JPH0648366A - 自転車用変速操作装置 - Google Patents

自転車用変速操作装置

Info

Publication number
JPH0648366A
JPH0648366A JP4201048A JP20104892A JPH0648366A JP H0648366 A JPH0648366 A JP H0648366A JP 4201048 A JP4201048 A JP 4201048A JP 20104892 A JP20104892 A JP 20104892A JP H0648366 A JPH0648366 A JP H0648366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam surface
engaging
locking
engagement
control member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4201048A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Tagawa
幸一 田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MAEDA IND
Maeda Kogyo Co Ltd
Original Assignee
MAEDA IND
Maeda Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MAEDA IND, Maeda Kogyo Co Ltd filed Critical MAEDA IND
Priority to JP4201048A priority Critical patent/JPH0648366A/ja
Priority to DE69308519T priority patent/DE69308519T2/de
Priority to PCT/JP1993/001047 priority patent/WO1994002348A1/ja
Priority to EP93916224A priority patent/EP0605741B1/en
Publication of JPH0648366A publication Critical patent/JPH0648366A/ja
Priority to US08/211,354 priority patent/US5438889A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K23/00Rider-operated controls specially adapted for cycles, i.e. means for initiating control operations, e.g. levers, grips
    • B62K23/02Rider-operated controls specially adapted for cycles, i.e. means for initiating control operations, e.g. levers, grips hand actuated
    • B62K23/04Twist grips
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M25/00Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles
    • B62M25/02Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles with mechanical transmitting systems, e.g. cables, levers
    • B62M25/04Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles with mechanical transmitting systems, e.g. cables, levers hand actuated
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20012Multiple controlled elements
    • Y10T74/20018Transmission control
    • Y10T74/20037Occupant propelled vehicle
    • Y10T74/20043Transmission controlled by flexible cable
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20012Multiple controlled elements
    • Y10T74/20018Transmission control
    • Y10T74/20085Restriction of shift, gear selection, or gear engagement
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20207Multiple controlling elements for single controlled element
    • Y10T74/20256Steering and controls assemblies
    • Y10T74/20268Reciprocating control elements
    • Y10T74/2028Handle bar type
    • Y10T74/20287Flexible control element
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20576Elements
    • Y10T74/20636Detents

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要な変速段位でのみオーバーシフト機能を
発揮させることができるとともに、無用な係合音が発生
しない段階係止機構を備える自転車用変速操作装置を提
供する。 【構成】 変速操作体14と一体的に回動させられる係
止体33aと、上記係止体に係合させられ、上記変速操
作体を所定の回動位置に保持する係合体34と、上記係
止体と上記係合体の一方に対して所定の遊び動をもって
併設されるとともに上記係止体と上記係合体の他方に係
合させられ、上記変速操作体を所定の回動位置に保持す
る制御部材33bとを備えた段階係止機構15を設けて
構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、自転車用変速操作装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、リヤディレーラ(後変速機)
は、ガイドプーリとテンションプーリとを支持するチエ
ンガイドを、パンタグラフリンク機構等の制御機構を介
して多段フリーホイールの軸方向に移動させるように構
成されている。チエンは、その正方向走行時、テンショ
ンプーリおよびガイドプーリを掛け回された後、フリー
ホイールに掛かっていくので、上記チエンガイドを移動
させてガイドプーリをフリーホイールの軸方向に移動さ
せると、チエンはガイドプーリの直上にあるスプロケッ
トに掛け変わる。上記リヤディレーラは、変速操作レバ
ーを操作することにより牽引されあるいは繰り出される
操作ケーブルを介して作動させられる。
【0003】上記変速操作レバーは、通常、ケーブル巻
取り溝をもったボス状基部と、このボス状基部からその
半径方向外方に延びる指掛けアーム部とをもち、フレー
ムに対して上記ボス状基部の中心において回動操作可能
に支持される。上記アーム部を回動させてボス状基部を
回動させると、操作ケーブルが巻取り溝に巻き取られま
たは繰り出されるので、指掛けアーム部の回動量に応じ
た軸方向動が操作ケーブルに対して与えられる。そし
て、上記パンタグラフリンク機構等の制御機構は、上記
操作ケーブルの軸方向移動量に応じて変形させられるの
で、リヤディレーラのチエンガイドは、上記変速操作レ
バーの回動操作量に応じたフリーホイールの軸方向位置
に誘導されることになる。
【0004】上記変速操作レバーの操作にともなって、
チエンガイドは連続的に移動させられるが、このチエン
ガイドを、各スプロケットに対する最適位置、すなわ
ち、各スプロケットの直下の位置に誘導するように変速
操作レバーを操作するのには、きわめて高度な技術を要
する。たとえば、チエンガイドを相隣合うスプロケット
の中間位置に位置させた場合には、ガイドプーリからフ
リーホイールに向かうチエンが傾斜し、チエンがガイド
プレート等に接触して不快なギヤ鳴り音が発生する。し
たがって、乗者はギヤ鳴り音の発生具合やこれにともな
うチエンの振動が消失するように変速操作レバーを微調
整し、チエンガイドを所望のスプロケットに対して最適
な位置に誘導しなければならない。
【0005】このような変速操作レバーの操作性を改善
するため、操作レバーを、各変速段位と対応する回動位
置に段階係止する、いわゆるクリック機構を組み込んだ
変速操作装置が提供されている。これによると、節度感
をもって係止される変速操作レバーの各回動位置では、
かならずチエンガイドあるいはガイドプーリが所定のス
プロケットに対する最適位置、すなわち、そのスプロケ
ットの直下の位置に誘導されるので、誰でも簡単に、正
確迅速な変速操作を行うことが可能となる。
【0006】また、変速操作性をさらに向上させるた
め、いわゆるオーバシフト機構を設ける場合がある。上
記オーバシフト機構は、変速操作を行う際に、チエンガ
イドを多めに移動させて、チエンを所定のスプロケット
の直下の位置を超えて撓ませ、このチエンをそれまで掛
かっていたスプロケットと隣合う所望の大径スプロケッ
トに迅速に引っ掛け、かつ、チエンが所望のスプロケッ
トに噛合した後は、チエンの斜行によるチエン鳴りを防
ぐため、チエンガイドをやや戻すというものであり、上
記オーバシフト機構により、小径スプロケットから大径
スプロケットへの変速性が大幅に向上させられる。
【0007】たとえば、実開平1−65783号公報に
