JPH04331689A - 自転車用ブレーキレバー装置 - Google Patents

自転車用ブレーキレバー装置

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JPH04331689A
JPH04331689A JP1388491A JP1388491A JPH04331689A JP H04331689 A JPH04331689 A JP H04331689A JP 1388491 A JP1388491 A JP 1388491A JP 1388491 A JP1388491 A JP 1388491A JP H04331689 A JPH04331689 A JP H04331689A
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JP
Japan
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bracket
cable
mantle
brake
brake lever
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Pending
Application number
JP1388491A
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English (en)
Inventor
Akira Nakatani
彰 中谷
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Maeda Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Maeda Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、自転車用ブレーキレ
バー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、競技用自転車等のスポーツタイプ
の自転車の変速操作装置は、たとえば、ダウンチューブ
、トップチューブ等の車体フレームに取り付けられてい
た。したがって、変速操作を行うためには、ハンドルか
ら手を離さなければならなかった。このため、変速操作
時には、とっさにブレーキをかけることはもちろん不可
能であり、しかも、片手運転となるため、ハンドル操作
が不安定となることも避けられなかった。一方、変速操
作を必要とするのは、平地から坂道に変わる場面あるい
は坂道から平地に変わる場面等路面状態が変化するとき
であり、そのような走行場面においては、ブレーキ操作
を必要とすることが多い。従来、上記問題を緩和するた
めに、変速操作装置をハンドルの握持部あるいはブレー
キレバーの近くに配置し、変速操作レバー装置からハン
ドルあるいはブレーキレバーへ手を移動させる時間をで
きるだけ短縮し、走行安全性の向上を図るという手段を
とるほかなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、変速操
作レバー装置をハンドルの握持部あるいはブレーキレバ
ーの近くに配置したとしても、変速操作を行うためには
ハンドルあるいはブレーキレバーから手を離さなければ
ならないことには変わりなく、片手運転を避けることが
できないため、ハンドル操作が不安定となり、また、ブ
レーキ操作を行うことも不可能である。
【0004】上記問題を解決するために、たとえば、特
開平2−147487号公報に示されているもののよう
に、変速操作レバーがブレーキブラケットから延出する
ように形成されたブレーキレバー装置が提案されている
。しかしながら、上記公報に記載されているブレーキレ
バー装置においては、変速操作を行うためには、親指あ
るいは人差し指をブレーキレバーあるいはハンドルの握
持部から離さなければならず、ブレーキ操作と変速操作
とを同時に行うことは不可能である。また、変速操作を
行うために、親指等が握持部からはなれるためにハンド
ル操作も不安定となる。
【0005】本願発明は、上述の事情のもとで考え出さ
れたものであって、上記従来の問題を解決し、ハンドル
操作を安定して行いつつ変速操作を行うことができ、し
かも、変速操作とブレーキ操作とを同時に行うことので
きるブレーキレバー装置を提供することをその課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
、本願発明では次の技術的手段を講じている。すなわち
