組み込まれている。また、図19および図2
0に示すように、上記各係合部材46,49には、係合
爪部45,48の片側において、これらよりも上記ラチ
ェットローラ体側に突出する膨出部51,52がそれぞ
れ設けられている。
ンダ状の保持空間43,44が軸心を挟んで設けられて
いる。そして、一方の保持空間43に、一方のラチェッ
ト歯列41に変速操作レバー10を一方の回動方向(図
9において矢印X方向)に回動操作する際に係合する複
数の係合爪部45を備えた係合部材46が、バネ47に
よってラチェットローラ体40の外周に向かって付勢さ
れた状態でスライド可能に組み込まれている。同様に、
他方の保持空間44に、他方のラチェット歯列42に変
速操作レバー10を他方の回動方向(図9において矢印
Y方向)に回動操作する際に係合する複数の係合爪部4
8を備えた係合部材49が、バネ50によってラチェッ
トローラ体40の外周に向かって付勢された状態でスラ
イド可能に組み込まれている。また、図19および図2
0に示すように、上記各係合部材46,49には、係合
爪部45,48の片側において、これらよりも上記ラチ
ェットローラ体側に突出する膨出部51,52がそれぞ
れ設けられている。
【0033】さらに、上記ラチェットローラ体40の軸
方向内側には、上記軸体7に相対回転不能に套嵌された
略リング状のラチェット制御板54が配置されている。
このラチェット制御板54は、図18に示すように、上
記ラチェットローラ体40の谷径よりも小径に形成され
た半リング状の係合部材非押動部54aとラチェットロ
ーラ体40の山径とほぼ同径に形成された半リング状の
係合部材押動部54bとを備える。また、図9に示すよ
うに、ラチェット制御板54は、変速操作レバー10が
中立位置に位置するとき、一対の係合部材46,49の
上記膨出部51,52が上記係合部材非押動部54aに
向かうように配置されている。
方向内側には、上記軸体7に相対回転不能に套嵌された
略リング状のラチェット制御板54が配置されている。
このラチェット制御板54は、図18に示すように、上
記ラチェットローラ体40の谷径よりも小径に形成され
た半リング状の係合部材非押動部54aとラチェットロ
ーラ体40の山径とほぼ同径に形成された半リング状の
係合部材押動部54bとを備える。また、図9に示すよ
うに、ラチェット制御板54は、変速操作レバー10が
中立位置に位置するとき、一対の係合部材46,49の
上記膨出部51,52が上記係合部材非押動部54aに
向かうように配置されている。
【0034】上記状態から、たとえば変速操作レバー1
0を矢印X方向に回動させると、図10に示すように、
図面左側の係合部材49の膨出部52が上記係合部材押
動部54bに乗り上げるので、左側の係合部材49とラ
チェットローラ体40との係合は解除されるが、右側の
係合部材46はラチェットローラ体40と係合したまま
である。すなわち、ケーブル巻取り体27は、上記係合
部材46との係合により、変速操作レバー10と一体的
に回動させられる。ただし、変速操作レバー10が中立
位置に復帰回動するときは、上記係合部材46の係合爪
部45はラチェットローラ体40のラチェット歯上を滑
るだけでこれに係合せず、また、左側の係合部材49
は、その膨出部52が係合部材押動部54bに乗り上げ
たまままであるので、ケーブル巻取り体27は、変速操
作レバー10と連動することはない。
0を矢印X方向に回動させると、図10に示すように、
図面左側の係合部材49の膨出部52が上記係合部材押
動部54bに乗り上げるので、左側の係合部材49とラ
チェットローラ体40との係合は解除されるが、右側の
係合部材46はラチェットローラ体40と係合したまま
である。すなわち、ケーブル巻取り体27は、上記係合
部材46との係合により、変速操作レバー10と一体的
に回動させられる。ただし、変速操作レバー10が中立
位置に復帰回動するときは、上記係合部材46の係合爪
部45はラチェットローラ体40のラチェット歯上を滑
るだけでこれに係合せず、また、左側の係合部材49
は、その膨出部52が係合部材押動部54bに乗り上げ
たまままであるので、ケーブル巻取り体27は、変速操
作レバー10と連動することはない。
【0035】また、変速操作レバー10を上記と反対側
(矢印Y方向)に回動させる場合には、図11に示すよ
うに、ケーブル巻取り体27は左側の係合部材49との
係合により、変速操作レバー10と一体的に回動させら