記載されているもののように、レバー軸等の固定体側に
保持される係合体と、変速操作レバー本体側に変速操作
レバーと共回りするように設けられ、かつ、変速操作レ
バーの回動にともない上記係合体が順次係合する複数の
係合部を有するクリックプレートからなるクリック機構
においては、クリックプレートとレバー本体との間にレ
バー軸回りに一定の遊びを設け、あるいは、上記係合体
をレバー軸回りに一定の遊びをもって保持することによ
り、上記オーバシフト機構を構成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なオーバシフト機構を設けると、全ての変速段位におい
てオーバシフト機能が発揮されることになってしまい不
都合が生じる場合がある。すなわち、中間径スプロケッ
トから最大径スプロケットにチエンが掛け変わる場合、
上記オーバシフト機能が発揮されると、チエンが最大径
スプロケットから外側へ外れてしまうといった問題が生
じやすいのである。
【0009】このため、従来のクリック機構において
は、チエンが小径スプロケットから中間径スプロケット
に掛け変わる場合のオーバシフト量を充分にとることが
できず、オーバシフト機能を充分に発揮させることが困
難であった。したがって、迅速な変速操作を行うために
は、乗者はクリック機構によって係合音が発せられる変
速操作レバーの回動位置からさらに変速操作レバーをケ
ーブル牽引方向に回動させる必要があった。
【0010】一方、上記クリック機構は、上述したよう
に、変速操作レバーを所定の回動角度位置に節度感をも
って段階的に係止するとともに、上記クリック機構の係
合部と係合体が係合するときに係合音を発生させる。し
たがって、オーバシフト機構を設けたクリック機構にお
いて、充分なオーバシフト機能を発揮させるには、変速
操作レバーを係合音が発生した位置、すなわち、上記係
合体と上記係合部とが係合した位置からさらに所定量回
動させなければならない。
【0011】ところが、乗者は上記係合音が発生するこ
とにより変速操作が完了したと思い込み、変速操作レバ
ーの回動操作を上記係合音が発生したときに止めてしま
うことがある。このため、オーバシフト機能を充分に発
揮させることができないばかりでなく、変速操作性をか
えって低下させるおそれもあった。
【0012】特に、前変速機においては、スプロケット
の回転速度が後輪の場合に比べて遅く、オーバシフト機
能を発揮させるためには、上記変速操作レバーをオーバ
シフト位置にかなりの時間を保持しなれければならな
い。このため、前変速機においては、上記オーバシフト
機構を充分に活用することが困難であった。
【0013】本願発明は、上述の事情のもとで考え出さ
れたものであって、上記従来の問題を解決し、必要な変
速段位でのみオーバーシフト機能を発揮させることがで
きるとともに、無用な係合音が発生しない段階係止機構
を備える自転車用変速操作装置を提供することをその課
題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。すな
わち、本願発明は、自転車フレームの適部に回動操作可
能に支持される変速操作体と、上記変速操作体を所定の
回動位置に段階係止する段階係止機構とを備え、上記変
速操作体の回動操作によって牽引され、あるいは繰り出
される操作ケーブルによって変速機本体が作動させられ
るように構成された自転車用変速操作装置であって、上
記段階係止機構は、上記変速操作体と一体的に回動させ
られる係止体と、上記係止体に係合させられ、上記変速
操作体を所定の回動位置に保持する係合体と、上記係止
体と上記係合体の一方に対して所定の遊び動をもって併
設されるとともに上記係止体と上記係合体の他方に係合
させられ、上記変速操作体を所定の回動位置に保持する
制御部材とを備えることを特徴とする。
【0015】
【発明の作用および効果】本願発明に係る段階係止機構
は、変速操作体と一体的に回動させられる係止体と、上
記係止体に係合させられ、上記変速操作体を所定の回動
位置に保持する係合体とを備えるとともに、さらに、上
記係止体と上記係合体の一方に対して所定の遊び動をも
って併設される制御部材を備える。上記制御部材は、上
記係止体と上記係合体の他方に係合させられ、上記変速
操作体を所定の回動位置に保持することができる。上記
制御部材は、所定の遊び動をもって上記係止体と上記係
合体の一方に併設されているため、変速操作体をケーブ
ル牽引方向に回動操作する場合と、ケーブル繰り出し方
向へ回動操作する場合とでは、上記変速操作体に対する
異なる回動位置において上記係止体または上記係合体に
対して係合させられる。
【0016】すなわち、上記制御部材の遊び動の量を変
速操作体のオーバシフト操作量に設定することにより、
上記変速操作体をケーブル牽引方向へ上記遊び動が許容
される分先行して回動させた位置で、すなわち、オーバ
シフト位置で、制御部材と、上記係止体または上記係合
体とを係合させ、係合音を発生させることができる。こ
の状態で変速操作体を操作する力を解除すると、変速機
本体のリターンばねによって、変速操作体および係止体
が上記遊び動の量だけケーブル繰り出し方向へ戻り回動
させられ、変速操作体が正規の変速操作位置に保持され
る。
【0017】逆に、変速操作体をケーブル繰り出し方向
へ回動操作する場合には、変速操作体がケーブル繰り出
し方向へ上記遊び動が許容される分先行した状態で回動
させられることになる。したがって、制御部材と、係止
体または係合体とが変速操作体の正規の回動位置で係合
させられる。このため、オーバシフト操作が行われる上
記回動操作位置で変速操作体が係止されたり、無用な係
合音が発生することはない。しかも、本願発明において
は、係止体および係合体は、制御部材のように互いに遊
び動しないように構成されているため、上記係止体と上
記係合体を係合させることによって、オーバシフト機能
を発揮させることなく変速操作体を所定の回動位置に確
実に係止できる。すなわち、最大径スプロケットに対応
する変速操作位置において、上記係止体と係合体の係合
によって上記変速操作体を係止するように構成すると、
上記最大径スプロケットに対応する操作位置において
は、オーバシフト機能が発揮されない。
【0018】このため、従来のオーバシフト機構のよう
にすべての変速段位でオーバシフト機能が発揮されると
いうようなことはなくなり、オーバシフト機能が必要な
小径スプロケットから中間径スプロケットにチエンを掛
け変える場合にのみオーバシフト機能を発揮させること
が可能となる。この結果、小径スプロケットから中間径
スプロケットへチエンを掛け変える場合のオーバシフト
量を充分に設定することが可能となり、変速操作性が格
段に高められる。
【0019】本願の請求項3に記載した発明は、制御部
材を変速操作体と一体的に回動させられる係止体に対し
て遊び動をもって併設するととともに、これら係止体と
制御部材とに上記係合体が係合させられる係合部を有す
るカム面を形成したものである。上記係合体は、上記係
止体の回転にともなって上記係止体あるいは上記制御部
材に設けられた上記カム面上を摺動させられ、上記係合
部に順次係合させられる。これにより、上記変速操作体
が所定の回動位置に保持されるのである。
【0020】上記制御部材を係合体に対して併設する場
合には、請求項4に記載した発明のように、上記カム面
を、上記係合体と上記制御部材とに形成することもでき
る。さらに、請求項5に記載した発明のように、制御部
材を上記係止体に対して併設する一方、係合体に上記制
御部材および上記係止体が係合させられる係合部を有す
るカム面を形成することができる。さらにまた、請求項
6に記載した発明のように、上記制御部材を上記係合体
に対して併設する一方、上記係止体に上記制御部材およ
び上記係止体が係合させられる係合部を有するカム面を
形成することもできる。
【0021】本願の請求項7に記載した発明は、上記制
御部材を上記係止体に対して所定の遊び回動が可能に併
設するとともに、上記係止体に第一のカム面を、上記制
御部材に第二のカム面をそれぞれ設けたものである。上
記変速操作体の回動操作にともなって、係合体は上記第
一のカム面と上記第二のカム面の一方または双方に形成
した係合部に順次弾性的に係合させられ、上記変速操作
体が上記係止体または制御部材を介して所定の回動位置
に保持される。上記制御部材は上記係止体に対して所定
の遊び回動が可能に併設されているため、上記変速操作
体をケーブル牽引方向に回動操作するときと、ケーブル
繰り出し方向に回動操作するときでは、上記制御部材
は、上記遊び回動が許容される分だけ上記係止体に対し
てずれた状態で回動させられる。
【0022】したがって、ケーブル牽引方向に上記変速
操作体を回動操作するときには、上記係止体が上記制御
部材に対してケーブル牽引方向に先行した状態で回動さ
せられる。このため、上記係合体が上記第二のカム面の
係合部に係合するには、上記係止体および変速操作体を
上記遊び回動分よけいに回動させなければならない。こ
の結果、係合音が発生させられる変速操作体の回動位置
においては、操作ケーブルが遊び回動分よけいに牽引さ
れ、オーバシフト機能が発揮される。
【0023】一方、上記オーバシフト位置から、上記変
速操作体を操作する力を解除すると、変速操作体は、変
速機本体のリターンバネによって、ケーブル繰り出し方
向に遊び回動分戻り回動させられる。そして、上記係止
体および変速操作体が、上記制御部材によって正規の回
動位置に保持されるのである。
【0024】しかも、変装操作体をケーブル繰り出し方
向に回動操作するときには、上記係止体が、上記制御部
材に対してケーブル繰り出し方向に先行した状態で回動
させられるため、所定の変速段位に対応する正規の回動
位置で回動音を発生させることができるとともに、この
正規の回動位置に係止体および変速操作体を保持するこ
とができる。したがって、変速操作体をケーブル繰り出
し方向へ回動操作する場合には、上述したオーバシフト
位置で係合音が発生するということはない。
【0025】さらに、係合体は変速操作体と一体的に回
動させられるため、この第一のカム面に、上記変速操作
体を所定の回動位置に保持する係合部を設けると、変速
操作体の操作方向にかかわらず変速操作体が上記回動位
置で必ず係止される。したがって、請求項9に記載した
発明のように、上記第一のカム面に、変速操作体をケー
ブル牽引方向回動端に保持する係合部を設けると、上記