、本願の請求項1に記載した発明は、ハンドル適部に取
付けられるブレーキブラケットにブレーキレバーが回動
操作可能に支持されてなる自転車用ブレーキレバー装置
において、上記ブレーキブラケットは、ハンドルの軸線
と交差する軸体を有し上記ハンドルに固定される取付け
部材と、内部空間を有し上記軸体まわりに回動操作可能
に支持されるブラケット外套体とを備え、上記ブラケッ
ト外套体の内部空間には、上記ブラケット外套体の上記
軸体回りの回動操作に連動して、上記ブラケット外套体
の内部空間に導入された変速操作ケーブルを牽引し、あ
るいは繰り出すことのできる変速操作機構が収容されて
いることを特徴とする。
【0007】また、本願の請求項2に記載した発明は、
上記請求項1に記載した変速操作機構が、上記軸体回り
に回動可能なケーブル巻取り体と、上記ブラケット外套
体に対して伝動機構を介して連結される一方、上記軸体
回りに回動可能に組付けられた連動体とを備え、上記ブ
ラケット外套体は、バネによってケーブル巻取り方向お
よびケーブル繰り出し方向の回動始点となる中立位置に
位置するように弾力付勢されており、かつ、上記伝動機
構は、上記ブラケット外套体を上記中立位置からケーブ
ル巻取り方向またはケーブル繰り出し方向へ回動させた
とき、上記連動体をブラケット外套体と一体的に回動さ
せる一方、上記ブラケット外套体の上記中立位置への復
帰回動時、ブラケット外套体と連動体との連動を解除す
るように構成されているとともに、上記ケーブル巻取り
体と上記連動体との間に係脱可能な係合手段を設け、こ
の係合手段を介してケーブル巻取り体と連動体とを連動
連結してなることを特徴とする。
【0008】
【発明の作用および効果】上述したようなスポーツタイ
プの自転車で走行する場合、低速から高速、さらに平地
から坂道にいたる種々の走行条件や目的に応じて、乗者
はハンドルを握持する位置を変更し、最適な走行姿勢に
よる効率的で疲労の少ない走行を行おうとする。たとえ
ば、平地を比較的高速で走行する場合や下り坂では、上
記ハンドルの略横U字状曲扞部の下端部の握り部を直接
握持する第一の走行姿勢をとり、上り坂や平地を比較的
低速で走行する場合は、親指と人差し指の間の又部を上
記ブレーキブラケットの上面にあてがい、ブレーキブラ
ケットを握持する第二の走行姿勢をとる。上記第二の走
行姿勢は乗者にとってもっとも楽な姿勢であり、この第
二の走行姿勢で走行する場面が多い。
【0009】本願発明に係るブレーキレバー装置は、上
記第二の走行姿勢において、ハンドルに固定されたブレ
ーキブラケットを握持してハンドル操作を安定して行い
つつ、ブレーキ操作および変速操作を同時に行うことが
できるように構成したものである。すなわち、本願発明
は、乗者が握持するブレーキブラケット自体を回動させ
ることにより変速操作を行うことができるように構成し
ている。
【0010】本願発明に係るブレーキブラケットは、ハ
ンドルの軸線と交差する軸体を有し上記ハンドルに固定
される取付け部材と、内部空間を有し上記軸体回りに回
動操作可能に支持されるブラケット外套体とを備える。 そして、上記ブラケット外套体の内部空間には、上記ブ
ラケット外套体の上記軸体回りの回動操作に連動して、
上記ブラケット外套体の内部空間に導入された変速操作
ケーブルを牽引し、あるいは繰り出すことのできる変速
操作機構が収容されている。
【0011】上記構成により、乗者は、上記ブラケット
外套体を回動操作することにより変速操作を行うことが
できる。また、変速操作を行っているときにおいても、
乗者の手指はブレーキブラケットから離れないため、ハ
ンドル操作が害されるということはない。また、ブレー
キブラケットを握持した状態で変速操作を行うことがで
きるため、変速操作とブレーキ操作を同時に行うことも
可能となる。このため、変速操作を行う場合の安全性が
格段に向上する。もちろん、ブレーキブラケットを握持
した状態で、ブレーキ操作のみを行うこと、および変速
操作のみを行うことも可能である。上記構成により、ブ
レーキブラケットを握持する第二の走行姿勢においては
、ブレーキブラケットから手を離すことなく変速操作を
行うことが可能となり、ハンドル操作を害することなく
変速操作およびブレーキ装置を行うことができるため、
走行安全性が格段に向上する。
【0012】本願の請求項2に記載した発明は、上記請
求項1に記載した発明の変速操作機構として、上記ブラ
ケット外套体を、その回動中立位置からケーブル巻取り
方向あるはケーブル繰り出し方向に回動させると、連動
体が上記ブラケット外套体と一体的に回動させられると
ともに、連動体と連動連結されたケーブル巻取り体が操