れるが、変速操作レバー10が中立位置に復帰回動する
ときには、上記の場合と同様変速操作レバー10と共回
りすることはない。すなわち、ケーブル巻取り体27は
変速操作レバー10を中立位置からケーブル巻取り方向
(矢印Y方向)またはケーブル繰り出し方向(矢印X方
向)に回動させたときのみ、変速操作レバー10と共に
回動し、変速操作レバー10が上記バネ35の付勢力に
よって中立位置に戻るときにはまったく回動しない。な
お、上記ケーブル巻取り体27と上記ラチェットローラ
体40とは、係脱可能な係合手段55を介して連動連結
されている。
(矢印Y方向)に回動させる場合には、図11に示すよ
うに、ケーブル巻取り体27は左側の係合部材49との
係合により、変速操作レバー10と一体的に回動させら
れるが、変速操作レバー10が中立位置に復帰回動する
ときには、上記の場合と同様変速操作レバー10と共回
りすることはない。すなわち、ケーブル巻取り体27は
変速操作レバー10を中立位置からケーブル巻取り方向
(矢印Y方向)またはケーブル繰り出し方向(矢印X方
向)に回動させたときのみ、変速操作レバー10と共に
回動し、変速操作レバー10が上記バネ35の付勢力に
よって中立位置に戻るときにはまったく回動しない。な
お、上記ケーブル巻取り体27と上記ラチェットローラ
体40とは、係脱可能な係合手段55を介して連動連結
されている。
【0036】本実施例における上記係合手段55は、図
12に示すように、上記ケーブル巻取り体27の内周部
に一対の係合体差し込み孔56を、上記ラチェットロー
ラ体40の外周端面から軸方向に延びる一対の係合片5
7をそれぞれ設け、この係合片57を上記係合体差し込
み孔56に差し込むことにより、上記ケーブル巻取り体
27がラチェットローラ体40と共回りするように構成
している。したがって、変速操作レバー10を中立位置
からケーブル巻取り方向あるいはケーブル繰り出し方向
に回動させると、ラチェットローラ体40およびケーブ
ル巻取り体27が上記変速操作レバー10と一体的に回
動する。本実施例に係る上記ケーブル巻取り体27は、
図3、および、図12ないし図14に示すように、外周
にケーブル巻取り溝58およびこのケーブル巻取り溝5
8につながるニップル保持部59をを備えている。
12に示すように、上記ケーブル巻取り体27の内周部
に一対の係合体差し込み孔56を、上記ラチェットロー
ラ体40の外周端面から軸方向に延びる一対の係合片5
7をそれぞれ設け、この係合片57を上記係合体差し込
み孔56に差し込むことにより、上記ケーブル巻取り体
27がラチェットローラ体40と共回りするように構成
している。したがって、変速操作レバー10を中立位置
からケーブル巻取り方向あるいはケーブル繰り出し方向
に回動させると、ラチェットローラ体40およびケーブ
ル巻取り体27が上記変速操作レバー10と一体的に回
動する。本実施例に係る上記ケーブル巻取り体27は、
図3、および、図12ないし図14に示すように、外周
にケーブル巻取り溝58およびこのケーブル巻取り溝5
8につながるニップル保持部59をを備えている。
【0037】一方、上記取り付け部5bの上記ケーブル
巻取り溝58に対応する外壁部には、上記ケーブル巻取
り体27によって牽引されるあるいは繰り出されれる変
速操作ケーブルTを上記内部空間9に導入するためのケ
ーブル導入孔83が形成されている。また、上記ケーブ
ル導入孔83には、上記変速操作ケーブルTのアウタケ
ーブルt2の端部を収容してこれを止着する有底大径孔
84およびその底部から上記ケーブル巻取り溝58に向
かって貫通する小径孔85からなる支持孔86を備える
止着部材87が支持されている。上記変速操作ケーブル
Tのアウタケーブルt2は、上記大径孔84にその端部
が差し込まれて上記取り付け部5bに対して止着される
とともに、上記小径孔85を通ってインナケーブルt1
が上記ケーブル巻取り溝58に向かって延出されてい
る。そして、ケーブル巻取り溝58に掛け回されたイン
ナケーブルt1の端部に設けたニップル89が、上記ニ
ップル保持孔59に係止されることにより、インナケー
ブルt1がケーブル巻取り体27に対して止着されてい
る。
巻取り溝58に対応する外壁部には、上記ケーブル巻取
り体27によって牽引されるあるいは繰り出されれる変
速操作ケーブルTを上記内部空間9に導入するためのケ
ーブル導入孔83が形成されている。また、上記ケーブ
ル導入孔83には、上記変速操作ケーブルTのアウタケ