変速操作体のケーブル牽引方向回動端の回動位置におけ
るオーバシフト機能は発揮されなくなる。
【0026】このため、従来のクリック機構のように、
全ての変速段位でオーバシフト機能が発揮されることは
なくなる。したがって、中間径スプロケットから最大径
スプロケットにチエンが掛け変わるときに、チエンが最
大径スプロケットから外側に外れてしまうといったよう
な問題が生じることもない。この結果、小径スプロケッ
トから中間径スプロケットへチエンを掛け変える場合の
オーバシフト量を充分に設定することが可能となり、変
速操作性が格段に高められる。
【0027】また、請求項8に記載した発明のように、
上記第一のカム面と上記第二のカム面の一方に、上記制
御部材の上記係止体に対する一方の遊び回動端位置にお
いて、上記係合体が係合しうる係合部を形成する一方、
上記第一のカム面と上記第二のカム面の他方に、上記制
御部材の上記係止体に対する他方の遊び回動位置におい
て上記係合体が上記係合部に係合するのを阻止する係合
阻止帯を設けることもできる。すなわち、変速操作体を
一方の方向に回動操作するときには、この変速操作体を
所定の回動位置に段階係止することができる一方、変速
操作体を上記と反対方向に回動操作するときには、変速
操作体が上記回動位置に係止されないように構成するこ
とができるのである。
【0028】たとえば、上記係止体の第一のカム面にオ
ーバシフト位置で上記変速操作体を一時的に係止しうる
係合部を形成する一方、上記制御部材の第二のカム面
に、上記変速操作体をケーブル繰り出し方向に回動させ
るときに、上記係合体が上記係止体の上記係合部に係合
するのを阻止する係合阻止帯を設けることができる。
【0029】上記係合部および係合阻止帯を設けること
により、変速操作体をケーブル牽引方向に回動操作する
場合には、変速操作体をオーバシフト位置に一時的に係
止してチエンの掛け変わりの時間を確保して変速操作を
確実に行わせることができる。一方、変速操作体をケー
ブル繰り出し方向に回動操作する場合には、オーバシフ
ト位置において、無用な係合音が発生したり、変速操作
体が上記オーバシフト位置に係止されることはなくな
る。したがって、ケーブル牽引時の操作性を格段に向上
させることができるとともに、ケーブル繰り出し時の変
速操作性が阻害されることもない。
【0030】また、変速操作体を所定の回動位置に保持
できる係合部を第二のカム面に設けるともに、上記変速
操作体がケーブル牽引方向に回動操作されたとき、上記
第二のカム面と上記係合体との係合を、第一のカム面に
形成したテーパ状の係合阻止帯によって抵抗なく解除す
ることができるように構成することが可能となる。上記
構成により、上記変速操作体をケーブル牽引方向に操作
する際に、カム面に形成した係合部と係合体とが外れる
ために必要な抵抗を減少させ、スムーズな変速操作を行
うことが可能となる。
【0031】また、請求項10に記載されている発明の
ように、一つの係合体を設け、上記係止体に形成された
第一のカム面および上記制御部材に形成された第二のカ
ム面に、上記係合体を掛け渡し状に係合させるように構
成することもできる。また、請求項11に記載した発明
のように、係止体に形成した第一のカム面および制御部
材に形成した第二のカム面にそれぞれ係合する複数の係
合体を備えるように構成することもできる。
【0032】請求項12に記載されている発明は、制御
部材を係合体に対して併設するとともに、変速操作体と
一体的に回動させられる係止体に、上記係合体と上記制
御部材とがそれぞれ係合させられる二つのカム面を形成
したものである。上記カム面に形成した係合部に上記係
合体あるいは制御部材を係合させることにより、上記請
求項7に記載した実施例と同様に、上記係止体および変
速操作体を所定の回動位置に保持することができる。
【0033】
【実施例の説明】以下、本願発明にかかる実施例を図に
基づいて具体的に説明する。図1に示すように、後変速
機1a、および前変速機1bを備える自転車において、
左右のブレーキレバー装置2a,2bないしハンドルバ
ー3の左右握持部4a,4bに本実施例に係る変速操作
装置6a,6bがそれぞれ設けられる。なお、以下の説
明は、前変速機1bを作動させる右側の変速操作装置6
bに本願発明を適用した場合の例について行う。ただ
し、後変速機1aを作動させる左側の変速操作装置6a
についてもほぼ同様の構成を採ることができる。
【0034】図2は、本実施例に係る変速操作装置6b
の平面図であり、図3は上記変速操作装置6bの中心軸
に沿う断面図である。これらの図に示すように、本実施
例に係る変速操作装置6bは、ブレーキブラケット8な
いし上記握持部4bにかけて上記ブレーキレバー装置2
bと一体的に形成されている。
【0035】上記ブレーキブラケット8の基端部には、
周壁の一部を切り欠いて内外周を連通させたスリット9
を備える円筒状取付け部10が設けられている。一方、
上記ブレーキレバー装置2bおよび変速操作装置6bを
取付けるハンドルバー3の外周には、後に説明する変速
操作体としての筒状操作体14を回動可能に支持する円
筒状の樹脂製スリーブ体17が套嵌されている。そし
て、この円筒状取付け部10を、上記スリーブ体17の
外周部に套嵌するとともに、上記スリット9を横切って
螺合される取付けネジ11によって上記円筒状取付け部
10の内径を強制的に縮径させ、上記スリーブ体17と
共締め状に上記ブレーキブラケット8がハンドルバー3
に対して取付けられる。
【0036】本実施例に係る変速操作装置1bは、上記
ハンドルバー3の右側握持部4bの外周部に回動可能に
套嵌され、上記ハンドルバー3の端部に設けたハンドル
グリップ5に隣接して設けられた筒状操作体14と、上
記筒状操作体14の軸方向内側において上記ブレーキブ
ラケット8の円筒状取付け部10の内周部に設けられる
段階係止機構15と、上記ブレーキブラケット8の基端
部上面に設けた支軸23に回転可能に支持されるケーブ
ル巻取りリール16とを備えて大略構成される。
【0037】上記筒状操作体14は、上記ハンドルバー
3の握持部4bに套嵌されるスリーブ体17の外周に回
動可能に套嵌支持されており、乗者が握持して回動操作
する握持操作部18と、上記握持操作部18の車幅方向
内側に一体形成され、上記ケーブル巻取りリール16に
対して駆動ケーブルKを牽引しあるいは繰り出す駆動リ
ール部19と、上記段階係止機構15を作動させる連結
部20とを備えて大略構成されている。
【0038】上記連結部20は、図7に示すように、筒
状操作体14の内端部に凹凸状の係合歯20aを形成し
て構成されており、上記段階係止機構15の連結部36
に相対回転不可能に噛合して、上記段階係止機構15を
回転駆動するように形成されている。
【0039】上記握持操作部18の外周には、乗者が握
持しやすいようにゴム製の外套体21が套嵌されてお
り、上記ハンドルグリップ5とその外周がほぼ連続する
ように形成されている。そして、上記筒状操作体14な
いし上記ハンドルグリップ5を握持した状態でハンドル
操作を行いつつ変速操作を行えるように構成している。
【0040】本実施例においては、変速操作ケーブルT
は、図5に示すように、インナケーブルt1とこれに套
挿されるアウタケーブルt2とから構成されており、上
記アウタケーブルt2がブレーキブラケット8の基端部
内側に螺合された止着ボルト22に止着されるととも
に、インナケーブルt1は、上記ブレーキブラケット8
の基端部上面に設けられたケーブル巻取りリール16に
掛け回されている。
【0041】上記ケーブル巻取りリール16は、図4お
よび図5に示すように、略円錐台形状をしており、上記
ブレーキブラケット8の上面に形成された支軸23に回
転可能に支持されている。なお、図4において符号8a
を付した部材は、上記ケーブル巻取りリールを覆うカバ
ーである。
【0042】上記ケーブル巻取りリール16の外周部に
は、上記変速操作ケーブルTのインナケーブルt1を掛
け回す第一のリール部24と、上記筒状操作体14の駆
動リール部19から延出する駆動ケーブルKを掛け回す
第二のリール部25とが設けられている。
【0043】上記第一のリール部24は、上記ケーブル
巻取りリール16の縮径側に設けられており、上記円錐
台形の斜面を周方向に切り欠いて形成したケーブル巻取
り溝24aと上記ケーブル巻取り溝24aの接線方向に
連続形成されたニップル係止孔27とを備える。そし
て、インナケーブルt1は、上記ケーブル巻取り溝24
aに掛け回されるとともにその端部に設けたニップル2
6が上記ニップル係止孔27に挿入止着されている。
【0044】一方、上記第二のリール部25は、上記ケ
ーブル巻取りリール16のブレーキブラケット8の上面
に沿う拡径側に設けられており、ほぼ上記ケーブル巻取
りリール16の最大外径に沿うようにしてケーブル巻取
り溝25aが形成されている。上記ケーブル巻取り溝2
5aの端部は半径方向内方へ向かって湾曲させられてお
り、上記ケーブル巻取り溝25aの端部に連続するよう
に、ニップル係止孔30が形成されている。
【0045】そして、上記駆動ケーブルKが、第二のリ
ール部25のケーブル巻取り溝25aに掛け回されると
ともに、その端部に設けたニップル29aが、ニップル
係止孔30に係入されることにより、駆動ケーブルKの
一端が上記ケーブル巻取りリール16に対して連結され
ている。
【0046】また、上記第二のリール部25aに掛け回
される上記駆動ケーブルKの先端部に設けられたニップ
ル29bは、上記筒状操作体14の駆動リール部19の
リール巻取り溝19aに沿って設けられたニップル係止
孔31に収容されており、これにより、駆動ケーブルK
の他端が上記筒状操作体14に対して止着されている。
【0047】上記構成によって、上記変速操作ケーブル
Tと上記駆動ケーブルKとは、互いに略直角方向に牽引
しあるいは繰り出される。したがって、駆動ケーブルK
をハンドルバー3に套嵌される筒状操作体14の外周方
向へ巻き取って牽引することにより、上記インナケーブ
ルt1をハンドルバー3に沿った方向に牽引することが
できるように構成されている。
【0048】図4および図5に示すように、本実施例に
おいては、筒状操作体14をその上面が後方(矢印P方
向)へ移動するように回動操作すると、上記駆動ケーブ
ルKが、上記筒状操作体の駆動リール部19に巻き取ら
れて牽引される。これによって、上記ケーブル巻取りリ