作ケーブル牽引方向あるいは繰り出し方向に回動させら
れるように構成した変速操作機構を採用したものである
【0013】上記変速操作機構により、上記ブラケット
外套体をある限られた角度範囲内で複数回往復回動操作
することにより、操作ケーブルを所望量牽引しあるいは
繰り出すことができ、これにより、チェンの掛け変えを
行うことができる。また、本願発明に係る上記変速操作
機構においては、上記ブラケット外套体はバネによって
中立位置に位置するように弾力付勢されているので、ケ
ーブル巻取り方向あるいはケーブル繰り出し方向へ回動
操作したのち中立位置に自動的に戻る。また、ブラケッ
ト外套体が中立位置へ復帰回動するときには、ブラケッ
ト外套体と連動体との連動が解除されるように構成され
ているので、ケーブル巻取り方向あるいはケーブル繰り
出し方向に回動させたブラケット外套体が中立位置に戻
るとき、ケーブル巻取り体が操作ケーブルと連れ回りし
て操作ケーブルが巻き戻されたり、一端巻き取った操作
ケーブルが繰り出されたりするようなことはない。
【0014】すなわち、ブラケット外套体の回動操作を
常に同じ回動始点位置から行うことができ、また回動操
作を繰り返すことによりケーブル巻取り体を間欠的に所
定量回動させることができる。したがって本機構を上記
請求項1に記載した発明の変速操作機構に採用した場合
、ブラケット外套体の限られた範囲内の回動操作によっ
て、変速操作ケーブルを所望量牽引操作することが可能
となる。したがって、ブラケット外套体の回動操作量を
大きくすることなく、操作ケーブルを所望量牽引操作し
て変速操作を行うことができ、変速操作を安全かつ容易
に行うことが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本願発明の実施例を、図1ないし図1
5に基づいて具体的に説明する。図1に示すように、本
願発明に係るブレーキレバー装置1は、ドロップハンド
ル2の両端部において下方湾曲状に形成された略横U字
状曲扞部3の前端に、クランプバンド4を介して取付け
られる。上記ブレーキレバー装置1は上記曲扞部3の前
面から車体前方に向けて突出する中空状のブレーキブラ
ケット5と、上記ブレーキブラケット5の前端部におい
て、基端部が回動可能に連結され、かつ、ブレーキブラ
ケット5の下方に向けて延出するブレーキレバー6とを
備えて大略構成される。
【0016】本実施例に係る上記ブレーキブラケット5
は、上記ドロップハンドル2に固定される取付け部材8
と、内部空間9を有し上記軸体7回りに回動操作可能に
支持されるブラケット外套体10とを備える。本実施例
に係る上記取り付け部材8は、ドロップハンドル2の軸
線と交差する軸体7と、これを上記ドロップハンドル2
の曲杆部3に固定するための略U字状のクランプバンド
4とを備える。
【0017】上記軸体7は、上記クランプバンド4の両
端を止着した取付けボルト11と、上記取付けボルト1
1のハンドル側端部に套挿され上記曲杆部3の前面に当
接固定されるベース部材12と、上記取付けボルト11
の先端部に套挿固定されるレバー取付け部材13と、上
記ベース部材12と上記レバー取付け部材13との間に
套挿される支軸部14とを備え、上記取付けボルト11
に連通挿された各部材を、上記取付けボルト11の先端
部に螺合されるナット11aによって、上記取付けボル
ト11を引き上げるようにして共締め状にハンドルバー
2に対して固定されている。
【0018】上記ベース部材12には、ブレーキブラケ
ット5の基端側から導入されたブレーキワイヤWのアウ
タワイヤw2の端部を収容してこれを止着する有底大径
孔15およびその底部からベース部材12の外側へ貫通
する小径孔16からなる支持孔17が形成されている。 インナワイヤw1とこれに套挿されるアウタワイヤw2
とからなるブレーキワイヤWは、ハンドル2の中空内部
に挿通されてブレーキレバー装置1が取付けられた曲扞
部3まで導かれ、上記ベース部材12の基端が当接する
部分に設けられたワイヤ孔18から、ブレーキレバー装
置1の内部へ導入される。そして、ブレーキワイヤWの
アウタワイヤw2は、上記大径孔15にその端部が差し
込まれて上記ベース部材12に対して止着されるととも
に、上記小径孔16を通ってインナワイヤw1が上記レ
バー取付け部材13に向かって延出されている。
【0019】一方、上記レバー取付け部材13は、軸方
向外側に上記ナット11aを収容する座部11bが段落
ち形成されており、取り付けボルト11先端部に螺合さ
せられる上記ナット11aによって上記支軸部14およ
