JPH0616034A - 自動車空調装置の空気吹出口構造 - Google Patents

自動車空調装置の空気吹出口構造

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JPH0616034A
JPH0616034A JP19610292A JP19610292A JPH0616034A JP H0616034 A JPH0616034 A JP H0616034A JP 19610292 A JP19610292 A JP 19610292A JP 19610292 A JP19610292 A JP 19610292A JP H0616034 A JPH0616034 A JP H0616034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knob
fin
fins
air
vertical
Prior art date
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Pending
Application number
JP19610292A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Sugimoto
明彦 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノブの後部に設けた足部先端の形状を改良す
ることによって、空調空気の向きを変える性能を向上さ
せる。 【構成】 自動車のインストルメントパネル1に、空調
ダクト14に接続し、かつ、空気吹出口を有するケーシン
グ3を設ける。このケーシング3に空気の左右方向の流
れを制御する縦フィン5と、上下方向の流れを制御する
横フィン6とを各々設ける。そして、空気吹出口2側に
位置するフィンにノブ15を移動自在に設けると共に該ノ
ブ15に、空調ダクト14側に位置するフィンに係合する足
部16を設け、この足部16の先端を二股部17に形成する。
これによって、ノブ15に設けた足の長さを従来のものよ
り短くすることが可能となる。したがって、ノブ15を下
方に押下げても足部16の先端が横フィン6に干渉するこ
とはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィンの向きを変える
ノブの足部を改良した自動車空調装置の空気吹出口構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10に示すように、自動車車室のインス
トルメントパネル1には空調空気が吹出す空気吹出口2
が設けられている。空気吹出口2は空調用ダクト(図示
省略)に接続したケーシング3(図11参照)に形成され
ており、ケーシング3にはフィン4が装着されて吹出す
空調空気の流れ方向が制御できるようになっている。以
下、図にもとづいてフィン4の構造について説明する。
【0003】フィン4は、図11に示すように、縦フィン
5と横フィン6とによって構成されおり、縦フィン5は
ケーシング3の出口側の上下の壁部にピン7によって回
動自在に取付けられている。縦フィン5は縦フィン5同
士を一体に回動させるコネクタ(図示省略)によって連
結されている。
【0004】また、縦フィン5の後部には横フィン6が
設けられており、横フィン6はケーシング3の左右の壁
部にピン8によって回動自在に取付けられている。そし
て、その後部側には横フィン6同士を一体に回動させる
コネクタ10が取付けられている。また、中央部に位置す
る縦フィン5には縦フィン5を左右方向に回動させるた
めのノブ9が移動自在に取付けられている。
【0005】上記縦フィン5を左右方向に回動させるノ
ブ9の後部側には、図12に示すような、上下に2本の足
部11が突出して設けられている。2本の足部11は横フィ
ン6に設けたシャフト12を上下より挟んで係合してお
り、これによって、横フィン6の向きを変えるようにな
っている。
【0006】すなわち、縦フィン5に移動自在に取付け
られたノブ9を、図12の矢印Aに示すように、上下方向
に移動させれば、横フィン6は矢印Bに示すように、ピ
ン8を中心として上下方向に回動してその向きが変えら
れるようになっている。また、図13に示すように、ノブ
9を中立位置より左右方向、たとえば、二点鎖線で表し
た左方向に回動させて縦フィン5の向きを変え、さら
に、ノブ9を下に移動させても、横フィン6の向きを変
えることができるようになっている。
【0007】なお、空調装置の吹出口構造として、実開
昭57-100145 号公報に開示されているものがある。この
公報に開示されているものは、導風ダクトに連結したケ
ーシングの内部に上下方向の風向きを制御する複数の水
平フィンと、左右方向の風向きを制御する複数の直立フ
ィンとを設け、これら水平フィンと直立フィンのうち吹
出口側に位置するフィンのいずれか一つにレバー部材を
嵌合させ、このレバー部材にスリット部を設け、このス
リット部を前記水平フィンまたは直立フィンのうち導風
ダクト側に位置するフィンのいずれか一つに係合させた
ものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
においては、縦フィン5を左右方向に回動させた場合お
いても、ノブ9の後部に設けた足部11が横フィン6のシ
ャフト12から外れないようにしてあるので、ノブ9を中
立位置にして縦フィン5を回動させないときには、逆に
この足部11が長くなってしまい(図13参照)、この状態
でノブ9を下方向に移動させた場合には(図14の二点鎖
線参照)、ノブ9の足部11が横フィン6に干渉してしま