ール16が図5において時計回り方向に回動させられ、
上記ケーブル巻取りリール16の回動によって上記変速
操作ケーブルTのインナケーブルt1が牽引されるよう
に構成されている。
【0049】一方、上記筒状操作体14をその上面が前
方(矢印Q方向)へ移動するように回動操作すると、上
記駆動ケーブルKが上記駆動リール部19から繰り出さ
れる。そして、変速機側の図示しないリターンバネによ
って上記ケーブル巻取りリール16が反時計回り方向へ
回動させられ、上記ケーブル巻取りリール16の第一の
リール部24からインナケーブルt1が繰り出される。
【0050】このインナケーブルt1の牽引あるいは繰
り出し操作によって、変速操作ケーブルTのインナケー
ブルt1とアウタケーブルt2に軸方向の相対動が与え
られ、前変速機1bが作動させられる。
【0051】本実施例においては、上述したように、上
記ケーブル巻取りリール16に、上記インナケーブルt
1を掛け回す第一のリール部24と、上記駆動ケーブル
Kを掛け回す第二のリール部25とを設け、図6に模式
的に示すように、上記第一のリール部24のケーブル巻
取り径D1 を上記第二のリール部25ケーブル巻取り径
2 より小さく設定している。したがって、図6に示す
ように、第二のリール部25に掛け回される駆動ケーブ
ルKの牽引力を増幅させて第一のリール部24に掛け回
されるインナケーブルt1を牽引することができる。
【0052】上記筒状操作体14の車幅方向内側におけ
る上記円筒状取付け部10の内周部には、上記筒状操作
体14の回動を段階的に係止する段階係止機構15が設
けられている。本実施例にかかる上記段階係止機構15
は、係止体としてクリックリングを備えるいわゆるクリ
ック機構32が採用されている。また、本実施例に係る
上記クリック機構32は、三枚のスプロケットをもつ前
ギヤに対応するように構成されている。
【0053】上記クリック機構32は、上記筒状操作体
14の軸方向内側において上記筒状操作体と一体的に回
動させられる係止体としての第一のクリックリング33
aと、上記第一のクリックリング33aに対して、所定
の遊び回動が許容されつつ上記筒状操作体と共回りさせ
られる制御部材としての第二のクリックリング33b
と、上記第一のクリックリング33aの外周部に形成し
た第一のカム面43および第二のクリックリング33b
の外周部に形成した第二のカム面44に掛け渡し状に弾
性当接させられる係合体34と、上記係合体34を弾力
付勢するコイルバネ35とを備えて大略構成されてい
る。
【0054】上記クリックリング33a,33bは、図
3、図7および図8に示すように、略円筒状に形成され
ており、上記円筒状取付け部10の内周部に設けられた
環状空間において、上記スリーブ体17に回動可能に套
嵌されている。上記第一のクリックリング33aの車幅
方向外側端面には、上記筒状操作体14の内端部に形成
された連結部20に連結される連結部36が形成されて
おり、図7および図9に示すように、上記連結部36に
形成された複数の係合歯36aが上記連結部20に形成
された複数の係合歯20aと噛み合うことにより、上記
第一のクリックリング33aと上記筒状操作体14とが
一体的に回動するように構成されている。
【0055】一方、上記第一のクリックリング33aの
車幅方向内側端面には、図7および図8に示すように、
第二のクリックリング33bの車幅方向外側端面に形成
された連結部41に連結される連結部42が形成されて
いる。上記第一のクリックリング33aの内側端面に形
成された連結部42と上記第二のクリックリング33b
の外側端面に形成された連結部41とは、上記第二のク
リックリング33bが、上記第一のクリックリング33
aに対して所定の遊び回動が許容されるように構成され
ており、それぞれの係合歯41a,42aの間に所定の
周方向すきま37が設けられている。そして、本実施例
における上記すきま37の周方向長さ、すなわち、第二
のクリックリング33bの遊び回動量は、筒状操作体1
4のオーバシフト操作量に対応するように設定されてい
る。
【0056】上記クリックリング33a,33bの外周
部には、図7および図8に示すように、第一のカム面4
3および第2のカム面44がそれぞれ形成されている。
上記第一のカム面43および上記第二のカム面44に
は、軸方向に延びる複数の係合部45a,45b…,4
6a,46b…が形成されている。上記係合部は、上記
カム面43,44に係合凹部あるいは係合凸部を形成し
て設けられており、上記係合体34の爪部38が、一方
のカム面の係合部に単独で、あるいは双方のカム面の係
合部に掛け渡し状に係合されるように構成されている。
【0057】上記係合体34は、コイルバネ35によっ
て、上記クリックリング33a,33bのカム面43,
44に対して弾性的に当接させられており、上記爪部3
8が上記係合部45a…,46a…に順次弾性的に係合
することにより、上記筒状操作体14が、所定の回動位
置で段階的に係止されるように構成されている。上記係
合体34は、図7に示すように、上記ブレーキブラケッ
ト8の基端部に設けた収容孔39に上記コイルバネ35
とともに収容されている。上記収容孔39は、上記ブレ
ーキブラケット8の円筒状取付け部10の内周に連通す
る開口40を有し、この開口40から上記係合体34の
爪部38を突出させて、上記クリックリング33a,3
3bのカム面43,44に当接させるように構成してい
る。
【0058】上記筒状操作体14を回動操作することに
より、上記クリックリング33a,33bを回動させる
と、上記係合体34の爪部38が上記第一のカム面43
および第二のカム面44の係合部45a…,46a…に
順次弾性的に係合し、上記クリックリング33a,33
bないし上記筒状操作体14が所定の回動位置において
段階係止される。
【0059】以下、上記構成のクリック機構32の作用
を詳細に説明する。図10ないし図17に、本願発明に
係るクリックリングの第一の実施例を示す。これらの図
は、図7におけるX−X線に沿う断面に対応するもので
ある。またこれらの図に示す円弧Aは、変速操作に伴う
インナケーブルt1の巻取り量を概略的に示したもので
ある。
【0060】図10は、インナケーブルt1が最大限に
繰り出された状態、すなわち、チエンが小径スプロケッ
トに掛け回されている状態を示すものである。このと
き、係合体34の爪部38は、第一のカム面43に凹溝
状に形成された係合部45a、および、第二のカム面4
4に凹溝状に形成された係合部46aに掛け渡し状に係
合させられている。
【0061】上記係合部45aのケーブル牽引方向(矢
印P方向)の縁部は、上記係合体34の爪部38と係合
し、両クリックリング33a,33bおよび筒状操作体
14のケーブル繰り出し方向(矢印Q方向)への回動を
阻止しうるように段付き状に形成されている。一方、上
記係合部46aのケーブル繰り出し方向の縁部は上記ケ
ーブル牽引方向の縁部と同様に段付き状に形成されてい
るが、上記係合部45aのケーブル繰り出し方向の縁部
は設けられておらず、係合部45aの底部から半径方向
高さが滑らかに増加するテーパ部47が形成されてい
る。
【0062】図10に示す状態から、筒状操作体14を
ケーブル牽引方向(矢印P方向)に回動操作すると、上
記係合体34が、第二のカム面44の上記係合部46a
に係合したままの状態で、すなわち、第二のクリックリ
ング33bが静止した状態で第一のクリックリング33
aが反時計回り方向に回動させられる。そして、図11
に示すように、上記第一のクリックリング33aの係合
歯42が、上記第二のクリックリングの係合歯41に当
接した後は、上記両クリックリング33a,33bが、
ケーブル牽引方向へ共回りさせられる。
【0063】本実施例においては、上記第一のカム面4
3に、上記係合部45aの底部に滑らかに連続するとと
もに半径方向高さが次第に増加するテーパ部47が形成
されているため、上記第一のクリックリング33aの回
動にともなっって、上記係合体34が半径方向外方に次
第に持ち上げられる。そして、図11に示すように、上
記第二のクリックリング33bの上記第一のクリックリ
ング33aに対するケーブル繰り出し方向への遊び回動
端において、上記係合体34が上記係合部46aから完
全に持ち上げられて離脱させられるのである。すなわ
ち、上記第一のクリックリング33aの第一のカム面4
3に、上記第二のクリックリング33bの上記第一のク
リックリング33aに対するケーブル繰り出し方向回動
端において上記係合体34が上記係合部46aに係合す
るのを阻止する係合阻止帯48が形成されているのであ
る。
【0064】上記係合阻止帯48は、上記係合部45a
の底部から滑らかに半径方向高さが増加するテーパ部4
7に連続して形成されている。したがって、第二のクリ
ックリング33bが上記第一のクリックリング33aと
共回りを始めるときには、上記係合体34の係合爪部3
8が、上記係合部46aから持ち上げられ、上記係合部
46aから離脱するための抵抗がほとんどなくなる。こ
の結果、きわめて円滑な変速操作を行うことができる。
【0065】次に、図11に示す状態から、筒状操作体
14がケーブル牽引方向にさらに回動させられると、上
記第一クリックリング33aおよび第二のクリックリン
グ33bが共回りさせられ、図12に示すように、上記
係合体34が、第二のカム面44に形成された係合部4
6bに係合音を発生させて係合させられる。上記係合部
46bは両側の周方向縁部が段付き状に形成されてお
り、係合体34がどちらの方向から係合しても係合音が
発生するように形成されている。上記回動位置において
は、上記第一のクリックリング33aの第一のカム面4
3には係合部が形成されていない。このため、筒状操作
体14に加える回動操作力を解除すると、変速機本体に
設けられたリターンバネによって、上記筒状操作体14
がケーブル繰り出し方向(矢印Q方向)へ戻り回動させ
られる。これにより、上記第一のクリックリング33a
もケーブル繰り出し方向へ戻り回動させられる。
【0066】そして、図13に示すように、上記第一の
クリックリング33aの係合歯41が上記第二のクリッ
クリングの係合歯42に当接することにより、上記戻り
回動が阻止され、第一のクリックリング33aおよび筒
状操作体14が、中間径スプロケットに対応する所定の
回動位置に保持される。本実施例においては、上記第二
のクリックリング33bの第一のクリックリング33a