びベース部材12に対して相対回転不可能に挟圧固定さ
れている。また、上記レバー取り付け部材13は、上記
軸体7の軸線に対して略直角方向に設けられたレバー軸
19を備え、これに上記ブレーキレバー6の基端部を回
動可能に支持する一方、外周部に上記ベース部材12か
ら延出されたインナワイヤw1を上記ブレーキレバー6
の中空部に導入する案内孔20が形成されており、上記
案内孔20に案内されて上記ブレーキレバー6の基端部
中空内部に導入されたインナワイヤw1は、その端部の
ニップル21aを上記レバー軸19と略平行な軸心を中
心としてブレーキレバー6に回動可能に支持させたニッ
プル支持体21bに係止することにより、ブレーキレバ
ー6に対して止着されている。
【0020】上記支軸部14は、その基端側に形成され
たスプライン穴22を上記ベース部材12の先端側に形
成したスプライン部23に嵌合させるとともに、上記ベ
ース部材12と上記レバー取付け部材13との間で相対
回転不可能に挟圧固定されている。また、上記支軸部1
4と上記ブラケット外套体10との間には、環状の内部
空間9が形成されており、この内部空間9に後に説明す
る変速操作機構25が収容されている。
【0021】上記ブレーキレバー装置1のブレーキレバ
ー6を矢印P方向に回動操作して、ブレーキレバー6の
基端部に止着されたインナワイヤw1を、上記ベース部
材12に止着されたアウタワイヤw2に対して牽引して
、インナワイヤw1とアウタワイヤw2とに軸方向の相
対動を与えることより、図示しないブレーキ装置本体を
作動させて、車輪に制動をかけることができる。
【0022】本実施例に係る上記ブラケット外套体10
は、上記軸体7の全体を覆うようにして設けられ、乗者
が握持しやすいように外周部にゴム性のカバー10aを
備えるとともに上記軸体7との間に環状の内部空間9を
形成している。また、上記ブラケット外套体10は、図
2に示すように、上記内部空間9の先端側開口部に、上
記内部空間9を閉じるようにして形成されたボス部30
を有し、このボス部30に形成された中心孔31が上記
支軸部14に回動可能に套挿支持されることにより、軸
体7の回りに回動可能に支持されている。
【0023】さて、本実施例においては、上記ブラケッ
ト外套体10の上記環状の内部空間9に、以下に説明す
る変速操作機構が設けられる。本実施例に係る上記変速
操作機構25は、図2に示すように、上記軸体7回りに
回動可能に支持されるケーブル巻取り体27と、上記軸
体7回りに回動可能に組付けられた連動体29とを備え
、上記ブラケット外套体10は、伝動機構28を介して
上記連動体29に連結される。
【0024】上記ブラケット外套体10は、上記支軸部
14に套嵌支持される軸支孔32を挟んで、その上下に
ローラ収容部33とスプリング収容部34とが設けられ
、上記スプリング収容部34を閉じるようにして、上記
レバー取付け部材13が上記支軸部14に対して固定さ
れている。さらに、図2および図3に示すように、上記
ボス部30の外周部上方には、上記ブラケット外套体1
0の回動操作によって上記ベース部材12から延出する
インナワイヤw1の動きを妨げないように、周方向の長
溝31aが形成されている。
【0025】上記スプリング収容部34には、コイル状
のバネ35が装填されている。また、上記スプリング収
容部34の内周には、図3に示すように、バネ係止部3
6が設けられており、上記バネ35の上下の遊端部35
a,35bを、上記バネ係止部36の両側に回し込んで
これに係止している。また、上記上下の遊端部35a,
35bの間に差し込まれ、これらに係合するバネ係止ピ
ン37を、上記レバー取付け部材13の内側面に螺着し
ている。これにより、ブラケット外套体10を、ケーブ
ル巻取り方向およびケーブル繰り出し方向の回動始点と
なる中立位置(図4および図10に示す位置)に位置す
るように付勢している。すなわち、ブラケット外套体1
0は、これを上記中立位置からケーブル巻取り方向(図
4において矢印X方向)またはケーブル繰り出し方向(
図4において矢印Y方向)に回動させたのち操作力を解
除すると、自動的に上記中立位置に戻るように構成され
ている。
【0026】さらに、図1および図2に示すように、上
記ローラ収容部33には、伝動機構28を介して上記ブ
ラケット外套体10と連繋される連動体29が内装され
る。上記連動体29は、上記ブラケット外套体10の上
記ボス部30の内側と上記支軸部14に形成されたプレ
ート部38との間に挟まれる円板状部39と、この円板
状部39の内周端から軸方向に一体延出形成されたラチ