ーブルt2の端部を収容してこれを止着する有底大径孔
84およびその底部から上記ケーブル巻取り溝58に向
かって貫通する小径孔85からなる支持孔86を備える
止着部材87が支持されている。上記変速操作ケーブル
Tのアウタケーブルt2は、上記大径孔84にその端部
が差し込まれて上記取り付け部5bに対して止着される
とともに、上記小径孔85を通ってインナケーブルt1
が上記ケーブル巻取り溝58に向かって延出されてい
る。そして、ケーブル巻取り溝58に掛け回されたイン
ナケーブルt1の端部に設けたニップル89が、上記ニ
ップル保持孔59に係止されることにより、インナケー
ブルt1がケーブル巻取り体27に対して止着されてい
る。
【0038】上記構成において、上記変速操作レバー1
0を回動操作することにより上記ケーブル巻取り体27
を回動させ、図12ないし図14に示すように、上記ケ
ーブル巻取り体27に止着されたインナケーブルt1
を、上記取り付け部5bに止着されたアウタケーブルt
2に対して牽引しあるいは繰り出すことにより、インナ
ケーブルt1とアウタケーブルt2とに軸方向の相対動
を与え、図示しないディレーラを作動させて、変速操作
を行うことができる。
0を回動操作することにより上記ケーブル巻取り体27
を回動させ、図12ないし図14に示すように、上記ケ
ーブル巻取り体27に止着されたインナケーブルt1
を、上記取り付け部5bに止着されたアウタケーブルt
2に対して牽引しあるいは繰り出すことにより、インナ
ケーブルt1とアウタケーブルt2とに軸方向の相対動
を与え、図示しないディレーラを作動させて、変速操作
を行うことができる。
【0039】本実施例に係る上記係止機構67として、
上記ケーブル巻取り体27を段階係止するためのいわゆ
るクリック機構67aが構成されている。このクリック
機構67aは、図15ないし図17に示すように、上記
軸体7に回動可能に套嵌されるとともに、上記ケーブル
巻取り体27と一体回転させられるドーナツ円板状のク
リック板69と、このクリック板69の外周部に弾性的
に当接させられる係合体70と、この係合体を弾力付勢
するバネ74とを備えて構成されている。
上記ケーブル巻取り体27を段階係止するためのいわゆ
るクリック機構67aが構成されている。このクリック
機構67aは、図15ないし図17に示すように、上記
軸体7に回動可能に套嵌されるとともに、上記ケーブル
巻取り体27と一体回転させられるドーナツ円板状のク
リック板69と、このクリック板69の外周部に弾性的
に当接させられる係合体70と、この係合体を弾力付勢
するバネ74とを備えて構成されている。
【0040】上記クリック板69は、複数の係合凹部6
8を備えるとともに、上記ラチェットローラ体40の係
合片57の延出部33cが差し込まれる一対の係合体差
し込み孔69bが形成されており、上記ケーブル巻取り
体27と一体的に回動させられるように構成されてい
る。上記係合体70は、隔壁9aに回動可能に支持され
るとともに、上記隔壁9a内に挿入されたバネ74によ
って上記クリック板69の外周部に弾接させられてい
る。上記バネ74は、上記隔壁9aのドロップハンドル
側に設けた装填孔71aに挿入されるとともに、一端部
74bが上記隔壁9aに設けた孔74cから上記クリッ
ク板69を設けた側に延出させられている。そして、上
記バネ74の一端部74bが上記係合体70に当接させ
られるとともに、上記係合体70を上記クリック板69
に対して弾性的に押圧している。
8を備えるとともに、上記ラチェットローラ体40の係
合片57の延出部33cが差し込まれる一対の係合体差
し込み孔69bが形成されており、上記ケーブル巻取り
体27と一体的に回動させられるように構成されてい
る。上記係合体70は、隔壁9aに回動可能に支持され
るとともに、上記隔壁9a内に挿入されたバネ74によ
って上記クリック板69の外周部に弾接させられてい
る。上記バネ74は、上記隔壁9aのドロップハンドル
側に設けた装填孔71aに挿入されるとともに、一端部
74bが上記隔壁9aに設けた孔74cから上記クリッ
ク板69を設けた側に延出させられている。そして、上
記バネ74の一端部74bが上記係合体70に当接させ
られるとともに、上記係合体70を上記クリック板69
に対して弾性的に押圧している。
【0041】クリック機構67aにおいては、軸体7回
りに相対回転しない係合体70が、ケーブル巻取り体2
7と共回りするように保持されたクリック板69に対し