に対する遊び回動量が筒状操作体14のオーバシフト操
作量に設定されている。したがって、上記係合部46b
は、上記筒状操作体14がケーブル牽引方向にオーバシ
フト位置まで回動させられたときに上記係合体34と係
合し、上記オーバシフト位置において係合音を発生させ
るのである。上記係合音の発生によって乗者が上記筒状
操作体14に加わる操作力を解除すると、上記第二のク
リックリング33bの回動が上記係合体34によって阻
止された状態で、筒状操作体14および第一のクリック
リング33aがケーブル繰り出し方向に戻り回動させら
る。そして、上記第一のクリックリング33aおよび上
記筒状操作体14が、上記第二のクリックリング33b
を介して中間径スプロケットに対応する回動位置に保持
されるのである。
【0067】したがって、乗者に、筒状操作体14を係
合音の発生する位置まで、すなわちオーバシフト位置ま
で、確実に回動操作させることが可能となる。また、上
記操作力を解除することにより、筒状操作体14を中間
径スプロケットに対応する正規の回動操作位置に自動的
に戻すことができるのである。このため、オーバシフト
操作を確実に行うことが可能となり、変速操作性を大幅
に向上させることができる。
【0068】図13に示す中間径スプロケットに対応す
る回動操作位置から筒状操作体14をさらにケーブル牽
引方向に回動操作すると、図14に示すオーバシフト位
置を超えて、図15に示す最大径プロケットに対応する
回動操作位置まで回動させられ、係合体34が係合部4
5bに係合させられる。そして、筒状操作体14が最大
径スプロケットに対応する回動位置に、すなわち、ケー
ブル牽引量Aが最大になる回動位置に保持される。上記
筒状操作体14を最大径スプロケットに対応する回動位
置に保持するための上記係合部45bは、第一のクリッ
クリング33aの第一のカム面43に形成されている。
【0069】上記第一のクリックリング33aは上記筒
状操作体14と一体的に回動させられるため、上記状態
で筒状操作体14に加わる操作力を解除しても、上記筒
状操作体14および第一のクリックリング33aは戻り
回動させられない。すなわち、上記筒状操作体14の最
大径スプロケットに対応する回動位置においては、オー
バシフト機能は発揮されない。これにより、従来のクリ
ック機構のように、オーバシフト機能がすべての変速段
位で発揮されてしまうということはなくなる。したがっ
て、小径スプロケットから中間径スプロケットにチエン
が掛け変わる際のオーバシフト量を充分に設定すること
が可能となり、チエンが最大径スプロケットの外側に脱
落してしまうというような問題が生じることもない。
【0070】なお、本実施例において、最大径スプロケ
ットに対応する係合部45b,45cを二箇所に設けて
いるのは、変速操作ケーブルTあるいは駆動ケーブルK
が張力によって伸びてインデックス調整が狂った場合等
に、乗者が筒状操作体14を微量回動させ、調整を容易
に行うことができるようにしたものである。
【0071】次に、図15に示す状態から、筒状操作体
14をケーブル繰り出し方向(矢印Q方向)に回動させ
たときの変速操作装置の作動を順を追って説明する。図
15に示す状態から、筒状操作体14をケーブル繰り出
し方向に回動させると、まず、第一のクリックリング3
3aがケーブル繰り出し方向(矢印Q方向)へ共回りさ
せられ、上記第一のクリックリング33aの係合歯42
が、第二のクリックリング33bの係合歯41に当接さ
せられた後に、両クリックリング33a,33bが一体
的に回動させられることになる。そして、図16に示す
ように、上記係合体34が第二のカム面44に形成した
係合部46bに係合させられ、第一のクリックリング3
3aおよび筒状操作体14が、上記第二のクリックリン
グ33bを介して中間スプロケットに対応する回動位置
で保持される。
【0072】すなわち、筒状操作体14をケーブル繰り
出し方向(矢印Q方向)に回動操作する場合には、第一
のクリックリング33aが第二のクリックリング33b
に対してケーブル繰り出し方向に先行して回動させられ
る。したがって、オーバシフト位置での係合音は発生せ
ず、中間スプロケットに対応する正規の回動位置で、上
記係合体34が係合部46bに係合させられ、係合音が
発生させられるのである。そして、さらに、上記筒状操
作体14をケーブル繰り出し方向に回動操作することに
より、図17に示すように、図10と同じ最小径スプロ
ケット1に対応する回動位置に戻されるのである。
【0073】上記構成のクリックリング33a,33b
を設けることにより、小径スプロケットから中間径スプ
ロケットにチエンが掛け変わる場合にのみオーバシフト
機能を発揮させることができるとともに、変速操作に応
じて必要な場合にのみ係合音を発生させ、また、筒状操
作体14の回動抵抗を減少させて回動操作を滑らかに行
うことが可能となる。このため、変速操作性が格段に向
上させられるのである。
【0074】図18ないし図27に、本願発明に係る係
止体あるいは制御部材としてのクリックリングを備える
第二の実施例を示す。図18に示すように、係合体34
が第一のカム面に43に形成した係合部45aおよび第
二のカム面44に形成した係合部46aに掛け渡し状に
係合させられ、筒状操作体14が小径スプロケットに対
応する回動位置に保持されている。この状態から、筒状
操作体14をケーブル牽引方向(矢印P方向)に回動操
作すると、第一の実施例と同様に、まず、第一のクリッ
クリング33aが筒状操作体14と共回り回動させら
れ、上記第一のクリックリング33aが、遊び回動量分
だけ回動させられた後に、図19に示すように、第二の
クリックリング33bが共回り回動させられる。なお、
本実施例においては、第一の実施例に設けたような、上
記係合部46aから係合体34を円滑に離脱させるため
のテーパ部および係合阻止帯は設けられていない。
【0075】そして、上記の第一のクリックリング33
aと第二のクリックリング33bとが、図19に示す状
態からケーブル牽引方向に共回り回動させられて、図2
0に示すように、オーバシフト位置に対応する回動操作
位置で係合部46bに係合させられる。
【0076】本実施例においては、上記第一のカム面4
3に、上記第一のクリックリング33aを上記オーバシ
フト位置に一時的に係止するための凸状の係合部45e
を設けている。したがって、筒状操作体14に加わる回
動操作力を解除すると、図21に示すように、係合体3
4の爪部38が上記係合部45eに係合させられて、上
記第一のクリックリング33aおよび筒状操作体14
が、オーバシフト位置に対応する回動位置近傍に保持さ
れる。
【0077】上記係合部45eは、第二のカム面44に
凹溝状に形成した係合部46bの縁部よりも低く設定さ
れており、上記筒状操作体14に対してケーブル繰り出
し方向に少しの力を作用させるだけで、上記第一のクリ
ックリング33bが容易にケーブル繰り出し方向に戻り
回動させられる。そして、図22に示すように、係合歯
42が係合歯41に当接させられることにより、筒状操
作体14を中間スプロケットに対応する正規の回動位置
に戻すことができる。このため、乗者はチエンが中間ス
プロケットに確実に掛かったことを確認した後に、上記
オーバシフト機能を解除することが可能となり、確実な
変速操作を行うことが可能となる。
【0078】次に、図22に示す中間スプロケットに対
応する回動位置から、筒状操作体14をさらにケーブル
牽引方向に回動操作すると、図23に示すオーバシフト
に対応する回動位置を越えて、図24に示す最大径スプ
ロケットに対応する位置まで回動され、第一のカム面4
3に形成された係合部45bに係合体34が係合させら
れる。
【0079】本実施例においても、最大径スプロケット
に対応する上記係合部45b,45c,45dは、第一
のクリックリング33aに形成されており、最大径スプ
ロケットに対応する回動操作位置においては、第一の実
施例と同様にオーバシフト機能は発揮されない。したが
って、チエンが最大径スプロケットの外側に外れるとい
ったおそれもなく、第一の実施例と同様に、充分なオー
バシフト量を設定することが可能となる。また、最大径
スプロケットに対応する三箇所の係合部45b,45
c,45dを設けているのは、第一の実施例と同様に、
インデックス調整が狂った場合等に容易に対応すること
ができるようにするものである。
【0080】次に、最大径スプロケットに対応する上記
回動操作位置から筒状操作体14をケーブル繰り出し方
向(矢印Q方向)に操作する場合の作用を説明する。図
24に示す状態から、筒状操作体14をケーブル繰り出
し方向に回動操作すると、まず、第一のクリックリング
33aが上記第二のクリックリング33bに対して遊び
回動分先行してケーブル繰り出し方向へ回動させられ
る。
【0081】上記第一のクリックリング33aには、上
述したように、筒状操作体14をオーバシフト位置に一
時的に係止するための凸状の係合部45eが設けられて
いるが、図25に示すように、上記第二のクリックリン
グ33bの第二のカム面44に、上記係合部45eより
半径方向高さが高く設定された係合阻止帯48が形成さ
れている。このため、図25に示すように、筒状操作体
14をケーブル繰り出し方向に回動操作する場合には、
係合体34は上記係合部45eに係合することなく、中
間スプロケットに対応する係合部46bに係合させられ
る。
【0082】すなわち、上記筒状操作体14をオーバシ
フト位置に一時的に保持する係合部45eは、ケーブル
牽引方向に筒状操作体を回動させた場合には、上記筒状
操作体14をオーバシフト位置に一時的に保持すること
ができる一方、最大径スプロケットに対応する回動操作
位置から上記中間径スプロケットに対応する回動位置に
回動操作する場合には、上記係合部45eに上記係合体
34が係合しないように構成されているのである。この
ため、無用な係合音や、上記係合体34と係合部45e
との係合による抵抗が発生することがなく、スムーズな
変速操作を行うことができる。また、筒状操作体14を
ケーブル繰り出し方向に回動させる場合に、オーバシフ
ト位置において係合音が発生しないのは、第一の実施例
と同様である。
【0083】さらに、図26に示す中間径スプロケット
に対応する状態から、筒状操作体14をケーブル繰り出
し方向にさらに回動操作することにより、図27に示す
ように、小径スプロケットに対応する回動操作位置まで