ェットローラ部40とを有し、上記支軸部14に対して
回動可能に套嵌支持されている。上記伝動機構28は、
上記ブラケット外套体10を中立位置からケーブル巻取
り方向またはケーブル繰り出し方向に回動させたとき、
上記連動体29をブラケット外套体10と一体的に回動
させ、上記ブラケット外套体10が中立位置に復帰回動
するときには、その連動が解除されるように構成され、
本実施例の場合、上記伝動機構28は次のように構成さ
れている。
【0027】図4ないし図6に示すように、ラチェット
ローラ部40の外周には、多数のラチェット歯で構成さ
れる一対のラチェット歯列41,42が左右対称にほぼ
180°の範囲にわたってそれぞれ設けられている。ま
た、この一対のラチェット歯列41,42のラチェット
歯は逆向きに形成されている。一方、ローラ収容部33
の内周にはシリンダ状の保持空間43,44が軸心を挟
んで設けられている。そして、一方の保持空間43に、
一方のラチェット歯列41にブラケット外套体10の一
回動方向(図4において矢印X方向)において係合する
複数の係合爪部45を備えた係合部材46が、バネ47
によってラチェットローラ部40の外周に向かって付勢
された状態でスライド可能に組み込まれている。同様に
、他方の保持空間44に、他方のラチェット歯列42に
ブラケット外套体10の他回動方向(図4において矢印
Y方向)において係合する複数の係合爪部48を備えた
係合部材49が、バネ50によってラチェットローラ部
40の外周に向かって付勢された状態でスライド可能に
組み込まれている。また、図8および図9に示すように
、上記各係合部材46,49には、係合爪部45,48
の片側において、これらよりも上記ラチェットローラ部
側に突出する膨出部51,52がそれぞれ設けられてい
る。
【0028】さらに、上記ラチェットローラ部40の軸
方向外側には、上記支軸部14の制御板套嵌部53に相
対回転不能に套嵌された略リング状のラチェット制御板
54が配置されている。このラチェット制御板54は、
図7に示すように、上記ラチェットローラ部40の谷径
よりも小径に形成された半リング状の係合部材非押動部
54aとラチェットローラ部40の山径とほぼ同径に形
成された半リング状の係合部材押動部54bとを備える
。また、図4に示すように、ラチェット制御板54は、
ブラケット外套体10が中立位置に位置するとき、一対
の係合部材46,49の上記膨出部51,52が上記係
合部材非押動部54aに向かうように配置されている。 そしてこの状態から、たとえばブラケット外套体10を
矢印X方向に回動させると、図5に示すように、図面上
側の係合部材49の膨出部52が上記係合部材押動部5
4bに乗り上げるので、上側の係合部材49とラチェッ
トローラ部40との係合は解除されるが、下側の係合部
材49はラチェットローラ部40と係合したままである
。すなわち、連動体29は、上記係合部材46との係合
により、ブラケット外套体10と一体的に回動させられ
る。ただし、ブラケット外套体10が中立位置に復帰回
動するときは、上記係合部材46の係合爪部45はラチ
ェットローラ部40のラチェット歯上を滑るだけでこれ
に係合せず、また、上側の係合部材49は、その膨出部
52が係合部材押動部54bに乗り上げたまままである
ので、連動体29は、ブラケット外套体10と連動する
ことはない。
【0029】また、ブラケット外套体10を上記と反対
側(矢印Y方向)に回動させる場合には、図6に示すよ
うに、連動体29は上側の係合部材49との係合により
、ブラケット外套体10と一体的に回動させられるが、
ブラケット外套体10が中立位置に復帰回動するときに
は、上記の場合と同様ブラケット外套体10と共回りす
ることはない。すなわち、連動体29はブラケット外套
体10を中立位置からケーブル巻取り方向(矢印X方向
)またはケーブル繰り出し方向(矢印Y方向)に回動さ
せたときのみ、ブラケット外套体10と共に回動し、ブ
ラケット外套体10が上記バネ35の付勢力によって中
立位置に戻るときにはまったく回動しない。上記連動体
29と上記ケーブル巻取り体27とは、係脱可能な係合
手段55を介して連動連結されている。
【0030】本実施例における上記係合手段55は、図
2に示すように、上記ケーブル巻取り体27の外側外周
部に係合体差し込み孔56を、連動体29の上記円板状
部39の外周に係合片57をそれぞれ設け、この係合片
57を上記係合体差し込み孔56に差し込むことにより
、上記ケーブル巻取り体27が連動体29と共回りする
ように構成している。したがって、ブラケット外套体1
0を中立位置からケーブル巻取り方向あるいはケーブル