て弾性的に接触させられているため、ケーブル巻取り体
27が回動させられると、図15ないし図17に示すよ
うに、係合体70がクリックプレート69の上記係合凹
部68に順次弾性的に係合させられ、ケーブル巻取り体
27が上記軸体7に対して所定の回動位置において段階
係止される。また、上記クリック板69の外周に設けた
係合凹部68は、変速機本体の変速段位に対応して設け
られており、図12ないし図14に示すように、上記ケ
ーブル巻取り体27を各変速段位に対応した回動位置に
保持することができる。
りに相対回転しない係合体70が、ケーブル巻取り体2
7と共回りするように保持されたクリック板69に対し
て弾性的に接触させられているため、ケーブル巻取り体
27が回動させられると、図15ないし図17に示すよ
うに、係合体70がクリックプレート69の上記係合凹
部68に順次弾性的に係合させられ、ケーブル巻取り体
27が上記軸体7に対して所定の回動位置において段階
係止される。また、上記クリック板69の外周に設けた
係合凹部68は、変速機本体の変速段位に対応して設け
られており、図12ないし図14に示すように、上記ケ
ーブル巻取り体27を各変速段位に対応した回動位置に
保持することができる。
【0042】以上のように構成される本実施例の変速操
作機構28においては、変速操作レバー10が上記バネ
35によってケーブル巻取り方向およびケーブル繰り出
し方向の回動始点となる上記中立位置に自動的に戻るよ
うに付勢されているので、変速操作レバー10の回動操
作を常に同じ回動位置始点位置から繰り返すことができ
る。また、変速操作レバー10が中立位置に復帰回動す
るときには、ラチェットローラ体40およびケーブル巻
取り体27は変速操作レバー10と共回りしないので、
ケーブル巻取り方向あるいはケーブル繰り出し方向に回
動させた変速操作レバー10が中立位置に復帰すると
き、インナケーブルt1が巻き戻されたり巻き取ったイ
ンナケーブルt1が繰り出されたりすることはない。す
なわち、変速操作レバー10の複数回の回動操作によ
り、ケーブル巻取り体27を間欠的に所定量回動させる
ことができるとともに、その回動操作を常に同じ回動始
点から行える。したがって、手指の小さな乗者でも容易
に変速操作を行うことができる。
作機構28においては、変速操作レバー10が上記バネ
35によってケーブル巻取り方向およびケーブル繰り出
し方向の回動始点となる上記中立位置に自動的に戻るよ
うに付勢されているので、変速操作レバー10の回動操
作を常に同じ回動位置始点位置から繰り返すことができ
る。また、変速操作レバー10が中立位置に復帰回動す
るときには、ラチェットローラ体40およびケーブル巻
取り体27は変速操作レバー10と共回りしないので、
ケーブル巻取り方向あるいはケーブル繰り出し方向に回
動させた変速操作レバー10が中立位置に復帰すると
き、インナケーブルt1が巻き戻されたり巻き取ったイ
ンナケーブルt1が繰り出されたりすることはない。す
なわち、変速操作レバー10の複数回の回動操作によ
り、ケーブル巻取り体27を間欠的に所定量回動させる
ことができるとともに、その回動操作を常に同じ回動始
点から行える。したがって、手指の小さな乗者でも容易
に変速操作を行うことができる。
【0043】しかも、本願発明においては、ブレーキレ
バー6の後方に設けた変速操作レバー10を回動操作す
ることにより、変速操作を行うことができるように構成
されているため、変速操作中にブレーキブラケット5あ
るいは握持部3から手指を離す必要がない。このため、
変速操作中に路面状態等が変化した場合、とっさにブレ
ーキ操作をも行うことができ、安全性が格段に向上す
る。また、本実施例においては、上記変速操作機構28
はケーブル巻取り体27を段階係止するためのクリック
機構67aを備えているため、操作性を大幅に向上させ
ることができる。
バー6の後方に設けた変速操作レバー10を回動操作す
ることにより、変速操作を行うことができるように構成
されているため、変速操作中にブレーキブラケット5あ
るいは握持部3から手指を離す必要がない。このため、
変速操作中に路面状態等が変化した場合、とっさにブレ
ーキ操作をも行うことができ、安全性が格段に向上す
る。また、本実施例においては、上記変速操作機構28
はケーブル巻取り体27を段階係止するためのクリック
機構67aを備えているため、操作性を大幅に向上させ
ることができる。