うので(図14のC参照)、これを回避するために横フィ
ン6に切欠部13が設けられている(図12および図13参
照)。しかしながら、空調空気の上下方向の流れを変え
る横フィン6に切欠部13を設けると空調空気の向きを変
える性能が低下する問題が発生した。
【0009】なお、実開昭57-100145 号公報に開示され
ている、空調装置の吹出口構造は、レバー部材のスリッ
ト部が係合するフィンに係合穴が設けられているので、
風向きを変える性能が低下する問題がある。したがっ
て、本発明の課題を解決しているものではない。
【0010】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたもので、ノブの後部に設けた足部先端の形状
を改良し、これによって、空調空気の向きを変える性能
を向上させるようにした自動車空調装置の空気吹出口構
造を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、自動車のインストルメントパ
ネルに、空調ダクトに接続したケーシングを設け、該ケ
ーシングに空気吹出口を設けると共に前記ケーシングの
内部に空調空気の左右方向の流れを制御する縦フィン
と、前記空調空気の上下方向の流れを制御する横フィン
とを各々回動自在に設け、該横フィンおよび前記縦フィ
ンのいずれか一方の、前記空気吹出口側に位置するフィ
ンに該フィンを回動させるノブを移動自在に設け、該ノ
ブの後部に前記横フィンおよび前記縦フィンのいずれか
一方の、前記空調ダクト側に位置するフィンに係合する
足部を設け、該足部の先端を二股部に形成したことを特
徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明は、このように横フィンおよび縦フィン
のいずれか一方の、空気吹出口側に位置するフィンにこ
のフィンを回動させるノブを移動自在に取付け、またこ
のノブの後部に、横フィンおよび縦フィンのいずれか一
方の、空調ダクト側に位置するフィンに係合する足部を
設け、この足部の先端を二股部に形成したので、ノブの
後部より突出させた足部の長さを従来のものより短くす
ることが可能となる。したがって、縦フィンを回動させ
ず中立状態にしておいて、ノブを下方に押下げ横フィン
だけを下方向に回動させても足部の先端が横フィンに干
渉することはない。これによって横フィンに切欠部を設
ける必要がなくなる。
【0013】また、ノブを左または右に回動させて縦フ
ィンの向きを変えて、ノブおよび足部の向きを変えて
も、足部の先端に形成した二股部の片方が横フィンに係
合するので、横フィンを下方向に回動させることが可能
となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
ついて、図10ないし図12と同一の部材には同一の符号を
付して説明する。自動車の空調ダクト14(図2参照)に
接続されたケーシング3には空気吹出口2が形成されて
おり、ケーシング3の内部には空調空気の左右の流れ方
向を制御する縦フィン5と、空調空気の上下方向の流れ
を制御する横フィン6とが回動自在に取付けられてい
る。
【0015】本実施例の場合、縦フィン5が下流側にな
る空気吹出口2側に、横フィン6が上流側になる空調ダ
クト14側に配設されている。なお、縦フィン5と横フィ
ン6の配置はこの逆にしてもよい。すなわち、横フィン
6を下流側になる空気吹出口2側に、縦フィン5を上流
側になる空調ダクト14側に配設してもよい。
【0016】空気吹出口2側にある縦フィン5の中央に
位置するフィンには、縦フィン5を左右方向に回動させ
るノブ15が縦フィン5の長手方向に移動可能に取付けら
れている。また、ノブ15の後部には空調ダクト14側にあ
る横フィン6を回動させる足部16が上下に2本突出して
設けられている。2本の足部16の先端は二股部17に形成
されている。
【0017】ノブ15の後部に設けた上下2本の足部16の
先端の二股部17は、図3および図4に示すように、横フ
ィン6に設けたシャフト12を挟んでおり、この係合によ
って、横フィン6を上下方向に回動させることができる
ようになっている。横フィン6の回動角度は、ノブ15を
縦フィン5の略中間点から下方に移動させた場合は70度
であり(図2のD参照)、ノブ15を縦フィン5の略中間
点から上方に移動させた場合は30度である(図2のE参
照)。
【0018】なお、縦フィン5の回動角度は左右方向に
45度である(図3のF参照)。ノブ15は上面視、図5に
示すような形状のものであり、足部16は従来の足部(破
線で示す)より長さG程度短くなっている。図6はノブ
15を側面からみたものである。
【0019】また、ノブ15を縦フィン5と共に左右に回
動させた場合においても(図7はノブ15を左に回動させ
たところを示す)、二股部17の片方が従来の足部(一点
鎖線で示す)と略同程度な奥行きを有して横フィン6の
シャフト12と係合するようになっている。
【0020】また、図8に示すように、二股部17の広が
りの角度Hは、ノブ15の振れ角度すなわち、縦フィン5
の回動角度Iと同じにしてある。
【0021】次に、本実施例の作用を説明する。このよ
うに下流側の空気吹出口2側に縦フィン5を回動自在に
設け、この縦フィン5に縦フィン5を回動させるノブ15
を移動自在に取付け、このノブ15の後部に、空調ダクト
14側に位置する横フィン6に係合する、先端を二股部17
に形成した足部16を突出させて設けたので、ノブ15の後
部に設けた足部16の長さを従来のものより短くすること
が可能となる。
【0022】したがって、図9に示すように、縦フィン