繰り出し方向に回動させると、連動体29およびケーブ
ル巻取り体27が上記連動体29と一体的に回動する。
【0031】本実施例に係る上記ケーブル巻取り体27
は、図2、および図10ないし図12に示すように、外
周にケーブル巻取り溝58およびこのケーブル巻取り溝
58につながるニップル保持部59を有する筒胴状のリ
ール部60と、このリール部60を軸体7に対して所定
位置また任意の回動位置で保持させるための保持機構6
1とを備える。上記リール部60の中心孔62は、軸方
向外向に設けられた外側小径部63とこの外側小径部6
3の軸方向内方に続いて設けられた内側大径部64とを
もつ。そして、上記外側小径部63が上記支軸部14の
巻取り体支持部65に套嵌されることにより、上記リー
ル部60が上記軸体7回りに回動可能に支持される。
【0032】一方、上記ブラケット外套体10の上記ケ
ーブル巻取り溝58に対応する側面部には、上記ケーブ
ル巻取り体27によって牽引されるあるいは繰り出され
れる変速操作ケーブルTを上記内部空間9に導入するた
めの長穴状のケーブル導入孔83が形成されている。ま
た、上記ケーブル導入孔83の内方には、上記変速操作
ケーブルTのアウタケーブルt2の端部を収容してこれ
を止着する有底大径孔84およびその底部から上記リー
ル部60に向かって貫通する小径孔85からなる支持孔
86を備える止着部87が、上記ベース部材12から延
出形成されている。上記ケーブル導入孔83から上記ブ
ラケット外套体10の内部空間9に導入された変速操作
ケー3ルTのアウタケーブルt2は、上記大径孔84に
その端部が差し込まれて上記ベース部材12に対して止
着されるとともに、上記小径孔85を通ってインナケー
ブルt1が上記リール部60に向かって延出されている
。そして、ケーブル巻取り溝58に掛け回されたインナ
ケーブルt1の端部に設けたニップル89が、上記ニッ
プル保持孔59に係止されることにより、インナケーブ
ルt1がケーブル巻取り体27に対して止着されている
【0033】上記構成において、上記ブラケット外套体
を10を回動操作することにより上記ケーブル巻取り体
27を回動させ、図10ないし図12に示すように、上
記リール部60に止着されたインナケーブルt1を、上
記ベース部材12に止着されたアウタケーブルt2に対
して牽引しあるいは繰り出すことにより、インナケーブ
ルt1とアウタケーブルt2とに軸方向の相対動を与え
、図示しないディレーラを作動させて、変速操作を行う
ことができる。
【0034】本実施例においては、上記内側大径部64
の内壁と上記軸体7のベース部材12との間に形成され
る環状空間66には、上記保持機構61として、リール
部60を所定の回動位置において段階係止するためのい
わゆるクリック機構67が構成されている。このクリッ
ク機構67は、上記軸体7を中心とする円周方向におい
て所定間隔内に並ぶ複数の係合凹部68を有するクリッ
クプレート69と、係合体としての鋼球70を遊挿保持
するボールホルダ71とを備える。
【0035】上記クリックプレート69は、図2および
図13に示すように、略ドーナツ円盤形状を呈し、その
中心孔69aが上記ベース部材12の保持機構取付け部
75に套嵌されることにより、上記ベース部材12に対
して相対回転不可能に嵌合されている。上記クリックプ
レート69には、複数の係合凹部68によって構成され
る係合凹部群が、直径方向に対向する2箇所において設
けられている。
【0036】上記クリッププレート69の軸方向外側に
は、図2に示すように、ボールホルダ71によって保持
された複数の鋼球70が配置される。ボールホルダ71
は、図14に示すように、略ドーナツ円盤状の部材であ
り、上記ベース部材12の保持機構取付け部75に内周
部71aが回動可能に套嵌支持される一方、その外周部
71bが上記リール部60の内側大径部64に対して相
対回転不可能に係合支持されている。このボールボルダ
71には、上記係合凹部群と対応する円周方向位置にお
いて、貫通状のボール保持孔76が2箇所に設けられて
おり、この各ボール保持孔76にそれぞれ鋼球70が遊
挿保持されている。さらに、上記ボールホルダ71およ
びこれに保持される鋼球70の外側には、これら鋼球7
0を上記クリックプレート69に対して弾力付勢する板
状バネ74が設けられる。上記板状バネ74は、図15
に示すように、上記ボールホルダ71とほぼ同形状のド
ーナツ円盤状を呈し、その中心孔74aが上記ベース部
材12の係合機構取付け部75に回転可能に套挿される
一方、その外周部74bが、上記リール部60の内側大