【0044】本実施例に係る変速操作レバー10は、図
1および図2に示すように、上記ブレーキレバーに沿っ
て延びる第一のアーム部10aと、上記第一のアーム部
10aの中間適部おいて分岐させられ、車幅方向内方に
向けて延びる第二のアーム部10bおよび車体後方に向
けて延びる第三のアーム部10cとを備える。上記第二
のアーム部10bは、車幅方向内方斜め後方に向けて延
出させられているため、ハンドルバーの握持部を握持す
る走行姿勢において、上記第二のアーム部10bに親指
を係止して変速操作レバーを車幅方向外方へ容易に押圧
することができる。したがって、変速操作レバー10を
中立位置を越えて車幅方向外方へまで充分に回動させる
ことが可能となり、変速操作性を格段に向上させること
ができる。
1および図2に示すように、上記ブレーキレバーに沿っ
て延びる第一のアーム部10aと、上記第一のアーム部
10aの中間適部おいて分岐させられ、車幅方向内方に
向けて延びる第二のアーム部10bおよび車体後方に向
けて延びる第三のアーム部10cとを備える。上記第二
のアーム部10bは、車幅方向内方斜め後方に向けて延
出させられているため、ハンドルバーの握持部を握持す
る走行姿勢において、上記第二のアーム部10bに親指
を係止して変速操作レバーを車幅方向外方へ容易に押圧
することができる。したがって、変速操作レバー10を
中立位置を越えて車幅方向外方へまで充分に回動させる
ことが可能となり、変速操作性を格段に向上させること
ができる。
【0045】一方、ブレーキブラケットの上面に手指を
載置する走行姿勢においては、親指はブレーキブラケッ
ト5の内側面に沿って下方に延出している。本願発明に
係る第三のアーム部10cは、上記第一のアーム部10
aから後方に向けて延出させられているため、上記走行
姿勢における手指の先端部近傍に位置することになる。
このため、親指による車幅方向外側への回動操作が容易
になるばかりでなく、人差し指あるいは中指を上記第三
のアーム部に係止して、車幅方向外側へ回動させること
も可能となる。この結果、変速操作性が向上するばかり
でなく、咄嗟の変速操作にも対応することができる。上
述したように、本願発明によって、ブレーキブラケット
を握持する走行姿勢のみならず、ハンドルバーの握持部
を握持する走行姿勢において、ハンドル操作性に支障を
およぼすことなく変速操作を行うことができ、かつ、咄
嗟のブレーキ操作にも充分対応できるブレーキレバー装
置を提供することができる。
載置する走行姿勢においては、親指はブレーキブラケッ
ト5の内側面に沿って下方に延出している。本願発明に
係る第三のアーム部10cは、上記第一のアーム部10
aから後方に向けて延出させられているため、上記走行
姿勢における手指の先端部近傍に位置することになる。
このため、親指による車幅方向外側への回動操作が容易
になるばかりでなく、人差し指あるいは中指を上記第三
のアーム部に係止して、車幅方向外側へ回動させること
も可能となる。この結果、変速操作性が向上するばかり
でなく、咄嗟の変速操作にも対応することができる。上
述したように、本願発明によって、ブレーキブラケット
を握持する走行姿勢のみならず、ハンドルバーの握持部
を握持する走行姿勢において、ハンドル操作性に支障を
およぼすことなく変速操作を行うことができ、かつ、咄
嗟のブレーキ操作にも充分対応できるブレーキレバー装
置を提供することができる。
【0046】本願発明の範囲は上述した実施例に限定さ
れることはない。本実施例に係る変速操作機構は、係止
機構としてクリック機構を備えるように構成したが、ク
リック機構を備えず摩擦によって操作ケーブルを係止す
る方式の係止機構を備えて構成することもできる。ま
た、変速操作レバー10の形状も実施例に限定されるこ
とはなく、他の形状を有する変速操作レバーを採用する
こともできる。
れることはない。本実施例に係る変速操作機構は、係止
機構としてクリック機構を備えるように構成したが、ク
リック機構を備えず摩擦によって操作ケーブルを係止す
る方式の係止機構を備えて構成することもできる。ま
た、変速操作レバー10の形状も実施例に限定されるこ
とはなく、他の形状を有する変速操作レバーを採用する
こともできる。
【図1】本願発明に係るブレーキレバー装置の側面図で
ある。
ある。
【図2】本願発明に係るブレーキレバー装置の正面図で
ある。
ある。
【図3】本願発明に係るブレーキレバー装置の内部構造