5を回動させず中立状態にしておいて、ノブ15を下方に
押下げて横フィン6だけを下方向に回動させても足部16
が、従来のものより長さG程度短かくなっているので
(図5をも参照)、足部16の先端が横フィン6に干渉す
ることはない。これによって、横フィン6に切欠部13を
設ける必要がなくなる。
【0023】また、ノブ15を左または右に回動させて縦
フィン5の向きを変え、ノブ15および足部16の向きを変
えても、ノブ15の先端に形成した二股部17の片方が従来
のものと同程度の奥行きを有しているので(図7参
照)、ノブ15を下方向に押し下げても、二股部17の片方
が横フィン6のシャフト12に係合してこれを下方向に回
動させることが可能となる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように横フィン
および縦フィンのいずれか一方の、空気吹出口側に位置
するフィンにこのフィンを回動させるノブを移動自在に
取付けると共にノブの後部に、横フィンおよび縦フィン
のいずれか一方の、空調ダクト側に位置するフィンに係
合する、先端を二股部に形成した足部を突出させて設け
たので、ノブの後部より突出させた足部の長さを従来の
ものより短くすることができる。したがって、縦フィン
を回動させず中立状態にしておいて、ノブを下方に押下
げて横フィンだけを下方向に回動させるようにしても足
部の先端が横フィンに干渉することはない。これによっ
て上下方向の空調空気の流れ方向を変える横フィンに切
欠部を設ける必要がなくなって、空調空気の向きを変え
る性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1のもののJ−J線に沿う断面図である。
【図3】図2のもののノブの足部と横フィンとの係合状
態を示す上面図である。
【図4】図3のものの斜視図である。
【図5】ノブおよびノブの後部に設けた足部の平面図で
ある。
【図6】図5のものの側面図である。
【図7】図5に示すノブを左に回動させたところを示す
上面図である。
【図8】図5のもののノブの回動角度と二股部の角度の
関係を示す図である。
【図9】図4のもののノブを押下げたところを示す側面
図である。
【図10】自動車のインストルメントパネル部分を示す
図である。
【図11】従来のものの縦フィンと横フィンの斜視図で
ある。
【図12】従来のものの足部と横フィンとの係合を示す
斜視図である。
【図13】図12のものの上面図である。
【図14】図12のもののノブを押下げたところを示す
側面図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 2 空気吹出口 3 ケーシング 5 縦フィン 6 横フィン 14 空調ダクト 15 ノブ 16 足部 17 二股部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のインストルメントパネルに、空
    調ダクトに接続したケーシングを設け、該ケーシングに
    空気吹出口を設けると共に前記ケーシングの内部に空調
    空気の左右方向の流れを制御する縦フィンと、前記空調
    空気の上下方向の流れを制御する横フィンとを各々回動
    自在に設け、該横フィンおよび前記縦フィンのいずれか
    一方の、前記空気吹出口側に位置するフィンに該フィン
    を回動させるノブを移動自在に設け、該ノブの後部に前
    記横フィンおよび前記縦フィンのいずれか一方の、前記
    空調ダクト側に位置するフィンに係合する足部を設け、
    該足部の先端を二股部に形成したことを特徴とする自動
    車空調装置の空気吹出口構造。
JP19610292A 1992-06-30 1992-06-30 自動車空調装置の空気吹出口構造 Pending JPH0616034A (ja)

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JP19610292A JPH0616034A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 自動車空調装置の空気吹出口構造

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JP19610292A JPH0616034A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 自動車空調装置の空気吹出口構造

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JP (1) JPH0616034A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130303071A1 (en) * 2012-05-09 2013-11-14 Suzuki Motor Corporation Air feed structure for vehicle
JP2014121943A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Daikyonishikawa Corp レジスタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130303071A1 (en) * 2012-05-09 2013-11-14 Suzuki Motor Corporation Air feed structure for vehicle
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