径部64に対して係合させられ上記リール部60に対し
て相対回転不可能に保持される。
【0037】上記板状ばね74の軸方向外側には、上記
板状ばね74の中心孔74a周縁を押圧し、上記鋼球7
0を上記クリックプレート69に対して弾力付勢する押
圧ナット73が設けられている。上記押圧ナット73は
、上記ベース部材12のネジ軸部72に螺合されており
、上記押圧ナット73の螺合位置を調整することにより
、上記鋼球70に与える弾力を調整することができる。 また、上記押圧ナット73は、上記支軸部14の内方端
に形成された回り止め穴14aに収容されており、上記
押圧ナット73が弛まないように構成されてたいる。
【0038】上記のように、クリック機構67は、ケー
ブル巻取り体27と共回りするように保持された上記鋼
球70が、軸体7回りに相対回転しないクリックプレー
ト69に対して弾性的に接触させられているため、ケー
ブル巻取り体27ないしそのリール部60が回動させら
れると、鋼球70がクリックプレート69の上記係合凹
部68に順次係合し、上記リール部60が上記軸体7に
対して所定の回動位置において段階係止される。
【0039】さらに、本実施例においては、上記ブラケ
ット外套体10の回動を規制するストッパ77が、上記
レバー取付け部材13の基端部と上記ブラケット外套体
10の先端部との間に設けられている。上記ストッパ7
7は、図1に示すように、上記ブラケット外套体先端中
空部の左右壁間に掛け渡し状に設けられた支軸79に回
動可能に支持されたストッパ片78と、上記ブラケット
外套体10の外側において上記支軸79に連結された操
作片80とを備えており、ブラケット外套体10の内部
においてバネ81によって、上記ストッパ片78が常時
上記レバー取付け部材13の端部に形成された係止部8
2に係合する方向に弾力付勢されている。したがって、
上記ブラケット外套体10を回動操作するには、上記操
作片80を回動操作し、上記ストッパ片78を上記係止
部82から離脱させた状態で操作を行う。なお、本実施
例においては、上記操作片80は、上記ブラケット外套
体10を握持した状態で操作できるように設けられてい
る。
【0040】以上のように構成される本実施例の変速操
作機構においては、ブラケット外套体10が上記バネ3
5によってケーブル巻取り方向およびケーブル繰り出し
方向の回動始点となる上記中立位置に自動的に戻るよう
に付勢されているので、ブラケット外套体10の回動操
作を常に同じ回動位置始点位置から繰り返すことができ
る。また、ブラケット外套体10が中立位置に復帰回動
するときには、連動体29およびリール部60はブラケ
ット外套体10と共回りしないので、ケーブル巻取り方
向あるいはケーブル繰り出し方向に回動させたブラケッ
ト外套体10が中立位置に復帰するとき、操作ケーブル
Tが巻き戻されたり巻き取った操作ケーブルTが繰り出
されたりすることはない。すなわち、ブラケット外套体
10の複数回の回動操作により、リール部60を間欠的
に所定量回動させることができ、しかもその回動操作を
常に同じ回動始点から行えるので、変速操作をブラケッ
ト外套体10から手を離すことなく行うことが可能とな
り、変速操作を行う際の安全性が格段に向上する。
【0041】しかも、本願発明においては、上記ブラケ
ット外套体10を回動操作することにより、変速操作を
行うことができるように構成されているため、変速操作
中にブレーキブラケットから手指を離す必要がない。こ
のため、変速操作を行ないつつブレーキレバーに手指を
かけてブレーキ操作を同時に行うこともできる。このた
め、変速操作中に路面状態等が変化した場合、とっさに
ブレーキ操作をも行うことができ、安全性がさらに向上
する。さらに、本実施例においては、上記変速操作機構
にリール部60を段階係止するためのクリック機構67
をも内蔵しているため、操作性を大幅に向上させること
ができる。
【0042】加えて、本実施においては、変速操作が不
必要な場合には上記ブラケット外套体10の回動を規制
するストッパ77が設けられているため、誤って変速操
作を行うようなこともない。しかも、上記ストッパ77
は、ブラケット外套体10を握持した状態で操作できる
ように構成されているため、変速操作を行うために、ブ
レーキ操作が行えなくなったり、あるいは、ハンドル操
作に支障が生じるといったことも生じない。上述したよ
うに、本願発明によって、ブレーキブラケットを握持す
る乗車姿勢において、ハンドル操作性に支障をおよぼす
ことなく、変速操作を行うことができ、かつ変速操作と
同時にブレーキ操作をも行うことができるブレーキレバ