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】図1におけるIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図3におけるV −V 線に沿う断面図である。
【図6】本願発明の作用を説明する図であり、図3にお
けるVI−VI線に沿う断面図である。
けるVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】本願発明の作用を説明する図であり、図3にお
けるVI−VI線に沿う断面図である。
けるVI−VI線に沿う断面図である。
【図8】本願発明の作用を説明する図であり、図3にお
けるVI−VI線に沿う断面図である。
けるVI−VI線に沿う断面図である。
【図9】本願発明の作用を説明する図であり、図3にお
けるIX−IX線に沿う断面図である。
けるIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】本願発明の作用を説明する図であり、図3に
おけるIX−IX線に沿う断面図である。
おけるIX−IX線に沿う断面図である。
【図11】本願発明の作用を説明する図であり、図3に
おけるIX−IX線に沿う断面図である。
おけるIX−IX線に沿う断面図である。
【図12】本願発明の作用を説明する図であり、図3に
おけるXII −XII 線に沿う断面図である。
おけるXII −XII 線に沿う断面図である。
【図13】本願発明の作用を説明する図であり、図3に
おけるXII −XII 線に沿う断面図である。
おけるXII −XII 線に沿う断面図である。
【図14】本願発明の作用を説明する図であり、図3に
おけるXII −XII 線に沿う断面図である。
おけるXII −XII 線に沿う断面図である。
【図15】本願発明の作用を説明する図であり、図3に
おけるXV−XV線に沿う断面図である。
おけるXV−XV線に沿う断面図である。
【図16】本願発明の作用を説明する図であり、図3に
おけるXV−XV線に沿う断面図である。
おけるXV−XV線に沿う断面図である。
【図17】本願発明の作用を説明する図であり、図3に
おけるXV−XV線に沿う断面図である。
おけるXV−XV線に沿う断面図である。
【図18】ラッチェット制御板の平面図である。
【図19】係合部材の側面図である。
【図20】係合部材の正面図である。
1 ブレーキレバー装置 2 ハンドル 5 ブレーキブラケット 6 ブレーキレバー 7 軸体 9 内部空間 10 変速操作レバー 27 ケーブル巻取り体 28 変速操作機構 33 伝動機構 35 バネ 67 係止機構 10a 第一のアーム部 10b 第二のアーム部 10c 第三のアーム部 T…変速操作ケーブル
Claims (2)
- 【請求項1】 ハンドル適部に取付けられるブレーキブ
ラケットにブレーキレバーを回動操作可能に支持してな
るブレーキレバー装置において、 上記ブレーキレバーの後方に設けられる変速操作レバー
と、上記変速操作レバーに連動して、上記ブレーキブラ
ケットの内部空間に導入された変速操作ケーブルを牽引
しあるいは繰り出すことのできる変速操作機構とを備
え、 上記変速操作レバーは、バネによってケーブル巻取り方
向およびケーブル繰り出し方向の回動始点となる中立位
置に位置するように弾力付勢されつつハンドルの軸心と
交差する軸心周りに回動可能に支持されている一方、 上記変速操作機構は、上記ハンドルの軸心と交差する軸
体周りに回動可能に支持されるケーブル巻取り体と、上
記変速操作レバーを上記中立位置からケーブル巻取り方
向またはケーブル繰り出し方向へ回動させたとき、上記
ケーブル巻取り体を上記変速操作レバーと一体的に回動
させる一方、上記変速操作レバーの上記中立位置への復
帰回動時、上記変速操作レバーとケーブル巻取り体との
連動を解除するように構成された伝動機構と、上記ケー
ブル巻取り体を所定の回動位置に保持する係止機構とを
備えて構成されていることを特徴とする、自転車用ブレ
ーキレバー装置。 - 【請求項2】 上記変速操作レバーは、上記ブレーキレ
バーに沿って延びる第一のアーム部と、上記第一のアー
ム部の中間適部おいて分岐させられ、車幅方向内方に向
けて延びる第二のアーム部および車体後方に向けて延び
る第三のアーム部とを備えることを特徴とする、請求項