戻される。上記構成により、第一の実施例と同様に、変
速操作性を格段に向上させることが可能となる。
【0084】図28ないし図32に、本願発明の第三の
実施例を示す。この実施例に係るクリック機構32c
は、筒状操作体14と一体回動させられる係止体33
と、上記係止体33の半径方向外方に配置されるととも
に上記係止体33に係合させられる係合体34aと、上
記係合体34aと円周方向に所定間隔をおいて併設さ
れ、上記係止体33に係合させられる制御部材34bと
を備えて構成されている。上記係合体34aは、ブレー
キブラケット8の円筒状取付け部10に設けた収容孔3
9aにハンドルバー3の半径方向内方へ出没可能に収容
されており、コイルバネ35によって上記係止体33の
カム面43に弾性的に当接させられている。
【0085】一方、上記制御部材34bは、上記円筒状
取付け部10の内周部に形成された周方向長穴39bに
周方向摺動可能に保持される箱状のスライド体55にコ
イルバネ35とともに半径方向内方へ出没可能に収容さ
れており、上記係合体34aと同様に上記カム面43に
弾性的に当接させられている。上記制御部材34bは、
上記スライド体55を介して、周方向へ遊び動可能に保
持されており、このスライド体55が保持される周方向
長穴39bの周方向長さ、すなわち、上記制御部材34
bの周方向遊び量が変速操作体14のオーバシフト操作
量に設定されている。
【0086】上記係止体33の外周部には、上記係合体
34a,および制御部材34bが係合させられる一つの
カム面43が形成されている。このカム面43には、上
記係合体34aと係合させられ、上記筒状操作体14を
小径スプロケットに対応する回動位置に係止しうる係合
部45aと、上記制御部材34bと係合させられて上記
変装操作体14を中間径スプロケットに対応する回動位
置に係止するととともに、上記係合体34aと係合させ
られて上記筒状操作体14を最大径スプロケットに対応
する回動位置に係止できる係合部45fが設けられてい
る。
【0087】上記構成のクリック機構32cの作用を図
29ないし図32に基づいて説明する。なお、これらの
図においては、理解を容易にするために、係合体34a
および制御部材34bを一つの直線上に配置するととも
に、これら係合体34aおよび制御部材34bがが直線
状のカム面43上を摺動するように描いてある。図29
に示す状態は、係合体34aが係合部45aに係合し
て、係止体33ないし筒状操作体14を小径スプロケッ
トに対応する位置に保持している状態を示している。
【0088】図29に示す状態から、筒状操作体14を
回動させて、上記係合体34aおよび制御部材34bを
係止体33に対してケーブル牽引方向(矢印P方向)に
相対移動させると、図30に示すように、制御部材34
bがケーブル繰り出し方向(矢印Q方向)端部にスライ
ドさせられた後に、係合部45fに係合させられる。上
記状態は、筒状操作体14ないし係止体33が上記制御
部材34bの遊び動分余分に回動させられた状態を示し
ており、上記第一の実施例および第二の実施例と同様に
オーバシフト機能が発揮される。
【0089】上記状態で筒状操作体14に加わる操作力
を解除すると、変速機本体のリターンバネによって、筒
状操作体14および係止体33が戻り回動させられ、図
31に示す中間径スプロケットに対応する位置に保持さ
れる。次に、図30に示す状態から図31に示す状態を
越えて筒状操作体14をケーブル牽引方向(矢印P方
向)に回動させると、図32に示すように、係合体34
aが係合部45fに係合させられる。
【0090】上記係合体34aは、遊び動が許容されて
いないため、筒状操作体14に加わる操作力を解除して
も、上記筒状操作体は図32に示す状態に保持される。
すなわち、最大径スプロケットに対応する段位において
は、オーバシフト機能は発揮されない。この結果、第一
の実施例および第二の実施例と同様に、上記中間径スプ
ロケットにチエンが掛け変わる場合にのみオーバシフト
機能を発揮させることが可能となり、変速操作性を格段
に向上させることができる。
【0091】図33および図34に本願発明の第四の実
施例を示す。この実施例は、図34に示すように、係合
体34aと制御部材34bとを係止体33の軸方向に併
設するとともに、筒状操作体14と一体的に回動させら
れる係止体33に、上記係合体34aと上記制御部材3
4bのそれぞれに係合する二つのカム面43,44を設
けたものである。
【0092】上記係合体34aは、所定の周方向位置に
設けられた収容孔39aにコイルスプリング35ととも
に収容され、第一のカム面43に弾性的に当接させられ
ている。一方、上記制御部材34bは、上記第三の実施
例と同様に、スライド体55を介して周方向長穴39b
に周方向スライド可能に保持されており、筒状操作体1
4のオーバシフト操作量に対応する周方向遊び動が許容
されている。
【0093】上記第一のカム面43には、筒状操作体1
4を小径スプロケットに対応する回動位置に係止する係
合部45aと、大径スプロケットに対応する回動位置に
係止する係合部45bが形成されている。一方、上記第
二のカム面44には、上記筒状操作体14を中間径スプ
ロケットに対応する回動位置に係止する係合部46bが
形成されている。したがって、遊び動が許容される上記
制御部材34bを設けることによって、上記第一の実施
例および第二の実施例と同様に、小径スプロケットから
中間径スプロケットにチエンが掛け変わる場合にのみオ
ーバシフト機能を発揮させることが可能となり、変速操
作性を格段に向上させることができる。
【0094】本願発明は、上述の実施例に限定されるこ
とはない。実施例においては、係止体あるいは制御部材
として筒状のクリックリングを備える変速操作装置に本
願発明を適用したが、図35に示す第五の実施例のよう
に、円板状の係止体49aおよびこれと同心状に配置さ
れるドーナツ円板状の制御部材49bの表面に設けたカ
ム面に、半径方向に延びる係合部50a,…51a…を
それぞれ形成し、係合体52を順次係合させるように構
成することもできる。
【0095】また、実施例においては、本願発明を前変
速機を操作する変速操作装置に適用したが、後変速機を
操作するための変速操作装置に適用することもできる。
また、第一の実施例において、係止体としての第一のク
リックリングと制御部材としての第二のクリックリング
に掛け渡し状に係合させられる一つの係合体34を設け
たが、上記第一のクリックリングおよび第二のクリック
リングにそれぞれ別途に係合する2以上の係合体を設け
ることもできる。
【0096】また、実施例においては、変速操作ケーブ
ルTのインナケーブルt1をケーブル巻取りリール16
および駆動ケーブルKを介して牽引し、繰り出すように
構成したが、インナケーブルt1を筒状操作体14によ
って直接牽引し、繰り出すように構成することもでき
る。
【0097】さらに、実施例においては、三枚のスプロ
ケットを有するフロントディレーラに本願発明を適用し
たが、二枚あるいは、四枚以上のスプロケットを有する
ディレーラに適用することもできる。
【0098】また、内周カム面を備える係合体を円筒状
取付け部に設ける一方、上記係合体に係合する係合部材
および制御部材を上記係止体に出没可能に保持するよう
に構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る変速操作装置が採用される変速
機構の全体構成を示す図である。
【図2】本願発明に係る変速操作装置の平面図である。
【図3】図2の変速操作装置の軸線に沿う断面図であ
る。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】本願発明に係る変速操作装置の要部を示す一部
断面図である。
【図6】本願発明に係る変速操作装置の作用を説明する
ための図である。
【図7】図4におけるVII −VII 線に沿う断面図であ
る。
【図8】係止体と係合体の係合状態を示す斜視図であ
る。
【図9】図7におけるIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】第一の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図11】第一の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図12】第一の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図13】第一の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図14】第一の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図15】第一の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図16】第一の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図17】第一の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図18】第二の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図19】第二の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図20】第二の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図21】第二の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図22】第二の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図23】第二の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図24】第二の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図25】第二の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図26】第二の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図27】第二の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図28】第三の実施例に係る変速操作装置の要部断面