ー装置を提供することができる。
【0043】本願発明の範囲は上述した実施例に形成さ
れることはない。本実施例に係る変速操作機構は、クリ
ック機構を備えるように構成したが、クリック機構を備
えず摩擦によって操作ケーブルを係止する方式の変速操
作機構を構成することもできる。また、本実施例におい
ては、ブラケット外套体10の不要な回動を防止するた
めのストッパ77を設けたが、これを設けなくともよい
。さらに、ブラケット外套体10を回動操作することに
より変速操作を行なうことのできる変速操作機構であれ
ば、他の構成を備える変速操作機構を採用することもで
きる。さらにまた、本実施例においては、ブレーキレバ
ー自体は回動しないように構成したが、ブレーキレバー
がブラケット外套体と一体的に回動するように構成する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るブレーキレバー装置の全体断面
図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2におけるIII −III 線に沿う断面
図である。
【図4】本願発明の作用を説明するための図であり、図
2におけるVI−VI線に沿う断面に相当する図である
【図5】本願発明の作用を説明するための図であり、図
2におけるVI−VI線に沿う断面に相当する図である
【図6】本願発明の作用を説明するための図であり、図
2におけるVI−VI線に沿う断面に相当する図である
【図7】ラッチェット制御板の平面図である。
【図8】係合部材の側面図である。
【図8】係合部材の正面図である。
【図10】本願発明の作用を説明するための図であり、
図2におけるX−X線に沿う断面に相当する図である。
【図11】本願発明の作用を説明するための図であり、
図2におけるX−X線に沿う断面に相当する図である。
【図12】本願発明の作用を説明するための図であり、
図2におけるX−X線に沿う断面に相当する図である。
【図13】クリックププレートの平面図である。
【図14】ボールホルダの平面図である。
【図15】板状バネの平面図である。
【符号の説明】
1…ブレーキレバー装置 2…ドロップハンドル 5…ブレーキブラケット 6…ブレーキレバー 7…軸体 8…取付け部材 9…内部空間 10…ブラケット外套体 27…ケーブル巻取り体 28…伝動機構 29…連動体 35…バネ 55…係合手段 T…変速操作ケーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ハンドル適部に取付けられるブレーキ
    ブラケットにブレーキレバーが回動操作可能に支持され
    てなる自転車用ブレーキレバー装置において、上記ブレ
    ーキブラケットは、ハンドルの軸線と交差する軸体を有
    し上記ハンドルに固定される取付け部材と、内部空間を
    有し上記軸体まわりに回動操作可能に支持されるブラケ
    ット外套体とを備え、上記ブラケット外套体の内部空間
    には、上記ブラケット外套体の上記軸体回りの回動操作
    に連動して、上記ブラケット外套体の内部空間に導入さ
    れた変速操作ケーブルを牽引し、あるいは繰り出すこと
    のできる変速操作機構が収容されていることを特徴とす
    る、自転車用ブレーキレバー装置。
  2. 【請求項2】  上記変速操作機構は、上記軸体回りに
    回動可能なケーブル巻取り体と、上記ブラケット外套体
    に対して伝動機構を介して連結される一方、上記軸体回
    りに回動可能に組付けられた連動体とを備え、上記ブラ
    ケット外套体は、バネによってケーブル巻取り方向およ
    びケーブル繰り出し方向の回動始点となる中立位置に位
    置するように弾力付勢されており、かつ、上記伝動機構
    は、上記ブラケット外套体を上記中立位置からケーブル
    巻取り方向またはケーブル繰り出し方向へ回動させたと
    き、上記連動体をブラケット外套体と一体的に回動させ
    る一方、上記ブラケット外套体の上記中立位置への復帰
    回動時、ブラケット外套体と連動体との連動を解除する
    ように構成されているとともに、上記ケーブル巻取り体
    と上記連動体との間に係脱可能な係合手段を設け、この
    係合手段を介してケーブル巻取り体と連動体とを連動連
    結してなることを特徴とする、請求項1に記載の自転車
    用ブレーキレバー装置。
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