1に記載の自転車用ブレーキレバー装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17580192A JPH0616170A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 自転車用ブレーキレバー装置 |
PCT/JP1993/000906 WO1994001318A1 (en) | 1992-07-02 | 1993-07-01 | Brake lever device for automobile |
EP93914942A EP0601211A4 (en) | 1992-07-02 | 1993-07-01 | BRAKE LEVER DEVICE FOR MOTOR VEHICLE. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17580192A JPH0616170A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 自転車用ブレーキレバー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0616170A true JPH0616170A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=16002489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17580192A Pending JPH0616170A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 自転車用ブレーキレバー装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0601211A4 (ja) |
JP (1) | JPH0616170A (ja) |
WO (1) | WO1994001318A1 (ja) |
Cited By (5)
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JP2007008460A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-18 | Campagnolo Spa | 自転車のディレイラーの制御装置 |
JP2007008458A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-18 | Campagnolo Spa | 自転車のディレーラの制御デバイス |
JP2008302918A (ja) * | 2007-03-01 | 2008-12-18 | Campagnolo Spa | 自転車用の制御装置およびその装置を有する自転車 |
CN102692813A (zh) * | 2011-03-23 | 2012-09-26 | Hoya株式会社 | 光掩模的制造方法、图案转印方法及显示装置的制造方法 |
US10202164B2 (en) | 2004-02-06 | 2019-02-12 | Campagnolo S.R.L. | Actuation device for a control cable for a bicycle gearshift |
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ITTO20011079A1 (it) | 2001-11-16 | 2003-05-16 | Campagnolo Srl | ,,dispositivo di comando del cambio per una bicicletta avente un manubrio con estremita' diritte,, |
JP4259976B2 (ja) * | 2003-10-15 | 2009-04-30 | ヤマハ発動機株式会社 | 自動二輪車及び自動二輪車用エンジン |
FR2861686B1 (fr) | 2003-11-04 | 2006-02-10 | Mavic Sa | Ensemble de commande de changement de vitesse combine a une commande de freinage pour un velo |