図であり、図10に相当する図である。
【図29】第三の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図30】第三の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図31】第三の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図32】第三の実施例に係る段階係止機構の作用を説
明するための図である。
【図33】第四の実施例に係る変速操作装置の要部断面
図であり、図10に相当する図である。
【図34】図33におけるIVXXX −IVXXX 線に沿う一部
断面図である。
【図35】本願発明を、円板状の係止体を有する変速操
作装置に適用した場合の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
6b 変速操作装置 14 変速操作体(筒状操作体) 15,32 段階係止機構(クリック機構) 33a 係止体(第一のクリックリング) 33b,34b 制御部材(第二のクリックリング) 34,34a 係合体 38 係合爪部 43 第一のカム面 44 第二のカム面 45a,45b,45c 係合部 46a,46b,46c,46d,46e,46f 係
合部 48 係合阻止帯

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車フレームの適部に回動操作可能に
    支持される変速操作体と、上記変速操作体を所定の回動
    位置に段階係止する段階係止機構とを備え、上記変速操
    作体の回動操作によって牽引され、あるいは繰り出され
    る操作ケーブルによって変速機本体が作動させられるよ
    うに構成された自転車用変速操作装置であって、 上記段階係止機構は、上記変速操作体と一体的に回動さ
    せられる係止体と、 上記係止体に係合させられ、上記変速操作体を所定の回
    動位置に保持する係合体と、 上記係止体と上記係合体の一方に対して所定の遊び動を
    もって併設されるとともに上記係止体と上記係合体の他
    方に係合させられ、上記変速操作体を所定の回動位置に
    保持する制御部材とを備えることを特徴とする、自転車
    用変速操作装置。
  2. 【請求項2】 上記制御部材の遊び動を変速操作体のオ
    ーバシフト操作量に設定したことを特徴とする請求項1
    に記載の自転車用変速操作装置。
  3. 【請求項3】 上記制御部材を上記係止体に対して併設
    するとともに、これら係止体と制御部材とに、上記係合
    体が係合させられる係合部を有するカム面を形成したこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の自転車用変速操作装
    置。
  4. 【請求項4】 上記制御部材を上記係合体に対して併設
    するとともに、これら係合体と制御部材とに、上記係止
    体が係合させられる係合部を有するカム面を形成したこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の自転車用変速操作装
    置。
  5. 【請求項5】 上記制御部材を上記係止体に対して併設
    する一方、係合体に上記制御部材および上記係止体が係
    合させられる係合部を有するカム面を形成したことを特
    徴とする、請求項1に記載の自転車用変速操作装置。
  6. 【請求項6】 上記制御部材を上記係合体に対して併設
    する一方、上記係止体に上記制御部材および上記係止体
    が係合させられる係合部を有するカム面を形成したこと
    を特徴とする、請求項1に記載の自転車用変速操作装
    置。
  7. 【請求項7】 自転車フレームの適部に回動操作可能に
    支持される変速操作体と、上記変速操作体を所定の回動
    位置に段階係止する段階係止機構とを備え、上記変速操
    作体の回動操作によって牽引され、あるいは繰り出され
    る操作ケーブルによって変速機本体が作動させられるよ
    うに構成された自転車用変速操作装置であって、 上記段階係止機構は、第一のカム面を有するとともに上
    記変速操作体と一体的に回動させられる係止体と、 第二のカム面を有するとともに上記係止体に対して所定
    の遊び回動が可能に併設される制御部材と、 上記変速操作体の回動操作にともなって、上記第一のカ
    ム面と上記第二のカム面の一方または双方に形成した係
    合部に順次弾性的に係合させられ、上記係止体または上
    記制御部材を介して上記変速操作体を所定の回動位置に
    保持する係合体とを備えることを特徴とする、自転車用
    変速操作装置。
  8. 【請求項8】 上記第一のカム面と上記第二のカム面の
    一方に、上記制御部材が上記係止体に対する一方の遊び
    回動端位置にあるときに、上記係合体が係合しうる係合
    部を形成する一方、上記第一のカム面と上記第二のカム
    面の他方に、上記制御部材が上記係止体に対する他方の
    遊び回動端位置にあるときに、上記係合体が上記係合部
    に係合するのを阻止する係合阻止帯を設けたことを特徴
    とする、請求項7に記載の自転車用変速操作装置。
  9. 【請求項9】 上記第一のカム面に、上記変速操作体を
    ケーブル牽引方向回動端位置に保持する係合部を設けた
    ことを特徴とする、請求項7に記載の自転車用変速操作
    装置。
  10. 【請求項10】 上記係合体が、上記第一のカム面およ
    び第二のカム面に掛け渡し状に係合させられるように構
    成されていることを特徴とする、請求項7に記載の自転
    車用変速操作装置。
  11. 【請求項11】 上記段階係止機構は、上記第一のカム
    面および上記第二のカム面にそれぞれ係合する複数の係
    合体を備えることを特徴とする、請求項7に記載の自転
    車用変速操作装置。
  12. 【請求項12】自転車フレームの適部に回動操作可能に
    支持される変速操作体と、上記変速操作体を所定の回動
    位置に段階係止する段階係止機構とを備え、上記変速操
    作体の回動操作によって牽引され、あるいは繰り出され
    る操作ケーブルによって変速機本体が作動させられるよ
    うに構成された自転車用変速操作装置であって、 上記段階係止機構は、第一のカム面および第二のカム面
    を有するととともに上記変速操作体と一体的に回動させ
    られる係止体と、 上記変速操作体の回動操作にともなって、上記第一のカ
    ム面に形成した係合部に順次弾性的に係合させられる係
    合体と、 上記係合体に対して所定の遊び動が可能に併設され、上
    記第二のカム面に形成した係合部に順次弾性的に係合さ
    せられる制御部材とを備えることを特徴とする、自転車
    用変速操作装置。
JP4201048A 1992-07-28 1992-07-28 自転車用変速操作装置 Pending JPH0648366A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4201048A JPH0648366A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 自転車用変速操作装置
DE69308519T DE69308519T2 (de) 1992-07-28 1993-07-26 Fahrrad gangschaltung
PCT/JP1993/001047 WO1994002348A1 (en) 1992-07-28 1993-07-26 Change gear operation device for bicycle
EP93916224A EP0605741B1 (en) 1992-07-28 1993-07-26 Change gear operation device for bicycle
US08/211,354 US5438889A (en) 1992-07-28 1994-07-26 Bicycle speed change operation assembly

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4201048A JPH0648366A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 自転車用変速操作装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0648366A true JPH0648366A (ja) 1994-02-22

Family

ID=16434542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4201048A Pending JPH0648366A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 自転車用変速操作装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5438889A (ja)
EP (1) EP0605741B1 (ja)
JP (1) JPH0648366A (ja)
DE (1) DE69308519T2 (ja)
WO (1) WO1994002348A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996028338A1 (fr) * 1995-03-13 1996-09-19 Sakae Co., Ltd. Changement de vitesses pour bicyclette et commande du changement de vitesse
US7540217B2 (en) 2004-06-03 2009-06-02 Shimano Inc. Cable winding conversion device