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US7779718B2 (en) * | 2005-03-03 | 2010-08-24 | Sram, Llc | Bicycle shifter |
JP4065290B2 (ja) * | 2005-05-23 | 2008-03-19 | 株式会社シマノ | 自転車用変速操作装置 |
JP4078369B2 (ja) | 2005-10-06 | 2008-04-23 | 株式会社シマノ | 自転車用変速操作装置 |
CN100584688C (zh) * | 2005-10-06 | 2010-01-27 | 株式会社岛野 | 自行车用变速操作装置 |
DE602006016343D1 (de) * | 2006-01-23 | 2010-09-30 | Campagnolo Srl | Steuervorrichtung für fahrradkettenschaltung |
EP1826111B1 (en) | 2006-02-23 | 2010-06-30 | CAMPAGNOLO S.r.l. | Bicycle brake control device |
US9446813B2 (en) | 2006-03-23 | 2016-09-20 | Sram, Llc | Bicycle shifter |
ITMI20070239A1 (it) | 2007-02-09 | 2008-08-10 | Campagnolo Srl | Dispositivo di comando per un deragliatore di bicicletta |
JP2009029345A (ja) * | 2007-07-30 | 2009-02-12 | Shimano Inc | 自転車用ブレーキ及び変速操作装置 |
ITMI20072230A1 (it) | 2007-11-23 | 2009-05-24 | Campagnolo Srl | Dispositivo di comando per bicicletta con manubrio ricurvo |
US8286529B2 (en) | 2009-01-26 | 2012-10-16 | Shimano Inc. | Bicycle control device |
US9381975B2 (en) | 2011-06-14 | 2016-07-05 | Shimano Inc. | Bicycle shift operating device |
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CN103723230B (zh) * | 2013-12-20 | 2016-05-04 | 广西科技大学 | 摩托车/电动车蝶式制动器的刹车手柄 |
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---|---|---|---|---|
JPH01154991U (ja) * | 1988-04-12 | 1989-10-25 | ||
JP2730555B2 (ja) * | 1988-09-24 | 1998-03-25 | 株式会社シマノ | 自転車用変速レバー装置 |
JP3065656B2 (ja) * | 1990-11-14 | 2000-07-17 | 株式会社シマノ | 自転車用変速操作装置 |
IT1245445B (it) * | 1991-03-11 | 1994-09-20 | Campagnolo Srl | Gruppo di comando del cambio e del freno per una bicicletta |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP17580192A patent/JPH0616170A/ja active Pending
-
1993
- 1993-07-01 WO PCT/JP1993/000906 patent/WO1994001318A1/ja not_active Application Discontinuation
- 1993-07-01 EP EP93914942A patent/EP0601211A4/en not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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