WO2011010628A1 (ja) 2009-07-23 2011-01-27 三菱重工業株式会社 車両用空調装置

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6199447B1 (en) 1994-03-07 2001-03-13 Sram Corporation Bulbous grip for rotatable bicycle gear shifter
US5564316A (en) * 1994-03-07 1996-10-15 Sram Corporation Nubbed grip for rotatable bicycle gear shifter
JPH0844450A (ja) * 1994-03-07 1996-02-16 Sram Corp 回動型グリップ作動装置及びその回り止め機構
US5476019A (en) * 1994-03-07 1995-12-19 Sram Corporation Rotatable handgrip actuating system
US5676020A (en) * 1995-06-30 1997-10-14 Sram Corporation Hand-rotatable bicycle gear shift actuator with overshift return
US5590564A (en) * 1995-11-20 1997-01-07 Shimano, Inc. Bicycle control device
DE19546621A1 (de) * 1995-12-14 1997-06-19 Fichtel & Sachs Ag Drehgriffschalter für Fahrräder
DE19609723C2 (de) * 1996-03-13 2000-01-20 Christoph Schmeding Betätigungsvorrichtung für Fahrradgangschaltungen
DE19723346A1 (de) * 1997-06-04 1998-12-10 Sram De Gmbh Drehgriffschalter für Fahrradgetriebe
DE19753901A1 (de) * 1997-12-05 1999-06-10 Sram De Gmbh Schalter für ein Fahrradgetriebe
US6453766B1 (en) 1998-11-20 2002-09-24 Shimano, Inc. Force transfer mechanism for a bicycle transmission control cable
KR20010083267A (ko) * 2000-01-28 2001-09-01 윤종용 구간 적분과 통계분석에 의한 심음 분류 방법
US6450060B1 (en) * 2000-03-17 2002-09-17 Shimano, Inc. Bicycle shift device having a linearly sliding shift lever operated by a pivoting cover
TW448901U (en) 2000-05-19 2001-08-01 Nat Science Council Velocity control device
US20030230160A1 (en) * 2002-03-20 2003-12-18 Ritchey Designs, Inc. Barend mounted twist shifter with integrated brake actuator for bicycle
DE60314986T2 (de) 2003-05-05 2008-04-03 Campagnolo S.R.L. Elektronische servogestützte Fahrradgangschaltung
ITMI20071181A1 (it) 2007-06-12 2008-12-13 Campagnolo Srl Metodo di controllo elettronico di un cambio di bicicletta e sistema elettronico per bicicletta
EP2088071B1 (en) 2008-02-06 2013-12-11 Campagnolo S.r.l. Method for electronically controlling a bicycle gearshift and electronic system for a bicycle
JP5268572B2 (ja) * 2008-11-06 2013-08-21 株式会社ミクニ アクセル操作装置
US9327792B2 (en) 2011-01-28 2016-05-03 Paha Designs, Llc Gear transmission and derailleur system
US10207772B2 (en) 2011-01-28 2019-02-19 Paha Designs, Llc Gear transmission and derailleur system
US9033833B2 (en) 2011-01-28 2015-05-19 Paha Designs, Llc Gear transmission and derailleur system
US10239581B2 (en) 2011-08-26 2019-03-26 Gevenalle, Inc Bicycle brake and shift lever assembly

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3972247A (en) * 1974-09-23 1976-08-03 Armstrong Allen E Bicycle shift mechanism
JPS6060389U (ja) * 1983-10-01 1985-04-26 株式会社シマノ 自転車用変速操作装置
JPS6160387A (ja) * 1984-09-03 1986-03-28 株式会社シマノ 自転車用変速操作装置
JPS6465783A (en) * 1987-09-04 1989-03-13 Kikuchi Isao Socket for integrated circuit
JP2848842B2 (ja) * 1989-04-11 1999-01-20 株式会社シマノ 自転車用変速レバー装置
US5102372A (en) * 1991-03-20 1992-04-07 Sram Corporation Bicycle derailleur cable actuating system

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996028338A1 (fr) * 1995-03-13 1996-09-19 Sakae Co., Ltd. Changement de vitesses pour bicyclette et commande du changement de vitesse
US6042132A (en) * 1995-03-13 2000-03-28 Sakae Co., Ltd. Bicycle and bicycle speed change operation assembly
US7540217B2 (en) 2004-06-03 2009-06-02 Shimano Inc. Cable winding conversion device
WO2011010628A1 (ja) 2009-07-23 2011-01-27 三菱重工業株式会社 車両用空調装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0605741A1 (en) 1994-07-13
DE69308519D1 (de) 1997-04-10
EP0605741A4 (en) 1994-12-21
WO1994002348A1 (en) 1994-02-03
US5438889A (en) 1995-08-08
EP0605741B1 (en) 1997-03-05
DE69308519T2 (de) 1997-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0648366A (ja) 自転車用変速操作装置
JP3245188B2 (ja) 自転車用変速操作装置
JPH06199270A (ja) 自転車用変速操作装置
US5044213A (en) Speed control apparatus for a bicycle
JPH04260889A (ja) 自転車用変速操作装置
EP0392457B1 (en) Speed control apparatus for a bicycle
JP3644604B2 (ja) 自転車用変速操作装置
JP2607289Y2 (ja) 自転車用変速操作装置
JPH04183695A (ja) 自転車用変速操作装置
JPH06239287A (ja) 自転車用変速操作装置
JPH0820378A (ja) 自転車用変速機構およびこれを用いた変速方法
US20030150290A1 (en) Twist-grip shift control device for a bicycle
JPH05270475A (ja) 自転車用変速操作装置
JP2007126132A (ja) 自転車用シフト制御機構
JP2003327192A (ja) 自転車用シフト制御装置
JPH05270476A (ja) 自転車用変速操作装置
WO1993019977A1 (en) Gear shifter for bicycle
JPH04331689A (ja) 自転車用ブレーキレバー装置
US5489069A (en) Reverse rotation preventative device for fishing reel
JPH05193551A (ja) 自転車用変速操作装置
JPH06107269A (ja) 自転車用変速操作装置
JPH0219032Y2 (ja)
JP3036620B2 (ja) 魚釣用スピニングリール
KR100520759B1 (ko) 시트벨트의 레버식 자동잠김기능 리트랙터
JPH0999819A (ja) ハンドブレーキ